JPH09123320A - 気泡性緩衝シート - Google Patents
気泡性緩衝シートInfo
- Publication number
- JPH09123320A JPH09123320A JP7283513A JP28351395A JPH09123320A JP H09123320 A JPH09123320 A JP H09123320A JP 7283513 A JP7283513 A JP 7283513A JP 28351395 A JP28351395 A JP 28351395A JP H09123320 A JPH09123320 A JP H09123320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic film
- flow rate
- melt flow
- film
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buffer Packaging (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 多数のエンボスを形成したプラスチックフィ
ルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム(2)と
が積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝シートに
おいて、当該プラスチックフィルム(1)及び/又は
(2)が特定の特性を有するポリエチレンからなること
を特徴とする気泡性緩衝シート。 【効果】 本発明の気泡性緩衝シートは、機械的特性に
優れており、物品の包装材料に好適に用いられる。
ルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム(2)と
が積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝シートに
おいて、当該プラスチックフィルム(1)及び/又は
(2)が特定の特性を有するポリエチレンからなること
を特徴とする気泡性緩衝シート。 【効果】 本発明の気泡性緩衝シートは、機械的特性に
優れており、物品の包装材料に好適に用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、独立気泡を有するプラ
スチック製の気泡性緩衝シートに関する。気泡性緩衝シ
ートは、物品を包装するために好適に用いられ、物品を
衝撃から保護したり、物品を保温若しくは断熱したりす
る。
スチック製の気泡性緩衝シートに関する。気泡性緩衝シ
ートは、物品を包装するために好適に用いられ、物品を
衝撃から保護したり、物品を保温若しくは断熱したりす
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製の気泡性緩衝シートの材
質としては、種々の熱可塑性樹脂のうち、中でも、低密
度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)など
のポリオレフィン類が一般的に用いられている。
質としては、種々の熱可塑性樹脂のうち、中でも、低密
度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)など
のポリオレフィン類が一般的に用いられている。
【0003】プラスチック製の気泡性緩衝シートは、例
えば、特公昭37-13782号公報、特公昭38-330号公報など
に記載された公知の方法、即ち、多数のエンボスを形成
したプラスチック製のエンボスフィルムと、当該エンボ
スフィルムに貼り合わせられているプラスチック製のベ
ースフィルムとを積層する方法で製造されている。
えば、特公昭37-13782号公報、特公昭38-330号公報など
に記載された公知の方法、即ち、多数のエンボスを形成
したプラスチック製のエンボスフィルムと、当該エンボ
スフィルムに貼り合わせられているプラスチック製のベ
ースフィルムとを積層する方法で製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の製造方法では、
エンボスロールへの巻付きや気泡形状の変形を防止する
ために、形成された溶融状の気泡性気泡性緩衝シートを
スムーズにエンボスロールから剥離させることが重要で
ある。この対策の一つには溶融樹脂温度を低温にする方
法があるが、低温成形では溶融した薄膜状フィルムの延
伸性低下により樹脂切れを起こしたり、溶融薄膜状フィ
ルム同士の熱融着が不完全となり、気泡性気泡性緩衝シ
ートの気泡側面より空気が漏れ気泡性緩衝シートとして
の機能が損なわれたり、更にはエンボスロールキャビテ
ィー内への樹脂延伸不足による気泡形状不良という問題
が発生する。従って、溶融樹脂温度の低温化には限度が
ある。
エンボスロールへの巻付きや気泡形状の変形を防止する
ために、形成された溶融状の気泡性気泡性緩衝シートを
スムーズにエンボスロールから剥離させることが重要で
ある。この対策の一つには溶融樹脂温度を低温にする方
法があるが、低温成形では溶融した薄膜状フィルムの延
伸性低下により樹脂切れを起こしたり、溶融薄膜状フィ
ルム同士の熱融着が不完全となり、気泡性気泡性緩衝シ
ートの気泡側面より空気が漏れ気泡性緩衝シートとして
の機能が損なわれたり、更にはエンボスロールキャビテ
ィー内への樹脂延伸不足による気泡形状不良という問題
が発生する。従って、溶融樹脂温度の低温化には限度が
ある。
【0005】このため、溶融状の気泡性緩衝シートをで
きるだけ早く冷却、固化させるために風冷、水冷の装置
を設置したり、剥離性向上のためエンボスロールの材質
を変更したり、冷却時間を稼ぐためエンボスロールの径
を大きくしたりする等、機械的な改善方法を講じられて
いるが、この改善方法にても限界はあるし、又、設備投
資が必要である。従って、低温成形でもかかる問題の生
じない満足できる気泡性緩衝シートが得られる新規な樹
脂材料が望まれている。
きるだけ早く冷却、固化させるために風冷、水冷の装置
を設置したり、剥離性向上のためエンボスロールの材質
を変更したり、冷却時間を稼ぐためエンボスロールの径
を大きくしたりする等、機械的な改善方法を講じられて
いるが、この改善方法にても限界はあるし、又、設備投
資が必要である。従って、低温成形でもかかる問題の生
じない満足できる気泡性緩衝シートが得られる新規な樹
脂材料が望まれている。
【0006】また、プラスチックフィルムとしては、従
来より、LDPE、LLDPE、HDPE等のの単独樹
脂、あるいは、これら樹脂の混合物を用いたり、中間層
に特殊機能性樹脂を組み合せ、両側もしくは片側にLD
PE、LLDPE、HDPE等のの単独樹脂、あるい
は、これら樹脂の混合物を積層したものが使用されてい
る。しかし、耐衝撃性、引張強度、引裂強度等の機械的
強度の更に優れた樹脂、また、溶融樹脂を延伸しながら
行う成形方法においては、縦方向と横方向の機械的強度
の異方性を小さくして縦方向と横方向の強度のバランス
が良好な樹脂への要望がある。
来より、LDPE、LLDPE、HDPE等のの単独樹
脂、あるいは、これら樹脂の混合物を用いたり、中間層
に特殊機能性樹脂を組み合せ、両側もしくは片側にLD
PE、LLDPE、HDPE等のの単独樹脂、あるい
は、これら樹脂の混合物を積層したものが使用されてい
る。しかし、耐衝撃性、引張強度、引裂強度等の機械的
強度の更に優れた樹脂、また、溶融樹脂を延伸しながら
行う成形方法においては、縦方向と横方向の機械的強度
の異方性を小さくして縦方向と横方向の強度のバランス
が良好な樹脂への要望がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ため鋭意検討した結果、発明者らは、多数のエンボスを
形成したプラスチックフィルム(1)と、平面状のプラ
スチックフィルム(2)とが積層されてなる独立気泡を
有する気泡性緩衝シートにおいて、当該プラスチックフ
ィルム(1)及び/又は(2)が下記の特性を有するポ
リエチレンを使用することにより成形性及び物性の改良
された気泡性緩衝シートを見いだした。すなわち、成形
性では30℃低い温度でも従来の材質のポリエチレン組成
物に比べ、樹脂切れはなく、溶融薄膜状フィルム同士の
熱融着は完全であり、15℃低い温度でも正常な気泡形状
の製品が得られる。つまり、気泡性緩衝シートとしてこ
れらの特性を満足させるためには、従来の樹脂組成物に
比べ30℃の低い成形温度で成形ができる。一方、物性で
は、同一条件で成形された本発明の気泡性緩衝シートは
従来の樹脂組成製品に比べ、耐衝撃性、引張強度、引裂
強度等の機械特性は著しく大きく、また縦と横の強度バ
ランスがより優れている。当該ポリエチレンの特性は以
下のとおりである。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01〜200 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0
ため鋭意検討した結果、発明者らは、多数のエンボスを
形成したプラスチックフィルム(1)と、平面状のプラ
スチックフィルム(2)とが積層されてなる独立気泡を
有する気泡性緩衝シートにおいて、当該プラスチックフ
ィルム(1)及び/又は(2)が下記の特性を有するポ
リエチレンを使用することにより成形性及び物性の改良
された気泡性緩衝シートを見いだした。すなわち、成形
性では30℃低い温度でも従来の材質のポリエチレン組成
物に比べ、樹脂切れはなく、溶融薄膜状フィルム同士の
熱融着は完全であり、15℃低い温度でも正常な気泡形状
の製品が得られる。つまり、気泡性緩衝シートとしてこ
れらの特性を満足させるためには、従来の樹脂組成物に
比べ30℃の低い成形温度で成形ができる。一方、物性で
は、同一条件で成形された本発明の気泡性緩衝シートは
従来の樹脂組成製品に比べ、耐衝撃性、引張強度、引裂
強度等の機械特性は著しく大きく、また縦と横の強度バ
ランスがより優れている。当該ポリエチレンの特性は以
下のとおりである。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01〜200 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0
【0008】また、本発明に適用する当該ポリエチレン
は上記の特性に加えて、更に下記の性能をも有すること
が好ましい。 50℃n-ヘキサン溶出分(W(wt% )):W< exp(99
−108 ×d )
は上記の特性に加えて、更に下記の性能をも有すること
が好ましい。 50℃n-ヘキサン溶出分(W(wt% )):W< exp(99
−108 ×d )
【0009】また、本発明は、多数のエンボスを形成し
たプラスチックフィルム(1)と、平面状のプラスチッ
クフィルム(2)とが積層されてなる独立気泡を有する
気泡性緩衝シートにおいて、当該プラスチックフィルム
(1)及び/又は(2)がが、シングルサイト触媒の存
在下にエチレンの重合、またはエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合によって得られたポリエチレンからなるも
のであることを特徴とする気泡性緩衝シートに提供す
る。
たプラスチックフィルム(1)と、平面状のプラスチッ
クフィルム(2)とが積層されてなる独立気泡を有する
気泡性緩衝シートにおいて、当該プラスチックフィルム
(1)及び/又は(2)がが、シングルサイト触媒の存
在下にエチレンの重合、またはエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合によって得られたポリエチレンからなるも
のであることを特徴とする気泡性緩衝シートに提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の気泡性緩衝シートとは、
独立した気泡を多数有する気泡性気泡性緩衝シートであ
り、例えば、プラスチックフィルムの全面に多数の凸状
突起を形成したエンボスフィルムを、平面状プラスチッ
クフィルムと貼り合わせ、エンボスフィルムの凸状突起
内部に気泡を形成したものとか、この気泡性緩衝シート
の凸状突起の頂面に第二の平面状フィルムを貼り合わせ
た三層構造でもよく、又、べースフィルムとしてプラス
チックフィルムの替わりに、クラフト紙などプラスチッ
クフィルム以外のものを使用してもよく、気泡性緩衝シ
ートの少なくとも一方に当該ポリエチレンを使用したこ
とを特徴とするもので、特に気泡性緩衝シートの構成を
限定したものでない。
独立した気泡を多数有する気泡性気泡性緩衝シートであ
り、例えば、プラスチックフィルムの全面に多数の凸状
突起を形成したエンボスフィルムを、平面状プラスチッ
クフィルムと貼り合わせ、エンボスフィルムの凸状突起
内部に気泡を形成したものとか、この気泡性緩衝シート
の凸状突起の頂面に第二の平面状フィルムを貼り合わせ
た三層構造でもよく、又、べースフィルムとしてプラス
チックフィルムの替わりに、クラフト紙などプラスチッ
クフィルム以外のものを使用してもよく、気泡性緩衝シ
ートの少なくとも一方に当該ポリエチレンを使用したこ
とを特徴とするもので、特に気泡性緩衝シートの構成を
限定したものでない。
【0011】エンボスの形状は、主として円柱である
が、三角柱、角柱、五角柱や六角柱等の多角柱、円錐、
三角錐、角錐、五角錐や六角錐等の多角錐、円錐台、三
角錐台、角錐台、五角錐台、六角錐台等の多角錐台、半
球、卵型、回転楕円体等とすることができる。また、こ
れらの形状を複数組み合わせてもよい。
が、三角柱、角柱、五角柱や六角柱等の多角柱、円錐、
三角錐、角錐、五角錐や六角錐等の多角錐、円錐台、三
角錐台、角錐台、五角錐台、六角錐台等の多角錐台、半
球、卵型、回転楕円体等とすることができる。また、こ
れらの形状を複数組み合わせてもよい。
【0012】エンボスの高さは、1〜20mm、底面積
0.1〜15cm2 の範囲であることが好ましい。また、
エンボスは、0.5〜20mmの範囲の間隔で、エンボス
フィルムの全面に配列されていることが好ましい。
0.1〜15cm2 の範囲であることが好ましい。また、
エンボスは、0.5〜20mmの範囲の間隔で、エンボス
フィルムの全面に配列されていることが好ましい。
【0013】プラスチックフィルムは、プラスチック製
の材質からなるフィルムである。フィルム厚さは、用い
る材質により適宜選ぶことができるが、通常は35〜1
00μm、特に50〜70μmの範囲が好ましい。
の材質からなるフィルムである。フィルム厚さは、用い
る材質により適宜選ぶことができるが、通常は35〜1
00μm、特に50〜70μmの範囲が好ましい。
【0014】本発明においては、プラスチックフィルム
は下記の特性を有するポリエチレンである。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960、好ましく
は、 0.900〜 0.950 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01 〜200 、好ましくは、0.1
〜10 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0
は下記の特性を有するポリエチレンである。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960、好ましく
は、 0.900〜 0.950 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01 〜200 、好ましくは、0.1
〜10 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0
【0015】これらの特性に加えて、更に、次の特性を
有するポリエチレンも好適に用いられる 50℃n-ヘキサン溶出分(W(wt% )):W< exp(99
−108 ×d )
有するポリエチレンも好適に用いられる 50℃n-ヘキサン溶出分(W(wt% )):W< exp(99
−108 ×d )
【0016】また、本発明のポリエチレンはシングルサ
イト触媒の存在下にエチレンの重合またはエチレンとα
−オレフィンとの共重合によって得られる。
イト触媒の存在下にエチレンの重合またはエチレンとα
−オレフィンとの共重合によって得られる。
【0017】α−オレフィンとしては、プロピレン、ブ
テン-1、ペンテン-1、ヘキセン-1、4-メチルペンテン-
1、オクテン-1などが挙げられる。
テン-1、ペンテン-1、ヘキセン-1、4-メチルペンテン-
1、オクテン-1などが挙げられる。
【0018】エチレンとα−オレフィンとの共重合体中
のα−オレフィンから誘導される繰り返し単位は、通
常、30wt% 以下含まれている。α−オレフィンは、エチ
レン−α−オレフィン共重合体中に単独であっても、二
種以上含まれていてもよい。
のα−オレフィンから誘導される繰り返し単位は、通
常、30wt% 以下含まれている。α−オレフィンは、エチ
レン−α−オレフィン共重合体中に単独であっても、二
種以上含まれていてもよい。
【0019】本発明で用いられるシングルサイト系触媒
としては、周期律表第IV又は V族遷移金属のメタロセン
化合物と、有機アルミニウム化合物及び/又はイオン性
化合物の組合せが用いられる。
としては、周期律表第IV又は V族遷移金属のメタロセン
化合物と、有機アルミニウム化合物及び/又はイオン性
化合物の組合せが用いられる。
【0020】周期律表第IV又は V族遷移金属としては、
チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(H
f)、バナジウム(V )などが好ましい。
チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(H
f)、バナジウム(V )などが好ましい。
【0021】そのメタロセン化合物とは、少なくとも一
個のシクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニ
ル基(例えば、メチル、ジメチル、ペンタメチルなどの
アルキル置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、
フルオレニル基)を配位子とするもの、あるいはそれら
のシクロペンタジエニル基がヒドロカルビル基(例え
ば、アルキレン基、置換アルキレン基)、ヒドロカルビ
ル珪素(例えば、シラニレン基、置換シラニレン基、シ
ラアルキレン基、置換シラアルキレン)などによって架
橋されたもの、さらにシクロペンタジエニル基が酸素、
窒素、燐原子に架橋されたもの(例えば、オキサシラニ
レン基、置換オキサシラニレン基、オキサシラアルキレ
ン基、置換オキサシラアルキレン基、アミノシリル基、
モノ置換アミノシリル基、ホスフィノシリル基、モノ置
換ホスフィノシリル基)を配位子とする、いわゆる公知
のメタロセン化合物をいずれも使用できる。
個のシクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニ
ル基(例えば、メチル、ジメチル、ペンタメチルなどの
アルキル置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、
フルオレニル基)を配位子とするもの、あるいはそれら
のシクロペンタジエニル基がヒドロカルビル基(例え
ば、アルキレン基、置換アルキレン基)、ヒドロカルビ
ル珪素(例えば、シラニレン基、置換シラニレン基、シ
ラアルキレン基、置換シラアルキレン)などによって架
橋されたもの、さらにシクロペンタジエニル基が酸素、
窒素、燐原子に架橋されたもの(例えば、オキサシラニ
レン基、置換オキサシラニレン基、オキサシラアルキレ
ン基、置換オキサシラアルキレン基、アミノシリル基、
モノ置換アミノシリル基、ホスフィノシリル基、モノ置
換ホスフィノシリル基)を配位子とする、いわゆる公知
のメタロセン化合物をいずれも使用できる。
【0022】それらの具体例としては、特開昭58-19309
号公報、同60-35006号公報、同61-130314 号公報、同61
-264010 号公報、同61-296008 号公報、同63-222177 号
公報、同63-251405 号公報、特開平1-66214 号公報、同
1-74202 号公報、同1-275609号公報、同1-301704号公
報、同1-319489号公報、同2-41303 号公報、同2-131488
号公報、同3-12406 号公報、同3-139504号公報、同3-17
9006号公報、同3-185005号公報、同3-188092号公報、同
3-197514号公報、同3-207703号公報、同5-209013号公
報、特表平1-501950号公報、同1-502036号公報、及び同
5-505593号公報に記載されたものを挙げることができ
る。
号公報、同60-35006号公報、同61-130314 号公報、同61
-264010 号公報、同61-296008 号公報、同63-222177 号
公報、同63-251405 号公報、特開平1-66214 号公報、同
1-74202 号公報、同1-275609号公報、同1-301704号公
報、同1-319489号公報、同2-41303 号公報、同2-131488
号公報、同3-12406 号公報、同3-139504号公報、同3-17
9006号公報、同3-185005号公報、同3-188092号公報、同
3-197514号公報、同3-207703号公報、同5-209013号公
報、特表平1-501950号公報、同1-502036号公報、及び同
5-505593号公報に記載されたものを挙げることができ
る。
【0023】本発明においては、上記以外のシングルサ
イト系触媒として、特開昭61-130314 号公報、同61-264
010 号公報、同63-142004 号公報、特開平1-129004号公
報、同1-301704号公報、同2-75605 号公報、同3-12406
号公報、同3-12407 号公報、同4-227708号公報、同4-26
8308号公報、同4-300887号公報、同6-25343 号公報など
に記載されているようなメタロセン化合物を挙げること
ができる。
イト系触媒として、特開昭61-130314 号公報、同61-264
010 号公報、同63-142004 号公報、特開平1-129004号公
報、同1-301704号公報、同2-75605 号公報、同3-12406
号公報、同3-12407 号公報、同4-227708号公報、同4-26
8308号公報、同4-300887号公報、同6-25343 号公報など
に記載されているようなメタロセン化合物を挙げること
ができる。
【0024】これらのメタロセン化合物は、それ自体が
C2対称要素を有する錯体を形成できる架橋型、及び/又
は多置換配位子を有する。その具体例としては、ジメチ
ルシリル(2,4- ジメチルシクロペンタジエニル)(3',5'-
ジメチルシクロペンタジエニル) ジルコニウムジクロラ
イド、ジメチルシリル(2,4- ジメチルシクロペンタジエ
ニル)(3',5'-ジメチルシクロペンタジエニル) ハフニウ
ムジクロライドなどのケイ素架橋型メタロセン化合
物、、エチレンビスインデニルジルコニウムジクロライ
ド、エチレンビスインデニルハフニウムジクロライド、
エチレンビス( メチルインデニル) ジルコニウムジクロ
ライド、エチレンビス( メチルインデニル)ハフニウム
ジクロライドなどのインデニル系架橋型メタロセン化合
物を挙げることができる。
C2対称要素を有する錯体を形成できる架橋型、及び/又
は多置換配位子を有する。その具体例としては、ジメチ
ルシリル(2,4- ジメチルシクロペンタジエニル)(3',5'-
ジメチルシクロペンタジエニル) ジルコニウムジクロラ
イド、ジメチルシリル(2,4- ジメチルシクロペンタジエ
ニル)(3',5'-ジメチルシクロペンタジエニル) ハフニウ
ムジクロライドなどのケイ素架橋型メタロセン化合
物、、エチレンビスインデニルジルコニウムジクロライ
ド、エチレンビスインデニルハフニウムジクロライド、
エチレンビス( メチルインデニル) ジルコニウムジクロ
ライド、エチレンビス( メチルインデニル)ハフニウム
ジクロライドなどのインデニル系架橋型メタロセン化合
物を挙げることができる。
【0025】本発明でメタロセン化合物との組合せで用
いられる有機アルミニウム化合物としては、一般式、(-
Al(R)O-)n で示される直鎖状、あるいは環状重合体(R
は炭素数1〜10の炭化水素基であり、一部ハロゲン原子
及び/ 又はRO基で置換されたものも含む。n は重合度で
あり、 5以上、好ましくは10以上である)であり、具体
例としてR がそれぞれメチル、エチル、イソブチル基で
ある、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン、イソ
ブチルエチルアルモキサンなどが挙げられる。
いられる有機アルミニウム化合物としては、一般式、(-
Al(R)O-)n で示される直鎖状、あるいは環状重合体(R
は炭素数1〜10の炭化水素基であり、一部ハロゲン原子
及び/ 又はRO基で置換されたものも含む。n は重合度で
あり、 5以上、好ましくは10以上である)であり、具体
例としてR がそれぞれメチル、エチル、イソブチル基で
ある、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン、イソ
ブチルエチルアルモキサンなどが挙げられる。
【0026】さらに、その他の有機アルミニウム化合物
としては、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルハロ
ゲノアルミニウム、セスキアルキルハロゲノアルミニウ
ム、アルケニルアルミニウム、ジアルキルハイドロアル
ミニウム、セスキアルキルハイドロアルミニウムなどが
挙げられる。
としては、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルハロ
ゲノアルミニウム、セスキアルキルハロゲノアルミニウ
ム、アルケニルアルミニウム、ジアルキルハイドロアル
ミニウム、セスキアルキルハイドロアルミニウムなどが
挙げられる。
【0027】その具体例としては、トリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアル
ミニウムなどのトリアルキルアルミニウム、ジメチルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライ
ドなどのジアルキルハロゲノアルミニウム、セスキメチ
ルアルミニウムクロライド、セスキエチルアルミニウム
クロライドなどのセスキアルキルハロゲノアルミニウ
ム、エチルアルミニウムジクロライド、ジエチルアルミ
ニウムハイドライド、セスキエチルアルミニウムハイド
ライドを挙げることができる。これらの有機アルミニウ
ム化合物は、前記の有機アルミニウムオキシ化合物と併
用することができる。
ウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアル
ミニウムなどのトリアルキルアルミニウム、ジメチルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライ
ドなどのジアルキルハロゲノアルミニウム、セスキメチ
ルアルミニウムクロライド、セスキエチルアルミニウム
クロライドなどのセスキアルキルハロゲノアルミニウ
ム、エチルアルミニウムジクロライド、ジエチルアルミ
ニウムハイドライド、セスキエチルアルミニウムハイド
ライドを挙げることができる。これらの有機アルミニウ
ム化合物は、前記の有機アルミニウムオキシ化合物と併
用することができる。
【0028】イオン性化合物としては、一般式、C+ A
- で示され、C+ は有機化合物、有機金属化合物、ある
いは無機化合物の酸化性のカチオン、又はルイス塩基と
プロトンからなるブレンステッド酸であり、メタロセン
配位子のアニオンと反応してメタロセンのカチオンを生
成することができる。
- で示され、C+ は有機化合物、有機金属化合物、ある
いは無機化合物の酸化性のカチオン、又はルイス塩基と
プロトンからなるブレンステッド酸であり、メタロセン
配位子のアニオンと反応してメタロセンのカチオンを生
成することができる。
【0029】A- は嵩高く、非配位性のアニオンであ
り、メタロセンに配位せずにメタロセンカチオンを安定
化することができるものである。それらの具体例として
は、特開平4-253711号公報、同4-305585号公報、特公表
平5-507756号公報、同5-502906号公報に記載されたよう
なものを用いることができる。
り、メタロセンに配位せずにメタロセンカチオンを安定
化することができるものである。それらの具体例として
は、特開平4-253711号公報、同4-305585号公報、特公表
平5-507756号公報、同5-502906号公報に記載されたよう
なものを用いることができる。
【0030】特に、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートアニオンとトリフェニルカルボニウムカチ
オンあるいはジアルキルアニリニウムカチオンとのイオ
ン化合物が好ましい。これらのイオン化合物は、前記の
有機アルミニウム化合物と併用することができる。
ル)ボレートアニオンとトリフェニルカルボニウムカチ
オンあるいはジアルキルアニリニウムカチオンとのイオ
ン化合物が好ましい。これらのイオン化合物は、前記の
有機アルミニウム化合物と併用することができる。
【0031】シングルサイト系触媒を用いて行うエチレ
ンとα−オレフィンの共重合方法としては、良く知られ
た各種の方法を採用でき、不活性ガス中での流動床式気
相重合あるいは攪拌式気相重合、不活性溶媒中でのスラ
リー重合、モノマーを溶媒とするバルク重合などが挙げ
られる。
ンとα−オレフィンの共重合方法としては、良く知られ
た各種の方法を採用でき、不活性ガス中での流動床式気
相重合あるいは攪拌式気相重合、不活性溶媒中でのスラ
リー重合、モノマーを溶媒とするバルク重合などが挙げ
られる。
【0032】重合温度は、通常、10〜150 ℃、好ましく
は20〜90℃であり、重合時間は、通常0.1 〜10時間であ
る。
は20〜90℃であり、重合時間は、通常0.1 〜10時間であ
る。
【0033】本発明のシングルサイト系重合触媒とし
て、メタロセン化合物と有機アルミニウム化合物を用い
る場合、有機アルミニウム化合物のアルミニウム(Al)
原子とメタロセン化合物の遷移金属原子のモル比(Al/遷
移金属原子モル比) として、通常、10〜100,000 、好ま
しくは10〜1,000 である。
て、メタロセン化合物と有機アルミニウム化合物を用い
る場合、有機アルミニウム化合物のアルミニウム(Al)
原子とメタロセン化合物の遷移金属原子のモル比(Al/遷
移金属原子モル比) として、通常、10〜100,000 、好ま
しくは10〜1,000 である。
【0034】本発明のシングルサイト系重合触媒として
有機アルミニウム化合物に代えて、イオン性化合物を単
独で又は有機アルミニウム化合物と混合して用いてもよ
い。イオン性化合物/遷移金属原子モル比は、通常、
0.1〜50、好ましくは 0.5〜5である。
有機アルミニウム化合物に代えて、イオン性化合物を単
独で又は有機アルミニウム化合物と混合して用いてもよ
い。イオン性化合物/遷移金属原子モル比は、通常、
0.1〜50、好ましくは 0.5〜5である。
【0035】本発明で用いられるポリエチレンは、用途
に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、無機・有
機充填剤、顔料、帯電防止剤などを添加することができ
る。
に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、無機・有
機充填剤、顔料、帯電防止剤などを添加することができ
る。
【0036】本発明の気泡性緩衝シートは、例えば、溶
融した薄膜状フィルムをエンボスロールに接触後、直ち
にエンボスロールキャビティー内に吸引し、その状態の
上に別の溶融した薄膜状フィルム(ベースフィルム)を
圧着させて溶融状の気泡性積層体を得、その後急冷、固
化させた後エンボスロールより強制的に剥離して得るこ
とができる。
融した薄膜状フィルムをエンボスロールに接触後、直ち
にエンボスロールキャビティー内に吸引し、その状態の
上に別の溶融した薄膜状フィルム(ベースフィルム)を
圧着させて溶融状の気泡性積層体を得、その後急冷、固
化させた後エンボスロールより強制的に剥離して得るこ
とができる。
【0037】図1に示す気泡性緩衝シートの製造方法の
好ましい態様としては、(1)プラスチック製フィルム
上にエンボス21を形成して、エンボスフィルム22を
製造する工程、及び、(2)エンボス21の形成後、直
ちにエンボスフィルム22上に、ベースフィルム24
を、圧着しつつ熱融着して気泡部3を形成する工程によ
り製造される。
好ましい態様としては、(1)プラスチック製フィルム
上にエンボス21を形成して、エンボスフィルム22を
製造する工程、及び、(2)エンボス21の形成後、直
ちにエンボスフィルム22上に、ベースフィルム24
を、圧着しつつ熱融着して気泡部3を形成する工程によ
り製造される。
【0038】さらに具体的な製造法の例を図2を用いて
説明する。フィルム22’(エンボスフィルム形成前の
フィルム)及びベースフィルム24は、インフレーショ
ンフィルム原反であってもよいし、インフレーションフ
ィルム原反の代わりに、Tダイフィルム原反を用いても
よい。又、成形されたフィルムを用いるのではなく、T
ダイより押出された溶融薄膜フィルムを用いた成形であ
ってもよい。
説明する。フィルム22’(エンボスフィルム形成前の
フィルム)及びベースフィルム24は、インフレーショ
ンフィルム原反であってもよいし、インフレーションフ
ィルム原反の代わりに、Tダイフィルム原反を用いても
よい。又、成形されたフィルムを用いるのではなく、T
ダイより押出された溶融薄膜フィルムを用いた成形であ
ってもよい。
【0039】エンボスロール109では、エンボス形成
前に加熱溶融したフィルム22’を真空ポンプにより4
0〜100hPaの真空度で吸引することにより、エン
ボス21をフィルム22’上に多数形成し、溶融状態の
エンボスフィルム22とする。このエンボスフィルム2
2に加熱溶融したベースフィルム24を、圧着ロール1
21により圧着しつつ、エンボスロール109上で熱融
着して気泡部3を形成する。次いで、冷却ロール111
により、エンボスロール109に圧着しつつ冷却して、
気泡性緩衝シート1を形成する。
前に加熱溶融したフィルム22’を真空ポンプにより4
0〜100hPaの真空度で吸引することにより、エン
ボス21をフィルム22’上に多数形成し、溶融状態の
エンボスフィルム22とする。このエンボスフィルム2
2に加熱溶融したベースフィルム24を、圧着ロール1
21により圧着しつつ、エンボスロール109上で熱融
着して気泡部3を形成する。次いで、冷却ロール111
により、エンボスロール109に圧着しつつ冷却して、
気泡性緩衝シート1を形成する。
【0040】
【作用】本発明の気泡性緩衝シートは、特定のポリエチ
レンを用いることにより、成形性では30℃低い温度でも
従来の材質のポリエチレン組成物に比べ、樹脂切れはな
く、溶融薄膜状フィルム同士の熱融着は完全であり、15
℃低い温度でも正常な気泡形状の製品が得られる。つま
り、気泡性緩衝シートとしてこれらの特性を満足させる
ためには、従来の樹脂組成物に比べ30℃の低い成形温度
で成形ができる。一方、物性では、同一条件で成形され
た本発明の気泡性緩衝シートは従来の樹脂組成製品に比
べ、耐衝撃性、引張強度、引裂強度等の機械特性は著し
く大きく、また縦と横の強度バランスがより優れてい
る。
レンを用いることにより、成形性では30℃低い温度でも
従来の材質のポリエチレン組成物に比べ、樹脂切れはな
く、溶融薄膜状フィルム同士の熱融着は完全であり、15
℃低い温度でも正常な気泡形状の製品が得られる。つま
り、気泡性緩衝シートとしてこれらの特性を満足させる
ためには、従来の樹脂組成物に比べ30℃の低い成形温度
で成形ができる。一方、物性では、同一条件で成形され
た本発明の気泡性緩衝シートは従来の樹脂組成製品に比
べ、耐衝撃性、引張強度、引裂強度等の機械特性は著し
く大きく、また縦と横の強度バランスがより優れてい
る。
【0041】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明する。実施例および比較例における特性は以下
の方法によって測定した。 引張強度:JIS K7127に準拠して行った。 引裂強度:JIS P8116に準拠して行った。 衝撃強度:JIS K7214に準拠して行った。
的に説明する。実施例および比較例における特性は以下
の方法によって測定した。 引張強度:JIS K7127に準拠して行った。 引裂強度:JIS P8116に準拠して行った。 衝撃強度:JIS K7214に準拠して行った。
【0042】(実施例1)Chemistry letter、1989年、
1853頁に記載の方法で合成したジメチルシリル(2, 4-
ジメチルシクロペンタジエニル)(3', 5'- ジメチルシク
ロペンタジエニル) ジルコニウムジクロライドからなる
シングルサイト系触媒を用いて製造した下記の特性を有
するポリエチレンをエンボスフィルム及びベースフィル
ムのプラスチックの材質として用いた。 密度(d): 0.918g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR):4.0g/10 分 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 17 分子量分布(Mw /Mn ):2.8 50℃ n- ヘキサン溶出分(W(wt% )):0.34 0.34< exp(99−108 ×d )=0.86
1853頁に記載の方法で合成したジメチルシリル(2, 4-
ジメチルシクロペンタジエニル)(3', 5'- ジメチルシク
ロペンタジエニル) ジルコニウムジクロライドからなる
シングルサイト系触媒を用いて製造した下記の特性を有
するポリエチレンをエンボスフィルム及びベースフィル
ムのプラスチックの材質として用いた。 密度(d): 0.918g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR):4.0g/10 分 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 17 分子量分布(Mw /Mn ):2.8 50℃ n- ヘキサン溶出分(W(wt% )):0.34 0.34< exp(99−108 ×d )=0.86
【0043】二台のTダイ成形機を用い、一方のダイか
ら溶融薄膜状のエンボス成形前のフィルム22’を他方
のダイから同状態のベースフィルム24を吐出させ、図
2で示した製造方法にて気泡性緩衝シートを製造した。
フィルム22’及びフィルム24の溶融薄膜状フィルム
の成形Tダイのクリアランスは、各々、0.75m 、0.5mと
して、Tダイ吐出樹脂温度はフィルム22、24’とも
185、 200、 215、 230℃とした。又、フィルム22が
Tダイ先端からエンボスロール109に接するまでの距
離は 110mm、フィルム24がTダイ先端からフィルム2
2’に接するまでの距離は 90mm であった。この二つの
溶融薄膜状フィルム24’と22を30℃のエンボスロー
ル109と30℃の圧着ロール121で圧着させながら 6
M/min の成形速度で 120g/m2の気泡性緩衝シートを得
た。この時の成形性について、表1に示した。また、 2
30℃のTダイ吐出樹脂温度で得られた気泡性緩衝シート
の特性を表2に示した。
ら溶融薄膜状のエンボス成形前のフィルム22’を他方
のダイから同状態のベースフィルム24を吐出させ、図
2で示した製造方法にて気泡性緩衝シートを製造した。
フィルム22’及びフィルム24の溶融薄膜状フィルム
の成形Tダイのクリアランスは、各々、0.75m 、0.5mと
して、Tダイ吐出樹脂温度はフィルム22、24’とも
185、 200、 215、 230℃とした。又、フィルム22が
Tダイ先端からエンボスロール109に接するまでの距
離は 110mm、フィルム24がTダイ先端からフィルム2
2’に接するまでの距離は 90mm であった。この二つの
溶融薄膜状フィルム24’と22を30℃のエンボスロー
ル109と30℃の圧着ロール121で圧着させながら 6
M/min の成形速度で 120g/m2の気泡性緩衝シートを得
た。この時の成形性について、表1に示した。また、 2
30℃のTダイ吐出樹脂温度で得られた気泡性緩衝シート
の特性を表2に示した。
【0044】(比較例1)エンボスフィルム及びベース
フィルムのプラスチックの材質として、(A) 高圧法低密
度ポリエチレン85重量%と (B)チーグラー系触媒で製造
した高密度ポリエチレン15重量%との組成物を用いた。
フィルムのプラスチックの材質として、(A) 高圧法低密
度ポリエチレン85重量%と (B)チーグラー系触媒で製造
した高密度ポリエチレン15重量%との組成物を用いた。
【0045】組成物の各ポリエチレン成分の特性は以下
の通りである。 (A) 高圧法低密度ポリエチレン 密度(d): 0.928g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR):2.0g/10 分 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 60 分子量分布(Mw /Mn )4.0 (B) チーグラー系触媒で製造した高密度ポリエチレン 密度(d): 0.962g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR): 5.0g/10分 実施例と同様の成形方法及び条件により、気泡性緩衝シ
ートを得た。この時の成形性を表1に示した。また、 2
30℃のTダイ吐出樹脂温度で得られた気泡性緩衝シート
の特性を表2に示した。
の通りである。 (A) 高圧法低密度ポリエチレン 密度(d): 0.928g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR):2.0g/10 分 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 60 分子量分布(Mw /Mn )4.0 (B) チーグラー系触媒で製造した高密度ポリエチレン 密度(d): 0.962g/cm3 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR): 5.0g/10分 実施例と同様の成形方法及び条件により、気泡性緩衝シ
ートを得た。この時の成形性を表1に示した。また、 2
30℃のTダイ吐出樹脂温度で得られた気泡性緩衝シート
の特性を表2に示した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明の気泡性緩衝シートは、機械的特
性に優れており、物品の包装材料に好適に用いられる。
性に優れており、物品の包装材料に好適に用いられる。
【図1】本発明の気泡性緩衝シートの構造の一実施態様
の説明図である。
の説明図である。
【図2】本発明の気泡性緩衝シートの製造方法の一実施
態様の説明図である。
態様の説明図である。
1 気泡性緩衝シート 21 エンボス 22 エンボスフィルム 24 ベースフィルム 22’ エンボスフィルム形成前のフィルム 109 エンボスロール 111 冷却ロール 121 圧着ロール 122 駆動ロール 123 冷却ロール
Claims (3)
- 【請求項1】 多数のエンボスを形成したプラスチック
フィルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム
(2)とが積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝
シートにおいて、当該プラスチックフィルム(1)及び
/又は(2)が下記の特性を有するポリエチレンからな
ることを特徴とする気泡性緩衝シート。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01〜200 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0 - 【請求項2】 多数のエンボスを形成したプラスチック
フィルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム
(2)とが積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝
シートにおいて、当該プラスチックフィルム(1)及び
/又は(2)が下記の特性を有するポリエチレンからな
ることを特徴とする気泡性緩衝シート。 密度(d(g/cm3 )): 0.880〜 0.960 190℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR(g /10分)):0.01 〜200 190℃、21.6kg荷重におけるメルトフローレート(M
FR21.6)と 190℃、2.16kg 荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR2.16)との比(MFR21 .6 /MFR
2.16): 10〜20 分子量分布(Mw /Mn ): 2.0〜4.0 50℃n-ヘキサン溶出分(W(wt% )):W< exp(99
−108 ×d ) - 【請求項3】 多数のエンボスを形成したプラスチック
フィルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム
(2)とが積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝
シートにおいて、当該プラスチックフィルム(1)及び
/又は(2)が、シングルサイト触媒の存在下にエチレ
ンの重合、またはエチレンとα−オレフィンとの共重合
によって得られたポリエチレンからなることを特徴とす
る気泡性緩衝シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283513A JPH09123320A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 気泡性緩衝シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283513A JPH09123320A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 気泡性緩衝シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123320A true JPH09123320A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17666518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7283513A Pending JPH09123320A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 気泡性緩衝シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123320A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513316A (ja) * | 2008-12-22 | 2012-06-14 | トータル・ペトロケミカルズ・リサーチ・フエリユイ | ポリエチレンとポリ(ヒドロキシカルボン酸)の多層フィルム |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7283513A patent/JPH09123320A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513316A (ja) * | 2008-12-22 | 2012-06-14 | トータル・ペトロケミカルズ・リサーチ・フエリユイ | ポリエチレンとポリ(ヒドロキシカルボン酸)の多層フィルム |
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