JPH09132144A - 列車ダイヤ表示装置 - Google Patents

列車ダイヤ表示装置

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JPH09132144A
JPH09132144A JP7291310A JP29131095A JPH09132144A JP H09132144 A JPH09132144 A JP H09132144A JP 7291310 A JP7291310 A JP 7291310A JP 29131095 A JP29131095 A JP 29131095A JP H09132144 A JPH09132144 A JP H09132144A
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track circuit
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Tatsuya Fukawa
達也 府川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車の運行実績として駅の着発時刻だけを蓄
積し、その時刻だけをダイヤとして表示していたので、
列車の駅間の詳細な運行を把握することができなかっ
た。 【解決手段】 運行中の列車の先頭部が各軌道回路に進
入する時刻(落下時刻)を蓄積した走行実績ファイル1
3、および走行実績ファイル13と軌道回路情報テーブ
ル14とをもとに軌道回路単位ごとにダイヤスジを表示
するための軌道回路単位スジ表示ファイル15を作成す
る軌道回路単位スジ表示部3dを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、列車運行管理シ
ステムにおいて、列車の運行の様子をモニタできる列車
ダイヤ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、列車ダイヤ表示装置のハードウ
エア構成図で、本体装置にカラーグラフィックディスプ
レイ等のグラフィック出力装置とキーボード、マウス等
の入力装置が接続され、本体装置はケーブルを介して外
部と情報を入出力する。図8は、従来の列車ダイヤ表示
装置の機能構成図である。図において、1はデータ受信
部で、受信した列車の運行実績を実績ダイヤファイル2
として蓄積する。3はダイヤ表示部で、タイマー4によ
り起動される一定周期で実績ダイヤファイル2、駅属性
定義テーブル5、スジ属性定義テーブル6、初期可視部
テーブル7、スケールテーブル8を用いてダイヤ表示の
ためのデータを作成する。ダイヤ表示部3は、駅名表示
部3a、駅単位スジ表示部3b、および可視部決定部3
cからなり、それぞれ駅名表示ファイル9、駅単位スジ
表示ファイル10、およびスクロールバー表示ファイル
11を作成する。グラフィック表示部12は、それらの
ファイルデータをもとにグラフィック出力装置にダイヤ
表示を行う。
【0003】このような従来の列車ダイヤ表示装置にお
いては、ケーブルから列車の各駅の到着および出発の情
報をデータ受信部1において入力し、それらを実績ダイ
ヤファイル2として蓄積する。ダイヤ表示部3では、そ
れらの運行実績を横軸に時刻、縦軸に駅位置を配したグ
ラフにスジ形式で表示する。その際、まず予め備えてい
る駅属性定義テーブル5をもとに駅名表示ファイル9を
作成し、縦軸に駅名を表示する。そして、駅属性定義テ
ーブル5およびスジ属性定義テーブル6を用いて実績ダ
イヤファイル2の内容を駅単位スジ表示ファイル10と
して作成し、上記縦軸に駅名を配したグラフにスジ形式
で表示する。図9にダイヤ表示例を示す。図内の時刻方
向スクロールバーおよび駅方向スクロールバーはディス
プレイ上に可視できる範囲を移動させるためのもので、
入力装置から指示された方向に画面を移動させることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車ダイヤ表示
装置は、列車の運行の実績を駅の着発の時刻だけとし、
その時刻だけをダイヤとして表示していたので、列車の
駅間の詳細な運行を把握することができなかった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、列車の運行を軌道
回路単位でモニタし、そのタイミングで実績表示できる
列車ダイヤ表示装置を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車ダイ
ヤ表示装置においては、出力装置上の第1の軸とそれと
垂直に交わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に
駅名を配する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存
在する軌道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記
第2の軸に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車
の軌道回路落下時刻を実績ダイヤとして蓄積する手段、
および各列車の運行にしたがって、上記実績ダイヤをも
とに各軌道回路線とその落下時刻線との交点を順次結ん
でいくダイヤスジ表示手段を備えている。
【0007】また、出力装置上の第1の軸とそれと垂直
に交わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に駅名
を配する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存在す
る軌道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記第2
の軸に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車の軌
道回路扛上時刻を実績ダイヤとして蓄積する手段、およ
び各列車の運行にしたがって、上記実績ダイヤをもとに
各軌道回路線とその扛上時刻線との交点を順次結んでい
くダイヤスジ表示手段を備えている。
【0008】また、出力装置上の第1の軸とそれと垂直
に交わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に駅名
を配する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存在す
る軌道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記第2
の軸に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車の軌
道回路の落下時刻および扛上時刻を実績ダイヤとして蓄
積する手段、および各列車の運行にしたがって、上記実
績ダイヤをもとに各軌道回路線とその落下時刻線との交
点、および各軌道回路線とその扛上時刻線との交点をそ
れぞれ順次結んでいくダイヤスジ表示手段を備えてい
る。
【0009】また、各ダイヤスジの近くに当該列車番号
を表示するものである。
【0010】また、現在の時刻を示す時刻線を第1の軸
に平行に表示するものである。
【0011】また、路線の模式図を第1の軸のスケール
に合わせて表示する路線表示手段、および実績ダイヤか
ら得られる列車の存在位置を上記路線図上に表示する在
線表示手段を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の一形態である列
車ダイヤ表示装置の機能構成図を示すもので、図中1〜
9、11〜12は図8に示した従来のものと同一または
相当部分である。13は運行中の列車の先頭部が各軌道
回路に進入する時刻(落下時刻)を蓄積した走行実績フ
ァイル、3dはダイヤ表示部3内で走行実績ファイルお
よび軌道回路情報テーブル14をもとに軌道回路単位ご
とにスジ表示するための軌道回路単位スジ表示ファイル
15を作成する軌道回路単位スジ表示部である。
【0013】このように構成された列車ダイヤ表示装置
においては、運行中の列車の先頭部が路線上に区切られ
た各軌道回路に進入した時刻をケーブルを介してデータ
受信部1において入力し、それらを走行実績ファイル1
3として蓄積する。また、従来装置と同様、駅着発時刻
の実績も実績ダイヤファイル2に蓄積する。ダイヤ表示
部3では、それらの走行実績を横軸に時刻、縦軸に駅位
置および軌道回路を配したグラフにスジ形式で表示す
る。その際、まず予め備えている駅属性定義テーブル5
をもとに駅名表示ファイル9を作成し、縦軸に駅名を表
示する。また、軌道回路情報テーブル14を用いて、縦
軸に配された駅間を実路線に存在する軌道回路の数に区
切る。そして、駅属性定義テーブル5、スジ属性定義テ
ーブル6を用いて走行実績ファイル13の内容を軌道回
路単位スジ表示ファイル15として作成し、上記縦軸に
駅名および軌道回路を配したグラフにスジ形式で表示す
る。図2にダイヤ表示例を示す。この例では、駅1と駅
2との間は5つの軌道回路、駅2と駅3との間は6つの
軌道回路、駅3と駅4との間は5つの軌道回路にそれぞ
れ区切られて軌道回路線(横方向点線)が描かれ、列車
が各軌道回路に進入する時刻を示す時刻線との交点をそ
れぞれ結んでいくことにより、ダイヤスジ表示ができ
る。図内の時刻方向スクロールバーおよび駅方向スクロ
ールバーはディスプレイ上に可視できる範囲を移動させ
るためのもので、入力装置から指示された方向に画面を
移動させることができる。以上により、軌道回路単位の
走行実績を表示できるので、各駅の着発情報から描かれ
たダイヤ表示に加えて駅間の走行のようすが把握でき
る。
【0014】実施の形態2.なお、上記実施の形態1に
おいては列車の走行実績を各軌道回路の落下時刻で蓄積
したが、各軌道回路の扛上時刻すなわち列車の最後部が
軌道回路を脱出する時刻で蓄積し、その走行実績をもと
にダイヤ表示するようにしてもよい。図3に本実施の形
態によるダイヤ表示例を示す。このように、走行中の列
車が各軌道回路を脱出する時刻を明確することによっ
て、後続列車が先行列車の自動閉塞区間に突入して自動
制御の影響をうけながら走行しているのか、あるいはさ
らに先行列車との間隔を詰めることが可能かどうかの判
断が容易になる。
【0015】実施の形態3.なお、上記実施の形態1で
は各軌道回路の落下時刻、上記実施の形態2では各軌道
回路の扛上時刻をそれぞれ列車の走行実績として蓄積
し、その走行実績をもとにダイヤ表示するものを示した
が、本実施の形態では、各軌道回路の落下時刻と扛上時
刻との両方を実績として蓄積し、それら両方の実績をも
とにダイヤ表示するものとする。図4に本実施の形態に
よるダイヤ表示例を示す。図において、実線のダイヤス
ジは軌道回路の落下時刻を結んだものであり、列車の先
頭部の位置を示している。一方、点線のダイヤスジは軌
道回路の扛上時刻を結んだものであり、列車の最後部を
示している。これにより、列車の先頭部から最後部まで
の位置および動きがより把握でき、当該列車の進路設定
の時刻を予測することが容易になる。
【0016】実施の形態4.なお、上記実施の形態1〜
3においては列車ダイヤ表示をダイヤスジにより行って
いるが、図5に示すように、各ダイヤスジの近くに当該
列車番号を表示することにより、列車運行の把握および
運転指令が効率よく行える。
【0017】実施の形態5.なお、上記実施の形態1〜
4で示された列車ダイヤ表示に、現在の時刻を示す時刻
線を重ね表示することにより、何らかの原因により駅間
で停止してしまっている列車を迅速に発見することがで
きる。その場合は、現時刻線が時刻とともに移動してい
くにもかかわらず、受信した走行実績の最終時刻がある
時刻から変化せず、ダイヤスジが伸びていかないことで
発見でき、該列車の停止原因究明、対策等の迅速な対応
が可能になる。
【0018】実施の形態6.なお、上記実施の形態1〜
5においてはダイヤ表示をダイヤスジによってのみ行っ
ていたが、本実施の形態では、図6に示すように、駅お
よび路線上の運行中の列車の在線状況を同時に表示す
る。この場合は、縦軸に配した駅位置と路線図の駅位置
とが合致するように表示し、列車の在線位置は、走行実
績から進入または脱出した最終の軌道回路を得ることに
より決定することができる。これにより、列車間の距離
がわかり易くなるうえに、駅における番線の占有状況を
把握することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0020】列車の走行実績として各軌道回路の落下時
刻を蓄積するようにし、軌道回路単位でダイヤスジを表
示するようにしたので、列車走行の様子がより具体的に
把握できる。
【0021】また、列車の走行実績として各軌道回路の
扛上時刻を蓄積するようにし、軌道回路単位でダイヤス
ジを表示するようにしたので、列車走行の様子がより具
体的に把握できるうえに、後続列車が先行列車の自動閉
塞区間に突入して自動制御の影響を受けているか否かが
容易に判断できる。
【0022】また、列車の走行実績として各軌道回路の
落下時刻および扛上時刻の両方を蓄積するようにし、軌
道回路単位でダイヤスジを表示するようにしたので、列
車走行の様子がより具体的に把握できるうえに、列車の
先頭部から最後部までの位置および動きがより把握でき
る。
【0023】また、各ダイヤスジの近くに当該列車番号
を表示するようにしたので、列車運行の把握および運転
指令が効率よく行える。
【0024】また、列車ダイヤ表示に、現在の時刻を示
す時刻線を重ね表示するようにしたので、何らかの原因
により駅間で停止してしまっている列車を迅速に発見す
ることができる。
【0025】また、列車ダイヤスジとともに、駅および
路線上の運行中の列車の在線状況を同時に表示するよう
にしたので、列車間の距離がわかり易くなるうえに、駅
における番線の占有状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態による列車ダイヤ表
示装置を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による列車ダイヤ表
示例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による列車ダイヤ表
示例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による列車ダイヤ表
示例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による列車ダイヤ表
示例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による列車ダイヤ表
示例を示す図である。
【図7】 列車ダイヤ表示装置を示すハードウエア構成
図である。
【図8】 従来の列車ダイヤ表示装置を示す機能ブロッ
ク図である。
【図9】 従来の列車ダイヤ表示装置による列車ダイヤ
表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ受信部、3 ダイヤ表示部、3a 駅名表示
部、3d 軌道回路単位スジ表示部、4 タイマー、1
2 グラフィック表示部、13 走行実績ファイル、1
4 軌道回路情報テーブル、15 軌道回路単位スジ表
示ファイル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置上の第1の軸とそれと垂直に交
    わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に駅名を配
    する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存在する軌
    道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記第2の軸
    に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車先頭部の
    軌道回路への進入時刻(以降落下時刻という)を実績ダ
    イヤとして蓄積する手段、および各列車の運行にしたが
    って、上記実績ダイヤをもとに各軌道回路線とその落下
    時刻線との交点を順次結んでいくダイヤスジ表示手段を
    備えたことを特徴とする列車ダイヤ表示装置。
  2. 【請求項2】 出力装置上の第1の軸とそれと垂直に交
    わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に駅名を配
    する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存在する軌
    道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記第2の軸
    に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車最後部の
    軌道回路からの脱出時刻(以降扛上時刻という)を実績
    ダイヤとして蓄積する手段、および各列車の運行にした
    がって、上記実績ダイヤをもとに各軌道回路線とその扛
    上時刻線との交点を順次結んでいくダイヤスジ表示手段
    を備えたことを特徴とする列車ダイヤ表示装置。
  3. 【請求項3】 出力装置上の第1の軸とそれと垂直に交
    わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に駅名を配
    する駅名表示手段、上記各駅間を実路線上に存在する軌
    道回路の数に区切る軌道回路線表示手段、上記第2の軸
    に時刻を配する時刻線表示手段、運行中の列車の軌道回
    路の落下時刻および扛上時刻を実績ダイヤとして蓄積す
    る手段、および各列車の運行にしたがって、上記実績ダ
    イヤをもとに各軌道回路線とその落下時刻線との交点、
    および各軌道回路線とその扛上時刻線との交点をそれぞ
    れ順次結んでいくダイヤスジ表示手段を備えたことを特
    徴とする列車ダイヤ表示装置。
  4. 【請求項4】 各ダイヤスジの近くに当該列車番号を表
    示するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の列車ダイヤ表示装置。
  5. 【請求項5】 現在の時刻を示す時刻線を第1の軸に平
    行に表示するようにしたことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の列車ダイヤ表示装置。
  6. 【請求項6】 路線の模式図を第1の軸のスケールに合
    わせて表示する路線表示手段、および実績ダイヤから得
    られる列車の存在位置を上記路線図上に表示する在線表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の列車ダイヤ表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010241225A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Hitachi Ltd 列車群運行管理システム
JP2015016710A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 株式会社日立製作所 列車運行情報提供システムおよび列車運行情報提供方法
JP2021100836A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社京三製作所 運行管理支援装置および運行管理支援方法
CN113779340A (zh) * 2021-08-25 2021-12-10 通号城市轨道交通技术有限公司 列车运行图生成方法及系统、电子设备和存储介质

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