JPH09130961A - 電力線監視方法および装置 - Google Patents

電力線監視方法および装置

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JPH09130961A
JPH09130961A JP7306936A JP30693695A JPH09130961A JP H09130961 A JPH09130961 A JP H09130961A JP 7306936 A JP7306936 A JP 7306936A JP 30693695 A JP30693695 A JP 30693695A JP H09130961 A JPH09130961 A JP H09130961A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】変電所内母線などの電力系統の電力線の状態を
監視し、地絡、短絡電流の方向を検知する。 【解決手段】3相3線式電力系統の各電力線に流れる電
流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異な
る位置に1対の磁界検出センサを配置し、前記センサの
出力の差または和信号を求め、和/差信号の大きさに基
づいて地絡、短絡事故の発生を判定すると共に、前記信
号と各基準電圧/電流位相との位相差に基づいて、セン
サ設置位置における地絡、短絡電流の方向を判別する。
前記センサは、各電力線に垂直な平面と各電力線を含む
平面に平行な平面との交線上に、かつ中央に配設された
電力線に関して互いに対称な位置に配置されるのが望ま
しく、前記交線に平行な磁界成分に感応し、電力線の平
衡状態では前記和信号が零になるようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3相3線式電力供給
系統の電力線の状態(特に、地絡、短絡の発生)を監視
する方法および装置に関し、特に変電所などの電気所内
の母線の状態(特に、地絡、短絡の発生)を監視し、さ
らには状態監視用のセンサ設置位置における地絡、短絡
電流の方向をも検出する電力線状態監視方法および装置
に関にする。
【0002】
【従来の技術】電力供給系統すなわち電力線に地絡、短
絡などの故障が発生した場合は、可及的迅速にこの故障
を検出し,除去して当該電力供給系統の復旧を図ること
が要求される。このためには、故障発生箇所を速やかに
特定し、必要に応じて故障箇所を系統から遮断し、健全
な系統のみを選択して早く運転可能な状態に復旧するこ
とが必要である。
【0003】このような適正運用ができるように、通常
の電力系統においては、故障回線を検出するための装置
として、例えば図11に示すように、電流変成器を各回
線ごとに,また電圧変成器を母線に設置しておき、これ
と保護リレーとの組合せによって故障箇所の検出と切り
離しを実現し、上記要求に応えている。
【0004】図11は、典型的な変電所の電力線系統図
である。1号および2号送電線L1、L2 はそれぞれ線
路開閉器LS1 、LS2 、受電遮断器CB1 、CB2 、
および線路開閉器LS5 、LS6 を介して母線BLに接
続される。各送電線には電流変成器CT1 、CT2 およ
び保護リレーRY1 、RY2 が設置される。母線BLに
は複数(この例では3系統)の配電系統が遮断器CB3
〜CB5 、変圧器TR1 〜TR3 、遮断器CB6 〜CB
8 を介して接続される。母線には接地用電圧変成器GP
Tが設けられると共に、各配電系統を区分けするための
区分開閉器LSB1 、LSB2 が設けられる。また各変
圧器の1次側、2次側には電流変成器と保護リレーがそ
れぞれ配置される。
【0005】例えば1号送電線側に地絡故障F1 が生じ
たときは、保護リレーRY1 が作動して遮断器CB1 を
遮断することにより故障を除去できる。しかし点線W−
Wより下側の変電所内の母線回りで発生する故障に対し
ては、後述するような理由で、電流変成器などの検出手
段(センサ)は設けられないのが普通である。このた
め、例えば母線BLに地絡故障FB を生じた場合は、接
地用電圧変成器GPTの出力に基づいて故障FB の発生
は検知できるが、故障箇所を特定するための手順が複雑
である。例えば図11の構成の場合、故障箇所FBの特
定のためには次のような手順が必要になる。
【0006】1.故障FB の発生と同時に、受電遮断器
CB1 、CB2 が保護リレーRY1、RY2 によって自
動遮断される。 2.遮断器CB3 〜CB5 を遮断した後、受電遮断器C
B1 を投入して受電してみる。母線内に故障が残ってお
れば、遮断器CB1 が再度自動遮断して故障検知の表示
がされるので、故障発生が母線回りであることが分か
る。 3.つぎに母線のどの区間で故障が発生しているかを確
定するために、(a)区分開閉器LSB1 を開放し、遮
断器CB1 を投入してみる。例示のように、区分開閉器
LSB1 よりも1号線側の母線に異常が発生しておれ
ば、遮断器CB1が再度自動遮断する。(b)開閉器L
SB1 を開放した状態で、受電遮断器CB2 を投入して
受電した場合は、受電は成功し、故障表示も生じない。 4.以上の操作で、母線故障が1号線側にあることが確
定できるので、その部分に通電されないようにして、遮
断器CB2 、CB4 、CB5 などを投入して受電し、復
旧操作を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したところから分
かるように、電力系統の各所に電流変成器などの検知器
を配備しておけば故障箇所の迅速な検出、特定や故障回
復対策ができるが、経済性や構造上の取付け困難性など
の制約から、十分な配備はされていないのが現状であ
る。特に変電所の母線回りに関しては、設置に適した構
成の電流変成器が少ないために、ほとんど設置されてい
ない。このために、母線内の故障箇所の特定手順が面倒
であり、迅速な故障回復対応ができないという問題があ
る。
【0008】本発明の目的は、変電所内母線などのよう
に設置の困難な電力系統にも容易に適用でき、かつ安価
に設置することができる電力線の状態(地絡、短絡)監
視方法および装置を提供することにある。本発明の他の
目的は、地絡・短絡事故の発生および基準位置における
地絡・短絡電流の方向を検知する方法および装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】3相3線式電力系統の各
電力線に流れる電流によって発生される磁界の影響を受
ける2つの相異なる位置に1対の磁界検出センサを配置
し、前記センサの出力の差または和信号を求め、和/差
信号の大きさに基づいて地絡、短絡事故の発生を判定す
ると共に、前記信号と各基準電圧/電流位相との位相差
に基づいて、センサ設置位置における地絡、短絡電流の
方向を判別する。前記センサは、各電力線に垂直な平面
と各電力線を含む平面に平行な平面との交線上に、かつ
中央に配設された電力線に関して互いに対称な位置に配
置されるのが望ましく、前記交線に平行な磁界成分に感
応し、電力線の平衡状態では前記和信号が零になるよう
にされる。
【0010】このために、監視対象である3相3線式電
力系統の各電力線に流れる電流によって発生される磁界
の影響を受ける2つの相異なる位置にそれぞれ配置され
た第1、第2磁界検出センサと、第1、第2磁界検出セ
ンサの各出力の和/差信号を求める手段と、前記和/差
信号の大きさがそれぞれの予定値を超えたとき、地絡/
短絡発生を示す信号を発生するレベル検知手段と、それ
ぞれの基準電圧/電流位相に対する前記和/差信号の位
相差と基準位相差との比較結果に基づいて前記センサ設
置位置における地絡/短絡電流の方向を判定する手段と
を具備する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による電力線(地
絡、短絡)監視方法を実施するための検出センサの配置
例を示す斜視図である。実質上同一特性の1対の磁界検
出センサ10、20が、互いに平行に配設された3相電
力線La 、Lb 、Lc に対して、各電力線に垂直な平面
と各電力線を含む平面に平行な平面との交線上に、かつ
中央に配設された電力線Lb に対して対称な位置に、そ
れぞれ各相電流に感応するように配置される。
【0012】別な見方をすれば、1対のセンサ10、2
0は各電力線を含む平面に垂直で、かつ中央に配設され
た電力線Lb を含む平面の両側に配置される。後で詳述
するように、正常時には各電力線La 、Lb 、Lc に流
れる電流Ia 、Ib 、Ic の和は零であるから、前記1
対のセンサ10、20の出力の和も零になるようにする
ことができる。電力線に地絡、短絡などの事故が発生す
ると地絡、短絡電流のために各電力線の電流が不平衡と
なり、前記センサ対10、20の出力の和および差がそ
れぞれ地絡電流、短絡電流の関数になるので、前記出力
の和および/または差を監視しておけば電力線の状態す
なわち地絡、短絡事故発生の検出が可能である。そして
地絡電流または短絡電流の、それぞれの基準電圧(電
流)に対する位相差を検出すれば、前記センサ設置位置
における地絡・短絡電流の方向をそれぞれ判別すること
ができる。
【0013】前記磁界検出センサはどのような形式のも
のでも良いが、例えば磁界に応じて電気抵抗を変化する
ホール素子などの磁電抵抗素子や、磁心に巻線を施こ
し,そこに発生する磁束変化に応じて誘起起電力を発生
するコイルで良い。またセンサ対の配置位置も、上述し
た位置に限らず、電力線の正常時に1対のセンサの出力
の和が零になる位置であれば良く、さらに前記位置から
多少ずれていても、そのようにセンサの出力が調整また
は制御されておれば良い。
【0014】図2を参照して、本発明の動作原理を説明
する。この図では、前述のように、実質上同一特性の1
対の磁界検出センサ10、20が、互いに平行かつ等間
隔dに配設された3相電力線La 、Lb 、Lc に対し
て、各電力線に垂直な平面とこれら電力線を含む平面と
の交線(図2において、3本の電力線を結ぶ直線=x
軸)に平行であり、かつ前記各電力線に垂直な平面内に
ある直線上であって、かつ中央に配設された電力線Lb
に対して対称な位置P1 、P2 に配置されているものと
する。また、中央の電力線Lb を通り、x軸に垂直な直
線をy軸とする。したがって、前記位置P1 、P2 およ
び両端の電力線La 、Lc の配置は、中央の電力線を通
るy軸に関して対称である。
【0015】位置P1 、P2 において、x軸に平行な水
平方向の磁界強度H1 、H2 はそれぞれ、各電力線の電
流Ia 、Ib 、Ic によって誘起される磁界の総和であ
るから、図4の式1および2で表わされる。ここで、図
2からも明らかなように、次の関係式 L1 ・Sin α=L・Sin θ=L2 ・Sin β が成立するから、これを用いて式1、2のα、βを消去
すると、前記磁界強度H1 、H2 はそれぞれ図4の式
3、4で表わされる。電力系統に3相平衡電流が流れて
おり、 Ia +Ib +Ic =0 の関係が成立しているとき、前記磁界強度H1 、H2 の
和(図4の式5)が零になる条件を求めると、Sin θ=
0すなわちθ=0、および図4の式6または式7が得ら
れる。ここでθ=0は、各センサがx軸上すなわち各電
力線と同一平面内に配置されることを意味し、前提条件
に反する上に、この位置では磁界は垂直方向成分のみで
あり、水平成分は存在しないので、明らかに正解ではな
い。式6、7のみが正解である。
【0016】式6または7に、図2の3角形La-Lb-P
1 に関する2辺夾角の公式を代入して夾角θを求める
と、図4の式8が得られる。すなわち、式8を満足する
極座標位置に一方のセンサP1 を配置し、y軸に関して
これと対称な位置に他方のセンサP2 を配置しておけ
ば、電力系統に3相平衡電流が流れているとき、2つの
センサの出力の和を零にすることができ、前記和の値は
地絡電流の関数となる。また、前記位置をxy座標で表
わすと図4の式9が得られるので、図1、2のxy座標
軸上でこの関係を満足する位置に1対のセンサを配置す
ればよい。式9は、実際の設計上に利用するのに便利で
ある。
【0017】つぎに式5の和出力Hをxy座標で表わし
た値をHxyとすると、式10が得られる。ただし、この
式においてxd =x/dである。この出力Hxyを最大に
するxd を求めるために式10をxd について微分し、
これを0にするxd の値を求めると、xd =x/d=
(5/12)1/2 =0.645、が得られる。このとき
のyd =y/dは、前記xd の値を式9に代入すること
によって得ることができ、yd =0.481となる。す
なわち、前記xd 、yd に相当する位置に各センサ1
0、20を配置すれば最大の和出力を得ることができ
る。
【0018】図5は、本発明にしたがい、前述の1対の
センサ出力を用いて地絡の発生および地絡方向(センサ
に対する方向)を検出する電力線監視装置の一例を示す
ブロック図である。センサ10、20の出力はバランス
調整回路11を経て和演算回路13に供給される。バラ
ンス調整回路11は、前述のような演算によって決定さ
れた各センサ設置位置からの実際の設置位置のずれや各
センサの構成上のばらつき、誤差などがあっても、3相
平衡時には必ず2センサの出力和、すなわち和演算回路
13の出力が実質上零になるように、各センサ10、2
0に関連した増幅器の増幅度を調整するなどしてこれら
の出力値を調整するものである。したがって、このバラ
ンス調整は、例えば各センサの前置増幅器の増幅度調整
やデータ演算処理(いずれも図示せず)によって行なう
などの、他の方法で行なってもよい。
【0019】和演算回路13の出力(すなわち、2セン
サの各出力の和)はそのまま地絡電流値信号I0 として
レベル検知回路14に供給され、予め設定されたレベル
以上の時は地絡信号として出力されると共に、波形整形
回路15を介して位相比較回路17に供給される。一
方、例えば接地変圧器GPTから得られる零相電圧V0
も波形整形回路16を介して前記位相比較回路17に供
給される。位相比較回路17では、後述するようにし
て、和演算回路13の出力である零相電流I0 と零相電
圧V0 との位相関係を検知し、これにしたがって地絡地
点がセンサ接地位置に対してどちら側にあるかを示す正
または負の方向信号を発生する。和演算回路13の出力
が設定レベルIml以下の時は地絡信号は発生されず、反
転回路18からの信号によって位相比較回路17の動作
出力が禁止されるので、地絡(電流)方向信号も発生さ
れない。なお、地絡信号が発生されないときの地絡方向
信号発生の抑制は、他の適当な部分(例えば、リレー動
作範囲設定部19やその出力部)の動作を禁止すること
によっても行ない得ることは当然である。
【0020】図6を参照して、本発明による地絡検出作
用をさらに詳細に説明する。同図において、図1、11
と同一の符号は同一または同等部分を表わす。実線で示
すように、母線BLの左端で地絡事故FB が生じたとす
ると、C相母線に零相接地電流I0 (=I01+I02)が
左向きに流れ、そのうちの零相電流I02がセンサ10、
20の出力和として検出され、和演算回路13の出力と
なる。中性点接地抵抗による電流成分である前記接地電
流I01、I02は理想的には、零相電圧V0 と同相である
が、実際の電力系統では線路の対地静電容量やコンダク
タンス成分GCを流れる電流成分をも含むので、センサ
10、20で検出される電流は零相電圧V0 に対して相
当の位相差を有するのが普通である。
【0021】このような位相差を有していてもなお地絡
事故の発生を確実に検知するには、図7に示すように、
つぎの2条件を満たす必要がある。 (1)和演算回路13の出力(零相電流I0 )の大きさ
が前記設定レベルIml以上であること。 (2)零相電圧V0 に対する前記出力の位相差が(π/
2−γ)以下であること。
【0022】図5の実施態様では、前記条件(1)の監
視のためにレベル検知回路14が、また条件(2)の監
視のためにリレー動作範囲設定部19が設けられる。前
記設定レベルImlや位相差の許容値(π/2−γ)は電
力系統ごとに異なるので、各電力系統ごとに実験的また
は経験的に予め決定される。
【0023】図8は、図5の波形整形回路15、16お
よび位相比較回路17の動作を説明するための波形図で
ある。零相電圧、電流波形V0 、IO はそれぞれ波形整
形回路15、16で矩形波V0'、IO'に整形されて位相
比較回路17に供給される。位相比較回路17は一種の
AND回路であることができる。位相比較回路17の論
理和出力はリレー動作範囲設定部19に供給される。零
相電圧、電流波形V0、IO の位相関係が図7の斜線範
囲内にあり、したがって、2つの矩形波の重なり角度が
(π/2+γ)以上のときはリレーが作動される。この
状態が1サイクル以上継続すれば、リレーが継続動作し
て正方向出力(センサ10、20のある一方の側で地絡
事故が発生したことを示す)が発生される。
【0024】他方、図6に点線で示すように母線BLの
右端で地絡FB'が生じたとすると、C相母線には点線で
示す零相電流が右向きに流れ、そのうちの電流I01が和
演算回路13の出力として検出される。検出された零相
電流は、例えば接地用電圧変成器GPTからの基準(零
相電圧)位相信号と共に位相比較回路17に供給され
る。このときは、位相比較回路17からは、2つの矩形
波の重なり角度が(π/2+γ)以上であることを示す
信号は発生されないので、レベル検知回路14が地絡発
生を示すレベル以上の受信しても、リレー動作範囲設定
部19からは正方向を示す出力は発生されない。この場
合は、図8において、矩形波V0'、IO'のいずれか一方
の位相を反転して位相比較回路17に供給するようにす
れば、前述と全く同様の手順で方向判別が可能となり、
負方向出力を発生する事ができる。
【0025】以上ではセンサ設置位置における地絡電流
方向を判別するための基準として零相電圧を用いたが、
その代わりに、前記第1、第2磁界検出センサ設置位置
の入力側電力線の、前記和信号検出に用いたのと同じ相
の電流総和の和の位相を基準として採用しても、前述と
全く同様な手法で、前記センサ設置位置における地絡電
流の方向を判定することができることは、当業者には容
易に理解されるであろう。
【0026】つぎに図9を参照して、本発明のセンサを
用いた相間短絡検出作用をさらに詳細に説明する。図9
は、本発明の他の実施態様である電力線の相間短絡監視
装置を示すブロック図である。前記式6、7または9を
満足する位置、すなわち1対のセンサ10、20が中央
のb相電力線に関して対称な位置に設置されたセンサ対
の出力の差信号Hacは図4の式11または12で表わさ
れる。明らかなように、差信号Hacはa相およびc相電
流の差の値を代表しており、また電力線に短絡事故が生
じない状態では前記差信号Hacは基準値Isl以下であ
る。
【0027】図9の実施態様では、前記センサ10、2
0の出力を差演算回路23に供給して差電流信号Iacす
なわち線間短絡電流を求める。前記差電流信号Iacはレ
ベル検知回路24で基準値Islとレベル比較され、その
大きさが基準値Isl以上であれば、短絡信号が発生され
る。また差電流信号Iacは波形整形されて矩形波Iac'
に変換された後位相比較回路27に供給される。
【0028】一方、図11に示した送電線L1 、L2 に
装架された電流変成器CT1 、CT2 の各A相およびC
相電流出力の和信号(一般的には、当該電気所の母線に
接続された供給側全電力線系統の各A相およびC相電流
の総和を代表する信号)CTA、CTCが、差演算回路
22で演算され、差出力CTacが波形整形回路26で矩
形波CTac' に変換された後前記位相比較回路27に基
準電流波形として供給される。位相比較回路27では、
先に図5に関して説明したのと同様に、矩形波CTac'
とIac' とが重なり合う角度を求める。リレー動作範囲
設定部29も、図5のリレー動作範囲設定部19と同様
に設定されており、この重なり角度が(π/2+δ)以
上のとき、すなわち図10のベクトル図で、電流CTac
とIacとの位相関係が斜線範囲内にあるときは、正方向
出力(センサの設置位置において、予定の一方向に短絡
電流が流れていることを示す)を発生する。
【0029】つぎに、基準電流波形CTacの位相を反転
して矩形波Iac' との重なり角度を測定し、重なり角度
が(π/2+δ)以上で、かつ差電流Iacの大きさが下
限値Islを超えているときは、負方向出力(センサの設
置位置において、予定の一方向とは反対に短絡電流が流
れていることを示す)を発生する。すなわち図9の回路
では、第1、第2磁界検出センサ10、20の出力差信
号の位相を、これらセンサが設置された母線BLに対す
る入力側電力線L1 、L2 の、前記差信号検出に用いた
のと同じ相(この例では、A相およびC相)の電流総和
の差の位相と比較し、前記センサ設置位置に置ける短絡
電流の方向を判定するようにしている。このようにし
て、本発明のセンサを用いて短絡事故発生と、センサ位
置における短絡電流の方向を検知することができる。
【0030】差演算回路23の出力が設定レベルIsl以
下の時は信号は発生されず、反転回路28からの信号に
よって位相比較回路27の動作が禁止されるので、短絡
(電流)方向信号も発生されない。なお、短絡信号が発
生されないときの短絡方向信号発生の抑制は、他の適当
な部分(例えば、リレー動作範囲設定部29やその出力
部)の動作を禁止することによっても行ない得ることは
当然である。なお周知のように、どの相間で短絡事故が
生じたかは、別途線間電圧を監視することによって識別
する事ができる。
【0031】また3相電力線路における線間短絡電流
と、そのときの各線間電圧との位相関係が図3のように
なることは良く知られているから、a相またはc相の短
絡電流を検出すれば、前記11または12式で得られた
電流Hacの値と各相電圧に対する位相関係を図3の表に
当てはめることにより、短絡相を特定すると共に、セン
サ位置における短絡電流の方向を検出することができ
る。
【0032】なお一般に、短絡電流は非常に大きいので
2つのセンサ10、20の出力差を取っても実用上十分
な感度が得られる。また本発明のセンサ10、20は外
部環境に直接さらされるので、前記各実施態様において
は図示を省略しているが、アレスタなどで保護するのみ
ならず、各センサの出力は電圧絶縁などの入力保護回路
を通して取り込み、バランス調整回路11、および差演
算回路23のセンサからの入力回路には高調波成分やノ
イズ除去のためにフィルタを挿入することは勿論であ
る。さらにセンサ出力と和,差演算回路13,22,2
3または波形整形回路15,25,26との間にも外部
ノイズ除去用のフィルタなどを挿入するのが望ましい。
差演算回路としては差動巻線トランスを用いることがで
きる。図5、9の位相比較回路17、27に、いずれか
一方の入力矩形波を反転する回路を設けておき、これら
反転信号および非反転信号の位相を別個かつ並列的に他
方の非反転矩形波信号の位相と比較すれば、短時間で正
または負方向信号を得る事ができることは明らかであ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、3相3線式電力系統の
各電力線に流れる電流によって発生される磁界の影響を
受ける2つの相異なる位置にそれぞれ第1、第2磁界検
出センサを配置し、前記電力系統が平衡しているとき、
第1、第2磁界検出センサの出力の和が零になるように
予め設定しておけばよいので、従来設置が困難であった
変電所の母線などにも必要なセンサを容易に設置でき
る。その結果、前記母線などに発生する地絡、短絡事故
の検出と、センサ設置位置における事故電流の方向の検
出が迅速かつ確実にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明による電力線監視(地絡、短絡)方法
を実施するための検出センサの配置例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の動作原理を説明するための図である。
【図3】3相電力線路における線間短絡電流と、そのと
きの各線間電圧との位相関係を示す表である。
【図4】本発明の実施態様において用いられる種々の演
算式である。
【図5】本発明の1実施例である電力線監視装置を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の動作を説明するための電力線系統の詳
細図である。
【図7】前記1実施例における零相電圧と零相電流の位
相関係を示すベクトル図である。
【図8】図5の位相比較回路の動作を説明するための波
形図である。
【図9】本発明の他の実施例である電力線監視装置を示
すブロック図である。
【図10】前記他の実施例における極性電圧と検出電流
の位相関係を示すベクトル図である。
【図11】本発明を適用するのに好適な電気所の1例と
しての、典型的な変電所の電力線系統図である。
【符号の説明】
La 、Lb 、Lc …3相電力線 10、20…磁界検出
センサ 11…バランス調整回路 13…和演算回路
15、16、25、26…波形整形回路 17、27…
位相比較回路 19、29…リレー動作範囲設定部 2
2、23…差演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 真樹 福岡県福岡市南区清水4丁目19番18号 九 州電機製造株式会社内 (72)発明者 宮崎 修 福岡県福岡市南区清水4丁目19番18号 九 州電機製造株式会社内 (72)発明者 岡田 洋 福岡県福岡市南区清水4丁目19番18号 九 州電機製造株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相3線式電力系統の各電力線に流れる電
    流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異な
    る位置にそれぞれ第1、第2磁界検出センサを配置し、
    前記磁界検出センサの出力の差および和の少なくとも一
    方に基づいて前記電力線の状態を監視する電力線監視方
    法。
  2. 【請求項2】3相3線式電力系統の各電力線に流れる電
    流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異な
    る位置にそれぞれ第1、第2磁界検出センサを配置し、
    前記電力系統が平衡しているとき、第1、第2磁界検出
    センサの出力の和が零になるように予め設定しておき、 前記出力の和が第1の予定値を超えたときは、前記電力
    線に地絡が発生したことを示す信号を発生することを特
    徴とする電力線監視方法。
  3. 【請求項3】3相3線式電力系統の各電力線に流れる電
    流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異な
    る位置にそれぞれ第1、第2磁界検出センサを配置し、
    前記電力系統が平衡しているとき、第1、第2磁界検出
    センサの出力の和が零になるように予め設定しておき、 前記出力の差が第2の予定値を超えたときは、相間短絡
    が発生したことを示す信号を発生することを特徴とする
    電力線監視方法。
  4. 【請求項4】第1、第2磁界検出センサは、各電力線を
    含む平面に垂直で、かつ中央に配設された電力線を含む
    平面の両側に配置された請求項1ないし3のいずれかに
    記載の電力線監視方法。
  5. 【請求項5】第1、第2磁界検出センサは、各電力線に
    垂直な平面と各電力線を含む平面に平行な平面との交線
    上に配置され、前記交線に平行な磁界成分に感応する請
    求項1ないし4のいずれかに記載の電力線監視方法。
  6. 【請求項6】第1、第2磁界検出センサは、中央に配設
    された電力線に関して互いに対称な位置に配置された請
    求項4または5に記載の電力線監視方法。
  7. 【請求項7】第1、第2磁界検出センサは、磁心に巻線
    を施したコイルである請求項1ないし6に記載の電力線
    監視方法。
  8. 【請求項8】電力線は発変電所内の母線および送配電線
    のいずれかである請求項1ないし7のいずれかに記載の
    電力線監視方法。
  9. 【請求項9】3相3線式電力系統の各電力線に流れる電
    流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異な
    る位置にそれぞれ配置された第1、第2磁界検出センサ
    と、 第1、第2磁界検出センサの各出力の和信号を求める手
    段と、 前記和信号の大きさが第1の予定値を超えたとき、地絡
    発生を示す信号を発生する第1レベル検知手段と、 基準の電圧または電流位相に対する前記和信号の位相差
    を求める第1位相比較手段と、 第1位相比較手段の出力を、予め設定された第1判定基
    準値と比較して前記センサ設置位置における地絡電流の
    方向を判定する第1判定手段とを含む電力線監視装置。
  10. 【請求項10】3相3線式電力系統の各電力線に流れる
    電流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異
    なる位置にそれぞれ配置された第1、第2磁界検出セン
    サと、 第1、第2磁界検出センサの各出力の差信号を求める手
    段と、 前記差信号の大きさが第2の予定値を超えたとき、線間
    短絡発生を示す信号を発生する第2レベル検知手段と、 基準の線間電圧位相に対する前記差信号の位相差を求め
    る第2位相比較手段と、 第2位相比較手段の出力を、予め設定された第2判定基
    準値と比較して前記センサ設置位置における短絡電流の
    方向を判定する第2判定手段とを含む電力線監視装置。
  11. 【請求項11】3相3線式電力系統の各電力線に流れる
    電流によって発生される磁界の影響を受ける2つの相異
    なる位置にそれぞれ配置された第1、第2磁界検出セン
    サと、 第1、第2磁界検出センサの各出力の差信号を求める手
    段と、 前記差信号の大きさが第2の予定値を超えたとき、線間
    短絡発生を示す信号を発生する第2レベル検知手段と、 前記差信号の位相を、前記第1、第2磁界検出センサ設
    置位置の入力側電力線の、前記差信号検出に用いたのと
    同じ相の電流総和の差の位相と比較し、前記センサ設置
    位置における短絡電流の方向を判定する第3判定手段と
    を含む電力線監視装置。
  12. 【請求項12】第1、第2磁界検出センサは、各電力線
    を含む平面に垂直で、かつ中央に配設された電力線を含
    む平面の両側に配置された請求項9ないし11のいずれ
    かに記載の電力線監視装置。
  13. 【請求項13】第1、第2磁界検出センサは、各電力線
    に垂直な平面と各電力線を含む平面に平行な平面との交
    線上に配置され、前記交線に平行な磁界成分に感応する
    請求項9ないし12のいずれかに記載の電力線監視装
    置。
  14. 【請求項14】第1、第2磁界検出センサは、中央に配
    設された電力線に関して互いに対称な位置に配置された
    請求項12または13に記載の電力線監視装置。
  15. 【請求項15】第1、第2磁界検出センサは、磁心に巻
    線を施したコイルである請求項9ないし14のいずれか
    に記載の電力線監視装置。
  16. 【請求項16】電力線は発変電所内の母線および送配電
    線のいずれかである請求項9ないし15のいずれかに記
    載の電力線監視装置。
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