JPH09130080A - 電波吸収プレキャスト板 - Google Patents

電波吸収プレキャスト板

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JPH09130080A
JPH09130080A JP32346795A JP32346795A JPH09130080A JP H09130080 A JPH09130080 A JP H09130080A JP 32346795 A JP32346795 A JP 32346795A JP 32346795 A JP32346795 A JP 32346795A JP H09130080 A JPH09130080 A JP H09130080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
metal fitting
radio wave
concrete
molded body
Prior art date
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Pending
Application number
JP32346795A
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English (en)
Inventor
Kazuma Kato
一馬 加藤
Kazuyuki Nakajima
和幸 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金具を用いてタイルのコンクリートへの固定を
補強し、成形性及び生産性に優れた平板状のプレス成形
タイルを用いることができるようにする。 【解決手段】タイル裏面にフエライト成形体を配設し、
タイル側面に穿設したスリットへ金具を取り付けるか又
はタイル裏面側に形成した装着孔若しくはタイルの前後
を貫通する貫通孔へ金具を取り付け、タイル裏面とフエ
ライト成形体と金具とを一体的にコンクリートへ埋設す
る。更に、前記金具は、タイル側面をタイル表面側の目
地幅が広くなるようなテーパー面とし、このテーパー面
に沿った形状の金具を用いるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層建築物等の電
波障害を引き起こす建物の壁面に設置される電波吸収プ
レキャスト板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、高層建築物は鉄骨、鉄筋、金属板
等の電波反射体を多く使用しており、乱反射した電波に
より電波障害を引き起こしている。そのため、高層建築
物の外壁面には、図6に示すような電波吸収機能を有す
るフエライト成形体1を埋め込んだプレキャスト板2が
用いられている。
【0003】このプレキャスト板2は、裏面側に脚3,
3を突設したタイル4を準備し、脚3どうしの間にフエ
ライト成形体2を配設し、該フエライト成形体2と脚3
との間に伸縮性緩衝材5を介在させている。そして、脚
3の上に金網6を配設し、全体をコンクリート7で一体
的に成形している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電波吸収プ
レキャスト板2にあっては、タイル4の裏面側にフエラ
イト成形体1を配設して電波吸収機能を持たせる関係
上、タイル4とコンクリート7とが直接に接着する面積
がフエライト成形体1の分だけ減少し、接着強度が低下
するという問題がある。
【0005】そのため、この電波吸収プレキャスト板2
にあっては、タイル4の裏面側に脚3,3を突設して該
脚3,3どうしの間にフエライト成形体1を配設し、脚
3,3を深くコンクリート7の中へ埋設することで十分
な接着強度を確保するようにしている。然しながら、こ
のような脚3,3が突出するタイル4は、通常の平板状
のタイルに比較して特殊なタイル形状となり、プレス成
形ができず、湿式による押出成形によらねばならず、生
産性が悪いという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、金具を用い
てタイルのコンクリートへの固定を補強することによ
り、タイルを成形性及び生産性に優れた平板状にするこ
とのできる電波吸収プレキャスト板を提供せんとするも
のである。
【0007】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、タイル裏面にフエライト
成形体を配設し、タイル側面に穿設したスリットへ金具
を取り付け、タイル裏面とフエライト成形体と金具とを
一体的にコンクリートへ埋設したことを特徴とする電波
吸収プレキャスト板。
【0008】本発明が採用した請求項2の手段は、タイ
ル側面のスリットへ取り付ける金具がH型鋼であること
を特徴とする前記請求項1に記載の電波吸収プレキャス
ト板である。
【0009】本発明が採用した請求項3の手段は、タイ
ル裏面にフエライト成形体を配設し、タイル側面をタイ
ル表面側の目地幅が広くなるようなテーパー面とし、該
テーパー面どうしの間にテーパー面に沿った広がり部を
有する金具を配設し、タイル裏面とフエライト成形体と
金具とを一体的にコンクリートへ埋設したことを特徴と
する電波吸収プレキャスト板。
【0010】本発明が採用した請求項4の手段は、タイ
ル裏面中央に金具取付用の凹部を穿設して金具を嵌合装
着し、タイルどうしに跨がってフエライト成形体を配設
し、タイル裏面と金具とフエライト成形体とを一体的に
コンクリートへ埋設したことを特徴とする電波吸収プレ
キャスト板である。
【0011】本発明が採用した請求項5の手段は、金具
がタイル表面側からタイル裏面側へ貫通して取り付けら
れていることを特徴とする前記請求項4に記載の電波吸
収プレキャスト板である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るも
のであり、図1は電波吸収プレキャスト板8の縦断面
図、図2はコンクリート打設前の状態を示すタイル裏面
側から見た斜視図である。
【0013】同図に示す如く、この実施の形態にあって
は、タイル9を平板状のプレス成形による通常のものと
し、その側面にH型鋼の取付金具10の一端側を嵌合装
着するためのスリット11が適数個穿設されている。図
2に示すタイル9では、スリット11はタイル側面9a
及び9bの全長に及んで形成されている。そして、タイ
ル裏面9cには、電波吸収機能を有するフエライト成形
体12が配設されている。
【0014】電波吸収プレキャスト板8の製造は、成形
型枠の基盤(図示せず)上に、図2に示すように、フエ
ライト成形体12と取付金具10とを装着したものを所
定の目地間隔ごとに並べて配設し、その上にコンクリー
ト13を流し込んで養生硬化させ、これらの全体を一体
成形すればよい。
【0015】このように取付金具10を用いることでタ
イル9を機械的にコンクリート13へ固定することがで
き、タイル裏面9cにフエライト成形体12が配設され
てコンクリート13との接着面積が減少しても十分な取
付強度を確保することが可能である。しかも、タイル9
として、成形性及び生産性に優れた平板状のプレス成形
品を使用することができるという利点もある。
【0016】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
電波吸収プレキャスト板17の縦断面図である。この第
2の実施の形態では、タイル側面9a及び9bをタイル
表面9d側の目地幅が広くなるようなテーパー面とし、
目地部のタイル側面9a及び9bのテーパー面に沿って
広がる二股状の分岐部18を有する取付金具19を目地
部に配置し、この状態でコンクリート13を流し込んで
全体を一体成形している。
【0017】取付金具19の分岐部18でタイル側面9
a及び9bを押さえ込んでタイル9を機械的にコンクリ
ート13へ埋設固定することを除けば、基本的な構成並
びに作用効果は、前記第1の実施の形態の場合と同じで
ある。
【0018】図4は、本発明の第3の実施の形態を示す
電波吸収プレキャスト板20の縦断面図である。この実
施の形態では、タイル裏面9cの中央部に、ボルト状の
取付金具21を嵌合装着するための装着孔22を穿設
し、隣位のタイル9,9の裏面9c,9cに跨がって電
波吸収機能を有するフエライト成形体12を配設してい
る。なお、目地23は、コンクリート打設後の後処理工
程で目地詰め作業を行えばよい。
【0019】また図5は、本発明の第4の実施の形態を
示す電波吸収プレキャスト板24の縦断面図である。こ
の第4の実施の形態では、タイル9の中央部において、
タイル表面9d側からタイル裏面9c側へ貫通して大径
孔と小径孔とが連続して穿設された貫通孔25を形成し
ている。そして、この貫通孔25へタイル表面9d側か
ら取付金具26を嵌合装着し、タイル9どうしに跨がっ
てその裏面側9c及び9cにフエライト成形体12を配
設してコンクリート13を打設している。この実施の形
態の場合も、基本的な作用効果は前述した各実施の形態
の場合と同じである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
平板状のタイルを使用し、該タイルの裏面側の電波吸収
機能を有するフエライト成形体を配設し、タイルを取付
金具を用いてコンクリートへ一体的に埋設するようにし
たから、タイルとコンクリートとの接着強度に加えて取
付金具による機械的な強度が加わり、タイルとコンクリ
ートとの間の取付強度に非常に優れたものを得ることが
可能である。
【0021】また平板状のプレス成形タイルを用いるこ
とができるので、成形性及び生産性に優れており、安価
に且つ大量生産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電波吸収プレ
キャスト板の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電波吸収プレ
キャスト板の製造途中を示すタイル裏面側から見た斜視
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る電波吸収プレ
キャスト板の縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る電波吸収プレ
キャスト板の縦断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る電波吸収プレ
キャスト板の縦断面図である。
【図6】従来の電波吸収プレキャスト板を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
8,17,20,24…電波吸収プレキャスト板 9…タイル 9a,9b…タイ
ル側面 10,19,21,26…取付金具 11…スリット 12…フエライト
成形体 13…コンクリート 22…装着孔 25…貫通孔 25…貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイル裏面にフエライト成形体を配設し、
    タイル側面に穿設したスリットへ金具を取り付け、タイ
    ル裏面とフエライト成形体と金具とを一体的にコンクリ
    ートへ埋設したことを特徴とする電波吸収プレキャスト
    板。
  2. 【請求項2】タイル側面のスリットへ取り付ける金具が
    H型鋼であることを特徴とする前記請求項1に記載の電
    波吸収プレキャスト板。
  3. 【請求項3】タイル裏面にフエライト成形体を配設し、
    タイル側面をタイル表面側の目地幅が広くなるようなテ
    ーパー面とし、該テーパー面どうしの間にテーパー面に
    沿った広がり部を有する金具を配設し、タイル裏面とフ
    エライト成形体と金具とを一体的にコンクリートへ埋設
    したことを特徴とする電波吸収プレキャスト板。
  4. 【請求項4】タイル裏面中央に金具取付用の凹部を穿設
    して金具を嵌合装着し、タイルどうしに跨がってフエラ
    イト成形体を配設し、タイル裏面と金具とフエライト成
    形体とを一体的にコンクリートへ埋設したことを特徴と
    する電波吸収プレキャスト板。
  5. 【請求項5】金具がタイル表面側からタイル裏面側へ貫
    通して取り付けられていることを特徴とする前記請求項
    4に記載の電波吸収プレキャスト板。
JP32346795A 1995-11-06 1995-11-06 電波吸収プレキャスト板 Pending JPH09130080A (ja)

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JPH09130080A true JPH09130080A (ja) 1997-05-16

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