JPH0912636A - エチレン−α−オレフィンランダム共重合体およびその製造法 - Google Patents
エチレン−α−オレフィンランダム共重合体およびその製造法Info
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- JPH0912636A JPH0912636A JP16995495A JP16995495A JPH0912636A JP H0912636 A JPH0912636 A JP H0912636A JP 16995495 A JP16995495 A JP 16995495A JP 16995495 A JP16995495 A JP 16995495A JP H0912636 A JPH0912636 A JP H0912636A
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Abstract
ム弾性などに優れるエチレン−α−オレフィンランダム
共重合体を提供する。 【構成】 α−オレフィン含有量が30〜80重量%で
あり、かつ下記物性を有するエチレン−α−オレフィン
ランダム共重合体である。 (A)固体粘弾性測定により得られる損失正接(tan
δ)の最大値(Y)とα−オレフィン含有量(X(重量
%))が下記式を満足する Y≧0.024X−0.32 (B)ガラス転移点:−20℃以下 (C)X線回析により測定される結晶化度:5%以下
Description
度などの機械的性質、ゴム弾性などに優れ、特に自動車
部品、家電分野、包装材料に好適なエチレン系ランダム
共重合体に関する。
は、エチレンとα−オレフィンとのエチレン系ランダム
共重合体が知られている。例えば、代表的なものとして
は、エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン
−ブテンランダム共重合体、エチレン−ブテン−プロピ
レンランダム三元共重合体が一般に良く知られている。
これらの製造方法としては、チタン化合物と有機アルミ
ニウム化合物からなるチタン系重合触媒またはバナジウ
ム系重合触媒の存在下にエチレンと1種以上またはそれ
以上のα−オレフィンを共重合する方法が公知である。
チタン系重合触媒によるエチレン系ランダム共重合体お
よびバナジウム系重合触媒エチレン系ランダム共重合体
に関しては、例えば米国特許3,278,504号、米
国特許3,332,921号、英国特許1,018,3
41号、英国特許1,084,953号等数多くの提案
がある。
キサンを用いたメタロセン系重合触媒が知られている。
このメタロセン系重合触媒を用いた、エチレン系ランダ
ム共重合体に関しては、特開昭58−19309号公
報、特開昭59−95292号公報、特開昭60−35
005号公報、特開昭60−35006号公報、特開昭
60−35007号公報、特開昭60−35009号公
報に記載されている。また、特開昭62−121707
号公報には、インデニル基、置換インデニル基およびそ
の部分水素化物からなる群から選ばれた少なくとも2個
の基が低級アルキル基を介して結合した多座配位性化合
物を配位子とする周期律表IVB族の遷移金属化合物、お
よびアルミノキサンから形成される重合触媒を用い、α
−オレフィン成分が30〜90モル%のα−オレフィン
系ランダム共重合体が開示されている。
は、同重合触媒を用いたα−オレフィン成分が50ない
し99モル%のエチレン−ブテンランダム共重合体が開
示されている。特開昭62−121709号公報には、
共役π電子を有する基を配位子としたジルコニウムハイ
ドライド化合物、およびアルミノキサンからなる重合触
媒を用い、特定の物性を有する、α−オレフィン成分の
含有量が15〜65重量%の低結晶性エチレン系ランダ
ム共重合体が開示されている。
公知文献に記載されたものは、成形品の表面の粘着性が
大きく透明性に劣るとか、永久伸びなどのゴム弾性、引
裂強度に劣るなどの問題点があった。本発明の目的は、
引張り特性、引き裂き強度などの機械的性質、ゴム弾
性、成形品表面の粘着性などに優れたエチレン系ランダ
ム共重合体を提供することにある。
なエチレン系ランダム共重合体の諸問題を解決する方法
を種々検討した結果、本発明者らは、エチレンおよびα
−オレフィン成分からなり、かつ後述の(A)〜(C)
の物性を有するエチレン系ランダム共重合体により解決
できることを見いだし本発明に至ったものである。すな
わち、本発明はα−オレフィン含有量が30〜80重量
%であり、かつ下記物性を有するエチレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体を提供するものである。 (A)固体粘弾性測定により得られる損失正接(tan
δ)の最大値(Y)とα−オレフィン含有量(X)が下
記式を満足する Y≧0.024X−0.32 (式中、Xはα−オレフィンの重量%を表し、30≦X
≦80である) (B)ガラス転移点:−20℃以下 (C)X線回析により測定される結晶化度:5%以下 以下、本発明を詳しく説明する。
ランダム共重合体のα−オレフィンとしては、炭素数が
3〜20のα−オレフィンが挙げられる。具体例として
は、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチ
ル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ド
デセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オ
クタデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。これら
のα−オレフィンは1種類でもよく、2種類以上を混合
して使用することもできる。本発明のエチレン−α−オ
レフィンランダム共重合体に占めるα−オレフィンの含
有量は30〜80重量%であり、好ましくは32〜78
重量%、特に好ましくは35〜75重量%である。α−
オレフィン含有量が30重量%未満では柔軟性が劣る。
一方、80重量%を超えると引裂き強度などの機械的強
度が劣るので好ましくない。
ム共重合体は、以下の(A)〜(C)の物性を有するこ
とが必要である。 (A)固体粘弾性測定により得られる損失正接(tan
δ)の最大値(Y)とα−オレフィン含有量(X)が下
記式を満足する Y≧0.024X−0.32 (式中、Xはα−オレフィンの重量%を表し、30≦X
≦80である) (B)ガラス転移点:−20℃以下 (C)X線回析により測定される結晶化度:5%以下
(Y)は、固体粘弾性測定装置を用いて高分子材料の動
的粘弾性を測定したときに得られる温度−tanδ曲線
のピーク最大値である。このピーク曲線の例を図1に示
す。なお、動的粘弾性は、振動数で振動するひずみ(応
力)を与える測定法であり、固体粘弾性測定装置に関し
ては「プラスチック試験ハンドブック」第212〜22
3頁(日刊工業新聞社1969年発行)に記載されてい
る。上記式は、好ましくは Y≧0.024X−0.22 であり、さらに好ましくは Y≧0.024X−0.12 である。Sが上記式を満足しない場合は、柔軟性、ゴム
弾性、機械的強度に劣るので好ましくない。
という)は上記固体粘弾性測定装置により得られるta
nδ曲線のピーク温度である。該Tgは−20℃以下で
ある必要があり、好ましくは−23℃以下、特に好まし
くは−26℃以下である。Tgが−20℃を超えるとゴ
ム弾性に劣るので好ましくない。また、本発明のエチレ
ン系ランダム共重合体は、(C)X線回析により測定さ
れる結晶化度(以下「Xc」という)が5%以下であ
り、好ましくは、3%以下である。Xcが5%を超える
と透明性および耐衝撃強度が低下するので好ましくな
い。
ム共重合体は、下記成分(a),(b)および(d)、
または成分(a),(b),(c)および(d)からな
る触媒を用いて重合することにより得ることができる。 (a)表面に水酸基を持つ固体と、以下の一般式(1)
で表される化合物 MR1 R2 R3 (1) (式中、Mは周期律表第13族の元素であり、R1 、R
2 、R3 は各々同一でも異なっていてもよく、水素、炭
素数1〜20の炭化水素基、アルコキシド基もしくはハ
ロゲンである。)を反応させて得られた担体 (b)周期律表第4、5または6族遷移金属を含有する
有機化合物 (c)下記の一般式(2)または(2’)で示される、
ヘテロ原子含有化合物 AL1 L2 (2) AL1 L2 L3 (2’) (式中、Aは孤立電子対を持つ元素、L1 、L2 、L3
は各々同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の
炭化水素基あるいはケイ素含有炭化水素基もしくはアル
コキシド基である。)
しては、無機酸化物、無機塩化物、無機水酸化物、有機
高分子化合物であり、実質上表面等に水酸基を持つもの
を用いることが出来る。具体的には、シリカ、アルミ
ナ、シリカ−アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコ
ニア、カルシア等の表面等に水酸基を持つ無機酸化物、
塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩
化カルシウム等の無機塩化物、またはポリビニルアルコ
ール等の水酸基を持つ高分子化合物の群から選ばれる1
種または2種以上を使用することができる。これらの化
合物は、平均粒子径が5〜200μm、比表面積が10
0〜1000m2 /gの微粒子であることが好ましい。
さらに、吸着水を除き、水酸基数を制御するために熱処
理を行う。例えばシリカの熱処理時間は2〜24時間、
通常4〜8時間である。水酸基含有量は熱処理温度によ
り異なり、150℃で処理した場合、水酸基は約5個/
nm2 、600℃で処理した場合1個/nm2 程度とな
る。400〜600℃で処理したシリカ、アルミナもし
くはシリカ−アルミナの群の1種もしくは2種以上を使
用することが好ましい。
合物(以下「第13族化合物」という。)は MR1 R2 R3 (1) であって、Mは周期律表第13族の元素であり、このう
ち好ましいのはホウ素、アルミニウムであり、特に好ま
しいのはホウ素である。R1 、R2 、R3 は各々同一で
も異なっていてもよく、水素、炭素数1〜20の炭化水
素基もしくはアルコキシド基またはハロゲンであっても
よい。第13族化合物の具体例としては、トリメチルホ
ウ素、トリエチルホウ素、トリプロピルホウ素、トリブ
チルホウ素、トリフェニルホウ素、トリス(ペンタフル
オロフェニル)ホウ素などがあり、詳細は特願平6−2
77133号に記載されている。
族化合物の反応は、種々の方法で行うことができ、非溶
媒系で反応することも可能であるが、一般には有機溶媒
中で行われる。使用する有機溶媒としては、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂
肪族炭化水素、メチルシクロペンタン、シクロペンタ
ン、シクロオクタン等の脂環族炭化水素ベンゼン、トル
エン、キシレン、クメン、シメン等の芳香族炭化水素等
を用いることができる。
させる条件としては本発明の効果が認められる限り任意
であるが、一般的には次の条件が望ましい。反応温度条
件は通常−70℃〜120℃であり、好ましくは0℃〜
100℃である。反応時間は濃度、温度等の条件により
一概に規定できないが、第13族化合物と水酸基との反
応は十分にさせることが好ましく、最低5分間以上が好
ましい。水酸基を持つ固体と第13族化合物の反応量比
は特に制限はないが、水酸基数に対する第13族化合物
が等当量以上であることが好ましい。反応生成物である
担体は反応液より分離し、未反応の第13族化合物は洗
浄により取り除かねばならない。洗浄溶媒としては上記
有機溶媒を用いることができる。洗浄温度は−30℃〜
120℃であり、好ましくは0℃〜100℃である。洗
浄は洗液中に第13族化合物が実質的に検出されないこ
とが好ましい。洗浄終了後、担体は乾燥するかもしくは
有機溶媒存在下で使用することができる。
たは6族遷移金属を含有する有機化合物としては下記一
般式(3)で示す化合物が挙げられる。 (C5 R4 m)p R6 s(C5 R5 n)MeQ3-p または(C5 R4 m)R7 MeQ’ (3) (式中、Meは周期律表第4、5、6族遷移金属であ
り、(C5 R4 m)、(C5R5 n)はシクロペンタジエニ
ルまたは置換シクロペンタジエニルであり、R4 および
R5 は同一でも異なっていてもよく、水素または炭素数
1〜20のアルキル、アルケニル、アリール、アルキル
アリールまたはアリールアルキル基、アルキルシリル
基、シリルアルキル基であり、もしくは2つの隣接する
炭素原子が結合して環を作っていてもよい。R6 は炭素
数1〜20のアルキレン基、−GeR8R9 −、−Si
R8 R9 −、−O−、−S−、−NR8 −、−PR8 −
であり、R7 は炭素数1〜20のアルキレン基、−Ge
R8 R9 −、−SiR8 R9 −、−O−、−S−、−N
R8 −、−PR8 −または−OR8 、−NR8 R9 、−
PR8 R9 (R8 、R9 は水素または炭素数1〜20の
アルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、アリールアルキル基などの炭化水素基あるいは
ハロゲン化アルキル基またはハロゲン化アリール基)で
あって、R6 は(C5 R4 m)環2個と結合しており、R
7 は(C5 R4 m)とMeに結合している。Qはアリール
基、アルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基ま
たはアリールアルキル基、アルキルシリル基から選ば
れ、1〜20の炭素原子を持つ炭化水素基またはハロゲ
ンであり、同じでも異なってもよい。Q’は炭素数1〜
20のアルキリデンラジカルであり、sは0または1、
pは0、1、または2、sはpが0のときは0、m並び
にnはsが1のとき4であり、sが0のとき5であ
る。) 具体例としては、ジメチルシリレンビス(2−メチルベ
ンゾインデニル)−ジルコニウムジクロリド、ジエチル
シリレンビス(2−メチルインデニル)−ジルコニウム
ジクロリドなどが挙げられ、詳細な例示は特開平5−2
09014号公報、特開平6−184179号公報等に
記載されている。
物は、下記一般式(2)または(2’)で示される。 AL1 L2 (2) AL1 L2 L3 (2’) (式中、Aは孤立電子対を有する元素、L1 、L2 、L
3 は各々同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20
の炭化水素基、トリメチルシリル基、トリメチルシリル
フェニル基などのケイ素含有炭化水素基、または炭素数
1〜20のアルコキシド基である。) Aの具体例としては、窒素、酸素、硫黄、リン等が挙げ
られる。ヘテロ原子含有化合物は担体に担持してもよ
く、また重合時に添加してもよい。ヘテロ原子含有物質
の具体例としては、例えばエーテル類;チオエーテル
類;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、トリイソブチルアミン、トリフェニルアミン、
アニリン、ピリジン、ビピリジン、フェナントロリン、
N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアニリン等
のアミン類;トリメチルフォスフィン、トリエチルフォ
スフィン、トリフェニルフォスフィン等のフォスフィン
を挙げることができ、好ましいものとしては、N,N−
ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリンである。
ミニウム化合物としては、下記の一般式で表わせる化合
物が挙げられる。 AlRn Xm (Rはアルキル基、Xはハロゲンを意味し、n,mは個
数を意味し、n+m=3である。) 具体的には、トリエチルアルミニウム、トリプロピルア
ルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリヘキシルア
ルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジエチルアル
ミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライド
等があげられるが、好ましくはトリイソブチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウムである。
分(a)、(b)、(c)、(d)のうち(a)、
(b)、(d)のみを用いても良いが(c)成分を用い
ることにより高い重合活性が得られる。各成分の接触方
法に特に制限はなく、例えば 不活性溶媒中で各成分を混合する方法 不活性溶媒中で、担体(a)と成分(c)を接触さ
せ、不活性溶媒で洗浄後、成分(b)、(d)と混合す
る方法 などの方法によることができる。
ム共重合体の重合は、公知の連続式、回分式の方法いず
れの方法でも得ることができ、重合反応器の形態に特に
制限はない。上記プロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体は、ヘキサン、ヘプタン、燈油等の不活性炭化
水素またはプロピレンのような液化α−オレフィン溶媒
存在下でのスラリー法や無溶媒下の気相重合法で、重合
温度が室温〜130℃の範囲で行われる。好ましくは、
50〜90℃の範囲で行われる。重合圧力は2〜50K
g/cm2 の範囲で行われる。重合工程における反応器
は、当該技術分野で一般に用いられるものが適宜使用で
きる。例えば、撹拌槽型反応器、流動床型反応器、循環
式反応器を用いて、重合操作を連続式、半回分式、回分
式のいずれかの方法で行うことができる。得られたエチ
レン−α−オレフィンランダム共重合体スラリーまたは
粉末は、必要に応じ、アルコールや水等で不活性化また
は残触媒の除去を行った後、乾燥し、添加剤と溶融混合
し供される。
ダム共重合体に対しては、熱可塑性樹脂に慣用の他の添
加剤(例えば、酸化防止剤、耐候性安定剤、帯電防止
剤、滑剤、ブロックキング防止剤、防曇剤、造核剤、染
料、顔料、オイル、ワックス等)を本発明の目的を損な
わない範囲で適宜量配合できる。例えば、このような添
加剤の例としては、酸化防止剤として2,5−ジ−t−
ブチルハイドロキノン、2,6ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール、4,4’−チオビス−(6−t−ブチルフェ
ノール)、2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、オクタデシル3−(3’,
5’−ジ−t−ブチル−1’−ヒドロキシフェニル)プ
ロピネート、テトラキス[3−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
メタン、4,4’−チオビス−(6−ブチルフェノー
ル)、紫外線吸収剤としてはエチル−2−シアノ−3、
3−ジフェニルアクリレート、2−(2’−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒド
ロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、可塑剤として
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、ワックス、流動
パラフィン、りん酸エステル、帯電防止剤としてはトモ
ノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、硫酸化
オレイン酸、ポリエチレンオキシド、カーボンワック
ス、滑剤としてエチレンビスステアロアミド、ブチルス
テアレート等、造核剤として、カルボン酸の金属塩、ジ
ベンジリデンソルビトール誘導体、フォスフェート金属
塩、タルクや炭酸カルシウムなどの無機フィラーなどが
挙げられる。具体例としては、安息香酸ナトリウム、ア
ジピン酸アルミニウム、p−t−ブチル安息香酸アルミ
ニウム塩、チォフェネカルボン酸ナトリウム、1,3,
2,4−ジベンジリデンソルビトール、1,3,2,4
−ジ−(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3−p−クロルベンジリデン−2,4−p−メチルベン
ジリデンソルビトール、ナトリウム−ビス−(4−t−
ブチルフェニル)フォスフェート、カリウム−ビス−
(4−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ナトリウ
ム−2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フォスフェート、ナトリウム−2,2−
メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スフェート、タルク、炭酸カルシウム等の無機化合物な
どが挙げられる。着色剤としてカーボンブラック、フタ
ロシアニン、キナクリドン、インドリン、アゾ系顔料、
酸化チタン、ベンガラ等、充填剤としてグラスファイバ
ー、アスベスト、マイカ、ワラストナイト、ケイ酸カル
シウム、ケイ酸アルミニウム等である。又、他の多くの
高分子化合物も本発明の作用効果が阻害されない程度に
ブレンドすることもできる。
α−オレフィンランダム共重合体に上記各種添加剤また
は充填剤等を配合し、溶融混練する方法がある。具体的
には、従来公知の混合方法、例えば、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラーなどを用いて各成
分を混合し、さらに、ニーダー、ミキシングロール、バ
ンバリミキサー、押出機などを用いて溶融混合する方法
が挙げられる。溶融混練温度については、170〜30
0℃の範囲が良い。好ましくは、190〜280℃の範
囲が良い。特に、好ましくは、200〜250℃の範囲
である。一方、各成分を直接成形機に供給し成形加工し
ても良い。上記樹脂組成物の溶融指数(MFR,JIS
−K7210表1条件14により荷重2.16Kg, 温度
230℃)は特に制限されるものではなく、成形法によ
って選ばれるが、押出成形によっては0.1〜500の
範囲が適当である。
ム共重合体は、は公知の溶融成形法及び圧縮成形法によ
り射出成形体、フィルム、シート、チューブ、ボトルな
どに成形でき、単体での使用及び他の材料を積層しても
使用できる。例えばこの様な製品の積層方法としてはポ
リウレタン系、ポリエステル系ポリアクリル系等のドラ
イラミネート接着剤を用い、本発明の樹脂組成物の単層
品にその他の熱可塑性樹脂層を積層するいわゆるドライ
ラミネート成形法やサンドウィッチラミネーション法、
によって行なわれるか、又は共押出ラミ、共押出法(フ
ィードブロック方式、マルチマニホールド方式)、共射
出成形法、共押出パイプ成形法である。このようにして
得られた多層積層体は次に真空成形機、圧空成形機、延
伸ブロー成形機等を用い、再加熱し延伸操作を加える方
法あるいは前述の多層積層体又は樹脂組成物の単層成形
物を一軸、或は二軸延伸機を用いて加熱延伸操作を施す
ことができる。
する。本発明における各物性の測定方法および装置を以
下に示す。 (1)α−オレフィン含有量 プロピレンは H.N. Cheng;Macromolecules,17,1950(198
4)および1−ブテンはE.T. Hsieh et.al;ibid.,15 353
(1982)に記載された方法をもとに13C−NMR法により
測定した。 (2)MFR JIS K7210 表1条件14に準拠して行った。
装置はタカラ(株)製のメルトインデクサーを用いた。 (3)固体粘弾性測定 装置 :(株)東洋ボールドウィン社製RHEO
VIBRON DDV−II−EP 測定温度 :−150〜150℃ 昇温速度 :2℃/分 測定周波数 :110Hz 動的測定変位:0.16mm 初期試料長 :40mm 試料調整 :プレス成形法にて、温度170℃で5分
間加圧保持後、温度30℃で5分間加圧冷却し、厚み
0.2mmのサンプルを作成した。次に、湿度50%、
温度23℃の恒温室に24時間以上放置後、50mm×
20mmに試験片を切り出し測定を行った。 ガラス転移点:上記方法で求めたtanδの最大値をガ
ラス転移点とした。
温度30℃で5分間加圧冷却し厚さ0.1mmのサンプ
ルを作成し、次に湿度50%、温度23℃の恒温室に4
8時間以上放置後、X線回折法により測定した。 装置 :理学電機社製RU−200 (5)引張試験 JIS K6301に従い,JIS 3号ダンベルを用
い(厚さ2mm),引張速度500mm/分、温度23
℃で実施した。 (6)永久伸び JIS K6301に従い実施した。厚さ2mm、標線
間距離20mmの試験片を伸び(%)の1/2に相当す
る長さに500mm/分で引張り、10分間保持した
後、解放10分後の標線間の長さ(L)を測定し、以下
の式により永久伸びを算出した。 永久伸び(%)=(L−20)×100/20 (7)引裂強度 プレス成形法にて、温度170℃で5分間加圧保持後、
温度30℃で5分間加圧冷却し、厚み0.5mmのサン
プルを作成し、湿度50%、温度23℃の恒温室で48
時間以上放置後、JIS K7128法に準拠し、エル
メンドルフ引き裂き強度を求めた。
度30℃で5分間加圧冷却し、厚み0.5mmのサンプ
ルを作成し、湿度50%、温度23℃の恒温室で24時
間以上放置後,JIS K7105に準じて測定した。 装置:スガ試験機(株)製HGM−3DP型ヘーズメー
ター (9)ブロッキング性 ASTM D1893に準じ、2枚のフィルム(100
×150mm)を重ね合わせ、2枚のガラス板にはさみ
10kgの荷重をのせ、50℃で7日間放置後、万能試
験機にて1cm当りの剥離強度を測定した。 (10)アイゾット衝撃強度(ノッチ付き) JIS K7110に準拠して温度−30℃の条件で行
った。装置は上島製作所(株)製のU−Fインパクトテ
スターを用いた。 (11)曲げ弾性率 JIS K7203に準拠して行った。 (12)熱変形温度 JIS K7207に準拠し荷重4.6kgで行った。
素気流中600℃にて4時間焼成した。該シリカの表面
水酸基数は2個/nm2 であった。該シリカ2gに30
mlのトリス(テトラフルオロフェニル)ボランのイソ
パラフィン溶液を加え室温で1時間反応させた。反応物
をヘキサン洗浄後、乾燥した。得られた個体にトルエン
30mlと、N,N−ジメチルアニリン0.24mlを
加え室温で3時間反応させた。反応物をトルエン洗浄
後、乾燥し、ホウ素担持シリカを調整した。
トルエン2000mlとトリイソブチルアルミニウムの
1.0Mトルエン溶液8ml、1−ブテン6.0mol
およびエチレンをその分圧が7kg/cm2 になるよう
に仕込み、十分に撹拌した。続いて、ジメチルシリレン
ビス(2−メチル−ベンゾインデニル)ジルコニウムジ
クロリドの1mmol/lトルエン溶液4mlと上記ホ
ウ素担持無機担体200mgおよびトリイソブチルアル
ミニウムの0.5Mトルエン溶液4.0mlを接触混合
した後、窒素でオートクレーブに圧入し、エチレンをそ
の分圧が7kg/cm2 を維持するように連続的に供給
しながら20℃で30分間重合した。その後メタノール
をオートクレーブに圧入し重合を停止させ、得られた溶
液を大量のメタノール中に投入し、析出した重合体を7
0℃で一昼夜減圧乾燥してエチレン−1−ブテン共重合
体(以下「EB1」という)を得た。得られたEB1の
各種物性を測定した。その結果を表1に示す。
施例1と同様にして共重合体(以下「EB2」〜「EB
4」という)を得た。これらの物性を表1に示す。
た以外は実施例1と同様にして共重合体(以下「EP
1」という)を得た。EP1の物性を表1に示す。
た以外は、実施例1と同様にして共重合体(以下「EB
a」という)を得た。EBaの物性を表1に示す。
た以外は、実施例1と同様にして共重合体(以下「EB
b」という)を得た。EBbの物性を表1に示す。
タフマーA1085(以下「EBc]という)を使用し
物性を測定した。その結果を表1に示す。
して重合を行い共重合体(以下「EBd」という)を得
た。EBdの物性を表1に示す。
(EB2およびEB3)ならびに比較例で用いたEBb
およびEBdを用いてホモポリプロピレンとの組成物を
製造し、その改良効果を評価した。すなわち、ホモポリ
プロピレン(MFR:35g/10分)70重量部、実
施例、比較例で用いた共重合体30重量部、テトラキス
[3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]メタン 0.05重量
部、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール 0.0
8重量部、ステアリン酸カルシウム 0.1重量部およ
び造核剤としてナトリウム−2,2−メチレンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート
0.4重量部をドライブレンド後、神戸製鋼社製2軸押
出機(KTX−37)を使用して200℃で溶融混練し
組成物を作製した。得られた各組成物を東芝機械(株)
製IS−170FII(理論射出量250cm3 )を用
い、成形温度220℃、金型冷却温度40℃で、アイゾ
ット衝撃試験片、曲げ弾性率試験片、を作成した。次
に、湿度50%、温度23℃の恒温室に二昼夜放置後、
これらの物性を測定した。また、上記組成物を25mm
φTダイフィルム成形機を用いて成形温度210℃にて
厚さ30μmのフィルムを作製した。得られたフィルム
についてブロッキング性の評価を行った。以上の結果を
表2に示す。
ダム共重合体は、引張特性、引き裂き強度などの機械的
性質、ゴム弾性などに優れるので、特に自動車部品、家
電分野、包装材料に有用である。また、他の樹脂に配合
することにより剛性、耐衝撃性、耐熱性などの改良効果
が顕著であり、改質剤としての用途も期待できる。
体の温度−tanδ曲線の例である。
Claims (3)
- 【請求項1】 α−オレフィン含有量が30〜80重量
%であり、かつ下記物性を有するエチレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体。 (A)固体粘弾性測定により得られる損失正接(tan
δ)の最大値(Y)とα−オレフィン含有量(X)が下
記式を満足する Y≧0.024X−0.32 (式中、Xはα−オレフィンの重量%を表し、30≦X
≦80である) (B)ガラス転移点:−20℃以下 (C)X線回析により測定される結晶化度:5%以下 - 【請求項2】 α−オレフィンがプロピレン及び/また
は1−ブテンである請求項1記載のエチレン−α−オレ
フィンランダム共重合体。 - 【請求項3】 下記成分(a),(b)および(d)、
または成分(a),(b),(c)および(d)からな
る触媒を用いることを特徴とする請求項1または請求項
2記載のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体の
製造法。 (a)表面に水酸基を持つ固体と、下記一般式(1)で
表される化合物を反応させて得られる担体 MR1 R2 R3 (1) (式中、Mは周期律表第13族の元素であり、R1 、R
2 、R3 は各々同一でも異なっていてもよく、水素、炭
素数1〜20の炭化水素基、アルコキシド基もしくはハ
ロゲンである。) (b)周期律表第4、5または6族遷移金属を含有する
有機化合物 (c)下記の一般式(2)または(2’)で示される、
ヘテロ原子含有化合物 AL1 L2 (2) AL1 L2 L3 (2’) (式中、Aは孤立電子対を持つ元素、L1 、L2 、L3
は各々同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜20の
炭化水素基あるいはケイ素含有炭化水素基もしくはアル
コキシド基である。) (d)有機アルミニウム化合物
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002302514A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 変性ポリエチレン系樹脂の製造方法、変性ポリエチレン系樹脂及びそのフィルム |
JP2010180413A (ja) * | 1997-08-12 | 2010-08-19 | Exxonmobile Chemical Patents Inc | アイソタクチックポリプロピレンとアルファ−オレフィン/プロピレンコポリマーとの熱可塑性ポリマーブレンド |
JP2019156896A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 日本ポリエチレン株式会社 | オレフィン重合触媒及びオレフィン重合体の製造方法 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP16995495A patent/JP3578519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010180413A (ja) * | 1997-08-12 | 2010-08-19 | Exxonmobile Chemical Patents Inc | アイソタクチックポリプロピレンとアルファ−オレフィン/プロピレンコポリマーとの熱可塑性ポリマーブレンド |
JP2002302514A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 変性ポリエチレン系樹脂の製造方法、変性ポリエチレン系樹脂及びそのフィルム |
JP2019156896A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 日本ポリエチレン株式会社 | オレフィン重合触媒及びオレフィン重合体の製造方法 |
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