JPH091288A - 鋳型造型方法及びその装置 - Google Patents
鋳型造型方法及びその装置Info
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- JPH091288A JPH091288A JP17439695A JP17439695A JPH091288A JP H091288 A JPH091288 A JP H091288A JP 17439695 A JP17439695 A JP 17439695A JP 17439695 A JP17439695 A JP 17439695A JP H091288 A JPH091288 A JP H091288A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳物砂の型締りが不足し易い鋳枠内面に近い
鋳型周辺部でパタ−ンプレ−トに近い部分の型締りをよ
くして鋳型を造型する方法及びその装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 鋳枠3の内面に対して相対的に若干小さな筒
状の薄板環状体9を鋳物砂S中に挿入押し下げしてこの
部分の鋳物砂Sの予備圧縮をした後押圧手段により鋳物
砂全体を押圧して鋳型を造型する方法及びその装置
鋳型周辺部でパタ−ンプレ−トに近い部分の型締りをよ
くして鋳型を造型する方法及びその装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 鋳枠3の内面に対して相対的に若干小さな筒
状の薄板環状体9を鋳物砂S中に挿入押し下げしてこの
部分の鋳物砂Sの予備圧縮をした後押圧手段により鋳物
砂全体を押圧して鋳型を造型する方法及びその装置
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パタ−ンプレ−トと鋳
枠とにより画成された空間に投入された鋳物砂を押圧し
て鋳型を造型する方法及びその装置に関する。
枠とにより画成された空間に投入された鋳物砂を押圧し
て鋳型を造型する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来上記のような押圧による鋳型
の造型においては鋳枠の内面に近い鋳型周縁下端部(鋳
物砂の上面から最も遠い位置となるパタ−ンプレ−トの
鋳枠寄り位置)の型締りが不足し易い傾向にある。これ
は鋳枠内に鋳物砂を投入する際に、鋳枠内壁面に近い部
分での砂密度が小さくなりがちであること、及び鋳物砂
の押圧時に鋳枠内壁面との摩擦の影響でこの部分の鋳物
砂に押圧力が伝わりにくいことによるものである。この
ような型締りの悪い部分のある鋳型は型くずれを起し易
いと共に注湯時に変形し易く、寸法精度の良い健全な鋳
物を得ることができなくなる。このようなことからパタ
−ンプレ−トの近くにおいても十分な型締めりを得るた
めにジョルトによる予備充填をしたり、多数のセグメン
トスクイズフッドにより鋳物砂を押圧するようにした
り、圧縮空気を鋳物砂中に貫流させて鋳物砂を予備充填
するものあるいは押圧板の下面周縁部に長い突出物を設
けて鋳枠の内面近くを強く押圧させるもの等が公知にな
っている。
の造型においては鋳枠の内面に近い鋳型周縁下端部(鋳
物砂の上面から最も遠い位置となるパタ−ンプレ−トの
鋳枠寄り位置)の型締りが不足し易い傾向にある。これ
は鋳枠内に鋳物砂を投入する際に、鋳枠内壁面に近い部
分での砂密度が小さくなりがちであること、及び鋳物砂
の押圧時に鋳枠内壁面との摩擦の影響でこの部分の鋳物
砂に押圧力が伝わりにくいことによるものである。この
ような型締りの悪い部分のある鋳型は型くずれを起し易
いと共に注湯時に変形し易く、寸法精度の良い健全な鋳
物を得ることができなくなる。このようなことからパタ
−ンプレ−トの近くにおいても十分な型締めりを得るた
めにジョルトによる予備充填をしたり、多数のセグメン
トスクイズフッドにより鋳物砂を押圧するようにした
り、圧縮空気を鋳物砂中に貫流させて鋳物砂を予備充填
するものあるいは押圧板の下面周縁部に長い突出物を設
けて鋳枠の内面近くを強く押圧させるもの等が公知にな
っている。
【0003】しかしジョルトによる予備充填の場合は、
振動、騒音が激しい上にこれら衝撃に耐える頑丈な構造
にしなければならないという問題がある。またセグメン
トスクイズフッドによる押圧は各セグメントを作動させ
るシリンダがセグメントの数に対応して必要となると共
に機構的にセグメントスクイズフッドを一定限度以下に
小さくすることができない問題がある。さらに圧縮空気
を鋳物砂中に貫流させて予備充填させるものは高圧空気
を取扱うため耐圧空気設備や各部材のエヤ−シ−ル機構
等が必要であり、設備が大型化する問題がある。また押
圧板の下面周縁に長い突出物を設けて鋳枠内面近くを強
く押圧するものは突出物のない部分の型締りが逆に弱く
なる問題がある。
振動、騒音が激しい上にこれら衝撃に耐える頑丈な構造
にしなければならないという問題がある。またセグメン
トスクイズフッドによる押圧は各セグメントを作動させ
るシリンダがセグメントの数に対応して必要となると共
に機構的にセグメントスクイズフッドを一定限度以下に
小さくすることができない問題がある。さらに圧縮空気
を鋳物砂中に貫流させて予備充填させるものは高圧空気
を取扱うため耐圧空気設備や各部材のエヤ−シ−ル機構
等が必要であり、設備が大型化する問題がある。また押
圧板の下面周縁に長い突出物を設けて鋳枠内面近くを強
く押圧するものは突出物のない部分の型締りが逆に弱く
なる問題がある。
【0004】さらに複雑な形状の製品キャビティ−の鋳
型を造型する場合には多数のシリンダを下向きにして設
け、そのピストンロッドを鋳物砂の中に圧入して全体を
予備圧縮し、ピストンロッドを引き抜いた後にスクイズ
プレ−トにより鋳物砂全体を圧縮するものも特公昭63
−21577号公報により公知になっている。しかしこ
の装置もセグメントスクイズフッドの場合と同様に多数
のシリンダが必要になり装置が複雑大型化する問題があ
る。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので鋳物砂
の型締りが不足し易い鋳枠内面に近い鋳型周辺部でパタ
−ンプレ−トに近い部分の型締りをよくして鋳型を造型
する方法及びその装置を提供することを目的とする。
型を造型する場合には多数のシリンダを下向きにして設
け、そのピストンロッドを鋳物砂の中に圧入して全体を
予備圧縮し、ピストンロッドを引き抜いた後にスクイズ
プレ−トにより鋳物砂全体を圧縮するものも特公昭63
−21577号公報により公知になっている。しかしこ
の装置もセグメントスクイズフッドの場合と同様に多数
のシリンダが必要になり装置が複雑大型化する問題があ
る。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので鋳物砂
の型締りが不足し易い鋳枠内面に近い鋳型周辺部でパタ
−ンプレ−トに近い部分の型締りをよくして鋳型を造型
する方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明における鋳型造型方法は、パタ−ンプレ−トの上
部に鋳枠を載置し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより
画成する空間に鋳物砂を投入する工程と、該鋳枠の内面
に対して相似的に若干小さな筒状の薄板環状体を鋳物砂
の上方からパタ−ンプレ−トに向って相対的に挿入押し
下げをしてパタ−ンプレ−ト上部における鋳枠内面付近
の鋳物砂を予備圧縮する工程と、該薄板環状体を鋳物砂
から抜き出した後に該鋳物砂の上面全体を押圧手段によ
り押圧する工程と、から成ることを特徴とし、本発明に
おける鋳型造型装置はパタ−ンプレ−トと鋳枠とにより
画成する空間に鋳物砂を投入して鋳型を造型する鋳型造
型装置であって、該パタ−ンプレ−ト設置位置上方に、
前記鋳枠内に投入された鋳物砂を上方から圧縮するため
に相対的に昇降可能にして配設された押圧板と、該押圧
板の外周あるいは周縁部に対して相対的に昇降可能にし
て遊貫されかつ前記鋳枠の内面に対して相似的に若干小
さく形成された筒状の薄板環状体とを具備したことを特
徴とするものである。
本発明における鋳型造型方法は、パタ−ンプレ−トの上
部に鋳枠を載置し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより
画成する空間に鋳物砂を投入する工程と、該鋳枠の内面
に対して相似的に若干小さな筒状の薄板環状体を鋳物砂
の上方からパタ−ンプレ−トに向って相対的に挿入押し
下げをしてパタ−ンプレ−ト上部における鋳枠内面付近
の鋳物砂を予備圧縮する工程と、該薄板環状体を鋳物砂
から抜き出した後に該鋳物砂の上面全体を押圧手段によ
り押圧する工程と、から成ることを特徴とし、本発明に
おける鋳型造型装置はパタ−ンプレ−トと鋳枠とにより
画成する空間に鋳物砂を投入して鋳型を造型する鋳型造
型装置であって、該パタ−ンプレ−ト設置位置上方に、
前記鋳枠内に投入された鋳物砂を上方から圧縮するため
に相対的に昇降可能にして配設された押圧板と、該押圧
板の外周あるいは周縁部に対して相対的に昇降可能にし
て遊貫されかつ前記鋳枠の内面に対して相似的に若干小
さく形成された筒状の薄板環状体とを具備したことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
により、型締りの不足しがちな鋳枠内面に近い周縁部
を、パタ−ンプレ−ト近くまで筒状の薄板環状体により
予備圧縮した後に鋳枠内の鋳物砂全体を押圧して全体的
に型締りのよい鋳型を造型するようになる。またこのよ
うな鋳型の造型は薄板環状体と押圧手段とを組合せた簡
単な構造の装置によって達成できる。
により、型締りの不足しがちな鋳枠内面に近い周縁部
を、パタ−ンプレ−ト近くまで筒状の薄板環状体により
予備圧縮した後に鋳枠内の鋳物砂全体を押圧して全体的
に型締りのよい鋳型を造型するようになる。またこのよ
うな鋳型の造型は薄板環状体と押圧手段とを組合せた簡
単な構造の装置によって達成できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図3により
詳しく説明する。基台1上には上面中央部にパタ−ン2
Aを取付けたパタ−ンプレ−ト2が載置され、該パタ−
ンプレ−ト2上に鋳型3及び盛枠4が積み重ねて載置さ
れ、パタ−ンプレ−ト2と鋳枠3及び盛枠4とにより鋳
型キャビティ−となる空間を画成する。一方基台1の上
方には、図示されないシリンダのピストンロッド5に連
結されて昇降可能にされた取付板6を図示されないシリ
ンダのピストンロッド7に連結されて盛枠4内に押し込
まれるように形成された押圧板8とが出入れ可能にして
載置されており、該取付板6の下面には、前記鋳枠3及
び盛枠4の内面に対して相似的に若干小さく形成された
筒状の薄板環状体9が取付けられている。尚薄板環状体
9の高さは積み重ねられた鋳枠3及び盛枠4の高さとほ
ぼ同じ高さにされている。
詳しく説明する。基台1上には上面中央部にパタ−ン2
Aを取付けたパタ−ンプレ−ト2が載置され、該パタ−
ンプレ−ト2上に鋳型3及び盛枠4が積み重ねて載置さ
れ、パタ−ンプレ−ト2と鋳枠3及び盛枠4とにより鋳
型キャビティ−となる空間を画成する。一方基台1の上
方には、図示されないシリンダのピストンロッド5に連
結されて昇降可能にされた取付板6を図示されないシリ
ンダのピストンロッド7に連結されて盛枠4内に押し込
まれるように形成された押圧板8とが出入れ可能にして
載置されており、該取付板6の下面には、前記鋳枠3及
び盛枠4の内面に対して相似的に若干小さく形成された
筒状の薄板環状体9が取付けられている。尚薄板環状体
9の高さは積み重ねられた鋳枠3及び盛枠4の高さとほ
ぼ同じ高さにされている。
【0008】この状態でパタ−ンプレ−ト2と鋳枠3及
び盛枠4で画成された鋳型キャビティ−となる空間に鋳
物砂Sを投入する。次に薄板環状体9を取付けた取付板
6をピストンロッド5の作動により下降させて薄板環状
体9を鋳物砂S中に挿入押し下げをしてゆき薄板環状体
9の下端がパタ−ンプレ−ト2の若干上方位置に達した
位置で下降を停止する。(図1参照)これにより鋳枠3
の近くの下端周縁部の鋳物砂Sが予備圧縮される。次に
ピストンロッド5を逆作動させて薄板環状体9を鋳物砂
Sから抜き出した後図3に示すようにピストンロッド7
を作動させて押圧板8を盛枠4内に押圧投入して鋳物砂
Sを押圧圧縮して全体的に型締りのよい鋳型を造型す
る。
び盛枠4で画成された鋳型キャビティ−となる空間に鋳
物砂Sを投入する。次に薄板環状体9を取付けた取付板
6をピストンロッド5の作動により下降させて薄板環状
体9を鋳物砂S中に挿入押し下げをしてゆき薄板環状体
9の下端がパタ−ンプレ−ト2の若干上方位置に達した
位置で下降を停止する。(図1参照)これにより鋳枠3
の近くの下端周縁部の鋳物砂Sが予備圧縮される。次に
ピストンロッド5を逆作動させて薄板環状体9を鋳物砂
Sから抜き出した後図3に示すようにピストンロッド7
を作動させて押圧板8を盛枠4内に押圧投入して鋳物砂
Sを押圧圧縮して全体的に型締りのよい鋳型を造型す
る。
【0009】次に鋳型造型装置について図4により詳し
く説明する。基台11上部にはその上面中央部にパタ−
ン12Aを取付けたパタ−ンプレ−ト12が載置され、
該パタ−ンプレ−ト12の上部に鋳枠13及び盛枠14
が積み重ねて載置されパタ−ンプレ−ト12と鋳枠13
及び盛枠14とにより鋳型キャビティ−となる空間を画
成するのは前記と同様である。該基台11上のパタ−ン
プレ−ト12に対応する上方には台車フレ−ム15が出
入れ可能にして配設されており、該台車フレ−ム15の
下面には2本の加圧シリンダ16,16が適当な間隔を
おいて下向きに設けられている。該加圧シリンダ16,
16のピストンロッド17,17下端間には支持板18
が水平状態にして固着されており、該支持板18の下部
には上方に延びる2本の加圧ロッド19,19が適当な
間隔をおいて連結されると共に該加圧ロッド19,19
の下端間には前記盛枠14の内部に嵌入可能な大きさ形
状にされた押圧板20が連結されている。
く説明する。基台11上部にはその上面中央部にパタ−
ン12Aを取付けたパタ−ンプレ−ト12が載置され、
該パタ−ンプレ−ト12の上部に鋳枠13及び盛枠14
が積み重ねて載置されパタ−ンプレ−ト12と鋳枠13
及び盛枠14とにより鋳型キャビティ−となる空間を画
成するのは前記と同様である。該基台11上のパタ−ン
プレ−ト12に対応する上方には台車フレ−ム15が出
入れ可能にして配設されており、該台車フレ−ム15の
下面には2本の加圧シリンダ16,16が適当な間隔を
おいて下向きに設けられている。該加圧シリンダ16,
16のピストンロッド17,17下端間には支持板18
が水平状態にして固着されており、該支持板18の下部
には上方に延びる2本の加圧ロッド19,19が適当な
間隔をおいて連結されると共に該加圧ロッド19,19
の下端間には前記盛枠14の内部に嵌入可能な大きさ形
状にされた押圧板20が連結されている。
【0010】さらに前記支持板18の中央部には挿入シ
リンダ21が下向きにして取付けられており、該挿入シ
リンダ21のピストンロッド22下端には前記加圧ロッ
ド19,19を摺動自在に貫通させた取付板23が固着
されている。該取付板23の下面には、全体が前記鋳枠
13及び盛枠14の内面に対して相似的に若干小さい筒
状を成すと共に各側面が多数の短冊体を若干の間隔を置
いて宙吊り状にした状態に形成されかつ前記押圧板20
に対し、この短冊体を上下に摺動自在に貫通させた薄板
環状体24が設けられている。尚薄板環状体24の高さ
は積み重ねられた鋳枠13及び盛枠14とほぼ同じ高さ
にされている。また、該薄板環状体24と押圧板20と
の係合関係は押圧板20を盛枠14の内面よりも若干小
さく形成し、押圧板20の外側を薄板環状体24で包囲
させる状態にしてもよい。
リンダ21が下向きにして取付けられており、該挿入シ
リンダ21のピストンロッド22下端には前記加圧ロッ
ド19,19を摺動自在に貫通させた取付板23が固着
されている。該取付板23の下面には、全体が前記鋳枠
13及び盛枠14の内面に対して相似的に若干小さい筒
状を成すと共に各側面が多数の短冊体を若干の間隔を置
いて宙吊り状にした状態に形成されかつ前記押圧板20
に対し、この短冊体を上下に摺動自在に貫通させた薄板
環状体24が設けられている。尚薄板環状体24の高さ
は積み重ねられた鋳枠13及び盛枠14とほぼ同じ高さ
にされている。また、該薄板環状体24と押圧板20と
の係合関係は押圧板20を盛枠14の内面よりも若干小
さく形成し、押圧板20の外側を薄板環状体24で包囲
させる状態にしてもよい。
【0011】このように構成されたものはパタ−ンプレ
−ト12と鋳枠13及び盛枠14で画成する鋳型キャビ
ティ−となる空間に鋳物砂Sを投入して盛枠14の上面
をかき均しする。次に台車フレ−ム15がパタ−ンプレ
−ト12の上方に移動されてきた後挿入シリンダ21が
作動して取付板23を介して薄板環状体24を下降させ
て鋳物砂S中に挿入押し下げをしてゆきパタ−ンプレ−
ト12よりも若干上方位置でその下降を停止させて図4
の状態にされる。これにより鋳枠13及び盛枠14の内
面に近い部分の鋳物砂Sが予備圧縮されることになる。
次に挿入シリンダ21が逆作動して薄板環状体24を鋳
物砂S中から抜き上げた後加圧シリンダ16,16が作
動して押圧板20を盛枠14の下端位置まで下降させ鋳
物砂S全体を押圧する。これにより鋳物砂全体が型締め
されて鋳型造型が成される。
−ト12と鋳枠13及び盛枠14で画成する鋳型キャビ
ティ−となる空間に鋳物砂Sを投入して盛枠14の上面
をかき均しする。次に台車フレ−ム15がパタ−ンプレ
−ト12の上方に移動されてきた後挿入シリンダ21が
作動して取付板23を介して薄板環状体24を下降させ
て鋳物砂S中に挿入押し下げをしてゆきパタ−ンプレ−
ト12よりも若干上方位置でその下降を停止させて図4
の状態にされる。これにより鋳枠13及び盛枠14の内
面に近い部分の鋳物砂Sが予備圧縮されることになる。
次に挿入シリンダ21が逆作動して薄板環状体24を鋳
物砂S中から抜き上げた後加圧シリンダ16,16が作
動して押圧板20を盛枠14の下端位置まで下降させ鋳
物砂S全体を押圧する。これにより鋳物砂全体が型締め
されて鋳型造型が成される。
【0012】次に加圧シリンダ16,16が逆作動して
押圧板20が盛枠14の上方まで上昇され、台車フレ−
ム15が造型鋳型の上方から移動された後通常の鋳型の
取り出しが行なわれる。尚前記薄板環状体24は厚すぎ
ると鋳物砂S中から抜き出したときにできる空隙溝が大
きくなり、その後の押圧板20による押圧によっても空
隙溝が消滅しなくなってしまうことからその厚みは20
mm以下にすることが望ましい。また上記実施例において
は薄板環状体24による予備圧縮の後に行なう鋳物砂全
体の圧縮を1枚の押圧板20により行なうようにしてい
るが多数のセグメントスクイズフッド等他の押圧方式を
採用してもよい。
押圧板20が盛枠14の上方まで上昇され、台車フレ−
ム15が造型鋳型の上方から移動された後通常の鋳型の
取り出しが行なわれる。尚前記薄板環状体24は厚すぎ
ると鋳物砂S中から抜き出したときにできる空隙溝が大
きくなり、その後の押圧板20による押圧によっても空
隙溝が消滅しなくなってしまうことからその厚みは20
mm以下にすることが望ましい。また上記実施例において
は薄板環状体24による予備圧縮の後に行なう鋳物砂全
体の圧縮を1枚の押圧板20により行なうようにしてい
るが多数のセグメントスクイズフッド等他の押圧方式を
採用してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなように
型締りの不足しがちな鋳枠内面に近い鋳型周辺部でパタ
−ンプレ−トに近い部分を薄板環状体により予備圧縮し
た後に鋳物砂全体を押圧して鋳型を造型するようにした
から均一な型締りの鋳型を造型することができる。また
このような鋳型の造型は薄板環状体と押圧手段とを組み
合わせた簡単な機構の装置によって達成できるものであ
る。
型締りの不足しがちな鋳枠内面に近い鋳型周辺部でパタ
−ンプレ−トに近い部分を薄板環状体により予備圧縮し
た後に鋳物砂全体を押圧して鋳型を造型するようにした
から均一な型締りの鋳型を造型することができる。また
このような鋳型の造型は薄板環状体と押圧手段とを組み
合わせた簡単な機構の装置によって達成できるものであ
る。
【図1】薄板環状体による予備圧縮状態を示す縦断面図
である。
である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】押圧板による鋳物砂型締め状態を示す縦断面図
である。
である。
【図4】本発明の鋳型造型装置を示す要部縦断正面図で
ある。
ある。
2 12 パタ−ンプレ−ト 3 13 鋳枠 6 23 取付板 8 20 押圧板 9 24 薄板環状板 S 鋳物砂
Claims (2)
- 【請求項1】 パタ−ンプレ−トの上部に鋳枠を載置
し、該パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより画成する空間に
鋳物砂を投入する工程と、該鋳枠の内面に対して相似的
に若干小さな筒状の薄板環状体を鋳物砂の上方からパタ
−ンプレ−トに向って相対的に挿入押し下げをしてパタ
−ンプレ−ト上部における鋳枠内面付近の鋳物砂を予備
圧縮する工程と、該薄板環状体を鋳物砂から抜き出した
後に該鋳物砂の上面全体を押圧手段により押圧する工程
と、から成ることを特徴とする鋳型造型方法 - 【請求項2】 パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより画成す
る空間に鋳物砂を投入して鋳型を造型する鋳型造型装置
であって、該パタ−ンプレ−ト設置位置上方に、前記鋳
枠内に投入された鋳物砂を上方から圧縮するために相対
的に昇降可能にして配設された押圧板と、該押圧板の外
周あるいは周縁部に対して相対的に昇降可能にして遊貫
されかつ前記鋳枠の内面に対して相似的に若干小さく形
成された筒状の薄板環状体と、を具備したことを特徴と
する鋳型造型装置
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17439695A JP3224076B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 鋳型造型方法及びその装置 |
US08/661,761 US5660221A (en) | 1995-06-16 | 1996-06-11 | Apparatus and method for producing molds |
DE69601978T DE69601978T2 (de) | 1995-06-16 | 1996-06-13 | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Formen |
ES96109502T ES2132809T3 (es) | 1995-06-16 | 1996-06-13 | Dispositivo y procedimiento para producir moldes. |
CN96107497A CN1057240C (zh) | 1995-06-16 | 1996-06-13 | 制造砂型的装置及方法 |
EP96109502A EP0748663B1 (en) | 1995-06-16 | 1996-06-13 | Apparatus and method for producing molds |
SG1996010073A SG47154A1 (en) | 1995-06-16 | 1996-06-14 | Apparatus and method for producing molds |
KR1019960022441A KR970000391A (ko) | 1995-06-16 | 1996-06-14 | 주형을 제조하기 위한 장치와 방법 |
RU96111970/02A RU2172656C2 (ru) | 1995-06-16 | 1996-06-14 | Устройство и способ изготовления литейных форм |
US08/778,484 US5791396A (en) | 1995-06-16 | 1997-01-03 | Apparatus and method for producing molds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17439695A JP3224076B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 鋳型造型方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091288A true JPH091288A (ja) | 1997-01-07 |
JP3224076B2 JP3224076B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=15977859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17439695A Expired - Fee Related JP3224076B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 鋳型造型方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224076B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0867242A1 (en) * | 1997-03-28 | 1998-09-30 | Sintokogio, Ltd. | Method and apparatus for pre-compacting molding sand |
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KR20150106829A (ko) * | 2014-03-11 | 2015-09-22 | 한국생산기술연구원 | 3차원 성형물 제조모듈 및 3차원 성형물의 몰드 제조 장치, 그리고 이를 이용한 3차원 성형물 제조 방법, 3차원 성형물의 몰드 및 금형 제조 방법 |
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1995
- 1995-06-16 JP JP17439695A patent/JP3224076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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