JPH09129260A - 電池用巻回機の集電体エッジ位置調整装置 - Google Patents
電池用巻回機の集電体エッジ位置調整装置Info
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- JPH09129260A JPH09129260A JP7288689A JP28868995A JPH09129260A JP H09129260 A JPH09129260 A JP H09129260A JP 7288689 A JP7288689 A JP 7288689A JP 28868995 A JP28868995 A JP 28868995A JP H09129260 A JPH09129260 A JP H09129260A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成で、集電体の幅方向の調整作業を高
精度かつ迅速に遂行可能にする。 【解決手段】集電体エッジ位置調整装置２４は、正極集
電体１６の幅方向の位置を検出する位置検出センサ２８
と、正極送り出し軸１２を回転駆動させるモータ３０
と、前記位置検出センサ２８からの信号に基づいて前記
正極送り出し軸１２を軸方向に進退させる油圧シリンダ
３２と、前記正極送り出し軸１２から送り出された前記
正極集電体１６を案内するとともに、前記油圧シリンダ
３２の作用下に前記正極送り出し軸１２と一体的に軸方
向に移動するパスローラ３４とを備える。
精度かつ迅速に遂行可能にする。 【解決手段】集電体エッジ位置調整装置２４は、正極集
電体１６の幅方向の位置を検出する位置検出センサ２８
と、正極送り出し軸１２を回転駆動させるモータ３０
と、前記位置検出センサ２８からの信号に基づいて前記
正極送り出し軸１２を軸方向に進退させる油圧シリンダ
３２と、前記正極送り出し軸１２から送り出された前記
正極集電体１６を案内するとともに、前記油圧シリンダ
３２の作用下に前記正極送り出し軸１２と一体的に軸方
向に移動するパスローラ３４とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極および／また
は負極の集電体の幅方向の位置を調整する電池用巻回機
の集電体エッジ位置調整装置に関する。
は負極の集電体の幅方向の位置を調整する電池用巻回機
の集電体エッジ位置調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、リチウム電池等の種々の電池
は、一般的に、金属集電体に一定の間隔で正極活物質が
設けられた塗布部を有する正極集電体と、金属集電体に
一定の間隔で負極活物質が設けられた塗布部を有する負
極集電体とを備え、この正極集電体とこの負極集電体と
がセパレータ（絶縁材料）を介して巻回された巻回群を
ケース内に収容して構成されている。
は、一般的に、金属集電体に一定の間隔で正極活物質が
設けられた塗布部を有する正極集電体と、金属集電体に
一定の間隔で負極活物質が設けられた塗布部を有する負
極集電体とを備え、この正極集電体とこの負極集電体と
がセパレータ（絶縁材料）を介して巻回された巻回群を
ケース内に収容して構成されている。
【０００３】この種の電池を構成する巻回群を得るため
の巻回機は、それぞれロール状に巻かれた正極集電体、
負極集電体およびセパレータを巻き取り位置に間欠的に
送り出し、前記正極集電体、負極集電体およびセパレー
タを所定の長さ毎に切断してロータによって巻き取って
いる。このため、正極集電体や負極集電体が搬送中に蛇
行し易く、パス途上で正極タブや負極タブが溶着される
際に、この正極タブや負極タブが所望の位置に設定され
ないという不具合が生じている。
の巻回機は、それぞれロール状に巻かれた正極集電体、
負極集電体およびセパレータを巻き取り位置に間欠的に
送り出し、前記正極集電体、負極集電体およびセパレー
タを所定の長さ毎に切断してロータによって巻き取って
いる。このため、正極集電体や負極集電体が搬送中に蛇
行し易く、パス途上で正極タブや負極タブが溶着される
際に、この正極タブや負極タブが所望の位置に設定され
ないという不具合が生じている。
【０００４】そこで、特開平５−７４４４６号公報に開
示されているように、電池コイル材料（正極集電体およ
び負極集電体）の幅方向の位置を検出する位置検出セン
サと、巻き取られる電池コイル材料を案内しかつ回転軸
の角度を調節可能な少なくとも一本の角度可変ロールと
を有した巻取装置が知られている。
示されているように、電池コイル材料（正極集電体およ
び負極集電体）の幅方向の位置を検出する位置検出セン
サと、巻き取られる電池コイル材料を案内しかつ回転軸
の角度を調節可能な少なくとも一本の角度可変ロールと
を有した巻取装置が知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、回転軸の角度を調節可能な角度可変ロー
ルを備えるため、装置全体の構成が相当に複雑化すると
ともに、この角度可変ロールを所望の角度に調節するた
めの制御が煩雑なものになるという問題が指摘されてい
る。
従来技術では、回転軸の角度を調節可能な角度可変ロー
ルを備えるため、装置全体の構成が相当に複雑化すると
ともに、この角度可変ロールを所望の角度に調節するた
めの制御が煩雑なものになるという問題が指摘されてい
る。
【０００６】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な構成で集電体の幅方向の調整作業を高精度
かつ迅速に遂行可能な電池用巻回機の集電体エッジ位置
調整装置を提供することを目的とする。
あり、簡単な構成で集電体の幅方向の調整作業を高精度
かつ迅速に遂行可能な電池用巻回機の集電体エッジ位置
調整装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、エッジ検出手段により集電体の幅方向
の位置が検出されると、送り出し軸が軸方向に進退され
てこの送り出し軸に巻回されている前記集電体の幅方向
の位置調整が行われる。その際、集電体を巻き取り位置
に向かって案内するパスローラが、軸移動手段を介して
送り出し軸と一体的に前記軸方向に移動する。これによ
り、送り出し軸とパスローラは、同時に軸方向に修正移
動して集電体の修正遅れを阻止することができ、この集
電体の幅方向の調整作業が高精度かつ迅速に遂行され
る。
めに、本発明は、エッジ検出手段により集電体の幅方向
の位置が検出されると、送り出し軸が軸方向に進退され
てこの送り出し軸に巻回されている前記集電体の幅方向
の位置調整が行われる。その際、集電体を巻き取り位置
に向かって案内するパスローラが、軸移動手段を介して
送り出し軸と一体的に前記軸方向に移動する。これによ
り、送り出し軸とパスローラは、同時に軸方向に修正移
動して集電体の修正遅れを阻止することができ、この集
電体の幅方向の調整作業が高精度かつ迅速に遂行され
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態に係る
集電体エッジ位置調整装置を組み込む巻回機１０の概略
構成図である。巻回機１０は、正極送り出し軸１２およ
び負極送り出し軸１４にセットされてロール状に巻かれ
た正極集電体１６と負極集電体１８を巻き取り部２０に
送り出し、前記正極集電体１６および前記負極集電体１
８を第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂを介装し
て巻回するように構成されている。この巻回機１０に
は、正極集電体１６および負極集電体１８の少なくとも
一方、本実施形態では、両方の幅方向の位置を調整する
ために、集電体エッジ位置調整装置２４、２６が装着さ
れる。
集電体エッジ位置調整装置を組み込む巻回機１０の概略
構成図である。巻回機１０は、正極送り出し軸１２およ
び負極送り出し軸１４にセットされてロール状に巻かれ
た正極集電体１６と負極集電体１８を巻き取り部２０に
送り出し、前記正極集電体１６および前記負極集電体１
８を第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂを介装し
て巻回するように構成されている。この巻回機１０に
は、正極集電体１６および負極集電体１８の少なくとも
一方、本実施形態では、両方の幅方向の位置を調整する
ために、集電体エッジ位置調整装置２４、２６が装着さ
れる。
【０００９】図２に示すように、集電体エッジ位置調整
装置２４は、正極集電体１６の幅方向の位置を検出する
位置検出センサ（エッジ検出手段）２８と、この正極集
電体１６を正極送り出し軸１２から送り出すために、前
記正極送り出し軸１２を回転駆動させるモータ（回転手
段）３０と、前記位置検出センサ２８からの信号に基づ
いて前記正極送り出し軸１２を軸方向（矢印Ａ方向）に
進退させる油圧シリンダ（軸移動手段）３２と、該正極
送り出し軸１２から送り出された前記正極集電体１６を
巻き取り部２０に向かって案内するとともに、前記油圧
シリンダ３２の作用下に該正極送り出し軸１２と一体的
に軸方向に移動するパスローラ３４とを備える。
装置２４は、正極集電体１６の幅方向の位置を検出する
位置検出センサ（エッジ検出手段）２８と、この正極集
電体１６を正極送り出し軸１２から送り出すために、前
記正極送り出し軸１２を回転駆動させるモータ（回転手
段）３０と、前記位置検出センサ２８からの信号に基づ
いて前記正極送り出し軸１２を軸方向（矢印Ａ方向）に
進退させる油圧シリンダ（軸移動手段）３２と、該正極
送り出し軸１２から送り出された前記正極集電体１６を
巻き取り部２０に向かって案内するとともに、前記油圧
シリンダ３２の作用下に該正極送り出し軸１２と一体的
に軸方向に移動するパスローラ３４とを備える。
【００１０】集電体エッジ位置調整装置２４を構成する
フレーム３６の水平部３６ａには、水平方向に延在して
油圧シリンダ３２が配設され、この油圧シリンダ３２か
ら矢印Ａ方向に延在するロッド３８にスライドベース４
０が固着される。スライドベース４０は、水平部３６ａ
に設けられたリニアスライド４２上に矢印Ａ方向に摺動
自在に支持されており、前記スライドベース４０上にモ
ータ３０が配設される。
フレーム３６の水平部３６ａには、水平方向に延在して
油圧シリンダ３２が配設され、この油圧シリンダ３２か
ら矢印Ａ方向に延在するロッド３８にスライドベース４
０が固着される。スライドベース４０は、水平部３６ａ
に設けられたリニアスライド４２上に矢印Ａ方向に摺動
自在に支持されており、前記スライドベース４０上にモ
ータ３０が配設される。
【００１１】モータ３０の回転軸４４に連結された正極
送り出し軸１２は、フレーム３６の鉛直部３６ｂを貫通
して回転自在に支持されており、この正極送り出し軸１
２の外周には、該正極送り出し軸１２を回転させ、かつ
該正極送り出し軸１２と一体的に矢印Ａ方向に進退自在
なアーム４６が配設される。このアーム４６の端部に
は、パスローラ３４が保持される。フレーム３６の鉛直
部３６ｂには、位置検出センサ２８と固定パスローラ４
８とが固定されている。
送り出し軸１２は、フレーム３６の鉛直部３６ｂを貫通
して回転自在に支持されており、この正極送り出し軸１
２の外周には、該正極送り出し軸１２を回転させ、かつ
該正極送り出し軸１２と一体的に矢印Ａ方向に進退自在
なアーム４６が配設される。このアーム４６の端部に
は、パスローラ３４が保持される。フレーム３６の鉛直
部３６ｂには、位置検出センサ２８と固定パスローラ４
８とが固定されている。
【００１２】正極集電体１６は、金属集電体上に一定の
間隔で正極活物質が設けられた塗布部と未塗布部とを有
しており、巻き取り部２０を構成する巻回軸５０の近傍
には、この正極集電体１６の未塗布部を切断するカッタ
ー５２が配設される。正極送り出し軸１２と巻き取り部
２０の間には、正極集電体１６を前記巻き取り部２０に
向かい所定の搬送路に沿って移送するための複数のパス
ローラ５４が配設されるとともに、この正極集電体１６
の搬送途上に正極タブ溶着用超音波溶着機５６が配置さ
れる。
間隔で正極活物質が設けられた塗布部と未塗布部とを有
しており、巻き取り部２０を構成する巻回軸５０の近傍
には、この正極集電体１６の未塗布部を切断するカッタ
ー５２が配設される。正極送り出し軸１２と巻き取り部
２０の間には、正極集電体１６を前記巻き取り部２０に
向かい所定の搬送路に沿って移送するための複数のパス
ローラ５４が配設されるとともに、この正極集電体１６
の搬送途上に正極タブ溶着用超音波溶着機５６が配置さ
れる。
【００１３】負極集電体１８側に配設される集電体エッ
ジ位置調整装置２６は、前述した集電体エッジ位置調整
装置２４と同様に構成されるものであり、同一の構成要
素には同一の参照数字に符号ａを付して、その詳細な説
明は省略する。第１および第２セパレータ２２ａ、２２
ｂは、ポリプロピレン、ポリエチレン等の絶縁材料で構
成されたシートであり、それぞれ第１および第２送り出
し軸５８ａ、５８ｂにロール状に巻き取られた状態でセ
ットし、それぞれ複数のパスローラ６０ａ、６０ｂを介
して巻き取り部２０に案内される。この第１および第２
セパレータ２２ａ、２２ｂは、図示しないカッターによ
り巻回軸５０の近傍で所定の長さ毎に切断される。
ジ位置調整装置２６は、前述した集電体エッジ位置調整
装置２４と同様に構成されるものであり、同一の構成要
素には同一の参照数字に符号ａを付して、その詳細な説
明は省略する。第１および第２セパレータ２２ａ、２２
ｂは、ポリプロピレン、ポリエチレン等の絶縁材料で構
成されたシートであり、それぞれ第１および第２送り出
し軸５８ａ、５８ｂにロール状に巻き取られた状態でセ
ットし、それぞれ複数のパスローラ６０ａ、６０ｂを介
して巻き取り部２０に案内される。この第１および第２
セパレータ２２ａ、２２ｂは、図示しないカッターによ
り巻回軸５０の近傍で所定の長さ毎に切断される。
【００１４】このように構成される集電体エッジ位置調
整装置２４、２６の動作について、巻回機１０との関連
で以下に説明する。先ず、正極送り出し軸１２がモータ
３０の駆動作用下に、図１中、矢印Ｂ方向に回転する
と、この正極送り出し軸１２にロール状態でセットされ
ている正極集電体１６がパスローラ３４、固定パスロー
ラ４８および複数のパスローラ５４を介して巻き取り部
２０を構成する巻回軸５０に移送される。移送される前
に、正極集電体１６には、超音波溶着機５６を介して正
極タブ（図示せず）が所定の位置に予め溶着されてい
る。
整装置２４、２６の動作について、巻回機１０との関連
で以下に説明する。先ず、正極送り出し軸１２がモータ
３０の駆動作用下に、図１中、矢印Ｂ方向に回転する
と、この正極送り出し軸１２にロール状態でセットされ
ている正極集電体１６がパスローラ３４、固定パスロー
ラ４８および複数のパスローラ５４を介して巻き取り部
２０を構成する巻回軸５０に移送される。移送される前
に、正極集電体１６には、超音波溶着機５６を介して正
極タブ（図示せず）が所定の位置に予め溶着されてい
る。
【００１５】一方、負極集電体１８は、負極送り出し軸
１４が矢印Ｃ方向に回転することにより、パスローラ３
４ａ、固定パスローラ４８ａおよび複数のパスローラ５
４ａの案内作用下に巻き取り部２０側に搬送される。搬
送される前に、負極集電体１８には、超音波溶着機５６
ａにより負極タブ（図示せず）が溶着されている。同様
に、第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂがパスロ
ーラ６０ａ、６０ｂの案内作用下に巻き取り部２０に送
られ、巻回軸５０には、正極集電体１６と負極集電体１
８が前記第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂを介
装して巻回される。
１４が矢印Ｃ方向に回転することにより、パスローラ３
４ａ、固定パスローラ４８ａおよび複数のパスローラ５
４ａの案内作用下に巻き取り部２０側に搬送される。搬
送される前に、負極集電体１８には、超音波溶着機５６
ａにより負極タブ（図示せず）が溶着されている。同様
に、第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂがパスロ
ーラ６０ａ、６０ｂの案内作用下に巻き取り部２０に送
られ、巻回軸５０には、正極集電体１６と負極集電体１
８が前記第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂを介
装して巻回される。
【００１６】ここで、巻回軸５０に正極集電体１６が所
定の長さだけ巻回されると、この巻回軸５０による巻回
動作が一旦停止され、カッター５２によりこの正極集電
体１６が切断される。次いで、巻回軸５０による巻回が
再開されて負極集電体１８が所定の長さまで巻回される
と、カッター５２ａを介して前記負極集電体１８が切断
される。さらに、巻回軸５０による巻回走行が再開さ
れ、第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂが所定の
長さだけ巻き取られると、前記巻回軸５０の巻回走行が
停止され、前記第１および第２セパレータ２２ａ、２２
ｂが図示しないカッターにより切断される。この後、図
示しない端部止めを行い、これにより、所定の巻回群が
形成され、この巻回群が巻回機１０から排出される。
定の長さだけ巻回されると、この巻回軸５０による巻回
動作が一旦停止され、カッター５２によりこの正極集電
体１６が切断される。次いで、巻回軸５０による巻回が
再開されて負極集電体１８が所定の長さまで巻回される
と、カッター５２ａを介して前記負極集電体１８が切断
される。さらに、巻回軸５０による巻回走行が再開さ
れ、第１および第２セパレータ２２ａ、２２ｂが所定の
長さだけ巻き取られると、前記巻回軸５０の巻回走行が
停止され、前記第１および第２セパレータ２２ａ、２２
ｂが図示しないカッターにより切断される。この後、図
示しない端部止めを行い、これにより、所定の巻回群が
形成され、この巻回群が巻回機１０から排出される。
【００１７】ところで、集電体エッジ位置調整装置２４
では、正極送り出し軸１２から間欠的に送り出される正
極集電体１６の幅方向の位置ずれを位置検出センサ２８
により常時検出している。そして、正極集電体１６の幅
方向の位置ずれが位置検出センサ２８により検出される
と、この位置検出センサ２８からコントローラ（図示せ
ず）に信号が送られ、このコントローラが油圧シリンダ
３２に駆動信号を送給する。
では、正極送り出し軸１２から間欠的に送り出される正
極集電体１６の幅方向の位置ずれを位置検出センサ２８
により常時検出している。そして、正極集電体１６の幅
方向の位置ずれが位置検出センサ２８により検出される
と、この位置検出センサ２８からコントローラ（図示せ
ず）に信号が送られ、このコントローラが油圧シリンダ
３２に駆動信号を送給する。
【００１８】このため、油圧シリンダ３２が駆動されて
ロッド３８が矢印Ａ方向に所定量だけ変位し、このロッ
ド３８に支持されているスライドベース４０がリニアス
ライド４２に沿って矢印Ａ方向に移動する。これによ
り、モータ３０に回転軸４４を介して連結されている正
極送り出し軸１２が、このモータ３０と一体的に矢印Ａ
方向に調整され、前記正極送り出し軸１２に巻かれてい
る正極集電体１６は、その幅方向の位置が調整される
（図３参照）。
ロッド３８が矢印Ａ方向に所定量だけ変位し、このロッ
ド３８に支持されているスライドベース４０がリニアス
ライド４２に沿って矢印Ａ方向に移動する。これによ
り、モータ３０に回転軸４４を介して連結されている正
極送り出し軸１２が、このモータ３０と一体的に矢印Ａ
方向に調整され、前記正極送り出し軸１２に巻かれてい
る正極集電体１６は、その幅方向の位置が調整される
（図３参照）。
【００１９】その際、正極送り出し軸１２に配置されて
いるアーム４６が、この正極送り出し軸１２と一体的に
矢印Ａ方向に位置調整される。従って、アーム４６に固
定されているパスローラ３４は、正極送り出し軸１２と
同時に矢印Ａ方向に調整され、前記正極集電体１６の幅
方向の位置ずれが即座にかつ正確に調整されるという効
果が得られる。
いるアーム４６が、この正極送り出し軸１２と一体的に
矢印Ａ方向に位置調整される。従って、アーム４６に固
定されているパスローラ３４は、正極送り出し軸１２と
同時に矢印Ａ方向に調整され、前記正極集電体１６の幅
方向の位置ずれが即座にかつ正確に調整されるという効
果が得られる。
【００２０】例えば、図４に示すように、正極送り出し
軸１２のみが矢印Ａ１方向に移動すると、この正極送り
出し軸１２に巻回されている正極集電体１６の幅方向の
位置調整がなされるものの、前記正極集電体１６とパス
ローラ３４との摩擦力により、前記パスローラ３４に係
合している該正極集電体１６の幅方向の位置が迅速に変
化することがない。この正極送り出し軸１２での移動に
比べて該正極送り出し軸１２から送り出された後の走行
位置の移動が迅速に行われないという現象は、位置検出
センサ２８の位置にも影響する。このため、正極送り出
し軸１２の位置が矢印Ａ方向に位置調整されて目的とす
る正規の位置に補正されても、位置検出センサ２８の位
置では走行位置の補正が不十分のままとなる。従って、
位置検出センサ２８は、正極送り出し軸１２の位置を矢
印Ａ方向へさらに動作させる信号を出すことになる。そ
して、位置検出センサ２８の位置で走行位置が正規の位
置であると検出されたときには、正極送り出し軸１２の
位置が正規の位置を通り過ぎた位置になってしまってい
る（制御的には、オーバーラン現象と呼ぶ）。これによ
り、正極送り出し軸１２の位置が正規の位置ではないた
め、しばらくすると（一定時間の遅れの後）、位置検出
センサ２８の位置での走行位置も前記正極送り出し軸１
２の位置に追随して正規の位置でなくなり、走行位置が
常に不安定な状態となってしまう。
軸１２のみが矢印Ａ１方向に移動すると、この正極送り
出し軸１２に巻回されている正極集電体１６の幅方向の
位置調整がなされるものの、前記正極集電体１６とパス
ローラ３４との摩擦力により、前記パスローラ３４に係
合している該正極集電体１６の幅方向の位置が迅速に変
化することがない。この正極送り出し軸１２での移動に
比べて該正極送り出し軸１２から送り出された後の走行
位置の移動が迅速に行われないという現象は、位置検出
センサ２８の位置にも影響する。このため、正極送り出
し軸１２の位置が矢印Ａ方向に位置調整されて目的とす
る正規の位置に補正されても、位置検出センサ２８の位
置では走行位置の補正が不十分のままとなる。従って、
位置検出センサ２８は、正極送り出し軸１２の位置を矢
印Ａ方向へさらに動作させる信号を出すことになる。そ
して、位置検出センサ２８の位置で走行位置が正規の位
置であると検出されたときには、正極送り出し軸１２の
位置が正規の位置を通り過ぎた位置になってしまってい
る（制御的には、オーバーラン現象と呼ぶ）。これによ
り、正極送り出し軸１２の位置が正規の位置ではないた
め、しばらくすると（一定時間の遅れの後）、位置検出
センサ２８の位置での走行位置も前記正極送り出し軸１
２の位置に追随して正規の位置でなくなり、走行位置が
常に不安定な状態となってしまう。
【００２１】これに対して、本実施形態では、正極送り
出し軸１２と同時に、パスローラ３４が矢印Ａ方向に位
置調整されるため、このような不安定な状態が発生しな
くなる。しかも、本実施形態では、正極送り出し軸１２
とパスローラ３４を油圧シリンダ３２により軸方向に進
退させるだけであり、集電体エッジ位置調整装置２４の
構成が有効に簡素化されるとともに、複雑な制御が不要
となるという利点がある。なお、集電体エッジ位置調整
装置２６では、上記集電体エッジ位置調整装置２４と同
様に駆動されるものであり、その詳細な説明は省略す
る。
出し軸１２と同時に、パスローラ３４が矢印Ａ方向に位
置調整されるため、このような不安定な状態が発生しな
くなる。しかも、本実施形態では、正極送り出し軸１２
とパスローラ３４を油圧シリンダ３２により軸方向に進
退させるだけであり、集電体エッジ位置調整装置２４の
構成が有効に簡素化されるとともに、複雑な制御が不要
となるという利点がある。なお、集電体エッジ位置調整
装置２６では、上記集電体エッジ位置調整装置２４と同
様に駆動されるものであり、その詳細な説明は省略す
る。
【００２２】また、本実施形態では、軸移動手段として
油圧シリンダ３２を用いたが、これに限定されるもので
はなく、油圧モータ等の種々の油圧アクチュエータを使
用することができる。
油圧シリンダ３２を用いたが、これに限定されるもので
はなく、油圧モータ等の種々の油圧アクチュエータを使
用することができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係る集電体エッジ位置調整装置
では、集電体の幅方向に位置ずれが惹起すると、この集
電体が巻回されている送り出し軸と、該集電体を巻き取
り位置に向かって案内するパスローラとが、軸移動手段
を介して一体的に軸方向に移動する。このため、集電体
の幅方向の調整作業が高精度かつ迅速に遂行される。し
かも、送り出し軸とパスローラとが軸方向に進退するだ
けであり、構成が有効に簡素化されるとともに、その制
御が容易に行われる。
では、集電体の幅方向に位置ずれが惹起すると、この集
電体が巻回されている送り出し軸と、該集電体を巻き取
り位置に向かって案内するパスローラとが、軸移動手段
を介して一体的に軸方向に移動する。このため、集電体
の幅方向の調整作業が高精度かつ迅速に遂行される。し
かも、送り出し軸とパスローラとが軸方向に進退するだ
けであり、構成が有効に簡素化されるとともに、その制
御が容易に行われる。
【図１】本発明の実施形態に係る集電体エッジ位置調整
装置を組み込む巻回機の概略構成説明図である。
装置を組み込む巻回機の概略構成説明図である。
【図２】前記集電体エッジ位置調整装置の側面図であ
る。
る。
【図３】前記集電体エッジ位置調整装置の動作説明図で
ある。
ある。
【図４】送り出し軸のみが調整される際の動作説明図で
ある。
ある。
１０…巻回機 １２…正極送り出し
軸 １４…負極送り出し軸 １６…正極集電体 １８…負極集電体 ２０…巻き取り部 ２２ａ、２２ｂ…セパレータ ２４、２６…集電体
エッジ位置調整装置 ２８…位置検出センサ ３０…モータ ３２…油圧シリンダ ３４、３４ａ…パス
ローラ ４６…アーム
軸 １４…負極送り出し軸 １６…正極集電体 １８…負極集電体 ２０…巻き取り部 ２２ａ、２２ｂ…セパレータ ２４、２６…集電体
エッジ位置調整装置 ２８…位置検出センサ ３０…モータ ３２…油圧シリンダ ３４、３４ａ…パス
ローラ ４６…アーム
Claims (1)
- 【請求項１】それぞれ送り出し軸に巻かれている正極お
よび負極の集電体を巻き取り位置に送り出し、前記正極
および負極の集電体をセパレータを介装して巻回する電
池用巻回機に装着され、少なくとも一方の集電体の幅方
向の位置を調整するための集電体エッジ位置調整装置で
あって、 前記集電体の幅方向の位置を検出するエッジ検出手段
と、 前記集電体を前記送り出し軸から送り出すために該送り
出し軸を回転駆動させる回転手段と、 前記エッジ検出手段からの信号に基づいて前記送り出し
軸を軸方向に進退させる軸移動手段と、 前記送り出し軸から送り出された前記集電体を前記巻き
取り位置に向かって案内するとともに、前記軸移動手段
の作用下に該送り出し軸と一体的に前記軸方向に移動す
るパスローラと、 を備えることを特徴とする電池用巻回機の集電体エッジ
位置調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7288689A JPH09129260A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 電池用巻回機の集電体エッジ位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7288689A JPH09129260A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 電池用巻回機の集電体エッジ位置調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09129260A true JPH09129260A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17733424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7288689A Pending JPH09129260A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 電池用巻回機の集電体エッジ位置調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09129260A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102918700A (zh) * | 2011-01-06 | 2013-02-06 | 株式会社Lg化学 | 用于自动地将侧带附连到电池的方法和设备 |
| CN103112738A (zh) * | 2013-02-27 | 2013-05-22 | 广东玉兰装饰材料有限公司 | 一种用于墙纸印刷的自动对边对花装置 |
| CN107364231A (zh) * | 2017-08-07 | 2017-11-21 | 浙江尚越新能源开发有限公司 | 电池卷印刷纠偏系统 |
| CN109230727A (zh) * | 2018-07-27 | 2019-01-18 | 重庆东登科技有限公司 | 卷材运动状态检测仪器的固定系统及安装方法 |
| CN111403823A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-07-10 | 苏州杰锐思智能科技股份有限公司 | 一种多工位卷绕装置 |
| CN114094163A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-25 | 安徽省大江新能源有限公司 | 一种拼接结构动力锂电池模组的组装工艺 |
| WO2022120635A1 (zh) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | 准邦检测仪器（扬州）有限公司 | 一种全自动电芯检测装置 |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP7288689A patent/JPH09129260A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114094163A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-02-25 | 安徽省大江新能源有限公司 | 一种拼接结构动力锂电池模组的组装工艺 |
| CN114094163B (zh) * | 2021-11-19 | 2022-06-10 | 安徽省大江新能源有限公司 | 一种拼接结构动力锂电池模组的组装工艺 |
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