JPH09124275A - 作業車両のアウトリガ油圧回路 - Google Patents

作業車両のアウトリガ油圧回路

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JPH09124275A
JPH09124275A JP28163695A JP28163695A JPH09124275A JP H09124275 A JPH09124275 A JP H09124275A JP 28163695 A JP28163695 A JP 28163695A JP 28163695 A JP28163695 A JP 28163695A JP H09124275 A JPH09124275 A JP H09124275A
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JP
Japan
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lateral
vertical
oil passage
outrigger
expansion
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Withdrawn
Application number
JP28163695A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tsubonuma
伸裕 坪沼
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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RENTARUNO NIKKEN KK
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
RENTARUNO NIKKEN KK
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の横アウトリガの張出しを変え車体を横
移動可能にする。 【解決手段】 アウトリガ用シリンダの伸縮を切換える
伸縮切換弁6と、これを介して横シリンダ4FL、4F
R、4RL、4RRの伸長側油室に接続される横伸長油
路41FL、41FR、41RL、41RRと、縮小側
油室に接続される横縮小油路42FL、42FR、42
RL、42RRと、縦シリンダの伸長側油室に接続され
る縦伸長油路51FL、51FR、51RL、51RR
と、縮小側油室に接続される縦縮小油路52FL、52
FR、52RL、52RRとを設け、左側の横伸長油路
41FL、41RLに分集流弁43Lを介して接続され
る右移動油路44Lと、右側の横伸長油路41FR、4
1RRに分集流弁43Rを介して接続される左移動油路
44Rと、伸縮切換弁6の中立位置で右移動油路44L
又は左移動油路44Rが油圧ポンプ20と連通するよう
切換える横移動切換弁9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン車、高所
作業車等の作業車両の車体の横方向への移動を可能とす
るアウトリガの油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋回するブームを備えたクレーン車や高
所作業車等の作業車両では、車体の前後に左右の横アウ
トリガを備えており、作業時に横アウトリガを左右に張
出し、その横アウトリガの先端に設けた縦アウトリガを
伸長し接地させて安定を確保し、車体を浮かせた状態で
ブームを旋回、起伏、伸縮させて荷の吊上げ、吊下しや
高所作業を行っている。
【0003】ところが、作業場所の条件によっては、横
アウトリガを十分に張出すことができない場合がある。
このような場合、例えば、ブームを左側へ旋回させて作
業するなら左側の横アウトリガを張出し、ブームを右側
へ旋回させて作業するなら右側の横アウトリガを張出し
てやれば、作業を安全に行うことができる。しかし、横
アウトリガを十分に張出すことができない作業場所で、
ブームを左側にも右側にも旋回させ作業しなければなら
ない場合もある。このような場合には、例えば、右側の
横アウトリガを張出して右側での作業を行った後、左側
で作業を行うためにそのままブームを左側へ旋回させる
と、左側には横アウトリガが張出されていないので、ク
レーン性能が低下して安全な作業が担保できなくなるお
それがある。
【0004】従って、このような場合には、ブームを左
側へ旋回させる途中、適当なところで車体を右側へ移動
させて、左側の横アウトリガが張出され、右側の横アウ
トリガが格納された状態にできれば、右側での安全な作
業を行うことができるようになる。左右の横アウトリガ
の張出しを変えて車体の横方向への移動を可能とするも
のとしては、従来、高所作業車の左右に張出し体を設
け、ブームの長さと傾斜角度と張出し体の位置を検出す
るセンサーを設けて各センサーからの検出信号と予設定
された転倒危険範囲データとを比較し、転倒危険範囲に
あるとき張出し体の油圧作動機構を駆動制御して車体の
位置を安全側へ移動させる高所作業車の転倒防止機構が
公知である(特公平2−24758号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この転
倒防止機構は、種々のセンサーと電子制御装置が必要で
構成が複雑であり、また、プログラムの作成やデータの
予設定も必要で、設備費用が極めて高価となる。本発明
は、クレーン車、高所作業車等におけるかかる問題を解
決するものであって、一般的なアウトリガの油圧回路に
数個の弁装置を組み込むだけでよく、簡易で安価に左右
の横アウトリガの張出しを変えて車体の横方向への移動
ができるようにするアウトリガの油圧回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、車体の前後
に左側及び右側へ張出される横アウトリガを設け、横ア
ウトリガの先端部に縦アウトリガを設けた作業車両にお
いて、横アウトリガ伸縮用の横シリンダと縦アウトリガ
伸縮用の縦シリンダの伸長と縮小とを切換える伸縮切換
弁と、この伸縮切換弁を介して、横シリンダの伸長側油
室に接続される横伸長油路と、横シリンダの縮小側油室
に接続される横縮小油路と、縦シリンダの伸長側油室に
接続される縦伸長油路と、縦シリンダの縮小側油室に接
続される縦縮小油路とを設けたアウトリガ油圧回路に、
左側の前後の横シリンダの横伸長油路に分集流弁を介し
て接続される右移動油路と、右側の前後の横シリンダの
横伸長油路に分集流弁を介して接続される左移動油路
と、伸縮切換弁が中立位置にあるとき右移動油路又は左
移動油路のいずれか一方が油圧ポンプ、他方がタンクと
連通するよう切換可能な横移動切換弁とを設けることに
より上記課題を解決している。
【0007】本発明の作業車両のアウトリガ油圧回路で
は、作業時にはまず伸縮切換弁を操作して、横アウトリ
ガを左右に張出し、縦アウトリガを伸長し接地させて安
定を確保し、車体を浮かせた状態とする。作業場所の条
件によって、横アウトリガを十分に張出すことができな
い場合で、例えば、右側の横アウトリガを張出して右側
での作業を行った後、左側で作業を行うためブームを左
側へ旋回させるときには、ブームを左側へ旋回させる途
中、適当なところで車体を右側へ移動させる必要があ
る。
【0008】このときは、伸縮切換弁を中立位置にした
後、右移動油路が油圧ポンプと連通するよう横移動切換
弁を切換える。すると、左側の前後の横シリンダの横伸
長油路から横シリンダの伸長側油室に圧油が流入して左
側の前後の横シリンダが伸長し、右側の前後の横シリン
ダは縮小するので、左側の横アウトリガが張出され、右
側の横アウトリガが格納された状態となって、車体が右
側に移動し、左側での安全な作業を行うことができるよ
うになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
であるアウトリガ油圧回路を備えたクレーン車の走行状
態の側面図、図2はクレーン車の前後左右の横アウトリ
ガを張出し、各縦アウトリガを伸長した状態の側面図、
図3はクレーン車の前後左右の横アウトリガを張出し、
各縦アウトリガを伸長したクレーン作業状態の背面図、
図4はクレーン車の図3の状態の平面図、図5はクレー
ン車の右側の前後の横アウトリガを張出し、この各縦ア
ウトリガを伸長した状態の背面図、図6はクレーン車の
左側の前後の横アウトリガを張出し、この各縦アウトリ
ガを伸長した状態の背面図、図7はクレーン車のアウト
リガの油圧回路図である。
【0010】クレーン車1は、車体11上で旋回する旋
回台12に起伏自在に支持され、伸縮自在なブーム13
を備えている。また、車体11の前部には、左側へ張出
される横アウトリガ2FLと右側へ張出される横アウト
リガ2FR、車体11の後部には、左側へ張出される横
アウトリガ2RLと右側へ張出される横アウトリガ2R
Rが設けられ、これらの横アウトリガ2FL、2FR、
2RL、2RRの先端部には、それぞれ、縦アウトリガ
3FL、3FR、3RL、3RRが設られている。
【0011】クレーン車1は、走行時には図1に示すよ
うに、縦アウトリガ3FL、3FR、3RL、3RRを
縮小し、横アウトリガ2FL、2FR、2RL、2RR
を縮小した格納状態とし、作業時には、図2乃至図4に
示すように、横アウトリガ2FL、2FR、2RL、2
RRを張出し、縦アウトリガ3FL、3FR、3RL、
3RRを伸長し接地させて安定を確保し、車体11をジ
ャッキアップした後、ブーム13を旋回、起伏、伸縮さ
せて荷の吊上げ、吊下し作業を行なう。
【0012】このような、横アウトリガ2FL、2F
R、2RL、2RR、及び縦アウトリガ3FL、3F
R、3RL、3RRの伸縮用として、横アウトリガ2F
L、2FR、2RL、2RRには、図7に示す横シリン
ダ4FL、4FR、4RL、4RR、縦アウトリガ3F
L、3FR、3RL、3RRには、縦シリンダ5FL、
5FR、5RL、5RRを備えている。
【0013】アウトリガ油圧回路には、図7に示すよう
に、ポンプポートが油圧ポンプ20の吐出油路21に接
続される伸縮切換弁6が設けられており、この伸縮切換
弁6のサービスポートの一方は、横シリンダ4FL、4
FR、4RL、4RRの伸長側油室に接続される横伸長
油路41FL、41FR、41RL、41RRと、縦シ
リンダ5FL、5FR、5RL、5RRの伸長側油室に
接続される縦伸長油路51FL、51FR、51RL、
51RRとに、それぞれ縦横切換弁7FL、7FR、7
RL、7RRを介して接続されている。
【0014】また、伸縮切換弁6の他方のサービスポー
トは、横シリンダ4FL、4FR、4RL、4RRの縮
小側油室に接続される横縮小油路42FL、42FR、
42RL、42RRと、縦シリンダ5FL、5FR、5
RL、5RRの縮小側油室に接続される縦縮小油路52
FL、52FR、52RL、52RRとに接続されてい
る。
【0015】縦伸長油路51FL、51FR、51R
L、51RRと縦縮小油路52FL、52FR、52R
L、52RRとには、縦シリンダ5FL、5FR、5R
L、5RRの伸長側油室と縮小側油室からの油の流出を
阻止し、他方の油路のパイロット圧により開弁するパイ
ロット逆止め弁53FL、53FR、53RL、53R
Rが設けられている。伸縮切換弁6と縦横切換弁7F
L、7FR、7RL、7RRは3位置の手動切換弁であ
り、伸縮切換弁6はその中立位置では油圧ポンプ20の
吐出油路21をタンク22にバイパス油路23で連通し
ており、縦横切換弁7FL、7FR、7RL、7RRは
その中立位置では主回路はタンク22にバイパスしてい
る。
【0016】横アウトリガ2FL、2FR、2RL、2
RRを張出すために、すべての横シリンダ4FL、4F
R、4RL、4RRを伸長させる場合は、縦横切換弁7
FL、7FR、7RL、7RRをすべて横側へ切換えた
後、伸縮切換弁6を伸側へ切換える。すると、油圧ポン
プ20から吐出された圧油は、伸縮切換弁6から、縦横
切換弁7FL、7FR、7RL、7RR、横伸長油路4
1FL、41FR、41RL、41RRを経て横シリン
ダ4FL、4FR、4RL、4RRの伸長側油室に入
る。横シリンダ4FL、4FR、4RL、4RRの縮小
側油室の油は、横縮小油路42FL、42FR、42R
L、42RRから伸縮切換弁6を経てタンク22に流出
するので、横シリンダ4FL、4FR、4RL、4RR
がすべて伸長する。
【0017】特定の横アウトリガ、例えば左前の横シリ
ンダ4FLのみを伸長させたい場合には、縦横切換弁7
FLのみを横側へ切換えた後、伸縮切換弁6を伸側へ切
換えればよい。このようにして、任意の横シリンダを単
独で伸長できる。横アウトリガ2FL、2FR、2R
L、2RRを格納状態にするために、すべての横シリン
ダ4FL、4FR、4RL、4RRを縮小させる場合
は、縦横切換弁7FL、7FR、7RL、7RRをすべ
て横側へ切換えた後、伸縮切換弁6を縮側へ切換える。
すると、油圧ポンプ20から吐出された圧油は、伸縮切
換弁6から、横縮小油路42FL、42FR、42R
L、42RRを経て横シリンダ4FL、4FR、4R
L、4RRの縮小側油室に入る。横シリンダ4FL、4
FR、4RL、4RRの伸長側油室の油は、横伸長油路
41FL、41FR、41RL、41RRから縦横切換
弁7FL、7FR、7RL、7RR、伸縮切換弁6を経
てタンク22に流出するので、横シリンダ4FL、4F
R、4RL、4RRがすべて縮小する。伸長の場合と同
様に、任意の縦横切換弁を横側に切換えることにより任
意の横シリンダを単独で縮小することもできる。
【0018】縦アウトリガ3FL、3FR、3RL、3
RRを伸長するために、すべての縦シリンダ5FL、5
FR、5RL、5RRを伸長させる場合は、縦横切換弁
7FL、7FR、7RL、7RRをすべて縦側へ切換え
た後、伸縮切換弁6を伸側へ切換える。すると、油圧ポ
ンプ20から吐出された圧油は、伸縮切換弁6から、縦
横切換弁7FL、7FR、7RL、7RR、縦伸長油路
51FL、51FR、51RL、51RRを経て縦シリ
ンダ5FL、5FR、5RL、5RRの伸長側油室に入
る。縦シリンダ5FL、5FR、5RL、5RRの縮小
側油室の油は、縦縮小油路52FL、52FR、52R
L、52RRから伸縮切換弁6を経てタンク22に流出
するので、縦シリンダ5FL、5FR、5RL、5RR
がすべて伸長する。横シリンダの場合と同様に、任意の
縦横切換弁を縦側に切換えることにより任意の縦シリン
ダを単独で伸長することができる。
【0019】縦アウトリガ3FL、3FR、3RL、3
RRを縮小するために、すべての縦シリンダ5FL、5
FR、5RL、5RRを縮小させる場合は、縦横切換弁
7FL、7FR、7RL、7RRをすべて縦側へ切換え
た後、伸縮切換弁6を縮側へ切換える。すると、油圧ポ
ンプ20から吐出された圧油は、伸縮切換弁6から、縦
縮小油路52FL、52FR、52RL、52RRを経
て縦シリンダ5FL、5FR、5RL、5RRの縮小側
油室へ入る。縦シリンダ5FL、5FR、5RL、5R
Rの伸長側油室の油は、縦伸長油路51FL、51F
R、51RL、51RRから縦横切換弁7FL、7F
R、7RL、7RR、伸縮切換弁6を経てタンク22に
流出するので、縦シリンダ5FL、5FR、5RL、5
RRがすべて縮小する。横シリンダの場合と同様に、任
意の縦横切換弁を縦側に切換えることにより任意の縦シ
リンダを単独で縮小することができる。
【0020】このアウトリガ油圧回路には、以上の構成
に加えて、左側の前後の横シリンダ4FL、4RLの横
伸長油路41FL、41RL、に分集流弁43Lを介し
て接続される右移動油路44Lと、右側の前後の横シリ
ンダ4FR、4RRの横伸長油路41FR、41RRに
分集流弁43Rを介して接続される左移動油路44R
と、右移動油路44L又は左移動油路44Rのいずれか
一方が後述するバイパス切換弁8、他方がタンク22と
連通するよう切換可能な横移動切換弁9と、伸縮切換弁
6が中立位置にあるとき、油圧ポンプ20の吐出油路2
1と連通するバイパス油路23を横移動切換弁9側に切
換えるバイパス切換弁8とが設けられている。
【0021】分集流弁43L、43Rは、公知の構造
で、作動油を1:1に分配集流するようになっている。
横移動切換弁9とバイパス切換弁8とは電磁切換弁であ
り、横移動切換弁9を右移動または左移動側へ切換える
と、それと同時にバイパス切換弁8がバイパス油路23
を横移動切換弁9側に切換えるようになっている。ま
た、横縮小油路42FLと縦縮小油路52FLとの間、
横縮小油路42FRと縦縮小油路52FRとの間、横縮
小油路42RLと縦縮小油路52RLとの間、及び横縮
小油路42RRと縦縮小油路52RRとの間には、横移
動切換弁9を右移動または左移動側へ切換えると同時に
切換えられる電磁操作逆止め弁10FL、10FR、1
0RL、10RRが設けられている。
【0022】左右両側の横アウトリガ2FL、2FR、
2RL、2RRが十分張出せる場所では、作業時には横
アウトリガ2FL、2FR、2RL、2RRを図3、図
4に示すように最大に張出し、縦アウトリガ3FL、3
FR、3RL、3RRを伸長し接地させて安定を確保
し、車体をジャッキアップして浮かせた状態でブームを
旋回、起伏、伸縮させて荷の吊上げ、吊下し等のクレー
ン作業を行う。この場合には、横移動切換弁9、バイパ
ス切換弁8、及び電磁操作逆止め弁10FL、10F
R、10RL、10RRは図7に示す位置にある。
【0023】左右両側の横アウトリガ2FL、2FR、
2RL、2RRが十分張出せない場所では、例えば、図
5に示すように、右側前後の横アウトリガ2FR、2R
Rを最大に張出し、左側前後の横アウトリガ2FL、2
RLは張出さず格納した状態で前後左右の縦アウトリガ
3FL、3FR、3RL、3RRを伸長して車体をジャ
ッキアップする。これで、ブーム13を右側に旋回させ
た状態で、安全に作業を行うことができる。
【0024】しかし、図5で示すような横アウトリガ2
FL、2RL、を十分に張出すことができない作業場所
で、ブーム13を左側にも旋回させ作業しなければなら
ない場合がある。このような場合には、ブーム13を左
側へ旋回させる途中、適当なところで車体11を右側へ
移動させて、左側の横アウトリガ2FL、2RLが張出
され、右側の横アウトリガ2FR、2RRが格納された
状態にできれば、左側での安全な作業を行うことができ
るようになる。
【0025】このときには、右側前後の横アウトリガ2
FR、2RRを最大に張出し、左側前後の横アウトリガ
2FL、2RLは張出さず格納し、前後左右の縦アウト
リガ3FL、3FR、3RL、3RRを伸長した状態か
ら、オペレータが伸縮切換弁6を中立に切換え、横移動
切換弁9を右移動側に切換えるよう操作すると、バイパ
ス切換弁8、及び電磁操作逆止め弁10FL、10F
R、10RL、10RRも同時に切換えられるので、ポ
ンプ20から吐出れた圧油は、バイパス油路23からバ
イパス切換弁8、横移動切換弁9、右移動油路44L、
分集流弁43Lを経てて、横伸長油路41FL、41R
Lに均等に分流され、左側の前後の横シリンダ4FL、
4RLの伸長側油室に流入する。
【0026】このとき、左側の前後の横シリンダ4F
L、4RLの横縮小油路42FL、42RLは、タンク
22には連通しておらず、右側の前後の横シリンダ4F
R、4RRの横縮小油路42FR、42RRと連通して
いる。また、右側の前後の横シリンダ4FR、4RRの
横伸長油路41FR、41RRは、分集流弁43R、左
移動油路44R、横移動切換弁9を経てタンク22に連
通する。
【0027】従って、左側の前後の横シリンダ4FL、
4RLが伸長し、右側の前後の横シリンダ4FR、4R
Rが縮小するので、これに伴って、左側の前後の横アウ
トリガ2FL、2RLが張出され、右側の前後の横アウ
トリガ2FR、2RRが縮小し、図6に示すように車体
11は右側に移動する。ここで、電磁操作逆止め弁10
FL、10FR、10RL、10RRが横移動切換弁9
の操作と同時に切換えられるので、左側の前後の横シリ
ンダ4FL、4RLの横縮小油路42FL、42RL
は、縦縮小油路52FL、52FR、52RL、52R
Rとは連通せず、縦シリンダ5FL、5FR、5RL、
5RRの縮小側油室に作動油が流入するおそればない。
【0028】図6の状態から、車体11を左側に移動さ
せるときには、横移動切換弁9を左移動側に切換えるよ
う操作すれば横移動切換弁9から横シリンダ4FL、4
RL及び4FR、4RRへの油の流れが上記と逆にな
る。従って、右側の前後の横シリンダ4FR、4RRが
伸長し、左側の前後の横シリンダ4FL、4RLが縮小
するので、これに伴って、右側の前後の横アウトリガ2
FR、2RRが伸長し、左側の前後の横アウトリガ2F
L、2RLが縮小され、図5に示すように車体11は左
側に移動する。
【0029】なお、このアウトリガ油圧回路は、高所作
業車等クレーン車以外の作業車両にも用いることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の作業車
両のアウトリガの油圧回路は、クレーン車、高所作業車
等の作業車両の一般的なアウトリガの油圧回路に数個の
弁装置を組み込むだけで、簡易で安価に左右の横アウト
リガの張出しを変えて車体の横方向への移動ができるよ
うにすることができる。従って、、狭隘な作業場所での
作業を安全に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるアウトリガ油圧回
路を備えたクレーン車の走行状態の側面図である。
【図2】クレーン車の前後左右の横アウトリガを張出
し、各縦アウトリガを伸長した状態の側面図である。
【図3】クレーン車の前後左右の横アウトリガを張出
し、各縦アウトリガを伸長したクレーン作業状態の背面
図である。
【図4】クレーン車の図3の状態の平面図である。
【図5】クレーン車の右側の前後の横アウトリガを張出
し、この各縦アウトリガを伸長した状態の背面図であ
る。
【図6】クレーン車の左側の前後の横アウトリガを張出
し、この各縦アウトリガを伸長した状態の背面図であ
る。
【図7】クレーン車のアウトリガの油圧回路図である。
【符号の説明】
1 クレーン車 2FL、2FR、2RL、2RR 横アウトリガ 3FL、3FR、3RL、3RR 縦アウトリガ 4FL、4FR、4RL、4RR 横シリンダ 5FL、5FR、5RL、5RR 縦シリンダ 6 伸縮切換弁 7FL、7FR、7RL、7RR 縦横切換弁 8 バイパス切換弁 9 横移動切換弁 11 車体 12 旋回台 13 ブーム 20 油圧ポンプ 21 吐出油圧路 22 タンク 23 バイパス油路 41FL、41FR、41RL、41RR 横伸長
油路 42FL、42FR、42RL、42RR 横縮小
油路 43L、43R 分集流弁 44L 右移動油路 44R 左移動油路 51FL、51FR、51RL、51RR 縦伸長
油路 52FL、52FR、52RL、52RR 縦縮小
油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 11/04 B66F 11/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後に左側及び右側へ張出される
    横アウトリガを設け、横アウトリガの先端部に縦アウト
    リガを設けた作業車両において、横アウトリガ伸縮用の
    横シリンダと縦アウトリガ伸縮用の縦シリンダの伸長と
    縮小とを切換える伸縮切換弁と、該伸縮切換弁を介し
    て、横シリンダの伸長側油室に接続される横伸長油路
    と、横シリンダの縮小側油室に接続される横縮小油路
    と、縦シリンダの伸長側油室に接続される縦伸長油路
    と、縦シリンダの縮小側油室に接続される縦縮小油路と
    を設けたアウトリガ油圧回路であって、左側の前後の横
    シリンダの横伸長油路に分集流弁を介して接続される右
    移動油路と、右側の前後の横シリンダの横伸長油路に分
    集流弁を介して接続される左移動油路と、前記伸縮切換
    弁が中立位置にあるとき、右移動油路又は左移動油路の
    いずれか一方が油圧ポンプ、他方がタンクと連通するよ
    う切換可能な横移動切換弁とを設けたことを特徴とする
    作業車両のアウトリガ油圧回路。
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