JPH09123769A - 樹脂製スライドウインド - Google Patents
樹脂製スライドウインドInfo
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- JPH09123769A JPH09123769A JP7306748A JP30674895A JPH09123769A JP H09123769 A JPH09123769 A JP H09123769A JP 7306748 A JP7306748 A JP 7306748A JP 30674895 A JP30674895 A JP 30674895A JP H09123769 A JPH09123769 A JP H09123769A
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- Japan
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- resin
- slide window
- frame
- molding
- resin glass
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J1/00—Windows; Windscreens; Accessories therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/80—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
- B60J10/82—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors for movable panels in roofs
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大幅な温度変化のある環境下においても,変
形,シール性低下等の問題が発生しない,樹脂ガラス製
のスライドウインドを提供すること。 【解決手段】 樹脂ガラス11と,樹脂ガラス11の外
周に配設したモール12と,モール12の外周を取り囲
むように配設したフレーム13とよりなり,車両の天井
部99に対してスライド可能に配設される。モール12
は,樹脂ガラス11の外周端とフレーム13との間にお
いて,樹脂ガラス11の熱膨張を吸収するためのモール
12の厚みよりも薄い厚みの薄肉部を有する。フレーム
13の熱線膨張率をA,車体の熱線膨張率をB,樹脂ガ
ラス11の熱線膨張率をCとすると,B≒A<Cであ
る。
形,シール性低下等の問題が発生しない,樹脂ガラス製
のスライドウインドを提供すること。 【解決手段】 樹脂ガラス11と,樹脂ガラス11の外
周に配設したモール12と,モール12の外周を取り囲
むように配設したフレーム13とよりなり,車両の天井
部99に対してスライド可能に配設される。モール12
は,樹脂ガラス11の外周端とフレーム13との間にお
いて,樹脂ガラス11の熱膨張を吸収するためのモール
12の厚みよりも薄い厚みの薄肉部を有する。フレーム
13の熱線膨張率をA,車体の熱線膨張率をB,樹脂ガ
ラス11の熱線膨張率をCとすると,B≒A<Cであ
る。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,車両の天井部に対してスライド
可能に取り付けられるスライドウインドに関する。
可能に取り付けられるスライドウインドに関する。
【0002】
【従来技術】自動車等の車両の天井部には,図7に示す
ごとく,外気採り入れ等のために,開閉可能なスライド
ウインド9が取り付けられる場合がある。かかるスライ
ドウインド9は,図8(a)に示すごとく,天井部99
の開口部に配設されている。そして,スライドウインド
9を開く場合には,図8(b)に示すごとく,天井部9
9に対して下降させた後,スライドレール98に沿って
スライドすることにより行う。
ごとく,外気採り入れ等のために,開閉可能なスライド
ウインド9が取り付けられる場合がある。かかるスライ
ドウインド9は,図8(a)に示すごとく,天井部99
の開口部に配設されている。そして,スライドウインド
9を開く場合には,図8(b)に示すごとく,天井部9
9に対して下降させた後,スライドレール98に沿って
スライドすることにより行う。
【0003】従来のスライドウインド9は,図7,図9
に示すごとく,無機ガラス91と,これの外周を取り囲
むように配設した樹脂製のモール92と,さらにその外
周側に設けたウエザーストリップ93とよりなる。上記
樹脂製のモール92は,比較的硬質の樹脂よりなり,軟
質のゴム材よりなるウエザーストリップ93よりも硬
い。
に示すごとく,無機ガラス91と,これの外周を取り囲
むように配設した樹脂製のモール92と,さらにその外
周側に設けたウエザーストリップ93とよりなる。上記
樹脂製のモール92は,比較的硬質の樹脂よりなり,軟
質のゴム材よりなるウエザーストリップ93よりも硬
い。
【0004】また,図9に示すごとく,上記無機ガラス
91の端部裏面のモール92の下方には,スライドレー
ル97に沿って転がる車輪96を配設するための取付け
金具95が配設されている。取付け金具95は,モール
92に接着固定される座金951と,該座金951から
垂設された接続具952を有する。そして,接続具95
2は,車輪96の車軸961を配設した車輪固定板96
2に連結されている。
91の端部裏面のモール92の下方には,スライドレー
ル97に沿って転がる車輪96を配設するための取付け
金具95が配設されている。取付け金具95は,モール
92に接着固定される座金951と,該座金951から
垂設された接続具952を有する。そして,接続具95
2は,車輪96の車軸961を配設した車輪固定板96
2に連結されている。
【0005】ところが,近年,車両の軽量化,安全性,
デザイン性の観点から,上記無機ガラス91の代わり
に,樹脂製の樹脂ガラスを採用することが検討されてい
る。具体的には,上記従来のスライドウインド9の無機
ガラス91以外の構造を大幅に変更することなく,無機
ガラス91を樹脂ガラスに変更することが考えられてい
る。
デザイン性の観点から,上記無機ガラス91の代わり
に,樹脂製の樹脂ガラスを採用することが検討されてい
る。具体的には,上記従来のスライドウインド9の無機
ガラス91以外の構造を大幅に変更することなく,無機
ガラス91を樹脂ガラスに変更することが考えられてい
る。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のス
ライドウインド9における無機ガラスを樹脂ガラスに変
更した場合においては,次の問題がある。即ち,樹脂ガ
ラスは,無機ガラスに比べて,熱線膨張率が大きい。一
方,屋外において使用される自動車等の車両において
は,スライドウインドの温度は大きく変化する。そのた
め,樹脂ガラスは,温度変化に応じて伸縮する。それ
故,樹脂ガラスの変形,及びその変形に伴うスライドウ
インド9と天井部99とのシール性の低下等が発生す
る。
ライドウインド9における無機ガラスを樹脂ガラスに変
更した場合においては,次の問題がある。即ち,樹脂ガ
ラスは,無機ガラスに比べて,熱線膨張率が大きい。一
方,屋外において使用される自動車等の車両において
は,スライドウインドの温度は大きく変化する。そのた
め,樹脂ガラスは,温度変化に応じて伸縮する。それ
故,樹脂ガラスの変形,及びその変形に伴うスライドウ
インド9と天井部99とのシール性の低下等が発生す
る。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,大幅な温度変化のある環境下において
も,変形,シール性低下等の問題が発生しない,樹脂ガ
ラス製のスライドウインドを提供しようとするものであ
る。
されたもので,大幅な温度変化のある環境下において
も,変形,シール性低下等の問題が発生しない,樹脂ガ
ラス製のスライドウインドを提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,樹脂ガラスと,該樹脂ガ
ラスの外周に配設したモールと,該モールの外周を取り
囲むように配設したフレームとよりなり,車体に対して
スライド可能に配設されるスライドウインドであって,
上記モールは,上記樹脂ガラスの外周端と上記フレーム
との間において,上記樹脂ガラスの熱膨張を吸収するた
めのモール厚みよりも薄い厚みの薄肉部を有し,かつ,
上記フレームの熱線膨張率をA,車体の熱線膨張率を
B,上記樹脂ガラスの熱線膨張率をCとした場合,これ
らはB≒A<Cの関係にあることを特徴とする樹脂製ス
ライドウインドにある。
ラスの外周に配設したモールと,該モールの外周を取り
囲むように配設したフレームとよりなり,車体に対して
スライド可能に配設されるスライドウインドであって,
上記モールは,上記樹脂ガラスの外周端と上記フレーム
との間において,上記樹脂ガラスの熱膨張を吸収するた
めのモール厚みよりも薄い厚みの薄肉部を有し,かつ,
上記フレームの熱線膨張率をA,車体の熱線膨張率を
B,上記樹脂ガラスの熱線膨張率をCとした場合,これ
らはB≒A<Cの関係にあることを特徴とする樹脂製ス
ライドウインドにある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記樹脂ガラスとフレームとは,直接接合しておらず,両
者の間に上記モールが介在しており,該モールは,上記
樹脂ガラスとフレームとの間に上記薄肉部を有している
ことである。そしてまた,上記フレームの熱線膨張率が
上記特定の関係を有することである。即ち,上記Aと上
記Bとがほぼ同等であり,かつ上記Aが上記Cより小さ
いことである。ここで,上記AとBとがほぼ同等とは,
AとBの熱線膨張率の差が2×10-5cm/cm/℃未
満である場合をいう。
記樹脂ガラスとフレームとは,直接接合しておらず,両
者の間に上記モールが介在しており,該モールは,上記
樹脂ガラスとフレームとの間に上記薄肉部を有している
ことである。そしてまた,上記フレームの熱線膨張率が
上記特定の関係を有することである。即ち,上記Aと上
記Bとがほぼ同等であり,かつ上記Aが上記Cより小さ
いことである。ここで,上記AとBとがほぼ同等とは,
AとBの熱線膨張率の差が2×10-5cm/cm/℃未
満である場合をいう。
【0010】上記フレームの熱線膨張率Aが車体の構成
材料の熱線膨張率Bとほぼ同等でない場合には,車体の
温度変化による伸縮がフレームのそれと比較して相対的
に大きくなり,シール性の低下等が発生するという問題
がある。ここで,車体を基準とするのは,車体とスライ
ドウインドの温度変化に応じた伸縮率が同一(A=B)
の時に両者のシール性が最良となるためである。
材料の熱線膨張率Bとほぼ同等でない場合には,車体の
温度変化による伸縮がフレームのそれと比較して相対的
に大きくなり,シール性の低下等が発生するという問題
がある。ここで,車体を基準とするのは,車体とスライ
ドウインドの温度変化に応じた伸縮率が同一(A=B)
の時に両者のシール性が最良となるためである。
【0011】一方,フレームの熱線膨張率Aが上記樹脂
ガラスの熱線膨張率Cよりも大きい場合には,フレーム
及びモールによる樹脂ガラスの温度変化による伸縮の吸
収効果が得られなくなるという問題がある。
ガラスの熱線膨張率Cよりも大きい場合には,フレーム
及びモールによる樹脂ガラスの温度変化による伸縮の吸
収効果が得られなくなるという問題がある。
【0012】上記フレームとしては,スチール,アルミ
ニウム,強化プラスチック等の上記Aよりも低い熱線膨
張率を有する材料のグループより選ばれる材料よりなる
ことが好ましい。これにより,上記熱線膨張率の特性を
十分に満足することができる。尚,上記強化プラスチッ
クとしては,例えば,SMC(シートモールディングコ
ンパウンド),BMC(バルクモールディングコンパウ
ンド),FRP等がある。
ニウム,強化プラスチック等の上記Aよりも低い熱線膨
張率を有する材料のグループより選ばれる材料よりなる
ことが好ましい。これにより,上記熱線膨張率の特性を
十分に満足することができる。尚,上記強化プラスチッ
クとしては,例えば,SMC(シートモールディングコ
ンパウンド),BMC(バルクモールディングコンパウ
ンド),FRP等がある。
【0013】また,上記フレームは断面L字形状である
ことが好ましい。これにより,フレームの縦の面によっ
て,スライドウインドの外周寸法を決定することがで
き,横の面によって,取付け用の治具等をフレームに配
設することができる。
ことが好ましい。これにより,フレームの縦の面によっ
て,スライドウインドの外周寸法を決定することがで
き,横の面によって,取付け用の治具等をフレームに配
設することができる。
【0014】上記樹脂ガラスとしては,例えば,PMM
A(ポリメチルメタアクリレート樹脂),PC(ポリカ
ーボネート樹脂)等の透明樹脂を用いる。ただし,スラ
イドウインドの採光性を問題にしない場合においては,
透明でない他の種類の樹脂を用いることもできる。
A(ポリメチルメタアクリレート樹脂),PC(ポリカ
ーボネート樹脂)等の透明樹脂を用いる。ただし,スラ
イドウインドの採光性を問題にしない場合においては,
透明でない他の種類の樹脂を用いることもできる。
【0015】上記モールとしては,例えば,軟質のPV
C(塩化ビニルゴム),EPDM(エチレン・プロピレ
ン・ジエン・ターポリマ),TPO(オレフィン系熱可
塑性エラストマ)等の軟質のゴム又は樹脂を用いる。上
記モールの硬度は,ゴム硬度20〜80度であることが
好ましい。これにより,上記薄肉部によって,上記樹脂
ガラスの熱膨張を,十分に吸収することができる。
C(塩化ビニルゴム),EPDM(エチレン・プロピレ
ン・ジエン・ターポリマ),TPO(オレフィン系熱可
塑性エラストマ)等の軟質のゴム又は樹脂を用いる。上
記モールの硬度は,ゴム硬度20〜80度であることが
好ましい。これにより,上記薄肉部によって,上記樹脂
ガラスの熱膨張を,十分に吸収することができる。
【0016】また,スライドウインドと車体の天井部に
おける開口部とのシール性を確保するために,スライド
ウインドと開口部との間に,軟質の材料よりなるウエザ
ーストリップを介設することが好ましい。そして,ウエ
ザーストリップは,上記フレームの周囲に配設してある
ことが好ましい。これにより,上記開口部側に配設する
場合よりも,ウエザーストリップの取付け作業等が容易
となる。
おける開口部とのシール性を確保するために,スライド
ウインドと開口部との間に,軟質の材料よりなるウエザ
ーストリップを介設することが好ましい。そして,ウエ
ザーストリップは,上記フレームの周囲に配設してある
ことが好ましい。これにより,上記開口部側に配設する
場合よりも,ウエザーストリップの取付け作業等が容易
となる。
【0017】次に,本発明における作用効果につき説明
する。本発明の樹脂製スライドウインドにおいては,上
記モールは,上記樹脂ガラスとフレームとの間に上記薄
肉部を有する。そのため,温度変化により樹脂ガラスが
膨張又は縮小した際には,上記薄肉部が伸縮し,その膨
張又は縮小を吸収する。それ故,樹脂ガラスは,温度変
化によって膨張又は縮小しても,殆ど変形することがな
い。
する。本発明の樹脂製スライドウインドにおいては,上
記モールは,上記樹脂ガラスとフレームとの間に上記薄
肉部を有する。そのため,温度変化により樹脂ガラスが
膨張又は縮小した際には,上記薄肉部が伸縮し,その膨
張又は縮小を吸収する。それ故,樹脂ガラスは,温度変
化によって膨張又は縮小しても,殆ど変形することがな
い。
【0018】また,上記樹脂ガラスとフレームとは,直
接接続していない。そのため,温度変化による樹脂ガラ
スの膨張及び縮小は,上記モールに吸収され,上記フレ
ームに対して何ら影響を与えない。それ故,スライドウ
インドの外径寸法は,上記フレームの外径寸法により決
定することができる。
接接続していない。そのため,温度変化による樹脂ガラ
スの膨張及び縮小は,上記モールに吸収され,上記フレ
ームに対して何ら影響を与えない。それ故,スライドウ
インドの外径寸法は,上記フレームの外径寸法により決
定することができる。
【0019】さらに,上記フレームの熱線膨張率は,上
記特定の範囲内にある。そのため,一般的にスチール,
アルミニウム等よりなる車両天井部の開口部の熱線膨張
率との差が小さい。それ故,大幅な温度変化が生じて
も,スライドウインドの外周部と車両の開口部との間に
大きな隙間が発生することがなく,シール性を確保する
ことができる。
記特定の範囲内にある。そのため,一般的にスチール,
アルミニウム等よりなる車両天井部の開口部の熱線膨張
率との差が小さい。それ故,大幅な温度変化が生じて
も,スライドウインドの外周部と車両の開口部との間に
大きな隙間が発生することがなく,シール性を確保する
ことができる。
【0020】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる樹脂製スライドウインドに
つき,図1〜図3を用いて説明する。本例の樹脂製スラ
イドウインド1は,図1〜図3に示すごとく,樹脂ガラ
ス11と,樹脂ガラス11の外周に配設したモール12
と,モール12の外周を取り囲むように配設したフレー
ム13とよりなり,自動車の天井部99に対してスライ
ド可能に配設されている。
つき,図1〜図3を用いて説明する。本例の樹脂製スラ
イドウインド1は,図1〜図3に示すごとく,樹脂ガラ
ス11と,樹脂ガラス11の外周に配設したモール12
と,モール12の外周を取り囲むように配設したフレー
ム13とよりなり,自動車の天井部99に対してスライ
ド可能に配設されている。
【0021】モール12は,樹脂ガラス11とフレーム
13との間において,樹脂ガラス11の熱膨張を吸収す
るための薄肉部120を有する。該薄肉部120の厚み
は,モール12の厚みT(図1)よりも薄い。以下,さ
らに詳述する。
13との間において,樹脂ガラス11の熱膨張を吸収す
るための薄肉部120を有する。該薄肉部120の厚み
は,モール12の厚みT(図1)よりも薄い。以下,さ
らに詳述する。
【0022】樹脂ガラス11としては,射出成形法によ
り成形した透明のPC(ポリカーボネイト樹脂)を用い
た。モール12は,ゴム硬度が約40度である軟質のP
VC(塩化ビニルゴム)を用い,インサート成形法によ
り樹脂ガラス11の外周に配設した。また,モール12
の薄肉部120は,図1に示すごとく,モール厚みより
も薄い構成にしてある。
り成形した透明のPC(ポリカーボネイト樹脂)を用い
た。モール12は,ゴム硬度が約40度である軟質のP
VC(塩化ビニルゴム)を用い,インサート成形法によ
り樹脂ガラス11の外周に配設した。また,モール12
の薄肉部120は,図1に示すごとく,モール厚みより
も薄い構成にしてある。
【0023】フレーム13は,図1に示すごとく,断面
L字形状に構成してある。また,フレーム13は,スチ
ールに近い熱線膨張率を有する強化プラスチックのSM
C(シートモールディングコンパウンド)を用いた。即
ち,フレーム12の熱線膨張率は,1.8×10-5cm
/cm/℃であり,スチールの熱線膨張率(1.17×
10-5cm/cm/℃)よりも若干大きいが,樹脂ガラ
ス11(PC)の熱線膨張率(7×10-5cm/cm/
℃)よりも十分に小さい。
L字形状に構成してある。また,フレーム13は,スチ
ールに近い熱線膨張率を有する強化プラスチックのSM
C(シートモールディングコンパウンド)を用いた。即
ち,フレーム12の熱線膨張率は,1.8×10-5cm
/cm/℃であり,スチールの熱線膨張率(1.17×
10-5cm/cm/℃)よりも若干大きいが,樹脂ガラ
ス11(PC)の熱線膨張率(7×10-5cm/cm/
℃)よりも十分に小さい。
【0024】また,図1に示すごとく,モール12とフ
レーム13とは,ブチル系接着剤により接着してある。
さらにフレーム13の外方には,ウエザーストリップ4
を接着してある。なお,ウェザーストリップ4は,モー
ル12と同一の材質によりモール12と一体に成形する
こともできる。また,フレーム13の下方には,図1に
示すごとく,従来例と同様に,座金51及び接続具52
よりなる取付け金具5を接着してある。そして,スライ
ドウインド9は,取付け金具5を,車輪6の車軸61を
配設した車軸固定板62に機械的に連結することによっ
て,スライドレール7に対してスライド可能に配設され
る。
レーム13とは,ブチル系接着剤により接着してある。
さらにフレーム13の外方には,ウエザーストリップ4
を接着してある。なお,ウェザーストリップ4は,モー
ル12と同一の材質によりモール12と一体に成形する
こともできる。また,フレーム13の下方には,図1に
示すごとく,従来例と同様に,座金51及び接続具52
よりなる取付け金具5を接着してある。そして,スライ
ドウインド9は,取付け金具5を,車輪6の車軸61を
配設した車軸固定板62に機械的に連結することによっ
て,スライドレール7に対してスライド可能に配設され
る。
【0025】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の樹脂製スライドウインド1においては,モー
ル12は,樹脂ガラス11とフレーム13との間に上記
薄肉部120を有する。そのため,図2に示すごとく,
温度低下により樹脂ガラス11が縮小した際には,薄肉
部120が伸びてその縮小を吸収する。一方,図3に示
すごとく,温度上昇により樹脂ガラス11が膨張した際
には,薄肉部120が縮小しその膨張を吸収する。それ
故,樹脂ガラス11は,温度変化によって膨張又は縮小
しても,変形することがない。
る。本例の樹脂製スライドウインド1においては,モー
ル12は,樹脂ガラス11とフレーム13との間に上記
薄肉部120を有する。そのため,図2に示すごとく,
温度低下により樹脂ガラス11が縮小した際には,薄肉
部120が伸びてその縮小を吸収する。一方,図3に示
すごとく,温度上昇により樹脂ガラス11が膨張した際
には,薄肉部120が縮小しその膨張を吸収する。それ
故,樹脂ガラス11は,温度変化によって膨張又は縮小
しても,変形することがない。
【0026】また,樹脂ガラス11とフレーム13と
は,直接接続していない。そのため,温度変化による樹
脂ガラスの膨張及び縮小は,上記のごとくモール12に
吸収され,フレーム13に対して何ら影響を与えない。
それ故,スライドウインド1の外径寸法は,フレーム1
3の外径寸法により決定される。
は,直接接続していない。そのため,温度変化による樹
脂ガラスの膨張及び縮小は,上記のごとくモール12に
吸収され,フレーム13に対して何ら影響を与えない。
それ故,スライドウインド1の外径寸法は,フレーム1
3の外径寸法により決定される。
【0027】また,フレーム13の熱線膨張率は,スチ
ールのそれに近く小さい値である。そのため,スチール
よりなる自動車の天井部99の開口部の熱線膨張率との
差が小さい。それ故,大幅な温度変化が生じても,スラ
イドウインドの外周部と車両の開口部との間隔は,殆ど
変化しない。さらに,フレーム13の外方には,ウエザ
ーストリップ4を設けてある。そのため,大幅な温度変
化が生じても,スライドウインド1と天井部99の開口
部とのシール性は低下しない。
ールのそれに近く小さい値である。そのため,スチール
よりなる自動車の天井部99の開口部の熱線膨張率との
差が小さい。それ故,大幅な温度変化が生じても,スラ
イドウインドの外周部と車両の開口部との間隔は,殆ど
変化しない。さらに,フレーム13の外方には,ウエザ
ーストリップ4を設けてある。そのため,大幅な温度変
化が生じても,スライドウインド1と天井部99の開口
部とのシール性は低下しない。
【0028】実施形態例2 本例においては,図4に示した試験治具8を用いて,実
施形態例1のスライドウインド1における,高さ方向及
び幅方向の変形量を測定した。但し,モール12として
は,熱可塑性エラストマー〔三菱化学(株)製ラバロン
(登録商標)〕を用いた。また,比較のために比較品1
を準備し,同様に変形量を測定した。
施形態例1のスライドウインド1における,高さ方向及
び幅方向の変形量を測定した。但し,モール12として
は,熱可塑性エラストマー〔三菱化学(株)製ラバロン
(登録商標)〕を用いた。また,比較のために比較品1
を準備し,同様に変形量を測定した。
【0029】比較品1は,図5に示すごとく,樹脂ガラ
ス11の外周に実施形態例1と同材質で,薄肉部を有さ
ないモール122を配設してなり,フレームを使用して
いない。そして,モール122の下方及び外方に,取付
け金具5及びウエザーストリップ4を直接配設した。な
お,モール122としては,従来から一般によく用いら
れている材料であるポリアミド66を用いた。その他
は,実施形態例1と同様である。
ス11の外周に実施形態例1と同材質で,薄肉部を有さ
ないモール122を配設してなり,フレームを使用して
いない。そして,モール122の下方及び外方に,取付
け金具5及びウエザーストリップ4を直接配設した。な
お,モール122としては,従来から一般によく用いら
れている材料であるポリアミド66を用いた。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0030】試験治具8は,図4に示すごとく,スライ
ドウインドをセットするためのスチール製のセット具8
1と,高さ方向の基準点とする高さ基準バー82と,幅
方向の基準点とする幅基準バー83とよりなる。なお,
セット具81に対するスライドウインドのセット方法
は,実際の使用状況を想定して次のように行う。即ち,
高さ方向の変形量を測定する際には,スライドウインド
の上記連結部52をセット具81に対して固定セット
し,一方幅方向の変形量を測定する際には,上記連結部
52を幅方向にスライド可能にセットする。
ドウインドをセットするためのスチール製のセット具8
1と,高さ方向の基準点とする高さ基準バー82と,幅
方向の基準点とする幅基準バー83とよりなる。なお,
セット具81に対するスライドウインドのセット方法
は,実際の使用状況を想定して次のように行う。即ち,
高さ方向の変形量を測定する際には,スライドウインド
の上記連結部52をセット具81に対して固定セット
し,一方幅方向の変形量を測定する際には,上記連結部
52を幅方向にスライド可能にセットする。
【0031】次に,変形量の測定は,まず,各スライド
ウインドを,セット具81に対して上記のごとくセット
し,室温(18℃)時と高温(90℃)時における,上
記基準点とスライドウインドとの距離H,W(図4)を
測定し,これらの温度変更前後の差△H,△Wにより算
出した。即ち,室温時における上記高さ方向の距離をH
1,幅方向の距離をW1とし,高温時における高さ方向
の距離をH2,幅方向の距離をW2とし,△H=H1−
H2,△W=W1−W2,により算出した。
ウインドを,セット具81に対して上記のごとくセット
し,室温(18℃)時と高温(90℃)時における,上
記基準点とスライドウインドとの距離H,W(図4)を
測定し,これらの温度変更前後の差△H,△Wにより算
出した。即ち,室温時における上記高さ方向の距離をH
1,幅方向の距離をW1とし,高温時における高さ方向
の距離をH2,幅方向の距離をW2とし,△H=H1−
H2,△W=W1−W2,により算出した。
【0032】次に,測定結果について説明する。まず,
高さ方向の変形量の測定結果を図6に示す。図6は,横
軸に測定品の名称,縦軸に高さ方向の変形量△H(m
m)を取った。図6より知られるごとく,本発明のスラ
イドウインドは,高さ方向の変形量が比較品1に比べて
約半分の変形量に抑制された。これにより,モールは,
薄肉部を設け,かつ軟質にすることによって,高さ方向
の変形を十分に抑制できることがわかる。
高さ方向の変形量の測定結果を図6に示す。図6は,横
軸に測定品の名称,縦軸に高さ方向の変形量△H(m
m)を取った。図6より知られるごとく,本発明のスラ
イドウインドは,高さ方向の変形量が比較品1に比べて
約半分の変形量に抑制された。これにより,モールは,
薄肉部を設け,かつ軟質にすることによって,高さ方向
の変形を十分に抑制できることがわかる。
【0033】次に,幅方向の変形量の測定結果,本発明
のスライドウインドは,△W=0.3mm,比較品1
は,△W=1.2mmであった。即ち,本発明のスライ
ドウインドは,幅方向の変形量が,比較品2に比べて大
幅に抑制された。これにより,低い熱線膨張率のフレー
ムを用いることによって,外径寸法の変化を抑制するこ
とができ,シール性の低下を防止できることがわかる。
のスライドウインドは,△W=0.3mm,比較品1
は,△W=1.2mmであった。即ち,本発明のスライ
ドウインドは,幅方向の変形量が,比較品2に比べて大
幅に抑制された。これにより,低い熱線膨張率のフレー
ムを用いることによって,外径寸法の変化を抑制するこ
とができ,シール性の低下を防止できることがわかる。
【0034】実施形態例3 本例においては,実施形態例1の樹脂製スライドウイン
ドにおける,モール12の硬度の影響を調査した。評価
用の樹脂製スライドウインドとして,表1に示すごと
く,モール12の硬度がゴム硬度20度,50度,80
度の3種類の本発明品(E1,E2,E3),及びゴム
硬度10度未満,100度,100度越えの3種類の比
較品(C2,C3,C4)を準備した。なお,これら全
ては,モール効果以外については実施形態例1と同様で
ある。
ドにおける,モール12の硬度の影響を調査した。評価
用の樹脂製スライドウインドとして,表1に示すごと
く,モール12の硬度がゴム硬度20度,50度,80
度の3種類の本発明品(E1,E2,E3),及びゴム
硬度10度未満,100度,100度越えの3種類の比
較品(C2,C3,C4)を準備した。なお,これら全
ては,モール効果以外については実施形態例1と同様で
ある。
【0035】評価項目は,表1に示すごとく,成形性,
強度,吸収効果の3項目とした。まず,上記成形性は,
樹脂ガラス11の周囲にモール12をインサート成形す
る際の成形型への充填性,及び成形後の離型の容易性等
により評価した。上記強度は,実際にスライドウインド
として使用する際にモール12が破損あるいは樹脂ガラ
スから脱落するか否かにより評価した。上記吸収効果
は,モール12における上記薄肉部120が樹脂ガラス
の膨張又は収縮を有効に吸収し得るか否かにより評価し
た。
強度,吸収効果の3項目とした。まず,上記成形性は,
樹脂ガラス11の周囲にモール12をインサート成形す
る際の成形型への充填性,及び成形後の離型の容易性等
により評価した。上記強度は,実際にスライドウインド
として使用する際にモール12が破損あるいは樹脂ガラ
スから脱落するか否かにより評価した。上記吸収効果
は,モール12における上記薄肉部120が樹脂ガラス
の膨張又は収縮を有効に吸収し得るか否かにより評価し
た。
【0036】結果を表1に示す。表1により知られるご
とく,モールの硬度がゴム硬度10度未満の場合には,
成型性及び強度において若干劣った。また,ゴム硬度1
00度以上の場合には,その硬度を高くするに従い,吸
収効果が低下した。したがって,本発明においては,特
に,モールの硬度をゴム硬度20〜80度の範囲にする
ことによって,更に確実な効果が得られることがわか
る。
とく,モールの硬度がゴム硬度10度未満の場合には,
成型性及び強度において若干劣った。また,ゴム硬度1
00度以上の場合には,その硬度を高くするに従い,吸
収効果が低下した。したがって,本発明においては,特
に,モールの硬度をゴム硬度20〜80度の範囲にする
ことによって,更に確実な効果が得られることがわか
る。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,大幅な
温度変化のある環境下においても,変形,シール性低下
等の問題が発生しない,樹脂ガラス製のスライドウイン
ドを提供することができる。
温度変化のある環境下においても,変形,シール性低下
等の問題が発生しない,樹脂ガラス製のスライドウイン
ドを提供することができる。
【図1】実施形態例1のスライドウインドの構成を示す
説明図。
説明図。
【図2】実施形態例1のスライドウインドの温度低下時
の状態を示す説明図。
の状態を示す説明図。
【図3】実施形態例1のスライドウインドの温度上昇時
の状態を示す説明図。
の状態を示す説明図。
【図4】実施形態例2における,試験治具を示す説明
図。
図。
【図5】実施形態例2における,比較品2の構成を示す
説明図。
説明図。
【図6】実施形態例2における,高さ方向の変形量を示
す説明図。
す説明図。
【図7】従来例のスライドウインドの平面図。
【図8】従来例における,(a)スライドウインドを閉
じた状態,(b)スライドウインドを開けた状態,をそ
れぞれ示す説明図。
じた状態,(b)スライドウインドを開けた状態,をそ
れぞれ示す説明図。
【図9】従来例のスライドウインドの構成を示す説明
図。
図。
1...スライドウインド, 11...樹脂ガラス, 12...モール, 13...フレーム, 4...モール, 5...取付け金具, 7...スライドレール,
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂ガラスと,該樹脂ガラスの外周に配
設したモールと,該モールの外周を取り囲むように配設
したフレームとよりなり,車体に対してスライド可能に
配設されるスライドウインドであって,上記モールは,
上記樹脂ガラスの外周端と上記フレームとの間におい
て,上記樹脂ガラスの熱膨張を吸収するためのモール厚
みよりも薄い厚みの薄肉部を有し,かつ,上記フレーム
の熱線膨張率をA,車体の熱線膨張率をB,上記樹脂ガ
ラスの熱線膨張率をCとした場合,これらはB≒A<C
の関係にあることを特徴とする樹脂製スライドウイン
ド。 - 【請求項2】 請求項1において,上記フレームは断面
L字形状であることを特徴とする樹脂製スライドウイン
ド。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記フレーム
の周囲には,ウエザーストリップを配設してあることを
特徴とする樹脂製スライドウインド。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記フレームは,スチール,アルミニウム,強化プラス
チックのグループより選ばれる少なくとも1種の材料よ
りなることを特徴とする樹脂製スライドウインド。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
上記モールの硬度は,ゴム硬度20〜80度であること
を特徴とする樹脂製スライドウインド。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306748A JPH09123769A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 樹脂製スライドウインド |
US08/738,474 US5992928A (en) | 1995-10-30 | 1996-10-28 | Movable window |
DE69614065T DE69614065T2 (de) | 1995-10-30 | 1996-10-29 | Schiebefenster |
KR1019960051627A KR0181298B1 (ko) | 1995-10-30 | 1996-10-29 | 수지제 슬라이드 윈도우 |
EP96117350A EP0771684B1 (en) | 1995-10-30 | 1996-10-29 | Sliding window |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306748A JPH09123769A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 樹脂製スライドウインド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123769A true JPH09123769A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17960844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7306748A Pending JPH09123769A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 樹脂製スライドウインド |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5992928A (ja) |
EP (1) | EP0771684B1 (ja) |
JP (1) | JPH09123769A (ja) |
KR (1) | KR0181298B1 (ja) |
DE (1) | DE69614065T2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105429A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用パネル |
WO2012132745A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | アイシン精機株式会社 | 車両用サンルーフパネル |
JP2017159909A (ja) * | 2017-06-27 | 2017-09-14 | 日本板硝子株式会社 | ウインドウモジュール |
JP2020079007A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 株式会社豊田自動織機 | 車両の開閉構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1009807C2 (nl) * | 1998-08-05 | 2000-02-08 | Inalfa Ind Bv | Paneelsamenstel voor een open-dakconstructie voor een voertuig. |
GB2360058B (en) * | 2000-01-27 | 2004-03-31 | Toyoda Gosei Kk | Door weather strip |
JP4113999B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2008-07-09 | 株式会社豊田自動織機 | 車両における透光パネル取付構造及び透光パネル組み付け方法 |
DE10035912C2 (de) * | 2000-07-21 | 2003-05-15 | Webasto Vehicle Sys Int Gmbh | Kunststoffdeckel für Fahrzeuge |
FR2814705B1 (fr) * | 2000-09-29 | 2003-04-11 | Saint Gobain | Vitrage avec un element rigide eventuellement incorpore dans une piece en plastique surmoulee |
JP2003211967A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Honda Motor Co Ltd | サンルーフ装置のガラスパネル |
KR100889444B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2009-03-24 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 오버몰딩된 플라스틱 부분에 선택적으로 결합된 강성 요소를 구비한 창유리 |
EP1624012B2 (en) * | 2003-05-12 | 2015-09-02 | Teijin Chemicals, Ltd. | Sheet-form window member and window structure |
US20080081148A1 (en) * | 2006-09-13 | 2008-04-03 | Kenneth Bond | Panel having a frame bonded thereto |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4231204A (en) * | 1978-03-31 | 1980-11-04 | Libbey-Owens-Ford Company | Solar energy collector |
DE3041505C2 (de) * | 1980-11-04 | 1983-12-08 | Webasto-Werk W. Baier GmbH & Co, 8035 Gauting | Starrer Deckel für ein Fahrzeugdach |
JPS62199525A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-03 | Toyoda Gosei Co Ltd | 車輌用採光窓 |
JPS62203813A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | 車輌用採光窓 |
JPS62214011A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | 車輌用採光窓 |
DE3642470A1 (de) * | 1986-12-12 | 1988-06-23 | Webasto Ag Fahrzeugtechnik | Hohlkammerdichtung |
JPH0520580Y2 (ja) * | 1987-08-28 | 1993-05-27 | ||
DE3730112A1 (de) * | 1987-09-08 | 1989-03-23 | Webasto Ag Fahrzeugtechnik | Fahrzeugdach mit vorderem und hinterem deckel |
DE4308218C2 (de) * | 1993-03-15 | 1996-11-07 | Metzeler Automotive Profiles | Dichtungsanordnung |
NL9400035A (nl) * | 1994-01-10 | 1995-08-01 | Inalfa Bv | Dakpaneel. |
DE4422176C1 (de) * | 1994-06-28 | 1995-08-10 | Rockwell International Gmbh | Glasdeckel für ein Fahrzeugdach |
US5702779A (en) * | 1995-07-17 | 1997-12-30 | Webasto Sunroofs Inc | Plastic panel assembly for use in a vehicle |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7306748A patent/JPH09123769A/ja active Pending
-
1996
- 1996-10-28 US US08/738,474 patent/US5992928A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-29 DE DE69614065T patent/DE69614065T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-29 KR KR1019960051627A patent/KR0181298B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-10-29 EP EP96117350A patent/EP0771684B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105429A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用パネル |
WO2012132745A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | アイシン精機株式会社 | 車両用サンルーフパネル |
JP2017159909A (ja) * | 2017-06-27 | 2017-09-14 | 日本板硝子株式会社 | ウインドウモジュール |
JP2020079007A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 株式会社豊田自動織機 | 車両の開閉構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69614065T2 (de) | 2002-01-24 |
EP0771684B1 (en) | 2001-07-25 |
KR970020547A (ko) | 1997-05-28 |
DE69614065D1 (de) | 2001-08-30 |
EP0771684A1 (en) | 1997-05-07 |
US5992928A (en) | 1999-11-30 |
KR0181298B1 (ko) | 1999-04-01 |
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