JPH09131328A - 生体用電極 - Google Patents
生体用電極Info
- Publication number
- JPH09131328A JPH09131328A JP7288260A JP28826095A JPH09131328A JP H09131328 A JPH09131328 A JP H09131328A JP 7288260 A JP7288260 A JP 7288260A JP 28826095 A JP28826095 A JP 28826095A JP H09131328 A JPH09131328 A JP H09131328A
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- Japan
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- sheet
- lead wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生体用電極の組立工数及び部品点数の削減。
【解決手段】 一方の面が生体表面に密着させられるシ
ート状の導電性ゲル１２と、複数本のカーボン繊維１３
ａを撚り合わせて形成されたリード線１３と、このリー
ド線１３の先端部分に位置する複数本のカーボン繊維１
３ａの部分を各カーボン繊維ごとにばらばらにして形成
された電極部１４と、粘着剤が塗布された面を有しこの
面１１ｂと前記シート状の導電性ゲルの他方の面１２ａ
とで前記電極部１４のみを挟持するようにして前記シー
ト状の導電性ゲル１２に貼り合わされたシート状の保持
部材１１とを具備する。
ート状の導電性ゲル１２と、複数本のカーボン繊維１３
ａを撚り合わせて形成されたリード線１３と、このリー
ド線１３の先端部分に位置する複数本のカーボン繊維１
３ａの部分を各カーボン繊維ごとにばらばらにして形成
された電極部１４と、粘着剤が塗布された面を有しこの
面１１ｂと前記シート状の導電性ゲルの他方の面１２ａ
とで前記電極部１４のみを挟持するようにして前記シー
ト状の導電性ゲル１２に貼り合わされたシート状の保持
部材１１とを具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生体電流を検出する生
体用電極の改良に関する。
体用電極の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】生体の表面に装着して心電図などの生体
電流を検出する従来の生体用電極の内のＸ線透過用の生
体用電極の構成を図３に示す。この生体用電極は、シー
ト状の導電性ゲル１上の略中心部位にカーボンにて形成
された板状の電極部２を載置し、この電極部２上に複数
本のカーボン繊維を撚り合わせて形成されたリード線３
の先端部３ａを位置付け、片面に粘着剤が塗布されたシ
ート状の保持部材４を電極部２及びリード線先端部３ａ
を覆うようにして導電性ゲル１に貼り合わせ、電極部２
及びリード線先端部３ａを導電性ゲル１及び保持部材４
で挟持することにより構成されている。
電流を検出する従来の生体用電極の内のＸ線透過用の生
体用電極の構成を図３に示す。この生体用電極は、シー
ト状の導電性ゲル１上の略中心部位にカーボンにて形成
された板状の電極部２を載置し、この電極部２上に複数
本のカーボン繊維を撚り合わせて形成されたリード線３
の先端部３ａを位置付け、片面に粘着剤が塗布されたシ
ート状の保持部材４を電極部２及びリード線先端部３ａ
を覆うようにして導電性ゲル１に貼り合わせ、電極部２
及びリード線先端部３ａを導電性ゲル１及び保持部材４
で挟持することにより構成されている。
【０００３】上記のように構成された従来の生体用電極
においては、電極部２及びリード線先端部３ａを導電性
ゲル１上に載置して保持部材４を導電性ゲル１に貼り合
わせねばならないので、組立工数及び部品点数が多くな
っていた。また、電極部２及びリード線３はカーボンに
て形成されているので、Ｘ線透過用の生体用電極として
は適しているが、例えばデフィブリレータ等による高電
圧を患者に加えた場合に、カーボンの電極の場合は高電
圧による信号の変動に対しての回復特性が悪いという問
題があった。
においては、電極部２及びリード線先端部３ａを導電性
ゲル１上に載置して保持部材４を導電性ゲル１に貼り合
わせねばならないので、組立工数及び部品点数が多くな
っていた。また、電極部２及びリード線３はカーボンに
て形成されているので、Ｘ線透過用の生体用電極として
は適しているが、例えばデフィブリレータ等による高電
圧を患者に加えた場合に、カーボンの電極の場合は高電
圧による信号の変動に対しての回復特性が悪いという問
題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のように上記の従
来の生体用電極によると、カーボン製の電極部及びリー
ド線の先端部を導電性ゲル上に載置して保持部材を導電
性ゲルに貼り合わせねばならないので、組立工数及び部
品点数が多くなっていた。また、デフィブリレータ等に
よる高電圧を患者に加えた場合に、カーボンのみで形成
の電極の場合は高電圧による信号の変動に対しての回復
特性が悪いという問題があった。
来の生体用電極によると、カーボン製の電極部及びリー
ド線の先端部を導電性ゲル上に載置して保持部材を導電
性ゲルに貼り合わせねばならないので、組立工数及び部
品点数が多くなっていた。また、デフィブリレータ等に
よる高電圧を患者に加えた場合に、カーボンのみで形成
の電極の場合は高電圧による信号の変動に対しての回復
特性が悪いという問題があった。
【０００５】本発明はこのような従来の欠点を解決する
べくなされたものであり、組立工数及び部品点数を削減
でき、さらには、デフィブリレータ等による高電圧を患
者に加えた場合においても回復特性の良好な生体用電極
の提供を目的とする。
べくなされたものであり、組立工数及び部品点数を削減
でき、さらには、デフィブリレータ等による高電圧を患
者に加えた場合においても回復特性の良好な生体用電極
の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
生体表面に装着して生体電流を検出する生体用電極にお
いて、一方の面が生体表面に密着させられるシート状の
導電性ゲルと、複数本のカーボン繊維を撚り合わせて形
成されたリード線と、このリード線の先端部分に位置す
る複数本のカーボン繊維の部分を各カーボン繊維ごとに
ばらばらにして形成された電極部と、粘着剤が塗布され
た面を有しこの面と前記シート状の導電性ゲルの他方の
面とで前記電極部のみを挟持するようにして前記シート
状の導電性ゲルに貼り合わされたシート状の保持部材と
を具備することを特徴とする。
生体表面に装着して生体電流を検出する生体用電極にお
いて、一方の面が生体表面に密着させられるシート状の
導電性ゲルと、複数本のカーボン繊維を撚り合わせて形
成されたリード線と、このリード線の先端部分に位置す
る複数本のカーボン繊維の部分を各カーボン繊維ごとに
ばらばらにして形成された電極部と、粘着剤が塗布され
た面を有しこの面と前記シート状の導電性ゲルの他方の
面とで前記電極部のみを挟持するようにして前記シート
状の導電性ゲルに貼り合わされたシート状の保持部材と
を具備することを特徴とする。
【０００７】請求項１に記載の発明においては、カーボ
ン繊維を撚り合わせて形成されたリード線の先端部分が
電極部の役割をもかねているので、生体用電極の組立工
数及び部品点数を削減できる。
ン繊維を撚り合わせて形成されたリード線の先端部分が
電極部の役割をもかねているので、生体用電極の組立工
数及び部品点数を削減できる。
【０００８】また、請求項２に係る発明では、請求項１
の発明において、カーボン繊維で形成された電極部に
は、銀／塩化銀の塗料が塗布されている。従って、高電
圧を患者に加えた場合においても生体用電極の回復特性
は良好になる。
の発明において、カーボン繊維で形成された電極部に
は、銀／塩化銀の塗料が塗布されている。従って、高電
圧を患者に加えた場合においても生体用電極の回復特性
は良好になる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る生体用電極の
実施の形態を図１及び図２を参照して詳述する。ここに
図１は生体用電極の分解斜視図、図２はリード線の平面
図である。
実施の形態を図１及び図２を参照して詳述する。ここに
図１は生体用電極の分解斜視図、図２はリード線の平面
図である。
【００１０】本実施の形態に係る生体用電極は、図１に
示すように、シート状の保持部材１１、シート上の導電
性ゲル１２及びリード線１３にて構成されている。
示すように、シート状の保持部材１１、シート上の導電
性ゲル１２及びリード線１３にて構成されている。
【００１１】保持部材１１は不織布などで円板状などの
シート状に形成された絶縁シートの片面１１ｂ側に粘着
剤が塗布されて構成されている。
シート状に形成された絶縁シートの片面１１ｂ側に粘着
剤が塗布されて構成されている。
【００１２】リード線１３は、複数本のカーボン繊維１
３ａを撚り合わせて形成されている。このリード線１３
の先端部分に位置する複数本のカーボン繊維１３ａの部
分は、図２に示すように、各カーボン繊維１３ａごとに
ばらばらにされおり、この部分が生体用電極の電極部１
４として用いられる。また、複数本のカーボン繊維１３
ａにて形成の電極部１４には銀／塩化銀の塗料が塗布さ
れている。電極部１４に対する銀／塩化銀の塗料の塗布
の方法は、例えば、揮発性溶剤中に樹脂バインダー、銀
粉及び塩化銀粉（本例では、銀粉と塩化銀粉との割合は
８：２）を混在させて導電性塗料を形成し、この導電性
塗料に電極部１４を付けた後に余分な液をしごき取り、
電極部１４を平坦化して乾燥させる方法が用いられてい
る。
３ａを撚り合わせて形成されている。このリード線１３
の先端部分に位置する複数本のカーボン繊維１３ａの部
分は、図２に示すように、各カーボン繊維１３ａごとに
ばらばらにされおり、この部分が生体用電極の電極部１
４として用いられる。また、複数本のカーボン繊維１３
ａにて形成の電極部１４には銀／塩化銀の塗料が塗布さ
れている。電極部１４に対する銀／塩化銀の塗料の塗布
の方法は、例えば、揮発性溶剤中に樹脂バインダー、銀
粉及び塩化銀粉（本例では、銀粉と塩化銀粉との割合は
８：２）を混在させて導電性塗料を形成し、この導電性
塗料に電極部１４を付けた後に余分な液をしごき取り、
電極部１４を平坦化して乾燥させる方法が用いられてい
る。
【００１３】上記のような構成部品からなる生体用電極
の組み立ては、図１に示すように、生体表面に密着させ
られる面とは反対側の導電性ゲル１２の面１２ａの略中
央部にリード線１３の電極部１４を載置し、この電極部
１４を覆うようにして保持部材１１の面１１ｂを導電性
ゲル１２に貼り合わせることにより行う。これで電極部
１４は導電性ゲル１２び保持部材１１でしっかりと挟持
された状態となり、Ｘ線透過用のリード線付きの生体用
電極が完成する。また、電極部１４には銀／塩化銀の塗
料が塗布されている。従って、高電圧を患者に加えた場
合においても生体用電極の回復特性は良好になる。
の組み立ては、図１に示すように、生体表面に密着させ
られる面とは反対側の導電性ゲル１２の面１２ａの略中
央部にリード線１３の電極部１４を載置し、この電極部
１４を覆うようにして保持部材１１の面１１ｂを導電性
ゲル１２に貼り合わせることにより行う。これで電極部
１４は導電性ゲル１２び保持部材１１でしっかりと挟持
された状態となり、Ｘ線透過用のリード線付きの生体用
電極が完成する。また、電極部１４には銀／塩化銀の塗
料が塗布されている。従って、高電圧を患者に加えた場
合においても生体用電極の回復特性は良好になる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明においては、カーボン繊維を撚り合わせて形成され
たリード線の先端部分が電極部の役割をもかねているの
で、生体用電極の組立工数及び部品点数を削減できる。
発明においては、カーボン繊維を撚り合わせて形成され
たリード線の先端部分が電極部の役割をもかねているの
で、生体用電極の組立工数及び部品点数を削減できる。
【０００１５】また、請求項２に係る発明では、請求項
１の発明において、カーボン繊維で形成された電極部に
は、銀／塩化銀の塗料が塗布されているので、高電圧を
患者に加えた場合においても生体用電極の回復特性は良
好になる。
１の発明において、カーボン繊維で形成された電極部に
は、銀／塩化銀の塗料が塗布されているので、高電圧を
患者に加えた場合においても生体用電極の回復特性は良
好になる。
【図１】本発明の生体用電極の組立を示す斜視図。
【図２】図１の生体用電極のリード線の平面図。
【図３】従来の生体用電極の組立を示す正面図。
１１ 保持部材 １２ 導電性ゲル １３ リード線 １３ａ カーボン繊維 １４ 電極部
Claims (2)
- 【請求項１】 生体表面に装着して生体電流を検出する
生体用電極において、一方の面が生体表面に密着させら
れるシート状の導電性ゲルと、複数本のカーボン繊維を
撚り合わせて形成されたリード線と、このリード線の先
端部分に位置する複数本のカーボン繊維の部分を各カー
ボン繊維ごとにばらばらにして形成された電極部と、粘
着剤が塗布された面を有しこの面と前記シート状の導電
性ゲルの他方の面とで前記電極部のみを挟持するように
して前記シート状の導電性ゲルに貼り合わされたシート
状の保持部材とを具備することを特徴とする生体用電
極。 - 【請求項２】 カーボン繊維で形成された電極部には、
銀／塩化銀の塗料が塗布されていることを特徴とする請
求項１に記載の生体用電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7288260A JPH09131328A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 生体用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7288260A JPH09131328A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 生体用電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09131328A true JPH09131328A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17727895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7288260A Pending JPH09131328A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 生体用電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09131328A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-11-07 JP JP7288260A patent/JPH09131328A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030708 |