JP3000142U - 美容処理用の電極 - Google Patents
美容処理用の電極Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触面積が広くても、十分な柔軟性を有し、
しかも電位印加時にどの電極表面でも同じ電位が印加で
きる美容処理用の電極を提供する。 【構成】 導電性フィルム1と、可撓性のある非導電性
の層3と、前記導電性フィルム1および前記非導電性の
層3を互いに重ねて接着する接着層2と、外部から導入
する電流を受け入れる導電接続部4,5,6,6′とか
ら成り、前記導電性フィルム1の厚さが実用上表面の位
置に対して無視できる程度に厚く、非導電性の層3の厚
さが実用上十分な機械的強度を有する程度に厚い、比較
的広い有効面積、例えば 10 cm2 以上を有する。
しかも電位印加時にどの電極表面でも同じ電位が印加で
きる美容処理用の電極を提供する。 【構成】 導電性フィルム1と、可撓性のある非導電性
の層3と、前記導電性フィルム1および前記非導電性の
層3を互いに重ねて接着する接着層2と、外部から導入
する電流を受け入れる導電接続部4,5,6,6′とか
ら成り、前記導電性フィルム1の厚さが実用上表面の位
置に対して無視できる程度に厚く、非導電性の層3の厚
さが実用上十分な機械的強度を有する程度に厚い、比較
的広い有効面積、例えば 10 cm2 以上を有する。
Description
【0001】
この考案は、美容処理用の電極、特に身体の広い範囲にわたって所定の電位を 印加して、美容効果を上げるために使用する印加電圧用の電極に関する。
【0002】
この種の電極は、例えば膝、太股、腰、胸、首、腕、手首等、身体の局部に電 圧を印加するため、所望部位に巻き付けることのできる長手方向に相当長い帯状 の電極としても使用される(例えば、本出願人の提示した特開平3−12356 5号公報参照)。その外、リンパ液の流れを刺激して美容処理効果を高めるため 、身体の所望部位に電位印加用の電極を当て、特定の波形電圧を印加することが 行われいる。この種の美容処理に使用する電極は、本出願人が既に提唱している リンパドレナージュ用の電極マット(特願平5−224780号明細書)の中で 既に使用されている。このマットをやせる君(商標登録申請中)として製造・販 売もしている。
【0003】 この種の電極に要請される条件は、先ず何よりも広い面積を有していても、可 撓性を有し柔軟で大きな変形に耐える必要がある。従って、これ等の電極は通常 導電性のゴム材料をベースにして構成されている。その際、機械的強度を高める ために、機械的強度の高い材料の線材、あるいは帯材料をゴム材料の中に埋め込 んだり、あるいはこのゴム材料の表面に裏打ちして補強を行っている。
【0004】 一般に、導電性ゴム材料は比較的比抵抗が高いため、電極の一端に給電点(接 続端子)を設けて電流を供給すると、印加電圧は電極の場所に応じて異なる。こ の望ましくない効果を防止するため、前記補強材料に導電性の材料を使用するこ とが行われている。補強材として導電性の線材を使用する場合、この線材と導電 性ゴムの間の剥離等により機械的な劣化が早く、使用に耐え得なくなることがあ る。
【0005】
それ故、この考案の課題は、接触面積が広くても、十分な柔軟性を有し、しか も電位印加時にどの電極表面でも同じ電位が印加できる美容処理用の電極を提示 することにある。
【0006】
上記の課題は、この考案により、導電性フィルム1と、可撓性のある非導電性 の層3と、前記導電性フィルム1および前記非導電性の層3を互いに重ねて接着 する接着層2と、外部から導入する電流を受け入れる導電接続部4,5,6,6 ′とから成り、前記導電性フィルム1の厚さが実用上表面の位置に対して無視で きる程度に厚く、非導電性の層3の厚さが実用上十分な機械的強度を有する程度 に厚い、比較的広い有効面積、例えば 10 cm2 以上を有する美容処理で身体の所 望皮膚部位に電圧を印加するために使用する電極によって解決されている。
【0007】 この考案による他の有利な構成は、実用新案登録請求の範囲の従属請求項に記 載されている。
【0008】
以下では、添付図面を参照しながら好適実施例に基づきこの考案をより詳しく 説明する。
【0009】 図1には、この考案による第一実施例の美容処理用の電極が示してある。この 電極は面積が比較的広い長方形の形状を有し、身体表面の広い領域に対して使用 できる。図1Aはこの電極の裏面を示し、図1Bは図1Aで線分X,X′で切り 出した電極の断面を示す。また、図1Cは電極の表面を示す。この電極の主要部 は、可撓性を有し、非導電性の帯状の層3と導電性フィルム1で構成され、両方 の部材1,3の間を接着する接着層2が介在している。
【0010】 電極の導電面である導電性フィルム1に電流を通電するため、電極の一部に接 続端子、あるはコネクタ4が設けてある。このコネクタ4は、例えば電極の表面 に設けた板5と裏面にある同様に導電性のコネクタ4の部品を導電性の締付固定 部材6,6′で互いに固定して形成されている。更に、図1Bにはこのコネクタ 4に挿入されるプラグ10が付属する接続導線11と共に単に暗示的に示してあ る。それ故、外部から導入される電流は接続導線11,コネクタ4を介して導電 性フィルム1に達する。
【0011】 電極の裏面には、更に例えばマジックテープ(日本ベルクロ社の登録商標)の ような接着具7,7′が特定な個所に付けてあり、例えばマットのような相手側 の部材に設けた接着具に留めら、電極をマットの所望個所に固定することができ る。
【0012】 図2には、この考案による第二実施例の美容処理用の電極が示してある。図2 A,2Bおよび2Cは、それぞれ電極の断面、裏面および表面を示す。この電極 は細長い帯状に形成されていて、例えば腕や脛に巻き付けて使用することができ る。図1と同一の機能を有する部材には同じ参照符号を付け、特別な機能を有し ない限り、説明を加えないことにする。
【0013】 この電極では、長手方向の端部にフラップ8が付けあり、このフラップ8の片 側、図2の場合、表面側にマジックテープ7が付けある。長手方向の他端には、 前記マジックテープ7の相手のテープ7′が裏面側に付けある。この電極は導電 性フィルム1の側を身体の所定部位、例えば腕に巻き付け、十分締め付けた後に マジックテープ7,7′を互いに接着させる。
【0014】 この電極では、外部の電源(図示せず)から供給される電流は、単線の導線と プラグ(いずれも同様に図示せず)およびこのプラグの装着されたコネクタ4と 導電性の締付固定部材6,6′,導電性の板5を介して導電性フィルム1に達す る。
【0015】 導電性フィルム1の材料と厚さは、曲げを繰り返しても機械的に安定で経時変 化が少なく、同時に電気抵抗も少ないものが望ましく、導電性フィルム1の各所 からコネクタ4までの抵抗が実用上殆ど同一と見なせる程度の厚さにすべきであ る。これには、良導電性金属材料、例えばアルミニウムあるいはアルミニウムの 合金、銅あるいはその合金を使用できる。その場合、必要であれば、表面に非常 に薄い導電性の保護被膜、例えば、金、銀、クロム、ニッケル材料のメッキ被膜 ないしは蒸着被膜を付けてもよい。また、厚さは、アルミニウム材料の場合、 5 0 〜 250μm である。
【0016】 帯状の層3も曲げを繰り返しても機械的に安定で経時変化の少ないことが同じ ように望ましく、非導電性の種々の弾力性のある材料が考えられる。例えば、天 然パルプあるいは合成樹脂の紙、軟らかい高分子合成樹脂、あるいは天然ゴムな いしは合成ゴムである。また、それ等の材料を積層させて組み合わせ、層状に形 成することもできる。その外、補強のため、前記材料の中に天然あるいは人工繊 維を入れてもよい。いずれにしても、適度の機械的強度が必要であるため、厚さ は電極の大きさに応じて多くの場合 1 mm 〜 3 mm に選択される。
【0017】 接着層2は接着剤から成るもので、例えばエポキシ樹脂を使用ことができる。 接着剤の塗布には、電極表面の面積が広いため、気泡等の混入したり、皺がよっ たりしないように注意することが必要である。その点、市販されているような、 両面接着テープを使用すると非常に有利である。
【0018】 二つの実施例を図面に示してこの考案を説明したが、種々の変形、改良が考え られる。 電極の形状は長方形の例を示したが、長方形である必要性は必ずしもなく、美 容処理の目的に応じて、例えば円形、菱形、卵形、四角形以外の多角形に形成す ることもできる。この考案は、特に広い面積の電極に使用するもので、例えば第 一実施例の場合(図1), 80 x 250 mm2,また第二実施例の場合(図2),40x 500 mm2 を作製していて、通常 10 cm2 以上の面積の電極に適用すると効果的で ある。
【0019】 プラグイン式のコネクタ4を電極に直接設ける構成を示したが、コネクタ4で なく単線の導線を直接電極に接続することもできる。その際、電極内の接続個所 に対して、機械的強度を高める配慮は当然必要である。
【0020】 更に、マジックテープ7,7′を使用することは必ずしも必要でなく。例えば マットの上に載せて使用する第一実施例の場合には、マジックテープ7,7′を 全く使用しないで、載せ置き状態で使用することもできる。その外、第二実施例 のベルト方式の電極では、マジックテープ7,7′とフラップ8の代わりに、両 端にひも、あるいは一端にひも、と他端にホックを付けて縛り付けるか、固定で きるようにしてもよい。
【0021】
以上、説明したように、この考案による美容処理用の電極では、接触面積が広 くても、十分な柔軟性を有し、しかも電位印加時にどの電極表面でも同じ電位が 印加できる。
【図1】この考案の第一実施例による電極の裏面
(A),断面(B)および表面(C)を示す模式図であ
る。
(A),断面(B)および表面(C)を示す模式図であ
る。
【図2】この考案の第二実施例による電極の断面
(A),裏面(B)および表面(C)を示す模式図であ
る。
(A),裏面(B)および表面(C)を示す模式図であ
る。
1 導電性フィルム 2 接着層 3 可撓性を有する帯状の層 4 コネクタ 5 板 6,6′ 締付固定部材 7,7′ 接着具 8 フラップ 10 プラグ 11 単線の導線
Claims (8)
- 【請求項1】 導電性フィルム(1)と、可撓性のある
非導電性の層(3)と、前記導電性フィルム(1)およ
び前記非導電性の層(3)を互いに重ねて接着する接着
層(2)と、外部から導入する電流を受け入れる導電接
続部(4,5,6,6′)とから成り、前記導電性フィ
ルム(1)の厚さが実用上表面の位置に対して無視でき
る程度に厚く、非導電性の層(3)の厚さが実用上十分
な機械的強度を有する程度に厚い、比較的広い有効面
積、例えば 10 cm2 以上を有する美容処理で身体の所望
皮膚部位に電圧を印加するために使用する電極。 - 【請求項2】 導電性フィルム(1)は金属、好ましく
はアルミニウムまたは銅、あるいはアルミニウムや銅を
基体とする合金から成る薄膜である請求項1に記載の電
極。 - 【請求項3】 非導電性の層(3)の材料は樹脂、好ま
しくは合成ゴムまたは天然ゴムあるいはこれ等のゴムを
含む合成樹脂であ請求項1または2に記載の電極。 - 【請求項4】 固定あるいは締付用に複数の接着具
(7,7′)が付加されている請求項1〜3のいずれか
1項に記載の電極。 - 【請求項5】 導電接続部は単線導線(11)を有する
プラグ(10)用のコネクタ(4)で構成されている請
求項1〜4のいずれか1項に記載の電極。 - 【請求項6】 導電接続部は単線導線が直接接続されて
いる請求項1〜4のいずれか1項に記載の電極。 - 【請求項7】 導電性フィルム(1)の表面には、導電
性の保護用被膜がメッキないしは蒸着により付着させて
ある請求項1〜6のいずれか1項に記載の電極。 - 【請求項8】 導電性フィルム(1)の厚さは 50 〜 2
50μm であり、非導電性の層(3)の厚さは 1 mm 〜 3
mm である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994U JP3000142U (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 美容処理用の電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994U JP3000142U (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 美容処理用の電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000142U true JP3000142U (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=43136159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5994U Expired - Lifetime JP3000142U (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 美容処理用の電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000142U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596066A (ja) * | 1982-06-16 | 1984-01-13 | ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− | 臨床医学用電極 |
JPS618027A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | 株式会社 八木商店 | 人体装着用電極 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP5994U patent/JP3000142U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS596066A (ja) * | 1982-06-16 | 1984-01-13 | ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− | 臨床医学用電極 |
JPS618027A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | 株式会社 八木商店 | 人体装着用電極 |
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