JPH0912953A - 紫外線硬化型インキおよびこれを用いて印刷してなるプリント用紙。 - Google Patents

紫外線硬化型インキおよびこれを用いて印刷してなるプリント用紙。

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JPH0912953A
JPH0912953A JP18838195A JP18838195A JPH0912953A JP H0912953 A JPH0912953 A JP H0912953A JP 18838195 A JP18838195 A JP 18838195A JP 18838195 A JP18838195 A JP 18838195A JP H0912953 A JPH0912953 A JP H0912953A
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ultraviolet
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JP18838195A
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Toru Maruyama
徹 丸山
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Toppan Moore Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近赤外線吸収特性を有するカーボンブラック
等の顔料を含有してなる紫外線硬化型インキにてプレプ
リントを施したプリント用紙を、その後、フラッシュ定
着式NIPにてプリントした際でも、従来のようにプレ
プリントのインキ皮膜が破壊されることなく、さらに、
当該インキ皮膜よりなるプレプリントを波長650〜1
000nmのレーザ光により、光学的に読み取り可能と
する紫外線硬化型インキおよびこれを印刷してなるプリ
ント用紙の提供。 【構成】 赤外線吸収性顔料を含有する紫外線硬化型イ
ンキであって、その組成中に、可塑性を付与する機能を
有するシリコーンオイル類、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル類、N−アルキルピロリドン類の一種、また
は、これらの混合物から選択された添加剤を5〜20重
量%含有してなる紫外線硬化型インキおよび、基材面の
所定部に、前記紫外線硬化型インキからなる任意の印刷
が施されてなるプリント用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良された紫外線硬化
型インキ、および当該インキにて予めプリントされ、後
にフラッシュ定着式ノンインパクトプリンタをもって、
さらにプリントを施すために使用されるプリント用紙に
関し、さらに詳しくは、フラッシュ定着式ノンインパク
トプリントにおけるフラッシュ照射により、予め印刷さ
れたインキ被膜が加熱硬化して破壊されることのない紫
外線硬化型インキ、および当該インキを印刷してなるプ
リント用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式によるノンインパク
ト・プリンタ(以下、NIPと称す)では、感光ドラム
または感光ベルト上にトナーによって現像された画像
を、プリント用紙上に転移させ、さらに、この転移トナ
ー画像を加熱によって融着させ、プリント用紙に定着さ
せる加熱方法が用いられている。このトナーの加熱定着
方法としては、トナー転移面へ直接熱ロールを圧接して
伝熱加熱を行なう熱ロール定着方式と、近赤外線を含む
キセノン・フラッシュ光をトナー転移面へフラッシュ照
射し、トナーの近赤外線の吸収により直接加熱するフラ
ッシュ定着方式とに大別できる。
【0003】前者の熱ロール定着方式においては、プリ
ント用紙が、転移されたトナーと共に200℃程度の温
度に加熱された熱ロールと直接圧接するため、当該用紙
の耐熱性や、用紙にプレプリントされたインキ皮膜の耐
熱性が要求されるが、このような要求を満たす紙やイン
キは既に開発されており、十分なプリント適性を有する
プリント用紙およびインキが供給されている。
【0004】一方、後者のフラッシュ定着方式において
は、フラッシュ照射の近赤外線部を吸収するトナーが選
択的に加熱され、プリント用紙を構成する紙およびプレ
プリントされたインキの大多数が近赤外線を吸収しない
ため、これまで紙やインキに対して特別な配慮はなかっ
たが、近年になって、フラッシュ定着方式によるNIP
が急増し、プリント用紙の多様化が進展するに連れ、黒
系インキによりプレプリントされたプリント用紙を用い
るケースが多くなった。
【0005】しかしながら、このような黒系インキに
は、カーボンブラック等の赤外線を吸収する顔料を含有
しているため、とりわけ、硬化反応が瞬時に完結し、こ
の時の収縮歪がインキ被膜内部に残留応力を残す紫外線
硬化型インキにより形成されたインキ皮膜に対し、近赤
外線を含むキセノン・フラッシュ照射等を受けた場合、
近赤外線吸収の加熱作用による歪が生じてインキ被膜の
破壊され、その結果、インキの定着性が著しく低下する
とういう問題が生じた。
【0006】この問題を解決するため、例えば、プリン
ト用紙にプレプリントされる黒系インキとして、実質的
に近赤外線を吸収しないインキを用いたNIP用プレプ
リント用紙(特開昭63−144081号公報)や、特
定の波長光は吸収するが、近赤外線を吸収しないインキ
を用いたNIP用プレプリント用紙(特開平5−255
629号公報)等が提案されている。しかしながら、こ
のように改良されたプレプリント用紙であっても、近赤
外線を吸収しないという特性は、反面、光学読取りがで
きないという不都合を生じさせていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、このような問題に鑑み、近赤外線吸収特性を有する
カーボンブラック等の顔料を含有してなる紫外線硬化型
インキにてプレプリントを施したプリント用紙を、その
後、フラッシュ定着式NIPにてプリントした際でも、
従来のようにプレプリントのインキ皮膜が破壊されるこ
となく、さらに、当該インキ皮膜よりなるプレプリント
を波長650〜1000nmのレーザ光により、光学的
に読み取り可能とする紫外線硬化型インキおよびこれを
印刷してなるプリント用紙の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】インキ皮膜の残留応力を
小さくする方法としては、硬化反応を遅らせ、初期の残
留応力そのものを小さくしてしまう方法と、残留応力を
緩和する方法との2つが考えられる。具体的に、前者
は、インキそのものの硬化速度を遅くするか、照射する
エネルギーを減少させ、その分硬化時間を長くする事で
実現できる。しかし、生産効率、コスト等を考えると、
この方法は現実的ではない。
【0009】そこで、本発明者は、インキ皮膜を柔らか
くする方法を採用し、鋭意研究した結果、紫外線硬化型
インキの組成中に可塑性の付与を機能を有するシリコー
ンオイル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、
N−アルキルピロリドン類、またはこれらの混合物から
選択された添加剤を配合することにより、インキ乾燥時
の残留応力を低下させ、これにより、基材面に形成され
たインキ皮膜が、その後、フラッシュ定着式NIPによ
るプリントの際でも、フラッシュ照射による加熱によっ
て破壊されることないことを見い出し、本発明を想到し
た。
【0010】すなわち、本発明は、赤外線吸収性顔料を
含有する紫外線硬化型インキであって、その組成中に、
可塑性を付与する機能を有するシリコーンオイル類、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類、N−アルキルピ
ロリドン類の一種、または、これらの混合物から選択さ
れた添加剤を5〜20重量%含有してなる紫外線硬化型
インキを提供する。
【0011】また、本発明は、基材面の所定部に、前記
紫外線硬化型インキからなる任意の印刷が施されてなる
プリント用紙を提供する。
【0012】本発明における紫外線硬化型インキは、従
来の紫外線硬化型インキ組成物を母体とするものであ
る。すなわち、その組成は、カーボンブラック等の近赤
外線吸収特性を有する有色顔料と、ポリエステルアクリ
レート、不飽和ポリエステル、ポリエステルウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、ポリブタジエン、ポリスチリルエチルメタク
リレート等の光重合性プレポリマ(オリゴマ)と、t−
ブチルアミノエチルメタクリレート、2−シアノエチル
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルアクリレート、イソオクチルアクリレート、
n−ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、
トリデシルメタクリレート等の単官能アクリレート、ネ
オペンチルグリコールアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、プロポキシトリメチロール、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能
アクリレート等の光重合性モノマ、そしてアセトフェノ
ン類、ベンゾイソブチルエーテル、ベンゾフェノン、ミ
ヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインエー
テル、ベンジルジメチルケタール、チオキサントン類等
の光開裂型または水素引抜型の光重合開始剤、および、
n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリエチル
アミン、ジエチルアミノエチルメタクリレート等の増感
剤を主体とするものである。
【0013】なお、上記組成において、光重合性プレポ
リマ(オリゴマ)を、柔軟な側鎖、あるいは立体障害を
起こすような大きな側鎖、すなわちポリオキシエチレン
基、フェニル基、あるいは環状化合物からなる官能基を
側鎖に有するものとすることで、フラッシュ照射に対
し、さらに耐性が向上することが確認されており、した
がって、このような構造の光重合性プレポリマを使用す
るのが最も好ましい。
【0014】そして、本発明は、上記の紫外線硬化型イ
ンキの組成中に、シリコーンオイル類、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類、N−アルキルピロリドン類、
またはこれらの混合物からなる添加剤を配合することを
特徴とする。さらに具体的には、フェノール変性シリコ
ーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、メチル
フェニルシリコーンオイル、トリメチルシリルイミダゾ
ール等のシリコーンオイル類、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンメチルフェニルエー
テル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ある
いはN−メチルピロリドン、N−メチルピロリドン等の
N−アルキルピロリドン類等が好適に選択できるもので
ある。
【0015】これらの添加剤は、インキ皮膜に可塑性を
付与する機能を有するものであり、その機能を利用し、
これらの添加剤を特定の割合でインキ組成中に含有させ
ることにより、インキ被膜の乾燥時における残留応力を
効果的に低下させることができる。そして、この含有割
合は、高すぎるとインキ皮膜の乾燥速度がきわめて遅く
なり、印刷汚れ、セットオフ現象等が生じるため実用性
に劣り、一方、低すぎると残留応力を十分に低下できな
い。したがって、その含有割合は、インキ組成中、5〜
20重量%である必要があり、好ましくは8〜17重量
%、さらに好ましくは10〜15重量%がよいことが確
認された。
【0016】
【作用】本発明の紫外線硬化型インキは、その組成中
に、可塑性を付与する機能を有するシリコーンオイル
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、N−アル
キルピロリドン類、またはこれらの混合物から選択され
た添加剤を含有するため、インキ皮膜の乾燥時に生じる
残留応力は低下される。これにより、基材面に形成され
たインキ皮膜が、その後、フラッシュ定着式NIPによ
るフラッシュ照射を受けた際でも、加熱による歪みが小
さく、インキ皮膜は破壊されることはない。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わる紫外線硬化型インキ組
成物について、好適な実施例に基づき、さらに詳述す
る。なお、下記の組成物には必要に応じ、安定剤、接着
性付与剤、ミスチング防止剤、ワックス、ワセリン、エ
ポシキ、トリアジン樹脂等の添加物を少量添加してもよ
いものである。また、各実施例、比較例において、特に
言及しない限り「部」とは重量部をいう。
【0018】 (実施例1) 光重合性オリゴマ:エポキシアクリレート 60部 光重合性モノマ:ジエチレングリコールアクリレート 10部 4−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン 10部 光重合開始剤:4,4ビスジメチルアミノベンゾフェノン 5部 顔料:カーボンブラック 10部 シリコーンオイル類:メチルフェニルシリコーンオイル 5部
【0019】 (実施例2) 光重合性オリゴマ:エポキシアクリレート 50部 光重合性モノマ:ジエチレングリコールアクリレート 15部 ペンタエリスリトールトリアクリレート 10部 光重合開始剤:2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5部 顔料:カーボンブラック 10部 シリコーンオイル類:フェノール変性シリコーンオイル 10部
【0020】 (実施例3) 光重合性オリゴマ: 脂肪酸ポリエステルテトラアクリレート 40部 光重合性モノマ:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 25部 トリメチロールプロパントリアクリレート 10部 光重合開始剤:4,4ビスジメチルアミノベンゾフェノン 5部 顔料:カーボンブラック 15部 シリコーンオイル類:フェノール変性シリコーンオイル 5部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル類: ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 5部
【0021】 (実施例4) 光重合性オリゴマ: ポリエステルアクリレート 35部 光重合性モノマ:メタクリル酸−2−ヒドロキシメチル 30部 光重合開始剤:2−ヒドロキシ−2メチルプロピオフェノン 5部 顔料:カーボンブラック 15部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル類: ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 15部
【0022】 (実施例5) 光重合性オリゴマ:ウレタンアクリレート 55部 光重合性モノマ:ジエチレングリコールアクリレート 10部 4−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン10部 光重合開始剤:n−ブチルアミン 5部 顔料:カーボンブラック 10部 N−アルキルピロリドン類:N−メチルピロリドン 20部
【0023】(比較例1)実施例1の組成において、メ
チルフェニルシリコーンオイルを添加せず、それ以外
は、実施例1と同様とした。
【0024】(比較例2)実施例1の組成において、フ
ェノール変性シリコーンオイルを添加せず、それ以外
は、実施例2と同様とした。
【0025】(比較例3)実施例3の組成において、フ
ェノール変性シリコーンオイル、およびポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテルを添加せず、それ以外は、
実施例3と同様とした。
【0026】(比較例4)実施例4の組成において、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエートを添加せ
ず、それ以外は、実施例4と同様とした。
【0027】(比較例5)実施例5の組成において、N
−メチルピロリドンを添加せず、それ以外は、実施例5
と同様とした。
【0028】各実施例、比較例の紫外線硬化型インキ
を、印刷適性試験機(RI−3型 明製作所製)を用
い、NIP用紙(70kg)面に、インキ塗布量を4分
割ロールで0.05ccとして、インキ塗膜を形成し、
そして、紫外線照射装置(アイグラフィックスM04L
21)にて、紫外線積算照射量160mJ/cm2の条
件でインキ皮膜を形成した。
【0029】上記で得た各実施例、比較例のインキ皮膜
サンプルについて、下記のテスト方法に基づき、そのイ
ンキ皮膜のフラッシュ光耐性テストを行った。得られた
フラッシュ光耐性の良否結果を表1に示す。また、実施
例1のインキ皮膜サンプルについて、下記の吸光特性調
査を行ない、その反射率の測定結果に基づくグラフを図
1に示す。
【0030】(フラッシュ光耐性テスト方法)各インキ
皮膜サンプルを、市販のフラッシュ定着型NIP(トッ
パン・ムーアSX−3600型)に通し、所定の条件下
にてフラッシュ照射を浴びせた。そして、市販の粘着テ
ープ(スコッチメンディングテープ810−3−12)
を貼付し、その上に重量1kgのローラーを2往復転が
して荷重を付与した後、1分後に所定の剥離速度(1c
m/sec)で貼付粘着テープを180°剥離し、その
テープに転移したインキ皮膜の量によりフラッシュ光耐
性の良否を判断した。
【0031】(吸光特性調査)フラッシュ照射後の各実
施例のインキ皮膜サンプルについて、市販の分光光度計
(日立U−3500型)を用いて、反射率測定を行っ
た。
【0032】
【表1】
【0032】表1の結果から分かるように、実施例1〜
5で得たインキ皮膜サンプルは、何れにおいても比較例
1〜5で得たインキ皮膜サンプルよりもフラッシュ光耐
性が優れるものであった。また、実施例1のインキ皮膜
サンプルにおける反射率から明らかなように、波長65
0〜1000nmにおいて、十分な近赤外線吸収特性を
有することが確認された。したがって、当該波長領域の
レーザー光によれば、本発明の紫外線硬化型インキによ
り形成された印刷文字やマークは光学的に読み取りが可
能となる。
【0033】次に、本発明の紫外線硬化型インキをもっ
て基材面に印刷してなるプリント用紙について説明す
る。図2に示すものは、基材2面に当該インキを用い、
氏名、各診断項目の印字欄や、レーザー読み取り用バー
コード等のプレプリント3を印刷してなる健康診断シー
ト1である。プレプリント3は、本願発明の紫外線硬化
型インキを用い、通常の印刷方式をもって印刷され、通
常の紫外線照射装置(UVランプ)により、インキ皮膜
が乾燥され定着するものである。そして、本実施例の健
康診断シート1は、プレプリント用紙であるため、その
後、図3に示すように、フラッシュ定着式NIPにて、
個人毎の追加のプリントデータ4が所定部に印字され
る。この時、トナー定着のためのキセノン・フラッシュ
照射によっても、プレプリント3は全く影響を受けるこ
とはなく、情報を安定して保持できるものであった。ま
た、波長650〜1000nmの半導体レーザー照射装
置により、バーコードを光学的に読み取ることができ
た。
【0034】なお、上記実施例は、フラッシュ照射を受
けるプレプリント用紙についての好適な実施例である
が、本発明の紫外線硬化型インキは、従来の紫外線硬化
型インキと全く同一の条件で使用できるものであり、上
記実施例に何ら限定されることなく、様々な形態を有す
るプリント用紙に適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紫外線硬
化型インキによれば、そのインキ皮膜の乾燥時に生じる
残留応力は低下される。これにより、基材面に形成され
たインキ皮膜が、その後、フラッシュ定着式NIPによ
るフラッシュ照射を受けた際でも、インキ皮膜は破壊さ
れることはない。また、顔料が近赤外線を吸収できるた
め、近赤外線波長650〜1000nm領域のレーザ光
による光学的な読取りも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】紫外線硬化型インキによるインキ皮膜の反射率
グラフ。
【図2】プリント用紙の一実施例である健康診断シート
の概略的平面図。
【図3】図2の健康診断シートにフラッシュ定着式NI
Pにてさらにプリントした際の状態説明図。
【符号の説明】
1 健康診断シート 2 基材 3 本発明の紫外線硬化型インキによるプレプリント 4 追加のプリントデータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線吸収性顔料を含有する紫外線硬化
    型インキであって、その組成中に、可塑性を付与する機
    能を有するシリコーンオイル類、ポリオキシエチレンア
    ルキルエーテル類、N−アルキルピロリドン類の一種、
    または、これらの混合物から選択された添加剤を5〜2
    0重量%含有してなる紫外線硬化型インキ。
  2. 【請求項2】 基材面の所定部に、請求項1記載の紫外
    線硬化型インキからなる任意の印刷が施されてなるプリ
    ント用紙。
JP18838195A 1995-06-30 1995-06-30 紫外線硬化型インキおよびこれを用いて印刷してなるプリント用紙。 Pending JPH0912953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005112938A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置

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JP2005112938A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置

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