JPH09123A - 釣糸ガイド装置 - Google Patents

釣糸ガイド装置

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Publication number
JPH09123A
JPH09123A JP17680095A JP17680095A JPH09123A JP H09123 A JPH09123 A JP H09123A JP 17680095 A JP17680095 A JP 17680095A JP 17680095 A JP17680095 A JP 17680095A JP H09123 A JPH09123 A JP H09123A
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JP
Japan
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level
cam
claw
winder
switching knob
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Pending
Application number
JP17680095A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Miyamae
利昭 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
Original Assignee
MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09123A publication Critical patent/JPH09123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トローリング等、レベルワインダーを不要と
する釣りにも適応し得る魚釣り用リールを提供すべく、
必要に応じてレベルワインダーとトラバースカムの連動
を切り離すことができる釣糸ガイド装置を開示する。 【構成】 レベルワインダーの透孔にレベライン爪を遊
嵌自在に収納し、このレベライン爪を弾性部材で付勢し
てトラバースカムのカム溝に係合させる。また、切り換
えツマミを回転してその突起のバネ受け部材に対する係
止位置を切り換えることで、レベライン爪とカム溝とを
係脱自在に選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両軸受リールにおいて
釣糸をスプールに均一に巻き取らせるための釣糸ガイド
装置に係り、詳しくは必要に応じてレベルワインダーと
トラバースカムとの連動を切り離すことができる構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に両軸受リールにおける釣糸ガイド
装置は、レベルワインダーにカム溝を形成したトラバー
スカムを回転自在に遊挿し、レベルワインダーの下端部
からトラバースカムのカム溝と係合する爪部材を嵌挿し
た上、トラバースカムを連結ギアなどを介しスプールと
連動して回転させる構成とすることで、レベルワインダ
ーはスプールの回転と共にトラバースカムに沿って往復
動し、釣糸をスプールに均一に巻き付けるようにしてい
る。
【0003】一方、このような構成において、釣糸を繰
り出すときも、レベルワインダーはスプールが回転する
ことで往復動するが、トローリングでこの種のリールを
用いた場合には不都合があった。すなわち、トローリン
グでは大型の魚が獲物になるが、これが掛かったときに
はやりとりを行わなければならない。このときスプール
を回転フリーにして釣糸を繰り出すとすれば、レベルワ
インダーの往復動が却って邪魔になり、高速繰り出しを
負担なく行うことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来はトロー
リング用にはレベルワインダーを装置しない専用のリー
ルを用いる必要があった。しかし、外海へ出てトローリ
ング専用リールと汎用リールとを使い分けるのは非常に
面倒であった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、トローリング
等、レベルワインダーを不要とする釣りにも適応し得る
魚釣り用リールを提供すべく、必要に応じてレベルワイ
ンダーとトラバースカムの連動を切り離すことができる
釣糸ガイド装置を開示することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の釣糸ガイド装置は、透孔を形成したレベルワ
インダーと、この透孔に遊挿自在に収納されるレベライ
ン爪と、このレベライン爪を付勢してトラバースカムの
カム溝と係合させる弾性部材と、この弾性部材の反対側
にそれぞれ高さが異なる係止部を設けたバネ受け部材
と、弾性部材およびバネ受け部材を介してレベライン爪
に連結しつつ、レベラインナットの係止部に対応する突
起を設けた切り換えツマミとからなり、この切り換えツ
マミの突起の上記係止部に対する係止位置を切り換える
ことでレベライン爪とカム溝とを係脱自在に選択するよ
うに構成した。
【0007】
【作用】上記手段を採用した本発明によれば、切り換え
ツマミを回転することでレベラインナットの係止部に対
する突起の係止位置を切り換えることができる。また、
係止部の高さの差だけ切り換えツマミの位置が変わるた
め、これと連結したレベライン爪の透孔内における遊挿
位置を変更することができる。すなわち、突起が一方の
係止部に位置するときは、レベライン爪が弾性部材から
反発を受けてトラバースカムのカム溝と係合する一方、
この状態から切り換えツマミを所定の角度、つまり係止
部両者が成す角度だけ回転し、突起を他方の係止部に係
止することで、レベライン爪をカム溝から切り離すこと
ができる。
【0008】
【実施例】以下、添付した図面に従って本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る釣糸ガイ
ド装置を下方から斜視した分解斜視図である。図中、1
はレベルワインダーであって、その上端に釣糸を通すた
めの通孔1aを設け、側面上下には挿通孔1b・1cを
並行して貫設すると共に、下端部には挿通孔1cに連通
しながら下方に開口した透孔1dと、その外周に雄ねじ
1eをそれぞれ形成している。
【0009】上記構成のレベルワインダー1において、
一方の挿通孔1bにはリード軸2を、また他方の挿通孔
1cには、筒体の長手方向に透孔1dの大きさに見合っ
た切欠3aを形成した断面C形のカムケース3をそれぞ
れ挿通した上、カムケース3内には、外周に二条ネジ状
のカム溝4aを形成したトラバースカム4を遊挿する。
さらに、リード軸2はその両端をリール本体(図示せ
ず)に軸止する一方、カムケース3はその両端をリール
本体に固定されるカムメタル5a・5bに嵌合し、さら
にトラバースカム4はその一端4bをカムメタル5aに
回動自在に枢支した上、他端4cはカムメタル5bを貫
通して連結ギア6に固定する。そして、連結ギア6をこ
れと噛み合う他のギアを介してスプールと連結すること
により、トラバースカム4がスプールと連動して回転す
るように構成する。
【0010】次に7は、上記レベルワインダー1の透孔
1d内に遊挿自在に収納されるレベライン爪であって、
頭部7aを軸部7bより大径にして鍔部7cを形成する
と共に、頭部7aにはトラバースカム4のカム溝4aに
係合する係合爪7dを設けている。また、下端部にはネ
ジ孔7eを形成している。このレベルワインダー1の係
合爪7dをトラバースカム4のカム溝4aに係合させる
には、先ず、軸部7bよりも長いコイルバネ(弾性部
材)8を軸部7bに鍔部7cと係止するまで挿入する。
そして、内周面に上記雄ねじ1eと対応する雌ねじを形
成したレベラインナット9をレベルワインダー1に螺合
する。こうすることで、レベラインナット9がバネ受け
部材として機能し、コイルバネ8が鍔部7cとレベライ
ンナット9との間で圧縮保持されるので、レベライン爪
7はコイルバネ8の反発を受けて上方に押し上げられ、
係合爪7dがカム溝4aに係合するのである。
【0011】また、レベラインナット9には、レベライ
ン爪7の軸部7bが突出可能な貫通孔9aを設けると共
に、下面には円弧状の突部9b・9bそれぞれを対設し
た。また、突部9bそれぞれには第一係止部9cを設け
る一方、この第一係止部9cと90度の角度を成して第
二係止部9d・9dを形成した。言い換えると、第一係
止部9cと第二係止部9dを90度の角度を成して高さ
が異なるように設けている。なお、9eはローレットで
あって、レベラインナット9をレベルワインダー1に螺
合するとき、指の引っ掛かりとして機能する。
【0012】続いて、10は、突部9b・9bで囲われ
た内空部分において回転可能な筒形の切り換えツマミで
あって、その上部周縁には外周に向けて突起10a・1
0aを対称位置に設けている。この突起10a・10a
は第一係止部9c・9cおよび第二係止部9d・9dに
対応するものである。また、10bは下方が広い段付き
の貫通孔である。そして、突起10a・10aをレベラ
インナット9の第二係止部9d・9dに係止しつつ、貫
通孔10bからビス11を通して、レベライン爪7のネ
ジ孔7eに螺合することによって、切り換えツマミ10
とレベライン爪1とを連結する。なお、この切り替えツ
マミ10の外周にはローレット10cを形成している。
また、12は挿通孔12aを形成したキャップであり、
挿通孔12aから切り換えツマミ10のローレット10
cを突出させつつレベラインナット9に嵌合することに
よって、切り換えツマミ10の突起10a・10aと第
二係止部9d・9dの係合箇所を保護している。
【0013】このような構成の釣糸ガイド装置の操作方
法を図2、図3に従って説明する。先ず、図2は、切り
換えツマミ10の突起10a・10aを第二係止部9d
・9dに係止した状態を示したものであって、このとき
レベライン爪7はコイルバネ8の反発によってトラバー
スカム4側に付勢されており、係合爪7dをトラバース
カム4のカム溝4aに係合することができる。この状態
では、トラバースカム4が回転することによって、レベ
ルワインダー1をトラバースカム4に沿って往復動させ
ることができる。従って、スプールに釣糸を均一に巻き
付けるときに有効である。
【0014】一方、図3は、切り換えツマミ10の突起
10a・10aを突部9bに形成した第一係止部9c・
9cに係止した状態を示したものであって、図2の状態
から切り換えツマミ10を下方(図中のA方向)に引っ
張りつつ、90度回転(図中のB方向)させた状態であ
る。このとき、レベライン爪7は切り換えツマミ10と
連動して下方に移動するので、係合爪7dをカム溝4a
から切り離すことができる。従って、レベルワインダー
1をトラバースカム4の回転とは無関係にフリーとする
ことができるので、魚の動きに合わせて釣糸を高速に繰
り出す必要があるトローリングなどに好適である。ま
た、レベルワインダー1は指によっても軽く左右に往復
させることができるので、釣糸を直接指で左右しスプー
ルに巻き付けていく、いわゆるサミングをも簡単に行う
ことができる。さらに、この状態から上述と全く同じ要
領で切り換えツマミ10を引っ張りつつ90度回転させ
ることで、レベライン爪7をカム溝4aに係合すること
ができるので、その切り換えが簡単である。
【0015】なお、本実施例では、第一係止部9cと第
二係止部9dとを90度を成して設けたが、両者が成す
角度はこれに限定されず、両者の突出具合、つまり高さ
が異なることを条件にその角度は自由である。また、第
一係止部9cを円弧状の突部9bに設けたが、この突部
9bの一角を削除して第一係止部9cから第二係止部9
dまで傾斜するように構成することで、突起10aの第
二係止部9dから第一係止部9cへの切り換えは、切り
換えツマミ10を下方に引っ張ることなく回転するのみ
で行うことができ、係合爪7dとカム溝4aの係脱をよ
り簡単に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の釣糸ガイ
ド装置は、切り換えツマミを回転して突起の係止位置を
切り換えることで、レベライン爪をトラバースカムのカ
ム溝から簡単に切り離すことができるので、トローリン
グ等、レベルワインダーが不要な釣りにも好適である。
また、釣糸を巻き込んだときも切り換えツマミを引っ張
ることで、レベルワインダーを元の状態に復帰させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る釣糸ガイド装置の分解
斜視図
【図2】この実施例において、レベライン爪とカム溝が
係合した状態を示した一部切欠縦断面図
【図3】同、レベライン爪をカム溝から切り離した状態
を示した一部切欠縦断面図
【符号の説明】 1 レベルワインダー 2 リード軸 3 カムケース 4 トラバースカム 5 カムメタル 6 連結ギア 7 レベライン爪 8 弾性部材 9 レベラインナット 10 切り換えツマミ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透孔を形成したレベルワインダーと、上記
    透孔に遊挿自在に収納されるレベライン爪と、このレベ
    ライン爪を付勢してトラバースカムのカム溝と係合させ
    る弾性部材と、この弾性部材とは反対側にそれぞれ高さ
    が異なる係止部を設けたバネ受け部材と、上記弾性部材
    および上記バネ受け部材を介して上記レベライン爪に連
    結しつつ、上記係止部に対応する突起を設けた切り換え
    ツマミとからなり、この切り換えツマミの突起の上記係
    止部に対する係止位置を切り換えることでレベライン爪
    とカム溝とを係脱自在に選択することを特徴とした釣糸
    ガイド装置。
JP17680095A 1995-06-19 1995-06-19 釣糸ガイド装置 Pending JPH09123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17680095A JPH09123A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 釣糸ガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17680095A JPH09123A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 釣糸ガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09123A true JPH09123A (ja) 1997-01-07

Family

ID=16020070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17680095A Pending JPH09123A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 釣糸ガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09123A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008187960A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Miyamae:Kk 魚釣用リールのレベルワインド機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008187960A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Miyamae:Kk 魚釣用リールのレベルワインド機構

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