JPH09126613A - 加熱ワークの強制冷却装置 - Google Patents
加熱ワークの強制冷却装置Info
- Publication number
- JPH09126613A JPH09126613A JP28343395A JP28343395A JPH09126613A JP H09126613 A JPH09126613 A JP H09126613A JP 28343395 A JP28343395 A JP 28343395A JP 28343395 A JP28343395 A JP 28343395A JP H09126613 A JPH09126613 A JP H09126613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- cooling
- cooling box
- upper lid
- blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温のワークを急速に冷却する。
【解決手段】 冷却槽4の冷却箱5の底面に設けた多孔
板9上に、高温のワーク(エンジンバルブ)1を入れて、
上蓋10により閉塞し、冷却箱5内に送風機12より空
気を圧送することにより、ワーク1は急速に冷却され
る。多孔板9を通過した空気は濾過筒14より外部に排
出され、またワーク1より剥離したスケールは貯溜槽5
内に堆積する。
板9上に、高温のワーク(エンジンバルブ)1を入れて、
上蓋10により閉塞し、冷却箱5内に送風機12より空
気を圧送することにより、ワーク1は急速に冷却され
る。多孔板9を通過した空気は濾過筒14より外部に排
出され、またワーク1より剥離したスケールは貯溜槽5
内に堆積する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばエンジン
バルブの弁フェースに肉盛りを施したワークのように、
高温に加熱されたワークを強制的に冷却するようにした
装置に関する。
バルブの弁フェースに肉盛りを施したワークのように、
高温に加熱されたワークを強制的に冷却するようにした
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンバルブの弁フェースは、エンジ
ンの運転に際し、弁座に繰返し激しく衝接するので、摩
耗を起こし易い。そのため、図3に示すように、エンジ
ンバルブ(1)の弁フェースに形成された環状溝(2)に、
ステライト等の硬質合金を、プラズマ溶接、あるいはガ
ス溶接により肉盛り(3)し、その部分の耐摩耗性を高め
ている。このような肉盛りが施されたワークは、通常、
肉盛り部の異常の有無を手に取って個別に検査される。
ンの運転に際し、弁座に繰返し激しく衝接するので、摩
耗を起こし易い。そのため、図3に示すように、エンジ
ンバルブ(1)の弁フェースに形成された環状溝(2)に、
ステライト等の硬質合金を、プラズマ溶接、あるいはガ
ス溶接により肉盛り(3)し、その部分の耐摩耗性を高め
ている。このような肉盛りが施されたワークは、通常、
肉盛り部の異常の有無を手に取って個別に検査される。
【0003】この際肉盛りした後のワークは、全体が高
温となっていて手を触れることができないので、従来は
自然に冷却されるのを待ってから検査していた。
温となっていて手を触れることができないので、従来は
自然に冷却されるのを待ってから検査していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ワーク
が自然に冷却されるのを待ってから検査を行ったので
は、検査までに多くの待ち時間を要するため、作業能率
が悪く、また次工程にワーク切れが発生するなどして生
産性が低下する。
が自然に冷却されるのを待ってから検査を行ったので
は、検査までに多くの待ち時間を要するため、作業能率
が悪く、また次工程にワーク切れが発生するなどして生
産性が低下する。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、高温のワークを迅速に冷却することによ
り、作業能率及び生産性を大幅に向上させうるようにし
た冷却装置を提供することを目的としている。
れたもので、高温のワークを迅速に冷却することによ
り、作業能率及び生産性を大幅に向上させうるようにし
た冷却装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、底面に多孔板を備える冷却箱の上部の冷却箱の上
面に、上蓋を開閉可能に枢設するとともに、前記冷却箱
の一側面に穿設した通孔を送風機に接続し、かつ前記冷
却槽の下方に、布製の濾過筒を介してスケール貯溜槽を
設けることにより解決される。
題は、底面に多孔板を備える冷却箱の上部の冷却箱の上
面に、上蓋を開閉可能に枢設するとともに、前記冷却箱
の一側面に穿設した通孔を送風機に接続し、かつ前記冷
却槽の下方に、布製の濾過筒を介してスケール貯溜槽を
設けることにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1と図2は、本発明の一実施例
を示すもので、冷却槽(4)は、上面と前面が開口する偏
平な矩形状の冷却箱(5)の下端に、下向テーパー状の漏
斗部(6)が連設された構成をなし、冷却箱(5)の下端に
形成された段部(7)が支持脚(8)により支持されてい
る。冷却箱(5)の底部には、多孔板(9)が固着されてい
る。
を示すもので、冷却槽(4)は、上面と前面が開口する偏
平な矩形状の冷却箱(5)の下端に、下向テーパー状の漏
斗部(6)が連設された構成をなし、冷却箱(5)の下端に
形成された段部(7)が支持脚(8)により支持されてい
る。冷却箱(5)の底部には、多孔板(9)が固着されてい
る。
【0008】冷却箱(5)の後板(5a)の上端には、後上方
に回動して、冷却箱(5)の上面と前面を開閉する上蓋(1
0)の後端が、蝶番(11)により枢着されている。冷却箱
(5)の側板(5b)に穿設した通孔には、送風機(12)の送風
ホース(13)が接続されている。(10a)は上蓋(10)を開閉
させる把手である。
に回動して、冷却箱(5)の上面と前面を開閉する上蓋(1
0)の後端が、蝶番(11)により枢着されている。冷却箱
(5)の側板(5b)に穿設した通孔には、送風機(12)の送風
ホース(13)が接続されている。(10a)は上蓋(10)を開閉
させる把手である。
【0009】漏斗部(6)の下端には、布製の濾過筒(14)
の上端が着脱可能に取り付けられ、その下端には、スケ
ール貯溜槽(15)の上端が着脱可能に取り付けられてい
る。
の上端が着脱可能に取り付けられ、その下端には、スケ
ール貯溜槽(15)の上端が着脱可能に取り付けられてい
る。
【0010】上述の本発明装置は、把手(10a)により上
蓋(10)を上向に開口して、冷却箱(5)内に肉盛りの終了
した直後の高温のエンジンバルブ(1)を所定数投入した
後、上蓋(10)を閉じ、送風機(12)より冷却箱(5)内に外
気を圧送すれば、エンジンバルブ(1)は急速に冷却され
る。また同時に、エンジンバルブ(1)のフェースに付着
しているスケール(16)等も除去されて、多孔板(9)より
落下し、漏斗部(6)を流下して、貯溜槽(15)内に堆積す
る。この際、濾過筒(14)により粉じん等が濾過されるの
で、清浄空気のみが大気中に放出される。
蓋(10)を上向に開口して、冷却箱(5)内に肉盛りの終了
した直後の高温のエンジンバルブ(1)を所定数投入した
後、上蓋(10)を閉じ、送風機(12)より冷却箱(5)内に外
気を圧送すれば、エンジンバルブ(1)は急速に冷却され
る。また同時に、エンジンバルブ(1)のフェースに付着
しているスケール(16)等も除去されて、多孔板(9)より
落下し、漏斗部(6)を流下して、貯溜槽(15)内に堆積す
る。この際、濾過筒(14)により粉じん等が濾過されるの
で、清浄空気のみが大気中に放出される。
【0011】なお、上記実施例では、上蓋(10)の開閉や
送風機(12)の運転停止を手動により行っているが、例え
ば押しボタンの操作によりエアシリンダを作動させて上
蓋(10)を開閉し、閉じると上蓋(10)あるいは冷却箱(5)
等に設けたマイクロスイッチが作動して、自動的に送風
機(12)が起動してエンジンバルブ(1)を冷却し、一定時
間冷却するとタイマーが作動して、送風機(12)を停止す
るとともに、上蓋(10)を開くように自動化することもで
きる。
送風機(12)の運転停止を手動により行っているが、例え
ば押しボタンの操作によりエアシリンダを作動させて上
蓋(10)を開閉し、閉じると上蓋(10)あるいは冷却箱(5)
等に設けたマイクロスイッチが作動して、自動的に送風
機(12)が起動してエンジンバルブ(1)を冷却し、一定時
間冷却するとタイマーが作動して、送風機(12)を停止す
るとともに、上蓋(10)を開くように自動化することもで
きる。
【0012】また、エンジンバルブ(1)を冷却しつつ、
冷却箱(5)をバイブレータ等により、振動させれば、ス
ケール(16)の除去効果を向上させうる。
冷却箱(5)をバイブレータ等により、振動させれば、ス
ケール(16)の除去効果を向上させうる。
【0013】
【発明の効果】本発明の装置を使用すれば、高温のワー
クを短時間で簡単に冷却しうるので、その後の作業効率
が著しく向上し、生産性が高まる
クを短時間で簡単に冷却しうるので、その後の作業効率
が著しく向上し、生産性が高まる
【図1】本発明の装置の上蓋全開時の正面図である。
【図2】同じく上蓋半開時の中央縦断側面図である。
【図3】エンジンバルブの要部の正面図である。
(1)エンジンバルブ (2)環状溝 (3)肉盛り (4)冷却槽 (5)冷却箱 (5a)後板 (5b)側板 (6)漏斗部 (7)段部 (8)支持脚 (9)多孔板 (10)上蓋 (10a)把手 (11)蝶番 (12)送風機 (13)送風ホース (14)濾過筒 (15)スケール貯溜槽 (16)スケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01L 3/24 F01L 3/24 D
Claims (1)
- 【請求項1】 底面に多孔板を備える冷却槽の上部の冷
却箱の上面に、上蓋を開閉可能に枢設するとともに、前
記冷却箱の一側面に穿設した通孔を送風機に接続し、か
つ前記冷却槽の下方に、布製の濾過筒を介してスケール
貯溜槽を設けたことを特徴とする加熱ワークの強制冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28343395A JPH09126613A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 加熱ワークの強制冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28343395A JPH09126613A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 加熱ワークの強制冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126613A true JPH09126613A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17665480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28343395A Pending JPH09126613A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 加熱ワークの強制冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106583975A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-04-26 | 江苏科技大学 | 一种手推式平板焊接的尾部散热保护装置 |
CN106736056A (zh) * | 2016-11-24 | 2017-05-31 | 无锡康斯坦特动力科技有限公司 | 一种降温效果好的焊管电焊机 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28343395A patent/JPH09126613A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106736056A (zh) * | 2016-11-24 | 2017-05-31 | 无锡康斯坦特动力科技有限公司 | 一种降温效果好的焊管电焊机 |
CN106583975A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-04-26 | 江苏科技大学 | 一种手推式平板焊接的尾部散热保护装置 |
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