JPH1167262A - 電池電極巻回装置及び方法 - Google Patents

電池電極巻回装置及び方法

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JPH1167262A
JPH1167262A JP9224097A JP22409797A JPH1167262A JP H1167262 A JPH1167262 A JP H1167262A JP 9224097 A JP9224097 A JP 9224097A JP 22409797 A JP22409797 A JP 22409797A JP H1167262 A JPH1167262 A JP H1167262A
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JP
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winding
winding shaft
electrode material
wound
electrode
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JP9224097A
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Koichi Muto
浩一 武藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状の正負各電極材料を重ねて巻回して巻回
電極体を構成する装置において、各電極材料の位置関係
や巻取り長さの誤差が生じたことを、巻回電極体を分解
することなく検出できるようにする。 【解決手段】 挟持機構57,90により各電極材料
7,9を巻取軸15側に送り出す巻取り部において、セ
ンサ119,121により電極材料7,9上の活性物質
コーティングの不連続部を検出し、この不連続部からの
電極材料7,9の送り出し長さを、各電極材料7,9に
対応して配設されたエンコーダ56,89により検出す
る。エンコーダ56,89の検出値より誤差の有無を判
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池の如き電池の電極材料を巻取軸に巻回する電池電極巻
回装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電池、特に移動用電源として
の電池においては、小型化、軽量化、高エネルギー密度
化が図られている。そして、高出力、高エネルギー密度
を得ることができる電池として、それぞれ金属箔からな
る帯状の集電体に活性物質を添着して形成された正極及
び負極の電極材料を微孔性ポリプロピレンフィルムから
なるセパレータを介して重ねてロール状に巻き込んだ巻
回体を電極として用いる電池がある。正極電極材料及び
負極電極材料においては、活性物質のコーティングが、
一の電極を形成する単位長さ毎に断続的になされてい
る。すなわち、各電極材料においては、単位長さに亘っ
て活性物質のコーティングがなされ、次の単位長さとの
間には、活性物質のコーティングの不連続部分がある。
【0003】このような巻回体を電極として用いる電池
の作製において、巻回体を作製するには、電池電極巻回
装置を用いて、集電体を巻取軸に巻回するようにしてい
る。この電池電極巻回装置は、4本の繰り出し軸と、巻
取り部とを有して構成されている。この電池電極巻回装
置において、4本の繰り出し軸には、負極集電体の両面
に負極合剤が塗布された負極電極材料の原反ロールと、
正極集電体の両面に正極合剤が塗布された正極電極材料
の原反ロールと、それぞれ微孔性ポリプロピレンフィル
ムよりなる第1及び第2のセパレータの原反ロールとが
それぞれ装着される。
【0004】巻取り部には、巻取軸が配設されている。
この巻取り部は、巻取軸を一定方向及び一定速度で回転
駆動させて、各繰り出し軸より繰り出された各材料を巻
取軸に巻回させて巻回電極体を作製する。すなわち、第
1のセパレータ、正極電極材料、第2のセパレータ及び
負極電極材料は、順次重ねられた状態で、回転駆動され
る巻取軸に所定量に亘って巻き付けられ、巻回電極体を
構成する。
【0005】この巻取り部においては、正極電極材料及
び負極電極材料は、これら各電極材料を挟んで巻取軸側
に送り出す送り出し機構によって、単位長さだけ巻取軸
側に送り出されて、巻取軸に巻回される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電池電極巻回装置の巻取り部においては、巻取軸側に
送り出された正極電極材料及び負極電極材料が巻取軸に
巻回されて電極が形成されるが、形成された電極におけ
る各電極材料の互いの位置関係や、各電極材料の巻取り
長さは、各電極材料を巻取軸に向けて送り出す送り出し
機構の動作長だけで制御されている。
【0007】したがって、送り出し機構において電極材
料を挟む部分と電極材料とが滑ったり、巻取軸に対して
電極材料が滑ったりすると、各電極材料の互いの位置関
係や各電極材料の巻取り長さに誤差が生ずる。このよう
な誤差が生じて巻回された電極は、この電極を用いて電
池を構成したときの内部短絡などの事故の要因を有して
いることとなるので、電極として不良品であり、次工程
に送ることができない。
【0008】そして、このような不良品を発見するに
は、巻回されて形成された電極を分解して調べるより方
法がない。しかし、電極を分解して調べるのでは、巻回
されている状態での両電極材料の正確な位置関係の判断
は困難であり、検査を行う作業者によって判定に個人差
が生ずる虞れある。また、電極を分解して調べること
は、形成される電極の全てについて行うことはできず、
例えば10個に1個とか100個に1個とかをサンプリ
ングして行ういわゆる抜き取り検査とせざるを得ない。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、非水電解液二次電池作製のため
の電池電極巻回装置のように原反ロールより繰り出され
る電極材料を巻取軸により巻き取って電池電極を形成す
る電池電極巻回装置であって、電池電極をなす電極材料
の互いの位置関係や各電極材料の巻取り長さに誤差がが
生じた場合には、この電池電極を分解せずとも、このよ
うな誤差が生じたことを判別できるようになされた電池
電極巻回装置及び方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、それぞれ帯状に形成されてそれぞれの原
反ロールに巻回され一の電池電極を構成する単位長さ毎
に断続的に活性物質のコーティングがなされ各原反ロー
ルより繰り出される正負電極材料を巻取軸に導きこの巻
取軸を回転操作することにより各電極材料を巻取軸によ
り重ねて巻き取って巻回させて電池電極を形成する電池
電極巻回装置において、巻取軸に向けて送り出される正
負電極材料における活性物質のコーティングの不連続部
を検出する第1及び第2の初期位置検出手段と、巻取軸
に向けて送り出された正負電極材料の長さを検出する第
1及び第2の長さ検出手段とを備え、判別手段により、
これら各初期位置検出手段及び各長さ検出手段よりの検
出結果に基づいて、形成された電池電極の良否を判別す
ることを特徴とするものである。
【0011】したがって、この電池電極巻回装置におい
ては、形成された電池電極の良否を電池電極を分解しな
くとも判別することができる。
【0012】また、本発明は、それぞれ帯状に形成され
てそれぞれの原反ロールに巻回され一の電池電極を構成
する単位長さ毎に断続的に活性物質のコーティングがな
され各原反ロールより繰り出される正負電極材料を巻取
軸に導きこの巻取軸を回転操作することにより各電極材
料を巻取軸により重ねて巻き取って巻回させて電池電極
を形成する電池電極巻回方法において、巻取軸に向けて
送り出される正負電極材料における活性物質のコーティ
ングの不連続部を検出し、巻取軸に向けて送り出された
正負電極材料の長さを検出し、巻取軸に向けて送り出さ
れた各電極材料のそれぞれの活性物質のコーティングの
不連続部からの長さの比較に基づいて、形成された電池
電極の良否を判別することを特徴とするものである。
【0013】したがって、この電池電極巻回方法におい
ては、形成された電池電極の良否を電池電極を分解しな
くとも判別することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。この実施の形態は、本発明に
係る電池電極巻回装置を、非水電解液二次電池の巻回電
極体を作製するための装置として構成したものである。
また、本発明に係る電池電極巻回装置は、本発明に係る
電池電極巻回方法を実施する装置である。
【0015】非水電解液二次電池は、リチウムやリチウ
ムイオン合金、さらには炭素材料のような、リチウムイ
オンをドープし、かつ脱ドープが可能な物質を負極とし
て使用し、また、正極としてリチウムコバルト複合酸化
物等のリチウム複合酸化物を使用する二次電池である。
この非水電解液二次電池は、電池電圧が高く、高エネル
ギー密度を有し、また、サイクル特性に優れた二次電池
である。
【0016】非水電解液二次電池の電極体は、リチウム
のドープ及び脱ドープが可能な炭素材料であるKHカー
ボン等よりなる負極合剤が帯状の電極集電体に塗布され
た正極電極材料と、リチウムと遷移金属の複合酸化物で
あるLiCoO2等よりなる正極合剤が帯状の電極集電
体に塗布された負極電極材料とが、微孔性ポリプロピレ
ンフィルムからなるセパレータを介して巻取軸に複数回
巻回されることにより巻回電極体として形成されて構成
されている。この巻回電極体は、電池電極巻回装置を用
いて巻回体状に作製される。正極電極材料及び負極電極
材料においては、図3に示すように、活性物質のコーテ
ィング7a,9aが、一の電極を形成する単位長さ毎に
断続的になされている。すなわち、各電極材料7,9に
おいては、単位長さに亘って活性物質のコーティング7
a,9aがなされ、次の単位長さとの間には、活性物質
のコーティングの不連続部分7b,9bがある。
【0017】このような巻回電極体を作製する本発明に
係る電池電極巻回装置は、図1に示すように、支持板部
1を有し、この支持板部1の表面部上に第1乃至第4の
繰り出し軸2,3,4,5と、巻取り部6とを有して構
成されている。
【0018】第1の繰り出し軸2には、正極電極材料7
の原反ロールが巻回された正極電極材料リール8が装着
される。第2の繰り出し軸3には、負極電極材料9の原
反ロールが巻回された負極電極材料リール10が装着さ
れる。また、第3の繰り出し軸4には、第1のセパレー
タ11の原反ロールが巻回された第1のセパレータリー
ル12が装着される。そして、第4の繰り出し軸5に
は、第2のセパレータ13の原反ロールが巻回された第
2のセパレータリール14が装着される。
【0019】巻取り部6には、巻取軸15が配設されて
いる。この巻取り部6は、巻取軸15を一定方向及び一
定速度で回転駆動させて、各繰り出し軸2,3,4,5
より繰り出された各材料7,9,11,13を巻取軸1
5に巻回させて巻回電極体16を作製するものである。
すなわち、第1のセパレータ11、正極電極材料7、第
2のセパレータ13及び負極電極材料9は、順次重ねら
れた状態で、回転駆動される巻取軸15に所定量に亘っ
て巻き付けられ、図4に示すように、巻回電極体16を
構成する。
【0020】なお、第1の繰り出し軸2の近傍には、交
換用の正極電極材料7の原反ロールが巻回された正極電
極材料リール17が装着された第5の繰り出し軸18が
配設されている。これら第1の繰り出し軸2と第5の繰
り出し軸18とは、装着された正極電極材料リール8,
17に巻回された正極電極材料7の繰り出しの終了毎に
交換されて交互に使用される。また、第2の繰り出し軸
3の近傍には、交換用の負極電極材料9の原反ロールが
巻回された負極電極材料リール19が装着された第6の
繰り出し軸20が配設されている。これら第2の繰り出
し軸3と第6の繰り出し軸20とは、装着された負極電
極材料リール10,19に巻回された負極電極材料9の
繰り出しの終了毎に交換されて交互に使用される。
【0021】この電池電極巻回装置において、正極電極
材料7は、正極電極材料リール8より繰り出されると、
支持板部1の表面部上に回転可能に配設されたガイドロ
ーラ21によりガイドされて、リール部エッジセンサ2
2を通り、ガイドローラ23,24を経て、テンション
アーム25のローラ部26に至る。リール部エッジセン
サ22は、正極電極材料7のエッジ位置を検出して、検
出結果を制御回路に送る。この制御回路は、リール部エ
ッジセンサ22より送られた検出結果に基づき、図示し
ないボールネジを介して、第1の繰り出し軸2を正極電
極材料リール8とともに軸方向に移動操作して、正極電
極材料7のエッジが所定位置となるように制御する。テ
ンションアーム25は、ローラ部26により正極電極材
料7の走行をガイドしつつ、この正極電極材料7に所定
の張力を発生させる。テンションアーム25のローラ部
26を経た正極電極材料7は、複数のガイドローラ2
7,28,29,30,31を経て、エッジコントロー
ラ35に至る。
【0022】このエッジコントローラ35は、一対のロ
ーラ体32,33及びエッジセンサ34を有して構成さ
れている。一対のローラ体32,33は、正極電極材料
7のエッジに対して垂直、すなわち、この正極電極材料
7の走行方向に対して垂直であって互いに平行な一対の
回転軸回りにそれぞれ回転可能に支持され、この正極電
極材料7の両面部をそれぞれの外周面部により共働して
挟んでいる。これらローラ体32,33は、例えばゴム
の如き材料より構成されており、正極電極材料7が繰り
出されることにより、この正極電極材料7によって回転
される。エッジセンサ34は、各ローラ体32,33の
近傍であってこれらローラ体32,33の間を通った後
の正極電極材料7が通過する位置に配設され、正極電極
材料7のエッジの位置を検出する。このエッジセンサ3
4は、ラインセンサであって、正極電極材料7のエッジ
の該エッジに垂直な方向についての位置を検出するもの
である。
【0023】一対のローラ体32,33は、互いに外周
面部を圧接させている。すなわち、これらローラ体3
2,33のうちの一方を支持する回転軸は、他方を支持
する回転軸に対する接離方向に移動可能に支持されてお
り、支持板部1に対して取り付けられた図示しないエア
シリンダの作動により、他方のローラ体を支持する回転
軸に対して接近する方向に付勢されている。
【0024】そして、エッジコントローラ35は、各ロ
ーラ体32,33をそれぞれの回転軸方向に移動操作す
る図示しないサーボモータを有している。このサーボモ
ータは、支持板部1の裏面側に位置している。このサー
ボモータは、制御回路により、エッジセンサ34による
検出結果に基づいて駆動制御される。すなわち、制御回
路は、エッジセンサ34による検出結果に基づいてサー
ボモータを駆動制御することにより正極電極材料7のエ
ッジの位置を補正する。
【0025】このエッジコントローラ35においては、
正極電極材料7が各ローラ体32,33により直接挟ま
れてエッジに対する垂直方向に移動操作されるので、正
極電極材料7の速度が変化しても、正極電極材料7のエ
ッジ位置の制御、補正が確実に行われる。また、各ロー
ラ体32,33及びこれらローラ体32,33とともに
これらローラ体32,33の回転軸方向に移動操作され
る部分は軽量であるので、正極電極材料7のエッジ位置
の迅速な制御、補正が行える。
【0026】エッジコントローラ35を経た正極電極材
料7は、支持板部1の表面部上に回転可能に配設された
複数のガイドローラ36,37,38,39,40によ
りガイドされて、正極リード溶接部42に至る。この正
極リード溶接部42においては、正極電極材料7には、
超音波溶着器41によって、電池の正極出力端子に接続
される正極リードが溶着される。そして、正極電極材料
7は、ニップロール43により挟まれてさらに送られ、
ガイドローラ43,44を経てテンショナ45を経るこ
とにより所定の張力を生じ、さらに、複数のガイドロー
ラ46,47,48,49,50によりガイドされ、テ
ンショナ51を経て、複数のガイドローラ52,53,
54及びエッジセンサ55を経て、巻取部6の巻取軸1
5に向けて送り出された正極電極材料7の長さを検出す
る第1の長さ検出手段となる第1のエンコーダ56のロ
ータ部にガイドされて、巻取り部6に至る。この第1の
エンコーダ56は、ロータ部を介して、このロータ部を
通過した正極電極材料7の長さを検出することができ
る。
【0027】なお、ニップロール43は、正極電極材料
7の走行に無抵抗に追従して回転操作されるものではな
く、このニップロール43の前後では、正極電極材料7
の張力は異なるものとなっている。すなわち、正極電極
材料7の張力は、ニップロール43通過前では、このニ
ップロール43より前にあるテンションアーム25など
によって決まり、ニップロール43通過後では、このニ
ップロール43より後にあるテンショナ45,51など
によって決まる。
【0028】また、負極電極材料9は、負極電極材料リ
ール10より繰り出されると、支持板部1の表面部上に
回転可能に配設されたガイドローラ58によりガイドさ
れて、リール部エッジセンサ59を通り、ガイドローラ
60,61を経て、テンションアーム62のローラ部6
3に至る。リール部エッジセンサ59は、負極電極材料
9のエッジ位置を検出して、検出結果を制御回路に送
る。この制御回路は、リール部エッジセンサ59より送
られた検出結果に基づき、図示しないボールネジを介し
て、第2の繰り出し軸3を負極電極材料リール8ととも
に軸方向に移動操作して、負極電極材料9のエッジが所
定位置となるように制御する。テンションアーム62
は、ローラ部63により負極電極材料9の走行をガイド
しつつ、この負極電極材料9に所定の張力を発生させ
る。テンションアーム62のローラ部63を経た負極電
極材料9は、複数のガイドローラ64,65,66,6
7,68を経て、エッジコントローラ35に至る。
【0029】このエッジコントローラ35は、上述した
正極電極材料7について用いられているものと同様に、
一対のローラ体32,33及びエッジ位置検出手段とな
るエッジセンサ34を有して構成されている。すなわ
ち、制御回路は、エッジセンサ34による検出結果に基
づいて、負極電極材料9のエッジの位置を補正する。こ
のエッジコントローラ35においても、負極電極材料9
が各ローラ体32,33により直接挟まれてエッジに対
する垂直方向に移動操作されるので、負極電極材料9の
速度が変化しても、負極電極材料9のエッジ位置の制
御、補正が確実に行われる。また、各ローラ体32,3
3及びこれらローラ体32,33とともにこれらローラ
体32,33の回転軸方向に移動操作される部分は軽量
であるので、負極電極材料9のエッジ位置の迅速な制
御、補正が行える。
【0030】エッジコントローラ35を経た負極電極材
料9は、支持板部1の表面部上に回転可能に配設された
複数のガイドローラ69,70,71,72,73によ
りガイドされて、負極リード溶接部75に至る。この負
極リード溶接部75においては、負極電極材料9には、
超音波溶着器74によって、電池の負極出力端子に接続
される負極リードが溶着される。そして、負極電極材料
9は、ニップロール77により挟まれてさらに送られ、
ガイドローラ78及びテンショナ79を経て、ガイドロ
ーラ80及びテンショナ81を経ることにより所定の張
力を生じ、さらに、複数のガイドローラ82,83,8
4によりガイドされ、テンショナ85を経て、複数のガ
イドローラ86,87,88及びエッジセンサ55を経
て、巻取部6の巻取軸15に向けて送り出された負極電
極材料9の長さを検出する第2の長さ検出手段となる第
2のエンコーダ89のロータ部にガイドされて、巻取り
部6に至る。この第2のエンコーダ89は、ロータ部を
介して、このロータ部を通過した負極電極材料9の長さ
を検出することができる。
【0031】なお、ニップロール77は、負極電極材料
9の走行に無抵抗に追従して回転操作されるものではな
く、このニップロール77の前後では、負極電極材料9
の張力は異なるものとなっている。すなわち、負極電極
材料9の張力は、ニップロール77通過前では、このニ
ップロール77より前にあるテンションアーム62など
によって決まり、ニップロール77通過後では、このニ
ップロール77より後にあるテンショナ79,81,8
5などによって決まる。
【0032】第1のセパレータ11は、第1のセパレー
タリール12より繰り出されると、支持板部1の表面部
上に回転可能に配設されたガイドローラ91及びエッジ
センサ92を経て、ガイドローラ93及びテンショナ9
4を経ることにより所定の張力を生じ、さらに、複数の
ガイドローラ95,96,97によりガイドされ、エッ
ジセンサ98を経て、ガイドローラ99,100にガイ
ドされて、巻取り部6に至る。
【0033】また、第2のセパレータ13は、第2のセ
パレータリール14より繰り出されると、支持板部1の
表面部上に回転可能に配設されたガイドローラ101及
びエッジセンサ102を経て、ガイドローラ103,1
04及びテンショナ105を経ることにより所定の張力
を生じ、さらに、複数のガイドローラ106,107,
108,109によりガイドされ、エッジセンサ110
を経て、ガイドローラ111,112,113にガイド
されて、巻取り部6に至る。
【0034】巻取り部6には、図2に示すように、巻取
軸15が回転可能に配設されている。この巻取軸15
は、巻取りモータ125により、一定方向及び一定速度
で回転操作される。各繰り出し軸2,3,4,5より繰
り出されてこの巻取り部6に至った各材料7,9,1
1,13は、巻取軸15に巻回されることにより、図4
に示すように、巻回電極体16を構成する。
【0035】この巻取り部6には、正極側送り出し機構
57が設けられている。この正極側送り出し機構57
は、正極電極材料7の挟持及び巻取軸15に対する接離
方向の移動操作が可能に構成されている。この正極側送
り出し機構57の動作は、この巻取り部6に設けられた
センサ119の検出信号に基づいて、制御回路により制
御される。このセンサ119は、巻取軸15に向けて送
り出される正極電極材料7における活性物質のコーティ
ング7aの不連続部7bを検出する第1の初期位置検出
手段となるものである。すなわち、このセンサ119
は、図3に示すように、正極電極材料7における正極合
剤の不連続部7bの後の塗布開始部7cを検出すること
により、1つの巻回電極体16を構成するための正極電
極材料7の1単位長さの検出を可能とする。そして、こ
の巻取り部6においては、正極電極材料7は、正極側送
り出し機構57により挟持されて、この正極側送り出し
機構57が巻取軸15側に移動操作されることにより、
巻取軸15に向けて、1単位長さ分だけ送り出される。
【0036】また、この巻取り部6には、負極側送り出
し機構90が設けられている。この負極側送り出し機構
90は、負極電極材料9の挟持及び巻取軸15に対する
接離方向の移動操作が可能に構成されている。この負極
側送り出し機構90の動作は、この巻取り部6に設けら
れたセンサ121の検出信号に基づいて、制御回路によ
り制御される。このセンサ121は、巻取軸15に向け
て送り出される負極電極材料9における活性物質のコー
ティング9aの不連続部9bを検出する第1の初期位置
検出手段となるものである。すなわち、このセンサ12
1は、図3に示すように、負極電極材料9における負極
合剤の不連続部9bの後の塗布開始部9cを検出するこ
とにより、1つの巻回電極体16を構成するための負極
電極材料9の1単位長さの検出を可能とする。そして、
この巻取り部6においては、負極電極材料9は、負極側
送り出し機構90により挟持されて、この負極側送り出
し機構90が巻取軸15側に移動操作されることによ
り、巻取軸15に向けて、1単位長さ分だけ送り出され
る。
【0037】そして、この電池電極巻回装置において
は、第1及び第2のエンコーダ56,89、各センサ1
19,121及び巻取軸15を駆動する巻取りモータ1
25に設けられたエンコーダよりの出力信号が送られて
信号処理を行う判別手段となる制御回路が設けられてい
る。この制御回路は、各センサ119,121により各
電極材料7,9の塗布開始部7c,9cが検出される
と、第1及び第2のエンコーダ56,89の計数値を0
にリセットする。そして、ここから、これらエンコーダ
56,89の計数値に基づき、巻取軸15側に送られる
各電極材料7,9の長さを検出する。そして、巻取りモ
ータ125に設けられたエンコーダからの出力信号によ
り巻取軸15に各電極材料7,9が巻き付く程度に巻取
軸15が回転されたことが検出されると、両電極材料
7,9の巻取軸15側への送り量の比較を行う。制御回
路は、これら送り量と予め設定されている送り量の標準
値との比較を行って、図5に示すように、巻き始めの正
負電極材料7,9における活性物質のコーティング7
a,9aの塗布開始部7c,9c間の位置ずれ量Δを検
出する。そして、この位置ずれ量Δが所定の値以上に大
きい場合には、形成される巻回電極体16を不良品とし
て扱い、次の工程に送られないようにする。
【0038】巻取軸15には、第1のセパレータ11、
正極電極材料7、第2のセパレータ13及び負極電極材
料9が順次重ねられた状態で、この巻取軸15が回転駆
動されることにより巻き付けられる。そして、正極電極
材料7は正極側カッタ120により、負極電極材料9は
負極側カッタ122により、それぞれ切断される。各電
極材料7,9が切断された後、各セパレータ11,13
も切断される。そして、図1に示すように、解れ止めテ
ープ115がこの巻回体の外周面部に貼着されて解れ止
めが図られることにより、巻回電極体16が完成され
る。この解れ止めテープ115は、ロール状に巻回され
て、支持板部1に設けられた支軸114により回転可能
に支持されている。そして、この解れ止めテープ115
は、ロールより繰り出されて、ガイドローラ116,1
17によりガイドされて、巻取り部6に送られる。
【0039】なお、各セパレータ11,13が切断され
るときには、巻取り軸15に最も近いガイドローラ12
3,124が互いに外周面部を接触される状態に移動操
作され、切断後の各セパレータ11,13の先端側部分
は、これらガイドローラ123,124によって挟持さ
れる。そして、巻取り軸15が軸方向に移動操作されて
巻回電極体16の中心部より抜き取られることにより、
この巻回電極他16は、巻取軸15より外れて、図1に
示すように、搬送装置118上に載置される。この搬送
装置118は、巻回電極体16を、巻取り部6の近傍よ
りこの電池電極巻回装置の外方側へ搬出する。
【0040】巻取軸15は、先端部に向けて開放された
すり割り部を有している。一の巻回電極体16が完成さ
れてこの巻回電極体16が巻取軸15より外された後、
この巻取り軸15は、軸方向に移動操作されて復帰する
とき、ガイドローラ123,124によって挟持された
各セパレータ11,13の先端側部分をすり割り部内に
挿入させる。このようにして各セパレータ11,13の
先端側部分が巻取軸15のすり割り内に挿入されること
により、次の巻回電極体16を構成する各材料の巻回が
可能となる。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電池電極巻
回装置及び方法においては、形成された電池電極の良否
が、巻回動作中に判別することができ、電池電極を分解
することなく判別することができる。
【0042】すなわち、本発明は、非水電解液二次電池
作製のための電池電極巻回装置のように原反ロールより
繰り出される電極材料を巻取軸により巻き取って電池電
極を形成する電池電極巻回装置であって、電池電極をな
す電極材料の互いの位置関係や各電極材料の巻取り長さ
に誤差がが生じた場合には、この電池電極を分解せずと
も、このような誤差が生じたことを判別できるようにな
された電池電極巻回装置及び方法を提供することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池電極巻回装置の構成を示す正
面図である。
【図2】上記電池電極巻回装置の巻取軸の部分の構成を
示す正面図である。
【図3】上記電池電極巻回装置によって作製される巻回
電極体の材料となる電極材料の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】上記電池電極巻回装置によって作製された巻回
電極体の構成を示す斜視図である。
【図5】上記電池電極巻回装置によって作製された巻回
電極体の中心部の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
7 正極電極材料、9 負極電極材料、7a,9a コ
ーティング、7b,9b 不連続部、7c,9c 塗布
開始部、15 巻取軸、56 第1のエンコーダ、89
第2のエンコーダ、119,121 センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ帯状に形成されてそれぞれの原
    反ロールに巻回され、一の電池電極を構成する単位長さ
    毎に断続的に活性物質のコーティングがなされ、該各原
    反ロールより繰り出される正負電極材料を巻取軸に導
    き、この巻取軸を回転操作することにより該各電極材料
    を該巻取軸により重ねて巻き取って巻回させて電池電極
    を形成する電池電極巻回装置において、 上記巻取軸に向けて送り出される正極電極材料における
    活性物質のコーティングの不連続部を検出する第1の初
    期位置検出手段と、 上記巻取軸に向けて送り出された正極電極材料の長さを
    検出する第1の長さ検出手段と、 上記巻取軸に向けて送り出される負極電極材料における
    活性物質のコーティングの不連続部を検出する第2の初
    期位置検出手段と、 上記巻取軸に向けて送り出された負極電極材料の長さを
    検出する第2の長さ検出手段と、 上記各初期位置検出手段及び各長さ検出手段より検出結
    果を送られ、これら検出結果を比較する判別手段とを備
    え、 上記判別手段は、上記巻取軸に向けて送り出された各電
    極材料のそれぞれの活性物質のコーティングの不連続部
    からの長さの比較に基づいて、形成された電池電極の良
    否を判別することを特徴とする電池電極巻回装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ帯状に形成されてそれぞれの原
    反ロールに巻回され、一の電池電極を構成する単位長さ
    毎に断続的に活性物質のコーティングがなされ、該各原
    反ロールより繰り出される正負電極材料を巻取軸に導
    き、この巻取軸を回転操作することにより該各電極材料
    を該巻取軸により重ねて巻き取って巻回させて電池電極
    を形成する電池電極巻回方法において、 上記巻取軸に向けて送り出される正極電極材料における
    活性物質のコーティングの不連続部を検出し、 上記巻取軸に向けて送り出された正極電極材料の長さを
    検出し、 上記巻取軸に向けて送り出される負極電極材料における
    活性物質のコーティングの不連続部を検出し、 上記巻取軸に向けて送り出された負極電極材料の長さを
    検出し、 上記巻取軸に向けて送り出された各電極材料のそれぞれ
    の活性物質のコーティングの不連続部からの長さの比較
    に基づいて、形成された電池電極の良否を判別すること
    を特徴とする電池電極巻回方法。
JP9224097A 1997-08-20 1997-08-20 電池電極巻回装置及び方法 Withdrawn JPH1167262A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172808A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Dainippon Printing Co Ltd 電池の製造方法
JP2011238375A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Hitachi Vehicle Energy Ltd 二次電池およびその製造方法
CN112913047A (zh) * 2018-10-24 2021-06-04 武藏能源解决方案有限公司 电极制造装置以及电极制造方法

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