JPH09126638A - 回転自在なポケットを有する冷蔵庫用ドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 回転自在なポケット付冷蔵庫用ドア。 【解決手段】 一対のヒンジ軸設置部２２はドアの第１
側壁２１ａの内側に一定した間隔で上部及び下部に形成
される。ヒンジ軸２６は第１側壁２１ａと平行に装着さ
れる。多数のポケット棚２３は夫々ドアの内側面より突
出しヒンジ軸２６が挿入可能な一つの孔を有する。多数
のポケット２４１は夫々、各々がヒンジ軸２６に回転自
在に挿入されるようにヒンジ挿入孔２４１ａを有し、各
々の下面が多数のポケット棚２３により夫々支持され、
固定溝を夫々備える。そして多数の突出部は、夫々ドア
の第２側壁２１ｂに形成され、多数のポケット２４１の
各固定溝と結合されて、多数のポケットを夫々固定す
る。これによりポケット２４１を回転させてカンや瓶の
ような物を積載したり引き出したりすることにより、上
段及び下段に設けられた隣接ポケットがカンや瓶により
破損されず、物の積載や引き出しが簡便、かつ容易とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫に係り、特に回転
自在なポケットを有する冷蔵庫用ドアに関する。

【０００２】

【従来の技術】図１は従来のポケットを備える冷蔵庫用
ドアを示す斜視図である。図１に示したように、一般に
冷蔵庫用ドアの内側面にはポケット１４を備える。ポケ
ット１４は瓶やカンのような物を収容する。ポケット１
４のそれぞれは下面(base plate)１４ｃ、ガイド面１４
ａ及び結合溝１５４ｂを含む。下面１４ｃは四つの側面
を有する形状に形成される。下面１４ｃは物を底を支え
る。ガイド面１４ａは下面１４ｃの三つの下面の外周に
沿って形成された側壁である。ガイド面１４ａは物の側
面を支持する。従って、収容された物はポケット１４の
外に離脱しない。ガイド面１４ａは第１側壁１４ｄ及び
第２側壁１４ｅを含む。第１側壁１４ｄは第２側壁１４
ｅと向かい合う側壁である。第１側壁１４ｄ及び第２側
壁１４ｅはドアの第１側壁１１ａ及び第２側壁１１ｂの
内側にそれぞれ着脱自在に装着される。結合溝１４ｂが
第１側壁１４ｄ及び第２側壁１４ｅ上にそれぞれ形成さ
れる。ドアの第１側壁１１ａ及び第２側壁１１ｂ上には
それぞれ結合突起１２が形成される。ポケット１４が第
１側壁１１ａ及び第２側壁１１ｂとの間に挿入される
際、ポケット１４の結合溝１４ｂが第１側壁１１ａ及び
第２側壁１１ｂの結合突起１２と結合されるようにポケ
ット１４が第１側壁１１ａ及び第２側壁１１ｂ間に挿入
される。

【０００３】図１から明らかにわかるように、結合溝１
４ｂを結合突起１２と結合させる際、ポケット１４を上
方から下方に第１側壁１１ａ及び第２側壁１１ｂ間に挿
入させ、結合溝１４ｂと結合突起１２の結合を取り外す
時ポケット１４を下方から上方に持ち上げる。

【０００４】一方、ドア１０の内側にはポケット棚１３
が備えられる。ポケット棚１３はポケット１４の下面１
４ｃを支持する。従って、結合突起１２と結合されたポ
ケット１４はポケット棚１３により支持される。かかる
ポケット１４は互いに一定間隔を開けて設けられる。

【０００５】前述したような従来のポケットの設置にお
いて、物をポケットに入れ込んだり引き出したりする
際、物の上端部が上部に設けられたポケットの下部に引
っ掛かって物の入れや引出しが上部に設けられたポケッ
トの下部により妨害される。また、この妨害はガイド面
に損傷を与えるようになる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は回転自在なポケットを有する冷蔵庫用ドアを提供する
ことである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前述した本発明の目的を
達成するために本発明による回転自在なポケットを有す
る冷蔵庫用ドアは、一対のヒンジ軸設置部と、ヒンジ軸
と、多数のポケット棚と、多数のポケット、そして多数
の突出部を含む。一対のヒンジ軸設置部はドアの第１側
壁の内側に一定間隔に上部及び下部に形成される。ヒン
ジ軸は一対のヒンジ軸設置部間に、そして第１側壁の長
手方向に沿って第１側壁と平行に装着される。多数のポ
ケット棚はそれぞれがドアの内側面上から突出され、ヒ
ンジ軸が挿入されうるように一つの孔を有する。多数の
ポケットはそれぞれが一対のヒンジ軸設置部間に置か
れ、それぞれが前記ヒンジ軸に回転自在に挿入されるよ
うにヒンジ軸挿入孔を有し、それぞれの下面が多数のポ
ケット棚のそれぞれにより支持され、それぞれが固定溝
を備える。そして、多数の突出部はそれぞれがドアの第
２側壁に形成され、多数のポケットのそれぞれの固定溝
と結合され多数のポケットのそれぞれを固定させる。

【０００８】ポケットの一端を前方に引っ張ると、ポケ
ットの固定溝は突出部との結合を取り外す。これによ
り、ポケットはヒンジ軸を中心として前方に回転自在に
なる。ポケットが前方に適宜回転されれば、ポケット内
にカンや瓶のような物を入れる。物の収容されたポケッ
トを後方に押すと、ポケットはヒンジ軸を中心として後
方に回転され固定溝が突出部と結合される。

【０００９】また、ポケットに収容されたカンや瓶のよ
うな物を引き出す際も前述したようである。

【００１０】前述したように、ポケットを回転させカン
や瓶のような物を積載したり引き出せば、上段及び下段
に設けられた隣接ポケットがカンや瓶により破損されな
いのみならず物の積載及び引き出しが簡便、かつ容易に
なる。

【００１１】

【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明をさらに
詳しく説明する。

【００１２】図２はは本発明の実施例による回転自在な
ポケットを有する冷蔵庫用ドアの斜視図である。図３は
図２のポケットがドアの側面と結合された状態を示す。
図２及び図３に示したように、ドアの一側壁２１ａにヒ
ンジ軸２６が設けられる。ポケット２４１の一側面には
ヒンジ軸挿入孔２４１ａが穿設される。ヒンジ軸挿入孔
２４１ａはヒンジ軸２６が挿入される。従って、ポケッ
ト２４１はヒンジ軸２６を中心として回転自在になる。
ドアの側壁２１ａの上部及び下部には内側に一定間隔を
開けて突出された一対のヒンジ軸設置部２２が形成され
る（下部のヒンジ軸設置部は図示せず、上部のヒンジ軸
設置部と同一）。一対のヒンジ軸設置部２２はそれぞれ
その一側に一つの挿入孔（図示せず）を有する。ヒンジ
設置部２２の挿入孔が向かい合うようにヒンジ軸設置部
２２が形成される。ヒンジ軸２６の一端が上部のヒンジ
軸設置部２２の挿入孔に挿入され、ヒンジ軸２６の他端
は下部のヒンジ軸設置部の挿入孔に挿入される。ヒンジ
軸２６は側壁２１ａの長手方向に沿って側壁２１ａと平
行に設置される。

【００１３】ポケット２４１のそれぞれは第１側面２４
１ｃ、第２側面２４１ｄ、第３側面２４１ｅ、下面２４
１ｆ及び多数のガイドバ−２５を備える。第１側面２４
１ｃ、第２側面２４１ｄ及び第３側面２４１ｅは下面２
４１ｆから上向きに突設される。第１側面２４１ｃは第
３側面２４１ｅと向かい合う側面である。第２側面２４
１ｄは第１側面２４１ｃの一側と第３側面２４１ｅの一
側とを連結する。多数のガイドバ−２５のそれぞれは第
１側面２４１ｃの他側と第３側面２４１ｅの他側とを連
結する。第２側面２４１ｄは多数のガイドバ−２５と向
かい合う。第１側面２４１ｃにはヒンジ軸挿入孔２４１
ａが形成される。第３側面２４１ａには固定溝２４ｂが
形成される。

【００１４】ポケット２４１のそれぞれは一対のヒンジ
軸設置部２２間に置かれる。

【００１５】ポケット２４１の固定溝２４ｂは第３側面
に長手方向に形成される。多数のガイドバ−２５の設け
られた側はポケット２４１の後方側である。多数のガイ
ドバ−２５のそれぞれは第１側面２４１ｃと第３側面２
４１ｅを結合するバ−である。多数のガイドバ−２５は
第１側面２４１ｃの他側と第３側面２４１ｅの他側の上
部及び下部に二つあるいはそれ以上設けられる。多数の
ガイドバ−２５はポケット２４１に積載される物の後方
に離脱されることを防ぐ。

【００１６】固定溝２４ｂは側壁２１ｂの一側と分離自
在に結合される。側壁２１ｂは側壁２１ａと向かい合う
側壁である。すなわち、側壁２１ｂの一側には突出部２
１ｃが形成される。突出部２１ｃが固定溝２４ｂに挿入
されポケット２４１が側壁２１ｂに結合される。ポケッ
ト２４１は弾性を有する材質で形成される。

【００１７】また、ドア２０の内側面には二つのポケッ
ト棚２３が形成される。ポケット棚２３のそれぞれは一
対にヒンジ軸設置部２２間に位置する。ポケット棚２３
のそれぞれはヒンジ軸２６の挿入され得る一つの孔を有
する。ポケット棚２３はドア２０の内側面から突出され
る。ポケット棚２３はポケット２４１の下部でポケット
２４１の下面を支持する。

【００１８】本発明の実施例による回転自在なポケット
の作動を説明すれば、次の通りである。

【００１９】ポケット２４１の一端を前方に引っ張ると
（図２の矢印Ａ方向）、ポケット２４１の固定溝２４ｂ
は突出部２１ｃとの結合を取り外す。これにより、ポケ
ット２４１はヒンジ軸２６を中心として前方に回転自在
にする。

【００２０】ポケット２４１が前方に適宜回転されれ
ば、ポケット２４１内にカンや瓶などのような物を入れ
る。物の収容されたポケット２４１を後方に押せば（図
２の矢印Ｂ方向）、ポケット２４１はヒンジ軸２６を中
心として後方に回転され固定溝２４ｂが突出部２１ｃと
結合される。また、ポケット２４１に収容されたカンや
瓶のような物を引き出す時も前述した通りである。

【００２１】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によればポケ
ットを回転させカンや瓶のような物を積載したり引き出
せば、上段及び下段に設けられた隣接ポケットがカンや
瓶により破損されず、物の積載や引き出しが簡便、かつ
容易になる。

【００２２】以上本発明について十分説明したが、本発
明の分野の当業者にとって前述した説明を通して開示さ
れた本発明の思想と範疇を逸脱しない限り前記開示内容
に対する数多くの修正及び変形が可能なことは明らかで
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のポケットを備えた冷蔵庫用ドアを示す斜
視図である。

【図２】本発明の実施例による回転自在なポケットを有
する冷蔵庫用ドアの斜視図である。

【図３】図２のポケットがドアの側面と結合された状態
を示した図である。

【符号の説明】

２１ａ、２１ｂ ドアの側壁 ２１ｃ 突出部 ２２ ヒンジ軸設置部 ２３ ポケット棚 ２３ａ 支持部 ２４１ ポケット ２４ｂ 固定溝 ２５ 離脱防止ガイド

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 物を収容するポケットを有する冷蔵庫用
   ドアにおいて、 ドアの第１側壁の内側に一定間隔に上部及び下部に形成
   された一対のヒンジ軸設置部と、 前記一対のヒンジ軸設置部間に、前記第１側壁の長手方
   向に沿って、前記第１側壁と平行に装着される、ヒンジ
   軸と、 前記ドアの内側面上からそれぞれ突出し、前記ヒンジ軸
   の挿入されうるように一つの孔を有する、多数のポケッ
   ト棚と、 一対のヒンジ軸設置部間にそれぞれ置かれ、前記ヒンジ
   軸に回転自在に挿入されるようにヒンジ軸挿入孔をそれ
   ぞれ有し、各々の下面が前記多数のポケット棚によりそ
   れぞれ支持され、固定溝をそれぞれ備えた、多数のポケ
   ットと、 ドアの第２側壁に形成され、前記第２側壁は前記第１側
   壁と向かい合うドアの側壁を構成し、前記多数のポケッ
   トのそれぞれの固定溝と結合されて前記多数のポケット
   をそれぞれを取り付ける、多数の突出部と、 を有することを特徴とする、回転自在なポケットを有す
   る冷蔵庫用ドア。
2. 【請求項２】 前記一対のヒンジ軸設置部は、それぞ
   れ、その一側にヒンジ軸を挿入する一つの挿入孔を備
   え、前記挿入孔は対向することを特徴とする、請求項１
   に記載の回転自在なポケットを有する冷蔵庫用ドア。
3. 【請求項３】 前記多数のポケットは、それぞれ、第１
   側面と第２側面と第３側面と下面と多数のガイドバ−と
   を備え、前記第１側面と第２側面と第３側面とは前記下
   面から上向きに突設され、前記第１側面は前記第３側面
   に対向する側面であり、前記第２側面は第１側面の一側
   と第３側面の一側とを連結し、前記多数のガイドバ−
   は、それぞれ、前記第１側面の他側と第３側面の他側と
   を連結し、前記第２側面は前記多数のガイドバ−に対向
   するし、前記第１側面には前記ヒンジ軸挿入孔が穿設さ
   れ、前記第３側面には前記固定溝が形成されることを特
   徴とする、請求項１に記載の回転自在なポケットを有す
   る冷蔵庫用ドア。
4. 【請求項４】 前記多数のポケットは、それぞれ、第１
   ないし第３側面が弾性体であることを特徴とする、請求
   項３に記載の回転自在なポケットを有する冷蔵庫用ド
   ア。