JPH09130124A - ガラスアンテナ、アンテナおよびその設定方法 - Google Patents

ガラスアンテナ、アンテナおよびその設定方法

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JPH09130124A
JPH09130124A JP8056500A JP5650096A JPH09130124A JP H09130124 A JPH09130124 A JP H09130124A JP 8056500 A JP8056500 A JP 8056500A JP 5650096 A JP5650096 A JP 5650096A JP H09130124 A JPH09130124 A JP H09130124A
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antenna
glass
glass antenna
pattern
length
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Tatsuaki Taniguchi
龍昭 谷口
Kazuo Shigeta
一生 重田
Kenji Kubota
健治 久保田
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバの視界を確保しつつ受信感度の高い
ガラスアンテナを提案する。 【解決手段】 ウインドガラス上において、給電部から
の前記ガラスアンテナのパターンの縦方向長さyが、受
信周波数の波長をλ、ガラス短縮率をαとすると、y≦
λ/4・αに設定され、横方向長さxが、60cm−y≧x
に設定されたガラスアンテナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のガラスウ
インドに設けられるガラスアンテナおよびその設定方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ガラスウインドはドライバの視界
を規制するものであるために、そのウインドに設けられ
るガラスアンテナには、視界を確保するなどのために、
種々の法規制がかけられている。そのために、ガラスア
ンテナの大きさ、幅、長さに自由な設計が許されるもの
ではなく一定の制限がある。
【0003】ガラスアンテナはただでさえロッド型アン
テナに比して感度の不利になるために、上記法規制はア
ンテナ性能に大きな影響を与える。特に法規制を意識し
たものというわけではないが、形状に工夫を凝らしたガ
ラスアンテナに関する従来技術に、例えば特公平3−7
4845号の車両用アンテナ装置や、特開平3−170
3号のルーフガラスアンテナや、論文「広帯域・全方向
性円板モノポールアンテナ」(伊藤猷顯、関一 共著)
等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−74845
号の車両用アンテナ装置は、金属製ピラーとアンテナと
の関係に着目し、ピラー長をλ/2以下に、アンテナ長を
λ/4以下に設定している。このガラスアンテナは、ピラ
ーとの関係に関心があるために基本的にはモノポール型
アンテナであり、遵って幅方向についての言及がなく、
それ故に、現状の車両の大きさでは、せいぜいFM周波
数帯のみにしか適用ができない。
【0005】特開平3−1703号のルーフガラスアン
テナも、長さ200〜1500mmのループ状アンテナに
設定され、さらに、給電点までの導電線を車両の縦軸方
向中芯線に対して略平行に設定しているものである。し
かし、この先行技術も、ループアンテナの全長には関心
があるものの、そのアンテナの縦方向と幅方向の関係に
関心がないために、法律上の規制をクリアして高性能を
達成するためには、200〜1500mmの範囲内で縦と
横の長さを色々と変えることによって試行錯誤を繰り返
さなければならない。
【0006】また、上記論文に示された円板モノポール
アンテナは、円板の円形により広帯域化を図ったもので
あって、そのために、このアンテナを車両用ガラスアン
テナに適用すると視界の妨げになる。視界を確保するた
めに、大きさを小さくすると、目標の性能を達成できな
い嫌いがある。そこで、本発明は斯かる従来技術の問題
点に鑑みてなされたもので、その目的は、視界を確保し
つつ且つ高い性能を確保したガラスアンテナならびにそ
のガラスアンテナを設計する設定方法を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、請求項17に係る本発明の、ウインドガラス上に設
けられるガラスアンテナは、実質的に給電点として機能
する給電部からの前記ガラスアンテナのパターンの縦方
向長さyが、受信周波数の波長をλ、ガラス短縮率をα
とすると、 y≦λ/4・α に設定され、前記ガラスアンテナのパターンの横方向長
さxを大きくとるときは縦方向長さyを小さくとられ、
縦方向長さyを大きくとるときは横方向長さxを小さく
とられたことを特徴とする。
【0008】このアンテナでは、縦方向の長さが目標受
信周波数帯に対応し、横方向の長さが帯域の広がりに対
応するようになっている。而して、請求項18に係る本
発明のガラスアンテナの設定方法は、実質的に給電点と
して機能する給電部からの前記ガラスアンテナのパター
ンの縦方向最大長さyを、受信周波数の波長をλ、ガラ
ス短縮率をαとすると、 y≦λ/4・α に設定し、前記ガラスアンテナのパターンの横方向の最
大長さにより帯域の広がりを調整し、前記パターンの縦
方向長さにより受信周波数帯を決定することを特徴とす
る。
【0009】さらに具体的には、請求項1に係る本発明
のガラスアンテナは、実質的に給電点として機能する給
電部からの前記ガラスアンテナのパターンの縦方向の最
大長さyが、受信周波数の波長をλ、ガラス短縮率をα
とすると、 y≦λ/4・α に設定され、前記ガラスアンテナのパターンの横方向の
最大長さxが、 β−y≧x に設定されたことを特徴とする。xとyの関係は、βを
上限として一方を増やせば、他方が減るように調整する
ことになる。
【0010】以上のガラスアンテナもしくはその設定方
法によれば、調整が容易なので、ガラス上にかけられて
いる視界確保などの条件を簡単にクリアすることがで
き、それでいて、高性能の受信特性を保持することがで
きる。請求項2によると、前記βの上限は略60cmであ
る。請求項4によると、8≦y≦40cm、x≦30cm
で、実用感度が得られ、また設定がそれほど困難とはな
らず視界も制限しない大きさのガラスアンテナとなる。
【0011】請求項5によると、前記ウインドガラスは
自動車のフロントウインドガラスであって、前記アンテ
ナのパターンは、前記ガラスの視界を妨げない部分の上
端から下方に所定距離だけ離間した位置よりも下方にお
いて、前記横寸法xは6.6cm以下であることを特徴と
する。
【0012】ドライバの視界を確保したガラスアンテナ
を得ることができる。請求項6、19、20によると、
前記ウインドガラスは自動車のフロントウインドガラス
であって、前記アンテナのパターンは、前記ガラスの視
界を妨げない部分の下端から所定距離だけ上方に離間し
た位置よりも上方において、前記横寸法xは6.6cm以
下であることを特徴とする。
【0013】ドライバの視界を確保したガラスアンテナ
を得ることができる。請求項22、23によると、前記
所定距離は約10cmである。請求項7によると、前記ガ
ラスアンテナのパターンは枠形状をなしており、少なく
とも車検証シールが貼られる位置の近傍に、車検証シー
ルを囲む大きさを有する。車検シールを隠すことなく、
しかもそのシールを張り替えるときに展着されたアンテ
ナパターンが損傷を受けることもない。
【0014】請求項8によると、前記ガラスアンテナの
パターンはx>yである矩形形状をしており、このアン
テナの給電部が前記矩形の上辺もしくは下辺に設けられ
ている。このような給電部の設定によって受信感度が向
上する。請求項9、21によると、5cm≦x≦40cm、
3cm≦y≦10cmとすることにより、受信帯域がUHF
となる。
【0015】請求項10によると、前記ガラスアンテナ
のパターンは定期点検シールが貼られる位置に設けら
れ、そのシールを囲う大きさを有する中空形状を有す
る。定期点検シールを隠すことなく、しかもそのシール
を張り替えるときに展着されたアンテナパターンが損傷
を受けることもない。請求項11によると、前記ガラス
アンテナの形状は丸形状であるので、定期点検シールの
形状と一致する。
【0016】請求項12によると、前記ガラスアンテナ
のパターンの大きさは室内後方ミラーよりも大きい。ミ
ラーがガラスに装着するタイプの時は、その装着が容易
になる。請求項13によると、前記アンテナは接地型ア
ンテナであり、このアンテナに接続する接地部材は車体
の金属製部材と容量結合する。容量結合によって接地性
を確保するので、工場出荷後において、接地精度を確保
できない一般ユーザでも装着が可能となる。
【0017】請求項14によると、前記接地部材は、磁
性を帯びた部分を有し、この部分が前記車体の金属製部
材と引き合うことにより、前記接地部材と前記車体の金
属製部材との距離を一定に保つことを特徴とする。請求
項15によると、前記ガラスアンテナは、その表面に展
着された粘着性層により前記ガラス表面に展着される。
【0018】請求項24によると、給電部はアンテナパ
ターンの端部に設けられている。このような給電位置に
より、高い受信性能が確保できる。本発明はガラスアン
テナ以外にも適用できる。請求項25のアンテナによる
と、下地となる物質によってアンテナパターンの大きさ
を変えることができる。例えば、下地に短縮率の大きな
物質を選べばアンテナパターンの大きさを小さくするこ
とができ、アンテナを小型化することができる。
【0019】請求項28によると、デフォッガ内に設け
られた縦型導体を用いて容量結合型アンテナをリアガラ
ス上に設定することができると共に、さらに、別の周波
数帯域(例えば、VICS用)のアンテナを設定するこ
とができる。請求項29によると、前記給電部はウイン
ドガラスの上部若しくは下部に設けられ、さらに、 7cm≦x≦30cm、 7cm≦y≦10cm に設定されている。特に、TV用電波の受信に好適であ
る。
【0020】請求項33によると、前記給電部はウイン
ドガラスの上部若しくは下部に設けられ、さらに、 x≧30cm、 7cm≦y≦10cm に設定することにより、特に、VICS用の電波の受信
に好適となる。
【0021】請求項30または34によると、前記パタ
ーンは、車両のウインドガラスの上部の視界を妨げない
前記領域の上端から所定距離の範囲内に設けられている
ので、車両乗員の視界を妨げないでTV電波またはVI
CS電波を受信することができる。請求項31または3
5によると、パターンは10cm以内の範囲に設けられて
いるので、視界確保と法的規制のクリアを両立すること
ができる。
【0022】請求項32によると、前記パターンは車検
証シールを囲む位置に設けられている。シールを囲むこ
とにより、シールを剥がすことによりアンテナが損壊す
ることが無くなる。請求項37によると、前記パターン
は貼られた車検証シールの側部に設けられる請求項38
によると、前記パターンは、複数の別個独立のアンテナ
線を含み、これらのアンテナ線がダイバーシテイシステ
ムを構成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガラスアンテナを
自動車のウインドガラスに適用した実施形態を図面に基
づいて説明する。以下に説明する実施形態では、フロン
トウインドガラスに適用したガラスアンテナ(第1実施
形態)と、リアウインドガラスに適用したガラスアンテ
ナ(第2実施形態)と、サイドガラスに適用したガラス
アンテナ(第3実施形態)とが開示される。
【0024】これらの実施形態のガラスアンテナの夫々
については、設置されたガラス位置に特有の課題(フロ
ントガラスのアンテナでは前方視野を確保すること、リ
アガラスのアンテナではデフォッガの影響をなくすこ
と)を達成することが説明されると共に、さらに、それ
らの変形例(アース板を用いた接地型アンテナとアース
線を用いた接地型アンテナ)が説明されることになる。
【0025】〈第1実施形態〉図1には、本発明の第1
実施形態にかかるガラスアンテナが適用されたフロント
ガラスウインド100が車両の前方外部からの見た状態
で示されている。即ち、図1の右側は車内のドライバの
左側に、左側はドライバの右側に相当する。
【0026】このウインドガラス100には、そのガラ
スの車両内部側の表面に張られた3つのアンテナ(1
0,20,30)が設けられている。アンテナ10は主
にFM電波ならびにTV電波を受信するためのアンテナ
で、図3に示された縦長のループ矩形形状で、横方向
(車幅方向)長さがx1(一例として例えば10cm)、
縦方向の長さy1(一例として例えば20cm)を有す
る。アンテナ20は図4に示されたように横長のループ
矩形形状のアンテナである。また、ウインド100の最
も右側に設けられたアンテナ30は図5に示すように、
円形のループ形状のアンテナである。これら3つのアン
テナ(10,20,30)でダイバシティアンテナシス
テムを構成する。
【0027】これら3つのアンテナの横方向長さxと縦
方向長さyには次のような関係がある。即ち、受信周波
数の波長をλ、ガラス短縮率をαとすると、 y≦λ/4・α … (1) 60cm−y≧x … (2) である。(2)式の意味するところ(xとyの和が60
cmを越えないこと)は後述するが、(1),(2)式に
従ってアンテナの大きさを設定することで適正な受信感
度を確保できる。
【0028】フロントガラスにアンテナ10を設ける場
合、運転手の前方視野の妨げとならないようにフロント
ガラスの中芯線に対称に幅66mmで設けられた帯状部分
の中に収まるように設ける。更に、ウインド上方(ある
いは下方)にアンテナ20,30を設ける場合には、次
の様にしてアンテナの横方向の幅を決定する。即ち、フ
ロントウインドガラスが車体にとりつけられた状態では
周囲にセラミックコートやモールが存在することにな
る。それらコートやモールによって視界が妨げられない
部分の上端から下方に10cmまでのウインド周辺に沿っ
た領域ではガラスアンテナの幅については法上の規制は
ない。従って、幅方向のアンテナの大きさは、規制とは
無関係に目的の周波数帯及び受信感度に応じて決めるこ
とができる。しかしながら、アンテナの上下方向長さが
上記上端から下方に10cmを超えるような場合には、そ
のアンテナを上記ガラス中央部の幅66mmの範囲内に納
めるようにする。即ち、アンテナ下端部分から、前記上
端から下方に計って10cmのアンテナ部分の位置までを
66mmの幅とするのが好ましい。
【0029】ウインドガラスの下方にアンテナを設置す
る場合には、ウインドの前述した視界を妨げられない部
分の下端から上方に10cmの位置まではアンテナ幅に規
制はないものの、10cmを超えた位置では同じく幅は6
6mmを超えてはならない。そこで、アンテナ上端部分か
ら、前記下端から上方に計って10cmのアンテナ部分の
位置までを66mmの幅とするのが好ましい。
【0030】アンテナ20(図4)については、x,y
を、上記(1),(2)式を満足する範囲で、さらに、
運転手の視界が妨げにならないようにy2が100mm以
内に収まるように設定する。例えば、x2=15cm、y2
=65mmとする。同じく、アンテナ30(図5)につい
ても、その直径x3=y3を100mm以内(一例として例
えば80mm)に設定する。さらに、アンテナ10につい
ては、縦方向の長さL yを100mm以内に納め、横方向
の長さLxを66mm以内に納める(例えば丁度66mm)
ようにする。このようにすると、3つのアンテナ10,
20,30は全て運転手の視界が妨げにならないように
設置されることになる。尚、アンテナ10,20,30
については線幅の一定のものを用いる。
【0031】アンテナ10はウインド100の略中央に
設置されると、この位置には通常「車検証」シールが貼
られる。車検証シールは70mm×70mmの大きさを有す
るが、図3に示すように開口部内側の寸法をx1’Ly
とすると x1’>70mm …(3) Ly’>70mm …(4) に設定すれば、車検証シールはアンテナ10のループ内
に収まることになる。車検証シールは定期的に交換する
ことが義務づけられているが、(3),(4)式を満足
すれば、アンテナ10の導線が車検証シールを貼る位置
と重なることがなくなり、シールを交換するに際してア
ンテナ線が不要に引き剥がされることはない。
【0032】ウインド100の(外側から見て)右側は
定期点検シールを貼る場所でもある。このシールは円形
形状をしている。従って、開口部内側の寸法をx3’、
3’とし、このシールの大きさをSとすると、図5に
示すように、 x3’=y3’>S ならば、定期点検シールの張り替えがアンテナ30の導
線を不用意に引き剥がすことがなくなる。実際に車検証
シール、定期点検シールが貼られた車両にアンテナパタ
ーンを設定すると図2のようになる。
【0033】〈アンテナの展着〉…第1実施形態 第1実施形態のガラスアンテナはフロントガラスに設け
られるが故に、簡易に取り付けられることが好ましい。
このために、アンテナ10,20,30は粘着シールか
ら剥がしてガラスウインドに取り付けることになる。図
3〜図5に示された3つのアンテナのガラスウインド面
への展着方法には種々の手法がある。形状および展着位
置が固定であれば、工場において、周知の方法で、薄板
状の導線を付着させる。この場合には、給電のための導
線の配線は視界の妨げにならない最良の位置に設定する
ことが可能となる。また、接地線も接地抵抗が最も少な
いように車体に接続することが可能である。
【0034】この第1実施形態のように、アンテナをフ
ロントガラスに設定するか否かは多分にドライバの好み
に依存する部分が大きい。従って、第1実施形態では、
工場出荷後において、通常のドライバが簡単にアンテナ
線をガラスウインドに展着する手法を採用する。そのた
めには、粘着層が塗布されたシールをアンテナ線に設け
ることが好ましい。
【0035】図6は、このようなアンテナが市販される
時点での、そのアンテナの断面形状を示す。即ち、アン
テナ10〜30は、市販されるときは、図6に示すよう
に、基紙層63の上に、粘着剤層62が形成され、粘着
剤層62とアンテナ導線層61との間には接着剤層が形
成され、接着剤層によって粘着剤層62とアンテナ導線
層61が固着されている。アンテナ導線の上に保護膜6
0が形成されている。保護膜60は導線の表面のみに形
成され、導線の酸化を防止し損傷から守る。ユーザが基
紙層63を引っ張ると、基紙層63と粘着剤層62とが
乖離して、粘着剤層62が露出する。ユーザは、粘着剤
層62が露出したアンテナを所望のガラス状の位置に添
付する。この場合、耐候性を考慮してウインドの内側に
張り付けするのが好ましい。
【0036】〈接地方法〉…第1実施形態 第1実施形態のガラスアンテナは、3つともアースが必
要なアンテナである。一般ユーザがアンテナを設置する
ときはアースの取り付け方が問題になる。通常、自動車
の車体を構成する鉄板は非導電性の塗料で保護されてい
るからである。そこで、この第1実施形態では、自動車
のルーフの鉄板と天井クッション材との間にわずかの空
隙があることを利用して、図7に示したようなアース板
40を挿入することを提案する。このアース板40を図
8に示すように、自動車のルーフの鉄板と天井クッショ
ン材との間に挿入する。図8においては説明の便宜上ア
ンテナ10のみを図示しているが、アース板40はアダ
プタ50を介してこのアンテナ10に接続されている。
【0037】図9にアダプタ50の構成を示す。アダプ
タ50は、ケース51と、低インピーダンスのワイヤ5
4と、このワイヤ54の先端に設けられた導電性クリッ
プ52と、シールドワイヤ53と、同軸コネクタ55と
からなる。アンテナの接続片(11,21,31)はア
ダプタに接続される。コネクタ55の芯線はアンテナの
チューナなどに接続される。また、シールドワイヤ53
のシールド線とワイヤ54ならびにクリップ52は電気
的に(直流的に)に接続されている。クリップ52はア
ース板40の舌片41に接続される。
【0038】図10にアース板40の構成を示す。即
ち、アース板40は、磁石層43と導電性の金属層42
とからなる。アース板40を図8に示すようにルーフト
リムとルーフパネルとの間に挿入し、クリップ52を舌
片41に接続すると、図11に示したような関係で、ア
ース板40がルーフの金属と接する。アース板40の金
属層42とルーフの金属との間には空隙46(空気層も
しくは塗装層)があるので、アース板40と車体とは容
量結合することになる。本実施形態では結合容量を10
pFとなるように、アース板40の面積を設定する。容
量10pFはアンテナ10がFM電波帯域で実用的な感
度を示す容量だからである。又、図12に示すように、
直接磁石によりルーフに取り付けてもよい。
【0039】尚、車両の種類によっては、アース板を挿
入できない場合がある。このような場合には、アダプタ
のアース線を直接車体に接続した方がアース板を用いる
必要がないのでコスト的に有利である。図13は、その
ためのクリップの構造を示す。図13のクリップを例え
ば車体のフランジャ部に結合することにより、容量10
pFを得ることができる。
【0040】〈寸法xと寸法yの関係〉…第1実施形態 図14〜図29は、アンテナ10を例にして、アンテナ
10の高さ(=y)を或る値に設定して、幅xを色々と
変えたときの、FMラジオ及びTVのVHF帯における
受信電波の周波数に対する平均受信感度を示す。例え
ば、図14は、高さyを5cmに固定して、幅xを0.5cm
に設定したときの受信感度を曲線Iによって表わし、幅
xを2cmに設定したときの受信感度を曲線IIによって表
わし、幅xを5cmに設定したときの受信感度を曲線III
によって表わし、幅xを10cmに設定したときの受信感
度を曲線IVによって表わし、幅xを15cmに設定したと
きの受信感度を曲線Vによって表わし、幅xを25cmに
設定したときの受信感度を曲線VIによって表わし、幅x
を30cmに設定したときの受信感度を曲線VIIによって
表わし、幅xを40cmに設定したときの受信感度を曲線
VIIIによって表わし、幅xを50cmに設定したときの受
信感度を曲線VIIIIによって表わし、幅xを60cmに設
定したときの受信感度を曲線Xによって表わす。また、
図15は、上記10本のテスト結果を表わす曲線を、評
価周波数範囲内で平均化したものである。
【0041】図16のグラフ(y=10cm)に対して図
17の平均受信感度の表が対応する。図18のグラフ
(y=15cm)に対して図19の平均受信感度の表が対
応する。図20のグラフ(y=20cm)に対して図21
の平均受信感度の表が対応する。
【0042】図22のグラフ(y=25cm)に対して図
23の平均受信感度の表が対応する。図24のグラフ
(y=30cm)に対して図25の平均受信感度の表が対
応する。図26のグラフ(y=35cm)に対して図27
の平均受信感度の表が対応する。
【0043】図28のグラフ(y=40cm)に対して図
29の平均受信感度の表が対応する。
【0044】これらの図が示すことは、アンテナ10
(またはアンテナ20や30)の高さyは、略40cm程
度まで、一般的には 最大λ/4・α の長さまで実用的な感度が得られることである。又、図
14〜図29の傾向を概括すると、x≒yでは受信感度
は低いものの、x>yまたはx<yの時は受信感度は相
対的に高くなっている。即ち、縦方向長さ、即ち高さy
が0〜λ/4・αの範囲で横方向長さxに比して相対的に
短いとき(y<x)は、高い周波数領域で、しかも幅x
が広い範囲で良好な受信感度が得られる。一方、yが0
〜λ/4・αの範囲で相対的に長いとき(y>x)は、相
対的に低い周波数領域で、しかも幅xが広い範囲で良好
な受信感度が得られる。さらに、 8cm≦y≦40cm x≦30cm の範囲では、TVのVHF帯を中心とする周波数帯にお
いて理想的な受信感度が得られること、また、幅xを変
化させることで受信感度を確保できる帯域が変化してい
ることがわかる。さらに、xとyの和が60cmを超える
と、受信感度が低下しているのがわかる。
【0045】尚、図1に示した法規制範囲を考慮すれ
ば、 7cm≦x≦30cm、 7cm≦y≦10cm がさらに好ましい。
【0046】図51〜図56は、受信電波がUHF周波
数帯であるときに、アンテナ幅40cm以下であれば、受
信感度が−20dBを達成できることを示している。図
51,図52は、y=3cmに固定しておいて、アンテナ
幅長xをいろいろと変えた時の結果を表す。即ち、、5
cm=曲線I、10cm=曲線II、15cm=曲線III、20cm
=曲線IV、25cm=曲線V、30cm=曲線VI、35cm=
曲線VII、40cm=曲線VIIIである。さらに、図53,
図54はy=5cmの時、図55,図56はy=10cmの
時を示す。
【0047】前述の(1)式においてαを0.6とする
と、(1)式は、UHF周波数帯を受信するにはyを1
0cm以下(450Mhz以上)することが好ましいことを
示しているが、この長さは車両のフロントウインドガラ
スに設置されるアンテナとしては、ドライバの視界を妨
げない領域、即ち、ウインド端部から内側へ10cmまで
の領域に設置でき、好都合である。従って、UHF周波
数帯に適したアンテナとしては、 5cm≦x≦40cm y≦10cm の設定が好ましくは、受信感度を確保するためにyの下
限として、 3cm≦y≦10cm とするのがよい。
【0048】図30は、図14〜図29及び図51〜図
56に示された結果をまとめ、xとyの関係をグラフと
して表わしたものである。同図において、線分ABは一
次直線 x+y=60cm である。これは前述した、受信感度を確保するための幅
xと高さyの和の臨界値が60cmであることを式で示し
たもので、線分ABとx軸、y軸とに囲まれる領域は、 x+y≦60cm と表される。
【0049】この三角形領域ABOはアンテナ10,2
0,30が従来のユニポール型アンテナよりも良い性能
を発揮する領域である。また、多角形領域CDEHJK
Lは、FM周波数帯、VHF周波数帯に亙って実用的な
高感度が得られる領域である。多角形領域HFGLKJ
は、TV用VHF周波数帯において実用的な高感度が得
られる領域である。多角形領域PQRSは、TV用UH
F周波数帯において実用的な高感度が得られる領域であ
る。尚、線分CGが示すx=2cmは実用的な効果が認め
られる最低限のアンテナ幅である。また、線分GFが示
すy=8cmはVHFを中心としたテレビ用アンテナとし
て実用的な効果が認められる最低限のアンテナ高さであ
る。
【0050】〈給電点の影響〉…第1実施形態 図31〜図50は、給電点の位置をアンテナの導体辺の
中央においたときと端部においたときとで、受信感度が
どのように変化するかを示したものである。各グラフに
おいて、実線は給電点を端部に、波線は給電点を中央部
においたことを示す。また、グラフ中の数字は評価周波
数範囲内での平均感度を示す。
【0051】尚、本発明におけるアンテナの給電点と
は、アンテナとして作用する部分の最も受信機側の点を
いう。本発明の全ての実施形態の枠型アンテナでは、ア
ンテナとして作用するのは、枠形状の部分とフィーダま
での引出線との接合部とであるので、この接合部分が実
施形態における給電点と定義される。
【0052】第1実施形態のアンテナシステムは目標で
ある−20dBを達成しているが、特に、給電点を端部
に設置すると、x>yとして設定されるアンテナにおい
ては、UHF帯で感度が向上しているのがわかる。 〈寸法の設定〉…第1実施形態 前述したような、運転手の視界確保要件、および受信感
度と帯域の広がりを両立しつつ、実際の車両のフロント
ウインドウに設けられるアンテナの寸法の設計方法につ
いて説明する。
【0053】まず、縦寸法yを決定する。アンテナの縦
の長さは受信周波数の波長をλ、ガラス短縮率をαとす
ると、λ/4・αによってほぼ決定される。第1実施形
態では、図1におけるアンテナ10,20,30はα=
0.6としてそれぞれ225MHzを狙った20cm、
562.5MHzを狙った8cm、692.3MHzを
狙った6.5cmにそれぞれ設定している(図3〜図
5)。
【0054】続いて横寸法xを設定する。横寸法は前述
したように受信感度の確保できる帯域の広がりに影響す
る。傾向として幅を広げるほど帯域は広がるものの、広
くなり過ぎると受信感度は下がる。その限界は縦寸法y
と横寸法xの和が60cm(x+y=60)となる長さ
である。
【0055】TV電波は周波数帯が広いため(VHF9
0MHz〜UHF770MHz)1本のアンテナではカ
バーできない。そのため、10,20,30の3本のア
ンテナのうち、アンテナ10で90MHz〜230MH
zの主にTVのVHF帯を、アンテナ20で500MH
z〜770MHz、アンテナ30で470MHz〜60
0MHzの主としてTVのUHF帯をそれぞれカバーす
るように横幅を設定しており、それぞれの横寸法は図3
〜図5に示すように10cm,15cm,8cmとして
いる。また、アンテナ20とアンテナ30とはカバーで
きる帯域をオーバラップさせ、それぞれのアンテナによ
り形成されるダイバシティシステムを効果的なものとし
ている。
【0056】さて、ウインドウ中央に設けられるアンテ
ナ10は、前述の通り運転手の視界を確保すべく、下部
の幅を6.6cm以下に抑える必要があるため、図3の
ような逆凸形状となる。また、アンテナ30は、8cm
×8cmで定期点検シールを囲める大きさであり、受信
帯域は、縦寸法と横寸法の最大値によって決定され、形
状には依存しないので丸形とし、定期点検シールを囲む
位置に設置する。
【0057】アンテナ20は、アンテナ10とアンテナ
30との間に設置する。運転手の視界を確保するために
は、ウインド中央部を除いて、前述したようなウインド
の視界を妨げられない部分の端部から10cmより内側
の部分にはアンテナを設けないのが望まれるため、ウイ
ンド中央部に縦寸法の長い比較的低周波数(VHF)を
受信するアンテナを、その他の部分に縦寸法の短い高い
周波数を受信するアンテナを設置する。
【0058】〈第1実施形態の第1変形例〉第1実施形
態のフロントガラスに設けられたアンテナ10は、VH
F周波数帯の受信を主目的に、図3のように縦長の凸形
状をしていた。これから説明する第1変形例は、同じ周
波数帯の電波受信を目的にして図57のように横長の凹
型形状をしているアンテナ110である。即ち、このア
ンテナ110の寸法は、 x1=22cm、 y1=9cm、 Ly=8cm としている。
【0059】この変形例のアンテナ110は、図58に
示すように、ルームミラー101がフロントウインドガ
ラスの上に直接設けられたベース100に取り付けられ
ているような車両に有効である。縦方向長さは前記第1
実施例と同じ理由(車検証を囲めることと視界確保がで
きること)により7cm以上の10cm未満である9cmとし
た。凹型の切り欠き102が設けられているのは、アン
テナ線がベース100と干渉するのを防止するためであ
る。
【0060】この第1変形例のアンテナの寸法について
の基本的な設計思想は、縦長yについては、視界確保と
車検証を囲うことの要請から、7cm〜10cmの範囲に設
定する。もしyをy=7〜10cmに設定すると、この長
さに適応する周波数帯λは、ガラスの短縮率をαとする
と、 λ=(4y/α) に相当し、この波長はUHF帯のTV電波である。第1
変形例のアンテナは枠状アンテナの一種であり、枠状ア
ンテナの特性として、その横長xを長くとることにより
周波数帯の帯域を広げることができるという性質があ
る。そこで、第1変形例では、横長xを十分に長く、例
えば、22cmに設定することにより、VHF帯域にも受
信帯域を拡張することに成功している。
【0061】図59〜図64は、第1変形例に係る凹型
アンテナの、それぞれ、FM周波数帯(88〜110MH
z)、VHF周波数帯(170〜225MHz)、UHF周
波数帯(470〜770MHz)の電波(水平偏波)を受
信したときの感度特性(図59,図61,図63におい
て曲線I)を示す。尚、比較対象として、第1実施例の
アンテナ20(即ち横長枠状の)アンテナの特性(同じ
く曲線II)と第1実施例のアンテナ30(即ち丸枠状
の)アンテナの特性(同じく曲線III)を同図に示す。
第1変形例の凹型アンテナは、各周波数帯域で、−1
3.7〜−16.2dB(図60,図62,図64参
照)と実用上差し支えないアンテナ感度を示している。
【0062】尚、図59〜図64の実験については、各
アンテナのアースとして、後に述べる「開放型アース
線」を用いた。そして、アンテナ20の「開放型アース
線」の長さを30cmに、アンテナ30のアース線の長さ
を15センチとした。 〈第1実施形態の第2変形例〉この第2変形例は、FM
帯域を対象にしたアンテナ120である。第1実施形態
ではTV用とFM用アンテナとしてアンテナ10があっ
たが、この第2変形例では、ラジオのFM電波やVIC
S(Vehicle Information & Communication System)用の
電波をダイバーシテイで受信することを目的としてい
る。
【0063】第2変形例のアンテナ120の形状を図6
5に示す。FM帯域の受信感度の向上を図って第1変形
例(y=22cm)よりも横方向にさらに長く(35cm)
している。図66に示すように、2つのアンテナ120
を設けることによりダイバーシテイシステムを構成して
いる。この第2変形例の設計思想は、第1変形例のそれ
と基本的に同じであるが、FM受信を主目的にするため
に、横幅xを(1),(2)式(さらに、x=7〜10
cm)を満足する範囲で最大限に長くしている。
【0064】尚、図66に示すように、アンテナ120
がベース100と干渉しないならば、切り欠きは第2変
形例おいては不要となる。図67に、第2変形例のアン
テナ120のFM電波領域での受信感度特性を示す。こ
の時、平均感度Pw-AVは−10.5dBを示し、VI
CS用アンテナとして十分の性能を有していることが分
かる。
【0065】尚、図1に示した法的規制を考慮した第2
変形例の好ましい範囲は、 x≧30cm、 7cm≦y≦10cm となる。 〈アース板の改良〉第1実施形態のアース板はクリップ
で挟む方法を採用しているために、アース板とクリップ
が外れやすい。この短所を改良したのが図68のアース
板で、アースのリード線とアース板とを溶接している。
【0066】図68のアース板は第1実施形態のみなら
ず、これから説明する第2,第3実施形態のアンテナの
アースに、さらには、あらゆる種類の接地型アンテナに
適用可能である。 〈端開放型アース線〉…第1実施形態〜第3実施形態に
共通 第1実施形態のアンテナは全て図7のような形状のアー
ス板、または図68のアース板を用いていた。しかし、
このようなアース板は、ユーザが簡単取り付け可能であ
るという長所を持つ反面、その取り付けに工数を要し、
又、全ての車両に可能というわけでもない。
【0067】これから説明する端開放型アース線は、ア
ース板などを一切用いないで、折り曲げ自在な導体線の
みからなるアースである。この開放型アース線は全ての
接地型アンテナに適用可能である。図69に開放型アー
ス線を用いたフィーダ組体を示す。図中、150はジョ
イントボックスで、第1実施形態のアンテナ10,2
0,30などの端部11,21,31が挿入されるスリ
ット155を有する。このボックス150には、フィー
ダ線152とアース線151が接続されている。フィー
ダ線にはノイズ取りなどの目的のためのフェライトコア
53とコネクタ154が取り付けられている。コネクタ
154は目的に応じてFMラジオまたはTVチューナま
たはVICS用端末機(不図示)に接続される。
【0068】フィーダ線152は、図70,図71に示
すように、信号用の芯線156の廻りに網状のシールド
が巻かれている。ボックス150内には、上記アンテナ
の端部が係止するための弾性を有するバネ体158が設
けられ、このバネ体158に前記芯線156が接続され
ている。又、シールドはまとめられてアースリード線1
57となり、リード線158はさらに太いアース芯線1
57に接続されている。アース芯線159は絶縁性の被
覆によって覆われ、全体でアース線151となる。
【0069】このようなアース線組体がアンテナ10に
接続されてフロントガラスに取り付けられた様子を図1
16に示す。端開放型アースは、その端部160が解放
されていることが特徴で、特に車体に接地されているこ
とはない。端部が解放されていてもアースとしての機能
を有する。その理由を図72〜図75を用いて説明す
る。
【0070】図72は通常の従来の接地型アンテナの構
造を示し、図示するように、フィーダ線のアース線は車
体に接地されている。一方、図73〜図75は本発明の
実施形態としての端開放型アース線の原理を説明する。
図73のように、任意の長さの端開放型アース線の一端
を解放すると、アース線151と車体金属とは伝送線路
を形成する。このときのアース線上の電圧分布は、アー
ス151に沿って図73の曲線171のようなカーブを
有する。即ち、アース線上の電位は、次第に低下する傾
向を有する。ここで、図74に示すように、アース線1
51の長さを受信電波の波長λの1/4に設定すると、線
路上の電圧分布はカーブ173(図74)のようにな
り、伝送線路の性質から点172から見たこの伝送線路
のインピーダンスは0となり、点172における電位は
車体電位と等しくなる。即ち、図75に示すように、長
さをλ/4に設定した端開放型アース線は、点172に
おいて車体に直接アースしたアース線と等価になる。
【0071】図73〜図75の例では、伝送線路を形成
するアース線と車体との間には空気層が存在するが、任
意の材質(線路短縮率δとする)の絶縁体が間に介在す
れば、端開放型アース線の好ましい長さは、 (λ/4)・δ …(5) となる。
【0072】ここで重要なことは、端開放型アース線は
フィーダ線に平行である必要はなく、車体ボデイと伝送
線路を形成する目的のために車体ボデイの金属部分に接
触しなくとも沿っていればよいことになる。また、端開
放型アース線は、もしアース線を設定すべき位置が空隙
が狭いような場所である場合には、車体ボデイに沿わせ
るために折り曲げ自在な導体であることが好ましい。
【0073】また、端開放型アース線を車体ボデイ内に
組み込むことの容易性を考えれば、図69において、フ
ィーダ線152とアース線151とを互いに絶縁し、さ
らに両線を車体ボデイと絶縁されるように絶縁被覆で覆
うことが好ましい。かくして、端開放型アース線は、ネ
ジ止め、接着、接地パターンなどの何らかの構成が必要
であった従来のアース方法または本実施形態のアース板
(図11)に比して、アースをとることが極めて簡易に
なるという効果がある。
【0074】組立上極めて有利な構成を有する端開放型
アース線のアースとしての性能を以下に説明する 図76〜図81は、第1実施形態の凸型アンテナ10に
端開放型アース線を接続して、90MHz〜230MHzの帯
域のTV電波を受信した際に、端開放型アース線の長さ
を色々と変えたときのVSWR特性を示す。比較のため
に、図82に同アンテナ10と図11のアース板とを組
み合わせたときのVSWR特性図を、図83に同アンテ
ナ10にアースを設けないときのVSWR特性図を、図
84に同アンテナ10を車体に直接アース(アース線の
長さは15cm程度)したときのVSWR特性図を示す。
ボデイへの直接アースもしくはアース板を設けること
が、アースの機能を最大限に発揮させ得るという観点か
らみて最も好ましいとすれば、図82もしくは図84に
示したVSWR特性がアンテナ10(図3)のためのア
ースとしては理想的であり、従って、このVSWR特性
に最も近い図80若しくは図81の特性を有する端開放
型アース線、即ち、長さ50cm〜60cmのアース線が好
ましいということになる。
【0075】このように、端開放型アース線の長さを受
信電波の波長に応じてδ・λ/4(ここで、δはアース
線と車体との間に介在する物質の線路短縮率)に設定す
ることにより、設定が簡単で最適な受信性能のアース線
を提供することができる。次に、端開放型アース線の受
信感度に与える影響について説明する。図85〜図92
は、図3に示した凸型アンテナ10(図面上ではT型ア
ンテナとも呼ぶ)の受信感度を示す。図85,図87,
図89,図91において、曲線Iは端開放型アース線を
アンテナ10に接続したときのアンテナ10の特性を、
破線IIは比較対象のアース板(図7)をアンテナ10に
接続したときのアンテナ10の特性を示す。特に、図8
5,図86は88〜110MHz帯の電波を受信するため
に端開放型アース線の長さを90cmに設定したときの受
信感度を示し、図86から感度としては十分な平均感度
−13.3dBを得ていることが分かる。また、図8
7,図88は170〜225MHz帯の電波を受信するた
めに端開放型アース線の長さを53.5cmに設定したと
きの受信感度を示し、図88から感度としては十分な平
均感度−12.3dBを得ていることが分かる。また、
図89,図90は170〜225MHz帯の電波を受信す
るために端開放型アース線の長さを30cmに設定したと
きの受信感度を示し、図90から感度としては十分な平
均感度−12.3dBを得ていることが分かる。また、
図91,図92は470〜770MHz帯の電波を受信す
るために端開放型アース線の長さを20cmに設定したと
きの受信感度を示し、図92から感度としては十分な平
均感度−17.4dBを得ていることが分かる。
【0076】また、図85,図87,図89,図91の
グラフは端開放型アース線がその長さを適切に設定すれ
ばアース板に遜色のない特性を発揮することを物語って
いる。図95は、470〜770MHz帯の電波を図4の
長枠形状のアンテナ20により受信した場合の感度を示
し、図中、実線Iは端開放型アース線の長さを10cmに
設定し、破線IIはアース板を用いたときの特性を示す。
【0077】以上の種々の実験から、端開放型アース線
をアンテナ10のような凸型アンテナに適用した場合に
は、その横方向最大長さxと縦方向の最大長さyについ
て、 y≦α・λ/4 x≦60cm−y を満たすように設定し、さらにウインドガラスの視界範
囲上端から10cm位置よりも下方位置にある部分の幅を
6.6cm以下に設定すれば、好ましいアンテナ装置とす
ることができることが分かる。
【0078】また、端開放型アース線を図4のような矩
形形状のアンテナについて適用した場合には、そのアン
テナの横方向最大長さxと縦方向の最大長さyとは、 5cm≦x≦40cm 3cm≦y≦10cm であることが好ましい結果を得た。
【0079】また、端開放型アース線を図5の7cm内径
の丸形アンテナに適用した場合には、そのアンテナの横
方向最大長さxと縦方向の最大長さyとを、 y≦α・λ/4 x≦60cm−y であることが好ましい結果を得た。
【0080】〈第2実施形態〉…サイドガラスアンテナ この第2実施形態は、本発明のガラスアンテナをサイド
ガラスに適用するものである。特にワゴン型の車両の場
合にはサイドガラスは開け閉めされることがなく、そこ
にガラスアンテナを設けても問題はない。また、VIC
S用のアンテナはTV用のアンテナとは別個に設ける必
要があるために、VICS用アンテナを第1実施形態
(図57)のようにフロントガラスに設けると、フロン
トガラスは多くのアンテナ線で占められてしまい、車両
の種類によっては好ましくない場合がある。第2実施形
態のアンテナは、VICS用アンテナをサイドガラスに
設けるものである。
【0081】第2実施形態のガラスアンテナは枠形状の
アンテナを採用し、さらに第1実施形態のガラスアンテ
ナの設計手法(1,2式及び図30の設計条件)を適用
した。図97は第2実施形態の枠形状ガラスアンテナ2
00のサイドガラスへの取り付け状態を示す。図97の
アンテナ200には、第1実施形態の端開放型アース線
(図69)を接続した。図97のアンテナ200は、第
1実施形態の枠形状アンテナの特徴を全て具備すること
になる。また、アンテナ200を端開放型アース線に接
続することにより、第1実施形態の端開放型アース線の
特徴を全て受け継ぐことになる。
【0082】第2実施形態のガラスアンテナに上記
(1),(2)式及び図30の設計条件を適用すると、 x≦30cm 20cm≦y≦40cm が第2実施形態のガラスアンテナに好ましい寸法とな
る。
【0083】第2実施形態の枠状ガラスアンテナは、上
記設計条件を満足すれば、そのアースを、特に端開放型
アース線に限定することはない。図98に、アンテナ2
00をアース板に接続した時の取り付け状態を示す。図
100〜図110は、第2実施形態のVICS用枠型ア
ンテナ200に端開放型アース線を接続して、76MHz
〜108MHzの帯域のTV電波を受信した際に、端開放
型アース線の長さを色々と変えたときのVSWR特性を
示す。比較のために、図99にアース無しの時の特性
を、図111に同アンテナ200とアース板とを組み合
わせたときのVSWR特性図を、図112に同アンテナ
200を車体に直接アースしたときのVSWR特性図を
示す。
【0084】図111のVSWR特性は、アース板を設
けた第2実施形態のアンテナ200はVICS帯域のF
M電波の受信に好適であることを物語っている。また、
図100〜図110のグラフから、端開放型アース線に
接続した第2実施形態のアンテナ200をVICS帯域
のFM電波の受信に用いる場合には、端開放型アース線
の長さを80センチ(図107)または90cm(図10
8)に設定することが好適であることが分かる。
【0085】図113,図114に、端開放型アース線
の長さを90cmに設定してVICS用アンテナ200を
サイドガラスに設けたときの受信感度特性を示す。尚、
図113において、破線は比較対象の、アースを直接ボ
デイにとったときの特性を示す。 〈第3実施形態〉本発明の第3実施形態として、リアウ
インドガラス設けたガラスアンテナを提案する。この第
3実施形態のガラスアンテナは、第1,第2実施形態に
用いられた枠型アンテナをリアウインドガラスに展設す
るものである。
【0086】図115に、本発明の第3実施形態のガラ
スアンテナ270をリアウインドガラスに展設した車両
を、車両の内側下方から見た車内の図を示す。図中、2
50はフロントガラス、251,252はサイドガラ
ス、253はリアガラスである。リアガラス253には
デフォッガ254が展設され、デフォッガ254の車幅
方向の中央には垂直にアンテナ導体線262が張られて
いる。この導体262は、デフォッガ254の各熱線と
垂直に交差すると共に直流的に接続されている。
【0087】リアウインドガラス253の上部にはデフ
ォッガ熱線が張られていない領域があり、この空白領域
に、ラジオ(若しくはTV)用のアンテナ260,26
1と、VICS用のアンテナ270が展設されている。
尚、図115において、アンテナ260,261の形状
は目の字形状、VICS用のアンテナ262は枠形状を
している。
【0088】アンテナ260,261の最下位の幅方向
の導体線は、デフォッガ254の最上位の熱線254t
に近接している。従って、アンテナ260,261のそ
れぞれは、デフォッガ内に垂直方向に設けられた導体線
262と、デフォッガ熱線254tを介して容量結合し
ている。同様に、VICS用のアンテナ270も導体ア
ンテナ262と容量結合している。
【0089】3つのアンテナ線がアンテナ導体262と
容量結合するためには次のようにする。即ち、アンテナ
270,260,261の垂直方向の長さを一般的にy
とし、長さLのアンテナ導体262によるアンテナ短縮
率をωとすると、 20cm≦y+ω・L≦70cm を満足するように、夫々のアンテナの縦方向yの長さを
調整する。尚、容量結合が端開放型アース線についての
詳細は本発明の発明者たちによる特願平6−20576
7号に詳細に説明されている。この場合、特にVICS
用のアンテナ270については、前述の(1),(2)
式を満足させると共に、図30に示された設計条件も満
足させることが必要となる。すると、アンテナ270に
ついては、 x≦30cm 20cm≦y+ωL≦40cm が好ましい寸法となる。
【0090】VICS用アンテナ270のアースは、前
述の端開放型アース線を用いた。第3実施形態のアンテ
ナシステムによると、ラジオ用及びTV用電波並びにV
ICS用電波を受信するダイバーシテイシステムが提供
できる。この第3実施形態のアンテナシステムでは、第
1実施形態のアンテナの長所並びに、端開放型アース線
の長所を全て受け継ぐことになる。
【0091】〈更なる変形〉上記第1〜第3実施形態
は、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で種々変形ができ
る。 :第1実施形態〜第3実施形態のガラスアンテナの形
状は、凸型(T型)、長枠型、丸形であったが、本発明
は枠形状であるアンテナであれば適用可能である。この
場合、その枠は給電点近傍に存在すればよい。
【0092】:第1実施形態〜第3実施形態の枠型ガ
ラスアンテナに適用される式(2)式はガラスが下地で
あるがために60cmを条件にしていたが、もし下地がガ
ラス以外の素材(線路短縮率γ)であるならば、(2)
式の60cmは一般的に所定の100×γcmとなる。下地
の短縮率γがガラスのそれ(α≒0.6)よりも小さけ
れば、100×γは60cmよりも小さい値となり、この
場合、アンテナ自体の大きさを小型化することができ
る。 :第1実施形態〜第3実施形態に用いられる端開放型
アース線は、フィーダ線と一緒に束ねられる形態で用い
られるものであったが、本発明に適用されるアース線は
それに限定されず、例えば、端開放型アース線を薄く細
いシート上の導体を用いて、この導体を端開放型アース
線としてフィーダ線と離してガラス面上に展着しても良
い。尚、フィーダ線のシールドと導体との接続はジョイ
ントボックス内で行われる。この場合、アース線と車体
のボデイとの間には、ガラス(短縮率α)が存在するこ
とになるので、(5)式に従って、この端開放型アース
線の最適長は(λ/4)・αとなる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視界を確保しつつ且つ高い性能を確保したガラスアンテ
ナを提供し、またそのようなガラスアンテナを簡単に設
計することができる。また、アンテナ下地の選択によっ
てアンテナの大きさを制御することができる。
【0094】また、リアデフォッガを有効利用すること
によって種々の周波数帯域のアンテナを設定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のアンテナシステムが
適用された車両のフロントガラスを示す図。
【図2】 図1のアンテナを自動車に取り付けたときの
その自動車の外観図。
【図3】 図1のシステムに適用されるアンテナ10の
構成を示す図。
【図4】 図1のシステムに適用されるアンテナ20の
構成を示す図。
【図5】 図1のシステムに適用されるアンテナ30の
構成を示す図。
【図6】 図1のアンテナが展着される前のアンテナ製
品の構造を示す断面図。
【図7】 図1のアンテナにアース板の構成を示す図。
【図8】 図1のアンテナシステムをどのように設置す
るかを車内において眺めた図。
【図9】 アンテナをアース板に接続するためのアダプ
タの構成を示す図
【図10】 アース板の構成を示す図。
【図11】 アース板が車体と容量結合する様子を説明
する図。
【図12】 アース板が車体と容量結合する様子を説明
する図。
【図13】 アースを接続するための金具の変形例を示
す図。
【図14】 y=5cmとしたときのxを色々と変えたと
きの平均受信感度の変化を示す図。
【図15】 y=5cmとしたときのxを色々と変えたと
きの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化を
示す図。
【図16】 y=10cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図17】 y=10cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図18】 y=15cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図19】 y=15cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図20】 y=20cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図21】 y=20cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図22】 y=25cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図23】 y=25cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図24】 y=30cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図25】 y=30cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図26】 y=35cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図27】 y=35cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図28】 y=40cmとしたときのxを色々と変えた
ときの平均受信感度の変化を示す図。
【図29】 y=40cmとしたときのxを色々と変えた
ときの評価周波数範囲内で平均を取った受信感度の変化
を示す図。
【図30】 実施形態のアンテナシステムの高さxと幅
yとの関係を示すグラフ図。
【図31】 x=10cm、y=10cmとして給電位置を
変えたときの受信感度の変化を示す図。
【図32】 x=15cm、y=10cmとして給電位置を
変えたときの受信感度の変化を示す図。
【図33】 x=20cm、y=10cmとして給電位置を
変えたときの受信感度の変化を示す図。
【図34】 x=25cm、y=10cmとして給電位置を
変えたときの受信感度の変化を示す図。
【図35】 x=30cm、y=10cmとして給電位置を
変えたときの受信感度の変化を示す図。
【図36】 x=10cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図37】 x=15cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図38】 x=20cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図39】 x=25cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図40】 x=30cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図41】 x=35cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図42】 x=40cm、y=3cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図43】 x=5cm、y=5cmとして給電位置を変え
たときの受信感度の変化を示す図。
【図44】 x=10cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図45】 x=15cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図46】 x=20cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図47】 x=25cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図48】 x=30cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図49】 x=35cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図50】 x=40cm、y=5cmとして給電位置を変
えたときの受信感度の変化を示す図。
【図51】 図1のアンテナシステムにおいて、y=3
cmとしてアンテナ幅を変化させたときのUHF受信特性
を示す図。
【図52】 図1のアンテナシステムにおいてアンテナ
幅を変化させたときのUHF受信特性(評価周波数にお
ける平均受信感度)を示す図。
【図53】 図1のアンテナシステムにおいて、y=5
cmとしてアンテナ幅を変化させたときのUHF受信特性
を示す図。
【図54】 図1のアンテナシステムにおいてアンテナ
幅を変化させたときのUHF受信特性(評価周波数にお
ける平均受信感度)を示す図。
【図55】 図1のアンテナシステムにおいて、y=1
0cmとしてアンテナ幅を変化させたときのUHF受信特
性を示す図。
【図56】 図1のアンテナシステムにおいてアンテナ
幅を変化させたときのUHF受信特性(評価周波数にお
ける平均受信感度)を示す図。
【図57】 上記第1変形例のアンテナの形状を説明す
る図。
【図58】 第1実施形態の第1変形例に係るアンテナ
を適用した車両フロントガラスを示す図。
【図59】 上記第1変形例のアンテナの88〜110
MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図60】 上記第1変形例のアンテナの88〜110
MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図61】 上記第1変形例のアンテナの170〜22
5MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図62】 上記第1変形例のアンテナの170〜22
5MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図63】 上記第1変形例のアンテナの470〜77
0MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図64】 上記第1変形例のアンテナの470〜77
0MHz帯の電波に対する受信特性を説明する図。
【図65】 上記第2変形例のアンテナの形状を説明す
る図。
【図66】 第1実施形態の第2変形例に係るアンテナ
を適用した車両フロントガラスを示す図。
【図67】 上記第2変形例に係るアンテナのFM電波
に対する受信特性を示す図。
【図68】 第1実施形態のアンテナに用いられるアー
ス板の変形例を説明する図。
【図69】 本発明の第1実施形態〜第3実施形態のア
ンテナに用いられる端開放型アース線の構成を説明する
図。
【図70】 図69の端開放型アース線の一部を詳細に
説明する図。
【図71】 図69の端開放型アース線の一部を詳細に
説明する図。
【図72】 通常の接地型アンテナのボデイアースを説
明する図。
【図73】 実施形態の端開放型アース線の原理を説明
する図。
【図74】 実施形態の端開放型アース線の原理を説明
する図。
【図75】 実施形態の端開放型アース線の原理を説明
する図。
【図76】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ10cm)を示す図。
【図77】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ20cm)を示す図。
【図78】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ30cm)を示す図。
【図79】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ40cm)を示す図。
【図80】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ50cm)を示す図。
【図81】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース線の長さ60cm)を示す図。
【図82】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース板を用いる)を示す図。
【図83】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アース無し)を示す図。
【図84】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
のVSVR特性(アースをボデイに直結)を示す図。
【図85】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(88〜110MHz帯)を示す図。
【図86】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(88〜110MHz帯)を示す図。
【図87】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(170〜225MHz帯、アース長さ=5
3.5cm)を示す図。
【図88】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(170〜225MHz帯、アース長さ=5
3.5cm)を示す図。
【図89】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(170〜225MHz帯、アース長さ=30c
m)を示す図。
【図90】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(170〜225MHz帯、アース長さ=30c
m)を示す図。
【図91】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(470〜770MHz帯、アース長さ=20c
m)を示す図。
【図92】 第1実施形態の凸(T)型枠形状アンテナ
の受信特性(470〜770MHz帯、アース長さ=20c
m)を示す図。
【図93】 第1実施形態の長枠形状アンテナの受信特
性(170〜225MHz帯、アース長さ=30cm)を示
す図。
【図94】 第1実施形態の長枠形状アンテナの受信特
性(170〜225MHz帯、アース長さ=30cm)を示
す図。
【図95】 第1実施形態の長枠形状アンテナの受信特
性(470〜770MHz帯、アース長さ=10cm)を示
す図。
【図96】 第1実施形態の長枠形状アンテナの受信特
性(470〜770MHz帯、アース長さ=10cm)を示
す図。
【図97】 本発明の第2実施形態のガラスアンテナ
(端開放型アース線取り付け)が適用された車両のサイ
ドガラスを示す図。
【図98】 本発明の第2実施形態のガラスアンテナ
(アース板取り付け)が適用された車両のサイドガラス
を示す図。
【図99】 第2実施形態のアンテナのVSWR(アー
ス無し)特性図。
【図100】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=10cm)特性図。
【図101】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=20cm)特性図。
【図102】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=30cm)特性図。
【図103】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=40cm)特性図。
【図104】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=50cm)特性図。
【図105】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=60cm)特性図。
【図106】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=70cm)特性図。
【図107】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=80cm)特性図。
【図108】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=90cm)特性図。
【図109】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=100cm)特性図。
【図110】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース線長=110cm)特性図。
【図111】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ア
ース板取り付け)特性図。
【図112】 第2実施形態のアンテナのVSWR(ボ
デイに直接)特性図。
【図113】 第2実施形態のアンテナの受信特性を示
す図。
【図114】 第2実施形態のアンテナの受信特性を示
す図。
【図115】 本発明の第3実施形態に係るアンテナを
取り付けた車両のリアウインドガラスを説明する図。
【図116】 前記第1実施形態に係るアンテナを端開
放型アース線を用いてフロントガラスに取り付けたとき
の取り付け状態を示す図。
【図117】 本発明の第1実施形態〜第3実施形態に
係るアンテナに適用可能な端開放型アース線の他の形態
を説明する図。

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラス上に設けられるガラスア
    ンテナであって、 実質的に給電点として機能する給電部からの前記ガラス
    アンテナのパターンの縦方向最大長さyが、受信周波数
    の波長をλ、ガラス短縮率をαとすると、 y≦λ/4・α に設定され、前記ガラスアンテナのパターンの横方向の
    最大長さxが所定の定数長βに対して、 β−y≧x に設定されたことを特徴とするガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記定数長βは略60cmであることを特
    徴とする請求項1に記載のガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】 ウインドガラス上に設けられアースをと
    られた接地型ガラスアンテナであって、 実質的に給電点として機能する給電部からの前記ガラス
    アンテナのパターンの縦方向最大長さyが、受信周波数
    の波長をλ、ガラス短縮率をαとすると、 y≦λ/4・α に設定され、前記ガラスアンテナのパターンの横方向の
    最大長さxが前記yに対して、 60cm−y≧x に設定されたことを特徴とするガラスアンテナ。
  4. 【請求項4】 8≦y≦40cm、x≦30cmであること
    を特徴とする請求項2,3に記載のガラスアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記ウインドガラスは自動車のフロント
    ウインドガラスであって、前記アンテナのパターンは、 前記ガラスの視界を妨げない部分の上端から下方に所定
    距離だけ離間した位置よりも下方において、前記横寸法
    xが6.6cm以下である形状を有することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のガラスアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記ウインドガラスは自動車のフロント
    ウインドガラスであって、前記アンテナのパターンは、 前記ガラスの視界を妨げない部分の下端から上方に所定
    距離だけ離間した位置よりも上方において、前記横寸法
    xが6.6cm以下である形状を有することを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のガラスアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記ガラスアンテナのパターンは枠形状
    をなしており、少なくとも車検証シールが貼られる位置
    の近傍に、車検証シールを囲む大きさを有することを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のガラスアン
    テナ。
  8. 【請求項8】 前記ガラスアンテナのパターンはx>y
    である矩形形状をしており、このアンテナの給電部が前
    記矩形の上辺もしくは下辺に設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載のガラスアンテ
    ナ。
  9. 【請求項9】 5cm≦x≦40cm、3cm≦y≦10cmで
    あり受信帯域がUHFであることを特徴とする請求項1
    又は8のいずれかに記載のガラスアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記ガラスアンテナのパターンは定期
    点検シールが貼られる位置に設けられ、そのシールを囲
    う大きさを有する中空形状を有することを特徴とする請
    求項9に記載のガラスアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記ガラスアンテナの形状は丸形状で
    あることを特徴とする請求項10に記載のガラスアンテ
    ナ。
  12. 【請求項12】 前記ガラスアンテナのパターンの大き
    さは室内後方ミラーよりも大きいことを特徴とする請求
    項7に記載のガラスアンテナ。
  13. 【請求項13】 前記アンテナは接地型アンテナであ
    り、このアンテナに接続する接地部材は車体の金属製部
    材と交流的に結合することを特徴とする請求項1乃至1
    2のいずれかに記載のガラスアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記接地部材は、磁性を帯びた部分を
    有し、この部分が前記車体の金属製部材と引き合うこと
    により、前記接地部材と前記車体の金属製部材との距離
    を一定に保つことを特徴とする請求項1乃至12のいず
    れかに記載のガラスアンテナ。
  15. 【請求項15】 前記ガラスアンテナは、その表面に展
    着された粘着性層により前記ガラス表面に展着されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のガ
    ラスアンテナ。
  16. 【請求項16】 前記金属製部材と容量結合することを
    特徴とする請求項13に記載のガラスアンテナ。
  17. 【請求項17】 ウインドガラス上に設けられるガラス
    アンテナであって、実質的に給電点として機能する給電
    部からの前記ガラスアンテナのパターンの縦方向の最大
    長さyが、受信周波数の波長をλ、ガラス短縮率をαと
    すると、 y≦λ/4・α に設定され、 前記ガラスアンテナのパターンの横方向の最大長さxを
    大きくとるときは縦方向長さyを小さくとられ、縦方向
    長さyを大きくとるときは横方向長さxを小さくとられ
    たことを特徴とするガラスアンテナ。
  18. 【請求項18】 ウインドガラス上にガラスアンテナを
    設ける方法であって、 実質的に給電点として機能する給電部からの前記ガラス
    アンテナのパターンの縦方向の最大長さyを、受信周波
    数の波長をλ、ガラス短縮率をαとすると、 y≦λ/4・α に設定し、前記ガラスアンテナのパターンの横方向の最
    大長さにより帯域の広がりを調整し、 前記パターンの縦方向長さにより受信周波数帯を決定す
    ることを特徴とするガラスアンテナの設定方法。
  19. 【請求項19】 前記ウインドガラスは自動車のフロン
    トウインドガラスであって、前記パターンを、 前記ガラスの視界を妨げない部分の上端から所定距離だ
    け下方に離間した位置よりも下方における横寸法を6.
    6cm以下に設定することを特徴とする請求項18に記載
    のガラスアンテナの設定方法。
  20. 【請求項20】 前記ウインドガラスは自動車のフロン
    トウインドガラスであって、前記パターンを、 前記ガラスの視界を妨げない部分の下端から所定距離だ
    け上方に離間した位置よりも上方における横寸法を6.
    6cm以下に設定することを特徴とする請求項18に記載
    のガラスアンテナの設定方法。
  21. 【請求項21】 横寸法を5cm乃至40cmの範囲内と
    し、縦寸法を3cm乃至10cmの範囲内とすることによ
    り、UHF帯域用に設定することを特徴とする請求項1
    8に記載のガラスアンテナの設定方法。
  22. 【請求項22】 前記所定距離は10cmであることを特
    徴とする請求項5又は6のいずれかに記載のガラスアン
    テナ。
  23. 【請求項23】 前記所定距離は10cmであることを特
    徴とする請求項19又は20のいずれかに記載のガラス
    アンテナの設定方法。
  24. 【請求項24】 前記給電部が前記矩形の前記上辺若し
    くは下辺の端部近傍に設けられていることを特徴とする
    請求項8に記載のガラスアンテナ。
  25. 【請求項25】 下地の平面に沿って配設されたアンテ
    ナパターンを有するアンテナであって、 実質的に給電点として機能する給電部からの前記アンテ
    ナパターンの縦方向の最大長さをyは、受信電波の波長
    をλ、前記下地となる物質の短縮率をα’とすると、 y≦λ/4・α’ に設定され、前記アンテナのパターンの横方向の最大長
    さxが前記yに対して、 x≦100cm×α’−y に設定されたことを特徴とするアンテナ。
  26. 【請求項26】 x≦30cm、20cm≦y≦40cmに設
    定されたことを特徴とする請求項2に記載のガラスアン
    テナ。
  27. 【請求項27】 車両のサイドガラス設けられたことを
    特徴とする請求項26に記載のガラスアンテナ。
  28. 【請求項28】 前記ガラスにはリア用デフォッガと、
    そのデフォッガの車幅方向略中央部に長さLの縦型導体
    とを有し、前記アンテナと縦型導体との短縮率をωとす
    ると、 x≦30cm、 20cm≦y+ωL≦40cm に設定されたことを特徴とする請求項2に記載のガラス
    アンテナ。
  29. 【請求項29】 前記給電部はウインドガラスの上部若
    しくは下部に設けられ、さらに、 7cm≦x≦30cm、 7cm≦y≦10cm に設定されたことを特徴とする請求項2に記載のガラス
    アンテナ。
  30. 【請求項30】 前記パターンは、車両のウインドガラ
    スの上部の視界を妨げない領域の上端から所定距離の範
    囲内に設けられたことを特徴とする請求項2または29
    に記載のガラスアンテナ。
  31. 【請求項31】 前記所定距離は10cmであることを特
    徴とする請求項30に記載のガラスアンテナ。
  32. 【請求項32】 前記パターンは車検証シールを囲む位
    置に設けられることを特徴とする請求項30または31
    に記載のガラスアンテナ。
  33. 【請求項33】 前記給電部はウインドガラスの上部若
    しくは下部に設けられ、さらに、 x≧30cm、 7cm≦y≦10cm に設定されたことを特徴とする請求項2に記載のガラス
    アンテナ。
  34. 【請求項34】 前記パターンは、車両のウインドガラ
    スの上部の領域であって、視界を妨げない前記領域の上
    端から所定距離の範囲内に設けられたことを特徴とする
    請求項33に記載のガラスアンテナ。
  35. 【請求項35】 前記所定距離は10cmであることを特
    徴とする請求項34に記載のガラスアンテナ。
  36. 【請求項36】 前記パターンは車検証シールを囲む位
    置に設けられることを特徴とする請求項34または35
    に記載のガラスアンテナ。
  37. 【請求項37】 前記パターンは貼られた車検証シール
    の側部に設けられることを特徴とする請求項34または
    35に記載のガラスアンテナ。
  38. 【請求項38】 前記パターンは、複数の別個独立のア
    ンテナ線を含み、これらのアンテナ線がダイバーシテイ
    システムを構成することを特徴とする請求項35乃至3
    7のいずれかに記載のガラスアンテナ。
JP8056500A 1995-08-28 1996-03-13 ガラスアンテナ、アンテナおよびその設定方法 Pending JPH09130124A (ja)

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