JPS618027A - 人体装着用電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、心電図等を測定する場合（こ人体に装着さ
せる計測用の電極や人体に帯電する静電気をアースして
取り除く場合に人体に装着させる帯電防止用の電極とし
て用いられる人体装着用電極に関するものである。

（従来の技術とその問題点） 心電図等を測定する場合に、人体へ装着させる計測用の
電極として金属を板状や箔状にしたものをそのまま用い
ると、人体との密着性が悪く、接触抵抗が大きくなり、
またその抵抗値も人体との接触状態によって変化し易り
、安定した測定が行えなかった。このため、従来は第６
図に示すように、導線（ａ）を接続する電極（ｂ）とし
て銀や塩化銀等の良導性金属を材料としたものを用い、
この電極（１〕）に人体へ接着するための粘着テープ（
Ｃ）を設けると共に、電極（ｂ）の人体装着側に導電性
ゼリー等の導電性物質を含浸させたスポンジＴｄｌを装
着させ、このスポンジ（ｄ）によって人体への密着性を
向上させていた。しかし、このように電極（ｂ）の人体
装着側にスポンジ（ｄ）を装着した場合、電極（ｂ）と
人体との間にスポンジ（ｄ）が介在するため、スポンジ
（ｄ）に導電性ゼリー物質を含浸させたとしてもその電
気抵抗は大きく、精密な測定は行えず、加えて電極（ｂ
）に銀等の高価な金属を多く使用するため材料費が高く
なるという問題があった。

また、ＩＣやＬＳＩのように静電気に対する耐久性が低
い部品や着火性の高い危険物を取り扱う場合、人体に静
電気が帯電しているとこれらの部品が静電気により正常
に機能しなくなったり、危険物が静電気によって生じる
火花で爆発するという危険性があった。このため、従来
は金属リングからなる帯電防止用電極を手首等に装着し
、これをアースして人体に帯電する静電気を取り除くよ
うにしていた。しかし、金属リングからなる帯電防止用
の電極を手首等に装着した場合、金属の冷たさ等が伝わ
り非常に違和感があり、またその重量も大きいため、細
かい作業を行なうことが非常に困難で、作業能率が著し
く低下し、また作業ミスも多くなるという間顆があった
。

この発明は、上記のような人体に装着する計測用また帯
電防止用の電極夫々の問題点を解決せんとしてなされた
もので、人体に対する密着性や導電性が良好であり、ま
た重量も軽く装着時における違和感もなく、さらに材料
費も安価となる人体装着用電極を提供することを目的と
したものである。

（間頃点を解決するための手段） この発明に係る人体装着用電極は、編物や織物等からな
る布を所要形状に形成した基布に銀、ニッケル等の良導
性金属をメッキして電極基材（１）を形成し、この電極
基材（１）に導線（２）を接続してなるものである。

また、望ましくは基布をフラノやパイル編地等の柔軟な
厚地の布で形成し、さらに望ましくは、このような基布
で形成された電極基材（１）に導電性ゼリー等の導電性
物質を含浸させるのである。

（作用） このような人体装着用電極においては、人体に装着させ
る電極基材（１）として、布を所要形状に形成した基布
に銀、ニッケル等の良導性金属をメッキしたものを用い
ており、電極基材（１）に使用する銀等の量は少なく、
また電極基材（１）は布を基拐とするため、柔軟で人体
に対する密着性が良くこれを直接人体に装着させること
ができ、さらにこの電極基材（１）は軽量でかつ金属の
ような違和感もないのである。

加えて、電極基材（１）に用いる基布を柔軟な厚地の布
で形成し、さらに導電性ゼリー等の導電性物質をこの電
極基材（１）に含浸させると、人体との接触効率が高ま
り、人体との密着性も増し、導電性が向上するのである
。

（実施例） 以下、この発明の実施例を第１図〜第５図に基づいて説
明する。

まず、第１図〜第３図に基づき、この発明に係る人体装
着用電極が心電図等の測定に使用する計測用の電極であ
る場合の実施例について説明する。

この実施例では、編物や織物等からなる布を小円板状に
したものを基布として用い、この小円板状の基布に銀、
ニッケル等の良導性金属をメッキしたものを電極基材（
１）として用いているのである。ここで、心電図等にお
いて測定する活動電流等は微少であるため、基布にメッ
キする金属は導電性の高い銀、ニッケルが好適であり、
また電気基材（１）の基布としてはフラノやパイル編地
等の柔軟な厚地の布を用い、電気基材（１）と人体との
接触効率を高めることが望ましく、さらにこの電極基材
（１）に、塩化ナトリウム等を含ませた導電性ゼリー等
の導電性物質を含浸させ、人体との密着性を高めること
がより望ましい。

そして、このように構成された電極基材（１）に導線（
２）を接続し、この導線（２）を通して活動電流等を各
種測定機器に導くのである。ここで、導線（２）を電極
基材（１）に接続するにあたつ−Ｃ５図に示す実施例で
は人体に接着させるための粘着テープ（３）を電極基材
（１）より大径の円板状に形成すると共に、導線（２）
の電極基材（１）に接続する接続側端部（２ａ）を帯状
にし、この帯状の接続側端部（２ａ）を電極基材（１）
と粘着テープ（３）の粘着面（３ａ）との間に挾み込む
ようにして電極基材（１）を粘着テープ（３）の粘着面
（３ａ）中央部に接着することにより、導線（２）を電
極基材（１）に接続させている。しかし、粘着テープ（
３）は必ずしも必要ではなく、導線（２）の接続側端部
（２ａ）を導電性接着剤等で直接電極基材（１０こ接続
することも可能である。また、第１図及び第２図に示す
例では、導線（２）を粘着テープ（３）の粘着面（３ａ
）側に配しているが、この場合粘着テープ（３）を人体
に接着する際に導線（２）が邪魔になることがあるため
、第３図に示すように導線（２）の接続側端部（２ａ）
を、粘着テープ（３）の粘着面（３ａ）と逆の表面（３
ｂ）側から粘着テープ（３）を通して電極基材（１）と
粘着面（３ａ）との間に挾み込み、導線（２）を粘着テ
ープ（３）の表面（３ｂ）側に位置させることも可能で
ある。

次に、第４図及び第５図に基づき、人体装着用電極が人
体に帯電する静電気をアースして取り除くのに用いる帯
電防止用の電極であるの実施例について説明する。

この実施例では、布を所要長さの帯状に形成したものを
基布とし、この帯状の基布に前記実施例と同様に、銀、
ニッケル等の良導性金属のメッキを施して電極基材（１
）を形成し、この電極基材（１）に導線（２）を接続さ
せている。そして、このように形成された帯状の電極基
材（１）を第５図に示すように手首等に巻き付は導線（
２）の他端をアースさせる等により人体に帯電する静電
気をこの電極基材（１）から導線（２）を通して流出さ
せるようになっている。どのように帯電防止用の電極と
して用いる場合、電極基材（１）を手首等に巻き付けて
使用し、人体との接触面積が大きくなるため、前記実施
例のように基布に厚地の布を用いずともよく、装着感の
よい薄地の布を用Ｇ”ることかでき、また基布にメッキ
する金属も高価な銀を用いずともニッケル等の良導性金
属で静電気を充分に流出させることができるのである。

なお、第４図及び第５図に示す実施例では電極基材（１
）の両端部において、一方の端部に６ａ表面側に、他方
の端部には裏面側に夫々面接合ファスナー（４）を設け
、この面接合ファスナー（４相互を接合させ、これによ
り電極基材（１）を手首等に巻き付けた状態で止めるよ
うにしているか、Ｉ　　電極基材（１）の基布として伸
縮性のある布をリン“　　　グ状に形成したものを用い
、電極基材阜）をサポータ−のように手首等に圧接させ
て装着する等の変更は自在である。

、　　　　（発明の効果） 以上詳述した如く、この発明に係る人体装着用電極は、
基布に良導性金属をメッキしたものを電極基材として用
いるため、電極基材が柔軟で人体に対する密着性が良く
、心電図等の計測用の電極として用いる場合、これを直
接人体に装着させることができ、電極と人体との間にス
ポンジ等を介在させる場合に比べその抵抗か著しく低く
なり、心電図における活動電流のように微少な電流の測
定も正確に行なえ、精密な測定が可能となるのである。

また、静電気の帯電）　　　を防止する帯電防止用の電
極として用いる場合には、従来の金属リングに比べその
重量は軽（、金属のような違和感もなく手首等にフィツ
トするため、各種作業に支障をきたすということがなく
、作業能率が著しく向上するのである。

さらに、この電極基材は良導性金属を基布にメッキした
ものであるから、使用する金属の量は少なくて済み、特
に、導電性を高めるため銀を用いる計測用の電極におい
てはその材料費が著しく低減されるのである。

また、計測用の電極として用いる場合において、電極基
材の基布としてフラノやパイル編地等の柔軟な厚地の布
を用いると、この電極基材と人体との接触効率が向上し
、さらに、この電極基材に導電性ゼリー等の導電性物質
を含浸させると人体との密着性もより向上され、より精
密な測定が可能となるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明に係る人体装着用電極が゛計
測用の電極である場合の例を示し、第１図は電極基材側
からの斜視図、第２図は部分拡大断面図、第３図は粘着
テープを通して導線を電極基材に接続した例の斜視図、
第４図及び第５図は人体装着用電極が帯電防止用の電極
でていた計測用電極の断面図である。 （１）・・・電極基材、（２）・・・導線。 特許出願人　　株゛式会社八木商店 第２図 第３図 １″３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基布に良導性金属をメッキした電極基材（１）に導
   線（２）を接続してなることを特徴とする人体装着用電
   極。 ２、前記基布が柔軟な厚地の布で形成されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の人体装着用電極
   。 ３、前記電極基材（１）に導電性ゼリー等の導電性物質
   が含浸されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項または第２項記載の人体装着用電極。