JPH09132674A - 着色プラスチック組成物 - Google Patents

着色プラスチック組成物

Info

Publication number
JPH09132674A
JPH09132674A JP8264976A JP26497696A JPH09132674A JP H09132674 A JPH09132674 A JP H09132674A JP 8264976 A JP8264976 A JP 8264976A JP 26497696 A JP26497696 A JP 26497696A JP H09132674 A JPH09132674 A JP H09132674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
formula
pigment
suspension
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8264976A
Other languages
English (en)
Inventor
Ian Alexander Macpherson
アレクサンダー マクファーソン イアン
Iain Frank Fraser
フランク フレイサー イアン
Alison Maclennan
マックレンナン アリソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH09132674A publication Critical patent/JPH09132674A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B63/00Lakes
    • C09B63/005Metal lakes of dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/41Compounds containing sulfur bound to oxygen
    • C08K5/42Sulfonic acids; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/06Polyethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/10Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing hydroxy as the only directing group
    • C09B29/103Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing hydroxy as the only directing group of the naphthalene series
    • C09B29/106Hydroxy carboxylic acids of the naphthalene series
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B45/00Complex metal compounds of azo dyes
    • C09B45/02Preparation from dyes containing in o-position a hydroxy group and in o'-position hydroxy, alkoxy, carboxyl, amino or keto groups
    • C09B45/14Monoazo compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温安定性を有する着色プラスチック組成
物。 【解決手段】 高分子材料と式(I)のアゾ顔料の有効
着色量とを含むプラスチック組成物。 (式中、MはMg、Ca、Sr、BaもしくはMn、ま
たはこれらの内の2つ以上の混合物であり、R1 および
2 は塩素またはメチルであり、xは0または1であ
り、yは0または1であり、そしてxとyとの合計は1
であるが、高分子材料がポリ塩化ビニルである時にはy
は0である)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、着色プラスチック組成物、該組
成物における使用に適した新規アゾ顔料およびその製造
に関する。ある種のアゾ顔料は、それを顔料プラスチッ
クの着色に使用したときに、優れた高温安定性を有する
ことが見い出された。
【0002】本発明は、一態様において、高分子材料と
式Iで示されるアゾ顔料とを有するプラスチック組成物
を提供する。
【化5】 式中、MはMg、Ca、Sr、BaもしくはMn、また
はこれらの内の2つ以上の混合物であり、R1 およびR
2 は塩素またはメチルであり、xは0または1であり、
yは0または1であり、そしてxとyとの合計は1であ
るが、高分子材料がポリ塩化ビニルである時にはyは0
である。
【0003】本発明による特に好ましい組成物におい
て、顔料は、式中のMがCaであり、xが1であり、そ
してyが0である式Iの顔料であるか、または式中のM
がCaであり、yが1であり、そしてxが0である式I
の顔料である。式中のR1 およびR2 がそれぞれメチル
であり、xが1であり、そしてyが0である式(I)の
顔料は、新規性があると考えられる。又、18.60、
5.21、4.20、4.01、3.90および3.6
6×10-10m の“d”間隔に対応する6つの顕著なx
線回折線を有するx線回折パターンを示す橙色結晶状に
おいて式中のMがCaであり、xが0であり、そしてy
が1である式(I)の顔料も新規であると考えられる。
更に、21.38、13.31、6.60、5.35、
4.20および3.35×10-10m の“d”間隔に対
応する6つの顕著なx線回折線を有するx線回折パター
ンを示す赤色結晶状において式中のMがCaであり、x
が0であり、yが1である式(I)の顔料も新規である
と考えられる。
【0004】式(I)の顔料は、次式のアミンのジアゾ
ニウム塩をβ−ヒドロキシナフトエ酸(BONA)にカ
ップリングすることによって得られるアゾ染料を、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムまた
はマンガン塩またはこのような塩の2つ以上の混合物を
用いてレーキ化することによって製造されうる。
【化6】 式中、Qは水素、アルカリ金属またはアンモニウムであ
り、xおよびyは先に規定されたとおりである。
【0005】レーキ化を行なうために使用できる塩の例
は、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウムおよびマンガンの塩化物、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸
塩、錯酸塩およびそれらの2つ以上の混合物である。こ
れらのレーキ化金属塩は、予備形成されたアゾ染料に、
すなわちカップリング反応後に添加するか、あるいはカ
ップリング前に、カップリング成分β−ヒドロキシナフ
トエ酸と一緒に、またはより一般的には、ジアゾニウム
塩と一緒にカップリング反応混合物中に含まれることも
できる。
【0006】カップリング反応およびレーキ化反応は、
公知の方法を用いて実施することができる。カップリン
グ反応を実施する場合、ジアゾニウム塩の溶液または懸
濁液をカップリング成分の溶液または懸濁液に添加する
か、あるいはカップリング成分の溶液または懸濁液をジ
アゾニウム塩の溶液または懸濁液に添加するか、または
ジアゾニウム塩の溶液または懸濁液とカップリング成分
の溶液または懸濁液との両者を同時に水、緩衝液または
レーキ化を行なうために使用される金属塩の水溶液に添
加することができる。カップリング反応混合物のpHは9
〜12に維持するのが好ましい。
【0007】式中のMがCaであり、xが0であり、そ
してyが1である式Iの顔料の製造において、ジアゾニ
ウム塩の溶液または懸濁液をカップリング成分の溶液ま
たは懸濁液に添加することによってカップリング反応を
実施するときには、得られた染料をカルシウム塩を用い
てレーキ化する時に得られる顔料は、前述の橙色結晶状
であるが、ジアゾニウム塩の溶液または懸濁液とカップ
リング成分の溶液または懸濁液とを同時に水、緩衝液、
またはレーキ化カルシウム塩の水溶液に添加することに
よってカップリング反応を実施するときには、レーキ化
時に得られる顔料は前述の赤色結晶状である。
【0008】顔料用の常用の添加剤をカップリング反応
混合物に含めることができ、あるいはこれをレーキ化の
前または後にアゾ染料に添加することもできる。このよ
うな常用の添加剤には、分離粒子の形成を補助し、最終
産物の特性を改善するための1種類以上の界面活性剤、
およびレジネート顔料を形成し、それによって顔料の分
散性を改善するために従来使用されている1種類以上の
樹脂が含まれる。この樹脂の例は、ロジン例えば不均化
ロジンである。
【0009】本発明の顔料は、カップリングおよびレー
キ化が完了した時に、反応混合物から濾過によって分離
することができる。濾過生成物を水で洗浄して、溶解塩
を除去することができる。この顔料を乾燥し、ふるい分
け、ボールミル、摩砕またはその他の公知の方法によっ
て粉末にすることができる。
【0010】好ましい実施態様においては、高分子材料
は熱可塑性樹脂であり、ポリエチレン、ポリプロピレン
またはポリイソブチレン、ポリテトラフルオロエチレン
などのポリオレフィン、ポリ塩化ビニルまたはポリ酢酸
ビニル、ポリスチレンなどのビニルポリマー、PMMA
などのアクリルポリマー、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレン
テレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートなど
のポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボ
ネート、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテル−エー
テルケトン(PEEK)樹脂、ポリフェニレンスルフィ
ドまたはポリエーテルスルホンであることができる。特
に好ましい実施態様においては、高分子材料はポリオレ
フィン、特に高密度ポリエチレンである。
【0011】高分子材料の着色は、必要であればマスタ
ーバッチの形で、ロールミルもしくはそのほかの混合装
置または摩砕装置を用いて、基質材料に本発明の顔料を
混合することによって実施することができる。次に、着
色された材料をカレンダー加工、押出し、紡糸、圧縮成
形、キャスティングまたは射出成形などの公知の方法に
よって所望の形にして、フィルム、シート、ファイバな
どの成型プラスチック品、特に3次元の成型品を製造す
ることができる。着色された高分子材料は、通常、材料
の100重量部当り、顔料を0.001乃至30部、好
ましくは0.1乃至5部含む、しかしこの量は所望の色
濃度によって変動する。各種の色相を得るために、1種
類以上のフィラーまたはそのほかの成分、例えば白色顔
料、彩色顔料または黒色顔料を本発明の顔料のほかに高
分子材料組成物に含めることができる。本発明を以下の
実施例によって説明する。実施例の部は重量部である。
【0012】実施例1 水(80ml)中の4,6−ジクロロアニリン−2−スル
ホン酸(12.1g)の分散液に、ナトリウムの47%
水溶液(4.4g)を加える。この混合液を55℃に加
熱し、完全な溶液が得られるまで撹拌する。この溶液に
氷を加えて0℃に冷却する。水(50ml)中の亜硝酸ナ
トリウム(3.5g)の溶液を加えた後、さらに36%
塩酸(9.4ml)を加える。得られたジアゾニウム塩の
スラリーを、温度を5℃より低く維持して、30分間撹
拌する。2−ヒドロキシ−3−ナフテン酸(9.4g)
を水(200ml)および水酸化ナトリウムの47%水溶
液(5.3g)中に40℃において溶解する。氷を加え
て、この溶液を5℃に冷却する。次に18分間にわたっ
て、撹拌しながら、ジアゾニウム塩のスラリーを加え
る。水酸化ナトリウムの希薄水溶液を同時に加えて、カ
ップリング中のpHを10.4−10.6に維持する。水
(50ml)中の塩化カルシウム(8.7g)の溶液を、
得られた懸濁液に加え、温度を8−10℃に維持しなが
ら撹拌を40分間継続する。次に、このスラリーを95
℃に加熱し、この温度に60分間保持する。水酸化ナト
リウムの希薄水溶液を用いてスラリーのpHを8.5にあ
げ、水(80ml)と水酸化ナトリウムの47%水溶液
(0.7g)とに溶かしたBurez9/18マレイン
酸変性不均化ロジン(2.3g)の溶液を70℃におい
て加える。希塩酸を加えることによって、得られた顔料
スラリーのpHを7.2に調節し、氷を加えて温度を70
℃に低下させる。次に、このスラリーを濾過し、得られ
たプレスケーキを水で洗浄し、70℃において乾燥し、
90℃においてばい焼する。得られた乾燥塊を破砕し
て、粉末顔料組成物を得る。
【0013】実施例2 水(80ml)中の2−アミノ−4−(トリフルオロメチ
ル)ベンゼンスルフィン酸(12.1g)の分散液に、
水酸化ナトリウムの47%水溶液(4.4g)を加え
る。この混合液を55℃に加熱し、完全な溶液が得られ
るまで撹拌する。氷を加えて、この溶液を0℃に冷却す
る。水(50ml)中の亜硝酸ナトリウム(3.5g)の
溶液を加え、次に塩酸の36%水溶液(9.4ml)を加
える。得られたジアゾニウム塩のスラリーを、温度を5
℃より低く維持して、30分間撹拌する。2−ヒドロキ
シ−3−ナフテン酸(9.6g)を、水(200ml)お
よび水酸化ナトリウムの47%水溶液(5.3g)中に
40℃において溶解する。氷を加えて、この溶液を5℃
に冷却する。次に16分間にわたって撹拌しながらジア
ゾニウム塩のスラリーを加える。水酸化ナトリウムの希
薄水溶液を同時に加えて、カップリング中のpHを10.
4−10.6に維持する。水(50ml)中の塩化カルシ
ウム(8.7g)の溶液を、得られた懸濁液に加え、温
度を8−10℃に維持しながら撹拌を25分間継続す
る。次に、このスラリーを95℃に加熱し、この温度に
60分間保持する。水酸化ナトリウムの希薄水溶液を用
いてスラリーのpHを8.5にあげ、水(80ml)と水酸
化ナトリウムの47%水溶液(0.7g)とに溶かした
Burez9/18(2.2g)溶液を70℃において
加える。希塩酸を加えることによって、得られた顔料ス
ラリーのpHを7.2に調節し、氷を加えて温度を70℃
に低下させる。次に、このスラリーを濾過し、得られた
プレスケーキを水で洗浄し、70℃において乾燥し、9
0℃においてばい焼する。得られた乾燥塊を破砕し、粉
末顔料組成物を得る。得られた橙色レジネート顔料の粉
末x線回折パターン、および類似の方法(ただし、ロジ
ンを省いた方法)で得られた橙色顔料のx線回折パター
ンは、18.60、5.21、4.20、4.01、
3.90および3.66×10-10m の“d”間隔に対
応する6つの顕著なx線回折線を示す。
【0014】実施例3 高密度ポリエチレン(100部)を、実施例1の顔料
(0.132部)および二酸化チタン(1部)と混合す
る。この混合物を、2本ロールのミルで摩砕し、射出成
型する。得られたモールディング品は、200℃におい
て12秒間加熱した標準モールディング品と比較して、
変色が起こる前に5分の滞留時間の間、260℃におけ
る加熱に対して安定である。
【0015】実施例4 実施例1の顔料の代わりに実施例2の顔料(0.5部)
を用いて実施例3を繰り返す。得られたモールディング
品は、200℃において12秒間加熱した標準モールデ
ィング品と比較して、変色が起こる前に5分のドウェル
時間の間、260℃における加熱に対して安定である。
【0016】実施例5 水(80ml)中の4,6−ジメチルアニリン−2−スル
ホン酸(10.0g)の分散液に、ナトリウムの47%
水溶液(5.1g)を加える。この混合液を55℃に加
熱し、完全な溶液が得られるまで撹拌する。氷を加え
て、この溶液を0℃に冷却する。水(25ml)中の亜硝
酸ナトリウム(3.5g)の溶液を加えた後、さらに3
6%塩酸(9.7ml)を加える。得られたジアゾニウム
塩のスラリーを、70分間、温度を5℃より低く維持し
て、70分間撹拌する。カップリング直前に、固体の塩
化カルシウム(8.5g)を加える。2−ヒドロキシ−
3−ナフテン酸(9.6g)を水(200ml)および水
酸化ナトリウムの47%水溶液(5.1g)中に40℃
において溶解する。この溶液に、ポルトガルWWロジン
−アビエチル型樹脂−(4.2g)、水(60ml)およ
び水酸化ナトリウムの47%水溶液(1.4g)を加え
る。氷を加えて、この溶液を6℃に冷却する。次に、撹
拌しながら、ジアゾニウム塩のスラリーを60分間にわ
たって加える。水酸化ナトリウムの希薄水溶液を同時に
加えて、カップリング中のpHを10.4−10.6に維
持する。撹拌を60分間継続する。次に、このスラリー
を90℃に加熱し、希塩酸を加えることによってpHを
7.2に調節する。さらに氷を加えて温度を70℃に低
下させる。そしてこのスラリーを濾過し、得られたプレ
スケーキを水で洗浄し、70℃において乾燥し、90℃
においてばい焼する。得られた乾燥塊を破砕し、粉末顔
料組成物を得る。
【0017】実施例6 実施例1の顔料の代わりに実施例5の顔料(0.1部)
を用いて実施例3を繰り返す。得られたモールディング
品は、200℃において12秒間加熱した標準モールデ
ィング品と比較して、変色が起こる前に5分の滞留時間
の間、280℃における加熱に対して安定である。
【0018】実施例7 水(250ml)中の2−アミノ−4−(トリフルオロメ
チル)ベンゼンスルフィン酸(24.1g)の分散液
に、水酸化ナトリウムの47%水溶液(10.0g)に
加える。この混合液を45℃に加熱し、完全な溶液が得
られるまで撹拌する。次に、36%塩酸(22.9g)
を加える。氷を加えてこの溶液を0℃に冷却し、水(2
5ml)中の亜硝酸ナトリウム(6.9g)の溶液を加え
る。得られたジアゾニウム塩のスラリーを30分間、温
度を5℃より低く維持して撹拌する。カップリング直前
に、水(100ml)中の塩化カルシウム(18.4g)
の溶液を加える。2−ヒドロキシ−3−ナフテン酸(1
8.8g)を水(250ml)および水酸化ナトリウムの
47%溶液(10.0g)中に35℃において溶解す
る。この溶液に、ポルトガルWWロジン−アビエチル型
樹脂−(4.3g)、水(60ml)および水酸化ナトリ
ウムの47%水溶液(1.4g)を加える。得られた溶
液に氷を加えて5℃に冷却する。次に、ジアゾニウム塩
のスラリーおよび2−ヒドロキシ−3−ナフテン酸/樹
脂溶液を、撹拌しながら5℃において、水(100ml)
を含有する容器に同時に加える(55分間)。水酸化ナ
トリウムの希薄水溶液を同時に加えて、カップリング中
のpHを10.4−10.6に維持する。氷を周期的に加
えて、温度を5℃よりも低く保持する。30分間撹拌を
継続する。次に、このスラリーを90℃に加熱し、希塩
酸を加えてpHを7.2に調節する。さらに氷を加えて、
温度を70℃に低下させる。そしてこのスラリーを濾過
し、得られたプレスケーキを水で洗浄し、70℃におい
て乾燥し、90℃においてばい焼する。得られた乾燥塊
を破砕し、粉末顔料組成物を得る。得られた赤色レジネ
ート顔料の粉末x線回折パターン、および類似している
がロジンを省いた操作によって得られた赤色顔料のx線
回折パターンは、21.38、13.31、6.60、
5.35、4.20および3.35×10-10m の
“d”間隔に対応する6つの顕著なx線回折線を示す。
【0019】実施例8 実施例1の顔料の代わりに実施例7の顔料(0.5部)
を用いて実施例3を繰り返した。得られたモールディン
グ品は、200℃において12秒間加熱した標準モール
ディング品と比較して、変色が起こる前に5分の滞留時
間の間、280℃における加熱に対して安定である。
フロントページの続き (72)発明者 イアン フランク フレイサー イギリス国,スコットランド,ケーエー25 7ジェーエス,キルバーニー,ストーニ ーホルム ロード 45 (72)発明者 アリソン マックレンナン イギリス国,スコットランド,ピーエー11 3エッチエッチ,レンフリュシャイア ー,ブリッジ オブ ウィア,ソリプリー ロード 18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料と次式のアゾ顔料の有効着色
    量とを含むプラスチック組成物 【化1】 (式中、MはMg、Ca、Sr、BaもしくはMn、ま
    たはこれらの内の2つ以上の混合物であり、R1 および
    2 は塩素またはメチルであり、xは0または1であ
    り、yは0または1であり、そしてxとyとの合計は1
    であるが、高分子材料がポリ塩化ビニルである時にはy
    は0である)。
  2. 【請求項2】 MがCaであり、xが1であり、yが0
    である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 MがCaであり、yが1であり、xが0
    である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 顔料がレジネート形である請求項1、2
    または3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 高分子材料が熱可塑性樹脂である前記請
    求項のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂がポリオレフィンである請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂が高密度ポリエチレンであ
    る請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 R1 およびR2 がそれぞれメチルであ
    り、xが1であり、yが0である請求項1記載の式
    (I)のアゾ顔料。
  9. 【請求項9】 式中のMがCaであり、xが0であり、
    yが1であって、結晶形態において18.60、5.2
    1、4.20、4.01、3.90および3.66×1
    -10m の“d”間隔に対応する6つの顕著なx線回折
    線を有するx線回折パターンを示す請求項1の式(I)
    のアゾ顔料。
  10. 【請求項10】 式中のMがCaであり、xが0であ
    り、yが1であって、結晶形態において21.38、1
    3.31、6.60、5.35、4.20および3.3
    5×10-10m の“d”間隔に対応する6つの顕著なx
    線回折線を有するx線回折パターンを示す請求項1記載
    の式(I)の顔料。
  11. 【請求項11】 レジネート形である請求項8、9また
    は10に記載の顔料。
  12. 【請求項12】 式 【化2】 (式中、Qは水素、アルカリ金属またはアンモニウムで
    あり、R1 およびR2 はそれぞれメチルであり、xは1
    であり、そしてyは0である)のアミンのジアゾニウム
    塩をβ−ヒドロキシナフトエ酸にカップリングすること
    によって得られるアゾ染料を、マグネシウム、カルシウ
    ム、ストロンチウム、バリウムまたはマンガン塩、また
    はこれらの内の2つ以上の混合物によってレーキ化する
    ことを含む請求項8記載の顔料の製造方法。
  13. 【請求項13】 塩がマグネシウム、カルシウム、バリ
    ウム、マンガンの塩化物、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸塩、酢
    酸塩、またはそれらの内の2つ以上の混合物である請求
    項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 式 【化3】 (式中、Qは水素、アルカリ金属またはアンモニウムで
    あり、R1 およびR2 はそれぞれメチルであり、xは0
    であり、そしてyは1である)のアミンのジアゾニウム
    塩を該ジアゾニウム塩の溶液または懸濁液を、カップリ
    ング成分の溶液または懸濁液に添加してβ−ヒドロキシ
    ナフトエ酸にカップリングすることと、得られた染料を
    カルシウム塩によってレーキ化することとを特徴とする
    請求項9記載の顔料を調製するための方法。
  15. 【請求項15】 式 【化4】 (式中、Qは水素、アルカリ金属またはアンモニウムで
    あり、R1 およびR2 はそれぞれメチルであり、xは0
    であり、そしてyは1である)のアミンのジアゾニウム
    塩の溶液または懸濁液と、カップリング成分であるβ−
    ヒドロキシナフトエ酸の溶液または懸濁液とを、水、緩
    衝液またはレーキ化用カルシウム塩の水溶液に同時に加
    えてカップリングすること、および該ジアゾニウム塩の
    溶液または懸濁液と該カップリング剤の溶液または懸濁
    液とを水または緩衝水に同時に加え、得られた染料をカ
    ルシウム塩によってレーキ化することを特徴とする請求
    項10記載の顔料を調製するための方法。
JP8264976A 1995-10-07 1996-10-07 着色プラスチック組成物 Withdrawn JPH09132674A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9520493.9A GB9520493D0 (en) 1995-10-07 1995-10-07 Pigments
GB9520493.9 1995-10-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09132674A true JPH09132674A (ja) 1997-05-20

Family

ID=10781932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8264976A Withdrawn JPH09132674A (ja) 1995-10-07 1996-10-07 着色プラスチック組成物

Country Status (22)

Country Link
US (1) US5837761A (ja)
EP (1) EP0767219B1 (ja)
JP (1) JPH09132674A (ja)
KR (1) KR100420904B1 (ja)
CN (1) CN1070887C (ja)
AT (1) ATE198343T1 (ja)
AU (1) AU714649B2 (ja)
BR (1) BR9605003A (ja)
CA (1) CA2187147C (ja)
CZ (1) CZ291973B6 (ja)
DE (1) DE69611338T2 (ja)
DK (1) DK0767219T3 (ja)
ES (1) ES2153540T3 (ja)
GB (1) GB9520493D0 (ja)
IL (1) IL119369A (ja)
NO (1) NO310924B1 (ja)
NZ (1) NZ299501A (ja)
PL (1) PL316378A1 (ja)
PT (1) PT767219E (ja)
RU (1) RU2181734C2 (ja)
SG (1) SG49979A1 (ja)
ZA (1) ZA968368B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100359469B1 (ko) * 2000-02-18 2002-11-07 주식회사 폴리코 폴리올레핀 부직포의 날염처리방법
JP2004510012A (ja) 2000-09-21 2004-04-02 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド アゾオレンジ顔料組成物
US7744804B2 (en) * 2004-03-12 2010-06-29 Orient Chemical Industries, Ltd. Laser-transmissible composition and method of laser welding
US20080127497A1 (en) * 2005-10-31 2008-06-05 Dennis Moss Blade assembly
US8631583B2 (en) 2005-10-31 2014-01-21 Dennis Moss Bagel slicer
RU2524386C1 (ru) * 2013-02-14 2014-07-27 Закрытое акционерное общество "Комплекс про" Способ получения экструзионной окрашенной поливинилхлоридной композиции и экструзионная окрашенная поливинилхлоридная композиция строительного назначения

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2225665A (en) * 1939-09-20 1940-12-24 Du Pont Azo pigment and coating composition containing the same
US2694055A (en) * 1951-12-10 1954-11-09 Sherwin Williams Co Metallic azo pigments
US2821525A (en) * 1953-04-07 1958-01-28 American Cyanamid Co Azo coloring matters
CH601389A5 (ja) * 1975-07-04 1978-07-14 Ciba Geigy Ag
US4115377A (en) * 1977-01-31 1978-09-19 Hercules Incorporated Rubine mixed strontium-cadmium salts of 3-chloro-4-methyl-6-sulfophenylazo-hydroxynaphthoic acid
DE2834028C2 (de) * 1978-08-03 1987-04-02 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Deckende Calziumfarblacke mit hoher Purtonbrillanz und verbesserter Lichtechtheit, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE3223888A1 (de) * 1982-06-26 1983-12-29 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Neue kristallmodifikation von pigment red 53:1

Also Published As

Publication number Publication date
KR100420904B1 (ko) 2005-06-16
CN1070887C (zh) 2001-09-12
CA2187147A1 (en) 1997-04-08
NO964207D0 (no) 1996-10-04
MX9604645A (es) 1997-09-30
US5837761A (en) 1998-11-17
DK0767219T3 (da) 2001-01-29
CZ291973B6 (cs) 2003-06-18
NO964207L (no) 1997-04-08
CA2187147C (en) 2005-08-16
NZ299501A (en) 1996-11-26
ZA968368B (en) 1997-04-07
EP0767219A3 (en) 1998-05-06
ES2153540T3 (es) 2001-03-01
KR970021215A (ko) 1997-05-28
DE69611338D1 (de) 2001-02-01
AU714649B2 (en) 2000-01-06
GB9520493D0 (en) 1995-12-13
BR9605003A (pt) 1998-06-23
PL316378A1 (en) 1997-04-14
DE69611338T2 (de) 2001-07-19
PT767219E (pt) 2001-05-31
NO310924B1 (no) 2001-09-17
CN1154382A (zh) 1997-07-16
EP0767219A2 (en) 1997-04-09
IL119369A0 (en) 1997-01-10
AU6794196A (en) 1997-04-10
IL119369A (en) 2003-02-12
EP0767219B1 (en) 2000-12-27
CZ291496A3 (en) 1997-04-16
ATE198343T1 (de) 2001-01-15
RU2181734C2 (ru) 2002-04-27
SG49979A1 (en) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2659047B2 (ja) 顔料配合物
NZ270691A (en) Colourant composition comprising colourants dispersed in an amorphous polyolefin, preparation and use thereof
JP3853860B2 (ja) ジアリールジケトピロロピロール顔料の製造方法
JPH09132674A (ja) 着色プラスチック組成物
US4769080A (en) Insoluble pigments and preparation thereof
JP2898312B2 (ja) モノアゾ顔料、その製造方法及びその使用方法
JPS61296071A (ja) 顔料銅フタロシアニンの製造方法
CA2148309A1 (en) Pigment salts and their use for dyeing and pigmenting
JP4187452B2 (ja) ペリノン染料の新規な結晶形
JPH0291160A (ja) 熱可塑性樹脂の着色剤用分散剤及びそれを含有する組成物
EP1354007B1 (en) Single-phase mixed crystals of laked monoazo dyes
JPS5916570B2 (ja) 熱可塑性樹脂の染色方法
CN107075269B (zh) C.i.颜料黄139的稳定化
KR101082113B1 (ko) 안료 조성물 및 이의 플라스틱에서의 용도
GB1592485A (en) Preparation of coloured pigments of improved dispersibility
MXPA96004645A (es) Composiciones de plastico pigmentadas
US4264488A (en) Coloring of thermoplastics
JP2685300B2 (ja) 顔料着色熱可塑性樹脂
US4220479A (en) Phthalocyanine pigments for coloring plastics
JP2007534821A (ja) レーキ化されたモノアゾ化合物の塩
EP0206797A2 (en) Insoluble pigments and preparation thereof
JPS6272759A (ja) アゾ顔料の製造法
JPS5851975B2 (ja) イソインドリノン顔料の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060126

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060530