JPH09131851A - あらゆる輪転オフセット印刷機の第1の印刷ユニット又はそれに続くいずれかの印刷ユニットの湿し装置側から版胴及びブランケット胴上で同時に作動可能な引込み式印刷/コーティングユニット - Google Patents

あらゆる輪転オフセット印刷機の第1の印刷ユニット又はそれに続くいずれかの印刷ユニットの湿し装置側から版胴及びブランケット胴上で同時に作動可能な引込み式印刷/コーティングユニット

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JPH09131851A
JPH09131851A JP8281425A JP28142596A JPH09131851A JP H09131851 A JPH09131851 A JP H09131851A JP 8281425 A JP8281425 A JP 8281425A JP 28142596 A JP28142596 A JP 28142596A JP H09131851 A JPH09131851 A JP H09131851A
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cylinder
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Howard W Demoore
ハウァド、ダブルュー、ドゥムーア
Ronald M Rendleman
ラナルド、エム、レンドルマン
John W Bird
ジァン、ダブルュー、バード
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    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/08Print finishing devices, e.g. for glossing prints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F7/00Rotary lithographic machines
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    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2200/00Printing processes
    • B41P2200/10Relief printing
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  • Printing Methods (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引込み式インラインインキング/コーティン
グ装置を備えた輪転オフセット印刷機において、その第
1の印刷ユニット又はそれに続くいずれかの印刷ユニッ
ト上で版及び/又はブランケットに対し、スポットで又
は全体的にインキング/コーティング材料を塗布するこ
とができるようにした。 【解決手段】 インキング/コーティング装置には、そ
れが版胴上の版に水性/フレキソ印刷用又はUV硬化型
印刷用インキ又はコーティング材料の2重の衝撃を加
え、それと同時にブランケット胴上の版又はブランケッ
トに対し水性、フレキソ印刷用又はUV硬化型の印刷用
インキ又はコーティング材料を塗布し、その後枚葉紙が
ブランケット胴と圧胴の間のニップを通って移送される
につれてこの枚葉紙上にこれを塗布できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、枚葉紙供給
型又は巻取紙供給型輪転オフセット石版印刷機、より詳
細に言うと、あらゆる石版印刷機の第1の又はそれに続
くいずれかの印刷ユニットの版及びブランケットに対し
同時に塗布される水性又はフレキソ印刷用インキ、下塗
剤又は保護/装飾コーティングのインライン塗布のため
の新しくかつ改良型のインキング/コーティング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉紙供給型輪転オフセット印刷
機は、標準的に、個々の枚葉紙が中に供給され印刷され
る単数又は複数の印刷ユニットを含んでいる。最後の印
刷ユニットの後、印刷されたばかりの枚葉紙は、デリバ
リコンベヤによって印刷機のデリバリ端部まで移送さ
れ、ここで、印刷及び/又はコーティングされたばかり
の枚葉紙は収集され、均等に積み重ねられる。標準的な
枚葉紙供給型輪転オフセット石版印刷機、例えばハイデ
ルベルグスピードマスター印刷機ラインにおいて、デリ
バリコンベヤは、最後の圧胴から印刷されたばかりの枚
葉紙をつかみ、そして引っぱり、枚葉紙を枚葉紙デリバ
リスタッカまで搬送するグリッパ棒を支持する一対のエ
ンドレスチェーンを含んでいる。
【0003】枚葉紙供給型輪転オフセット印刷機と共に
用いられるインキは通常、湿潤であり、かつ粘着性があ
るため、1つの印刷ユニットからもう1つの印刷ユニッ
トまで枚葉紙が移送されるにつれて、この印刷又はコー
ティングされたばかりの枚葉紙がマーキング及び汚損を
受けることのないように特別な予防措置を講じなければ
ならない。枚葉紙の表面上の印刷されたインキは比較的
緩慢に乾燥し、印刷ユニット間でのその後の移送中に容
易に汚される。マーキング、汚損及びしみは、すべて共
同発明者であるHoward W. DeMoore に対するものである
米国特許第5,113,255号;5,127,329
号;5,205,217号;5,228,391号;
5,243,909号;及び5,419,254号に記
述され、米国テキサス州ダラスのPrinting Research In
c.がその商標BACVACTMの名で製造販売している真
空式枚葉紙移送装置によって防ぐことができる。
【0004】一部の印刷業務では、印刷されたばかりの
枚葉紙のすべて又は一部分上に保護及び/又は装飾用コ
ーティング材料を塗布することによって、裏移りが防が
れている。一部のコーティングは、インキが裏移りしな
いように印刷したばかりの枚葉紙の外観を改善するため
に、印刷したばかりの枚葉紙上に液体溶液として塗布さ
れるUV硬化型又は水性分散樹脂で形成されている。こ
のようなコーティングは、ポスター、レコードジャケッ
ト、冊子、雑誌、折畳み箱などを印刷する上で装飾又は
保護用仕上げが行われる場合に、特に望ましい。
【0005】コーティング塗布ユニットとして印刷機の
最後の印刷ユニットを使用することによってインライン
印刷作業としてコーティングを施すため、さまざまな手
段が講じられてきた。例えば、米国特許第4,270,
483号;4,685,414号;及び4,779,5
57号は、印刷したばかりの枚葉紙の上にコーティング
材料を塗布するのに印刷機の最後の印刷ユニットのブラ
ンケット胴を使用できるようにするために、所定の位置
に移動させることのできるコーティング装置を開示して
いる。米国特許第4,841,903号(Bird)では、
最後の印刷ユニットがコーティング目的でのみ使用でき
るように、印刷機の最後の印刷ユニットの版胴又はブラ
ンケット胴の間を選択的に移動することのできるコーテ
ィング装置が開示されている。しかしながら、このタイ
プのコーティング装置が使用されているとき、最後の印
刷ユニットは、枚葉紙にインキを印刷するのに使用でき
ず、コーティング作業のためにしか使用できない。した
がって、このタイプのインラインコーティング装置でコ
ーティングする間、最後の印刷ユニットはコーティング
ユニットに転換されているため、印刷機はこの印刷ユニ
ットでの印刷能力を失う。
【0006】米国特許第5,107,790号(Sliker
et al)のコータは、コータヘッドをブランケットシリ
ンダ上のブランケットと係合するよう伸長させたり、引
込めたりするために傾斜したレールに沿って引込めるこ
とが可能になっている。そのサイズのため、レール引込
めることが可能なコータは、印刷機の最後の印刷ユニッ
トとデリバリシートスタッカの間にのみ設置することが
でき、ユニット間コーティングのために使用することは
できない。米国特許第4,615,293号(Jahn)の
コータは、版及びゴムブランケットに対しラッカーを塗
布するため、転換された印刷ユニットの湿し装置側に位
置づけされた2基の別々の独立コータを提供している。
その結果、版及びブランケットは具備されているもの
の、Jahnのコーティングユニットは専用コーティング作
業のみに制限されている。
【0007】例えば、印刷したばかりの枚葉紙がなおも
印刷機の最後の圧胴上にある間にこの枚葉紙に対してコ
ーティング材料を塗布するように位置づけされたアプリ
ケータローラをもつコーティング装置を開示するHoward
W. DeMoore(共同発明者でかつ譲受人)に対する米国特
許第5,176,077号に規定されているように、イ
ンラインコーティングが使用されている場合の印刷ユニ
ットの損失を克服するための提案がなされてきた。こう
して、最後の印刷ユニットは、同時に印刷とコーティン
グを行うことができ、印刷ユニットの能力の損失が結果
としてもたらされることは全くない。
【0008】いくつかの従来のコーターはレール取付け
型であり、印刷機のスペースを大きく占有し、印刷機へ
のアクセスを減少させている。このようなコーターを作
動的コーティング位置から非作動的位置まで引込め、か
くして印刷ユニットへのアクセスを減らすための精巧な
装置が必要とされる。
【0009】したがって、印刷ユニットの損失を結果と
してもたらさず、印刷機の長さを延ばさず、しかも第1
の印刷ユニットを含むあらゆる石版印刷機のあらゆる石
版印刷ユニット上で、版及びブランケット上に同時に水
性及びフレキソ印刷用インキ及びコーティング材料を印
刷・コーティングすることのできるインラインインキン
グ/コーティング装置に対する必要性が存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一般的目的は、版胴上の版に対してか又はブランケット
胴上の版又はブランケットに対してインキ又はコーティ
ング材料を選択的に塗布することのできる改良型インキ
ング/コーティング装置を提供することにある。
【0011】本発明の1つの特定の目的は、版胴上の版
又はブランケット胴上の版又はブランケットのいずれか
とインキング/コーティング係合状態になるよう伸張で
きる、上述の特徴をもつ改良型インキング/コーティン
グ装置を提供することにある。
【0012】本発明の関連する目的は、印刷機のあらゆ
る石版印刷ユニット上にとりつけることができ、しかも
版胴、ブランケット胴又は隣接する印刷ユニットへのオ
ペレータのアクセスと干渉しない上述の特徴をもつ改良
型インキング/コーティング装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明のもう1つの目的は、版胴に隣接す
る作動的インキング/コーティング係合位置から非作動
的引込み位置まで移動させることのできる上述の特徴を
もつ改良型インキング/コーティング装置を提供するこ
とにある。
【0014】本発明のさらにもう1つの目的は、あらゆ
る輪転オフセット印刷機上の石版印刷、フレキソ印刷及
び乾式印刷プロセスと組合わせて水性、フレキソ印刷用
及びUV硬化型のインキ及び/又はコーティングを塗布
するために使用することのできる、前述の特徴をもつ改
良型インキング/コーティング装置を提供することにあ
る。
【0015】本発明の関連する目的は、例えば第1の印
刷ユニットといった1つの印刷ユニット上に水性又はフ
レキソ印刷用インキ又はコーティング材料を塗布し、乾
式、水性、フレキソ印刷用又は石版印刷用のインキ又は
コーティング材料を次の印刷ユニット上で直ちにオーバ
ープリント又はオーバーコーティングさせることができ
るように次の印刷ユニット上で印刷又はコーティングす
る前にインキ又はコーティング材料を乾燥させることの
できる、前述の特徴をもつ改良型インキング/コーティ
ング装置を提供することにある。
【0016】本発明のさらにもう1つの目的は、単一の
作動位置から、そして単一のインキング/コーティング
装置から印刷機の印刷ユニットの版及び/又はブランケ
ットに対して別々に及び/又は同時にインキ又はコーテ
ィング材料を塗布することのできる多色輪転オフセット
印刷機上で使用するための改良型インキング/コーティ
ング装置を提供することにある。
【0017】本発明の関連する目的は、インキング/コ
ーティング装置を版からブランケットの印刷又はコーテ
ィングへと、又はその反対へと転換させる場合に印刷ユ
ニットを調整又は変更する必要が事実上全くない、前述
の特徴をもつ改良型インキング/コーティング装置を提
供することにある。
【0018】本発明のもう1つの目的は、版胴上の版又
はブランケット胴上の版又はブランケットのいずれかと
インキング/コーティング係合状態となるようにあらゆ
る石版印刷ユニットの湿し装置のスペース内に作動的に
とりつけることができ、しかも印刷ユニット間のユニッ
ト間スペース内のオペレータの移動又は活動と干渉しな
い改良型インキング/コーティング装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、作動的
(刷り中)インキング/コーティング位置と引込んだ係
合解除(非刷り中)位置の間で移動するため輪転オフセ
ット印刷機のあらゆる印刷ユニットの湿し装置側にとり
つけられる引込み式インラインインキング/コーティン
グ装置によって達成される。インキング/コーティング
装置は、版胴上の版又はブランケット胴上のブランケッ
トと係合したり係合解除するように移動することのでき
るアプリケータローラを含んでいる。インキング/コー
ティングアプリケータヘッドは、版胴及びブランケット
胴と平行に整列させた状態で印刷ユニットの従来の湿し
装置スペース内で印刷機のサイドフレーム上にとりつけ
られるピボットピンにより印刷ユニットに対し旋回する
形で結合されている。この湿し装置スペースでの取付け
配置により、インキング/コーティングユニットを、印
刷機上のあらゆる隣接印刷ユニットの間に設置すること
が可能になっている。
【0020】好ましい実施態様においては、アプリケー
タヘッドには垂直に間隔をとって設けられたクレードル
部材対が含まれており、アプリケータヘッドが作動的位
置にあるとそれぞれに、一方のクレードル対は版胴と心
合せした状態でインキング/コーティングアプリケータ
ローラを支持するように適合されており、もう一方のク
レードル対はブランケット胴と心合せした状態でインキ
ング/コーティングアプリケータローラを支持する。ピ
ボットピンによって提供される旋回式支持のため、アプ
リケータヘッドは、印刷ユニット胴へのオペレータのア
クセスを制限することなく、そして印刷ユニットがその
印刷能力を損失することなく、従来の湿し装置スペース
内で利用できる制限された空間の中に引込められたり伸
長されたりすることができる。
【0021】インキング/コーティング装置をフレキソ
印刷版及び水性又はフレキソ印刷用インキ又はコーティ
ング材料と組合わせて使用する場合、印刷又はコーティ
ングされたばかりの枚葉紙上の水性又はフレキソ印刷用
インキ又はコーティング材料の水成分は、枚葉紙が次の
印刷ユニット上で印刷又はコーティングを受ける前に乾
燥しているように、高速高温空気式ユニット間乾燥装置
及び高体積型熱・水分抽出装置アセンブリにより、蒸発
及び乾燥させられる。この急速乾燥プロセスにより、例
えば不透明ホワイト又はメタリック(ゴールド、シルバ
ー又はその他のメタリック)インキといったインキフィ
ルム又はベース層を第1の印刷ユニット上で印刷し、次
に、逆トラッピングやドットゲインなしで、次の印刷ユ
ニット上でオーバープリントすることが可能となる。
【0022】本発明の構成及び作動については、本発明
の原理及び利点を一例として開示する添付図面と合わせ
て以下の詳細な説明を考慮することによって理解できる
ことだろう。
【0023】
【実施例】本明細書で使用する「処理された」という用
語は、石版印刷、乾式印刷、UV硬化型、水性及びフレ
キソ印刷用インキ及び/又はコーティングを含む、下地
材のいずれかの側に適用できる印刷及びコーティングの
方法のことを言う。「下地材」という用語は、枚葉紙及
び巻取紙材料を表わす。同様にここで使用されるとお
り、「乾式印刷版」というのは、それぞれ親油性及び疎
油性であるイメージ部域と非イメージ部域をもつ印刷版
のことである。「乾式印刷用インキ」というのは、有意
な水性成分を含んでいないオイルベースのインキのこと
である。「フレキソ印刷版」というのは、フレキソ印刷
用インキ又はコーティング材料によって湿潤化できるレ
リーフ表面をもつ可とう性ある印刷版のことである。
「フレキソ印刷用インキ又はコーティング材料」という
のは、水、溶剤又はUV硬化型液体の基本成分をもつイ
ンキ又はコーティング材料のことである。「UV硬化型
石版印刷用インキ及びコーティング材料」というのは、
紫外線の照射を受けることによって写真製版的に硬化
(乾燥)され得るオイルベースの印刷用インキ及びコー
ティング材料のことである。「水性印刷用インキ又はコ
ーティング材料」というのは、溶剤、希釈剤又はビヒク
ルとして主として水を含有するインキ又はコーティング
材料のことである。「レリーフ版」というのは、くぼん
だ非イメージ部域に対してもち上ったイメージ部域をも
つ印刷版のことである。
【0024】例としての図面中に示されているように、
本発明は、ここで全体として12という番号で示された
枚葉紙供給型又は巻取紙供給型の輪転オフセット印刷機
内で印刷される枚葉紙又は巻取紙に対して水性、フレキ
ソ印刷用又はUV硬化型のインキ又は保護及び/又は装
飾的コーティングを塗布するための、ここで全体として
10という番号で示された新しい改良型インラインイン
キング/コーティング装置の形で実施される。この例で
は、図1に示されているように、インキング/コーティ
ング装置10は、例えばドイツのHeidelberger Druckma
schinen AGがそのHeidelberg Speedmaster SM 102(40",
102cm) という呼称で製造しているもののような、4ユ
ニット型輪転オフセット印刷機12の中に設置されてい
る。
【0025】印刷機12は、一方の端部、ここでは右端
部で、Sと呼称されている枚葉紙を個々に順次印刷機の
中に供給する枚葉紙フィーダ16に結合され、そして反
対側の端部では、印刷されたばかりの枚葉紙を収集し積
み上げる枚葉紙デリバリスタッカ20と結合されてい
る、印刷機フレーム14を含んでいる。枚葉紙フィーダ
16と枚葉紙デリバリスタッカ20の間には、枚葉紙が
印刷機12の中を移送されるにつれてこれに4つの異な
る色を印刷することのできる4つの実質的に同一の枚葉
紙印刷ユニット22、24、26及び28が置かれてい
る。印刷ユニットは、サイドフレーム部材14、15に
よって形成された印刷タワーT1、T2、T3及びT4
内に収納される。各々の印刷タワーはデリバリー側25
と湿し装置側27を有している。湿し装置スペース29
は、部分的に、印刷ユニットの湿し装置側でサイドフレ
ームにより囲まれている。
【0026】例示されているとおり、印刷ユニット2
2、24、26及び28は実質的に同一で、従来とおり
の設計のものである。第1の印刷ユニット22には、イ
ンフィード渡し胴30、版胴32、ブランケット胴34
及び圧胴36が含まれ、これらはすべて、印刷ユニット
タワーT1、T2、T3及びT4を構成する印刷機サイ
ドフレーム14、15の間で平行に整列した状態で回転
するように支持されている。最初の3つの印刷ユニット
22、24及び26の各々は、印刷されたばかりの枚葉
紙を隣接する圧胴から移送し、かつこれらの枚葉紙を中
間トランスファドラム40を介して次に印刷ユニットま
で移送するべく配置された渡し胴38を有する。
【0027】最後の印刷ユニット28は、デリバリシャ
フト43上にとりつけられた紙取り胴42を含む。この
紙取り胴42は、印刷されたばかりの枚葉紙18が最後
の圧胴36から全体として44で示されているデリバリ
コンベヤシステムまで移送されるにつれて、それを支持
し、ここでこのデリバリコンベヤシステムは印刷された
ばかりの枚葉紙を枚葉紙デリバリスタッカ20まで移送
する。移送中の汚損を防ぐため、本明細書に参考として
内含されているHoward, W. DeMooreに対する米国特許第
4,402,267号に記述され、請求されているよう
に、紙取り胴42上に可とう性のカバリングがとりつけ
られる。この可とう性カバリングは、米国テキサス州ダ
ラスのPrinting Research Inc.によりその商標SUPE
R BLUER で製造販売されている。場合によって
は、このPrinting Research Inc.がその商標BACVA
CA で製造販売している真空式枚葉紙移送アセンブリ
を、紙取り胴42と可とう性カバリングと置き換えるこ
ともできる。
【0028】図2に示されているようなデリバリコンベ
ヤシステム44は、従来の設計のものであり、一対のエ
ンドレスデリバリグリッパチェーン46を含んでおり、
そのうちの一方のみが、最後の印刷ユニット28の圧胴
36と紙取り胴42の間のニップを離れた後の印刷又は
コーティングされたばかりの枚葉紙18の前縁をつかむ
のに用いられるグリッパフィンガーをもつ側方に配置さ
れたグリッパ棒をチェーンに沿った定間隔をとった場所
に支持している形で、示されている。前縁がグリッパフ
ィンガーによってつかまれると、デリバリチェーン46
は枚葉紙を最後の圧胴36から離れるように引張り、印
刷又はコーティングされたばかりの枚葉紙を枚葉紙デリ
バリスタッカー20まで搬送する。
【0029】デリバリ枚葉紙スタッカーに到達する前
に、印刷及び/又はコーティングされたシートSは、イ
ンキ及び/又は保護/装飾用コーティングを乾燥するた
めの赤外線熱放射、高速高温空気流及び高性能熱・水分
抽出装置の組合せを含むデリバリ乾燥装置48の下を通
過する。好ましくは、高性能熱・水分抽出装置を含むデ
リバリ乾燥装置48は、それをその商標AIR BLA
NKETTMの名称で製造販売する米国テキサス州ダラス
のPrinting Research Inc.に対しライセンス付与された
本発明の譲受人Howard W. DeMoore に共同譲渡された、
Howard C. Secor,Ronald M. Rendleman及びPaul D. Cop
enhaverによる「赤外線強制空気乾燥装置及び抽出装
置」という題の1993年9月3日に出願された米国特
許出願番号08/116,711号の中で記述されてい
るとおりに作られている。
【0030】図3に示されている実施例では、第1の印
刷ユニット22には版胴上にとりつけられたフレキソ印
刷用印刷版PFがあり、したがって、インキングローラ
列も湿しシステムも必要とされない。フレキソ印刷版P
Fは第2の印刷ユニット24の版胴上にもとりつけられ
る。第2の印刷ユニット24上にとりつけられた状態で
示されているインキングローラ列52のフォームローラ
は、版の接触を防ぐように引込められロックされる。フ
レキソ印刷用インキは、インキング/コーティング装置
10により第2の印刷ユニット24のフレキソ印刷版P
Fに供給される。
【0031】米国デラウェア州ウィルミントンのE.I. d
u Pont de Nemours 社によって、商標CYRELR の下
で適切なフレキソ印刷版PFが提供されている。もう1
つの供給元としては、その商標NYLOFLEXR の下
で適切なフレキソ印刷版を提供するドイツ、Ludwingsha
fen のBASF Aktiengesellschaft がある。
【0032】図3及び図4に例示されているような第3
の印刷ユニット26は、石版印刷のために装備されてお
り、インキつぼ54から版胴32上にとりつけられた石
版印刷用版PまでインキQを移送するように配置された
インキングローラ列52を有するインキング装置50を
内含している。これは、インキ出しローラ56及び呼出
しローラ57によって達成される。インキ出しローラ5
6は、インキつぼの中へ突出し、その時点でその表面が
インキを拾い上げる。石版印刷用インキQは、インキ出
しローラ56からインキングローラ列52まで呼出しロ
ーラ57により移送される。インキングローラ列52は
インキQを石版印刷版Pのイメージ部域に供給する。
【0033】石版印刷用インキQは石版印刷版Pから、
ブランケット胴34上にとりつけられているインキ受容
ブランケットBまで移送される。ブランケットB上に支
持されているインキングされたイメージは、下地材がブ
ランケット胴34と圧胴36の間のニップを通して移送
されるにつれて、この下地材Sへと移送される。
【0034】図3及び図4に例示されているインキング
ローラ配置52は、石版インキ印刷版Pと組合わせた使
用についての例である。湿し液タンクDFをもつ湿しシ
ステム58が、インキングローラ列52(図4)に結合
されているものの、乾式又はフレキソ印刷には不要であ
ることがわかる。
【0035】印刷ユニット28の版胴32には、乾式印
刷版PWが具備されている。乾式印刷版(Waterless pr
inting plates)は乾式平板印刷版(dry plano-graphic
printing plates)とも呼ばれ、米国特許第3,910,
187号;Re. 30670;4,086,093;及び
4,853,313号の中で開示されている。適切な乾
式印刷版は、日本国東京のToray Industries Inc. から
入手できる。乾式印刷のためには湿しシステムは使用さ
れず、乾式(オイルベースの)印刷用インキが用いられ
る。乾式印刷PWは、それぞれ親油性/親水性及び疎油
性/疎水性であるイメージ部域と非イメージ部域を有す
る。乾式印刷版PWは彫刻又はエッチングされ、イメー
ジ部域は非イメージ部域に対しくぼんだ状態にある。乾
式印刷版PWのイメージ部域は、アプリケータローラ6
6により移送されるフレキソ印刷用又は水性の印刷イン
キで盛り換えされる。水性及びオイルベースのインキ及
びコーティングは両方とも、非イメージ部域からはね返
され、イメージ部域内に保持される。このとき印刷イン
キ又はコーティングはイメージ部域からインキ又はコー
ティング受容ブランケットBへと移送され、下地材S上
に印刷又はコーティングされる。
【0036】ある種の印刷業務のためには、例えば図5
の印刷ユニット22内で点線により示されているよう
に、ブランケット胴34上のブランケットBといったよ
うな弾力性胴貼り全体にわたり、フレキソ印刷版PF又
は乾式印刷版PWをとりつける。この変形態様の利点
は、乾式版PW又はフレキソ印刷版PFがブランケット
胴上でその下にあるブランケットB又はその他の弾力性
胴貼りによって、弾力性ある状態で支持されるという点
にある。弾力性ブランケットBの半径方向のたわみ及び
順応性は、アプリケータローラ66とフレキソ印刷版又
は乾式版の間に、均質な確動係合を提供する。
【0037】この配置において、版は版胴32の上にと
りつけられておらず、その代り、乾式版PWがブランケ
ット胴上にとりつけられ、乾式印刷版上のインキングさ
れたイメージは裏移りせず、その代り乾式版PWから下
地材Sまで直接移送される。印刷されたばかりの枚葉紙
上のフレキソ印刷インキの水成分は、印刷されたばかり
の水性又はフレキソ印刷インキが次の印刷ユニット上で
の下地材の印刷の前に乾燥させられるように、高速、高
温空気乾燥装置及び高体積熱・水分抽出装置により蒸発
させられる。
【0038】ここで図2、図3及び図9を参照すると、
インキング/コーティング装置10は、X軸を中心にし
た回転のためサイドフレーム14、15上に旋回する形
でとりつけられている。インキング/コーティング装置
10は、フレーム60、油圧モータ62、下部歯車列6
4、上部歯車列65、アプリケータローラ66、密封型
ドクターブレードアセンブリ68(図6)及びしずく受
けDPを含み、これらはすべてフレーム60上にとりつ
けられている。アプリケータローラ66の外周表面は、
タンク70の中に入った液体コーティング材料又はイン
キとの接触により湿潤化される。
【0039】油圧モータ62は、印刷機駆動装置(図示
せず)からのRPM制御信号及び回転速度計72が発生
させたフィードバック信号に応答して、版胴32及びブ
ランケット胴34と同期的にアプリケータローラ66を
駆動する。油圧駆動式モータが好ましいが、電気駆動式
モータ又はそれと同等のものといったその他の駆動手段
を使用することもできる。
【0040】乾式印刷版システムを用いる場合、乾式印
刷用インキ及び乾式印刷用版の温度は、優れたイメージ
再生を得るよう精密に制御されなくてはならない。例え
ば、TORAY乾式印刷用版PWでの乾式オフセット印
刷のためには、乾式印刷版表面及び乾式インキの温度を
例えば24℃(75°F)〜27℃(80°F)といった非
常に狭い範囲に制御することが絶対に必要である。
【0041】ここで図7を参照すると、タンク70に
は、熱交換器71により温度制御されているインキ又は
コーティングが供給される。温度制御されたインキ又は
コーティング材料は、例えばぜん動ポンプといった容積
式ポンプにより、タンク70及び熱交換器71を通って
供給源73から供給導管及び戻り導管77まで、循環さ
せられる。熱交換器71は、インキ又はコーティング材
料を冷却又は加熱し、インキ又はコーティング及び印刷
版を望ましい狭い温度範囲内に維持する。
【0042】本発明の1つの態様に従うと、水性/フレ
キソ印刷用インキ又はコーティング材料は、乾式印刷版
又はフレキソ印刷版であってよい印刷版(図7)まで水
性/フレキソ印刷用インキ又はコーティング材料を移送
するアプリケータローラ66へと供給される。乾式印刷
版PWに対して水性/フレキソ印刷用インキ又はコーテ
ィング材料を塗布するのにインキング/コーティング装
置が使用される場合、インキングローラ列52は必要と
されず、印刷版から離れるように引込められる。水性/
フレキソ印刷用インキ又はコーティング材料の粘度は温
度と共に変動するため、好ましい運転範囲内にインキの
粘度を維持するように大気温度の変動を補償するため水
性/フレキソ印刷用インキ又はコーティング材料を加熱
又は冷却することが必要である。
【0043】例えば、印刷機の温度は、午前中の60°
F(15℃)前後から午後の約85°F(29℃)以上まで
変動し得る。水性/フレキソ印刷用インキ又はコーティ
ング材料の粘度は、印刷機の大気温度が60°F(15
℃)に近い場合、わずかに高い可能性があり、この粘度
は、印刷機の周囲温度が85°F(29℃)を上回る場
合、わずかに低い可能性がある。したがって、乾式印刷
版の表面温度を規定の温度範囲内に維持するように水性
/フレキソ印刷用インキ又はコーティング材料の温度を
制御することが望ましい。さらに、フレキソ印刷プロセ
スと関連してインキ又はコーティング材料が使用されて
いる場合、望ましい範囲内に水性/フレキソ印刷用イン
キ又はコーティング材料のタックを維持するように、イ
ンキ/コーティング材料の温度を制御すべきである。
【0044】アプリケータローラ66は好ましくは、版
又はブランケットに対し測定された量の印刷用インキ又
はコーティング材料を移送するアニロックス流体計量ロ
ーラである。アニロックスローラの表面には、「セル」
と呼ばれる密な間隔をとって設けられた浅いくぼみのア
レイが彫刻されている。タンク70からのインキ又はコ
ーティングは、タンクを通してアニロックスローラが回
転するにつれてセルの中へ流れ込む。アニロックスロー
ラの移送表面は、余剰のインキ又はコーティング材料を
除去するためにデュアルドクターブレード68A、68
Bで「ドクタリング」(拭うか又はかき落とす)され
る。アニロックスローラによって計量されるインキ又は
コーティングは、セルの中に収納されたものである。デ
ュアルドクターブレード68A、68Bは同様に、供給
物タンク70も密封している。
【0045】アニロックスアプリケータローラ66は円
筒形であり、さまざまなサイズ及び形状のセルを含み、
さまざまな直径及び長さで製造することができる。アニ
ロックスローラの体積容量は、セルのサイズ、形状及び
単位面積あたりの数によって決定される。意図されてい
る利用分野に応じて、セルパターンは細かくてもよいし
(単位面積あたり数多くの小さいセル)、粗くてもよい
(単位面積あたり少なめの大きいセル)。
【0046】インキング/コーティング装置10を通し
てインキ又はコーティング材料を供給することによっ
て、石版印刷ユニットのインキングローラ列に比べ、枚
葉紙Sに対しより多くのインキ又はコーティング材料を
塗布することができる。その上、水性又はフレキソ印刷
用インキ又はコーティング材料は石版印刷プロセスによ
り塗布できるものよりもはるかに大きいフィルム厚又は
重量で塗布でき、水性又はフレキソ印刷用カラーは湿し
溶液によって希釈されないため、色の強度はより強く、
よりあざやかである。
【0047】好ましくは、密封されたドクターブレード
アセンブリ68は、本明細書に参考として内含されてい
る、共同発明者であり譲受人であるHoward W. DeMoore
に対する米国特許第5,176,077号の中で記述さ
れているとおりに製造される。密封されたタンクを使用
する利点は、急速乾燥インキ又はコーティング材料を使
用することができるということにある。急速乾燥インキ
又はコーティング材料は、開放型インキつぼ53(図8
参照)内で使用できる;しかしながら、外気への露呈に
より急速乾燥インキ又はコーティング材料中の水及び溶
剤がさらに速く蒸発することになり、かくしてインキ又
はコーティング材料は時期早尚に乾燥し、粘度が変わる
ことになる。その上、開放型インキつぼは、印刷室に望
ましくない臭気を発出する。密封されたドクターブレー
ドアセンブリが利用される場合、インキ又はコーティン
グ材料をドクターブレードヘッドまで循環させるポンプ
(図7)は好ましくはぜん動ポンプであり、このポンプ
は、インキ又はコーティングタンク70に供給するフィ
ーダライン内に空気を射出せず、インキ又はコーティン
グ材料内で気泡及び泡が形成しないよう補助する。
【0048】代替的なアプリケータローラ配置をもつイ
ンキング/コーティング装置10が図10〜13内に例
示されている。この配置において、アニロックスアプリ
ケータローラ66、67の彫刻された計量表面は、第1
の彫刻された周辺表面部分66Aを第2の彫刻された周
辺表面部分66Bから分離する平滑なシール表面66C
によって仕切られている。同様にして、ドクターブレー
ドタンクのエンドシール134、136(図12)を係
合するためアプリケータローラ66の反対側の端部部分
上に、平滑なシール表面66D、66Eが形成されてい
る。上部アプリケータローラ67は、平滑なシールバン
ド67Cによって分離されている彫刻されたアニロック
ス計量表面67A及び67Bを有する。
【0049】ここで図12及び図13を参照すると、ド
クターブレードヘッド68のタンク70は、2つの別々
のチャンバ70A、70Bを形成するために湾曲したシ
ール要素により仕切られている。シール要素130は、
環状溝132の中でドクターブレードヘッドに固定され
る。シール要素130は、好ましくはポリウレタンフォ
ーム又はその他の耐久性及び弾力性のある発泡材料で作
られる。シール要素130は、シールバンド66によっ
て係合され、かくして、1つのタンクチャンバからその
他のタンクチャンバへとインキ又はコーティング材料が
漏出するのを阻止するロータリシールを形成している。
その上シールバンドは、印刷又はコーティングされた部
域を互いから分離する印刷又はコーティングされていな
い部域を提供し、これは略掛け印刷又は同じ下地材に複
数の別々のイメージを印刷するその他の印刷業務にとっ
て必要なことである。
【0050】分割アプリケータローラの実施態様がもつ
もう1つの利点は、それにより複数のフレキソ印刷用イ
ンキ又はコーティング材料を同じ石版印刷ユニット内で
同時に印刷することができる、という点にある。すなわ
ち、上部ドクターブレードアセンブリのタンクチャンバ
70A、70Bには例えばゴールドインキとシルバーイ
ンキを供給し、その一方で下部ドクターブレードアセン
ブリのタンクチャンバ70A、70Bには例えば不透明
のホワイトインキ及びブルーインキといった2つの付加
的なカラーのインキを供給することができる。こうし
て、いずれかの石版印刷機上の同じ印刷ユニット上で、
不透明のホワイトインキにゴールドインキでオーバープ
リントし、ブルーインキにシルバーインキでオーバープ
リントすることが可能となる。
【0051】その上、上部ドクターブレードタンク内で
触媒を使用することができ、下部ドクターブレードタン
ク内で反応性インキ又はコーティング材料を使用するこ
とができる。こうして、例えば改善された化学的耐性及
びより高い光沢レベルといったさまざまな効果が得られ
る。
【0052】上部クレードル位置にある分割型アプリケ
ータローラ区分67A、67Bは、版の別々の表面部域
に対して例えばフレキソ印刷用、水性及びUV硬化型イ
ンキ又はコーティング材料といった2つの別々のインキ
又はコーティング材料を同時に塗布するために使用でき
るのに対し、下部アプリケータローラ区分66A、66
Bは、別々のブランケット表面部域に対して同時に重合
開始剤層及び微細包埋層を塗布することができる。場合
によっては、計量用表面部分66A、66Bには同時に
印刷されつつある異なる印刷効果を提供するための異な
るセル計量能力が備わっていてよい。例えば、アニロッ
クスアプリケータローラの1つの半区分の上のスクリー
ンライン計数は、ハーフトーンイメージについて好まし
くは1インチあたり200〜600ライン(1cmあたり
79〜236ライン)の範囲内にあり、その他の半区分
のスクリーンライン計数は、不透明ホワイトといったよ
うな全面網羅の高重量の利用分野について、好ましくは
1インチあたり100〜300ライン(1cmあたり39
〜118ライン)の範囲内にある。デュアルアプリケー
タローラと組合わせたこの分割型配置は「略掛け」印刷
業務に関連して使用された場合に特に有利である。
【0053】再び図8を参照すると、図6に示されてい
るような密封されたドクターブレードタンクアセンブリ
68を使用する代りに、液体インキQ又はコーティング
材料を一定体積収納するインキ出しパン53によって、
開放型インキ出しアセンブリ69が提供されている。液
体インキ又はコーティング材料は、インキ出しパン内の
インキQ又はコーティング材料と接触して回転するパン
ローラ55によりアプリケータローラ66に移送され
る。分割型アプリケータローラが使用されるならば、パ
ンローラ55も同様に分割され、パンは図16に示され
ているように、分離板53Pにより2つのパン区分53
A、53Bに分割される。
【0054】図16の代替的実施態様においては、パン
ローラ55は中央にある環状溝59により2つのパンロ
ーラ区分55A、55Bに分けられる。分離板53Pは
溝59の中に収容され、この溝と中央で心合せされる
が、隣接するローラ面には接触しない。この配置によ
り、複数のインキ又はコーティング材料Q1、Q2が、
それぞれ分割されたパンローラ区分53A、53Bによ
る移送のため開放パン区分55A、55B内に収納され
る。こうして、同じ印刷ユニットのブランケット上又は
版上の2つの別々のイメージ部域に対して複数のフレキ
ソ印刷用インク又はコーティング材料を移送することが
可能となる。この配置は、略掛け印刷業務又は同じ下地
材上に複数の別々のイメージを印刷するその他の印刷仕
事のために、特に有利である。
【0055】インキング/コーティング装置10のフレ
ーム60は、アプリケータローラ66、歯車列64、歯
車列65、ドクターブレードアセンブリ68及び駆動モ
ータ62を支持するサイド支持部材74、76を含む。
アプリケータローラ66は、ソケット79、81及びリ
テーナキャップ101、103をもつ一対のサイド支持
部材78、80により形成された下部クレードルアセン
ブリ100上で反対側の端部に支持されているスタブシ
ャフト63A、63B上にとりつけられている。このス
タブシャフトは、長手方向軸A1(上部クレードル内の
軸A2)を中心にしたアプリケータローラ66の自由な
回転を可能にする転がり軸受105、107の中に収容
される。リテーナキャップ101、103は、スタブシ
ャフト63A、63B及び軸受105、107をソケッ
ト79、81内に保持し、旋回軸Xと平行に整列させら
れた状態にアプリケーションローラ66を保持する。
【0056】サイド支持部材74、76も同様に、下部
側板78、80に対して垂直に間隔をとって配置されて
いる1対のサイド支持部材82、84によって形成され
る上部クレードルアセンブリ102を有している。各々
のクレードル100、102は、版胴32(図4)上の
印刷版P又はブランケット胴34上の印刷版P又はブラ
ンケットBとスポットコーティング又はインキング係合
状態になるようにアプリケータローラ66、67を保持
するためにそれぞれ一対のソケット79、81及び8
3、85を有する。
【0057】好ましくは、上部クレードル(版)位置に
あるアプリケータローラ67(図8、図9)は、弾力性
の移送表面をもつアニロックスローラである。図2に示
されているようなデュアルクレードル配置では、印刷機
のオペレータはブランケットインキング/コーティング
から版インキング/コーティングへと数分で急速交換す
ることができる。これは、アプリケータローラ66を解
放し、除去し、そして再度位置づけするか又は交換する
ことしか必要でないからである。
【0058】同じ石版印刷機の異なる印刷ユニット上で
フレキソ印刷モード、水性モード、乾式モード又は石版
印刷モードで同時に印刷する能力及び印刷ユニットのう
ちのいずれか1つの上で版の位置又はブランケットの位
置のいずれかから印刷又はコーティングする能力を、こ
こでは、LITHOFLEXTM印刷プロセス又はシステ
ムと呼んでいる。LITHOFLEXTMは、本発明の独
占実施権者である米国テキサス州ダラスのPrinting Res
earch Inc.の商標である。
【0059】ここで図14を参照すると、代替的設計の
インキング/コーティングアセンブリ109を有するイ
ンキング/コーティング装置10が、版胴32上の版P
に対してインキ及び/又はコーティング材料を塗布する
ため、上部クレードル位置に設置されている。この変形
実施態様に従うと、弾力性移送表面をもつアプリケータ
ローラ67Rが、測定された量の印刷インキ又はコーテ
ィング材料を版Pまで移送するアニロックス流体計量ロ
ーラに結合されている。アニロックスローラ111は、
セルが彫刻されている、金属、セラミックス又は複合材
料でできた移送表面をもつ。弾力性アプリケータローラ
67Rは、アニロックスローラ111の計量表面及び版
Pと移送係合状態で、介在させられている。アプリケー
タローラ67Rの弾力性移送表面は、版と均等な確動係
合を提供する。
【0060】ここで図17を参照すると、ブランケット
胴34上にとりつけられた版又はブランケットに対しフ
レキソ印刷用又は水性インキ及び/又はコーティング材
料Qを塗布するため下部クレードルアセンブリ100内
に、代替的なインキング/コーティングアセンブリ11
3をもつインキング/コーティング装置10が設置され
る。図6に示されているような密封型デュアルドクター
ブレードタンクアセンブリ68を使用する代りに、開放
型単一ドクターブレードアニロックスローラアセンブリ
113に、開放型インキ出しパン117内に収納された
液体インキQ又はコーティング材料が供給される。液体
インキ又はコーティング材料Qは、アニロックスローラ
66がインキ出しパン117内で回転するにつれてその
彫刻された移送表面に対して移送される。余剰のインキ
又はコーティング材料Qは、単一のドクターブレード6
8Bにより彫刻された移送表面から除去される。液体イ
ンキ又はコーティング材料Qは、例えば図17に示され
ているドラム73といった印刷機外の供給源から供給導
管119を通ってインキ出しパン117までポンプ12
0により圧送される。
【0061】全体的なインキング又はコーティング業務
のために、アニロックスローラ66の計量用移送表面は
その周辺表面全体にわたり広がっている。しかしなが
ら、例えば略掛け印刷業務といった同じ下地材上に複数
の別々のイメージを印刷するいくつかの印刷業務につい
ては、アニロックスアプリケータローラ66の計量用移
送表面は、図11及び図18に示されているように第1
及び第2の計量用移送表面66A、66Bを分離する中
央にある環状アンダーカット溝66Cによって仕切られ
ている。
【0062】単一のドクターブレード68Bは、分割さ
れた計量用移送表面66A、66Bに対して同時に拭う
1つの縁部68Eを有する。この単一ブレードでは、例
えばドラム73A、73B、デュアル供給ライン119
A、119B、及びデュアルポンプ120A、120B
といったデュアル供給源を提供するのに、分割型アニロ
ックスローラの実施態様113が必要である。さらにイ
ンキ出しパン117も分割され、パン117は、図18
に示されているように分離板121によって2つのパン
区分117A、117Bに分けられている。この分離板
121は、アンダカット溝66Cと中央で心合せされて
いるが、隣接するローラ面には接触しない。
【0063】単一ブレードの分割型アニロックスアプリ
ケータローラアセンブリ113は、下部クレードル位置
にとりつけられた状態で示されているが(図17)、単
一ブレードの分割型アニロックスアプリケータローラア
センブリ113を上部クレードル位置でとりつけ、ここ
で使用することも同様に可能である。
【0064】本発明のもう1つの態様に従うと、インキ
ング/コーティング装置10は、単一ヘッドのデュアル
クレードルインキング/コーティング装置10をあらゆ
る石版印刷ユニット上にとりつけることができるように
する水平ピボットピン88P、90P上に旋回する形で
結合されている。ここで図9を参照すると、水平ピボッ
トピン88P、90Pは印刷ユニットの従来の湿し装置
スペース29内にとりつけられ、それぞれ印刷機サイド
フレーム14、15に固定されている。好ましくは、ピ
ボット支持ピン88P、90Pは、ネジ部品により印刷
機サイドフレームに固定される。ピボット支持ピンはイ
ンキング/コーティング装置10のサイド支持部材7
4、76を交叉する円形開口部88、90内に収容され
る。水平支持ピン88P、90Pは、回転軸X及び版胴
及びブランケット胴を平行に整列した状態で配置され、
互いに長手方向に整列させられている。
【0065】好ましくは、ピボットピン88P、90P
は、アプリケータローラ66、67の回転軸A1、A2
がニップ接触点N1、N2との関係において高くなるよ
うに、湿し装置スペース29の中に位置づけされてい
る。この配置により、アプリケータローラ66とブラン
ケットシリンダ34上のブランケットの間の移送点(図
8に示されている)及びアプリケータローラ66と版胴
32上の版の間の移送点(図5に示されている)は、そ
れぞれ版胴及びブランケット胴の半径ラインR1、R2
より上にある。こうしてインキング/コーティング装置
10は、パワーアクチュエータアーム104A、106
Aの単一伸長ストロークに応えてブランケット胴との関
係における非刷り中位置までアプリケータローラ66を
引込めるべく時計まわりに移動することが可能となる。
同様にして、アプリケータローラ66は、それぞれアク
チュエータアーム104A、106Aの単一の引込みス
トロークにより図4、5、6及び8に示されているとお
りの刷り中作動的位置まで反時計まわりに移動させられ
る。
【0066】好ましくは、ピボットピンは鋼で作られ、
サイド支持部材はアルミニウムでできており、円形開口
部88、90を縁どるアルミニウムのカラー部分及び鋼
製ピボットピンが低摩擦ジャーナルを形成する。この配
置により、インキング/コーティング装置10はピボッ
トピン88P、90Pとの関係において時計回り及び反
時計回りに自由に回転することができる。標準的には、
回転の弧長は約50ミル(約1.5mm)である。したが
って、インキング/コーティング装置10は、刷り中の
位置及び非刷り中位置において印刷ユニットの湿し装置
スペース29内にほぼ完全に閉じ込められている。
【0067】クレードルアセンブリ100及び102
は、インキング/コーティング装置10が作動的(刷り
中)位置まで伸長された時点でそれぞれ版胴又はブラン
ケット胴とインキング/コーティング心合せ状態に、ア
プリケータローラ66を位置づけする。その上、インキ
ング/コーティング装置10は湿し装置29内に設置さ
れているため、この装置10は、印刷機サイドフレーム
又は印刷機のその他の部品により妨害されることなく伸
長及び引込み中に小さな弧全体を通して自由に回転する
ことができる。このため、あらゆる石版印刷ユニット上
にインキング/コーティング装置10を設置することが
可能となる。さらに、湿し装置スペース29内のその内
部取りつけ位置のため、インキング/コーティング装置
10の印刷ユニット間のスペース内への突出は最小限で
ある。こうして、アプリケータヘッドが作動的(刷り
中)位置及び引込み(非刷り中)位置にある場合に、オ
ペレータは制約なく印刷ユニットにアクセスすることが
できる。
【0068】図4及び図5に示されているように、イン
キング/コーティング装置10の動きは、引込み(非刷
り中)位置から作動的(刷り中)位置まで反時計回りで
ある。
【0069】湿し装置側の設置が好ましいものである
が、インキング/コーティング装置10は、印刷ユニッ
トのデリバリ側で作動するように適合させることがで
き、ここで、このインキング/コーティング装置は、印
刷ユニットのデリバリ側25でブランケット胴上のブラ
ンケット又は版胴上の版のいずれかとアプリケータロー
ラを係合させるため、引込み(非刷り中)位置から刷り
中位置まで移動可能である。
【0070】作動的(刷り中)位置までのインキング/
コーティング装置10の動きは、パワーアクチュエー
タ、好ましくはそれぞれ伸長/引込み可能なパワートラ
ンスファアーム104A、106Aをもつ複動型空気圧
シリンダ104、106によって生成される。第1の空
気圧シリンダ104は、ピボットピン108により印刷
機フレーム14に旋回する形で結合され、第2の空気圧
シリンダ106はピボットピン110により印刷機フレ
ーム15に旋回する形で結合されている。空気圧シリン
ダ104、106の選択的起動に応えて、パワートラン
スファアーム104A、106Aは伸長するか又は引込
められる。パワートランスファアーム104Aは、ピボ
ットピン112によりサイド支持部材74に旋回する形
で結合される。同様にして、パワートランスファアーム
106Aはピボットピン114によりサイド支持部材7
6に旋回する形で結合されている。
【0071】パワーアームが伸長するにつれて、インキ
ング/コーティング装置10はピボットピン88P、9
0P上で時計回りに回転させられ、かくしてアプリケー
タローラ66を、非刷り中位置まで移動させる。パワー
アームが引込むにつれて、インキング/コーター装置6
0はピボットピン88P、90Pの上を反時計回りに回
転させられ、かくしてアプリケータローラ66を刷り中
位置まで移動させる。空気圧アクチュエータにより加え
られたトルクはピボットピン112及びピボットピン1
14を通してインキング/コーティング装置まで伝達さ
れる。
【0072】調整可能なストッパアセンブリ115によ
り、版胴又はブランケット胴との関係におけるアプリケ
ータローラの刷り中位置及びローラ係合圧力の微調整が
提供される。調整可能なストッパアセンブリ115は、
ベルクランク118と係合可能なねじ込みボルト116
を有する。ベルクランク118は、ピン120上のサイ
ド支持部材74に対して旋回する形で結合されている。
ベルクランク118の片端はねじ込みボルト116によ
り係合可能であり、カムローラ122がその反対側端部
で回転するようにとりつけられている。係合衝撃点は、
アプリケータローラ66が版P又はブランケットBとイ
ンキング/コーティング係合するよう適切に位置づけら
れ、インキング/コーティングアセンブリ60が作動的
位置まで移動された時点で望ましい量のインキング/コ
ーティング圧力を提供するように、ボルト116の回転
によって調整される。
【0073】この配置により、インラインインキング/
コーティング装置は、隣接するどの印刷ユニットの間の
ユニット間スペースも侵害することなく、しかもインキ
ング/コーティング装置が伸長(非刷り中)位置又は引
込み(刷り中)位置にある場合に印刷ユニットの各胴へ
のアクセスを阻止したり妨害することなく、有効に作動
することができる。その上、インラインインキング/コ
ーティング装置が引込み位置にある場合、ドクターブレ
ードタンク及びコーティング循環ラインは、印刷機が作
動している間ならびに1つの業務からもう1つの業務へ
又は1つのタイプのインキ又はコーティングからもう1
つのタイプのものへと交換するために印刷機が停止させ
られた時点で、自動的にドレーン及びフラッシングされ
得る。
【0074】水性フレキソ印刷インキで印刷又はコーテ
ィングされる下地材には、乾燥のために高速高温空気が
必要である。不透明ホワイト又はメタリックゴールドと
いったフレキソ印刷用インキを印刷する場合には、オー
バープリンティングの前に、印刷ユニット間で印刷済み
下地材を乾燥させることがつねに必要である。本発明に
よると、印刷又はコーティングされたばかりの下地材S
の表面上の水成分は、図2、図4及び図5で示されてい
るように、高速の高温空気ユニット間乾燥装置及び高体
積熱・水分抽出装置ユニット124、126及び128
によって蒸発及び乾燥させられる。乾燥装置/抽出装置
ユニット124、126及び128は、1つの印刷ユニ
ットの圧胴36及び中間トランスファドラム40により
もう1つの渡し胴30及び次の印刷ユニットの圧胴36
まで、印刷/コーティングされたばかりの下地材が移送
されるにつれて、この下地材上に高速加熱空気を導くよ
うに方向づけされている。この配置により、印刷された
ばかりのフレキソ印刷インキ又はコーティング材料は、
下地材Sが次の印刷ユニットによってオーバープリント
される前に乾燥させられる。
【0075】高速の高温空気乾燥装置及び高性能熱・水
分抽出装置ユニット124、126及び128は、印刷
又はコーティングされたばかりの各々の枚葉紙又は巻取
紙の表面に付着する湿った空気層をこすり、分散させる
高速エアジェットを利用する。各乾燥装置の中で、高速
空気は、空気送り出しバッフル管内の抵抗加熱要素を横
断して流れるにつれて加熱される。高温空気の高速ジェ
ットは、多数の空気流アパーチャを通して露呈ゾーンZ
(図4及び図5)内に放出され、それぞれ圧胴36及び
トランスファドラム40により移送されている印刷/コ
ーティングされたばかりの枚葉紙S上に放出される。
【0076】各々の乾燥装置アセンブリには、間隔をと
って並んだ形で配置されている一対の空気送り出し乾燥
装置ヘッド124D、126D及び128Dが含まれて
いる。高速、高温空気乾燥装置及び高性能熱・水分抽出
装置ユニット124、126及び128は、好ましく
は、本明細書に参考として内含され米国テキサス州ダラ
スのPrinting Research Inc.によりその商標SUPER
BLUE HVTMで市販されている、本発明の共同発
明者であり譲受人であるHoward W. DeMoore に対する
「高速高温空気乾燥装置」という題の、1993年10
月6日に提出された同時係属米国特許出願第08/13
2,584号の中で開示されているとおりに製造され
る。
【0077】印刷又はコーティングされた各枚葉紙の表
面から移動させられた水分を含む高温空気は、高体積抽
出装置124、126及び128により、乾燥装置露呈
ゾーンZから抽出され、印刷ユニットから排出される。
各々の抽出装置ヘッドは、乾燥装置ヘッド124D、1
26D及び128Dに結合された抽出装置マニホルド1
24E、126E及び128Eを含み、乾燥装置ヘッド
の間の長手方向空隙Gを通して水分、揮発分、臭気及び
高温空気をひき抜く。抽出が乾燥と同時に行われる場合
に、最高の結果が得られる。好ましくは、図4に示され
ているように、各乾燥装置の場所で、露呈ゾーンZに対
し抽出装置が密に結合されている。抽出装置ヘッド12
4E、126E及び128Eは、長手方向抽出装置空隙
Gが露呈ゾーンZ内に直接面している状態で、それぞれ
乾燥装置ヘッド124D、126D、128E上にとり
つけられている。この配置に従うと、各々の印刷又はコ
ーティング済み枚葉紙は、次の印刷ユニット上で印刷さ
れる前に乾燥される。
【0078】ユニット間高速高温空気乾燥装置/抽出装
置124、126及び128によって提供される比較的
穏やかな温度で、フレキソ印刷で使用される水性の水ベ
ースインキは蒸発する。フレキソ印刷用インキ又はコー
ティング材料は、次の印刷ユニット上でオーバープリン
トされる前に乾燥されるため、鮮明度及び印刷の質は実
質的に改善される。印刷されたばかりのフレキソ印刷用
インキは乾燥しているため、ドットゲインは実質的に低
減し、次の印刷ユニットのブランケット上の逆トラッピ
ングは事実上削除される。このユニット間乾燥/抽出配
置により、第1の印刷ユニット上でメタリックインキ及
び不透明のホワイトインキといったフレキソ印刷用イン
キを印刷し、次に第2以降の印刷ユニット上でドライト
ラッピング及びオーバープリンティングすることが可能
となる。
【0079】その上、この配置により、リント、塵埃、
噴霧粉末及びその他の砕片をトラッピングして密封し、
次の印刷ユニットでオーバープリントできる、より平滑
でより耐性のある印刷表面を提供するべく、再生紙、厚
紙、プラスチックなどのような最もグレードの低い下地
材に対してフレキソ印刷用、水性又はUV硬化型のコー
ティング材料が塗布されるコーターとして、第1の印刷
ユニット22を使用することが可能となる。
【0080】最初の下位(下塗り)水性コーティング層
が、例えば再生紙やプラスチックといったような低級の
粗い下地材の表面を密封し、オーバープリントされたド
ットの精細度を改善し、ストライクスルー(裏板4)及
びショースルー(透き通し)を防ぎながらより良好なイ
ンキの付きを提供する。このとき、下塗り全体にわたり
下流にフレキソ印刷用UV硬化型コーティング材料を塗
布し、かくしてより高いコーティングの光沢を生み出す
ことができる。
【0081】好ましくは、アプリケータローラ66は、
ブランケット胴34上のブランケットB又はその他の弾
力性材料にインキ又はコーティング材料を塗布するのに
使用される場合、複合炭素繊維材料、金属又はセラミッ
クスコーティングされた金属で作られている。アプリケ
ータローラ66が胴に適用される場合、これは好ましく
は、弾力性の圧縮性移送表面をもつアニロックスローラ
として構成される。適切な弾力性ローラ表面材料として
は、BunaN合成ゴム及びEPDM(ターポリマーエラス
トマー)が含まれる。
【0082】プロトタイプテストにおいて、インキング
/コーティング装置10が、螢光物(Day Glo)、パー
ル、メタリック(ゴールド、シルバー及びその他のメタ
ル)、光る物、ひっかくと芳香が出るもの(スクラッチ
アンドスニフ)(微細包埋フラグランス)、ひっかくと
何かが現われ出る物(スクラッチアンドリビール)、発
光物、感圧接着剤など、ならびにUV硬化型及び水性コ
ーティングといったものを含む広範囲にわたるインキ及
びコーティングタイプを塗布できるということが実証さ
れてきた。
【0083】湿し装置アセンブリを印刷ユニットからと
り外した状態で、フレキソ印刷用インキ及び/又はコー
ティングをフレキソ印刷用又は乾式印刷用版又はブラン
ケットに対して選択的に塗布するため、湿し装置スペー
ス内にインキング/コーティング装置10を容易に設置
することができる。さらに、フレキソ印刷用インキ及び
/又はコーティングは本発明の高速・高温空気ユニット
間乾燥装置及び高体積熱・水分抽出装置アセンブリによ
って乾燥させられるため、次の印刷ユニット上でフレキ
ソ印刷用インキ及びコーティングのオーバープリンティ
ングを行うことができる。
【0084】本発明で使用されるようなフレキソ印刷用
インキ及びコーティングは、カラー顔料及び/又は可溶
性染料、顔料を下地材表面上に固定するバインダ、ワッ
クス、脱泡剤、増粘剤及び溶剤を含有する。水性印刷用
インキは、希釈剤及び/又はビヒクルとして主として水
を含有している。好ましい増粘剤には、アルゴネート、
でんぷん、セルロース及びその誘導体、例えばセルロー
スエステル又はセルロースエーテルなどが含まれる。有
機及び無機顔料を含む着色剤を、水及び溶剤中で溶けな
い染料から誘導することができる。適切なバインダとし
ては、アクリル酸エステル及び/又はポリ塩化ビニルが
含まれる。
【0085】メタリックインキが印刷される場合、アニ
ロックスローラのセルは、金属粒子がセル内に粘着した
状態となるのを防ぐように適切にサイズ決定されてなく
てはならない。例えば、メタリックゴールドインキにつ
いては、アニロックスローラは、1インチあたり175
〜300ライン(1cmあたり68〜118ライン)の範
囲内のスクリーンライン計数を有していなくてはならな
い。好ましくは、アニロックスローラセルを開けた状態
に保つため、ドクターブレードアセンブリ68には、本
明細書に参考として内含されている、Howard W. DeMoor
e に対し譲渡され、米国テキサス州ダラスのPrinting R
esearch Inc.にライセンス付与された、Steven M. Pers
onに対する米国特許第5,425,809号の中で記載
されているとおりの剛毛ブラシBR(図14)が具備さ
れている。
【0086】インキング/コーティング装置10は同様
にUV硬化型インキ及びコーティングを塗布することも
できる。UV硬化型インキ及びコーティングが利用され
る場合、高速高温空気乾燥装置/抽出装置ユニット12
4、126及び128のそれぞれに隣接して、紫外線乾
燥装置/抽出装置が設置される。
【0087】本明細書に記述されているLITHOFL
EXTM印刷プロセスが、石版印刷モードで印刷機の印刷
ユニットを選択的に作動させるがその一方で、同時に同
じ印刷機のもう1つの印刷ユニットをフレキソ印刷モー
ド又は乾式印刷モードのいずれかで作動させ、さらに一
方で、版位置又はブランケット位置のいずれかから別々
に又は同時に印刷又はコーティングするケイパビリティ
を提供することを可能にするものであるということがわ
かるだろう。本発明のデュアルクレードル支持配置は、
インキング/コーティング装置10が引込み位置にある
間にアプリケータローラ66を除去し、再度位置づけす
るか又は交換することしか必要でないため最低の印刷機
動作不能時間で、ブランケット胴上でのインキング/コ
ーティング位置から版胴上でのインキング/コーティン
グ位置まで迅速に切替えることを可能にする。4つの押
えネジをとり外し、クレードルからアプリケータローラ
66をもち上げ、それをその他のクレードル内に再度位
置づけすることしか必要でない。これはすべて、印刷機
からインキング/コーティング装置10をとり外すこと
なく、数分で達成できる。
【0088】同じ印刷機の作動中、1つの印刷ユニット
上でフレキシ印刷用インキ又はコーティングを用いて版
位置又はブランケット位置からスポットコーティング又
は全体コーティングし、次にもう1つの印刷ユニット上
で版位置又はブランケット位置からUV硬化型インキ又
はコーティングでスポットコーティング又は全体コーテ
ィングすることが可能である。その上、印刷機オペレー
タは1つの業務のため版からスポット又は全体コーティ
ングし、その後次の業務でブランケットからスポット及
び/又は全体コーティングすることができる。
【0089】版又はブランケットに対するアプリケータ
ローラの位置づけは、予め定められ、予めセットされた
作動的位置まで反復可能である。したがって、LITH
OFLEXTMプロセスのためにはわずかな印刷ユニット
の修正又は変更しか必要でないかもしれない。実施例に
関連して自動伸長及び引込みについて記述してきたが、
作動的(刷り中)位置への伸長及び非作動的(非刷り
中)位置への引込みは、所望の場合手でも行うことがで
きる。手動の態様においては、作動的(刷り中)位置で
印刷機サイドフレーム14、15に対してインキング/
コーティング装置10をラッチし、非刷り中(引込み)
位置でインキング/コーティング装置を機械的に支える
ことが必要である。
【0090】ここで再び図8を参照すると、1つのアプ
リケータローラ66がサイド支持部材78、80によっ
て下部クレードルアセンブリ100上にとりつけられて
おり、第2のアプリケータローラ66がサイド支持部材
82、84により上部クレードルアセンブリ102上に
とりつけられている。この配置によると、インキング/
コーティング装置10は版胴上の版に対し印刷用インキ
及び/又はコーティング材料を塗布すると同時に同じ印
刷ユニットのブランケット胴上の版又はブランケットに
対して印刷用インキ及び/又はコーティング材料を塗布
することができる。同じ色のインキが、同じ印刷ユニッ
ト上で同時に版位置及びブランケット位置から上部及び
下部アプリケータローラによって使用される場合、印刷
ユニットの中を下地材が一回だけ通過する間に下地材S
に対して「2重の衝撃(ダブル・バンプ)」つまり2重
のインキングフィルム又はコーティング層が塗布され
る。2つのインキ又はコーティング材料のタックは、2
重の衝撃の間の優れた移送を得るため相容性のあるもの
でなくてはならない。その上、輪転オフセット巻取紙印
刷機のブランケット胴に対して、又は専用コーティング
ユニットのブランケットに対してインキ又はコーティン
グ材料を塗布するためにインキング/コーティング装置
10を使用することができる。
【0091】従来の金付け技術に従うと、金属(青銅)
粉末は予め印刷された下地材に対しオフラインで塗布さ
れ、こうして粒子が粗くテクスチュア(質感)のある仕
上げ又は外観が生み出される。従来のフレキソ印刷又は
石版印刷により青銅材料のオンライン塗布は、平滑で連
続した外観を生成するにすぎない。しかしながら、最高
の品質の印刷には粒子の粗いテクスチュアのある仕上げ
が好ましく、これは本発明以前はオフライン方法によっ
てのみ生み出すことができたことである。
【0092】ここで図14及び図15を参照すると、メ
タリックインキ又はコーティング材料が、青銅様のテク
スチュアをもつ又は粒子の粗い外観をもつ平坦でない表
面仕上げを生み出すべく上部及び下部アプリケータロー
ラ67R、66の同時作業により下地材Sに対してオン
ラインで塗布される。本発明のシミュレーションされた
金付け方法に従うと、フレキソ印刷用ブロンズインキ
は、図14に示されているようにデュアルクレードルイ
ンキング/コーティング装置10により版及びブランケ
ットに同時に塗布される。弾力性アプリケータローラ6
7Rが上部クレードル102内にとりつけられ、アニロ
ックスアプリケータローラ66が下部クレードル100
上にとりつけられている。ローラは別々のドクターブレ
ードタンク70から供給を受けている。上部クレードル
位置でドクターブレードタンク70は、水性又はフレキ
ソ印刷用インキの中に分散させられた比較的粗い金属粒
子140をもつブランズインキ又はコーティング材料を
供給する。粗粒子インキ又はコーティング材料は上部ク
レードル位置102で弾力性アプリケータローラ67R
により版Pに対して塗布される。同時に、比較的細かい
金属粒子142をもつフレキソ印刷用及び/又はブロン
ズインキ又はコーティング材料が、下部クレードル10
0上にとりつけられたアニロックスローラ66によって
ブランケットBに移送される。
【0093】上部及び下部アプリケータローラの計量用
表面は、金属の粗粒子及び微粒子に対応する異なるセル
サイズ及び体積容量をもつ。例えば、金属粗粒子140
を移送する上部クレードル位置102にとりつけられた
アニロックスローラ111は、好ましくは1インチあた
り100〜300ライン(1cmあたり39〜118ライ
ン)の範囲内のスクリーンライン計数を有し、比較的細
かい金属粒子142を移送する下部クレードル100上
にとりつけられたアニロックスローラ66の計量用表面
は、好ましくは1インチあたり200〜600ライン
(1cmあたり79〜236ライン)の範囲内のスクリー
ンライン計数を有する。
【0094】版からブランケットへの移送の後、金属微
粒子142は、金属粗粒子140の上に1つの層を形成
する。両方の青銅層が共に下地材S上にオフセットされ
るにつれて、金属微粒子142の層は下地材S上に印刷
され、金属粗粒子140の最上層がテクスチュアのある
粒子の粗い外観を提供する。金属微粒子142は、その
他の場合ならば金属粗粒子140の間の空隙の中に見え
ると思われる下地材をカバーする。かくして、微粒子層
の上の粗粒子層の組合せは、テクスチュアのある青銅様
の仕上げ及び外観を提供する。
【0095】金属以外の粒子状材料を、テクスチュア仕
上げを生み出すのに使用することもできる。例えば、メ
ッキされたプラスチック(光る物)の粗粒子及び微粒
子、雲母粒子(パール)などを金属粒子の代りに用い
て、限りない表面変化、外観及び効果を生み出すことが
できる。金属粒子を含む粒状材料はすべて、好ましくは
固形で平坦な小板形状をしており、アニロックスアプリ
ケータローラによる塗布に適したサイズ寸法を有する。
例えば不規則な形状及びサイズを有するストーングリッ
トといったその他の粒子状又は粒状の材料を使用するこ
とができ、優れた利点をもたらす。
【0096】光をよく反射する小板形状の固体金属粒子
が、青銅様の外観及び効果を生み出すのに好ましい。し
かしながら、光反射特性を有し得るさまざまなテクスチ
ュア仕上げを、ストーングリットといった粒状材料を用
いて生成することができる。最も一般的に使用される金
属としては、銅、亜鉛及びアルミニウムが含まれる。所
望の場合には、その他の延性金属を用いることができ
る。さらに、粗粒子と微粒子は同じ粒子状材料で作られ
ている必要はない。粗粒子及び微粒子のそれぞれのため
にさまざまな粒子状材料を利用することによりさまざま
な効果及びテクスチュアのある外観を作り出すことがで
きる。さらに、所望の特殊な又は表面の仕上げに応じて
微粒子又は粗粒子のいずれかのインキ又はコーティング
材料を上部クレードル位置から印刷でき、又は微粒子又
は粗粒子のいずれかのインキ又はコーティング材料を下
部クレードル位置から印刷することができる。
【0097】石版印刷、乾式、水性及びフレキソ印刷プ
ロセスを含む付加的なインキング/コーティングケイパ
ビリティ用に最後の印刷ユニット28を構成することが
できる、ということがわかるだろう。最後の印刷ユニッ
ト上でさまざまな下地材表面効果(例えば2重衝撃又は
3重衝撃式インキング/コーティング又は金付け)を実
施することができる。3重衝撃式インキング/コーティ
ングのためには、最後の印刷ユニット28には、図3及
び図4に示されているように補助的インラインインキン
グ又はコーティング装置97が備わっている。インライ
ンインキング又はコーティング装置97は、印刷又はコ
ーティングされたばかりのあらゆる表面の効果又は特殊
処理全体にわたりさらにもう1枚のインキフィルム又は
コーティング材料の保護又は装飾層を塗布して、3重衝
撃を生成することを可能にする。3重衝撃は、下地材が
最後の印刷ユニットの圧胴上にある間、印刷又はコーテ
ィングされたばかりの2重衝撃の上に同時に第3のイン
キフィルム又はコーティング材料層を塗布することによ
って達成される。
【0098】インラインインキング/コーティング装置
97が設置される場合、紙取り胴42からSUPER
BLUER 可とう性カバリングを除去することが必要で
あり、同様に図3及び図4に示されているとおり、紙取
り胴42上に版又はブランケットBをとりつけることに
よってインキング/コーティング作業のために紙取り胴
42を修正又は転換することも必要である。版又はブラ
ンケットBの下には胴貼り材料が置かれ、かくして、転
換された紙取り胴42及び最後の圧胴36上の版又はブ
ランケットBの間のニップを通して移送するにつれて、
印刷されたばかりの下地材S上にインキ又はコーティン
グ材料が印刷又はコーティングされるように、適正な印
刷用胴貼り済み半径方向クリアランスで版又はブランケ
ットBが胴張りされることになる。この配置によると、
印刷又はコーティングされたばかりの下地材は、インキ
又はコーティング材料の第2のフィルム又は層が最後の
圧胴36上でオーバープリンティング又はオーバーコー
ティングされている間に同時にインキ又はコーティング
材料の第3のフィルム又は層でオーバープリンティング
又はオーバーコーティングされる。
【0099】補助的インキング/コーティング装置97
及び転換された又は修正された紙取り胴42は、デリバ
リ駆動シャフト43上にとりつけられている。インキン
グ/コーティング装置97は、修正された又は転換され
た紙取り胴42上の版又はブランケットBに対しインキ
又はコーティング材料を供給するため、アプリケータロ
ーラ、好ましくはアニロックスアプリケータローラ97
Aを内含する。インラインインキング/コーティング装
置97及び修正された又は転換された紙取り胴42は好
ましくは、本明細書に参考として内含されているHoward
W. DeMoore(共同発明者かつ譲受人)に対する米国特許
第5,176,077号の中で記述されているとおりに
製造される。インラインインキング/コーティング装置
97は、米国テキサス州ダラスのPrinting Research In
c.により、その商標SUPERBLUE EZ COA
TERTMで製造・販売されている。
【0100】紙取り胴42がインキング/コーティング
作業のために修正又は転換された後、版又はブランケッ
トBにより課せられるニップクリアランスの減少のた
め、修正された紙取り胴42はもはや、印刷又はコーテ
ィングされたばかりの下地材を誘導し移送するというそ
の当初の機能を果たすことができない。その代り、修正
された又は転換された紙取り胴42は、最後の圧胴36
上で同時に印刷又はコーティングされるにつれて、印刷
又はコーティングされたばかりの下地材上に3番目の下
位インキフィルム又はコーティング材料の層を印刷又は
コーティングすることにより、インキング/コーティン
グ装置97の一部として機能する。その上、第2の下位
インキフィルム又はコーティング層と第3の下位インキ
フィルム又はコーティング層の間の相互タックのため、
オーバープリンティング又はオーバーコーティングされ
た下地材は、版又はブランケットに粘着することにな
り、かくして版又はブランケットからの下地材の分離に
対抗又は抵抗する。
【0101】この問題を補正するため、図3及び図4に
示されているように、真空を用いた移送装置99が、修
正された又は転換された紙取り胴42に隣接してとりつ
けられている。真空を用いた移送装置99のもう1つの
目的は、オーバープリンティング又はオーバーコーティ
ングを受けたばかりの3重衝撃下地材がニップの中を移
送されるにつれて、版又はブランケットBからこの下地
材を分離させることにある。真空を用いた移送装置99
は、オーバープリンティング又はオーバーコーティング
されたばかりの下地材がニップ内を移送するにつれてこ
の下地材を横切って圧力差を生成し、かくして下地材上
に分離力を生み出して版又はブランケットBからのきれ
いな分離を提供する。
【0102】真空を用いた移送装置99は好ましくは、
本明細書に参考として内含されている、すべて共同発明
者であるHoward W. DeMoore に対する米国特許第5,1
13,255号、5,127,329号、5,205,
217号;5,228,391号;5,243,909
号;及び5,419,254号で記述されているとおり
に製造される。真空を用いた移送装置99は、米国テキ
サス州ダラスのPrinting Research Inc.により、その商
標BACVACTMで製造・販売されている。
【0103】本発明及びその利点について詳細に記述し
てきたが、添付の請求項によって規定されているとおり
の本発明の精神又は範囲から逸脱することなくさまざま
な変化、置換及び変更を加えることができるということ
も理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するインキング/コーティング装
置を有する枚葉紙供給式輪転オフセット印刷機の斜視図
である。
【図2】本発明の単一ヘッド、デュアルクレードル型イ
ンキング/コーティング装置の簡略化された斜視図であ
る。
【図3】第1、第2及び最後の印刷ユニットの従来の湿
し装置位置に設置された単一ヘッド、デュアルクレード
ル型インキング/コーティング装置を有する図1の印刷
機の概略的側面立面図である。
【図4】第4の印刷ユニット上の印刷版及びブランケッ
ト上に同時に印刷するための作動的インキング/コーテ
ィング位置にある単一ヘッド、デュアルクレードル型イ
ンキング/コーティング装置を示す簡略化された側面立
面図である。
【図5】第1の印刷ユニットのブランケット上へのスポ
ット又は全体的インキング又はコーティングのために作
動的位置にある単一ヘッド、デュアルクレードル型イン
キング/コーティング装置を示し、かつ第2の印刷ユニ
ットの印刷版上にスポット又は全体的インキング又はコ
ーティングを施すために作動的位置にあるデュアルクレ
ードルインキング/コーティング装置を示す、簡略化さ
れた側面立面図である。
【図6】ブランケット上へのスポット又は全体的コーテ
ィングのために密封されたドクターブレードタンクアセ
ンブリをもち、作動的コーティング位置にある単一ヘッ
ド、デュアルクレードル式インキング/コーティング装
置を示す、部分的に分解された図4及び図5の単一ヘッ
ド、デュアルクレードル型インキング/コーティング装
置の簡略化された側面断面図である。
【図7】インキング/コーティング装置に対して、温度
制御されたインキ又はコーティング材料を循環させるた
め、単一ヘッド、デュアルクレードル型インキング/コ
ーティング装置に連結された熱交換器及びポンプのアセ
ンブリを示す概略図である。
【図8】代替的なコーティングヘッド配置を例示する、
図6に類似し、部分的に分解された側面立面図である。
【図9】印刷ユニットサイドフレーム部材上のインキン
グ/コーティング装置の旋回式結合を例示する印刷ユニ
ットの簡略化された立面図である。
【図10】それぞれ上部クレードルと下部のクレードル
内に一対の分割型アプリケータローラがとりつけられて
いる、図2に類似した図である。
【図11】分割型アプリケータローラの側面立面図であ
る。
【図12】シール要素によって中央で仕切られたドクタ
ーブレードタンクの斜視図である。
【図13】図12の仕切りシール要素に対する分割型ア
プリケータローラの密封係合を示す断面図である。
【図14】インキング/コーティングの変形実施態様を
例示する、図8に類似した図である。
【図15】図14のデュアルアプリケータローラの実施
態様の同時操作により塗布される金付け様の仕上げを有
する下地材の簡略化された側面立面図である。
【図16】分割型インキ出しパン上にとりつけられた別
々の移送表面をもつパンローラの、一部断面図で表わさ
れた側面立面図である。
【図17】下部クレードル上に取りつけられた単一ドク
ターブレードアセンブリ、アニロックスアプリケータロ
ーラを有する代替的なインキング/コーティングヘッド
装置を例示する、部分的に分解されたデュアルクレード
ルインキング/コーティング装置の簡略化された側面立
面図である。
【図18】別々の移送表面をもつ単一ドクターブレード
アニロックスアプリケータローラアセンブリ、及び別々
の外部供給源から異なるインキ又はコーティング材料の
供給を受けている別々のインキ出し区画を有する分割型
インキ出しパンの、部分的に断面図で表わされた側面立
面図である。
【符号の説明】
10、97 インキング/コーティング装置 12 印刷機 14 印刷機フレーム 16 枚葉紙フィーダ 20 枚葉紙デリバリスタッカ 22、24、26、28 印刷ユニット 30 インフィード渡し胴 32 版胴 34 ブランケット胴 36 圧胴 40 中間トランスファドラム 42 紙取り胴 43 デリバリシャフト 44 デリバリコンベヤシステム 48 デリバリ乾燥装置 50 インキング装置 52 インキングローラ列 54 インキつぼ 56 インキ出しローラ 57 呼出しローラ 62 油圧モータ 66 アプリケータローラ 68 密封型ドクターブレードアセンブリ 70 タンク 71 熱交換器 74、76 サイド支持部材 99 移送装置 100、102 クレードル 113 アニロックスアプリケータローラアセンブリ 117 インキ出しパン 124、126、128 乾燥装置/抽出装置ユニット 130 シール要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 あらゆる輪転オフセット印刷機の第1の印刷ユニット又はそれに続くいずれかの印刷ユニットの 湿し装置側から版胴及びブランケット胴上で同時に作動可能な引込み式印刷/コーティングユニ ット

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の印刷ユニットを含み、こ
    の第1の印刷ユニットがフレキソ印刷版、ブランケッ
    ト、圧胴及びフレキソ印刷版及び/又はブランケットに
    対して水性又はフレキソ印刷用インキ又はコーティング
    材料を塗布するためのインキング/コーティングアプリ
    ケータ手段を有しているタイプの輪転オフセット印刷機
    内で印刷するための方法において、 − フレキソ印刷版に対して水性又はフレキソ印刷用イ
    ンキ又はコーティング材料の第1のスポット又は全体的
    コーティングを施す段階; − フレキソ印刷版からブランケットまで水性又はフレ
    キソ印刷用インキ又はコーティング材料を移送する段
    階; − ブランケットに対する水性又はフレキソ印刷用イン
    キの第2のスポット又は全体的フィルム又はコーティン
    グ材料層を塗布する段階; − 下地材がブランケットと圧胴の間のニップを通して
    移送されるにつれて、この下地材に対しブランケットか
    らインキ又はコーティング材料を移送する段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が第2
    の印刷ユニット内で印刷、コーティング又はその他の処
    理を受ける前に、この下地材上の水性又はフレキソ印刷
    用インキ又はコーティング材料を乾燥させる段階が第1
    の印刷ユニット内で連続して行われることを特徴とする
    印刷方法。
  2. 【請求項2】 − 第1の印刷ユニット内で下地材に対
    し水性又はフレキソ印刷用インキ又はコーティング材料
    の下塗りを施す段階; − 下塗りの間に、塵埃、裏移り防止スプレー粉末など
    といった粒子状材料をトラップし密封する段階; − 第2の印刷ユニット上で下地材が印刷されるか又は
    コーティングされる前にこの下地材上の下塗りを乾燥す
    る段階;及び − 第2の印刷ユニット内で、コーティングされたばか
    りの下地材にオーバープリンティングする段階を含む、
    請求項1に記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 印刷又はコーティングされたばかりの下
    地材が第1の印刷ユニットの圧胴と接触している間に、
    この下地材上に加熱空気を導くことによって、乾燥段階
    が実施される、請求項1に記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 −印刷又はコーティングされた下地材を
    第1及び第2の印刷ユニットの間に配置された中間渡し
    胴に移送させる段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が中間
    渡し胴と接触している間にこの下地材を乾燥させる段階
    を含む、請求項1に記載の印刷方法。
  5. 【請求項5】 乾燥段階は、印刷又はコーティングされ
    たばかりの下地材が第2の印刷ユニット内の圧胴と接触
    している間にこの下地材上に加熱空気を導くことによっ
    て行われる、請求項1に記載の印刷方法。
  6. 【請求項6】 乾燥段階は、印刷又はコーティングされ
    たばかりの下地材上に乾燥装置からの加熱空気を導くこ
    とによって行われ、 − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が第1
    の印刷ユニットの圧胴と接触している間にこの下地材を
    乾燥装置の間の露呈ゾーンから高温空気、水分及び揮発
    分を抽出する段階を含む、請求項1に記載の印刷方法。
  7. 【請求項7】 −印刷又はコーティングされたばかりの
    下地材を第1及び第2の印刷ユニットの間に配置された
    中間渡し胴へ移送する段階; − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が中間
    渡し胴と接触している間にこの下地材上に乾燥装置から
    の加熱空気を導く段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が中間
    渡し胴と接触している間にこの下地材と前記乾燥装置の
    間の露呈ゾーンから高温空気、水分及び揮発分を抽出す
    る段階を含む、請求項1に記載の印刷方法。
  8. 【請求項8】 −第2の印刷ユニット上の圧胴に対し、
    印刷又はコーティングされたばかりの下地材を移送する
    段階; − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が第2
    の印刷ユニットの圧胴と接触している間にこの下地材上
    に乾燥装置から加熱空気を導く段階; − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が第2
    の印刷ユニットの圧胴と接触している間に、この下地材
    と前記乾燥装置の間の露呈ゾーンから高温空気、水分及
    び揮発分を抽出する段階を含む、請求項1に記載の印刷
    方法。
  9. 【請求項9】 版胴、この版胴の上にとりつけられたフ
    レキソ印刷版、ブランケット胴、このブランケット胴の
    上にとりつけられた版又はブランケット、圧胴及びフレ
    キソ印刷版及び/又はブランケット胴上の版又はブラン
    ケットに対して水性又はフレキソ印刷用インキ又はコー
    ティング材料を塗布するためのアプリケータ手段を有す
    る印刷ユニットを含むタイプの輪転オフセット印刷機内
    で平坦でない印刷又はコーティング層を下地材上に提供
    するための方法であって、 − フレキソ印刷版に対して比較的粗い粒子を含む水性
    又はフレキソ印刷用インキ又はコーティング材料の第1
    の下位層を塗布する段階; − フレキソ印刷版からブランケット胴上の版又はブラ
    ンケットまで比較的粗い粒子の印刷インキ又はコーティ
    ング材料を移送させる段階; − 比較的粗い粒子の印刷インキ又はコーティング材料
    の上に比較的細かい粒子を含む水性又はフレキソ印刷用
    インキ又はコーティング材料の第2の下位層を塗布する
    段階; − 下地材がブランケット胴と圧胴の間のニップを通し
    て移送されるにつれてこの下地材上にブランケット胴上
    のブランケット又は版から粗粒子及び微粒子のインキ又
    はコーティング材料を移送する段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材がひき
    つづき印刷、コーティング又はその他の処理を受ける前
    に、この下地材を乾燥する段階が印刷ユニット内で連続
    的に行われることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 粗粒子及び微粒子が、銅、亜鉛及びア
    ルミニウムを含む群から選択された金属を含んでなる、
    請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 粗粒子及び微粒子が、雲母、シリコ
    ン、ストーングリット及びプラスチックからなる群から
    選択された非金属材料を含んでなる、請求項9に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 粗粒子及び微粒子がそれぞれさまざま
    な粒子状材料を含んでいる、請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】 版胴、この版胴上にとりつけられた印
    刷版、ブランケット胴、このブランケット胴上にとりつ
    けられた版又はブランケット、圧胴、フレキソ印刷版及
    び/又はブランケット胴上の版又はブランケットに対し
    て同時に又は別々に印刷インキ又はコーティング材料を
    塗布するためのインキング/コーティング装置を含み、
    しかも印刷されたばかりの下地材上にインキフィルム又
    はコーティング材料層を印刷するために最後の印刷ユニ
    ットに隣接してとりつけられたインキング/コーティン
    グ胴を含むタイプの輪転オフセット印刷機の最後の印刷
    ユニット上で下地材を印刷又はコーティングするための
    方法において、 − 印刷版に対して第1の下位印刷インキフィルム又は
    コーティング材料層を塗布する段階; − 印刷版からブランケット胴上の版又はブランケット
    まで印刷インキ又はコーティング材料を移送する段階; − ブランケット胴上の版又はブランケットの上の第1
    の下位フィルム又は層の上に第2の下位印刷インキフィ
    ルム又はコーティング材料層を塗布する段階; − ブランケット胴と圧胴の間のニップを通って下地材
    が移送されるにつれて、ブランケット胴上のブランケッ
    ト又は版から下地材上にインキ又はコーティング材料を
    移送する段階;及び − 第2の下位フィルム又は層が最後の圧胴上で印刷又
    はコーティングされている間に、第2の下位インキフィ
    ルム又はコーティング材料層の上に第3の下位印刷イン
    キフィルムはコーティング材料層を同時に印刷する段階
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 版胴、この版胴上にとりつけられたフ
    レキソ印刷版、ブランケット胴、このブランケット胴上
    にとりつけられた版又はブランケット、圧胴及びフレキ
    ソ印刷版及び/又はブランケット胴上の版又はブランケ
    ットに対してフレキソ印刷用又は水性印刷インキ又はコ
    ーティング材料を塗布するためのインキング/コーティ
    ング装置を有する印刷ユニットを含むタイプの輪転オフ
    セット印刷機内で下地材を印刷又はコーティングするた
    めの方法において、 − フレキソ印刷又は水性印刷インキ又はコーティング
    材料の第1の下位フィルム又は層をフレキソ印刷版に対
    し塗布する段階; − フレキソ印刷版からブランケット胴上の版又はブラ
    ンケットまで、印刷インキ又はコーティング材料を移送
    する段階; − ブランケット胴上の版又はブランケット上の第1の
    下位フィルム又は層の上に水性又はフレキソ印刷用イン
    キ又はコーティング材料の第2の下位フィルム又は層を
    塗布する段階; − ブランケット胴と圧胴の間のニップを通して下地材
    が移送されるにつれて、下地材上にブランケット胴上の
    ブランケット又は版からインキ又はコーティング材料を
    移送する段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材がひき
    つづき印刷、コーティング又はその他の処理を受ける前
    に、この下地材を乾燥させる段階を含むことを特徴とす
    る方法。
  15. 【請求項15】 印刷ユニットが輪転オフセット印刷機
    の最後の印刷ユニットであり、下地材走行路に沿って印
    刷されたばかりの下地材を移送するため最後の印刷ユニ
    ット上に紙取り胴がとりつけられており、 − 紙取り胴上に版又はブランケットをとりつけること
    によって紙取り胴を修正する段階; − 修正された紙取り胴の版又はブランケットまでイン
    キ又はコーティング材料を移送する段階;及び − 印刷又はコーティングされたばかりの下地材が最後
    の印刷ユニットの最後の圧胴上にある間に、同時に、第
    2の下位フィルム又は層の上に版又はブランケットから
    水性又はフレキソ印刷インキ又はコーティング材料の第
    3の下位フィルム又は層を移送する段階を含む、請求項
    14に記載の輪転オフセット印刷機内で下地材を印刷又
    はコーティングする方法。
  16. 【請求項16】 供給物コンテナから前記インキング/
    コーティングアプリケータ手段まで、及び前記インキン
    グ/コーティングアプリケータ手段から供給物コンテナ
    まで液体インキ又はコーティング材料を循環させる段
    階;及び − 液体インキ又はコーティング材料が循環させられる
    につれて、これを加熱又は冷却する段階を含む、請求項
    1、9、13又は14のいずれか1項に記載の輪転オフ
    セット印刷のための方法。
JP8281425A 1995-10-02 1996-10-02 あらゆる輪転オフセット印刷機の第1の印刷ユニット又はそれに続くいずれかの印刷ユニットの湿し装置側から版胴及びブランケット胴上で同時に作動可能な引込み式印刷/コーティングユニット Pending JPH09131851A (ja)

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