JPH09130238A - 位相比較回路 - Google Patents

位相比較回路

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JPH09130238A
JPH09130238A JP7283357A JP28335795A JPH09130238A JP H09130238 A JPH09130238 A JP H09130238A JP 7283357 A JP7283357 A JP 7283357A JP 28335795 A JP28335795 A JP 28335795A JP H09130238 A JPH09130238 A JP H09130238A
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signal
input
output
terminal
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JP7283357A
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Yasuhiko Ochiai
合 泰 彦 落
Masayoshi Ono
野 雅 良 小
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの入力信号の位相差にかかわらず、常
に、2つに入力信号のいずれかと同等のパルス幅の出力
信号を出力する位相比較回路を提供し、ディジタルPL
Lの構成において、微小パルス幅の出力信号に起因する
誤動作の防止、2つの入力信号の周波数に2倍以上の差
がある場合の収束時間の短縮を図る。 【解決手段】 位相差検出回路10の出力段に、位相差
出力信号及びいずれか所定の一方の入力信号の反転信号
に応じて、当該入力信号と同等のパルス幅の出力信号を
出力する回路構成、具体的には、R−Sフリップフロッ
プ20及び30を配設する。R−Sフリップフロップ2
0、30のセット入力端子にはそれぞれ位相差検出回路
10のUP信号、DOWN信号を入力し、リセット端子
にはそれぞれ第1及び第2の入力信号の反転信号を入力
する。この構成により、2つの入力信号の位相差にかか
わらず、常に、2つに入力信号のいずれかと同等のパル
ス幅の出力信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位相比較回路に関
し、特にディジタルPLL(Phase−Locked
Loop)を構成する位相比較回路に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フェーズ・ロックド・ループ(PLL)
ICは、AM・FMラジオ、テレビ等の各種信号回路、
周波数シンセサイザ、マルチプレクス・ステレオ復調回
路等の高周波回路の集積化に適した分野に用いられてお
り、非常に用途の広いICである。このPLLは、周波
数変調された搬送波の中からベースバンド信号を復調す
るために用いられるフィードバックループであり、位相
比較回路と電圧制御発振器とを備えている。変調された
入力信号と電圧制御発振器の出力とが位相比較回路によ
って比較され、この位相比較回路の出力によって電圧制
御発振器の周波数が制御される。
【0003】図5は、従来の位相比較回路の回路構成図
である。この位相比較回路には、第1の入力信号CK1
及び第2の入力信号CK2がそれぞれ端子CKに、直流
電源電圧の電位VDDがそれぞれ端子Dに入力される第1
のDフリップフロップ1及び第2のDフリップフロップ
2が備えられている。第1のDフリップフロップの出力
端子Qの出力Q1は、2個のインバータ3の入力側とN
ANDゲート4の一方側の入力端子とに入力される。第
2のDフリップフロップの出力端子Qの出力Q2は、2
個のインバータ5の入力側とNANDゲート4の他方側
の入力端子とに入力される。2個のインバータ3、5の
出力はそれぞれANDゲート7、8の一方側へ入力さ
れ、NANDゲート4の出力は、ANDゲート7、8の
他方側にそれぞれ入力されるとともに、2個のインバー
タ6を介してクリア入力CLとしてDフリップフロップ
1、2の端子CLにそれぞれ入力される。ANDゲート
7、8の出力がそれぞれUP信号、DOWN信号を出力
する。
【0004】図6は、図5の位相比較回路を用いたアナ
ログPLLの一例のブロック構成図であり、順次相互に
接続された位相比較回路61、チャージポンプ62、ロ
ー・パス・フィルタ63、電圧制御発振器64から構成
されている。位相比較回路61には第1の入力信号CK
1と、電圧制御発振器64の出力である第2の入力信号
CK2とが入力されている。図7は、位相比較回路61
の動作のタイミングチャートである。図7のタイミング
チャートに示されるように、位相比較回路61は、第1
の入力信号CK1の第N番目(Nは自然数。以下、同
じ。)の立ち上がりのタイミングと第2の入力信号CK
2の第N番目の立ち上がりのタイミングとを比較し、第
1の入力信号CK1の第N番目の立ち上がりのタイミン
グの方が早いときはその位相差をパルス幅とするUP信
号を出力し、第2の入力信号CK2の第N番目の立ち上
がりのタイミングの方が早いときはその位相差をパルス
幅とするDOWN信号を出力する。
【0005】チャージポンプ回路62にUP信号が入力
されるとそのパルス幅に応じたチャージが行われ、ロー
・パス・フィルタ63を介したチャージポンプ回路62
の出力、すなわち、電圧制御発振器64の入力の電圧は
高くなる。逆に、チャージポンプ回路62にDOWN信
号が入力されるとそのパルス幅に応じたディスチャージ
が行われ、ロー・パス・フィルタ63を介したチャージ
ポンプ回路62の出力、すなわち、電圧制御発振器64
の入力の電圧は低くなる。電圧制御発振器64では、入
力電圧が高くなると出力周波数が高くなり、入力電圧が
低くなると出力周波数が低くなる。
【0006】したがって、このPLLの構成において、
例えば、第1の入力信号CK1の第N番目の立ち上がり
のタイミングが第2の入力信号CK2の第N番目の立ち
上がりのタイミングより早いときには、その位相差に応
じて電圧制御発振器64の出力周波数、すなわち、第2
の入力信号CK2の周波数が高くなり、逆に、第2の入
力信号CK2の第N番目の立ち上がりのタイミングが第
1の入力信号CK1の第N番目の立ち上がりのタイミン
グより早いときには、その位相差に応じて電圧制御発振
器64の出力周波数、すなわち、第2の入力信号CK2
の周波数が低くなる。その結果、最終的には、第1の入
力信号CK1と第2の入力信号CK2とは、周波数及び
位相が一致することとなり、図5の構成はPPLとして
動作していることになる。
【0007】図8は、図5の位相比較回路を用いたディ
ジタルPLLの一例のブロック構成図であり、順次相互
に接続された位相比較回路81、アドレスカウンタ8
2、リング・オシレータから構成されている。位相比較
回路81には第1の入力信号CK1と、リング・オシレ
ータ83の出力である第2の入力信号CK2とが入力さ
れている。
【0008】位相比較回路81の動作は上述した通りで
あり、アドレスカウンタ82は、位相比較回路81から
UP信号が入力されるとアドレス信号のカウントダウン
を行い、DOWN信号が入力されるとアドレス信号のカ
ウントアップを行うアップダウンカウンタである。
【0009】リング・オシレータ83は、遅延回路84
と、この遅延回路84を構成するリング状に接続された
インバータの個数を奇数個とするためのインバータ85
を備えた帰還回路とからなるものであり、アドレスカウ
ンタ82からのアドレス信号出力によりリング状に接続
されたインバータの段数を変更することが可能な構成と
なっている。図9は、遅延回路84のブロック構成図で
ある。出力されるアドレス信号が大きくなるとインバー
タの段数は増加し、アドレス信号が小さくなるとインバ
ータの段数は減少する。その結果、出力されるアドレス
信号が大きくなるとリング・オシレータ83の発信周波
数は低くなり、アドレス信号が小さくなるとリング・オ
シレータ83の発信周波数は高くなる。
【0010】したがって、図8のディジタルPLLの構
成において、第1の入力信号CK1の第N番目の立ち上
がりのタイミングと第2の入力信号CK2の第N番目の
立ち上がりのタイミングとを位相比較回路81が比較
し、第1の入力信号CK1の第N番目の立ち上がりのタ
イミングの方が早いときはその位相差をパルス幅とする
UP信号を出力して、アドレスカウンタ82はアドレス
信号のカウントダウンを行い、リング・オシレータ83
の段数は減少して、リング・オシレータ83の出力、す
なわち、第2の入力信号の発信周波数は高くなる。逆
に、第2の入力信号CK2の第N番目の立ち上がりのタ
イミングの方が早いときはその位相差をパルス幅とする
DOWN信号を出力して、アドレスカウンタ82はアド
レス信号のカウントアップを行い、リング・オシレータ
83の段数は増加して、リング・オシレータ83の出
力、すなわち、第2の入力信号の発信周波数は低くな
る。その結果、最終的には、第1の入力信号CK1と第
2の入力信号CK2とは、周波数及び位相が一致するこ
ととなり、図8の構成もPLLとして動作していること
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位相比較回路を用いて図8のディジタルPLLを構成し
た場合には、以下のような問題点があった。
【0012】第1に、従来の位相比較回路81は、図7
のタイミングチャートに示したように、2つの入力信号
の位相差と等しい幅のパルス信号を出力するので、位相
差がわずかな2つの入力信号が入力されると、微少な幅
のパルス信号が位相比較回路81から出力されてアドレ
スカウンタ82に入力され、誤動作の原因となってい
た。
【0013】第2に、図10のタイミングチャートに示
すように、従来の位相比較回路81は、周波数に2倍以
上の差のある2つの入力信号が入力された場合、第1の
入力信号CK1の第N番目の立ち上がりから第2の入力
信号CK2の第N番目の立ち上がりまでの幅と等しい1
パルスのみの出力信号しか出力されず、いかに出力信号
のパルス幅が大きくても、アドレスカウンタ82は、1
回の比較による1つの出力パルス信号によっては1カウ
ントするのみであるので、ディジタルPLLの収束速度
が遅くなるという問題があった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、動作が安定し、収束時間が短いディジ
タルPLLを構成するための、位相比較回路を提供する
ことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る位相比較回
路によれば、第1の入力信号と第2の入力信号との位相
差に応じて、第1の入力信号の位相が進んでいる場合に
は位相差の絶対値に応じたパルス幅の第1の位相差出力
信号を、第2の入力信号の位相が進んでいる場合には位
相差の絶対値に応じたパルス幅の第2の位相差出力信号
を出力する位相差検出回路と、第1の位相差出力信号の
入力により出力値が第1の基準値から第1の所定値へ変
化し、第1の入力信号の反転信号の入力により出力値が
第1の所定値から第1の基準値へ変化する第1の記憶回
路と、第2の位相差出力信号の入力により出力値が第2
の基準値から第2の所定値へ変化し、第2の入力信号の
反転信号の入力により出力値が第2の所定値から第2の
基準値へ変化する第2の記憶回路とを備えたことを特徴
とし、位相差検出回路の出力段に、位相差出力信号及び
いずれか所定の一方の入力信号の反転信号に応じて当該
入力信号と同等のパルス幅の出力信号を出力する構成を
設けることとしたので、位相差が微小な場合において
は、いずれかの出力信号が、微小なパルス幅の出力信号
として出力されることなく、第1の入力信号または第2
の入力信号と同等のパルス幅に信号として出力され、こ
の位相比較回路を用いてディジタルPLLを構成して
も、微小なパルス幅の信号入力に起因する誤動作が未然
に防止され、また、2つの入力信号の周波数に2倍以上
の差がある場合においては、いずれかの出力信号が、周
波数の高い入力信号と同等のパルス幅のパルス信号とし
て、周波数差に比例した波数だけ出力され、この位相比
較回路を用いて構成したディジタルPLLの収束時間を
短縮することができる。
【0016】第1の入力信号の位相と第2の入力信号の
位相とを比較し、第1の入力信号の位相が第2の入力信
号の位相より進んでいる場合にはその位相差の絶対値に
応じたパルス幅のUP信号を出力し、第2の入力信号の
位相が第1の入力信号の位相より進んでいる場合にはそ
の位相差の絶対値に応じたパルス幅のDOWN信号を出
力する位相差検出回路と、UP信号の入力により出力レ
ベルがL(Low)レベルからH(High)レベルに
セットされ、第1の入力信号の反転信号の入力により出
力レベルがHレベルからLレベルにリセットされる第1
の記憶回路と、DOWN信号の入力により出力レベルが
LレベルからHレベルにセットされ、第2の入力信号の
反転信号の入力により出力レベルがHレベルからLレベ
ルにリセットされる第2の記憶回路とを備えたことを特
徴とし、位相差検出回路の出力段に、位相差出力である
UP信号またはDOWN信号、及びいずれか所定の一方
の入力信号の反転信号に応じて当該入力信号と同等のパ
ルス幅の出力信号を出力する回路構成を設けることとし
たので、位相差が微小な場合においては、いずれかの出
力信号が、微小なパルス幅の出力信号として出力される
ことなく、第1の入力信号または第2の入力信号と同等
のパルス幅に信号として出力され、この位相比較回路を
用いてディジタルPLLを構成しても、微小なパルス幅
の信号入力に起因する誤動作が未然に防止され、また、
2つの入力信号の周波数に2倍以上の差がある場合にお
いては、いずれかの出力信号が、周波数の高い入力信号
と同等のパルス幅のパルス信号として、周波数差に比例
した波数だけ出力され、この位相比較回路を用いて構成
したディジタルPLLの収束時間を短縮することができ
る。
【0017】第1及び第2の記憶回路は、R−Sフリッ
プフロップであるものとすると良い。
【0018】第1の入力信号の第N番目(Nは自然数。
以下、同じ。)の立ち上がりのタイミングと第2の信号
入力の第N番目の立ち上がりのタイミングとを比較し、
第1の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイミングが
第2の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイミングよ
り早いときは、そのタイミングの差に応じたパルス幅の
第1の位相差出力信号をH(High)レベルで出力
し、第2の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイミン
グが第1の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイミン
グより早いときは、そのタイミングの差に応じたパルス
幅の第2の位相差出力信号をHレベルで出力する位相差
検出回路と、第1の位相差出力信号が入力されるセット
入力と、第1の入力信号の反転信号が入力されるリセッ
ト入力と、セット入力またはリセット入力に応じてH
(High)信号またはL(Low)信号を出力する第
1の出力とを有し、第1の出力は、第1の位相差出力信
号の立ち上がりのタイミングにおいてL信号出力からH
信号出力へ変化し、第1の入力信号の反転信号の立ち上
がりのタイミングまでH信号出力を保持し、第1の入力
信号の反転信号の立ち上がりのタイミングにおいてH信
号出力からL信号出力へ変化し、さらに、第1の入力信
号の反転信号の立ち下がりのタイミングにおいて第1の
位相差出力信号がHレベルに維持されている場合のみL
信号出力からH信号出力へ変化する第1の記憶回路と、
第2の位相差出力信号が入力されるセット入力と、第2
の入力信号の反転信号が入力されるリセット入力と、セ
ット入力またはリセット入力に応じてH信号またはL信
号を出力する第2の出力とを有し、第2の出力は、第2
の位相差出力信号の立ち上がりのタイミングにおいてL
信号出力からH信号出力へ変化し、第2の入力信号の反
転信号の立ち上がりのタイミングまでH信号出力を保持
し、第2の入力信号の反転信号の立ち上がりのタイミン
グにおいてH信号出力からL信号出力へ変化し、さら
に、第2の入力信号の反転信号の立ち下がりのタイミン
グにおいて第2の位相差出力信号がHレベルに維持され
ている場合のみL信号出力からH信号出力へ変化する第
2の記憶回路とを備えたことを特徴とし、位相差検出回
路の出力段に、位相差出力信号及びいずれか所定の一方
の入力信号の反転信号に応じて当該入力信号と同等のパ
ルス幅の出力信号を出力する回路構成を設けることとし
たので、位相差が微小な場合においては、いずれかの出
力信号が、微小なパルス幅の出力信号として出力される
ことなく、第1の入力信号または第2の入力信号と同等
のパルス幅に信号として出力され、この位相比較回路を
用いてディジタルPLLを構成しても、微小なパルス幅
の信号入力に起因する誤動作が未然に防止され、また、
2つの入力信号の周波数に2倍以上の差がある場合にお
いては、いずれかの出力信号が、周波数の高い入力信号
と同等のパルス幅のパルス信号として、周波数差に比例
した波数だけ出力され、この位相比較回路を用いて構成
したディジタルPLLの収束時間を短縮することができ
る。
【0019】位相を比較される第1及び第2の入力信号
がそれぞれ入力される第1及び第2の入力端子と、第1
の入力信号の位相が第2の入力信号の位相より進んでい
る場合にUP信号を出力するUP端子と、第2の入力信
号の位相が第1の入力信号の位相より進んでいる場合に
DOWN信号を出力するDOWN端子とを有する位相差
検出回路と、UP端子が接続された第1のセット端子
と、第1の入力端子が第1のインバータを介して接続さ
れた第1のリセット端子と、第1のセット端子または第
1のリセット端子への入力に応じて第1の所定出力を発
生する第1の出力端子を有する第1のR−Sフリップフ
ロップと、DOWN端子が接続された第2のセット端子
と、第2の入力端子が第2のインバータを介して接続さ
れた第2のリセット端子と、第2のセット端子または第
2のリセット端子への入力に応じて第2の所定出力を発
生する第2の出力端子を有する第2のR−Sフリップフ
ロップとを備えたことを特徴とし、位相差検出回路の出
力段に、位相差出力信号及びいずれか所定の一方の入力
信号の反転信号に応じて当該入力信号と同等のパルス幅
の出力信号を出力する回路構成を設けることとしたの
で、位相差が微小な場合においては、いずれかの出力信
号が、微小なパルス幅の出力信号として出力されること
なく、第1の入力信号または第2の入力信号と同等のパ
ルス幅に信号として出力され、この位相比較回路を用い
てディジタルPLLを構成しても、微小なパルス幅の信
号入力に起因する誤動作が未然に防止され、また、2つ
の入力信号の周波数に2倍以上の差がある場合において
は、いずれかの出力信号が、周波数の高い入力信号と同
等のパルス幅のパルス信号として、周波数差に比例した
波数だけ出力され、この位相比較回路を用いて構成した
ディジタルPLLの収束時間を短縮することができる。
【0020】基準電位を発生する直流電圧源と、第1及
び第2の入力信号がそれぞれ入力される第1及び第2の
信号入力端子と、基準電位が入力される第1のD入力端
子と、第1の信号入力端子が接続される第1のクロック
入力端子と、基準電位及び第1の入力信号に応じて第1
のQ出力信号を出力するQ出力端子と、第1の所定信号
が入力される第1のクリア入力端子とを有する第1のD
フリップフロップと、基準電位が入力される第2のD入
力端子と、第2の信号入力端子が接続される第2のクロ
ック入力端子と、基準電位及び第2の入力信号に応じて
第2のQ出力信号を出力するQ出力端子と、第2の所定
信号が入力される第2のクリア入力端子とを有する第2
のDフリップフロップと、第1のQ出力信号が入力され
る第1の偶数段インバータと、第1及び第2のQ出力信
号がそれぞれ一方側及び他方側入力端子に入力されるN
ANDゲートと、第2のQ出力信号が入力される第2の
偶数段インバータと、第1の偶数段インバータの出力及
びNANDゲートの出力がそれぞれ一方側他方側入力端
子に入力される第1のANDゲートと、第2の偶数段イ
ンバータの出力及びNANDゲートの出力がそれぞれ一
方側他方側入力端子に入力される第2のANDゲート
と、NANDゲートの出力から第1及び第2の所定信号
を発生する第三の偶数段インバータと、第1の信号入力
端子が接続される第1の奇数段インバータと、第2の信
号入力端子が接続される第2の奇数段インバータと、第
1のANDゲートの出力がセット入力端子に入力され、
第1の奇数段インバータの出力がリセット入力端子に入
力される第1のR−Sフリップフロップと、第2のAN
Dゲートの出力がセット入力端子に入力され、第2の奇
数段インバータの出力がリセット入力端子に入力される
第2のR−Sフリップフロップとを備えたことを特徴と
し、位相差検出回路構成部の出力段に、位相差出力信号
及びいずれか所定の一方の入力信号の反転信号に応じて
当該入力信号と同等のパルス幅の出力信号を出力する回
路構成を設けることとしたので、位相差が微小な場合に
おいては、いずれかの出力信号が、微小なパルス幅の出
力信号として出力されることなく、第1の入力信号また
は第2の入力信号と同等のパルス幅に信号として出力さ
れ、この位相比較回路を用いてディジタルPLLを構成
しても、微小なパルス幅の信号入力に起因する誤動作が
未然に防止され、また、2つの入力信号の周波数に2倍
以上の差がある場合においては、いずれかの出力信号
が、周波数の高い入力信号と同等のパルス幅のパルス信
号として、周波数差に比例した波数だけ出力され、この
位相比較回路を用いて構成したディジタルPLLの収束
時間を短縮することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る位相比較回路の実施の形態につき説明する。
【0022】図1は、本発明に係る位相比較回路の一実
施の形態の回路構成図であり、構成の概略は、位相差検
出回路10と、この位相差検出回路10の出力段に設け
られた第1のR−Sフリップフロップ20及び第2のR
−Sフリップフロップ30とからなっている。
【0023】位相差検出回路10の構成は、図5に示し
た従来の位相比較回路の一例と同様の構成である。すな
わち、この位相差検出回路10には、第1の入力信号C
K1及び第2の入力信号CK2がそれぞれ端子CKに、
直流電源電圧の電位VDDがそれぞれ端子Dに入力される
第1のDフリップフロップ1及び第2のDフリップフロ
ップ2が備えられている。第1のDフリップフロップの
出力端子Qの出力Q1は、2個のインバータ3の入力側
とNANDゲート4の一方側の入力端子とに入力され
る。第2のDフリップフロップの出力端子Qの出力Q2
は、2個のインバータ5の入力側とNANDゲート4の
他方側の入力端子とに入力される。2個のインバータ
3、5の出力はそれぞれANDゲート7、8の一方側へ
入力され、NANDゲート4の出力は、ANDゲート
7、8の他方側にそれぞれ入力されるとともに、2個の
インバータ6を介してクリア入力CLとしてDフリップ
フロップ1、2の端子CLにそれぞれ入力される。AN
Dゲート7、8の出力がそれぞれUP信号、DOWN信
号を出力する。2個のインバータ3、5、6は、それぞ
れ同数の偶数段であれば、必ずしも2個でなくても良
い。
【0024】第1のR−Sフリップフロップ20は、2
個のNORゲート21、22から構成されている。NO
Rゲート22の一方側入力をセット入力とし、セット信
号として位相差検出回路10のUP信号を用いる。一
方、NORゲート21の一方側入力をリセット入力と
し、リセット信号として第1の入力信号CK1のインバ
ータ11を介した反転信号/CK1を用いる。NORゲ
ート21の出力はNORゲート22の他方側の出力に、
NORゲート22の出力はNORゲート21の他方側の
出力にそれぞれ相互に接続されている。
【0025】第2のR−Sフリップフロップ30も、2
個のNORゲート31、32から構成されている。NO
Rゲート31の一方側入力をセット入力とし、セット信
号として位相差検出回路10のDOWN信号を用いる。
一方、NORゲート32の一方側入力をリセット入力と
し、リセット信号として第2の入力信号CK2のインバ
ータ12を介した反転信号/CK2を用いる。NORゲ
ート31の出力はNORゲート32の他方側の出力に、
NORゲート32の出力はNORゲート31の他方側の
出力にそれぞれ相互に接続されている。
【0026】位相差検出回路10は、前述のように、図
5に示した従来の位相比較回路の一例と同様の構成であ
るから、その動作は、図7のタイミングチャートと同様
のものとなり、図2の上から4段のグラフ、すなわち、
CKI,CK2,UP,DOWNが、図7のタイミング
チャートに相当する部分である。図2のタイミングチャ
ートのCKI,CK2,UP,DOWNのグラフに示さ
れるように、位相差検出回路10は、第1の入力信号C
K1の第N番目(Nは自然数。以下、同じ。)の立ち上
がりのタイミングと第2の入力信号CK2の第N番目の
立ち上がりのタイミングとを比較し、第1の入力信号C
K1の第N番目の立ち上がりのタイミングの方が早いと
きはその位相差の絶対値をパルス幅とするUP信号を出
力し、第2の入力信号CK2の第N番目の立ち上がりの
タイミングの方が早いときはその位相差の絶対値をパル
ス幅とするDOWN信号を出力する。すなわち、第1の
入力信号CK1の位相の方が進んでいるときは、その位
相差の絶対値をパルス幅とするUP信号を出力し、第2
の入力信号CK2の位相の方が進んでいるときは、その
位相差の絶対値をパルス幅とするDOWN信号を出力す
る。
【0027】R−Sフリップフロップ20、30は、構
成が同一であるから同様の動作特性を有している。セッ
ト(Set)入力端子、リセット(Reset)入力端
子のいずれにもパルス信号がまだ入力されない初期状態
においては、L(Low)レベル出力を出力している
が、セット入力端子にパルス信号が入力されると、その
入力タイミングから出力はH(High)レベル出力と
なり、リセット入力端子にパルス信号が入力されるまで
の期間、Hレベル出力が保持される。Hレベル出力が保
持された状態のときに、リセット入力端子にパルス信号
が入力されるとHレベル出力がリセットされて、Lレベ
ル出力となる。
【0028】上述のような回路構成の図1の位相比較回
路に、図2のタイミングチャートに示した第1の入力信
号CK1,第2の入力信号CK2が入力されたとき、位
相差検出回路10のUP信号、DOWN信号の出力は、
図2のタイミングチャートに示したグラフUP、DOW
Nの波形となり、UP信号がR−Sフリップフロップ2
0のセット入力端子に入力された時点から、R−Sフリ
ップフロップ20のUP’出力信号は、Hレベル出力と
なって保持され、リセット入力端子に第1の入力信号の
反転信号/CK1が入力された時点(第1の入力信号C
K1が立ち下がった時点)においてリセットされ、Lレ
ベル出力に戻る。一方、R−Sフリップフロップ30の
DOWN’出力信号は、DOWN信号がセット入力端子
に入力された時点から、Hレベル出力となって保持さ
れ、リセット入力端子に第2の入力信号の反転信号/C
K2が入力された時点(第2の入力信号CK2が立ち下
がった時点)においてリセットされ、Lレベル出力に戻
る。
【0029】したがって、2つの入力信号の周波数の差
が2倍未満の場合は、その位相差にかかわらず、すなわ
ち、位相差が微小な場合においても、R−Sフリップフ
ロップ20、30の出力であるUP’出力信号、DOW
N’出力信号は、それぞれ第1の入力信号CK1,第2
の入力信号CK2と同等のパルス幅に信号として出力さ
れる。その結果、微小なパルス幅の出力信号が出力され
ることがなく、図1の位相比較回路を用いて、図8のよ
うなディジタルPLLを構成しても、微小なパルス幅の
信号入力に起因するアドレスカウンタの誤動作が未然に
防止される。
【0030】図3は、2つの入力信号の周波数に2倍以
上の差がある場合における図1の位相比較回路の動作の
タイミングチャートである。ここでは、第1の入力信号
CK1の周波数が第2の入力信号CK2の周波数の2倍
以上である場合について説明する。位相差検出回路10
の出力は、第1の入力信号CK1の立ち上がりの時点か
らUP信号がHレベル出力となり、UP信号のHレベル
出力は第2の入力信号の立ち上がりが入力されるまでの
期間保持され、位相差の絶対値に応じたパルス幅の出力
信号となる。
【0031】R−Sフリップフロップ20のセット入力
端子には、この期間中継続してHレベル出力のUP信号
が入力され続けるが、一方、リセット入力端子には、第
1の入力信号の反転信号/CK1が入力されている。図
4は、R−Sフリップフロップの真理値表である。この
真理値表より、UP信号がHレベル期間中のUP’信号
は、第1の入力信号の反転信号/CK1のLレベル期間
はHレベル出力となり、第1の入力信号の反転信号/C
K1のHレベル期間はLレベル出力となる。
【0032】したがって、R−Sフリップフロップ20
は、周波数の高い第1の入力信号CK1と同等のパルス
幅のパルス信号を、周波数差に比例した波数だけ、U
P’信号として出力することができる。
【0033】逆に、第2の入力信号CK2の周波数が第
1の入力信号CK1の周波数の2倍以上である場合(図
示せず)は、位相差検出回路10の出力は、第2の入力
信号CK2の立ち上がりの時点からDOWN信号がHレ
ベル出力となり、DOWN信号のHレベル出力は第1の
入力信号の立ち上がりが入力されるまで保持され、位相
差の絶対値に応じたパルス幅の出力信号となる。R−S
フリップフロップ30のセット入力端子には、この期間
中継続してHレベル出力のDOWN信号が入力され続け
るが、一方、リセット入力端子には、第2の入力信号の
反転信号/CK2が入力されている。したがって、DO
WN信号がHレベル期間中のDOWN’信号は、第2の
入力信号の反転信号/CK2のLレベル期間はHレベル
出力となり、第2の入力信号の反転信号/CK2のHレ
ベル期間はLレベル出力となり、R−Sフリップフロッ
プ30は、周波数の高い第2の入力信号CK2と同等の
パルス幅のパルス信号を、周波数差に比例した波数だ
け、DOWN’信号として出力することができる。
【0034】上述のように、2つの入力信号の周波数に
2倍以上の差がある場合においては、周波数の高い入力
信号と同等のパルス幅のパルス信号を、周波数差に比例
した波数だけ、UP’信号またはDOWN’信号として
出力することができる。その結果、図1の位相比較回路
を用いて、図8のようなディジタルPLLを構成した場
合、当該ディジタルPLLの収束時間を短縮することが
できる。
【0035】図11は、図1の本発明に係る位相比較回
路を用いてディジタルPLLを構成した場合の収束時間
と、図5の従来の位相比較回路を用いてディジタルPL
Lを構成した場合の収束時間とを比較計算するための例
として構成したディジタルPLLのブロック構成図であ
る。
【0036】位相比較回路111、アドレスカウンタ1
12、プログラマブル・リング・オシレータ113、デ
バイダ114が順次環状に接続されている。入力信号
(第1の入力信号に該当)は10MHz、デバイダ11
4は1/10デバイダ、プログラマブル・リング・オシ
レータ113は、出力100MHz、初期値1MHzと
して500回の位相比較後にロックするものとする。こ
の設定の下で、収束時間をそれぞれ計算すると、従来の
位相比較回路を用いた場合には約2500μ秒であるの
に対して、本発明に係る位相比較回路を用いた場合には
50μ秒であり、収束時間が大幅に短縮されていること
がわかる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る位相
比較回路によれば、位相差検出回路の出力段に、位相差
出力信号及びいずれか所定の一方の入力信号の反転信号
に応じて当該入力信号と同等のパルス幅の出力信号を出
力する構成を設けることとしたので、位相差が微小な場
合においては、いずれかの出力信号が、微小なパルス幅
の出力信号が出力されることなく、第1の入力信号また
は第2の入力信号と同等のパルス幅に信号として出力さ
れ、この位相比較回路を用いてディジタルPLLを構成
しても、微小なパルス幅の信号入力に起因する誤動作が
未然に防止され、また、2つの入力信号の周波数に2倍
以上の差がある場合においては、いずれかの出力信号
が、周波数の高い入力信号と同等のパルス幅のパルス信
号として、周波数差に比例した波数だけ出力され、この
位相比較回路を用いて構成したディジタルPLLの収束
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相比較回路の一実施の形態のブ
ロック構成図。
【図2】本発明に係る位相比較回路の動作のタイミング
チャート。
【図3】本発明に係る位相比較回路の動作のタイミング
チャート。
【図4】R−Sフリップフロップの真理値表。
【図5】従来の位相比較回路のブロック構成図。
【図6】アナログPLLのブロック構成図。
【図7】従来の位相比較回路の動作のタイミングチャー
ト。
【図8】ディジタルPLLのブロック構成図。
【図9】リング・オシレータを構成する遅延回路のブロ
ック構成図。
【図10】従来の位相比較回路の動作のタイミングチャ
ート。
【図11】ディジタルPLLのブロック構成図。
【符号の説明】
1、2 Dフリップフロップ 3、5、6 偶数段インバータ 4 NANDゲート 7、8 ANDゲート 10 位相差検出回路 11、12 奇数段インバータ 20、30 R−Sフリップフロップ 21、22、31、32 NORゲート 61、81、111 位相比較回路 62 チャージポンプ 63 ローパスフィルタ 64 電圧制御発振器 82、112 アドレスカウンタ 83 リング・オシレータ 84 遅延回路 85 奇数段インバータ 90 セレクタ 113 プログラマブル・リング・オシレータ 114 デバイダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の入力信号と第2の入力信号との位相
    差に応じて、前記第1の入力信号の位相が進んでいる場
    合には前記位相差の絶対値に応じたパルス幅の第1の位
    相差出力信号を、前記第2の入力信号の位相が進んでい
    る場合には前記位相差の絶対値に応じたパルス幅の第2
    の位相差出力信号を出力する位相差検出回路と、 前記第1の位相差出力信号の入力により出力値が第1の
    基準値から第1の所定値へ変化し、前記第1の入力信号
    の反転信号の入力により出力値が前記第1の所定値から
    前記第1の基準値へ変化する第1の記憶回路と、 前記第2の位相差出力信号の入力により出力値が第2の
    基準値から第2の所定値へ変化し、前記第2の入力信号
    の反転信号の入力により出力値が前記第2の所定値から
    前記第2の基準値へ変化する第2の記憶回路とを備えた
    ことを特徴とする位相比較回路。
  2. 【請求項2】第1の入力信号の位相と第2の入力信号の
    位相とを比較し、第1の入力信号の位相が第2の入力信
    号の位相より進んでいる場合にはその位相差の絶対値に
    応じたパルス幅のUP信号を出力し、第2の入力信号の
    位相が第1の入力信号の位相より進んでいる場合にはそ
    の位相差の絶対値に応じたパルス幅のDOWN信号を出
    力する位相差検出回路と、 前記UP信号の入力により出力レベルがL(Low)レ
    ベルからH(High)レベルにセットされ、前記第1
    の入力信号の反転信号の入力により出力レベルがHレベ
    ルからLレベルにリセットされる第1の記憶回路と、 前記DOWN信号の入力により出力レベルがLレベルか
    らHレベルにセットされ、前記第2の入力信号の反転信
    号の入力により出力レベルがHレベルからLレベルにリ
    セットされる第2の記憶回路とを備えたことを特徴とす
    る位相比較回路。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の位相比較回路において、
    前記第1及び第2の記憶回路は、R−Sフリップフロッ
    プであることを特徴とする位相比較回路。
  4. 【請求項4】第1の入力信号の第N番目(Nは自然数。
    以下、同じ。)の立ち上がりのタイミングと第2の信号
    入力の第N番目の立ち上がりのタイミングとを比較し、
    前記第1の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイミン
    グが前記第2の信号入力の第N番目の立ち上がりのタイ
    ミングより早いときは、そのタイミングの差に応じたパ
    ルス幅の第1の位相差出力信号をH(High)レベル
    で出力し、前記第2の信号入力の第N番目の立ち上がり
    のタイミングが前記第1の信号入力の第N番目の立ち上
    がりのタイミングより早いときは、そのタイミングの差
    に応じたパルス幅の第2の位相差出力信号をHレベルで
    出力する位相差検出回路と、 前記第1の位相差出力信号が入力されるセット入力と、
    前記第1の入力信号の反転信号が入力されるリセット入
    力と、前記セット入力または前記リセット入力に応じて
    H(High)信号またはL(Low)信号を出力する
    第1の出力とを有し、前記第1の出力は、前記第1の位
    相差出力信号の立ち上がりのタイミングにおいてL信号
    出力からH信号出力へ変化し、前記第1の入力信号の反
    転信号の立ち上がりのタイミングまで前記H信号出力を
    保持し、前記第1の入力信号の反転信号の立ち上がりの
    タイミングにおいて前記H信号出力からL信号出力へ変
    化し、さらに、前記第1の入力信号の反転信号の立ち下
    がりのタイミングにおいて前記第1の位相差出力信号が
    Hレベルに維持されている場合のみL信号出力からH信
    号出力へ変化する第1の記憶回路と、 前記第2の位相差出力信号が入力されるセット入力と、
    前記第2の入力信号の反転信号が入力されるリセット入
    力と、前記セット入力または前記リセット入力に応じて
    H信号またはL信号を出力する第2の出力とを有し、前
    記第2の出力は、前記第2の位相差出力信号の立ち上が
    りのタイミングにおいてL信号出力からH信号出力へ変
    化し、前記第2の入力信号の反転信号の立ち上がりのタ
    イミングまで前記H信号出力を保持し、前記第2の入力
    信号の反転信号の立ち上がりのタイミングにおいて前記
    H信号出力からL信号出力へ変化し、さらに、前記第2
    の入力信号の反転信号の立ち下がりのタイミングにおい
    て前記第2の位相差出力信号がHレベルに維持されてい
    る場合のみL信号出力からH信号出力へ変化する第2の
    記憶回路とを備えたことを特徴とする位相比較回路。
  5. 【請求項5】位相を比較される第1及び第2の入力信号
    がそれぞれ入力される第1及び第2の入力端子と、前記
    第1の入力信号の位相が前記第2の入力信号の位相より
    進んでいる場合にUP信号を出力するUP端子と、前記
    第2の入力信号の位相が前記第1の入力信号の位相より
    進んでいる場合にDOWN信号を出力するDOWN端子
    とを有する位相差検出回路と、 前記UP端子が接続された第1のセット端子と、前記第
    1の入力端子が第1のインバータを介して接続された第
    1のリセット端子と、前記第1のセット端子または前記
    第1のリセット端子への入力に応じて第1の所定出力を
    発生する第1の出力端子を有する第1のR−Sフリップ
    フロップと、 前記DOWN端子が接続された第2のセット端子と、前
    記第2の入力端子が第2のインバータを介して接続され
    た第2のリセット端子と、前記第2のセット端子または
    前記第2のリセット端子への入力に応じて第2の所定出
    力を発生する第2の出力端子を有する第2のR−Sフリ
    ップフロップとを備えたことを特徴とする位相比較回
    路。
  6. 【請求項6】基準電位を発生する直流電圧源と、 第1及び第2の入力信号がそれぞれ入力される第1及び
    第2の信号入力端子と、 前記基準電位が入力される第1のD入力端子と、前記第
    1の信号入力端子が接続される第1のクロック入力端子
    と、前記基準電位及び前記第1の入力信号に応じて第1
    のQ出力信号を出力するQ出力端子と、第1の所定信号
    が入力される第1のクリア入力端子とを有する第1のD
    フリップフロップと、 前記基準電位が入力される第2のD入力端子と、前記第
    2の信号入力端子が接続される第2のクロック入力端子
    と、前記基準電位及び前記第2の入力信号に応じて第2
    のQ出力信号を出力するQ出力端子と、第2の所定信号
    が入力される第2のクリア入力端子とを有する第2のD
    フリップフロップと、 前記第1のQ出力信号が入力される第1の偶数段インバ
    ータと、 前記第1及び第2のQ出力信号がそれぞれ一方側及び他
    方側入力端子に入力されるNANDゲートと、 前記第2のQ出力信号が入力される第2の偶数段インバ
    ータと、 前記第1の偶数段インバータの出力及び前記NANDゲ
    ートの出力がそれぞれ一方側他方側入力端子に入力され
    る第1のANDゲートと、 前記第2の偶数段インバータの出力及び前記NANDゲ
    ートの出力がそれぞれ一方側他方側入力端子に入力され
    る第2のANDゲートと、 前記NANDゲートの出力から前記第1及び第2の所定
    信号を発生する第三の偶数段インバータと、 前記第1の信号入力端子が接続される第1の奇数段イン
    バータと、 前記第2の信号入力端子が接続される第2の奇数段イン
    バータと、 前記第1のANDゲートの出力がセット入力端子に入力
    され、前記第1の奇数段インバータの出力がリセット入
    力端子に入力される第1のR−Sフリップフロップと、 前記第2のANDゲートの出力がセット入力端子に入力
    され、前記第2の奇数段インバータの出力がリセット入
    力端子に入力される第2のR−Sフリップフロップとを
    備えたことを特徴とする位相比較回路。
JP7283357A 1995-10-31 1995-10-31 位相比較回路 Withdrawn JPH09130238A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2829887A1 (fr) * 2001-09-14 2003-03-21 St Microelectronics Sa Boucle a verrouillage de phase amelioree
JP2009164831A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Fujitsu Ltd 位相比較器及び測定装置

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FR2829887A1 (fr) * 2001-09-14 2003-03-21 St Microelectronics Sa Boucle a verrouillage de phase amelioree
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