JPH09130559A - ディジタル画像処理システム - Google Patents

ディジタル画像処理システム

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JPH09130559A
JPH09130559A JP7281058A JP28105895A JPH09130559A JP H09130559 A JPH09130559 A JP H09130559A JP 7281058 A JP7281058 A JP 7281058A JP 28105895 A JP28105895 A JP 28105895A JP H09130559 A JPH09130559 A JP H09130559A
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JP7281058A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maeda
博 前田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH09130559A publication Critical patent/JPH09130559A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル複写機固有の高度な画質調整機構
に基づく画像処理機能や多彩な画像編集機能を利用した
画像情報を外部機器へ転送し得るディジタル画像処理シ
ステムを提供する。 【解決手段】 ディジタル複写機とインターフェイス
28と画像編集処理装置2とからなる。原稿走査部3に
て原稿を読み取り、画像処理してDRAMに記憶し、又
は画像処理及び画像編集してDRAM36に記憶した
後、画像印字系4aにより印字する複写モードを設定す
る。また、原稿走査部3にて原稿を読み取り、画像処理
してDRAM36に記憶し、又は画像処理及び画像編集
してDRAM36に記憶した後、ハードディスク35に
記憶し、インターフェイス28を介して画像編集処理装
置2に転送する動作を行う転送モードを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読み取り、
読み取った原稿画像情報をディジタルに変換して画像処
理、又は画像処理及び画像編集した後、記録材に記録す
るディジタル複写機、ファクシミリ、プリンタ又は画像
処理装置等のディジタル画像記録装置と、上記ディジタ
ル画像記録装置に通信手段を介して接続された外部機器
としての画像編集処理装置とからなるディジタル画像処
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿等の画像情報を所望の形
に編集処理する装置として、原稿画像を電子的に読取り
ディジタル画像情報として電子的画像処理を施し、編集
処理後の画像を記録紙上に高精度に再生するディジタル
複写機がある。
【0003】上記ディジタル複写機には、複写機の外部
に接続された機器から画像情報を受け取り、ディジタル
複写機の画像形成部により記録紙上に画像情報を形成す
る機能を備えたものがある。この外部機器には、例えば
ワードプロセッサや電子タイプライター、パーソナルコ
ンピュータ等の画像編集処理装置があり、それぞれの機
器により作成された画像情報がビット情報に展開され、
ディジタル複写機の外部データ入力部に転送される。し
たがって、この種のディジタル複写機では、ディジタル
複写機の一部を用いることにより、一般的なレーザプリ
ンタや光ラインプリンタとして使用できるようになって
いる。
【0004】例えば実公平5−35638号公報に開示
されたディジタル複写機は、複写要求により複写機の原
稿台上にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像
を複写機の画像記録部により記録再生する複写機能と、
外部に接続された外部機器からのプリント要求により所
定の画像データを複写機の画像記録部により記録再生す
るプリンタ機能とを備えている。
【0005】このディジタル複写機では、プリントモー
ド中において複写要求があれば、プリント要求によるプ
リント動作を禁止して、複写要求による複写動作を行
う。そして、複写動作が完了すれば、所定時間後にプリ
ント要求によるプリント動作を許可するようになってい
る。
【0006】また、特開昭57−14878号公報に
は、外部機器からの文字データと画像読取装置からの画
像データとを記憶し、必要に応じてそれぞれ単独に、或
いは合成(編集)して画像出力する画像形成装置を備え
たオフィスオートメーションシステムが開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平5−35638号公報や特開昭57−14878号
公報に開示された従来のディジタル画像形成装置では、
いずれも、画像情報として外部機器から転送されてくる
ビット情報を受け取りディジタル複写機の画像記録部に
て記録紙上に記録するだけのプリンタとなっており、デ
ィジタル複写機の画像記録部の画像情報を外部機器に転
送することができないものとなっている。
【0008】このため、ディジタル複写機固有の高度で
多彩な画像編集処理機能や画質調整機構を利用した画像
データを抽出して他の外部機器に反映することができな
いという問題点を有している。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、ディジタル画像形成装置固有の高度な画質
調整機構に基づく画像処理機能や多彩な画像編集機能を
利用した画像情報を外部機器へ転送し得るディジタル画
像処理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のデ
ィジタル画像処理システムは、上記課題を解決するため
に、原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報をディジ
タルに変換して画像処理、又は画像処理及び画像編集し
た後、記録材に記録する例えばディジタル複写機等のデ
ィジタル画像記録装置と、上記ディジタル画像記録装置
に通信手段を介して接続された外部機器としての例えば
パーソナルコンピュータ等の画像編集処理装置とからな
るディジタル画像処理システムであって、上記ディジタ
ル画像記録装置は、原稿を読み取りその原稿画像情報か
ら読取画像情報を出力する原稿画像読取手段と、上記原
稿画像読取手段により読み取られた読取画像情報を記憶
する例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)
等の読取画像記憶手段と、上記読取画像記憶手段に記憶
された読取画像に対して画像処理を施す画像処理手段
と、上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情報
を記憶する例えばDRAM等の処理画像記憶手段と、上
記画像処理手段による処理画像に対して画像編集を施す
画像編集手段と、上記画像編集手段にて画像編集された
編集画像情報を記憶する例えばDRAM等の編集画像記
憶手段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像
情報又は上記編集画像記憶手段に記憶された編集画像情
報に基づいて例えば複写等の画像形成を行う画像形成手
段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報
又は編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退避
して記憶する例えばハードディスク等の退避記憶手段
と、上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取
った原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記
憶し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段
に記憶した後、上記画像形成手段により記録材に記録す
る動作を行う画像形成モードを設定する画像形成モード
設定手段と、上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取
り、読み取った原稿画像情報を画像処理して処理画像記
憶手段に記憶し、又は画像処理及び画像編集して編集画
像記憶手段に記憶した後、上記処理画像情報又は編集画
像情報を退避記憶手段に記憶し、退避記憶手段の処理画
像情報又は編集画像情報を通信手段を介して画像編集処
理装置に転送する動作を行う転送モードを設定する転送
モード設定手段とから構成される一方、上記画像編集処
理装置は、上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段
から通信手段を介して転送される処理画像情報又は編集
画像情報を記憶する外部機器記憶手段と、上記ディジタ
ル画像記録装置の退避記憶手段に記憶された処理画像情
報又は編集画像情報の外部機器記憶手段への転送開始を
指示する転送開始指示手段とから構成されていることを
特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、例えばディジタル複
写機等のディジタル画像記録装置における例えば複写等
の画像形成モードにおいては、原稿画像読取手段にて原
稿を読み取り、読み取った原稿画像情報を画像処理して
例えばDRAM等の処理画像記憶手段に記憶し、又は画
像処理及び画像編集して例えばDRAM等の編集画像記
憶手段に記憶した後、上記画像形成手段により記録材に
記録する動作が行われる。
【0012】一方、ディジタル画像記録装置の転送モー
ド設定手段にて転送モードを設定することにより、原稿
画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取った原稿画像
情報を画像処理して例えばDRAM等の処理画像記憶手
段に記憶し、又は画像処理及び画像編集して例えばDR
AM等の編集画像記憶手段に記憶した後、上記処理画像
情報又は編集画像情報を例えばハードディスク等の退避
記憶手段に記憶し、退避記憶手段の処理画像情報又は編
集画像情報を通信手段を介して例えばパーソナルコンピ
ュータ等の画像編集処理装置に転送する動作が行われ
る。
【0013】また、画像編集処理装置の外部機器記憶手
段への転送に際しては、画像編集処理装置の転送開始指
示手段による転送指示により、ディジタル画像記録装置
の退避記憶手段に記憶された処理画像情報又は編集画像
情報が外部機器記憶手段へ転送される。
【0014】したがって、通常は、ディジタル画像記録
装置によって画像形成モードにより、画像形成ができる
が、外部機器である画像編集処理装置に画像情報を転送
したいときは、転送モードを設定することにより、ディ
ジタル画像記録装置にて画像処理又は画像編集された画
像情報を画像編集処理装置に転送することができる。
【0015】この結果、ディジタル画像形成装置固有の
高度な画質調整機構に基づく画像処理機能や多彩な画像
編集機能を利用した画像情報を外部機器へ転送すること
ができる。
【0016】一方、転送モードにおいては、画像処理情
報又は画像編集情報が例えばハードディスク等の退避記
憶手段に退避して記憶されるので、読取画像記憶手段、
処理画像記憶手段又は編集画像記憶手段を解放しておく
ことができる。
【0017】したがって、転送用の画像情報を退避記憶
手段に蓄積すると共に、転送モード期間中においても、
画像形成モードの動作を行うことができる。
【0018】請求項2に係る発明のディジタル画像処理
システムは、上記課題を解決するために、請求項1記載
のディジタル画像処理システムにおいて、上記の転送モ
ードにおいて処理画像情報又は編集画像情報を退避記憶
手段に記憶した後、上記画像編集処理装置の転送開始指
示手段による転送開始指示があるまでの期間は、画像形
成モードを設定可能に形成されていることを特徴として
いる。
【0019】すなわち、請求項1記載のディジタル画像
処理システムにおいては、処理画像情報又は編集画像情
報が退避記憶手段に記憶された後、画像編集処理装置の
転送開始指示手段による転送開始指示があるまで待機状
態となって、ディジタル画像記録装置における画像形成
モードの動作ができない状態となる。
【0020】一方、転送のための処理画像情報又は編集
画像情報は、退避記憶手段に記憶されており、上述した
ように、転送モードにおいて処理画像情報又は編集画像
情報を退避記憶手段に記憶した後、画像編集処理装置の
転送開始指示手段による転送開始指示があるまでの期間
は、読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像
記憶手段は、空き状態となっている。
【0021】そこで、上記の構成によって、この期間で
の画像形成モードが設定可能となり、画像形成モードの
動作を行うことができる。
【0022】請求項3に係る発明のディジタル画像処理
システムは、上記課題を解決するために、請求項2記載
のディジタル画像処理システムにおいて、上記のディジ
タル画像記録装置の退避記憶手段に記憶された処理画像
情報又は編集画像情報は、上記読取画像記憶手段、処理
画像記憶手段又は編集画像記憶手段、及び通信手段を介
して外部機器記憶手段に転送される一方、上記の転送モ
ードにおいて画像形成モードが設定されたときには、転
送に必要な上記読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又
は編集画像記憶手段における記憶領域を確保し、残りの
記憶領域を使用して画像形成モードが行われることを特
徴としている。
【0023】すなわち、請求項2記載のディジタル画像
処理システムの構成によって、処理画像情報又は編集画
像情報を退避記憶手段に記憶した後、上記画像編集処理
装置の転送開始指示手段による転送開始指示があるまで
の期間に、画像形成モードが設定可能となるが、この転
送待ち期間に設定した画像形成モードにおいて、読取画
像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記憶手段の
領域の全てを使用したり、画像形成モード及び転送モー
ドにおける読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編
集画像記憶手段を共用するように固定したりしたので
は、転送開始指示手段による転送開始指示があったとき
に、転送できない事態を招くことになる。
【0024】しかし、上記構成によれば、転送待ち期間
に設定した画像形成モードにおいては、転送に必要な上
記読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記
憶手段における記憶領域を確保し、残りの記憶領域を使
用して画像形成モードが行われる。
【0025】したがって、転送待ち期間に画像形成モー
ドの動作を行っている最中に、突然、転送指示があった
としても、転送のために確保された読取画像記憶手段、
処理画像記憶手段又は編集画像記憶手段における記憶領
域を使用して転送を行うことができる。
【0026】請求項4に係る発明のディジタル画像処理
システムは、上記課題を解決するために、原稿を読み取
り、読み取った原稿画像情報をディジタルに変換して画
像処理、又は画像処理及び画像編集した後、記録材に記
録する例えばディジタル複写機等のディジタル画像記録
装置と、上記ディジタル画像記録装置に通信手段を介し
て接続された外部機器としての例えばパーソナルコンピ
ュータ等の画像編集処理装置とからなるディジタル画像
処理システムであって、上記ディジタル画像記録装置
は、原稿を読み取りその原稿画像情報から読取画像情報
を出力する原稿画像読取手段と、上記原稿画像読取手段
により読み取られた読取画像情報を記憶する例えばDR
AM等の読取画像記憶手段と、上記読取画像記憶手段に
記憶された読取画像に対して画像処理を施す画像処理手
段と、上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情
報を記憶する例えばDRAM等の処理画像記憶手段と、
上記画像処理手段による処理画像に対して画像編集を施
す画像編集手段と、上記画像編集手段にて画像編集され
た編集画像情報を記憶する例えばDRAM等の編集画像
記憶手段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画
像情報又は上記編集画像記憶手段に記憶された編集画像
情報に基づいて例えば複写等の画像形成を行う画像形成
手段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情
報又は編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退
避して記憶する例えばハードディスク等の退避記憶手段
と、上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取
った原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記
憶し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段
に記憶した後、上記画像形成手段により記録材に記録す
る動作を行う画像形成モードを設定する画像形成モード
設定手段と、上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取
り、読み取った原稿画像情報を画像処理して処理画像記
憶手段に記憶し、又は画像処理及び画像編集して編集画
像記憶手段に記憶した後、上記処理画像情報又は編集画
像情報を退避記憶手段に記憶し、退避記憶手段の処理画
像情報又は編集画像情報を通信手段を介して画像編集処
理装置に転送する動作を行う転送モードを設定する転送
モード設定手段とから構成される一方、上記画像編集処
理装置は、上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段
から通信手段を介して転送される処理画像情報又は編集
画像情報を記憶する外部機器記憶手段と、上記ディジタ
ル画像記録装置の退避記憶手段に記憶された処理画像情
報又は編集画像情報の外部機器記憶手段への転送開始を
指示する転送開始指示手段とから構成されており、上記
転送モードにおいて、画像編集手段は、複数の原稿画像
情報における各画像域を抽出し、この抽出した画像域
と、各原稿画像情報の各画像域における位置情報とを退
避記憶手段に記憶させると共に、転送に際しては、上記
抽出した画像域と各原稿画像情報の各画像域における位
置情報とを退避記憶手段から外部機器記憶手段に転送す
る一方、上記画像編集処理装置には、上記外部機器記憶
手段に転送された画像域と各原稿画像情報の各画像域に
おける位置情報とから、各原稿画像情報における各画像
域を元に戻すべく復元配置する復元配置手段がさらに設
けられていることを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、転送モードにおいて、
画像編集手段は、複数の原稿画像情報における各画像域
を抽出し、この抽出した画像域と、各原稿画像情報の各
画像域における位置情報とを退避記憶手段に記憶させ
る。そして、転送に際しては、上記抽出した画像域と各
原稿画像情報の各画像域における位置情報とを退避記憶
手段から外部機器記憶手段に転送する。
【0028】一方、画像編集処理装置には、復元配置手
段が設けられているので、復元配置手段が外部機器記憶
手段に転送された画像域と各原稿画像情報の各画像域に
おける位置情報とから、各原稿画像情報における各画像
域を元に戻すべく復元配置する。
【0029】したがって、転送モードにおいて、読み取
った複数枚の原稿を画像処理し又は画像編集した画像情
報を転送するに際して、各原稿の画像域、つまり原稿の
画像情報の部分のみ又は所望の画像エリアのみを集めて
転送するので、転送時間を短縮することができる。そし
て、このように、必要部分だけを転送したときにおいて
も、画像編集処理装置の復元配置手段によって、各原稿
画像情報の各画像域における位置情報に基づいて、元の
頁を復元することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図32に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0031】本実施の形態のディジタル画像処理システ
ムは、図2に示すように、ディジタル画像記録装置とし
てのディジタル複写機1と外部機器である画像編集処理
装置としての画像編集処理装置2とから構成されてい
る。
【0032】ディジタル複写機1は、原稿を走査して原
稿を読み取る原稿画像読取手段としての原稿走査部3
と、原稿走査部3からの読取画像情報に基づいて画像を
形成する、つまり複写する画像形成手段としての画像形
成部4とを備えている。
【0033】上記原稿走査部3には、原稿を載置する透
明な例えばガラスからなる原稿載置台5と、原稿載置台
5の下方に設けられ、原稿載置台5の下側から原稿を走
査するCCD(Charge Coupled Device) 光学ユニット6
と、原稿載置台5の上方に設けられ、原稿を搬送して自
動的に上記原稿載置台5の所定位置に順次セットする自
動原稿送り装置(RADF:Recirculating Automatic
Document Feeder )7とを備えている。
【0034】すなわち、原稿走査部3では、原稿載置台
5に載置された原稿又はRADF7によって原稿載置台
5上に順次セットされた原稿が、CCD光学ユニット6
に接続された光電交換素子により下方から照射されるこ
とによって、主走査及び副走査方向に順次走査され、原
稿上の画像情報が原稿画像データとしてディジタル変換
される。
【0035】この原稿画像データは、CCD光学ユニッ
ト6によって一旦光情報に変換され、光ファイバーケー
ブル8によって、画像形成部4に備えられた画像処理部
(ICU:イメージコントロールユニット)9に転送さ
れる。
【0036】なお、上記光ファイバーケーブル8は、C
CD光学ユニット6において作成された原稿画像データ
をICU9へ転送する際に、外部からのノイズ、本体装
置自体に備えられているモータ駆動源等からのノイズ等
が画像データへの影響を無くして、転送された画像デー
タを再生する場合に画質上で問題とならないようにする
ために使用されているものである。
【0037】また、画像形成部4は、原稿走査部3から
出力された画像データを所望する画像への画像処理及び
画像編集を行うICU9と、このICU9により画像処
理された処理画像情報又は画像編集された編集画像情報
に基づいてレーザ光を照射するレーザユニット(LS
U)10と、レーザユニット10からの照射光により表
面に静電潜像を形成する感光体11とを備えている。
【0038】上記感光体11の外周には、感光体11の
表面を均一に帯電させる帯電器12、レーザユニット1
0から照射されたレーザ光を感光体11の所定位置に反
射する反射鏡13、感光体11に形成された静電潜像を
可視像に現像する現像器14、感光体11上に形成され
た可視像を紙やOHP(Over Head Projector) 用紙等か
らなる記録材上に転写し、感光体11から記録材を剥離
する転写剥離ユニット15、及び転写剥離工程の後感光
体11表面に残留した現像剤を除去するクリーニングユ
ニット16が順に配設されている。
【0039】また、感光体11の入紙側には、記録材を
転写剥離ユニット15側に導入する導入搬送経路17が
設けられ、出紙側には、記録材に形成された可視像とし
てのトナー像を記録材に熱と圧力によって定着させる定
着ユニット18が設けられている。定着ユニット18の
下方には、記録材の表裏を反転させる反転部19aと判
定された原稿を導入搬送経路17に搬送する反転原稿搬
送部19bとで構成される両面コピーユニット19が設
けられている。
【0040】また、画像形成部4の下方には、最下部か
ら1000枚の記録材が収納可能な第1給紙トレイ2
0、500枚の記録材が収納可能な第2給紙トレイ2
1、及び第3給紙トレイ22が配設されており、これら
各給紙トレイ20・21・22には、記録材を導入搬送
経路17に搬送させる搬送経路23が接続されている。
すなわち、上記の何れかの給紙トレイ20・21・22
から取り出された記録材は、搬送経路23及び導入搬送
経路17を経て転写剥離ユニット15側に搬送されるよ
うになっている。
【0041】そして、上記レーザユニット10、感光体
11から転写剥離ユニット15に至る各種の画像形成手
段によって画像形成手段としての画像印字系4aが形成
されている。
【0042】画像形成部4の定着ユニット18の出紙側
の外側部には、記録材に対してステープラ、パンチ、仕
分け等の各種後処理を施す後処理装置としてのフィニッ
シャー24が配設されている。このフィニッシャー24
には排出トレイ25が設けられており、フィニッシャー
24によって後処理された記録材を順次積み重ねるよう
になっている。
【0043】上記構成のディジタル複写機1は、図3に
示すように、操作パネル26を備えており、この操作パ
ネル26からの信号がプロセスコントロールユニット
(PCU)27を介してICU9に転送される。なお、
操作パネル26についての詳細は後述する。
【0044】上記PCU27は、ディジタル複写機1全
体の制御、例えば複写モードの決定、原稿走査部3にお
けるスキャンの開始/終了、データ処理の開始、印字等
の管理制御、及びICU9で処理された管理番号で画像
データの管理制御を行うようになっている。
【0045】また、上記ICU9には、CCD光学ユニ
ット6の他に、ディジタル複写機1の外部機器としての
画像編集処理装置2からの情報がインターフェイス28
を介して転送される。逆に、ICU9の画像情報が通信
手段としてのインターフェイス28を介して画像編集処
理装置2に転送されるようになっている。
【0046】なお、上記インターフェイス28には、例
えばSCSI(Small Computer System Interface) が使
用されている。
【0047】上記画像編集処理装置2は、同図に示すよ
うに、キーボード29と、外部機器記憶手段としての外
部機器記憶部30aを有する情報編集処理部30と、こ
の外部機器記憶部30aに記憶された画像情報を表示す
る液晶ディスプレイ等からなる表示部31とで構成され
ている(図2参照)。
【0048】すなわち、画像編集処理装置2は、転送開
始指示手段してのキーボード29からの転送開始のため
の指示入力により、ディジタル複写機1にて画像処理又
は画像編集された画像情報をインターフェイス28を介
して取込み、表示部31に表示するようになっている。
【0049】ここで、ディジタル複写機1における複写
動作に必要となるICU9及びPCU27について、図
4及び図5を参照しながら以下に説明する。
【0050】先ず、ICU9は、図4に示すように、画
像情報に対する濃度調整等の各種画像処理を所定の手順
で制御処理するCPU32と、画像処理手順を記憶して
いるROM33と、各種制御管理データを記憶するため
のRAM34と、所定の画像処理が施された処理画像情
報を記憶する処理画像記憶手段、及び所定の画像編集が
施された編集画像情報を記憶する編集画像記憶手段とし
ての大容量のハードディスク35と、原稿走査部3のC
CD光学ユニット6から出力された読取画像情報の1ペ
ージ分を一旦記憶するためのワーキング用のDRAM
(Dynamic RandomAccess Memory) 36と、ROM33
に記憶されている画像情報への画像処理手順及び画像編
集手順に従って画像処理及び画像編集を施すループ回路
37とで構成されている。
【0051】なお、本実施の形態では、上記のハードデ
ィスク35の記憶容量としてA4用紙片面で100枚程
度であり、ハードディスク35としては、少なくともA
4用紙2枚分の画像情報を記憶する記憶容量が必要とさ
れる。
【0052】上記のCPU32、ハードディスク35、
DRAM36及びループ回路37は、イメージバス38
に接続されており、このイメージバス38には、さらに
CCD光学ユニット6及びレーザユニット10が接続さ
れると共に、インターフェイス28を介して画像編集処
理装置2が接続されている。
【0053】すなわち、ICU9では、PCU27から
の制御信号に基づいて、CCD光学ユニット6から入力
された原稿画像情報が、DRAM36にページ単位で記
憶され、DRAM36からページ単位でループ回路37
に転送される。ループ回路37では、ページ単位の画像
情報がROM33に予め記憶された画像処理手順によっ
て画像処理され、又はこのROM33に予め記憶された
画像編集手順によって画像編集され、再度DRAM36
に戻される。次いで、このDRAM36に戻された処理
画像情報又は編集画像情報は、ビット情報として順次ハ
ードディスク35に記憶される。ハードディスク35に
記憶された画像情報は、ページ単位毎にレーザユニット
10に転送され、画像を形成することが可能となってい
る。
【0054】次に、PCU27は、図5に示すように、
ディジタル複写機1の各部をシーケンスプログラムに従
って制御するCPU39を備え、このCPU39には、
システム全体を制御管理するためのシーケンスプログラ
ムを記憶するためのROM40と、各種制御管理データ
を記憶するためのワーキング用RAM41及びバックア
ップ用RAM42と、ディジタル複写機1の各種ユニッ
トを制御管理するための制御信号を出入力するための各
入出力ポート備えた各種インターフェイス基板とが接続
されている。
【0055】上記のインターフェイス基板としては、例
えばRADF7に接続されたシリアルポート43を備え
たシリアルインターフェイス基板44、両面コピーユニ
ット19に接続されたパラレルポート45を備えたパラ
レルインターフェイス基板46、フィニッシャー24に
接続されたUART(Universal Asynchronous Receiver
and Transmitter) ポート47を備えたI/Oインター
フェイス基板48、並びにICU9及び操作パネル26
に接続されたUARTポート49を備えたI/Oインタ
ーフェイス基板50がある。
【0056】次に、前記図4に示す原稿読取情報をディ
ジタル化するCCD光学ユニット6、画像処理及び画像
編集を行うループ回路37及びレーザユニット10につ
いての詳細を説明する。
【0057】先ず、CCD光学ユニット6は、図6に示
すように、CCD部51、ヒストグラム処理部52及び
誤差拡散処理部53を備えており、光電素子により読み
込まれた原稿の画像データを2値化変換して、2値のデ
ィジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散
法により画像データを処理して、読取情報記憶手段とし
てのDRAM36に一旦記憶するように構成されてい
る。
【0058】すなわち、CCD部51では、画像データ
の各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D(アナ
ログ/ディジタル)変換された後、MTF補正、白黒補
正又はγ補正が行われ、8ビットの256階調のディジ
タル信号としてヒストグラム処理部52へ出力される。
【0059】ヒストグラム処理部52では、ヒストグラ
ム処理部52から出力されたディジタル信号が256階
調の画素濃度別に加算された濃度情報(ヒストグラムデ
ータ)が得られると共に、必要に応じて得られたヒスト
グラムデータは画素データとして誤差拡散処理部53へ
送られる。
【0060】誤差拡散処理部53では、疑似中間調処理
の一種である誤差拡散法、つまり2値化の誤差を隣接画
素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部51
から出力された8ビット/画素のディジタル信号が1ビ
ット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を
忠実に再現するための再配分演算が行われる。そして、
2値化された画像データは、読取情報記憶手段としての
DRAM36に記憶されるようになっている。
【0061】次に、ループ回路37は、図7に示すよう
に、多値化処理部54・55、合成処理部56、濃度変
換処理部57、変倍処理部58、画像プロセス部59、
誤差拡散処理部60及び圧縮処理部61を備えている。
このループ回路37は、入力された画像データを操作者
が希望する画像データに最終的に画像処理し画像編集す
べく変換する処理部であり、ハードディスク35に最終
的に変換された出力画像データとして記憶されるまで、
この処理部にて処理するように構成されている。
【0062】多値化処理部54・55では、誤差拡散処
理部53にて2値化された画像データが再度256階調
に変換される。
【0063】合成処理部56では、画素毎の論理演算、
つまり論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択的
に行われる。この演算の対象となるデータは、図4に示
すROM33に記憶されている画素データ及びパターン
ジェネレータ(PG)からのビットデータである。
【0064】濃度変換処理部57では、256階調のデ
ィジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づ
いて入力濃度に対応する出力濃度の関係が任意に設定さ
れる。
【0065】変倍処理部58では、指示された変倍率に
応じて、入力される既知データにより補間処理を行うこ
とによって、変倍率の対象画素に対する画素データ(濃
度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変
倍処理される。
【0066】画像プロセス部59では、入力された画素
データに対して様々な画像処理が行われ、また、特徴抽
出等のデータ列に対する情報収集が行われる。
【0067】誤差拡散処理部60では、CCD光学ユニ
ット6の誤差拡散処理部53と同様な処理が行われる。
【0068】圧縮処理部61では、ランレングスの符号
化により2値データが圧縮される。また、画像データの
圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した時
点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。そし
て、画像データである2値データは、後述するように、
場合によっては、圧縮データの状態でハードディスク3
5に出力されて記憶される。
【0069】次に、レーザユニット10は、図8に示す
ように、復元部62、多値化処理部63、誤差拡散処理
部64及びレーザ出力部65を備えており、圧縮状態で
ハードディスク35に記憶された画像データを復元し、
もとの256階調に再度変換し、2値データより滑らか
な中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、レー
ザ出力部65へデータを転送するように構成されてい
る。
【0070】復元部62では、ハードディスク35に記
憶されている圧縮された画像データが復元される。
【0071】多値化処理部63では、誤差拡散にて4値
化されたデータを再度256階調に変換するものであり
ループ回路37の多値化処理部54・55と同様な処理
が行われる。
【0072】誤差拡散処理部64では、CCD光学ユニ
ット6の誤差拡散処理部53と同様な処理が行われる。
【0073】レーザ出力部65では、図示しないシーケ
ンスコントローラからの制御信号に基づき、ディジタル
画素データがレーザダイオードのON/OFF信号に変
換され、レーザ光が点灯/不点灯状態となる。
【0074】また、本実施の形態のディジタル複写機1
に備えられた操作パネル26は、図9に示すように、装
置の状態を表示するドットマトリックス方式の液晶表示
素子からなる液晶パネル71と、複写枚数等を指定する
テンキー部72、複写開始指示を入力するプリントスイ
ッチ73等を備えている。
【0075】したがって、通常、ディジタル複写機1に
よる原稿の複写は、上記のテンキー部72により複写枚
数を指定した後、画像形成モード設定手段としてのプリ
ントスイッチ73を押圧することにより行われる。すな
わち、プリントスイッチ73が押圧されると、複写モー
ドとなり、このプリントスイッチ73からの信号に基づ
いて、CCD光学ユニット6が作動し、原稿を読取り、
この読み取った原稿の読取画像情報を画像処理又は画像
編集して記録再生するようになっている。
【0076】上記液晶パネル71には、表面に透明のタ
ッチパネルが配設されており、各種機能の選択や各種モ
ードの調整を行う場合、液晶表示部に表示されたパター
ンの部分を押圧することにより選択又は調整のための入
力が行えるようになっている。また、液晶パネル71に
は、テンキー部72により設定された複写枚数を表示す
る複写枚数表示部74が形成されている。
【0077】上記プリントスイッチ73には、表面に複
写開始指示の入力が可能であることを操作者に認識させ
るための認識ランプ75が設けられている。この認識ラ
ンプ75が点灯していれば、複写開始指示の入力が可能
であることを示し、認識ランプ75が消灯していれば、
複写開始指示の入力が不可能であることを示すようにな
っている。
【0078】上記テンキー部72には、複写枚数を設定
するテンキー72aの他に、設定した複写枚数をクリア
したり、複写中に複写動作を一時的に停止させたりする
クリアキー76、複写設定条件を所定の標準状態に戻す
オールクリアキー77、現在設定されている複写状態の
時に割り込んで異なる複写条件のもとで複写を行うとき
に操作する割り込みキー78が備えられている。
【0079】また、液晶パネル71は、ディジタル複写
機1の電源投入時において、同図9に示す状態となって
おり、表面に設けられた透明タッチパネルに設けられた
各種キーを押圧することによって、各種画像処理モード
の選択及び設定が行えるようになっている。
【0080】このため、上記液晶パネル71には、自動
用紙キー79、自動倍率キー80、トレイ選択キー8
1、選択された給紙トレイを表示する給紙トレイ表示部
81a、拡大キー82、縮小キー83、拡大ズームキー
84、縮小ズームキー85、等倍キー86、濃度設定キ
ー87・88、及び濃度切換キー89等の周知のキーが
備えられている。
【0081】さらに、液晶パネル71には、ディジタル
複写機1に備えられたフィニッシャー24の各種機能を
選択するためのフィニッシャーキー90、ディジタル複
写機1に備えられた両面コピーユニット19の各種機能
を選択するための両面キー91、原稿毎に異なる処理を
行う場合の各種プログラムを実行するためのプログラム
キー92、このプログラムキー92のプログラム内容を
確認するための確認キー93、各種のディジタル複写機
1の機能を選択する機能選択キー94が備えられてい
る。
【0082】例えば、ディジタル複写機1に備えられて
いるフィニッシャー24を使用する場合には、液晶パネ
ル71のフィニッシャーキー90を押圧操作する。この
フィニッシャーキー90は、図9に示すように、フィニ
ッシャーキー90を押圧する毎に後処理モードの表示パ
ターンが変化するようになっている。すなわち、初期状
態では、図10(a)に示すオフセット仕分けモードで
あり、この状態からフィニッシャーキー90を一回押圧
する毎に、図10(b)に示すソーティング仕分けモー
ド、図10(c)に示すステープルモード、図10
(d)に示すグループモード、図10(e)に示すノン
オフセットモードと順次切り換わるようになっている。
【0083】上記のグループモードとは、原稿毎にコピ
ーを仕分けるモードであり、ノンオフセットモードと
は、フィニッシャー24の後処理機能を使用しないモー
ドである。
【0084】また、液晶パネル71の両面キー91を押
圧することによって、図11に示すように、両面モード
の表示パターンが変化するようになっている。すなわ
ち、初期状態では、図11(a)に示す片面原稿を片面
複写する片面−片面モードであり、この状態から両面キ
ー91を一回押圧する毎に、図11(b)に示す片面原
稿を両面複写する片面−両面モード、図11(c)に示
す両面原稿を両面複写する両面−両面モード、図11
(d)に示す両面原稿を片面複写する両面−片面モード
と順次切り換わるようになっている。
【0085】したがって、本実施の形態のディジタル複
写機1は、上記液晶パネル71により指定された各画像
処理モードに基づいて、液晶パネル71上のプリントス
イッチ73を押圧することによりCCD光学ユニット6
によって読み取られた原稿画像情報を画像処理して記録
再生するようになっている。
【0086】また、本実施の形態のディジタル複写機1
は、各種の画像編集機能を有しており、これらの各機能
の選択は、図9に示す液晶パネル71上の機能選択キー
94を押圧することによって、操作パネル26の液晶パ
ネル71の表示画面を、図12に示すメニュー画面に
切り換えて、このメニュー画面を操作することによっ
て行われる。
【0087】図12に示すように、メニュー画面に
は、左端側に、液晶パネル71を図9に示す基本画面に
戻すための基本画面キー95、機能1ないし機能4を選
択するための機能1キー、機能2キー、機能3キー、機
能4キー、及び機能を追加した場合に選択するためのオ
プションキー96が設けられている。なお、上記の各機
能キーは、点灯可能になっており、選択されたときに点
灯するようになっている。
【0088】すなわち、液晶パネル71は、図12に示
すメニュー画面の状態から機能2キーを押圧すれば、
図13に示すメニュー画面の表示画面に切り換わり、
機能3キーを押圧すれば、図14に示すメニュー画面
の表示画面に切り換わり、機能4キーを押圧すれば、図
15に示すメニュー画面の表示画面に切り換わるよう
になっている。
【0089】但し、図9に示す液晶パネル71の初期表
示状態で機能選択キー94を押圧したときには、機能1
の画面、つまり図12に示すメニュー画面が表示され
た状態となる。
【0090】上記の各画像編集機能キーの押圧により表
示された液晶パネル71のメニュー画面には、図12な
いし図15に示すように、表示されたメニュー画面で選
択可能な機能を選択するための機能選択キーが表示され
ている。
【0091】メニュー画面では、図12に示すよう
に、機能選択キー(1−1)には独立変倍キー、機能選
択キー(1−2)にはシャープネスキー、機能選択キー
(1−3)にはとじしろキー、機能選択キー(1−4)
には枠消しキー、機能選択キー(1−5)にはセンタリ
ングキー、及び機能選択キー(1−6)には1セット2
コピーキーが備えられ、それぞれの機能選択キーを押圧
することによって、各種機能が実行されるようになって
いる。
【0092】上記の各機能について、説明すると、先
ず、独立変倍とは、縦横それぞれ独立して倍率を設定す
る機能であり、この独立変倍機能によって、例えば複写
画像の縦を90%、横を140%に設定することが可能
となる。
【0093】次に、シャープネスとは、CCDの入力に
よる雑音等によるモアレを緩和させる機能であり、とじ
しろとは、複写画像に綴じ代を作る機能である。
【0094】次いで、枠消しとは、ブックコピーの際に
生じる枠の黒塗りを消す機能であり、センタリングと
は、偏ったコピー中心を真中にする機能である。
【0095】最後に、1セット2コピーとは、ブックの
左右二枚の複写を行う機能である。
【0096】次に、メニュー画面では、図13に示す
ように、機能選択キー(2−1)には表紙・合紙キー、
機能選択キー(2−2)には配布先コピーキー、機能選
択キー(2−3)には中とじキー、機能選択キー(2−
4)にはマルチショットコピーキー、機能選択キー(2
−5)にはトリミング・マスキングキー、機能選択キー
(2−6)には移動機能機能キーが備えられ、それぞれ
の機能選択キーを押圧することによって、各種機能が実
行される。
【0097】上記の各機能について説明すると、先ず、
表紙・合紙とは、原稿に対して別の用紙を挿入したり色
紙等を挿入する機能である。
【0098】次に、配付先コピーとは、宛て先を合成す
る機能であり、例えばA4用紙に10か所の宛て先を記
載した用紙に読み込ませ、それぞれ独立して宛て先を抽
出して用紙に合成することが可能となる。
【0099】次いで、中とじコピーとは、複写された用
紙の中心に綴じ代を作成する機能であり、マルチショッ
トコピーとは、圧縮縮小コピー機能であり、例えば原稿
がA4で4枚あれば、この4枚の原稿をA4の用紙一枚
にコピーすることが可能となる。
【0100】次いで、トリミングとは、原稿に白紙を重
ねて、抽出した所だけをコピーする機能であり、マスキ
ングとは、原稿の指定箇所を消してコピーする機能であ
る。最後に、移動機能とは、原稿の所望部分を他の位置
に移動させてコピーする機能である。
【0101】次に、メニュー画面では、図14に示す
ように、機能選択キー(3−1)には合成機能キー、機
能選択キー(3−2)には白黒反転・網処理キー、機能
選択キー(3−3)には影つけ・中ぬきキー、機能選択
キー(3−4)には斜体・鏡像キー、機能選択キー(3
−5)にはリピートコピーキー、機能選択キー(3−
6)には2in1コピーキーが備えられ、それぞれの機
能選択キーを押圧することによって、各種機能が実行さ
れる。
【0102】上記の各画像編集機能について説明する
と、先ず、合成機能とは、複数の原稿を合成して複写す
る機能である。
【0103】次に、白黒反転とは、原稿画像をネガ・ポ
ジの関係にして複写する機能であり、網処理とは、原稿
に対して縦縞、横縞等をして複写する機能である。
【0104】次いで、影付けとは、原稿を立体的に見せ
て複写する機能であり、中ぬきとは、原稿を白抜きする
ことで輪郭を出す機能である。
【0105】次いで、斜体とは、原稿の文字を斜めにし
て複写する機能であり、鏡像とは、原稿と鏡像関係にあ
る複写画像を形成する機能である。
【0106】次いで、リピートコピーとは、原稿の同じ
画像を繰り返しコピーする機能である。
【0107】また、2in1コピーとは、原稿2枚を1
枚の用紙に複写する機能であり、例えばA4の2枚の原
稿を袋とじ状態でA3用紙に複写する機能である。
【0108】最後に、メニュー画面では、図15に示
すように、機能選択キー(4−1)にはOHPコピーキ
ー、機能選択キー(4−2)には日付・センターマーク
キー、機能選択キー(4−3)には簡易ファイリングキ
ー、機能選択キー(4−4)には書院ワープロキー、機
能選択キー(4−5)には転送モード設定手段としての
転送モードキー100が備えられ、それぞれの機能選択
キーを押圧することによって、各種画像編集機能又は転
送モードが実行される。
【0109】上記の各機能について説明すると、先ず、
OHPコピーとは、原稿を透明用紙にコピーする機能で
ある。
【0110】次に、日付とは、日付を入れて複写する機
能であり、センターマークとは、パンチ穴のセンタの目
印を付けて複写する機能である。
【0111】次いで、簡易ファイリングとは、ディジタ
ル複写機1内に備えられたハードディスクに収納するデ
ータをファイリングする機能である。
【0112】次いで、簡易ファイリングとは、ディジタ
ル複写機1内に備えられたハードディスクに収納するデ
ータをファイリングする機能である。
【0113】次いで、書院ワープロとは、ディジタル複
写機1に接続された画像情報を作成する図示しない外部
機器の一例を示すものであり、このキーを選択すること
によって、外部機器からの画像情報が入力できる状態に
する機能である。なお、「書院ワープロ」とはシャープ
株式会社製ワープロの商品名をいう。
【0114】最後に、転送モードとは、ディジタル複写
機1にて原稿を読み取り、この原稿画像情報を画像処理
又は画像編集した画像データを、外部機器であるパーソ
ナルコンピュータ等の前記画像編集処理装置2に転送許
可するモードである。
【0115】すなわち、ディジタル複写機1の操作パネ
ル26を操作して、図15に示すメニュー画面を表示
させた後、転送モードキー100を押圧操作することに
よって、ディジタル複写機1を転送モードに設定して、
画像編集処理装置2へのデータ転送を許可する。
【0116】このとき、ディジタル複写機1側の操作パ
ネル26上でディジタル複写機1の固有の画像編集機
能、すなわち、メニュー画面、メニュー画面又はメ
ニュー画面の機能を選択すれば、このメニュー画面
ないしメニュー画面の画像編集機能に対応する画像編
集をした後に、その画像編集したデータを外部機器であ
る画像編集処理装置2に転送することができる。また、
画像編集機能が選択されなければ、画像編集処理装置2
からの処理指定のみの画像処理を実行して、つまり画像
編集をしないで、処理画像情報を転送することになる。
【0117】したがって、上記構成のディジタル複写機
1では、原稿走査部3による原稿画像情報に対して画像
形成を行う複写モードと、原稿走査部3による原稿画像
情報に対して画像編集処理装置2に画像情報を転送する
転送モードとの設定が可能である。
【0118】さらに、上記の各モードを細分化すると、
上記複写モードには、原稿走査部3による原稿画像情報
に対して、画像処理のみを行って画像形成を行うノーマ
ル複写モードと、原稿走査部3による原稿画像情報に対
して、画像処理と画像編集とを行う編集複写モードとが
ある。
【0119】一方、上記転送モードには、原稿走査部3
から読み取った原稿画像を画像処理し、その処理画像を
画像編集処理装置2に転送する処理画像転送モードと、
原稿走査部3から読み取った原稿画像を画像処理し、さ
らに、その画像処理した画像データに対して画像編集を
行った後、その編集画像情報を外部機器に転送する編集
画像転送モードとがある。
【0120】また、上記外部機器である画像編集処理装
置2にて、ディジタル複写機1側から画像情報を取り込
む場合、画像編集処理装置2の表示部31に表示される
操作実行画面の設定及び実行キーの押圧操作により所望
する画像編集モードの画像情報の取込みを行うことがで
きる。
【0121】さらに、画像編集処理装置2の表示部31
に表示される操作実行画面の設定及び実行キーの押圧操
作により、画像編集モードの画像情報の取込みをする
か、又は単なる画像処理を行っただけの処理画像情報の
取込みをするかについての選択を行うことができるよう
になっている。
【0122】ここで、上記の構成を有するディジタル複
写機1におけるノーマル複写動作について、図16〜図
18に基づいて説明する。
【0123】先ず、図16に示すように、原稿画像読取
手段としての画像操作部3からなる画像入力系にて原稿
画像を読み取り、ディジタルデータに変換し、画質の入
力補正を行った読取画像情報をDMAC(Data Memory
Access Controler)を介して一旦読取情報記憶手段とし
てのDRAM36に記憶する。ここで、DMACは、画
像を頁単位で書込み又は読み出しを行うコントローラで
ある。
【0124】また、このとき、DRAM36において読
取画像情報の記憶に使用されるワーキング領域36a
は、A4サイズの原稿のときには、DRAM36の全領
域の例えば1/4が使用されるようになっている。
【0125】次いで、図17に示すように、上記のDR
AM36のワーキング領域36aに記憶された読取画像
情報は、DMACを介して画像処理手段としてのループ
回路37からなる画像処理系に送られ、このループ回路
37にて例えば濃度変換等の画像処理が施される。そし
て、画像処理された処理画像情報は、DMACを介し
て、処理画像記憶手段として機能する前記ワーキング領
域36aに重ね書きで記憶される。
【0126】次いで、図18に示すように、このDRA
M36のワーキング領域36aに記憶された処理画像情
報は、DMACを介して、画像形成手段としてのレーザ
ユニット10、感光体11、現像器14及び定着ユニッ
ト18等からなる画像印字系4aに送られ、画像形成つ
まり複写記録される。このようにして、通常のノーマル
複写モードがなされる。
【0127】次に、上記ノーマル複写モードにおいて、
さらに画像編集を施すときの動作、つまり編集複写モー
ドの動作について、図16、図19〜図21に基づいて
説明する。
【0128】先ず、図16に示すように、前記ノーマル
複写モードと同様に、画像入力系である画像走査部3に
て読み取られた読取画像情報がワーキング領域36aに
記憶される。このときも、A4サイズの原稿のときに
は、同様に、DRAM36の全領域の例えば1/4が使
用される。
【0129】次いで、図19に示すように、DRAM3
6におけるワーキング領域36aの読取画像情報が、D
MACを介して、画像処理手段としてのループ回路37
からなる画像処理系に送られ、このループ回路37にて
例えば濃度変換等の画像処理が施される。続いて、ルー
プ回路37は、画像編集手段として作用し、例えば縦横
変換等の画像編集を行う。そして、この画像編集された
編集画像情報は、DMACを介して、編集画像記憶手段
として機能するDRAM36のワーキング領域36bに
記憶される。このワーキング領域36bはワーキング領
域36aと同じ大きさの記憶領域となっている。
【0130】次いで、図20に示すように、このワーキ
ング領域36bに記憶された編集画像情報は、直ちに、
DMACを介して、退避記憶手段としてのとしてのハー
ドディスク35に記憶される。なお、ここで、この編集
画像情報をハードディスク35に記憶するのは、複数枚
の原稿からの編集を行う設定がされたときに、これら全
ての原稿に対して編集を行うべく1枚毎に編集を行い、
結果画像をハードディスク35に退避させ、次の原稿を
DRAM36にて編集するためである。
【0131】次いで、図21に示すように、上記ハード
ディスク35に記憶された編集画像情報は、再度、DM
ACを介して、DRAM36のワーキング領域36aに
移される。
【0132】次いで、図22に示すように、このDRA
M36のワーキング領域36aに記憶された編集画像情
報は、DMACを介して、画像形成手段としての画像印
字系4aに送られ、複写記録される。これによって、編
集複写モードが終了する。
【0133】次に、転送モードについて、図23のフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、処理画像を画像
編集処理装置2に転送する処理画像転送モードと、さら
に画像編集を行った後、その編集画像情報を画像編集処
理装置2に転送する編集画像転送モードとは、ループ回
路37において画像処理のみを行うか画像編集までを行
うかの差しかないので、ここでは、一緒にして説明す
る。
【0134】図23に示すように、先ず、操作者は、デ
ィジタル複写機1の操作パネル26にて転送モードキー
100を押圧操作して転送モードを設定する(S1)。
これにより、ディジタル複写機1は、転送モードか否か
を確認する(S2)。S2で転送モードでない場合に
は、複写モードとなる(S3)。
【0135】S2で、転送モードの場合には、操作者
は、ディジタル複写機1の原稿載置台5又はRADF7
に原稿をセットする(S4)。
【0136】この状態で、ディジタル複写機1は、画像
編集処理装置2からの転送モード開始指示を待つ(S
5)。
【0137】次いで、図24に示すように、操作者は、
画像編集処理装置2の表示部31を見ながらキーボード
29にて転送モード開始指示をディジタル複写機1に対
して行う(S11)。これによって、画像編集処理装置
2からの転送モード開始指示がインターフェイス28を
介してICU9に入力される。ICU9は、ディジタル
複写機1の本体状態を制御しているPCU27に外部か
らの転送モード開始指示があることを知らせる(S1
2)。
【0138】PCU27は、ディジタル複写機1の本体
が転送モードとして設定され、原稿走査部3に原稿がセ
ットされていることを検出することにより確認し(S1
3)、転送モード開始指示に対する返答をICU9に知
らせる(S14)。ICU9はインターフェイス28を
介して画像編集処理装置2に返答する(S15)。
【0139】次いで、操作者は画像編集処理装置2に
て、表示部31を見ながらキーボード29によって、デ
ィジタル複写機1での原稿の読み取り方式を設定する
(S16)。これによって、画像編集処理装置2は、デ
ィジタル複写機1がどのような読み取りを行うのか、す
なわち、原稿走査部3が原稿載置台5に載置された原稿
を読む状態であるか又はRADF7によって原稿載置台
5上に順次セットされた原稿を読む状態であるかをイン
ターフェイス28を介してPCU27に状態を聞く(S
17)。
【0140】これに対してPCU27は、原稿走査部3
が原稿載置台5に載置された原稿を読む状態であるか又
はRADF7によって原稿載置台5上に順次セットされ
た原稿を読む状態であるかを判定して(S18)、その
返答を画像編集処理装置2に送信する(S19)。
【0141】次に、画像編集処理装置2は、読み取りた
い画像サイズの設定をし(S20)、その確認のために
サイズ情報をインターフェイス28を介してPCU27
に知らせる(S21)。PCU27は、画像サイズを基
に原稿載置台5にセットされている原稿画像のサイズが
要求されている画像のサイズよりも大きければ、転送を
許可し(S22)、画像編集処理装置2に返答する(S
23)。
【0142】次いで、図25に示すように、この許可に
基づいて、画像編集処理装置2は、要求する画像処理又
は画像編集の設定をPCU27に対して行い(S3
1)、PCU27はICU9に対して処理のためのパラ
メータをセットする(S32)。
【0143】次いで、ICU9は画像処理及び画像編集
の準備ができた後、その旨をICU9から画像編集処理
装置2に返答する(S33)。次いで、画像編集処理装
置2は、転送内容指示終了の旨をPCU27に対して出
すことで(S34)、待ち状態となる。
【0144】これによって、ディジタル複写機1は原稿
走査部3から原稿画像を読み取り(S35)、一旦、ワ
ーキング領域36aに記憶した後(S36)、所望の画
像処理及び画像編集を画像処理系又は画像編集系を使っ
て実行する(S37)。その後、結果をハードディスク
35に記憶させる(S38)。
【0145】この後、全ての原稿を読み取った後で(S
39)、ICU9から画像編集処理装置2に読み取り完
了の連絡をする(S40)。
【0146】次いで、図26に示すように、画像編集処
理装置2は、画像データの転送開始指示を出し(S4
1)、これによって、ディジタル複写機1は、退避領域
であるハードディスク35からワーキング領域であるD
RAM36に画像データを移し(S42)、このDRA
M36からインターフェイス28を介して画像編集処理
装置2に画像データを転送する(S43)。
【0147】画像データが、ハードディスク35及びD
RAM36から無くなれば、全ての画像を転送したと判
断し、ICU9は画像の転送を終了し、終了の旨を連絡
する(S44)。画像編集処理装置2は、画像データの
受け取りを完了すれば(S45)、転送モードを終了さ
せるために、完了の旨をPCU27に知らせる(S4
6)。
【0148】PCU27は、この情報に基づいて、ディ
ジタル複写機1を通常のノーマル複写モードに戻す(S
47)。以上の手順でディジタル複写機1から画像編集
処理装置2へ画像の転送を行うようになっている。
【0149】次に、上記の転送モードにおけるハード面
の動作について説明する。最初に画像処理のみを行う処
理画像転送モードについて説明する。
【0150】先ず、画像編集処理装置2から転送モード
開始指示及び処理画像情報の転送要求があったときに
は、ディジタル複写機1では、先にノーマル転写モード
にて説明したように、前記図16に示す画像入力系であ
る原稿走査部3にて原稿が読み取られ、一旦、DRAM
36のワーキング領域36aに記憶され、さらに、図1
7に示す画像処理系であるループ回路37にて、画像処
理される。
【0151】次いで、図1に示すように、この処理画像
転送モードでは、画像処理された処理画像データは、退
避領域であるハードディスク35に記憶される。原稿枚
数が複数のときには、順次この退避領域に移していく。
【0152】そして、この処理画像データを画像編集処
理装置2に転送するときには、図27に示すように、A
4サイズ1頁分ずつDRAM36のワーキング領域36
aに移し、次いで、DMAC及びインターフエイス28
を介して画像編集処理装置2に転送する。
【0153】次に、転送モードにおける画像編集も行う
編集画像転送モードについて説明する。
【0154】編集画像転送モードにおいて、最初の動作
は、前記した編集画像複写モードと同じである。すなわ
ち、前記図16、図17及び図19に示すように、画像
入力系にて原稿が読み取られ、一旦、ワーキング領域3
6aに記憶され、次いで、画像処理系にて、画像処理及
び画像編集される。さらに、画像処理及び画像編集され
た編集画像情報は、DRAM36のワーキング領域36
bに記憶される。
【0155】次に、図28に示すように、ワーキング領
域36bの編集画像情報は、ハードディスク35に移さ
れる。また、複数頁の場合は、各頁毎にDRAM36の
ワーキング領域36bに重ね書きにて記憶され、そこか
ら順次、ハードディスク35に累積して記憶される。
【0156】そして、この画像編集データを画像編集処
理装置2に転送するときには、図29に示すように、A
4サイズ1頁分ずつワーキング領域36aに移し、次い
で、DMAC、インターフエイス28を介して画像編集
処理装置2に転送される。
【0157】ここで、上述したように、転送に際して、
ハードディスク35に記憶した画像データを転送のため
に一旦DRAM36を介することについて説明する。
【0158】ハードディスク35の画像データをDRA
M36を介して転送する理由は、退避領域であるハード
ディスク35から一度ワーキング用のDRAM36に画
像を読み出してから画像編集処理装置2に対して転送を
行うことで、再度ハードディスク35から読み出す手間
がかからず、短時間で実行できるためである。また、同
時に他の処理系にデータを出力して処理を行うことがで
きるためにもワーキングのためのDRAM36は必須の
条件となる。特に、DRAM36の記憶容量を、A4サ
イズ1頁分のみでなくA4サイズ2頁以上持っておくこ
とで、複数の系で別の処理を実行させることができる。
【0159】例えば、画像入力系で、画像を読み取って
いる最中に、DRAM36の空き領域を使用して、ハー
ドディスク35から画像を読み出し、画像印字系4aに
出力して、画像の記録動作を行うことが可能となる。
【0160】また、DMACというメモリコントローラ
を使用することにより、画像をA4サイズ1頁単位で管
理でき、画像の転送中はCPU32の負荷を解放でき、
CPU32に別の処理や制御を実行させることができ
る。
【0161】また、A4サイズ1頁の画像を同時に複数
の処理系に転送をかけることも可能になる。このような
DRAM36の一実施の形態として、図30に示すよう
に、ノーマル複写使用域、編集時使用域及びサイズによ
る容量予備領域に区分したものが示される。
【0162】次に、退避領域として使用されるハードデ
ィスク35について説明する。
【0163】本実施の形態における退避領域の記憶装置
としては、原稿が複数枚ある場合等を考慮して、大容量
のハードディスク35を使用する。ここで、ハードディ
スク35は、図31に示すように、回転記憶媒体110
とヘッド111及び記憶媒体制御部112等からなる読
み書き装置113とから構成される。
【0164】このとき、回転記憶媒体110の面上の速
度は、外周側程速く、内周に行く程遅くなっている。
【0165】したがって、編集複写モードにおいて図2
0に示したように、編集画像情報をハードディスク35
に退避させた場合に、ハードディスク35に記憶された
編集画像情報のワーキング領域36aへの取り出しが遅
くなる場合には、画像印字に支障を来し、画像印字の制
御が安定しなくなる。
【0166】そこで、本実施の形態のハードディスク3
5では、図32に示すように、回転記憶媒体110の各
記憶場所でのアクセス時間が一定時間Tよりも小さい時
間内アクセス領域110aと時間外アクセス領域110
bとに分けている。
【0167】そして、編集複写モードでのアクセスに対
応できる記憶領域として時間内アクセス領域110aを
割り当て、残りを時間外アクセス領域110bに割り当
てて対応するようになっている。
【0168】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、ディジタル複写機1における複写モ
ードにおいては、原稿走査部3にて原稿を読み取り、読
み取った原稿画像情報を画像処理してDRAM36に記
憶し、又は画像処理及び画像編集してDRAM36に記
憶した後、画像印字系4aにより記録材に記録する動作
が行われる。
【0169】一方、ディジタル複写機1の転送処理モー
ドキー100にて転送モードを設定することにより、原
稿走査部3にて原稿を読み取り、読み取った原稿画像情
報を画像処理してDRAM36に記憶し、又は画像処理
及び画像編集してDRAM36に記憶した後、上記処理
画像情報又は編集画像情報をハードディスク35に退避
して記憶し、ハードディスク35の処理画像情報又は編
集画像情報をインターフェイス28を介して例えばパー
ソナルコンピュータ等の画像編集処理装置2に転送する
動作が行われる。
【0170】また、画像編集処理装置2の外部機器記憶
部30aへの転送に際しては、画像編集処理装置2のキ
ーボード29による転送開始指示により、ディジタル複
写機1のハードディスク35に記憶された処理画像情報
又は編集画像情報が外部機器記憶部30aへ転送され
る。
【0171】したがって、通常は、ディジタル複写機1
によって複写モードにより、複写できるが、外部機器で
ある画像編集処理装置2に画像情報を転送したいとき
は、転送モードを設定することにより、ディジタル複写
機1にて画像処理又は画像編集された画像情報を画像編
集処理装置2に転送することができる。
【0172】この結果、ディジタル複写機1固有の高度
な画質調整機構に基づく画像処理機能や多彩な画像編集
機能を利用した画像情報を外部機器へ転送することがで
きる。
【0173】一方、転送モードにおいては、画像処理情
報又は画像編集情報がハードディスク35に退避して記
憶されるので、原稿走査部3及びDRAM36を解放し
ておくことができる。
【0174】したがって、転送用の画像情報をハードデ
ィスク35に蓄積すると共に、転送モード期間中におい
ても、複写モードの動作を行うことができる。
【0175】また、本実施の形態のディジタル画像処理
システムでは、ハードディスク35は、画像情報の読み
書きに必要なアクセス時間が、一定時間T内に行える時
間内アクセス領域110aと、一定時間T以上かかる時
間外アクセス領域110bとに分けて管理すると共に、
転送モードにおいて画像処理情報又は画像編集情報をハ
ードディスク35に退避記憶させるときには、時間外ア
クセス領域110bに記憶される。
【0176】すなわち、一般に、ハードディスク35等
の回転記憶装置では、ディスクの記憶領域の位置によっ
てアクセス時間が異なるため、アクセスの高速部分を使
用するのが好ましい。そして、複写モードにおいて、ア
クセスの低速部分を使用することはディジタル複写機1
の高速処理における価値を落とす。
【0177】一方、転送モードのように、一度記憶して
から外部に画像情報を転送する場合では、低速アクセス
の記憶領域でも十分に利用できる。
【0178】そこで、このように、各モードによって、
アクセス領域を区分できる場合には、ハードディスク3
5をモード別に管理することができる。
【0179】また、本実施の形態におけるディジタル画
像処理システムでは、転送モードにおいて、画像編集処
理装置2にて、ディジタル複写機1の画像処理のみを行
うか又は画像編集まで行うかの選択を操作指定すること
ができる。
【0180】したがって、取扱性の良いディジタル画像
処理システムを構築することができる。
【0181】さらに、本実施の形態におけるディジタル
画像処理システムでは、転送モードにおいて、画像編集
処理装置2にて、ディジタル複写機1の画像処理の内容
や画像編集の内容等の具体的処理内容を操作指定できる
ようになっている。
【0182】したがって、取扱性のさらに良いディジタ
ル画像処理システムを構築することができる。
【0183】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について、図25、図26及び図33に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の
実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する
部材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0184】前記実施の形態1では、図25に示すよう
に、転送モードにおいて、ディジタル複写機1による画
像の処理が全て終了し、処理された画像をハードディス
ク35に退避記憶した後は、画像編集処理装置2からの
転送開始指示があるまで、ディジタル複写機1は待機状
態となっていた。
【0185】しかし、ディジタル複写機1では、転送モ
ードにおいて、転送すべき画像情報は、退避記憶手段と
してのハードディスク35に退避して記憶されている。
したがって、ディジタル複写機1の複写モードに必要な
DRAM36は空き状態となっているので、複写モード
を割り込ませることが可能である。
【0186】すなわち、本実施の形態では、図33に示
すように、転送モードにて画像の処理を全て終了し、そ
の処理された画像がハードディスク35に記憶されて画
像編集処理装置2からの転送要求があるまで待機してい
るときに(S31〜S40)、複写の必要があるときに
は、複写モードの割り込みを行わせる(S51)。そし
て、DRAM36を利用して複写動作をしてから(S5
2)、転送モード状態に戻る(S53)。
【0187】その後は、前述の図26に示すように、画
像編集処理装置2からの転送開始指示があったときに、
転送モードにおいてハードディスク35に退避記憶され
た画像情報がDRAM36のワーキング領域36aを介
して画像編集処理装置2に転送される(S41〜S4
7)。
【0188】したがって、退避領域の記憶手段を使用し
て複写を行うことで、転送モードの画像データを壊すこ
となく、複写モードの処理を行うことができる。そし
て、複写動作が終了した時点で、再び、転送モードの転
送開始指示待ち状態に戻る。
【0189】このように、本実施の形態におけるディジ
タル画像処理システムにおいては、転送モードにおいて
処理画像情報又は編集画像情報をハードディスク35に
記憶した後、画像編集処理装置2の転送開始指示手段と
してのキーボード29による転送開始指示があるまでの
期間は、画像形成モードとしての複写モードを設定可能
に形成されている。
【0190】すなわち、前記実施の形態1のディジタル
画像処理システムにおいては、処理画像情報又は編集画
像情報がハードディスク35に記憶された後、画像編集
処理装置2による転送開始指示があるまで待機状態とな
って、ディジタル複写機1における複写動作ができない
状態となる。
【0191】一方、転送のための処理画像情報又は編集
画像情報は、ハードディスク35に記憶されており、上
述したように、転送モードにおいて処理画像情報又は編
集画像情報をハードディスク35に記憶した後、画像編
集処理装置2による転送開始指示があるまでの期間は、
読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記憶
手段としてのDRAM36は、空き状態となっている。
【0192】そこで、上記の構成によって、この期間で
の複写モードが設定可能となり、複写モードの動作を行
うことができる。
【0193】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について、図16、図18、図20、図21、図27、
図29、及び図34〜図41に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形
態1及び2の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0194】前記実施の形態1及び実施の形態2におけ
る複写モードにおいては、原稿走査部3にて読み取られ
た読取画像情報、並びに画像処理された処理画像情報及
び画像編集された編集画像情報は、図16、図18、図
20及び図21に示すように、DRAM36のワーキン
グ領域36a又はワーキング領域36bを介して処理が
行われていた。
【0195】一方、前記実施の形態1及び実施の形態2
における転送モードにおいて、画像編集処理装置2から
画像情報の転送開始指示があった場合、処理画像転送モ
ードにおいては、図27に示すように、ハードディスク
35の画像情報は、DRAM36のワーキング領域36
aに移された後、画像編集処理装置2に転送される。
【0196】また、編集画像転送モードにおいても、図
29に示すように、DRAM36のワーキング領域36
aを介した後、画像編集処理装置2に転送される。
【0197】すなわち、前記実施の形態1及び実施の形
態2においては、いずれも、DRAM36のワーキング
領域36aを介して画像編集処理装置2に転送されるよ
うになっている。
【0198】したがって、このワーキング領域36aを
介する限り、画像の転送中は複写モードの動作ができな
いことになる。
【0199】一方、DRAM36が全て複写モードによ
って、使用されていても、転送ができない。
【0200】すなわち、前記実施の形態1及び実施の形
態2のディジタル画像処理システムでは、転送に際して
のワーキング領域が確保されていないという問題点を有
している。
【0201】そこで、本実施の形態では、第1に、複写
モードにおいて使用できるワーキングの領域をワーキン
グ領域36aに固定しないようになっている。
【0202】すなわち、図34に示すように、DRAM
36は、一時的に記憶するワーキングメモリとして、A
4サイズ画像4頁分(1画素2ビットで解像度400d
piとして16MB)のメモリ量を持っており、A4サ
イズの1頁を3分割すると共に、このA4サイズの1頁
を1ブロックとして管理している。なお、A4サイズの
1頁を3分割しているのは、原稿の最小サイズをA4サ
イズの1/4であるA6サイズとしているので、この各
A6サイズを余裕をもって格納するためである。
【0203】したがって、A4サイズ画像4頁分がそれ
ぞれ4MBにて形成されるワーキング領域36a〜36
dとなっており、これらワーキング領域36a〜36d
が、各複写モード及び転写モードに応じて、適宜、使用
状態が管理されるようになっている。
【0204】例えば、通常のノーマル複写モードでは、
A4サイズの画像に対してワーキング領域36a〜36
dの何れかの4MBを使用して画像処理を実行する。た
だし、ワーキング領域36aを優先する。
【0205】すなわち、ノーマル複写モードにおいて
は、図35(a)に斜線で示すようにワーキング領域3
6aのみが使用される一方、複写モードにおいて画像編
集も行うときは、図35(b)に斜線で示すようにワー
キング領域36a・36bが使用される。
【0206】そして、このとき、同時に転送を行う場合
には、同図(a)に対応して、同図(c)に示すよう
に、ワーキング領域36bが転送に使用され、同図
(b)に対応して、同図(d)に示すように、ワーキン
グ領域36cが転送に使用される。
【0207】ここで、転送モード及び複写モードのいず
れにおいても、A4サイズ1頁単位で記憶される。した
がって、複写モードにおいて、A3サイズを複写する場
合には、図36(a)に示すように、画像処理にワーキ
ング領域36a・36cが使用され、さらに、このA3
サイズの画像を編集する場合には、図36(b)に示す
ように、編集用としてワーキング領域36b・36dが
使用される。
【0208】このように、DRAM36が16MBある
のは、A3サイズまで実行させるためであり、A4サイ
ズの画像処理のみの使用においては8MB必要であり、
さらに編集に8MB必要となるため、合計16MBが必
要となるものである。
【0209】このように、本実施の形態においては、A
4サイズを扱っている限り、複写モードでDRAM36
の領域を使用していても、必ず、転送モードに使用する
ためのDRAM36の領域を確保するようになってい
る。
【0210】上記の構成を有するDRAM36を用いる
ことによって、図37に示すように、転送モード中に
(S38〜S40)に、複写モードの割り込みを行い
(S61)、データ転送(S41〜S47)を行いなが
ら、複写動作(S62)を行うことができる。
【0211】ここで、上述した複写モード及び転送モー
ドの並行処理におけるハード面について、詳細に説明す
る。なお、ここでは、A4サイズの原稿2枚の複写モー
ドと、A4サイズの画像データを1枚分転送する場合に
ついて説明する。
【0212】先ず、図38に示すように、画像入力系か
ら複写モードの画像入力を行い、DRAM36の1/4
の領域であるワーキング領域36aに記憶する。
【0213】このとき、同時に画像編集処理装置2から
転送開始指示があった場合、ハードディスク35から、
画像を、一旦、ワーキング領域36bに記憶させる。
【0214】次いで、図39に示すように、ワーキング
領域36bの画像を画像編集処理装置2に転送する。
【0215】また、このとき同時に、ワーキング領域3
6aに記憶された画像を画像処理系であるループ回路3
7にて画像処理する。さらに、このとき、次の原稿を画
像入力系により読み込み、ワーキング領域36cに記憶
させる。
【0216】次いで、図40に示すように、ワーキング
領域36aにおける読取画像情報の画像処理が完了する
と、その処理画像情報をワーキング領域36aに上書き
し、続いて、画像印字系4aに出力して印字処理を行
う。
【0217】そして、上記において、1枚目の原稿の画
像処理系での画像処理が完了すると、直ぐに、ワーキン
グ領域36cに記憶された2枚目の原稿が画像処理系に
移され、画像処理される。
【0218】最後に、図41に示すように、上記の画像
処理系にて画像処理された2枚目の原稿についての処理
画像情報がワーキング領域36cに上書きされ、続いて
画像印字系4aにて処理される。
【0219】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、複写モードとして必要なメモリ量を
確保して、DRAM36の転送モードによるデータ転送
のために必要な領域のみを使用することによって、転送
モードの実行中であっても、複写動作が行えるようにな
っている。
【0220】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、ディジタル複写機1のハードディス
ク35に記憶された処理画像情報又は編集画像情報は、
読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記憶
手段としてのDRAM36、及びインターフェイス28
を介して画像編集処理装置2の外部機器記憶部30aに
転送される。そして、転送モードにおいて複写モードが
設定されたときには、転送に必要なDRAM36におけ
る記憶領域を確保し、残りの記憶領域を使用して複写モ
ードが行われる。
【0221】すなわち、前記実施の形態1又は実施の形
態2のディジタル画像処理システムにおいては、処理画
像情報又は編集画像情報をハードディスク35に記憶し
た後、画像編集処理装置2の転送開始指示があるまでの
期間に、複写モードが設定可能となるが、この転送待ち
期間に設定した複写モードにおいて、DRAM36の領
域の全てを使用したり、複写モード及び転送モードにお
けるDRAM36の領域を共用するように固定したりし
たのでは、転送開始指示があったときに、転送できない
事態を招くことになる。
【0222】しかし、上記構成によれば、転送待ち期間
に設定した複写モードにおいては、転送に必要なDRA
M36における記憶領域を確保し、残りの記憶領域を使
用して複写モードが行われる。
【0223】したがって、転送待ち期間に複写モードの
動作を行っている最中に、突然、転送指示があったとし
ても、転送のために確保されたDRAM36における記
憶領域を使用して転送を行うことができる。
【0224】〔実施の形態4〕本発明の他の実施の形態
について、図15、図42及び図43に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の
実施の形態1ないし3の図面に示した部材と同一の機能
を有する部材については、同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0225】本実施の形態では、DRAM36を使用し
て転送モードを実行しているときに、複写モードを同時
に行う場合には、DRAM36における残りの記憶容量
で処理できる分だけの複写モードの処理のみを許可す
る。
【0226】すなわち、図42に示すように、転写モー
ド中(S71)に複写モードの動作を行うべく、図15
に示す操作パネル26のコピーモード復帰キー101に
てセットされた場合(S72)には、DRAM36の使
用量がチェックされる。
【0227】例えば、図43(a)に示すように、現在
転送モードで使用しているDRAM36がワーキング領
域36a〜ワーキング領域36cであれば、残りのワー
キング領域36dのみが複写モードの使用可能分とな
り、このときには、A4サイズ1頁分であるので、ノー
マル複写しかできないことになる。
【0228】また、図43(b)に示すように、現在転
送モードで使用しているDRAM36がワーキング領域
36aであれば、残りのワーキング領域36b〜36d
が複写モードの使用可能分となる。このときには、DR
AM36の残存量が3頁であるので、ノーマル複写だけ
でなくその他の編集複写、例えば、縦横変換、変倍又は
白黒反転等の画像編集を行う処理も許可する。
【0229】次いで、図42に示すように、転写モード
と複写モードとが並行して行われ(S75、S41〜S
45)、転写モードの完了の知らせにより(S46)、
複写モード単独の処理に戻される(S47)。そして、
複写動作のみが行われる(S76)。
【0230】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、転送モードにおいて使用されている
DRAM36の使用量に応じて、複写モードの可能な複
写条件を受け付けるようになっている。
【0231】したがって、転送モードの稼働中における
複写モードの実行条件を制限することができる。
【0232】〔実施の形態5〕本発明の他の実施の形態
について図44に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1ないし4の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0233】前記実施の形態4のディジタル画像処理シ
ステムでは、転送モードを優先した上で複写モードが可
能となっているが、逆に、複写モードの空き時間を利用
して転送モードを実行することが可能である。
【0234】すなわち、本実施の形態のディジタル画像
処理システムにおいては、複写モードを実行していると
き、処理の空き時間をみることで、この空き時間に転送
モードを実行するようになっている。
【0235】空き時間は、図44に示すように、前記P
CU27とICU9のコマンドシーケンスがどの程度進
んでいるかで判定する。
【0236】例えば、通常の複写モードにおける複写動
作は、複写条件設定(S81)及び画像の読み取り(S
82)、画像の処理(S83)、画像の印字(S86)
のステップを踏む。これらステップで、画像の処理が完
了する(S85)までは画像印字ができないので、この
画像の処理が開始されてから終了するまでは、転送モー
ドを実行させる(S84)。
【0237】これによって、複写モードを実行している
とき、処理の空き時間を利用して転送モードを実行する
ことができる。
【0238】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、ディジタル複写機1のハードディス
ク35に記憶された処理画像情報又は編集画像情報は、
読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記憶
手段としてのDRAM36、及びインターフェイス28
を介して画像編集処理装置2に転送される一方、転送モ
ードは、複写モードの空き時間を利用して処理される。
【0239】したがって、複写モードの実行が妨げられ
ることなく、効率の良いシステムの稼働が可能となる。
【0240】〔実施の形態6〕本発明の他の実施の形態
について図45に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1ないし5
の図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0241】本実施の形態では、転送モードによる画像
処理が行われ、画像データがハードディスク35に記憶
されて、転送要求待ちになっているときに、所定時間を
過ぎると、このハードディスク35の記憶を消去するよ
うになっている。
【0242】そのための構成としては、制限時間をセッ
トしておき、この制限時間をPCU27のCPU39が
モニタしておくことで、この制限時間以上になれば、ハ
ードディスク35の記憶を消去して、転送モードを自動
終了させる。
【0243】制御の流れとしては、図45のフローチャ
ートに示すように、転送モードにおいて、画像処理が完
了すると(S90)、画像データの転送待ちとなる(S
91)。次いで、転送要求指示があるか否かが判断され
る(S92)。ここで、転送開始指示がないときには、
時間オーバーか否かが判断される(S93)。そして、
時間オーバーと判断されたときには、画像データの消去
が行われ(S94)、複写モードに戻る(S95)。
【0244】一方、S92で時間内に転送開始指示があ
った場合には、画像転送が行われ(S96)、転送終了
か否かが判断された後(S97)、S95の複写モード
に移行する。
【0245】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムでは、画像編集処理装置2からの転送開
始指示が所定時間が過ぎても無ければ、ハードディスク
35の画像情報を消去し、ハードディスク35を解放す
るようになっている。
【0246】したがって、転送モードにおいて、待機し
ているハードディスク35の画像情報を消去し、転送モ
ードを自動終了させることができる。
【0247】〔実施の形態7〕本発明の他の実施の形態
について、図15及び図46に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形
態1ないし6の図面に示した部材と同一の機能を有する
部材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0248】本実施の形態におけるディジタル画像処理
システムでは、転送モードにおいて、画像処理又は画像
編集が完了して、転送待ちになっているときに、図15
に示す操作パネル26において、確認コピーキー102
の押圧操作を行うことにより、ディジタル複写機1側で
確認の画像を印字するようになっている。
【0249】すなわち、図46のフローチャートに示す
ように、複写モードにおいて、画像処理が実行され(S
100)、画像データの転送待ちとなる(S101)。
【0250】次いで、確認印字を行うか否かが判断され
(S102)、画像編集処理装置2からの転送開始指示
を待つ(S103)。
【0251】S102で、上記操作パネル26の確認コ
ピーキー102が押圧操作されたときは、確認印字を実
行する(S103)。そして、操作者は、この印字状態
で良いか否かを判断する(S104)。ここで、印字状
態が良くなければ、図15に示す操作パネル26におい
て、再処理実行キー103にて再処理実行を指定するこ
とにより、S100に戻って画像処理又は画像編集をや
り直す。
【0252】また、S104で印字状態が良いと操作者
が判断したときには、操作者は、図15の操作パネル2
6において転送許可キー104を押圧操作することによ
り画像データの転送待ち状態に戻り、S105に移行す
る。すなわち、S105で転送開始指示がない場合に
は、S101に戻る。次いで、S105で、転送開始指
示があったときには、画像転送を行い(S106)、転
送終了か否かを判断した後(S107)、複写モードに
なる(S108)。
【0253】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、外部機器である画像編集処理装置2
の指示に従って処理され、ハードディスク35に記憶さ
れた画像情報を、画像編集処理装置2に転送する前に、
画像情報の画質確認のために、画像記録装置を使って印
字を行い、その後に、画像編集処理装置2に転送するよ
うになっている。
【0254】したがって、予め、画像情報の画質を確認
することができるので、画像編集処理装置2に良好で信
頼できる画像を転送することができる。
【0255】〔実施の形態8〕本発明の他の実施の形態
について、図9及び図15に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
1ないし7の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0256】転送モードにおいては、複数頁の画像処理
又は画像編集をした場合に、その結果は、順次、最終頁
まで退避領域としてのハードディスク35に記憶され
る。
【0257】本実施の形態のディジタル画像処理システ
ムにおいては、この後、所定頁のみを入れ換えることが
できるようになっている。
【0258】すなわち、所定頁を入れ換えるために、図
15に示す操作パネル26の再処理実行キー104を押
圧操作し、続いて、図9に示す操作パネル26のテンキ
ー部72から入れ換えたい頁の数値を入力することによ
り、所定頁について再度画像処理若しくは画像編集又は
再度原稿を読み直し、この再処理した画像と古い所定頁
の画像とを入れ換えることができる。
【0259】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムでは、ハードディスク35に退避記憶さ
れた複数の画像情報のうち、所定頁の画像情報のみを再
画像処理又は再画像編集するために入れ換えるようにな
っている。
【0260】したがって、画像情報の処理モードを変更
したいとき、所定頁のみを再度読み直し、先に処理した
画像情報と入れ換えることができ、連続した複数枚の画
像情報に対して、事後的に訂正を加えることができる。
【0261】〔実施の形態9〕本発明の他の実施の形態
について、図47に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1ないし
8の図面に示した部材と同一の機能を有する部材につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0262】本実施の形態のディジタル画像処理システ
ムでは、転送モードにおいて、画像のトリミング処理を
指定することにより、原稿中の所望の画像域のみを抽出
して、画像の頁内での割当領域を判定し、判定した画像
を矩形で囲み画像の座標を抽出する。そして、抽出され
た画像を新たな頁に再配置し、画像を形成するようにな
っている。
【0263】具体的には、図47(a)〜(e)に示す
ように、一画面に例えば「ABC」と記載された画像1
31(同図(a))と、一画面に例えば「DEF」と記
載された画像132(同図(b))とがある場合に、こ
れをそれぞれ一点鎖線で示す矩形で囲み、その矩形にて
囲んだ画像131(同図(c))及び画像132(同図
(d))を別の新たな頁に画像133として再配置する
(同図(d))。
【0264】そして、画像編集処理装置2に転送すると
きには、再配置した画像133と、それぞれの画像13
1及び画像132の座標、つまり主走査X座標の最小
値、最大値、副走査Y座標の最小、最大をセットにして
行う。
【0265】これによって、画像編集処理装置2では、
この画像131及び画像132の座標に基づいて、基の
画像情報を復元することができる。なお、上記のトリミ
ング処理の指定は、画像編集処理装置2にて行うことが
でき、この指定により、ディジタル複写機1における画
像編集手段としてのループ回路37に指示するようにな
っている。
【0266】このように、本実施の形態のディジタル画
像処理システムは、転送モードにおいて、ループ回路3
7は、複数の原稿画像情報における各画像域を抽出し、
この抽出した画像域と、各原稿画像情報の各画像域にお
ける位置情報とをハードディスク35に記憶させると共
に、転送に際しては、抽出した画像域と各原稿画像情報
の各画像域における位置情報とをハードディスク35か
ら外部機器記憶部30aに転送する。
【0267】また、画像編集処理装置2には、外部機器
記憶部30aに転送された画像域と各原稿画像情報の各
画像域における位置情報とから、各原稿画像情報におけ
る各画像域を元に戻すべく復元配置する復元配置手段と
しての情報編集処理部30がさらに設けられている。
【0268】それゆえ、転送モードにおいて、読み取っ
た複数枚の原稿を画像処理し又は画像編集した画像情報
を転送するに際して、各原稿の画像域、つまり原稿の画
像情報の部分のみ又は所望の画像エリアのみを集めて転
送するので、転送時間を短縮することができる。そし
て、このように、必要部分だけを転送したときにおいて
も、画像編集処理装置3の情報編集処理部30によっ
て、各原稿画像情報の各画像域における位置情報に基づ
いて、元の頁を復元することができる。
【0269】
【発明の効果】請求項1に係る発明のディジタル画像処
理システムは、以上のように、原稿を読み取り、読み取
った原稿画像情報をディジタルに変換して画像処理、又
は画像処理及び画像編集した後、記録材に記録するディ
ジタル画像記録装置と、上記ディジタル画像記録装置に
通信手段を介して接続された画像編集処理装置とからな
るディジタル画像処理システムであって、上記ディジタ
ル画像記録装置は、原稿を読み取りその原稿画像情報か
ら読取画像情報を出力する原稿画像読取手段と、上記原
稿画像読取手段により読み取られた読取画像情報を記憶
する読取画像記憶手段と、上記読取画像記憶手段に記憶
された読取画像に対して画像処理を施す画像処理手段
と、上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情報
を記憶する処理画像記憶手段と、上記画像処理手段によ
る処理画像に対して画像編集を施す画像編集手段と、上
記画像編集手段にて画像編集された編集画像情報を記憶
する編集画像記憶手段と、上記処理画像記憶手段に記憶
された処理画像情報又は上記編集画像記憶手段に記憶さ
れた編集画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手
段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報
又は編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退避
して記憶する退避記憶手段と、上記原稿画像読取手段に
て原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報を画像処理
して処理画像記憶手段に記憶し、又は画像処理及び画像
編集して編集画像記憶手段に記憶した後、上記画像形成
手段により記録材に記録する動作を行う画像形成モード
を設定する画像形成モード設定手段と、上記原稿画像読
取手段にて原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報を
画像処理して処理画像記憶手段に記憶し、又は画像処理
及び画像編集して編集画像記憶手段に記憶した後、上記
処理画像情報又は編集画像情報を退避記憶手段に記憶
し、退避記憶手段の処理画像情報又は編集画像情報を通
信手段を介して画像編集処理装置に転送する動作を行う
転送モードを設定する転送モード設定手段とから構成さ
れる一方、上記画像編集処理装置は、上記ディジタル画
像記録装置の退避記憶手段から通信手段を介して転送さ
れる処理画像情報又は編集画像情報を記憶する外部機器
記憶手段と、上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手
段に記憶された処理画像情報又は編集画像情報の外部機
器記憶手段への転送開始を指示する転送開始指示手段と
から構成されている。
【0270】それゆえ、通常は、ディジタル画像記録装
置によって画像形成モードにより、画像形成ができる
が、外部機器である画像編集処理装置に画像情報を転送
したいときは、転送モードを設定することにより、ディ
ジタル画像記録装置にて画像処理又は画像編集された画
像情報を画像編集処理装置に転送することができる。
【0271】この結果、ディジタル画像形成装置固有の
高度な画質調整機構に基づく画像処理機能や多彩な画像
編集機能を利用した画像情報を外部機器へ転送すること
ができるという効果を奏する。
【0272】一方、転送モードにおいては、画像処理情
報又は画像編集情報が例えばハードディスク等の退避記
憶手段に退避して記憶されるので、読取画像記憶手段、
処理画像記憶手段又は編集画像記憶手段を解放しておく
ことができる。
【0273】したがって、転送用の画像情報を退避記憶
手段に蓄積すると共に、転送モード期間中においても、
画像形成モードの動作を行うことができるという効果を
奏する。
【0274】請求項2に係る発明のディジタル画像処理
システムは、請求項1の構成に加えて、上記の転送モー
ドにおいて処理画像情報又は編集画像情報を退避記憶手
段に記憶した後、上記画像編集処理装置の転送開始指示
手段による転送開始指示があるまでの期間は、画像形成
モードを設定可能に形成されている構成である。
【0275】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、転送モードにおいて処理画像情報又は編集画像情
報を退避記憶手段に記憶した後、上記画像編集処理装置
の転送開始指示手段による転送開始指示があるまでの期
間での画像形成モードが設定可能となり、画像形成モー
ドの動作を行うことができるという効果を奏する。
【0276】請求項3に係る発明のディジタル画像処理
システムは、請求項2の構成に加えて、上記のディジタ
ル画像記録装置の退避記憶手段に記憶された処理画像情
報又は編集画像情報は、上記読取画像記憶手段、処理画
像記憶手段又は編集画像記憶手段、及び通信手段を介し
て外部機器記憶手段に転送される一方、上記の転送モー
ドにおいて画像形成モードが設定されたときには、転送
に必要な上記読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は
編集画像記憶手段における記憶領域を確保し、残りの記
憶領域を使用して画像形成モードが行われる構成であ
る。
【0277】それゆえ、転送待ち期間に設定した画像形
成モードにおいては、転送に必要な上記読取画像記憶手
段、処理画像記憶手段又は編集画像記憶手段における記
憶領域を確保し、残りの記憶領域を使用して画像形成モ
ードが行われる。
【0278】したがって、請求項2の構成による効果に
加えて、転送待ち期間に画像形成モードの動作を行って
いる最中に、突然、転送指示があったとしても、転送の
ために確保された読取画像記憶手段、処理画像記憶手段
又は編集画像記憶手段における記憶領域を使用して転送
を行うことができるという効果を奏する。
【0279】請求項4に係る発明のディジタル画像処理
システムは、原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報
をディジタルに変換して画像処理、又は画像処理及び画
像編集した後、記録材に記録するディジタル画像記録装
置と、上記ディジタル画像記録装置に通信手段を介して
接続された外部機器としての画像編集処理装置とからな
るディジタル画像処理システムであって、上記ディジタ
ル画像記録装置は、原稿を読み取りその原稿画像情報か
ら読取画像情報を出力する原稿画像読取手段と、上記原
稿画像読取手段により読み取られた読取画像情報を記憶
する読取画像記憶手段と、上記読取画像記憶手段に記憶
された読取画像に対して画像処理を施す画像処理手段
と、上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情報
を記憶する処理画像記憶手段と、上記画像処理手段によ
る処理画像に対して画像編集を施す画像編集手段と、上
記画像編集手段にて画像編集された編集画像情報を記憶
する編集画像記憶手段と、上記処理画像記憶手段に記憶
された処理画像情報又は上記編集画像記憶手段に記憶さ
れた編集画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成手
段と、上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報
又は編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退避
して記憶する退避記憶手段と、上記原稿画像読取手段に
て原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報を画像処理
して処理画像記憶手段に記憶し、又は画像処理及び画像
編集して編集画像記憶手段に記憶した後、上記画像形成
手段により記録材に記録する動作を行う画像形成モード
を設定する画像形成モード設定手段と、上記原稿画像読
取手段にて原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報を
画像処理して処理画像記憶手段に記憶し、又は画像処理
及び画像編集して編集画像記憶手段に記憶した後、上記
処理画像情報又は編集画像情報を退避記憶手段に記憶
し、退避記憶手段の処理画像情報又は編集画像情報を通
信手段を介して画像編集処理装置に転送する動作を行う
転送モードを設定する転送モード設定手段とから構成さ
れる一方、上記画像編集処理装置は、上記ディジタル画
像記録装置の退避記憶手段から通信手段を介して転送さ
れる処理画像情報又は編集画像情報を記憶する外部機器
記憶手段と、上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手
段に記憶された処理画像情報又は編集画像情報の外部機
器記憶手段への転送開始を指示する転送開始指示手段と
から構成されており、上記転送モードにおいて、画像編
集手段は、複数の原稿画像情報における各画像域を抽出
し、この抽出した画像域と、各原稿画像情報の各画像域
における位置情報とを退避記憶手段に記憶させると共
に、転送に際しては、上記抽出した画像域と各原稿画像
情報の各画像域における位置情報とを退避記憶手段から
外部機器記憶手段に転送する一方、上記画像編集処理装
置には、上記外部機器記憶手段に転送された画像域と各
原稿画像情報の各画像域における位置情報とから、各原
稿画像情報における各画像域を元に戻すべく復元配置す
る復元配置手段がさらに設けられている構成である。
【0280】それゆえ、転送モードにおいて、読み取っ
た複数枚の原稿を画像処理し又は画像編集した画像情報
を転送するに際して、各原稿の画像域、つまり原稿の画
像情報の部分のみ又は所望の画像エリアのみを集めて転
送するので、転送時間を短縮することができる。そし
て、このように、必要部分だけを転送したときにおいて
も、画像編集処理装置の復元配置手段によって、各原稿
画像情報の各画像域における位置情報に基づいて、元の
頁を復元することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル画像処理システムにおける
一構成例を示すブロック図である。
【図2】上記ディジタル画像処理システムに備えられた
ディジタル複写機の概略構成図である。
【図3】上記ディジタル画像処理システムに備えられた
画像編集処理装置とディジタル複写機との接続関係を示
すブロック図である。
【図4】図3に示すディジタル複写機に備えられたイメ
ージコントロールユニット(ICU)の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図3に示すディジタル複写機に備えられたプロ
セスコントロールユニット(PCU)の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図3に示すディジタル複写機に備えられたCC
D光学ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】図4に示すイメージコントロールユニット(I
CU)に備えられたループ回路の構成を示すブロック図
である。
【図8】図3に示すディジタル複写機に備えられたレー
ザユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】図2に示すディジタル複写機に備えられた操作
パネルの概略構成図である。
【図10】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示されたフィニッシャーの使用状態を示す説明図
である。
【図11】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示された両面モードの状態を示す説明図である。
【図12】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示されるメニュー画面の説明図である。
【図13】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示されるメニュー画面の説明図である。
【図14】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示されるメニュー画面の説明図である。
【図15】図9に示す操作パネルに備えられた液晶パネ
ルに表示されるメニュー画面の説明図である。
【図16】上記ディジタル画像処理システムのノーマル
複写モードにおける動作状態を示すものであり、原稿を
読み取りDRAMに記憶した状態を示す説明図である。
【図17】上記ノーマル複写モードにおける動作状態を
示すものであり、DRAMの画像データをループ回路に
て画像処理する状態を示す説明図である。
【図18】上記ノーマル複写モードにおける動作状態を
示すものであり、上記ループ回路にて画像処理した画像
データをDRAMに上書きした後、印字する状態を示す
説明図である。
【図19】上記ディジタル画像処理システムの編集複写
モードにおける動作状態を示すものであり、上記ループ
回路にて画像編集した画像データをDRAMに記憶した
状態を示す説明図である。
【図20】上記編集複写モードにおける動作状態を示す
ものであり、DRAMに記憶した画像データをハードデ
ィスクに記憶した状態を示す説明図である。
【図21】上記編集複写モードにおける動作状態を示す
ものであり、ハードディスクに記憶した画像データを印
字するために、DRAMに戻した状態を示す説明図であ
る。
【図22】上記編集複写モードにおける動作状態を示す
ものであり、DRAMの画像データを印字する状態を示
す説明図である。
【図23】上記ディジタル画像処理システムにおける転
送モードの動作を示すフローチャートである。
【図24】上記転送モードにおける画像編集処理装置と
ディジタル複写機との制御動作を示すものであり、画像
編集処理装置から転送条件を与えるための動作を示すフ
ローチャートである。
【図25】上記転送モードにおいて、画像編集処理装置
から画像処理又は画像編集の指示をした後、それに基づ
きディジタル複写機にて処理される動作を示すフローチ
ャートである。
【図26】上記転送モードにおいて、画像データ転送開
始指示後の制御動作を示すフローチャートである。
【図27】上記ディジタル画像処理システムの処理画像
転送モードにおける動作状態を示すものであり、ハード
ディスクの退避記憶していた画像データをDRAMを介
して画像編集処理装置に転送する状態を示す説明図であ
る。
【図28】上記ディジタル画像処理システムの編集画像
転送モードにおける動作状態を示すものであり、DRA
Mに記憶した編集画像情報をハードディスクに記憶させ
る状態を示す説明図である。
【図29】上記編集画像転送モードにおける動作状態を
示すものであり、ハードディスクの退避記憶していた画
像データをDRAMを介して画像編集処理装置に転送す
る状態を示す説明図である。
【図30】上記ディジタル複写機におけるDRAMの領
域使用状態を示す模式図である。
【図31】上記ディジタル複写機に備えられたハードデ
ィスクを示す概略構造図である。
【図32】上記ハードディスク領域使用状態を示す模式
図である。
【図33】本発明における他の実施の形態のディジタル
画像処理システムを示すものであり、転送モードにおい
て、転送内容指示後の待ち時間に複写モード割り込みを
許可する制御動作を示すフローチャートである。
【図34】本発明におけるさらに他の実施の形態のディ
ジタル画像処理システムを示すものであり、ディジタル
複写機のDRAMの領域使用状態を示す模式図である。
【図35】上記ディジタル複写機のDRAMの領域使用
状態を示す模式図であり、(a))はノーマル複写モー
ドにおいて画像処理を行う場合、(b)は複写モードに
おいて画像編集を行う場合、(c)は(a)において転
送を行う場合、(d)は(b)において転送を行う場合
を示すものである。
【図36】上記ディジタル複写機のDRAMの領域使用
状態を示す模式図であり、(a))は複写モードにおい
てA3サイズを画像処理する場合、(b)は複写モード
においてA3サイズを画像編集する場合を示すものであ
る。
【図37】上記ディジタル画像処理システムにおいて、
転送モード中に複写モードの割り込みを行い、データ転
送を行いながら複写動作を行う制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図38】上記ディジタル画像処理システムにおいて複
写モードと転送モードとを並行処理する状態を示す説明
図である。
【図39】上記ディジタル画像処理システムにおいて複
写モードと転送モードとを並行処理する状態を示すもの
であり、図38の次工程を示す説明図である。
【図40】上記ディジタル画像処理システムにおいて複
写モードと転送モードとを並行処理する状態を示すもの
であり、図39の次工程を示す説明図である。
【図41】上記ディジタル画像処理システムにおいて複
写モードと転送モードとを並行処理する状態を示すもの
であり、図40の次工程を示す説明図である。
【図42】本発明における他の実施の形態のディジタル
画像処理システムを示すものであり、転送モードの実行
中に複写モードを同時に行う場合に、DRAMの残記憶
容量内で複写モードの処理を許可する制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図43】上記ディジタル複写機において転送モード及
び複写モードを同時に行うときのDRAMの領域使用状
態を示す模式図であり、(a)は転送モードにおいてD
RAMの3/4を使用した状態、(b)は転送モードに
おいてDRAMの1/4を使用した状態を示すものであ
る。
【図44】本発明におけるさらに他の実施の形態のディ
ジタル画像処理システムを示すものであり、複写モード
の空き時間を利用して転送モードを実行する制御動作を
示すフローチャートである。
【図45】本発明におけるさらに他の実施の形態のディ
ジタル画像処理システムを示すものであり、転写モード
において制限時間以上転送開始指示がない場合に、画像
データを消去する制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図46】本発明におけるさらに他の実施の形態のディ
ジタル画像処理システムを示すものであり、転写モード
において確認印字をする制御動作を示すフローチャート
である。
【図47】本発明におけるさらに他の実施の形態のディ
ジタル画像処理システムを示すものであり、転写に際し
て画像データを圧縮して転送する制御動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ディジタル複写機(ディジタル画像記録装置) 2 画像編集処理装置 3 原稿走査部(原稿画像読取手段) 4 画像形成部 4a 画像印字系(画像形成手段) 9 画像処理部〔ICU〕 26 操作パネル 28 インターフェイス(通信手段) 29 キーボード(転送開始指示手段) 30 情報編集処理部(復元配置手段) 30a 外部機器記憶部(外部機器記憶手段) 35 ハードディスク(退避記憶手段) 36 DRAM(読取画像記憶手段、処理画像記憶手
段、編集画像記憶手段) 36a ワーキング領域 37 ループ回路(画像処理手段・画像編集手段) 73 プリントスイッチ(画像形成モード設定手段) 100 転送モードキー(転送モード設定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報
    をディジタルに変換して画像処理、又は画像処理及び画
    像編集した後、記録材に記録するディジタル画像記録装
    置と、上記ディジタル画像記録装置に通信手段を介して
    接続された画像編集処理装置とからなるディジタル画像
    処理システムであって、 上記ディジタル画像記録装置は、 原稿を読み取りその原稿画像情報から読取画像情報を出
    力する原稿画像読取手段と、 上記原稿画像読取手段により読み取られた読取画像情報
    を記憶する読取画像記憶手段と、 上記読取画像記憶手段に記憶された読取画像に対して画
    像処理を施す画像処理手段と、 上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情報を記
    憶する処理画像記憶手段と、 上記画像処理手段による処理画像に対して画像編集を施
    す画像編集手段と、 上記画像編集手段にて画像編集された編集画像情報を記
    憶する編集画像記憶手段と、 上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報又は上
    記編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報に基づい
    て画像形成を行う画像形成手段と、 上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報又は編
    集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退避して記
    憶する退避記憶手段と、 上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取った
    原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記憶
    し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段に
    記憶した後、上記画像形成手段により記録材に記録する
    動作を行う画像形成モードを設定する画像形成モード設
    定手段と、 上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取った
    原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記憶
    し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段に
    記憶した後、上記処理画像情報又は編集画像情報を退避
    記憶手段に記憶し、退避記憶手段の処理画像情報又は編
    集画像情報を通信手段を介して画像編集処理装置に転送
    する動作を行う転送モードを設定する転送モード設定手
    段とから構成される一方、 上記画像編集処理装置は、 上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段から通信手
    段を介して転送される処理画像情報又は編集画像情報を
    記憶する外部機器記憶手段と、 上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段に記憶され
    た処理画像情報又は編集画像情報の外部機器記憶手段へ
    の転送開始を指示する転送開始指示手段とから構成され
    ていることを特徴とするディジタル画像処理システム。
  2. 【請求項2】上記の転送モードにおいて処理画像情報又
    は編集画像情報を退避記憶手段に記憶した後、上記画像
    編集処理装置の転送開始指示手段による転送開始指示が
    あるまでの期間は、画像形成モードを設定可能に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のディジタル画
    像処理システム。
  3. 【請求項3】上記のディジタル画像記録装置の退避記憶
    手段に記憶された処理画像情報又は編集画像情報は、上
    記読取画像記憶手段、処理画像記憶手段又は編集画像記
    憶手段、及び通信手段を介して外部機器記憶手段に転送
    される一方、 上記の転送モードにおいて画像形成モードが設定された
    ときには、転送に必要な上記読取画像記憶手段、処理画
    像記憶手段又は編集画像記憶手段における記憶領域を確
    保し、残りの記憶領域を使用して画像形成モードが行わ
    れることを特徴とする請求項2記載のディジタル画像処
    理システム。
  4. 【請求項4】原稿を読み取り、読み取った原稿画像情報
    をディジタルに変換して画像処理、又は画像処理及び画
    像編集した後、記録材に記録するディジタル画像記録装
    置と、上記ディジタル画像記録装置に通信手段を介して
    接続された外部機器としての画像編集処理装置とからな
    るディジタル画像処理システムであって、 上記ディジタル画像記録装置は、 原稿を読み取りその原稿画像情報から読取画像情報を出
    力する原稿画像読取手段と、 上記原稿画像読取手段により読み取られた読取画像情報
    を記憶する読取画像記憶手段と、 上記読取画像記憶手段に記憶された読取画像に対して画
    像処理を施す画像処理手段と、 上記画像処理手段にて画像処理された処理画像情報を記
    憶する処理画像記憶手段と、 上記画像処理手段による処理画像に対して画像編集を施
    す画像編集手段と、 上記画像編集手段にて画像編集された編集画像情報を記
    憶する編集画像記憶手段と、 上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報又は上
    記編集画像記憶手段に記憶された編集画像情報に基づい
    て画像形成を行う画像形成手段と、 上記処理画像記憶手段に記憶された処理画像情報又は編
    集画像記憶手段に記憶された編集画像情報を退避して記
    憶する退避記憶手段と、 上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取った
    原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記憶
    し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段に
    記憶した後、上記画像形成手段により記録材に記録する
    動作を行う画像形成モードを設定する画像形成モード設
    定手段と、 上記原稿画像読取手段にて原稿を読み取り、読み取った
    原稿画像情報を画像処理して処理画像記憶手段に記憶
    し、又は画像処理及び画像編集して編集画像記憶手段に
    記憶した後、上記処理画像情報又は編集画像情報を退避
    記憶手段に記憶し、退避記憶手段の処理画像情報又は編
    集画像情報を通信手段を介して画像編集処理装置に転送
    する動作を行う転送モードを設定する転送モード設定手
    段とから構成される一方、 上記画像編集処理装置は、 上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段から通信手
    段を介して転送される処理画像情報又は編集画像情報を
    記憶する外部機器記憶手段と、 上記ディジタル画像記録装置の退避記憶手段に記憶され
    た処理画像情報又は編集画像情報の外部機器記憶手段へ
    の転送開始を指示する転送開始指示手段とから構成され
    ており、 上記転送モードにおいて、画像編集手段は、複数の原稿
    画像情報における各画像域を抽出し、この抽出した画像
    域と、各原稿画像情報の各画像域における位置情報とを
    退避記憶手段に記憶させると共に、 転送に際しては、上記抽出した画像域と各原稿画像情報
    の各画像域における位置情報とを退避記憶手段から外部
    機器記憶手段に転送する一方、 上記画像編集処理装置には、上記外部機器記憶手段に転
    送された画像域と各原稿画像情報の各画像域における位
    置情報とから、各原稿画像情報における各画像域を元に
    戻すべく復元配置する復元配置手段がさらに設けられて
    いることを特徴とするディジタル画像処理システム。
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