JPH09128693A - 管理局装置 - Google Patents

管理局装置

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JPH09128693A
JPH09128693A JP8269397A JP26939796A JPH09128693A JP H09128693 A JPH09128693 A JP H09128693A JP 8269397 A JP8269397 A JP 8269397A JP 26939796 A JP26939796 A JP 26939796A JP H09128693 A JPH09128693 A JP H09128693A
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station
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Kiyoaki Takiguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は管理局装置に関し、限られた車両や人
員を最大限に有効活用することができ、かつ利用者にと
つて便利な移動体管理システムを実現し得る管理局装置
を実現する。 【解決手段】移動局(4)の配車を管理する管理局装置
(2)において、地図上を1辺が所定距離間隔でなる格
子によつて複数の小領域に分割し、移動局(4)から送
信されてくる車両情報を基に当該移動局を小領域毎に管
理すると共に、顧客の氏名、電話番号、所在地を顧客情
報として管理するデータベース手段を有し、顧客から配
車要求が生じた場合には、顧客の氏名、電話番号又は所
在地に基づいて顧客情報を検索することにより地区指定
を行い、該当する小領域内から空車の移動局(4)を探
すようにしたことにより、顧客の条件にあう空車の移動
局(4)を速やかに探して配車することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図29) (1)タクシーAVMシステム(図1) (2)センター局(図2〜図8) (2−1)システム構成(図2) (2−1−1)データベース(図3及び図4) (2−1−2)表示画面(図5及び図6) (2−2)操作手順(図7及び図8) (3)移動局(図9〜図19) (3−1)システム構成(図9) (3−2)モデム/変換器4Dの構成(図10) (3−3)表示型操作機4Bの構成(図11〜図15) (3−4)表示画面(図16〜図19) (3−4−1)特定待機場所表示(図16及び図17) (3−4−2)特定待機場所設定 (3−4−3)配車指示表示及び誘導文表示(図18及
び図19) (3−4−4)現在日時の表示及び移動局の稼動状態表
示 (4)呼出局(図20〜図25) (4−1)配車要求機能付き自動販売機の構成(図2
0) (4−1−1)処理手順(図21) (4−2)配車要求機能付きPOS(Point Of Sales)
端末の構成(図22〜図25) (4−2−1)構成例1(図22) (4−2−2)構成例2(図23及び図24) (4−2−3)構成例3(図25) (5)通信プロトコル(図26〜図29) (5−1)プロトコル概要(図26) (5−2)リンクプロトコル(図27) (5−2−1)AVM−セレクタ(図27) (5−3)アプリケーシヨンプロトコル(図28及び図
29) (5−3−1)移動局からの発呼条件(図28) (5−3−2)センター局からの送信内容(図29) (5−3−3)センター局からリモート設定できる動作
条件 (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は管理局装置に関し、
例えばタクシーの運行管理システムに用いて好適なもの
である。
【0003】
【従来の技術】現在、タクシー業界では無線による管理
システムが主に運用されている。このシステムはセンタ
ー局から同報通信される配車連絡に応答した移動局(タ
クシー)に対して配車を完了するものである。しかしこ
のシステムでは移動局の位置をセンター局で把握できず
移動局からの応答がなければ配車を完了できないため配
車率の低下を避け得なかつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで移動局側に位置
情報の送信機能を搭載し、センター局側で車両の位置を
把握できるシステムの運用が図られている。しかしこの
システムの場合、位置情報を乗務員が入力しなければな
らないため車両位置の正確な把握には未だ不十分であつ
た。
【0005】また利用者の側から現在のシステムを考え
たとき、タクシー乗り場の数が限られていることに起因
して待ち行列が長くなり易い問題がある。特に悪天候
(雨や雪等)時にはこの場合、屋外で長時間待たなけれ
ばならないため利用者にとつて都合の良いシステムであ
るともいえなかつた。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、限られた車両や人員を最大限に有効活用することが
でき、かつ利用者にとつて便利な移動体管理システムを
実現し得る管理局装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、移動局の配車を管理する管理局装
置において、地図上を1辺が所定距離間隔でなる格子に
よつて複数の小領域に分割し、移動局から送信されてく
る車両情報を基に当該移動局を小領域毎に管理すると共
に、顧客の氏名、電話番号、所在地を顧客情報として管
理するデータベース手段を有し、顧客から配車要求が生
じた場合には、顧客の氏名、電話番号又は所在地に基づ
いて顧客情報を検索することにより地区指定を行い、該
当する小領域内から空車の移動局を探すようにした。
【0008】このように小領域毎に移動局を管理すると
共に、顧客情報を管理するデータベース手段を有し、顧
客から配車要求が生じた場合には、顧客の氏名、電話番
号又は所在地に基づいて顧客情報を検索することにより
地区指定を行い、該当する小領域内から空車の移動局を
探すようにしたことにより、顧客の条件にあう空車の移
動局を速やかに探して配車することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0010】(1)タクシーAVM(Automatic Vehicl
e Monitoring)システム 図1にシステムの概略構成を示す。タクシーAVMシス
テム1はセンター局2及び基地局3と、これらを介して
ネツトワークを構成する移動局4及び呼出局(図中、自
動販売機6及び店舗7のPOS端末7A)とによつて構
成されている。このシステムでは移動局4の位置をGP
S衛星5から受信されるGPS電波によつて求める方式
を採用している。これにより乗務員の手入力によらず正
確かつ解像度の高い位置情報を得ることができる。また
このシステムでは8個のGPS衛星5からGPS電波を
受信することにより誤差5〔m〕以内を実現している。
【0011】センター局2はこのように測位された位置
情報を基地局3を介して受信することにより各移動局4
の正確な位置を集中管理するようになされている。因に
センター局2は任意発呼とポーリングとの併用により移
動局4の位置情報の他、各種情報を収集するようになさ
れている。
【0012】またこのセンター局2は自動販売機6やP
OS端末7Aから無線網や電話網を介して配車要求を受
付け、これら各呼出局の設置位置の近辺を走行している
移動局4に配車指示を出すようになされている。因にこ
のシステムで使用される自動販売機6やPOS端末7A
にはタクシー呼出用の押しボタンの他、通信ユニツト、
表示器、発券プリンタ等が備え付けられている。詳細に
ついては次項以降において順次説明する。
【0013】(2)センター局 (2−1)システム構成 センター局2には、図2に示すように、基地局3を介し
て移動局4を管理する複数台の配車端末2Aが設置され
ている。これら複数台の配車端末2Aはローカルエリア
ネツトワーク2Bを介して互いに接続されている。ロー
カルエリアネツトワーク2Bには通信サーバ2C及びデ
ータベースサーバ2Dが接続されており顧客情報等のデ
ータベースや車両情報(位置情報を含む)を各端末間で
共有できるようになされている。
【0014】これによりデータベース2D1を配車端末
2Aごとに設けずに済ませることができ、設置空間を少
なく済ませることができるようになされている。またこ
れによりオペレータは1台の配車端末により複数の基地
局3にアクセスでき、各基地局3が管理するエリアを移
動中の移動局4に対して配車指示を出すことができる。
かくして曜日や時間帯によつて特定の基地局3が担当す
るエリアの移動局4に配車指令が集中する場合にも多数
のオペレータによつて配車指示を分担し得るようになさ
れている。
【0015】(2−1−1)データベース 次にデータベース2D1の構造を説明する。データベー
ス2D1は1辺が所定距離間隔(例えば 100〔m〕)の
格子によつて地図上を小領域に分割し、これを単位とし
て移動局4を管理している。すなわちデータベース2D
1は各小領域ごとに領域内を移動する移動局4の車体番
号、台数、稼働状況等(図3、図4)を管理している。
因にこの小領域は営業地域や行政単位とは無関係に設定
されるものである。このように管理領域を比較的小領域
に限つたことにより顧客が指定する地点の近くを移動中
の空車を容易に特定でき、速やかに配車を行うことがで
きる。
【0016】さてデータベース2D1のデータ内容は移
動局4から送信される位置データや稼働データによつて
逐次更新されるようになされている。このうち位置デー
タの更新タイミングは原則として移動局4が小領域の境
界を越えるときである。このとき移動局4から位置デー
タが送信されてくるのでセンター局2はこれを用いてデ
ータベース2D1のデータ内容を更新する。
【0017】ただし道路が小領域の境界線付近に沿つて
ある場合には移動局4が2つの領域を頻繁に出入りする
ため境界線から所定距離以上侵入した場合のみデータを
更新できるようにヒステリシスを設けるようになされて
いる。しかしこれらだけでは長時間に亘つて停車中の移
動局4についてはデータの更新ができないため一定時間
ごとにセンター局2(基地局3)からの指示で位置デー
タを取り込めるようになされている。
【0018】一方、特定待機場所(タクシー乗り場)等
で待機している場合など、稼働状態に変更があつた場合
にもデータベース2D1のデータ内容は変更される。た
だし特定待機場所での待機は移動局4の位置が特定待機
場所から所定範囲(例えば 100〔m〕)内に入つた場合
のみ待期状態への変更を受け付けるようになされてい
る。これにより管理データが実勢に沿うようになされて
いる。
【0019】またデータベース2D1はこれらの他、移
動局4へのデータ送信に用いる基地局3と移動局4の位
置する小領域との対応関係も管理している。これにより
ある小領域に位置する特定の移動局4に対して配車情報
等を送信しようとする際に、最適な基地局3にのみ配車
情報を伝送できるような機能が実現できるようになされ
ている。さらにデータベース2D1は地図上の地名や目
標物と小領域との対応関係についても管理データとして
記憶している。これにより顧客の指定した地名や目標物
をオペレータが入力するだけで小領域を特定できるよう
になつている。このことは顧客の条件にあう移動局4を
すぐに検索できることを意味する。
【0020】ところでこの機能には学習機能が付加され
ている。この学習機能は住宅地図等に対応するものであ
り、実際の地形(道路や河川)に対応した最も効率良い
配置を実現できるようにするものである。例えば顧客の
指定した地点に対応する領域中にある移動局4であつて
も一方通行等の条件のため指定地点へのアクセスが困難
な場合には周囲の領域を移動中の移動局4に配車指令を
出すことが合理的である。データベース2D1ではこの
ような配車例を記憶しておき、配車時の効率を高めるこ
とができるようになされている。
【0021】因にセンター局2ではこの機能を用いて自
動配車機能が設けられてる。すなわち顧客の指定した地
点の属する領域と移動局位置とのマツチングをとり、マ
ツチングがとれた移動局4に対して配車指示を送信させ
るようになされている。このとき所定時間の間に配車が
完了しない場合には、マツチング範囲を拡張するように
なされている。すなわち最初の領域と隣接する小領域を
マツチング範囲に拡張するようになされている。
【0022】(2−1−2)表示画面 次に配車端末2Aの各デイスプレイに表示される表示例
を図5及び図6に示す。この表示方法の特徴はウインド
ウ表示機能の採用である。従来は複数のデイスプレイに
表示を分けていたため1端末当たりのスペースが広く必
要であり、また情報の確認のたび視線を移動させる必要
があつたがこの方式を採用することによりスペースにつ
いても情報の把握についても簡単にできるようになされ
ている。
【0023】この例の場合、同一画面上にメツシユ表示
画面W1、予約/受付画面W2、空車画面W3、配車記
録画面W4、全車両表示画面、車両進行方向の表示等を
1画面で確認できるようになされている。このうちメツ
シユ表示画面W1は地図上をマトリクス状に分割した小
領域に関する管理データを表示する画面である。この画
面に表示される小領域の最大地区割数は営業エリア内で
任意に設定できる。またこの画面には地図に格子を重ね
て表示することもでき、文字表示だけでは把握できない
地形の様子を確認できるようになされている。因に地形
の拡大表示機能も用意されている。
【0024】さてこのメツシユ表示画面W1を構成する
各小領域の表示内容としては地域名「品川北」、最初に
該当地域に入車した空車状態の移動局4の「車両番号」
及び空車のまま領域内を移動している「車両数」が用意
されている。またメツシユ表示画面W1に表示されるエ
リアはメツシユの頁切り替えボタンの操作によつて切り
替えることができる。
【0025】これら各領域に関する移動局4の詳細な情
報は空車情報画面W3や配車記録ウインドウW4の他、
配車保留画面W5及び特定待機場所表示画面W6に表示
されている。因に小領域がマウスのクリツク操作等によ
つて選択されるのに応動してこれら表示画面は切り替わ
るようになされている。まず空車情報画面W3には車両
番号の他、稼働状況や進行方向、さらには配車回数が表
示される。
【0026】また配車記録ウインドウW4には配車の進
捗状況が表示されるようになされている。さらに配車保
留画面W5には配車の完了していない顧客名の他、地区
名や受付時刻が表示されており、長時間待たせているお
客様をオペレータが確認できるようになされている。因
に一定時間以上配車が決まらなかつたお客名については
表示色を反転したり、ウインドウを開くことにより注意
を喚起するようになされている。
【0027】また特定待機場所表示画面W6には小領域
内にある特定待機場所(タクシー乗り場等)と先頭に並
んでいる車両番号及び待つている車両の数が表示され
る。因に待機場所は自由に設定することができる。また
デイスプレイの表示画面上には全体の受付、配車情報等
の履歴一覧表W7が表示されるようになされている。ま
た画面上左上段には複数の特殊キーK1、K2……K5
が設けられている。ここで緊急呼出キーK1は移動体か
らの緊急呼出時に点滅し、クリツクで無線に接続される
機能が割り付けられている。
【0028】さらに固定文送出キーK2は特定移動体に
メツセージを送信する機能のためのキーである。また音
声キーK3は移動体への音声通話を実現するためのキー
である。さらにシステムキーK4には顧客情報の登録、
削除の他、管理者の登録、マスター削除、コピー、パス
ワードの設定等管理者用の設定に用いられる。また車両
管理、休車、車両の登録、印刷、日報/月報印刷機能も
設けられている。地図切替キーK5はメツシユ/地図の
切り替え用キーである。
【0029】最後に予約/受付画面W2について説明す
る。受付画面の例が図5であり、予約画面の例が図6で
ある。この欄では顧客の名前入力があつた時点で登録さ
れている顧客名の場合には乗車場所や誘導文が自動的に
画面上に表示される。そして内容が正しければ対応する
小領域の表示を変えるようになされている。これに対し
て顧客名が登録されていない場合には、オペレータが入
力した町名や目的地等について検索が指示されると、対
応する小領域の表示方法を変えるようになされている。
すなわち色の濃度や輝度を変更するようになされてい
る。
【0030】(2−2)操作手順 続いてオペレータによる配車時の操作を説明する。ここ
で図7は概略的な流れを表している。詳細な流れは図8
の通りである。まずオペレータは顧客からの電話を受け
取ると予約か即配車か確認する(ステツプSP1、ステ
ツプSP2)。配車の場合、顧客の検索処理に移る(ス
テツプSP3)。このとき電話番号の下6桁で検索す
る。ただし氏名や住所でも良い。ここで顧客情報が登録
済みのとき、オペレータは該当リストから選択する。こ
れに対して未登録の場合には電話で確認し、顧客データ
に登録する。
【0031】次は地区の指定に移る(ステツプSP
4)。新規顧客の場合、該当地区に相当する小領域にカ
ーソルを移動してマウスの操作キーをクリツクすること
により領域を選択する。因に選択した地区は顧客データ
ベースに自動的に登録され、次回の顧客呼出時には自動
的に地区指定までできる。該当地域に空車がない場合、
該当地区の上下左右斜めの8地域の中で空車の多い地域
から選択する。またこの際には10分以内に顧客に到着
できるかを確認する。この8地域で該当車がなければ配
車保留とする。また特定待機場所に関しては待機場所が
含まれる地区の対象となる。
【0032】地区の指定が終了すると、次は該当車の呼
出に移る(ステツプSP5)。このとき指定地区での該
当車を更新されたデータの古い順(最初に領域内に入つ
た順)に表示し、1番データの古い移動局4から自動的
に呼出をする。因に特定待機場所における移動局4に関
しても該当車の対象となる。
【0033】該当車が定まると誘導文の送信に移る(ス
テツプSP6)。このとき誘導文は音声又はデータとし
て送信される。すなわち新規顧客の場合は音声により、
また登録済みの顧客であつて誘導文も同じ場合には文字
データが送信される。因にこの誘導文の送信には音声メ
ール機能が用意されている。この機能は顧客から配車依
頼があつた際、該当領域を選択したがその該当エリアに
空車がない場合、誘導文(音声)を録音しておき、空車
がその顧客の配車圏内に進入したら自動的にその空車に
誘導文を送信するものをいう。
【0034】かかる後、ステツプSP7に移る。ここで
移動局4から了解の返送があると(タイムアウトは5秒
×2とする)顧客へ通知する。これに対して応答がない
場合には次候補の移動局4の呼出に移る。この際、配車
記録(配車番号、時間、顧客名、電話番号)を自動登録
する。そして移動局4からの応答が得られると、ステツ
プSP8に移り、車両番号及び到着予定時刻を顧客に連
絡することにより一連の配車手続きを完了させるように
なされている。
【0035】(3)移動局 (3−1)システム構成 次に移動局4のシステム構成を図9に説明する。このシ
ステムではGPS電波を受信機一体型のGPSアンテナ
4Aによつて受信することにより車両位置を測位する。
測位された位置情報は表示型操作機4Bによつて処理さ
れ、このシステムの中心的な役割を果たすモデム/変換
器4Dへ送出されるようになされている。因にこの表示
型操作機4Bにはカードスロツトが設けられており、I
Cカード4Cをカードスロツトに対して着脱するだけで
車両に固有の情報を簡単に更新することができるように
なつている。
【0036】ところでICカード4Cには車両の固有情
報の他、移動局4の移動速度が一定速度以下であつて乗
務員からの応答指示がなければセンター局2から受信さ
れた誘導文を画面上に表示できないように表示型操作機
4Bを制御するためのプログラムが書き込まれている。
【0037】このモデム/変換器4Dにはこの表示型操
作機4Bの他、スピーカ4E及び無線機4Fが接続され
ている。これによりアンテナ4Gを介して取り込んだ音
声をスピーカ4Eを介して再生したり、各種指示を表示
型操作機4Bに取り込んでデイスプレイ4B1上に表示
できるようになされている。因にマイク4Iから取り込
んだ音声は無線機4Fを介してアンテナ4Gから送信さ
れるようになされている。
【0038】またモデム/変換器4Dにはこの他に料金
メータ4Hが接続されている。これによりモデム/変換
器4Dは移動局(タクシー)4の稼働状態(図3)を取
り込むことができ、これと共にGPSアンテナ4Aから
得られた位置情報をアンテナ4Gから基地局3へ送信で
きるようになされている。
【0039】(3−2)モデム/変換器4Dの構成 次にモデム/変換器4Dの内部構成を図10に示す。モ
デム/変換器4DはCPU4D1を中心に構成されてい
る。ここでモデム/変換器4Dに外部接続された表示型
操作機4B、スピーカ4E、無線機4F、料金メータ4
Hは直接又は間接的にCPU4D1に接続されている。
モデム/変換器4DはこのCPU4D1を中心として基
地局3とのデータの送受を制御するようになされてい
る。
【0040】さてこのモデム/変換器4Dに特有の構成
としては復調器4D3に設けられたメモリ4D31と録
音IC4D32とがある。この録音IC4D32によつ
て基地局3(センター局2)から音声で与えられた配車
指示をメモリ4D31にデイジタル的に録音できること
により、移動局4の乗務員が何度でも配車指示の内容を
確認できるようになされている。これにより一層確実な
配車が実現できることが期待できる。
【0041】またこのモデム/変換器4Dには音声デジ
タルコントロール機能が搭載されている。これによりセ
ンター局2側で指定された特定車両のみがセンター局2
から音声を聞き採ることができるようになされている。
この機能により配車指示時における顧客情報の秘話性も
高めることもできる。なお移動局4とセンター局2との
通話はこのような1対1の通話の他、採用グループ(営
業所別)との通話、同報(全車)等を切り換えることも
できるようになつている。因にその切替えは全てセンタ
ー局2側で任意にできるようになされている。
【0042】(3−3)表示型操作機4Bの構成 最後に図11を用いて表示型操作機4Bの情報表示機能
及び操作ボタンについて説明することにする。まず操作
ボタン4B2〜4B18に割り当てられている機能を順
に説明する。呼出ボタン4B2は移動局(タクシー)4
に事故などの緊急事態が発生したときにこれを最優先で
センター局2に通知するために設けられているボタンで
ある。このボタンが操作されると他のタクシーの通信状
態に無関係に送信を続ける状態となる。因にこの機能の
取消はセンター局2からのみ行うことができる。またこ
のとき防犯灯は点滅しないようになつている。さらに誤
操作を防ぐためにこのボタンの操作には確認動作を入れ
る。
【0043】次に地域ボタン4B3は営業エリアを順に
切り替えるために設けられたボタンであり、このボタン
を操作することにより画面表示される特定待機場所が切
り変わるようになつている。貸切ボタン4B4は貸切車
として営業する場合に押すボタンである。因に解除する
場合には取消ボタン4B17を押せば良い。回送ボタン
4B5は休憩を取るときに押すボタンである。同じく解
除する場合には取消ボタン4B17を押せば良い。
【0044】空予ボタン4Bは空車予定となつたときに
押すボタンである。解除する場合は取消ボタン4B17
を押す。送信ボタン4B7は固定メツセージをセンター
局2に送信する場合に押す。このキーを押すと、固定メ
ツセージ(図12)がメニユー表示され、カーソルで選
択して了解ボタン4B11を押せば送信が開始される。
【0045】受信ボタン4B8は最新の受信メツセージ
を2つ同時に表示するときに押す。ただし走行中はこの
ボタン4B8が押されても受信メツセージは表示されな
い。このとき表示される受信メツセージとしては例えば
図13がある。因に「9」の「忘れ物問い合わせ」を受
信した場合、画面上には「忘」が表示される。ここで了
解ボタン4B11を押すと図14に示す内容が始めて表
示される。
【0046】同様に「13」の「交通取締中」を受信した
場合、画面上に「交」が表示される。ここで了解ボタン
4B11を押すと内容が表示される。また「14」の「工
事中」を受信した場合、画面上には「了解」が表示され
る。ここで了解ボタン4B11を押すと内容が表示され
る。またこの他にもセンター局2から緊急メツセージが
受信された場合には図15に示すような緊急連絡画面が
表示される。因にこれらの表示を消す場合には取消ボタ
ン4B17を押せば良い。このボタン4B17を押せば
一定時間経過後に表示が自動的に消える。
【0047】誘導文ボタン4B9は最新の誘導文を表示
するときに押すボタンである。ただし走行中はボタンが
押されても誘導文の内容は表示しない。やはり消去する
場合は取消ボタン4B17を押す。また料金メータ4H
の賃走、割増、支払を押しても誘導文は消える。この
他、新しい誘導文が受信されたときも消えるようになつ
ている。了解ボタン4B11は配車要求又は配車取消要
求に応じる場合に押すボタンである。
【0048】待機ボタン4B10は現在位置又は方向ボ
タン(「←」、「→」、「↑」、「↓」)4B18で選
択した特定待機場所をセンター局2に通知する。取消ボ
タン4B17は特定待機場所、回送、空車予定、貸切を
解除する場合に押す。また、表示されているメツセージ
を消す場合に押すボタンである。再生ボタン4B12は
最新の録音メツセージを再生する場合に押すボタンであ
る。
【0049】(3−4)表示画面 次に表示型操作機4Bのデイスプレイ4B1上に表示さ
れる表示画面を説明する。
【0050】(3−4−1)特定待機場所表示 この例の場合、特定待機場所は各営業エリアにつきそれ
ぞれ最大36箇所として説明する。デイスプレイ4B1
は6列×6行のます目に割り振られている36個の特定
待機場所のうち3列×4行の12個の特定待機場所を画
面上に一度に表示する。表示例を図16に示す。因に特
定待機場所の名称は最大4文字で表されている。またま
す目の下部には各待機場所における空車台数が表示され
る。この台数を確認することにより乗務員は比較的空い
ている特定待機場所に移動することも可能となる。
【0051】さてデイスプレイ4B1の表示画面につい
てであるが、12個の特定待機場所のうち最新位置に最
も近い特定待機場所の輝度(色)が反転表示されるよう
になされている。これにより乗務員は簡単に現在最も近
い特定待機場所を確認できる。また最新位置に最も近い
特定待機場所が表示エリアからはずれた場合には表示エ
リアが自動的に切り変えられるようになつている。因に
スクロールはしない。ところでこの表示エリアの切り替
えには自動的な切り替えモードの他、手動による切り替
えモードが準備されている。この場合には前項で説明し
たように地域ボタン4B3を押せば良く、このとき表示
地域は図17のように時計方向に切り替えられるように
なつている。
【0052】(3−4−2)特定待機場所設定 続いて特定待機場所の設定を示す。通常、最も近い特定
待機場所が反転表示されている。ここで設定キーを押せ
ばその特定待機場所がセンター局2に登録される。GP
S電波が受信できない場所にいる場合などで、任意の特
定待機場所を設定したい場合には、方向ボタン
(「←」、「→」、「↑」、「↓」)4B18で選択し
て設定することができる。
【0053】ここで反転表示されたます目(マーカー)
が現在表示されているエリアの端にある場合であつてさ
らに方向ボタン4B18が押されたら自動的に表示エリ
アが隣のエリアに切り換わるようになつている。ただし
スクロールはしない。しかしながらマーカーが移動させ
ても設定キーが押されない場合には、1分後に自動的に
最も近い特定待機場所に戻るようになされている。
【0054】ただしこの設定はGPS電波が受信されて
いて、かつ最新位置と最寄りの特定待機場所の距離が5
00mを越えない範囲になければ設定できないようにな
つている。また特定待機場所表示がされている時に取消
ボタン4B17を押すと表示を解除できる。
【0055】(3−4−3)配車指示表示及び誘導文表
示 さてこの移動局4はセンター局2から配車指示を受信す
るとアラーム音を鳴らして乗務員に配車指示の受信を知
らせると共に配車メツセージを画面上に表示するように
なされている。停車中の場合にはここで了解ボタン4B
11が押されると誘導文が表示され、配車が完了する。
これに対して走行中の場合には了解ボタン4B11が押
されても走行上の安全性を確保するため誘導文を表示し
ない。この場合には走行中であることを示すアラーム音
を鳴らす。ただしこの時点で配車は完了する。そして車
両が停止したらその時点で誘導文を表示する。また再び
走行状態になつたら誘導文を消す。因に誘導文は「賃
走」、「割増」、「支払」又は「取消」が押されたら消
えるようになつている。
【0056】ところで走行中か否かの判断は、GPS速
度が時速10km以上か否かで行われる。すなわち時速
10km以上であれば走行中、時速10km未満であれ
ば停止中とする。ただしGPS電波の受信ができず走行
中か否かの判断が不可能な場合は停車中とみなし表示を
行う。以上は配車メツセージを受け付ける場合の動作で
あるが、配車メツセージが表示されても了解ボタン4B
11が押されない場合には10秒で配車が取り消され、
「配車が取り消されました。」とデイスプレイ上に表示
される。
【0057】この表示、すなわち「配車が取り消されま
した。」は5秒で消える。また取消ボタンや了解ボタン
が押された場合にも消されるようになつている。因に図
18のように表示される顧客名の最大長さは全角26文
字(13文字×2行)とし、また誘導文の最大長さは全
角65文字(13文字×5行)とする。以上、状態遷移
の様子を図19に示す。
【0058】(3−4−4)現在日時の表示及び移動局
の稼働状態表示 表示する内容は、「月」、「日」、「曜日」、「時」、
「分」とする。また時刻の設定はGPS電波を受信する
ことにより自動的に行う。GPS電波を用いることで全
ての移動局4の内蔵時計の同期をとることが可能であ
る。また移動局4の稼働状態は常時表示されるようにな
されている。内容は「待機」、「回送」、「空予」又は
「貸切」とし、表示はそれぞれ「待」、「回」、
「予」、「貸」とする。
【0059】(4)呼出局 (4−1)配車要求機能付き自動販売機の構成 続いてタクシー乗り場の不足と待ち時間の短縮を実現す
る呼出局として町中に多数設置されている自動販売機を
用いるシステム構成を図20に示す。このシステムを構
成する自動販売機6はコイン6A(例えば100円)や
紙幣が投入された状態においてタクシー配車要求ボタン
(ここではタクシーボタン6B)が押されたとき、セン
ター局2に電話回線や無線を通じて配車要求信号を出力
するように構成されている。自動販売機6の詳細構成を
説明する。
【0060】自動販売機6はコイン識別器6Cによつて
コイン6Aの投入を識別し、コイン6Aが投入されたと
き、コイン投入信号S1を処理装置6Dに与えて操作ボ
タンからの入力を待ち受けるようになされている。因に
コイン識別器6Cは返却レバー6E1が操作されたとき
投入されたコイン6Aや紙幣を利用者に返金するように
なつている。処理装置6Dは通常の商品選択ボタンの
他、タクシーボタン6Bに接続されており、タクシーボ
タン6Bが押下されたとき、モデム6E及び網制御装置
(NCU:Network Control Unit)6Fを介してセンタ
ー局2に配車要求信号S2を送出するようになされてい
る。
【0061】このとき配車要求信号S2としては自動販
売機6に対して予め割り当てられているシリアルナンバ
ー等を送出するようになつている。因にシリアルナンバ
ーと対をなす位置情報(地名や番地を含む)はセンター
局2側に記憶されている。従つてセンター局2は配車要
求信号S2が受信された場合、配車要求が出された自動
販売機6の地図上の地点が特定され、この地点を基に配
車要求が出された自動販売機6の近くを走行する移動局
4をデータベース2D1上で自動検索することができ
る。
【0062】そして配車要求が発信された自動販売機6
に最も近い場所を走行する空車が識別された場合には、
センター局2から移動局4に対して配車指示が送出され
る。この配車指示に対して移動局4から応答が得られた
場合にはセンター局2は配車完了信号S3を自動販売機
6に送出し、これを自動販売機6の処理装置6Dによつ
て受信する。このとき処理装置6Dは配車完了信号S3
によつて与えられるタクシーの会社名、車両番号及び待
ち時間(予想)等を表示器6Gに表示し、利用者に配車
状況を知らせるようになされている。
【0063】またこの他、処理装置6Dは給紙器6Hに
対して配車の完了したタクシーの会社名及び車両番号を
与え、これらの情報をプリンタ6Iによつてチケツト6
J上に印字して出力するようになされている。このよう
なチケツト6Jを発行することにより同一の自動販売機
6を通じて配車指示を出した利用者が複数人いる場合に
も配車した人が確実に利用できるようになつている。
【0064】(4−1−1)処理手順 次に自動販売機6を用いたタクシーの配車手順及びその
ときの処理手順を図21を用いて説明する。通常、自動
販売機6が販売するタバコや飲料水を購入したい場合、
利用者は所定額の金銭を投入した後、商品の選択ボタン
を押すことになるのであるが、タクシーに配車指示を出
す場合にはステツプSP52の段階で所定額の金銭(こ
の例の場合には100円)を投入した後、ステツプSP
53に示すようにタクシーボタン6Bを押す。すると処
理装置6Dがこれを検知し、センター局2に配車要求が
出力される(ステツプSP54)。
【0065】配車要求を受けたセンター局2は配車要求
信号S2が出力された自動販売機6の位置を配車要求信
号S2から自動的に特定する。続いてセンター局2は配
車要求を出した自動販売機6が設置されている小領域内
を移動するタクシー(すなわち移動局4)の会社名、車
体番号、稼働状況等の情報を読み出し、所定時間内(こ
の例では10分)に到着できる空車がある否かの自動検
出動作に移る(ステツプSP55)。
【0066】ここで肯定結果が得られた場合(すなわち
10分以内に到着できる空車がある場合)には、センタ
ー局2から該当する車両に配車指示が出されると共に、
自動販売機6に配車されるタクシーの会社名、車両番号
及び予想待ち時間等の情報が配車完了信号S3として送
信される。この情報はステツプSP56に示すように表
示器6Gによつて表示され、利用者に報知される。この
後、処理はステツプSP57に移り、配車が完了したタ
クシーの会社名及び車両番号を印刷したチケツト6Jが
プリンタ6Iから発券される(ステツプSP57〜ステ
ツプSP59)。
【0067】一方、ステツプSP55で否定結果が得ら
れた場合(すなわち10分以内に到着できる空車がない
場合)には、センター局2の処理はステツプSP60へ
と移り、配車要求が出された自動販売機6が設置されて
いる小領域周辺を含む複数の領域に検索範囲を広げて到
着にはやや時間がかかるものの最も近くを走行している
タクシーを検索する。そして求められた位置関係を基に
距離を測定し、該当するタクシーが自動販売機6に到着
するのに要する予想配車時間を求めて自動販売機6に送
出する。
【0068】自動販売機6はセンター局2から受信され
た会社名、車両番号及び予想待ち時間等の情報を表示器
6Gの画面上に表示すると共に、所定のメツセージ
(「約○○分かかりますがよろしいですか?よろしけれ
ば再度、タクシーボタン6Bを押して下さい。取消なら
ば返却レバー6E1を押して下さい。」)を表示する
(ステツプSP61及びステツプSP62)。このよう
に待ち時間が長くなる場合の配車指示の最終決定権は利
用者にある。
【0069】この状態でステツプSP63で肯定結果が
得られると(すなわちタクシーボタン6Bが押される
と)、ステツプSP57に移つて配車が確定したタクシ
ーの会社名、車両番号がチケツト6Jに印字されて発券
される。因にこのとき発券されるチケツト6Jには前述
の車両情報の他、所定金額が印字されており、タクシー
に乗車した際に金券として利用できるようになつてい
る。このように配車が完了した場合には返金せず、乗車
時に使用できる料金の一部として利用できるようにした
ことによりいたずらの抑止効果も考えられる。
【0070】これに対してステツプSP63で否定結果
が得られると(すなわちタクシーボタン6Bが押されな
いと)、ステツプSP64に移つて硬貨返却レバー6E
が操作されるのを待ち受ける状態となり、返却レバー6
Eが押された段階で先に投入された金銭は返金される
(ステツプSP64〜ステツプSP66)。
【0071】これら一連の動作によつて利用者は簡単に
タクシーの配車を指示することができる。しかも自動販
売機6は市街地だけでなく住宅地内や主要な道路上には
多数設置されているため、タクシー乗り場が少ない郊外
であつても確実にタクシーを利用することができる。こ
れによりいつ通るとも知れぬ空車状態のタクシーを路上
で探さなくとも良くなる。また前述したように、このシ
ステムを構成するセンター局2は実時間で更新される車
両情報についてのデータベースを有しており、しかもタ
クシーへ出される指示文等も予め登録されて記録されて
いることによりセンター局内のオペレータを一切通すこ
となく自動配車できるためシステムを運用する側の負担
が増えないだけでなく、空車率の一層の低減を期待でき
る。
【0072】(4−2)配車要求機能付きPOS(Poin
t Of Sales)端末の構成 前項では自動販売機6にタクシーを管理するセンター局
2に配車要求を出力する機能を付加する場合について述
べたが、本項ではこれに代え、コンビニエンスストアや
商店等に設置されているPOSレジスターにタクシーを
配車する機能を付加したシステムを説明する。今日、コ
ンビニエンスストアも商業地を始めとして住宅地にまで
広く点在している。しかも営業時間が長い場合がほとん
どであるため深夜にタクシーを呼ぶ場合や天候が悪い場
合にも利用者にとつて都合の良い場所であると考えられ
る。また待ち時間の間に商品を購入してもらえる機会に
恵まれることを考えるとPOSレジスター7Aを有する
店舗7にとつても都合の良いシステムである。これらを
実現するシステム構成例を以下に示す。
【0073】(4−2−1)構成例1 まず図20との対応部分に同一符号を付して示す図22
に第1の構成例を示す。POSレジスター7Aには図2
2に示された回路ブロツクの他、本来の機能である金銭
出納機能等に用いられる回路ブロツク等が内蔵されてい
るがここでは省略している。内部構造は図からも分かる
ように自動販売機6に搭載する回路ブロツクとほぼ同じ
であり、同様の処理手順でタクシーへの配車を実現でき
る。またこの例では店舗7のPOSレジスタ7Aとセン
ター局2との間を電話回線を介して接続しているため網
制御装置6Fを介して加入電話器7Bを接続した構成と
なつている。
【0074】(4−2−2)構成例2 前項ではPOSレジスター7Aに配車用の機能ブロツク
を内蔵する場合について述べたが、図23に示すよう
に、POSレジスタ7Aに対して外付けする場合にも適
用し得る。ここでは店頭用配車端末8として図24に示
す装置を用いる。因にPOSレジスタ7Aと店頭用配車
端末8とはシリアル回線を通じて接続されている。この
ため店頭用配車端末8はシリアルインターフエース8A
を通じてデータを送受する構成をとる。この構成とする
ことにより後付け等も可能となり店舗側にとつての利便
性を高めることができる。
【0075】(4−2−3)構成例3 次に3つめの構成例を図25に説明する。この例はスト
アコントローラ7Dを介して複数台のPOSレジスタ7
Aでモデム/網制御装置7Cを共用するシステム構成の
例である。もちろんPOSレジスタ7Aにはタクシーに
配車要求を出力するのに必要な各種回路ブロツクが内蔵
されているものとする。ただしこの例の場合、POSレ
ジスタ7Aに当初から金額等の表示用に設けられている
表示部を表示器6Gと兼用することとし、レシートの印
字用に用意されている印字機能をチケツト6Jの印字用
に兼用するものとする。このように構成することにより
回路構成が簡単で回線使用効率の良いシステム構成を実
現できる。
【0076】(5)通信プロトコル (5−1)プロトコル概要 最後にこのシステムを運用する上で用いる通信プロトコ
ルについて説明する。今回のシステムでは図26に示す
ように通信プロトコルの階層を3つとする。すなわち物
理層(物理的な通信プロトコル)、リンク層(ユニツト
間のプロトコル)及びアプリケーシヨン層(アプリケー
シヨン間のプロトコル)の3つである。本来はOSI
(Open System Interconnection )の7層を独立して規
定するのが普通であるが通信容量及び処理の負荷を考慮
して3層に簡略化する。
【0077】各ユニツトとプロトコルの適用範囲は以下
の通りとする。まず物理層「1」はTTLレベルの非同
期、全二重通信とする。またCTS/RTSによる送信
制御を行う。物理層「2」はFMナロー変調の無線通信
とベースバンドの有線通信がシリーズに行われる。無線
部分は半二重、有線部分は全二重通信とする。物理層
「3」はRS−232Cレベルの非同期、全二重通信と
する。
【0078】一方、リンク層「1」及びリンク層「2」
はチエツクサムを付加した誤り検出機能と再送機能をも
つ。リンク層「3」はHDLCにBCHによる誤り訂正
と再送機能を付加する。
【0079】(5−2)リンクプロトコル (5−2−1)AVM−セレクタ このリンクプロトコルの特長は通信容量を最小限にする
こと、無線の誤り率を考慮し、受信パケツトのみで少ビ
ツト誤りを訂正できること、多ビツト誤りの場合はパケ
ツトの再送を行うこと、複数パケツトの衝突を判断でき
ることの4つである。リンクパケツトフオーマツト(H
DLCに準拠)を図27に示す。
【0080】(5−3)アプリケーシヨンプロトコル (5−3−1)移動局からの発呼条件 最後に移動局からの発呼条件を前述の事項も含め整理し
て説明する。全ての移動局4に共通の発呼タイミングは
格子境界(メツシユ)を横切るときである。これは地域
外に出たときを含む。ただしセンター局2からの発呼条
件設定により空車のみに限定することができる。また特
定の移動局4のみに限定することもできる。
【0081】因にメツシユの間隔はセンター局2から変
更することができる。頻繁にメツシユを横切る場合は、
ヒステリシス幅を設けて発呼を低減することもできる。
このとき移動局4はサブメツシユ番号とそのメツシユへ
の進入方向をセンター局2へ送信する。ただしビジート
ンにより送信待ちが発生した場合には送信可能になつた
時点の位置を送信するものとする。
【0082】この他にも次に述べる10通りの場合が考
えられる。移動体の状態が変化したとき(待機、空車、
実車など)。センター局2からのコマンドに対するAC
Kを返送するとき(配車指示、配車取消に対する了解ボ
タンの送信など)。緊急メツセージスイツチが押された
とき。緊急メツセージボタンが押されたとき。移動局4
が一定時間(例えば1時間)発呼がなかつたとき。
【0083】移動局4の機能に障害が発生したとき。自
己診断の結果を報告するとき。インストール要求のとき
(修理完了時を含む)。固定メツセージ(忘れ物、お客
様いない、事故など)を送信するとき。パケツトの再送
回数を送信するとき。因に移動局4からセンター局2へ
の送信に用いられるアプリケーシヨンパケツトのフオー
マツト及び内容は図28に示す通りである。
【0084】(5−3−2)センター局からの送信内容 同じくセンター局2から移動局4に送信される送信内容
を前述の事項も含め整理して説明する。まず配車要求及
び配車取消。緊急通報メツセージ送信、自由メツセージ
送信、固定メツセージ送信(忘れ物、事故、取締など)
等のメツセージ。動作条件の設定や時刻設定。自己診断
要求や位置送信要求。緊急通報の取消。インストール完
了通知。移動局データに対するACK(発呼抑制および
解除要求を同時に送る)。特定待機場所空車台数。道路
ベクトルや目的地位置等である。因にセンター局2から
移動局4への送信に用いられるアプリケーシヨンパケツ
トのフオーマツト及び内容は図29に示す通りである。
【0085】(5−3−3)センター局からリモート設
定できる動作条件 まず位置の送信条件(全車、空車(空予)、特定ID、
特定グループID、地域、全車禁止)をリモート制御で
きる。またメツシユ間隔(2km、1km……)も変更
できる。この他、定期送信時間や特定待機場所の有効範
囲も設定自由である。さらにメツシユのヒステリシス幅
や送信タイムスロツト長、スロツトの数、個々の移動体
に割り当てられるスロツト番号も設定できる。また移動
体の個別ID、グループIDのコードも設定できる。こ
の他、メツシユの範囲(営業エリア)や特定待機場所の
名称および位置もリモート設定でき、固定メツセージの
内容についても設定できる。このように必要に応じて各
種の条件を設定できるように工夫されている。
【0086】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、タクシーを移動局4とす
るタクシー管理システムについて述べたが、本発明はこ
れに限らず、集配トラツクを対象とした輸送管理システ
ムにも適用し得る。またこれに限らず、人員配置管理シ
ステムとして用いても良い。さらに利用者の需要に応じ
て路線を変更するデマンドバスシステムにも適用し得
る。
【0087】さらに上述の実施例においては、自動販売
機6に予めシリアルナンバー等を割り当てて登録してお
き、タクシーボタン6Bが押された場合には登録されて
いるシリアルナンバーをセンター局2に発信する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、自動販売機6
は設置場所が移動される可能性があるため各販売機にG
PS受信機を搭載させておき、GPS受信機で受信され
た位置情報をセンター局2に送信させるようにしても良
い。このようにすれば自動販売機6の設置場所を代える
度に登録内容を更新する手間を省くことができ、システ
ムを運用する上で都合が良い。
【0088】また上述の実施例においては、センター局
2のオペレータが配車を受け付け、各移動局4に指示を
出すシステムについて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、センター局2の端末に自動着信型の電話網制御装置
と、電話のプツシユボタン押下によるDTMF音の認識
装置とを設け、外部から顧客等が電話によつて配車指示
を入力すれば自動的に移動局に対して配車指令を出せる
ようなシステムに応用できる。
【0089】さらに上述の実施例に限らず、この移動体
管理システムの通信方式としては次のような通信方式を
採用しても良い。例えば、基地局(センター局)から送
出される同期信号に基づいて各移動局4の送信タイミン
グを制御する場合、移動局4に搭載されたGPS受信機
によつて受信されるGPS同期信号に基づいて同期タイ
ミングを補間するようにしても良い。
【0090】このようにすれば、全ての移動局4の同期
タイミングをほぼ一致させることができる。さらにこの
機能を用いれば次のような制御も可能となる。すなわち
移動局4を複数台ずつグループ分けし、各グループごと
に基地局3と通信し得る期間を管理するようなこともで
きる。このようにすれば、同時発呼の確率を低減でき
る。
【0091】またこの機能を用いれば、この他にも方式
が考えられる。すなわち、直接かつリアルタイムに前記
データ通信と同一無線周波数の通信手段を用いて音声に
よる通話が行われた場合に、センター局2から特定のト
ーンまたは制御コードを送出し、これを受信した移動局
4の発呼を停止させ、音声通話を妨げないようにするこ
ともできる。
【0092】また音声とデータを併存して伝送する方式
としては、入力のあつた音声情報をデジタル化して一時
的に保留し、これにより、先に車両に対するACKなど
の通信制御情報などを予め送出した後で、当該音声を再
生、送出することも考えられる。
【0093】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、小領域毎
に移動局を管理すると共に、顧客情報を管理するデータ
ベース手段を有し、顧客から配車要求が生じた場合に
は、顧客の氏名、電話番号又は所在地に基づいて顧客情
報を検索することにより地区指定を行い、該当する小領
域内から空車の移動局を探すようにしたことにより、顧
客の条件にあう空車の移動局を速やかに探して配車する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体管理システムの一実施例を
示す略線図である。
【図2】センター局の概略構成を示すブロツク図であ
る。
【図3】移動局の稼働状態例を示す図表である。
【図4】移動局の稼働状態の遷移を示す図である。
【図5】センター局での管理画面例を示す図である。
【図6】センター局での管理画面例を示す図である。
【図7】配車処理手順の概略を示すフローチヤートであ
る。
【図8】配車処理手順の詳細例を示すフローチヤートで
ある。
【図9】移動局システムの構成を示すブロツク図であ
る。
【図10】モデム/変換器の構成を示すブロツク図であ
る。
【図11】表示型操作機の操作部の構成を示す略線図で
ある。
【図12】移動局からセンター局に送信される固定メツ
セージ例を示す図表である。
【図13】センター局から移動局に送信される固定メツ
セージ例を示す図表である。
【図14】忘れ物問い合わせ画面例を示す略線図であ
る。
【図15】緊急メツセージ画面例を示す略線図である。
【図16】特定待機場所の表示画面例を示す略線図であ
る。
【図17】待機場所として表示される領域の切り替えを
示す図表である。
【図18】誘導文の表示画面例を示す略線図である。
【図19】配車指示及び誘導文表示に関する状態遷移図
である。
【図20】タクシーチケツト発券機能付き自動販売機の
構成を示すブロツク図である。
【図21】配車までの一連の処理手順を示すフローチヤ
ートである。
【図22】タクシーチケツト発券機能付きPOSレジス
タの一実施例を示すブロツク図である。
【図23】タクシーチケツト発券機能付きPOSレジス
タの一実施例を示すブロツク図である。
【図24】配車端末装置の一例を示す斜視図である。
【図25】タクシーチケツト発券機能付きPOSレジス
タの一実施例を示すブロツク図である。
【図26】通信プロトコルを示す略線図である。
【図27】リンクパケツトのフオーマツト及び内容を示
す図表である。
【図28】移動局から送信されるアプリケーシヨンパケ
ツトのフオーマツト及び内容を示す略線図である。
【図29】センター局から送信されるアプリケーシヨン
パケツトのフオーマツト及び内容を示す略線図である。
【符号の説明】
1……タクシーAVMシステム、2……センター局、2
A……配車端末、2B……ローカルエリアネツトワー
ク、2C……通信サーバ、2D……データベースサー
バ、2D1……データベース、3……基地局、4……移
動局、4A……GPSアンテナ、4B……表示型操作
機、4C……ICカード、4D……モデム/変換器、4
F……無線機、4H……料金メータ、5……GPS衛
星、6……自動販売機、7……店舗、7A……POSレ
ジスタ、8……店頭用配車端末。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動局の配車を管理する管理局装置におい
    て、 地図上を1辺が所定距離間隔でなる格子によつて複数の
    小領域に分割し、上記移動局から送信されてくる車両情
    報を基に当該移動局を上記小領域毎に管理すると共に、
    顧客の氏名、電話番号、所在地を顧客情報として管理す
    るデータベース手段を有し、顧客から配車要求が生じた
    場合には、顧客の氏名、電話番号又は所在地に基づいて
    上記顧客情報を検索することにより地区指定を行い、該
    当する上記小領域内から空車の移動局を探すことを特徴
    とする管理局装置。
  2. 【請求項2】上記該当する小領域内に空車の移動局がな
    ければ、隣接する小領域に探す範囲を拡張することを特
    徴とする管理局装置。
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Cited By (7)

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