JPH01255431A - 送電線の故障区間検出方法 - Google Patents
送電線の故障区間検出方法Info
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- JPH01255431A JPH01255431A JP8388088A JP8388088A JPH01255431A JP H01255431 A JPH01255431 A JP H01255431A JP 8388088 A JP8388088 A JP 8388088A JP 8388088 A JP8388088 A JP 8388088A JP H01255431 A JPH01255431 A JP H01255431A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、順相配列の鉄塔において、単独で送電線の地
絡点の方向を検出する方法に関する。 〔従来の技術〕 電力系統に事故が発生した場合、それを検出するだめの
方法として、従来より、例えば特開昭59−18832
7号公報に記載された零相電流検出方法、実開昭60−
41866号公報に記載された零相電圧検出器、特開昭
60−96127号公報に記載された二回線送電線の零
相電流検出方法がある。 前記の特開昭59−188327号公報に記載された零
相電流検出方法は、コイル2個を巻装した細長い形状の
鉄心を送電線の電力線に直角に配設し、電力線からの電
磁誘導により、零相電流に比例して誘起されるコイルの
合成起電力によって零相電流を検出するものである。 また、実開昭60−41866号公報に記載された零相
電圧検出器は、送電線の電力線と直角に電極体を設け、
電力線からの静電誘導により、電極体と大地間に発生す
る零相電圧に比例した誘導電圧によって零相電圧を検出
するものである。 さらに、特開昭60−96127号公報に記載された二
回線送電線の零相電流検出方法は、細長い形状をした2
組単位の鉄心に各々複数個のコイルを巻装し、送電線の
電力線と直角で左右の対称電線の中心線から当間隔に配
設し、電力線からの電磁誘導により、零相電流に比例し
て誘起されるコイルの合成起電力によって零相電流を検
出するものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来の方法では、故障の有無の判定あるいは
二回線の場合の故障点の方向検出が可能な場合もあるが
、地絡故障が検出器の設置された鉄塔の電源側あるいは
負荷側で発生しても故障点の方向判定用の基準がなく、
多回線(4回線以上)の場合は、上部回線用の検出器が
下部回線の電力線の影響を受け、あるいは下部回線用の
検出器が上部回線の電力線の影響を受け、誤動作すると
いう理由により、方向判定が困難となる。 そこで本発明は、多回線の送電線においても、故障点の
方向検出を可能にすることを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本発明の送電線の故障区間検
出方法は、3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1
個又は複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前
記送電線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多
角形の内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記
送電線の支持物に、接地検出用の複数又は単一の電極体
からなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器
の出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較すること
により、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちら
の方向かを検出することを特徴とする。 〔作用〕 順相配列の支持物の電磁気的中心線上に大地とほぼ垂直
におかれた棒状の電流検出器は、設置点を被検出各相電
力線を結ぶ多角形の内側に設置することができるため、
他回線の影響を受は難い。 また、電流検出器の長平方向を架空地線に向けており、
架空地線に流れる故障電流の影響はほとんど受けない。 そこで、本発明においては、送電線の支持物の電磁気的
中心線上で、且つ被検出回線内に大地と垂直に且つ各相
電力線の加圧電圧に充分耐える間隔に零相電流を検出す
るコイルを巻装した棒状コアを1個あるいは数個設置す
ることにより、多回線の場合の零相電流検出の信頼性を
向上させる。 また、前記零相電流検出器の出力と鉄塔の中心線上に設
置した零相電圧を検出する電極体の出力との位相を比較
することにより、地絡故障点の方向を検出する。 〔実施例〕 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。 第1図に、本故障区間検出器用電流検出器、電圧検出器
を、4回線の鉄塔に設置した場合の実施例を示す。A、
、 B、、 C,は回線■の各相、R,、S、。 T、は回線■の各相、A 2. B a、 C2は回線
■の各相、R2,S、、 T、は回線■の各相をそれぞ
れ示す。また、P、、P2 は回線■、■の電流検出器
、P3.PIは回線■、■の電流検出器を示す。またに
、 は回線■、■の電圧検出器、K2 は回線■、■
の電圧検出器であり、D、は上部回線■、■用の位相比
較器、B2 は下部回線■、■用の位相比較器である。 まず、1回線の場合について説明する。第2図に、回線
■と電流検出5Pi、Pz を送電線の長さ方向に見た
正面図を示す。図中A It B It C+ はそ
れぞれ回線■のA、相、B1相、C8相の電線である。 いま、電線A、、 B、、 C+ に3相交流電流が流
れると、電流により各電線を中心とした磁力線al+b
1.c+が生じ、その磁力線が電流検出器P、、P。 の鉄心を磁路としてコイルm、nを貫通するので、コイ
ルに電磁誘導の垂直成分が発生する。検出器P、、P2
のコイルm、nは、これらのコイルに発生した起電力e
、、e、のベクトル合成値白、十亡、が得られるように
接続する。なお、亡1.白、はベクトル量であり、スカ
ラー量と区別するためにドツトを上に付した。 A、相電流による起電力を亡47、B1相電流による起
電力を白0、C1相電流による起電力を亡c1とする。 各線の電流の大きさが等しく、位相が120度ずつずれ
ている正常時の送電状態で、回線■による合成起電力亡
、すなわち(亡。+81十BCI>の値が零又は微小と
なるように検出器の位置、鉄心の長さ、コイルの巻き数
等を調節する。 いま、送電線に事故が起こり、各相電流に不平衡が生じ
ると、送電線の零相電流に比例した合成起電力臼、が第
2図の合成回路の出力端eと1の間に出て零相電流を検
出できる。 さて、第1図に示すように、一般に標準鉄塔では回線■
と回線■とは左右対称となっており、対称軸上に電流検
出器P、、P2をおいているため、平常時、回線■によ
る電流検出器の起電力亡2は、e、=−e、となる(第
4図(a)参照)。そこで電流検出器の合成回路の出力
(e++L)は、零あるいは微小となる。多回線の鉄塔
においても電線配置が左右対称な標準鉄塔では、電流検
出器を左右の回線の電磁気的中心線上におくと、上記と
同様に平常時は、左右回線による起電力がほぼ同じで方
向が逆となるため、電流検出器の合成回路の出力は零又
は微小となる。 次に、第1図を用いて故障が発生した場合の説明を行う
。いま、A、相に故障が発生したとする。 そうすると、上部回線(A、、B、、C,、R,、S、
、T。 相)の各相が不平衡となり、電流検出器P、、P2には
零相電流に比例した起電力が現れ、P、、P2の合成出
力臼、が位相比較器り、に入力される。上部回線に地絡
が発生した場合はに、が、下回線に゛地絡が発生した場
合はに2が、大地との静電誘導により、零相電圧に比例
した電圧を発生する。故障がA1相に発生すると、電圧
検出m Klの出力色、1が位相比較器り、に入力され
る。そして位相比較器内で、電流検出器P、、 P2の
合成起電力亡。 と電圧検出器に、の出力e v +との位相を比較し、
故障点の方向を検出する。 また、下部回線用電流検出器P、、 P、もA1 相の
影響を受け、合成出力臼、を出力する。ところが、電線
A1と電流検出器P、、P2との距離に比べ、電線A1
と電流検出器P =、 P 4との距離が大きいため、
上部回線用電流検出器P1.P2の合成出力ε。 と下部回線用電流検出器P、、P、の合成出力色、とは
l Bt l > l 1:、 lとなる。そこで、下
部回線用の位相比較器り、内の検出レベルを適当に設定
することにより、上部回線の故障により下部回線の位相
比較器D2 が誤動作するのを防止する。また、同様に
下部回線に故障が発生した場合も、上部回線の位相比較
器り、が誤動作しないように位相比較器D1内の検出レ
ベルを、下部回線による影背分を考慮し設定する。この
ように、被検出回線以外の回線の影響は小さくなり、ま
た、位相比較器内の回路操作により地絡点の方向を検出
し、故障区間を誤判定することはない。 次に、故障点の方向の検出について説明する。 第3図に、平行二回線の片電源系の場合(第3図(a)
) と両電源系の場合(第3図ら))、及び片電源系
において故障点が負荷端に近い所に発生した場合(第3
図(C))の故障電流の流れ方の概要を示す。 第4図に、電流の流れる方向による電流検出器の起電力
の現れ方を示す。同図において、電線りからの起電力を
Eh%電線jからの起電力をE4、電線り、)の合成起
電力をEとする。 まず、片電源系(第3図(a))の地絡について説明す
る。この場合には、電源端SよりII+ j2の電流
が同方向で故障回線に流入するため、故障点より電源側
では第4図(a)の場合となり、11と12との差(i
+ 12)の分の起電力亡、が電流検出器P5に現れ
る。普通、+ 1 > 12であり、起電力亡、の方向
は11 の方向となる。故障点より負荷側では同じ電流
l、が電流検出器PLを挟んで逆向きに流れるため、第
4図(b)の場合となり、i2+ i2° の起電力亡
りが電流検出器P1に現れ、方向は12′の方向となる
。hと12°は180度位相が異なっており、したがっ
て、電源側の電流検出器P、の起電力亡、と負荷側の電
流検出器PLの起電力亡、との位相も180度異なる。 そこで、電圧検出器を電流検出器が取り付けられている
鉄塔に設置し、電圧検出器が検出する零相電圧に比例し
た電圧亡、と電流検出器の起電力との位相を比較する。 第6図に、三相交流(A相、B相、C相)のA相が地絡
した場合の電源側、負荷側のベクトル図を示す。零相電
圧臼。と電源側零相電流tosとの位相差を05、零相
電圧臼。と負荷側零相電流t OLの位相差をθ、とす
る。零相電圧臼。は電源側においても負荷側においても
位相が殆ど同じであるので、θ、とθ、とを比較するこ
とにより、故障点の方向を判定することができる。即ち
、位相比較器内で零相電圧と零相電流検出器の起電力と
の位相差がθ、付近で信号を出すようにし、θS+18
0度付近のものについては信号を出さないようにすれば
、信号が出れば、故障点より電源側の鉄塔であることが
分かり、故障点はその鉄塔より負荷側に発生していると
判定することができる。 次に、第3図ら)の両電源系の地絡の場合について説明
する。12は、電源端、負荷端のインピーダンスの大小
によりどちらに流れるか分からないが、一般にはl +
> l z又はi’、>i、である。i。 と1′、は方向が反対であるため、零相電圧と位相比較
を行えば、片電源の場合と同様に、故障点が検出器の電
源側か負荷側かを判定することができる。 第3図(C)の片電源系において、故障点が負荷側に近
い場合、11ζ12となり、電源側電流検出器の起電力
には電流の差の分が現れるため、出力は零あるいは微小
となり、零相電圧と位相比較できない場合がある。この
場合は、零相電圧を検出し、条件を追加してやれば故障
区間の判定を行うことができる。 次に、位相比較器について説明する。第5図に、位相比
較器のブロック図を示す。位相比較器に人力された電流
検出器、電圧検出器の出力E+、Evは、まずレベル検
出回路l及び4において、設定された電圧レベルと比較
される。検出器の出力の電圧レベルが設定値より大きい
と、電圧検出器の出力Ev は波形整形回路5で整形さ
れ、位相比較回路3に入力される。電流検出器の出力E
+ は、スイッチ9を通り、ゼロクロスコンパレータ
2により波形整形された波形が位相比較回路3に人力さ
れる。位相比較回路内で位相を比較する。 故障点より電源側ではEIとEvとが同位相であり、表
示信号の波形が出力された表示回路により表示を行う。 この場合の表示は、故障点が検出器より負荷側にあるこ
とを意味する。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明においては、電流検出器
を左右の回線の電磁気的中心線上に、大地と垂直に設置
することにより、多回線の場合における被検出回線の上
下回線からの影響を小さ(し、高感度にすることができ
るとともに、取付及び調整も簡単である。また、電流検
出器の長手方向は架空地線を指向しているため、架空地
線に流れる電流の影響を受けない。電源側と負荷側で位
相差が180度に近いため、位相比較回路が簡単となり
、信頼性が向上する。 以上のように、本発明によれば、零相電圧の位相が全線
にわたり殆ど変わらないことを利用して零相電圧の位相
と故障電流の位相を比較することにより、故障点が当該
送電線の支持物に対してどの方向かを判定することが可
能であり、多回線の場合における信頼性を著しく向上さ
せ、適用範囲を拡大することができる。
絡点の方向を検出する方法に関する。 〔従来の技術〕 電力系統に事故が発生した場合、それを検出するだめの
方法として、従来より、例えば特開昭59−18832
7号公報に記載された零相電流検出方法、実開昭60−
41866号公報に記載された零相電圧検出器、特開昭
60−96127号公報に記載された二回線送電線の零
相電流検出方法がある。 前記の特開昭59−188327号公報に記載された零
相電流検出方法は、コイル2個を巻装した細長い形状の
鉄心を送電線の電力線に直角に配設し、電力線からの電
磁誘導により、零相電流に比例して誘起されるコイルの
合成起電力によって零相電流を検出するものである。 また、実開昭60−41866号公報に記載された零相
電圧検出器は、送電線の電力線と直角に電極体を設け、
電力線からの静電誘導により、電極体と大地間に発生す
る零相電圧に比例した誘導電圧によって零相電圧を検出
するものである。 さらに、特開昭60−96127号公報に記載された二
回線送電線の零相電流検出方法は、細長い形状をした2
組単位の鉄心に各々複数個のコイルを巻装し、送電線の
電力線と直角で左右の対称電線の中心線から当間隔に配
設し、電力線からの電磁誘導により、零相電流に比例し
て誘起されるコイルの合成起電力によって零相電流を検
出するものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来の方法では、故障の有無の判定あるいは
二回線の場合の故障点の方向検出が可能な場合もあるが
、地絡故障が検出器の設置された鉄塔の電源側あるいは
負荷側で発生しても故障点の方向判定用の基準がなく、
多回線(4回線以上)の場合は、上部回線用の検出器が
下部回線の電力線の影響を受け、あるいは下部回線用の
検出器が上部回線の電力線の影響を受け、誤動作すると
いう理由により、方向判定が困難となる。 そこで本発明は、多回線の送電線においても、故障点の
方向検出を可能にすることを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本発明の送電線の故障区間検
出方法は、3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1
個又は複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前
記送電線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多
角形の内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記
送電線の支持物に、接地検出用の複数又は単一の電極体
からなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器
の出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較すること
により、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちら
の方向かを検出することを特徴とする。 〔作用〕 順相配列の支持物の電磁気的中心線上に大地とほぼ垂直
におかれた棒状の電流検出器は、設置点を被検出各相電
力線を結ぶ多角形の内側に設置することができるため、
他回線の影響を受は難い。 また、電流検出器の長平方向を架空地線に向けており、
架空地線に流れる故障電流の影響はほとんど受けない。 そこで、本発明においては、送電線の支持物の電磁気的
中心線上で、且つ被検出回線内に大地と垂直に且つ各相
電力線の加圧電圧に充分耐える間隔に零相電流を検出す
るコイルを巻装した棒状コアを1個あるいは数個設置す
ることにより、多回線の場合の零相電流検出の信頼性を
向上させる。 また、前記零相電流検出器の出力と鉄塔の中心線上に設
置した零相電圧を検出する電極体の出力との位相を比較
することにより、地絡故障点の方向を検出する。 〔実施例〕 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。 第1図に、本故障区間検出器用電流検出器、電圧検出器
を、4回線の鉄塔に設置した場合の実施例を示す。A、
、 B、、 C,は回線■の各相、R,、S、。 T、は回線■の各相、A 2. B a、 C2は回線
■の各相、R2,S、、 T、は回線■の各相をそれぞ
れ示す。また、P、、P2 は回線■、■の電流検出器
、P3.PIは回線■、■の電流検出器を示す。またに
、 は回線■、■の電圧検出器、K2 は回線■、■
の電圧検出器であり、D、は上部回線■、■用の位相比
較器、B2 は下部回線■、■用の位相比較器である。 まず、1回線の場合について説明する。第2図に、回線
■と電流検出5Pi、Pz を送電線の長さ方向に見た
正面図を示す。図中A It B It C+ はそ
れぞれ回線■のA、相、B1相、C8相の電線である。 いま、電線A、、 B、、 C+ に3相交流電流が流
れると、電流により各電線を中心とした磁力線al+b
1.c+が生じ、その磁力線が電流検出器P、、P。 の鉄心を磁路としてコイルm、nを貫通するので、コイ
ルに電磁誘導の垂直成分が発生する。検出器P、、P2
のコイルm、nは、これらのコイルに発生した起電力e
、、e、のベクトル合成値白、十亡、が得られるように
接続する。なお、亡1.白、はベクトル量であり、スカ
ラー量と区別するためにドツトを上に付した。 A、相電流による起電力を亡47、B1相電流による起
電力を白0、C1相電流による起電力を亡c1とする。 各線の電流の大きさが等しく、位相が120度ずつずれ
ている正常時の送電状態で、回線■による合成起電力亡
、すなわち(亡。+81十BCI>の値が零又は微小と
なるように検出器の位置、鉄心の長さ、コイルの巻き数
等を調節する。 いま、送電線に事故が起こり、各相電流に不平衡が生じ
ると、送電線の零相電流に比例した合成起電力臼、が第
2図の合成回路の出力端eと1の間に出て零相電流を検
出できる。 さて、第1図に示すように、一般に標準鉄塔では回線■
と回線■とは左右対称となっており、対称軸上に電流検
出器P、、P2をおいているため、平常時、回線■によ
る電流検出器の起電力亡2は、e、=−e、となる(第
4図(a)参照)。そこで電流検出器の合成回路の出力
(e++L)は、零あるいは微小となる。多回線の鉄塔
においても電線配置が左右対称な標準鉄塔では、電流検
出器を左右の回線の電磁気的中心線上におくと、上記と
同様に平常時は、左右回線による起電力がほぼ同じで方
向が逆となるため、電流検出器の合成回路の出力は零又
は微小となる。 次に、第1図を用いて故障が発生した場合の説明を行う
。いま、A、相に故障が発生したとする。 そうすると、上部回線(A、、B、、C,、R,、S、
、T。 相)の各相が不平衡となり、電流検出器P、、P2には
零相電流に比例した起電力が現れ、P、、P2の合成出
力臼、が位相比較器り、に入力される。上部回線に地絡
が発生した場合はに、が、下回線に゛地絡が発生した場
合はに2が、大地との静電誘導により、零相電圧に比例
した電圧を発生する。故障がA1相に発生すると、電圧
検出m Klの出力色、1が位相比較器り、に入力され
る。そして位相比較器内で、電流検出器P、、 P2の
合成起電力亡。 と電圧検出器に、の出力e v +との位相を比較し、
故障点の方向を検出する。 また、下部回線用電流検出器P、、 P、もA1 相の
影響を受け、合成出力臼、を出力する。ところが、電線
A1と電流検出器P、、P2との距離に比べ、電線A1
と電流検出器P =、 P 4との距離が大きいため、
上部回線用電流検出器P1.P2の合成出力ε。 と下部回線用電流検出器P、、P、の合成出力色、とは
l Bt l > l 1:、 lとなる。そこで、下
部回線用の位相比較器り、内の検出レベルを適当に設定
することにより、上部回線の故障により下部回線の位相
比較器D2 が誤動作するのを防止する。また、同様に
下部回線に故障が発生した場合も、上部回線の位相比較
器り、が誤動作しないように位相比較器D1内の検出レ
ベルを、下部回線による影背分を考慮し設定する。この
ように、被検出回線以外の回線の影響は小さくなり、ま
た、位相比較器内の回路操作により地絡点の方向を検出
し、故障区間を誤判定することはない。 次に、故障点の方向の検出について説明する。 第3図に、平行二回線の片電源系の場合(第3図(a)
) と両電源系の場合(第3図ら))、及び片電源系
において故障点が負荷端に近い所に発生した場合(第3
図(C))の故障電流の流れ方の概要を示す。 第4図に、電流の流れる方向による電流検出器の起電力
の現れ方を示す。同図において、電線りからの起電力を
Eh%電線jからの起電力をE4、電線り、)の合成起
電力をEとする。 まず、片電源系(第3図(a))の地絡について説明す
る。この場合には、電源端SよりII+ j2の電流
が同方向で故障回線に流入するため、故障点より電源側
では第4図(a)の場合となり、11と12との差(i
+ 12)の分の起電力亡、が電流検出器P5に現れ
る。普通、+ 1 > 12であり、起電力亡、の方向
は11 の方向となる。故障点より負荷側では同じ電流
l、が電流検出器PLを挟んで逆向きに流れるため、第
4図(b)の場合となり、i2+ i2° の起電力亡
りが電流検出器P1に現れ、方向は12′の方向となる
。hと12°は180度位相が異なっており、したがっ
て、電源側の電流検出器P、の起電力亡、と負荷側の電
流検出器PLの起電力亡、との位相も180度異なる。 そこで、電圧検出器を電流検出器が取り付けられている
鉄塔に設置し、電圧検出器が検出する零相電圧に比例し
た電圧亡、と電流検出器の起電力との位相を比較する。 第6図に、三相交流(A相、B相、C相)のA相が地絡
した場合の電源側、負荷側のベクトル図を示す。零相電
圧臼。と電源側零相電流tosとの位相差を05、零相
電圧臼。と負荷側零相電流t OLの位相差をθ、とす
る。零相電圧臼。は電源側においても負荷側においても
位相が殆ど同じであるので、θ、とθ、とを比較するこ
とにより、故障点の方向を判定することができる。即ち
、位相比較器内で零相電圧と零相電流検出器の起電力と
の位相差がθ、付近で信号を出すようにし、θS+18
0度付近のものについては信号を出さないようにすれば
、信号が出れば、故障点より電源側の鉄塔であることが
分かり、故障点はその鉄塔より負荷側に発生していると
判定することができる。 次に、第3図ら)の両電源系の地絡の場合について説明
する。12は、電源端、負荷端のインピーダンスの大小
によりどちらに流れるか分からないが、一般にはl +
> l z又はi’、>i、である。i。 と1′、は方向が反対であるため、零相電圧と位相比較
を行えば、片電源の場合と同様に、故障点が検出器の電
源側か負荷側かを判定することができる。 第3図(C)の片電源系において、故障点が負荷側に近
い場合、11ζ12となり、電源側電流検出器の起電力
には電流の差の分が現れるため、出力は零あるいは微小
となり、零相電圧と位相比較できない場合がある。この
場合は、零相電圧を検出し、条件を追加してやれば故障
区間の判定を行うことができる。 次に、位相比較器について説明する。第5図に、位相比
較器のブロック図を示す。位相比較器に人力された電流
検出器、電圧検出器の出力E+、Evは、まずレベル検
出回路l及び4において、設定された電圧レベルと比較
される。検出器の出力の電圧レベルが設定値より大きい
と、電圧検出器の出力Ev は波形整形回路5で整形さ
れ、位相比較回路3に入力される。電流検出器の出力E
+ は、スイッチ9を通り、ゼロクロスコンパレータ
2により波形整形された波形が位相比較回路3に人力さ
れる。位相比較回路内で位相を比較する。 故障点より電源側ではEIとEvとが同位相であり、表
示信号の波形が出力された表示回路により表示を行う。 この場合の表示は、故障点が検出器より負荷側にあるこ
とを意味する。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明においては、電流検出器
を左右の回線の電磁気的中心線上に、大地と垂直に設置
することにより、多回線の場合における被検出回線の上
下回線からの影響を小さ(し、高感度にすることができ
るとともに、取付及び調整も簡単である。また、電流検
出器の長手方向は架空地線を指向しているため、架空地
線に流れる電流の影響を受けない。電源側と負荷側で位
相差が180度に近いため、位相比較回路が簡単となり
、信頼性が向上する。 以上のように、本発明によれば、零相電圧の位相が全線
にわたり殆ど変わらないことを利用して零相電圧の位相
と故障電流の位相を比較することにより、故障点が当該
送電線の支持物に対してどの方向かを判定することが可
能であり、多回線の場合における信頼性を著しく向上さ
せ、適用範囲を拡大することができる。
第1図は本発明の故障区間検出方法を実施するための送
電線及び検出器の配置及び位相比較回路との接続を示す
概略図、第2図は1回線分の電流検出器を送電線の長手
方向に見た正面図、第3図は地絡事故発生時の故障電流
の流れ方を示す説明図、第4図は故障電流の流れる方向
による電流検出器の起電力の現れ方を示す説明図、第5
図は位相比較器の構成例を示すブロック図、第6図は三
相交流のA相が地絡した場合の電源側、負荷側の電流、
電圧のベクトル図である。 l、4:電圧レベル検出回路 2:ゼロクロスコンパレータ 3:位相比較回路 5:波形整形回路6:誤動作防
止回路 7:表示回路 8:表示器 9:スイッチ 特許出願人 二シム電子工業 株式会社代 理 人
小 堀 益 (ばか2名)第1図
第2図 第3図 第4図 (b) (C) 第5図 ■ 一1只1 第6図 手続゛補正書 [、事件の表示 昭和63年特許軸第83880号 2、発明の名称 送電線の故障区間検出方法3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 テ゛ンシコウ警1つ 氏 名 二ンム電子工業株式会社 4、代理人 6、補正の内容 (1) 明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面中、第1図、第2図及び第3図を別紙の通り
明 細 書 1、発明の名称 送電線の故障区間検出方法2、特許請
求の範囲 1.3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1個又は
複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前記送電
線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多角形の
内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記送電線
の支持物に、2坤】降棟出用の複数又は単一の電極体か
らなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器の
出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較することに
より、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちらの
方向かを検出することを特徴とする送電線の故障区間検
出方法。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送電線鉄塔に、おいて、単独で送電線の地絡
点の方向を検出する方法に関する。 〔従来の技術〕 電力系統に事故が発生した場合、それを検出するだめの
方法として、従来より、例えば特開昭59−18832
7号公報に記載された零相電流検出方法、実開昭60−
41866号公報に記載された零相電圧検出器、特開昭
60−96127号公報に記載された二回線送電線の零
相電流検出方法がある。 前記の特開昭59−188327号公報に記載された零
相電流検出方法は、コイル2個を巻装した細長い形状の
鉄心を送電線の電力線に直角に配設し、電力線からの電
磁誘導により、零相電流に比例してJg起されるコイル
の合成起電力によって零相電流を検出するものである。 また、実開昭60−41866号公報に記載された零相
電圧検出器は、送電線の電力線と直角に電極体を設け、
電力線からの静電誘導により、電極体と大地間に発生す
る零相電圧に比例した誘導電圧によって零相電圧を検出
するものである。 さらに、特開昭60−96127号公報に記載された二
回線送電線の零相電流検出方法は、細長い形状をした2
組型位の鉄心に各々複数個のコイルを巻装し、送電線の
電力線と直角で左右の対称電線の中心線から等間隔に配
設し、電力線からの電Wt誘導により、零相電流に比例
して誘起されるコイルの合成起電力によって零相電流を
検出するものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来の方法では、故障の有無の判定あるいは
二回線の場合の故障点の方向検出が可能な場合もあるが
、地絡故障が検出器の設置された鉄塔の電源側あるいは
負荷側で発生しても故障点の方向判定用の基準がなく、
多回線(4回線以−ヒ)の場合は、上部回線用の検出器
が下部回線の電力線の影響を受け、あるいは下部回線用
の検出器が上部回線の電力線の影響を受け、誤動作する
という理由により、方向判定が困難となる。 そこで本発明は、両端接地系および多回線の送電線にお
いても、故障点の方向検出を可能にすることを目的とす
る。 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本発明の送電線の故障区間検
出方法は、3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1
個又は複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前
記送電線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多
角形の内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記
送電線の支持物に、地絡検出用の複数又は単一の電極体
からなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器
の出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較すること
により、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちら
の方向かを検出することを特徴とする。 〔作用〕 送電線支持物の電磁気的中心線上に大地とほぼ垂直にお
かれた棒状の零相電流検出器(以下、「電流検出器」と
略称する)は、設置点を被検出各相電力線を結ぶ多角形
の内側に設置することができるため、他回線の影響を受
は難い。また、電流検出器の長手方向を架空地線に向け
ており、架空地線に流れる故障電流の影響はほとんど受
けない。 そこで、本発明においては、送電線の支持物の電磁気的
中心線上で、且つ被検出回線内に大地と垂直に且つ各相
電力線の加圧電圧に充分耐える間隔に零相電流を検出す
るコイルを巻装した棒状コアを1個あるいは数個設置す
ることにより、多回線の場合の零相電流検出の信頼性を
向上させる。 また、前記電流検出器の出力と鉄塔の静電的中心線上に
設置した零相電圧を検出する電極体からなる零相電圧検
出器(以下、「電圧検出器」と略称する)の出力との位
相を比較することにより、地絡故障点の方向を検出する
。 〔実施例〕 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。 第1図に、本故障区間検出器用電流検出器、電圧検出器
を、4回線の鉄塔に設置した場合の実施例を示す。A、
、 B、、 C,は回線■の各相、R,、S、。 T、は回線■の各相、AIBIC2は回線■の各相、R
,、S2. T2 は回線■の各相をそれぞれ示す。ま
た、P、、P、は回線■、■の電流検出器、P、、P。 は回線■、■の電流検出器を示す。またに1 は回線
■、■の電圧検出器、K2 は回線■、■の電圧検出器
であり、D、 は上部回線■、■用の位相比較器、D2
は下部回線■、■用の位相比較器である。 まず、1回線の場合について説明する。第2図に、回線
■と電流検出器P、、P、を送電線の長さ方向に見た正
面図を示す。図中A +、 B l+ C+ はそれ
ぞれ回線■のA1相、Bl相、CI相の電線である。 いま、電線A、、 B、、 C,に3相交流電流が流れ
ると、電流により各電線を中心とした磁力線al+b
l+ clが生じ、その磁力線が電流検出’AN P
l、 P 2の鉄心を磁路としてコイルm、nを貫通す
るので1コイルに電磁誘導の垂直成分が発生する。検出
器Pl、P2 のコイルm、nは、これらのコイルに発
生した起電力臼1.穴。のベクトル合成値穴、+e。 が得られるように接続する。なお、e、、 e、、はベ
クトル量であり、スカラー量と区別するためにドツトを
上に付した。 A +、 B +、 CI 各相電流による起電力をそ
れぞれ亡、1白、い宛。、とする。各線の電流の大きさ
が等しく、位相が120度ずつずれている正常時の送電
状態で、回線■による合成起電力臼、すなわち(EAI
+lja+ + ec+)の値が零又は微小となるよ
うに検出器の位置、鉄心の長さ、コイルの巻き数等を調
節する。 いま、送電線に事故が起こり、各相電流に不平衡が生じ
ると、送電線の零相電流に比例した合成起電力臼、が第
2図の合成回路の出力端eとfの間に出て零相電流を検
出できる。 さて、第1図に示すように、一般に標準鉄塔では回線■
と回線■とは左右対称となっており、対称軸上に電流検
出器PI、P2 をおいているため、平常時、回線■に
よる電流検出器の起電力亡、は、亡、−一8.となる(
第4図(a)参照)。そこで電流検出器の合成回路の出
力(et+ea)は、零あるいは微小となる。多回線の
鉄塔においても電線配置が左右対称な標準鉄塔では、電
流検出器を左右の回線の電磁気的中心線上におくと、上
記と同様に平常時は、左右回線による起電力がほぼ同じ
で方向が逆となるため、電流検出器の合成回路の出力は
零又は微小となる。 次に、第1図を用いて故障が発生した場合の説明を行う
。いま、A1相に故障が発生したとする3゜そうすると
、上部回線(A、、B、、C,、R,、S、、T。 相)の各相が不平衡となり、電流検出器P、、P。 には零相電流に比例した起電力が現れ、P、、P2の合
成出力臼iが位相比較器D1に人力される。上部回線に
地絡が発生した場合はKl が、下部回線に地絡が発生
した場合はに2 が、大地との静電誘導により、零相電
圧に比例した電圧を発生する。 故障がA、相に発生すると、電圧検出器に、の出力e
v +が位相比較器D1 に人力される。そして位相比
較器内で、電流検出器P、、 P2の合成起電力止。 と電圧検出器に1の出力tv+との位相を比較し、故障
点の方向を検出する。 また、下部回線用電流検出器P3. P、もA、相の
影響を受け、合成出力穴、を出力する。ところが、電線
AIと電流検出器P、、 P2との距離に比べ、電線A
1と電流検出器P3.P=との距離が大きいため、上部
回線用電流検出器p、、 p2の合成出力81と下部回
線用電流検出器P、、P、の合成出力ε、とはI et
l > Iεdlとなる。そこで、下部回線用の位相
比較器D2 内の検出レベルを適当に設定することによ
り、上部回線の故障により下部回線の位相比較3D2が
誤動作するのを防止する。また、同様に下部回線に故障
が発生した場合も、上部回線の位相比較器D1 が誤
動作しないように位相比較器り、内の検出レベルを、下
部回線による影響分を考慮し設定する。このように、被
検出回線以外の回線の影響は小さ(なり、また、位相比
較器内の回路操作により地絡点の方向を検出し、故障区
間を誤判定することはない。 次に、故障点の方向の検出について説明する。 第3図に、平行二回線の片端接地電源系の場合(第3図
(a))と両端接地電源系の場合(第3図う))の故障
電流の流れ方の概要を示す。第4図に、電流の流れる方
向による電流検出器の起電力の現れ方を示す。同図にお
いて、電線りからの起電力をE h s電線」からの起
電力をE4、電線り、 Jの合成起電力をEとする。 まず、片端接地電源系(第3図(a))の地絡について
説明する。この場合には、電源端Sより1童。 12 の電流が同方向で故障回線に流入するため、故障
点より電源側では第4図(a)の場合となり、1゜と1
2との差(++−12)の分の起電力さ、が電流検出器
P、に現れる。普通、i、> i2であり、起電力臼、
の方向は!、の方向となる。故障点より負荷側では同じ
電流12が電流検出器PLを挟んで左右逆向きに流れる
ため、第4図(b)の場合となり、+2++2° の起
電力計が電流検出器P1に現れ、方向は12゛の方向と
なる。1.と1.′は180度位相が異なっており、し
たがって、電源側の電流検出器P、の起電力臼、と負荷
側の電流検出器P、の起電力穴、との位相も180度異
なる。そこで、電圧検出器を電流検出器が取りイ4けら
れている鉄塔に設置し、電圧検出器が検出する零相電圧
に比例した電圧臼、と電流検出器の起電力との位相を比
較する。 第5図に、三相交流(A相。B相、C相)のA相が地絡
した場合の中性点接地側、非接地側のベクトル図を示す
。零相電圧穴。と接地側零相’に流1゜、との位相差を
θ3、零相−1圧白。と非接地側零相電流t。、の位相
差をθ、とする。抵抗接地系では零相電圧穴。は接地側
においても非接地側においても位相が殆ど同じであるの
で、θ、と01とを比較することにより、故障点の方向
を判定するこ乏ができる。例えば、位相比較器内で電圧
検出器と電流検出器との起電力の位相差がθ、即ち0度
付近で信号を出すようにし、θs+180度付近のもの
については信号を出さないようにすれば、信号が出れば
、故障点より接地側の鉄塔であることが分かり、故障点
はその鉄塔より非接地側に発生していると判定すること
ができる。 次に、第3図ら)の両端接地系の地絡の場合について説
明する。両端のインピーダンスの大小により地絡点まで
のインピーダンスに逆比例した地絡7ri流が双方から
流入する。一般にはス、〉1又はi’、>i、である。 hと1′、は方向が反対であるため、零相電圧と位相比
較を行えば、片端接地電源系の場合と同様に、故障点が
検出器のどちら側かを判定することができる。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明においては、電流検出器
を左右の回線の電磁気的中心線上に、大地と垂直に設置
することにより、多回線の場合における被検出回線の上
下回線からの影響を小さくし、高感度にすることができ
るとともに、取付及び調整も簡単である。また、電流検
出器の長手方向は架空地線を指向しているため、架空地
線に流れる電流の影響を受けない。接地側と非接地側で
位相差が180度に近いため、位相比較回路が簡単とな
り、信頼性が向上する。 以上のように、本発明によれば、零相電圧の位相が全線
にわたり殆ど変わらないことを利用して零相電圧の位相
と故障電流の位相を比較することにより、故障点が当該
送電線の支持物に対してどの方向かを判定することが可
能であり、片端接地系、両端接地系は勿論、多回線の場
合における信頼性を著しく向上させ、送電線の故障区間
を決定することができる。
電線及び検出器の配置及び位相比較回路との接続を示す
概略図、第2図は1回線分の電流検出器を送電線の長手
方向に見た正面図、第3図は地絡事故発生時の故障電流
の流れ方を示す説明図、第4図は故障電流の流れる方向
による電流検出器の起電力の現れ方を示す説明図、第5
図は位相比較器の構成例を示すブロック図、第6図は三
相交流のA相が地絡した場合の電源側、負荷側の電流、
電圧のベクトル図である。 l、4:電圧レベル検出回路 2:ゼロクロスコンパレータ 3:位相比較回路 5:波形整形回路6:誤動作防
止回路 7:表示回路 8:表示器 9:スイッチ 特許出願人 二シム電子工業 株式会社代 理 人
小 堀 益 (ばか2名)第1図
第2図 第3図 第4図 (b) (C) 第5図 ■ 一1只1 第6図 手続゛補正書 [、事件の表示 昭和63年特許軸第83880号 2、発明の名称 送電線の故障区間検出方法3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 テ゛ンシコウ警1つ 氏 名 二ンム電子工業株式会社 4、代理人 6、補正の内容 (1) 明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面中、第1図、第2図及び第3図を別紙の通り
明 細 書 1、発明の名称 送電線の故障区間検出方法2、特許請
求の範囲 1.3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1個又は
複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前記送電
線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多角形の
内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記送電線
の支持物に、2坤】降棟出用の複数又は単一の電極体か
らなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器の
出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較することに
より、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちらの
方向かを検出することを特徴とする送電線の故障区間検
出方法。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送電線鉄塔に、おいて、単独で送電線の地絡
点の方向を検出する方法に関する。 〔従来の技術〕 電力系統に事故が発生した場合、それを検出するだめの
方法として、従来より、例えば特開昭59−18832
7号公報に記載された零相電流検出方法、実開昭60−
41866号公報に記載された零相電圧検出器、特開昭
60−96127号公報に記載された二回線送電線の零
相電流検出方法がある。 前記の特開昭59−188327号公報に記載された零
相電流検出方法は、コイル2個を巻装した細長い形状の
鉄心を送電線の電力線に直角に配設し、電力線からの電
磁誘導により、零相電流に比例してJg起されるコイル
の合成起電力によって零相電流を検出するものである。 また、実開昭60−41866号公報に記載された零相
電圧検出器は、送電線の電力線と直角に電極体を設け、
電力線からの静電誘導により、電極体と大地間に発生す
る零相電圧に比例した誘導電圧によって零相電圧を検出
するものである。 さらに、特開昭60−96127号公報に記載された二
回線送電線の零相電流検出方法は、細長い形状をした2
組型位の鉄心に各々複数個のコイルを巻装し、送電線の
電力線と直角で左右の対称電線の中心線から等間隔に配
設し、電力線からの電Wt誘導により、零相電流に比例
して誘起されるコイルの合成起電力によって零相電流を
検出するものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 このような従来の方法では、故障の有無の判定あるいは
二回線の場合の故障点の方向検出が可能な場合もあるが
、地絡故障が検出器の設置された鉄塔の電源側あるいは
負荷側で発生しても故障点の方向判定用の基準がなく、
多回線(4回線以−ヒ)の場合は、上部回線用の検出器
が下部回線の電力線の影響を受け、あるいは下部回線用
の検出器が上部回線の電力線の影響を受け、誤動作する
という理由により、方向判定が困難となる。 そこで本発明は、両端接地系および多回線の送電線にお
いても、故障点の方向検出を可能にすることを目的とす
る。 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本発明の送電線の故障区間検
出方法は、3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1
個又は複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前
記送電線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多
角形の内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記
送電線の支持物に、地絡検出用の複数又は単一の電極体
からなる零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器
の出力と零相電圧検出器の出力との位相を比較すること
により、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちら
の方向かを検出することを特徴とする。 〔作用〕 送電線支持物の電磁気的中心線上に大地とほぼ垂直にお
かれた棒状の零相電流検出器(以下、「電流検出器」と
略称する)は、設置点を被検出各相電力線を結ぶ多角形
の内側に設置することができるため、他回線の影響を受
は難い。また、電流検出器の長手方向を架空地線に向け
ており、架空地線に流れる故障電流の影響はほとんど受
けない。 そこで、本発明においては、送電線の支持物の電磁気的
中心線上で、且つ被検出回線内に大地と垂直に且つ各相
電力線の加圧電圧に充分耐える間隔に零相電流を検出す
るコイルを巻装した棒状コアを1個あるいは数個設置す
ることにより、多回線の場合の零相電流検出の信頼性を
向上させる。 また、前記電流検出器の出力と鉄塔の静電的中心線上に
設置した零相電圧を検出する電極体からなる零相電圧検
出器(以下、「電圧検出器」と略称する)の出力との位
相を比較することにより、地絡故障点の方向を検出する
。 〔実施例〕 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。 第1図に、本故障区間検出器用電流検出器、電圧検出器
を、4回線の鉄塔に設置した場合の実施例を示す。A、
、 B、、 C,は回線■の各相、R,、S、。 T、は回線■の各相、AIBIC2は回線■の各相、R
,、S2. T2 は回線■の各相をそれぞれ示す。ま
た、P、、P、は回線■、■の電流検出器、P、、P。 は回線■、■の電流検出器を示す。またに1 は回線
■、■の電圧検出器、K2 は回線■、■の電圧検出器
であり、D、 は上部回線■、■用の位相比較器、D2
は下部回線■、■用の位相比較器である。 まず、1回線の場合について説明する。第2図に、回線
■と電流検出器P、、P、を送電線の長さ方向に見た正
面図を示す。図中A +、 B l+ C+ はそれ
ぞれ回線■のA1相、Bl相、CI相の電線である。 いま、電線A、、 B、、 C,に3相交流電流が流れ
ると、電流により各電線を中心とした磁力線al+b
l+ clが生じ、その磁力線が電流検出’AN P
l、 P 2の鉄心を磁路としてコイルm、nを貫通す
るので1コイルに電磁誘導の垂直成分が発生する。検出
器Pl、P2 のコイルm、nは、これらのコイルに発
生した起電力臼1.穴。のベクトル合成値穴、+e。 が得られるように接続する。なお、e、、 e、、はベ
クトル量であり、スカラー量と区別するためにドツトを
上に付した。 A +、 B +、 CI 各相電流による起電力をそ
れぞれ亡、1白、い宛。、とする。各線の電流の大きさ
が等しく、位相が120度ずつずれている正常時の送電
状態で、回線■による合成起電力臼、すなわち(EAI
+lja+ + ec+)の値が零又は微小となるよ
うに検出器の位置、鉄心の長さ、コイルの巻き数等を調
節する。 いま、送電線に事故が起こり、各相電流に不平衡が生じ
ると、送電線の零相電流に比例した合成起電力臼、が第
2図の合成回路の出力端eとfの間に出て零相電流を検
出できる。 さて、第1図に示すように、一般に標準鉄塔では回線■
と回線■とは左右対称となっており、対称軸上に電流検
出器PI、P2 をおいているため、平常時、回線■に
よる電流検出器の起電力亡、は、亡、−一8.となる(
第4図(a)参照)。そこで電流検出器の合成回路の出
力(et+ea)は、零あるいは微小となる。多回線の
鉄塔においても電線配置が左右対称な標準鉄塔では、電
流検出器を左右の回線の電磁気的中心線上におくと、上
記と同様に平常時は、左右回線による起電力がほぼ同じ
で方向が逆となるため、電流検出器の合成回路の出力は
零又は微小となる。 次に、第1図を用いて故障が発生した場合の説明を行う
。いま、A1相に故障が発生したとする3゜そうすると
、上部回線(A、、B、、C,、R,、S、、T。 相)の各相が不平衡となり、電流検出器P、、P。 には零相電流に比例した起電力が現れ、P、、P2の合
成出力臼iが位相比較器D1に人力される。上部回線に
地絡が発生した場合はKl が、下部回線に地絡が発生
した場合はに2 が、大地との静電誘導により、零相電
圧に比例した電圧を発生する。 故障がA、相に発生すると、電圧検出器に、の出力e
v +が位相比較器D1 に人力される。そして位相比
較器内で、電流検出器P、、 P2の合成起電力止。 と電圧検出器に1の出力tv+との位相を比較し、故障
点の方向を検出する。 また、下部回線用電流検出器P3. P、もA、相の
影響を受け、合成出力穴、を出力する。ところが、電線
AIと電流検出器P、、 P2との距離に比べ、電線A
1と電流検出器P3.P=との距離が大きいため、上部
回線用電流検出器p、、 p2の合成出力81と下部回
線用電流検出器P、、P、の合成出力ε、とはI et
l > Iεdlとなる。そこで、下部回線用の位相
比較器D2 内の検出レベルを適当に設定することによ
り、上部回線の故障により下部回線の位相比較3D2が
誤動作するのを防止する。また、同様に下部回線に故障
が発生した場合も、上部回線の位相比較器D1 が誤
動作しないように位相比較器り、内の検出レベルを、下
部回線による影響分を考慮し設定する。このように、被
検出回線以外の回線の影響は小さ(なり、また、位相比
較器内の回路操作により地絡点の方向を検出し、故障区
間を誤判定することはない。 次に、故障点の方向の検出について説明する。 第3図に、平行二回線の片端接地電源系の場合(第3図
(a))と両端接地電源系の場合(第3図う))の故障
電流の流れ方の概要を示す。第4図に、電流の流れる方
向による電流検出器の起電力の現れ方を示す。同図にお
いて、電線りからの起電力をE h s電線」からの起
電力をE4、電線り、 Jの合成起電力をEとする。 まず、片端接地電源系(第3図(a))の地絡について
説明する。この場合には、電源端Sより1童。 12 の電流が同方向で故障回線に流入するため、故障
点より電源側では第4図(a)の場合となり、1゜と1
2との差(++−12)の分の起電力さ、が電流検出器
P、に現れる。普通、i、> i2であり、起電力臼、
の方向は!、の方向となる。故障点より負荷側では同じ
電流12が電流検出器PLを挟んで左右逆向きに流れる
ため、第4図(b)の場合となり、+2++2° の起
電力計が電流検出器P1に現れ、方向は12゛の方向と
なる。1.と1.′は180度位相が異なっており、し
たがって、電源側の電流検出器P、の起電力臼、と負荷
側の電流検出器P、の起電力穴、との位相も180度異
なる。そこで、電圧検出器を電流検出器が取りイ4けら
れている鉄塔に設置し、電圧検出器が検出する零相電圧
に比例した電圧臼、と電流検出器の起電力との位相を比
較する。 第5図に、三相交流(A相。B相、C相)のA相が地絡
した場合の中性点接地側、非接地側のベクトル図を示す
。零相電圧穴。と接地側零相’に流1゜、との位相差を
θ3、零相−1圧白。と非接地側零相電流t。、の位相
差をθ、とする。抵抗接地系では零相電圧穴。は接地側
においても非接地側においても位相が殆ど同じであるの
で、θ、と01とを比較することにより、故障点の方向
を判定するこ乏ができる。例えば、位相比較器内で電圧
検出器と電流検出器との起電力の位相差がθ、即ち0度
付近で信号を出すようにし、θs+180度付近のもの
については信号を出さないようにすれば、信号が出れば
、故障点より接地側の鉄塔であることが分かり、故障点
はその鉄塔より非接地側に発生していると判定すること
ができる。 次に、第3図ら)の両端接地系の地絡の場合について説
明する。両端のインピーダンスの大小により地絡点まで
のインピーダンスに逆比例した地絡7ri流が双方から
流入する。一般にはス、〉1又はi’、>i、である。 hと1′、は方向が反対であるため、零相電圧と位相比
較を行えば、片端接地電源系の場合と同様に、故障点が
検出器のどちら側かを判定することができる。 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明においては、電流検出器
を左右の回線の電磁気的中心線上に、大地と垂直に設置
することにより、多回線の場合における被検出回線の上
下回線からの影響を小さくし、高感度にすることができ
るとともに、取付及び調整も簡単である。また、電流検
出器の長手方向は架空地線を指向しているため、架空地
線に流れる電流の影響を受けない。接地側と非接地側で
位相差が180度に近いため、位相比較回路が簡単とな
り、信頼性が向上する。 以上のように、本発明によれば、零相電圧の位相が全線
にわたり殆ど変わらないことを利用して零相電圧の位相
と故障電流の位相を比較することにより、故障点が当該
送電線の支持物に対してどの方向かを判定することが可
能であり、片端接地系、両端接地系は勿論、多回線の場
合における信頼性を著しく向上させ、送電線の故障区間
を決定することができる。
第1図は本発明の故障区間検出方法を実施するための送
電線及び検出器の配置及び位相比較回路との接続を示す
概略図、第2図は1回線分の電流検出器を送電線の長手
方向に見た正面図、第3図は地絡事故発生時の故障電流
の流れ方を示す説明図、第4図は故障電流の流れる方向
による電流検出器の起電力の現れ方を示す説明図、第5
図は三相交流のA相が地絡した場合の電源側、負荷側の
電流、電圧のベクトル図である。 特許出願人 二シム電子工業 株式会社代 理
人 小 堀 益 (ほか2名)第 1
図 4<)6w 12図 第3図 (G) 「− (b)
電線及び検出器の配置及び位相比較回路との接続を示す
概略図、第2図は1回線分の電流検出器を送電線の長手
方向に見た正面図、第3図は地絡事故発生時の故障電流
の流れ方を示す説明図、第4図は故障電流の流れる方向
による電流検出器の起電力の現れ方を示す説明図、第5
図は三相交流のA相が地絡した場合の電源側、負荷側の
電流、電圧のベクトル図である。 特許出願人 二シム電子工業 株式会社代 理
人 小 堀 益 (ほか2名)第 1
図 4<)6w 12図 第3図 (G) 「− (b)
Claims (1)
- 1、3相交流の送電線の支持物に、棒状コアに1個又は
複数個のコイルを巻回した零相電流検出器を、前記送電
線の電磁気的中心線上でかつ各相電力線を結ぶ多角形の
内側に大地に対しほぼ垂直に配置し、さらに前記送電線
の支持物に、接地検出用の複数又は単一の電極体からな
る零相電圧検出器を設置し、前記零相電流検出器の出力
と零相電圧検出器の出力との位相を比較することにより
、故障区間が当該送電線の支持物に対してどちらの方向
かを検出することを特徴とする送電線の故障区間検出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63083880A JPH07108058B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 送電線の故障区間検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63083880A JPH07108058B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 送電線の故障区間検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01255431A true JPH01255431A (ja) | 1989-10-12 |
JPH07108058B2 JPH07108058B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13814972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63083880A Expired - Lifetime JPH07108058B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 送電線の故障区間検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108058B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59188327A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-25 | ニシム電子工業株式会社 | 零相電流検出方法 |
JPS6096127A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | ニシム電子工業株式会社 | 2回線送電線の零相電流検出方法 |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP63083880A patent/JPH07108058B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59188327A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-25 | ニシム電子工業株式会社 | 零相電流検出方法 |
JPS6096127A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | ニシム電子工業株式会社 | 2回線送電線の零相電流検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07108058B2 (ja) | 1995-11-15 |
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