JPH09121U - 枚葉式スピン乾燥装置 - Google Patents
枚葉式スピン乾燥装置Info
- Publication number
- JPH09121U JPH09121U JP009473U JP947396U JPH09121U JP H09121 U JPH09121 U JP H09121U JP 009473 U JP009473 U JP 009473U JP 947396 U JP947396 U JP 947396U JP H09121 U JPH09121 U JP H09121U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- peripheral
- peripheral guide
- clamp claw
- work clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構成で、しかも確実なスピン乾燥を行
い得る枚葉式スピン乾燥装置を提供する。 【解決手段】 周囲ガイド13は同心状に4箇所に等間
隔になるように取り付けられている。また、その各周囲
ガイド13にはワーククランプ爪15が設けられ、その
ワーククランプ爪15は、スピン乾燥時には、このワー
ククランプ爪15の重心が受ける遠心力により、垂下部
15bがデーブル12の外方向へと開き、自立し、その
押さえ部15aにより板状体ワーク16は押さえつけら
れ、自動的にチャックが行われる。また、静止時には、
ワーククランプ爪15は、重心の作用により、ワークク
ランプ爪15の押さえ部15aは板状体ワーク16から
離脱して、その脱着が可能となる。
い得る枚葉式スピン乾燥装置を提供する。 【解決手段】 周囲ガイド13は同心状に4箇所に等間
隔になるように取り付けられている。また、その各周囲
ガイド13にはワーククランプ爪15が設けられ、その
ワーククランプ爪15は、スピン乾燥時には、このワー
ククランプ爪15の重心が受ける遠心力により、垂下部
15bがデーブル12の外方向へと開き、自立し、その
押さえ部15aにより板状体ワーク16は押さえつけら
れ、自動的にチャックが行われる。また、静止時には、
ワーククランプ爪15は、重心の作用により、ワークク
ランプ爪15の押さえ部15aは板状体ワーク16から
離脱して、その脱着が可能となる。
Description
【0001】
本考案は、板状体ワークの枚葉式スピン乾燥装置に関するものである。
【0002】
従来、このような分野の技術としては、例えば以下に示すようなものがあった 。 図4はかかる従来の枚葉式スピン乾燥装置の円板状のワークチャック機構の平 面図、図5はそのA−A線断面図である。
【0003】 これらの図に示すように、1は主軸であり、この主軸1は駆動モータ(図示な し)に回転自在に接続されており、主軸1の先端部にフランジ形テーブル2が取 り付けられ、このテーブル2上にワークガイド3が取り付けられている。このワ ークガイド3上に円板状の被乾燥物(ワーク)4が載置される。このワーク4は 、回転による遠心力で表面の水分が飛ばされ、乾燥される。本装置は、回転時に 、バキューム力によってワーク4を吸着固定するか、又はワークガイド3に固定 用の爪等を設けることにより、ワーク4の飛び出しを防止するように構成されて いる。
【0004】 この種のスピン乾燥装置は、主にIC組立工程の中でダイシング後のウエハの 乾燥に用いられるものであり、回転中にノズル(図示なし)により純水、N2 等 がワーク4の表面に吹きつけられ、後に3000rpm以上の高速回転にて、表 面に付着した水分を除去、乾燥させる。
【0005】
しかしながら、上記した乾燥方法においては、下記に示すような問題点がある 。 (1)ワークの固定・保持にバキューム力を用いる場合には、ワークの傷、変形 等によってその吸着力に差異が生じ、回転時、保持部からワークが飛び出してワ ーク及び周囲を破損することがある。また、ワークの裏面が保持部に接触するた め、裏面の乾燥が十分に行われない。 (2)ワークを機構的に爪等で固定する場合には、ワークは完全に固定されるが 、ワークセットの際に余分な工数及び時間を費やすことになるため、スループッ トの低減、コストアップにつながり、更に、自動化を阻害する。
【0006】 本考案は、以上述べたワークのスピン乾燥時における(1)ワークの変形等に よる飛び出し、(2)ワーク接触による乾燥不良、(3)ワーク保持機構の複雑 化等の問題点を除去し、簡便な構成で、しかも確実なスピン乾燥を行い得る枚葉 式スピン乾燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、上記目的を達成するために、 (1)ワークのスピン乾燥方法において、テーブルを回転することにより、こ のテーブルの周辺部に設けられた複数の周囲ガイドの周囲部に載置したワークを 乾燥させるワークのスピン乾燥方法において、前記周囲ガイドは、前記テーブル の中心に向かうその周囲ガイドの中心線と直交する方向に配置された枢支軸に揺 動自在に枢支され、上部にワーク押さえ部と、下部にそのテーブルの停止時に垂 下し、そのテーブルの回転時に、そのテーブルの外方向へと開く垂下部とを有す るワーククランプ爪を有するとともに、前記周囲ガイドは前記枢支軸及び前記ワ ーククランプ爪との位置関係を維持した状態で前記中心方向に調整可能であって 、前記テーブルの停止時に、ワークのサイズに応じて、そのワークが前記周囲ガ イドの周囲部に載置するように前記周囲ガイドの位置を調整し、そのワークを載 置する工程と、前記テーブルを回転し、前記周囲ガイドに載置された前記ワーク の周辺上面を、前記ワーククランプ爪の前記ワーク押さえ部で押さえた状態でそ のワークをスピン乾燥させる工程と、前記テーブルの回転を停止し、前記ワーク 押さえ部を前記周囲ガイドに載置されたワークの周辺上面から離脱し、そのワー クをその周囲ガイドから離脱可能にする工程とからなる。
【0008】 本考案によれば、図1乃至図3に示すように、枚葉式スピン乾燥装置において 、周囲ガイド(13)は同心状に4箇所に等間隔になるように取り付けられてい る。また、その各周囲ガイド(13)にはワーククランプ爪(15)が設けられ 、そのワーククランプ爪(15)は、スピン乾燥時には、このワーククランプ爪 (15)の重心が受ける遠心力により、第2図に示すように、垂下部(15b) がテーブル(12)の外方向へと開き、自立し、その押さえ部(15a)により 板状体ワーク(16)は押さえつけられ、自動的にチャックが行われる。また、 静止時には、ワーククランプ爪(15)は、重心の作用により、第3図に示すよ うに、ワーククランプ爪(15)の押さえ部(15a)は板状体ワーク(16) から離脱して、その脱着が可能となる。
【0009】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示すスピン乾燥時の枚葉式スピン乾燥装置の平面図、 図2は図1のB−B線断面図、図3はその枚葉式スピン乾燥装置の停止時の断面 図である。
【0010】 これらの図において、11は主軸であり、下部に位置する駆動モータ(図示な し)に回転自在に接続されている。この主軸11の先端部にはフランジ形テーブ ル12が取り付けられている。このテーブル12の上面に、周囲ガイド13が同 心状に4箇所に等間隔になるように取り付けられ、その上に板状体ワーク16が 載置される。周囲ガイド13は、図示のように、回転中心に向かって、底辺が若 干傾斜しており、板状体ワーク16の周囲のみが周囲ガイド13に接触するよう な形状になっている。
【0011】 また、周囲ガイド13にはワーククランプ爪15が枢支軸14を中心に回転自 在に取り付けられ、ワーククランプ爪15は下部に重心を持ち、上部に鉤状の押 さえ部15aと、下部に前記テーブル12の停止時に垂下し、このテーブル12 の回転時にこのテーブル12の外方向へと開く垂下部15bとを具備している。 更に、周囲ガイド13には、フランジ形テーブル12の半径方向に調整可能な ように切り溝17が形成され、そこにフランジ形テーブル12を貫通する調整部 材18が設けられる。このように構成することにより、板状体ワーク16の大き さに適合するように、周囲ガイド13の位置を調整することにより、各種寸法の 板状体ワークをセットすることが可能である。
【0012】 そこで、ワーククランプ爪15は、スピン乾燥時は、その下部に位置するワー ククランプ爪の重心が受ける遠心力により、図2に示すように自立し、鉤状の押 さえ部15aにより板状体ワーク16は押さえつけられ、自動的にチャックが行 われる。また、静止時には、ワーククランプ爪15は、重心の作用により、第3 図に示すように、ワーククランプ爪15の鉤状の押さえ部15aは板状体ワーク 16から離脱して、板状体ワーク16の脱着が可能となる。
【0013】 なお、上記実施例においては、周囲ガイドを4箇所に設けるようにしたが、3 箇所以上であれば、その個数を任意に選定することができる。 また、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づい て種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0014】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次のような効果を奏すること ができる。 (1)枚葉式スピン乾燥装置のワークチャック機構として、遠心力による自立 式のワーククランプ爪、及び裏面非接触式のワークステージを設けるようにした ので、回転時のワークの飛び出しがなく、しかも完全な乾燥処理を行うことがで きる。
【0015】 (2)また、ワークの着脱が容易であり、工数及び手間を省くことができ、ス ループットの向上を図ることができる。 (3)更に、ワーククランプ爪は、ワーク押さえ部と垂下部からなる簡単な構 造でありながら、確実にワークのチャックを行うことができる。 (4)また、テーブルの回転時に、周囲ガイド及びワーククランプ爪によるガ イド及びクランプがバランス良く行われるので、ワークが遠心力を受けるバラン スが均等化し、ワークにかかる負担が均等化するので、ワークの損傷を防ぐこと ができる。
【図1】本考案の実施例を示すスピン乾燥時の枚葉式ス
ピン乾燥装置の平面図である。
ピン乾燥装置の平面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】本考案の枚葉式スピン乾燥装置の停止時の断面
図である。
図である。
【図4】従来の枚葉式スピン乾燥装置の円板状のワーク
チャック機構の平面図である。
チャック機構の平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
11 主軸 12 フランジ形テーブル 13 周囲ガイド 14 枢支軸 15 ワーククランプ爪 15a 押さえ部 15b 垂下部 16 板状体ワーク 17 切り溝 18 調整部材
Claims (1)
- 【請求項1】 テーブルを回転することにより、該テー
ブルの周辺部に設けられた複数の周囲ガイドの周囲部に
載置したワークを乾燥させるワークのスピン乾燥方法に
おいて、 前記周囲ガイドは、前記テーブルの中心に向かう該周囲
ガイドの中心線と直交する方向に配置された枢支軸に揺
動自在に枢支され、上部にワーク押さえ部と、下部に該
テーブルの停止時に垂下し、該テーブルの回転時に、該
テーブルの外方向へと開く垂下部とを有するワーククラ
ンプ爪を有するとともに、前記周囲ガイドは前記枢支軸
及び前記ワーククランプ爪との位置関係を維持した状態
で前記中心方向に調整可能であって、 前記テーブルの停止時に、ワークのサイズに応じて、該
ワークが前記周囲ガイドの周囲部に載置するように前記
周囲ガイドの位置を調整し、該ワークを載置する工程
と、 前記テーブルを回転し、前記周囲ガイドに載置された前
記ワークの周辺上面を、前記ワーククランプ爪の前記ワ
ーク押さえ部で押さえた状態で該ワークをスピン乾燥さ
せる工程と、 前記テーブルの回転を停止し、前記ワーク押さえ部を前
記周囲ガイドに載置されたワークの周辺上面から離脱
し、該ワークを該周囲ガイドから離脱可能にする工程
と、 からなるワークのスピン乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP009473U JPH09121U (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 枚葉式スピン乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP009473U JPH09121U (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 枚葉式スピン乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121U true JPH09121U (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=18529099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP009473U Pending JPH09121U (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 枚葉式スピン乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09121U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190940A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-28 | オルトフツクス・エツセ・エルレ・エルレ | 折曲可能な外固定具 |
JP2021176658A (ja) * | 2020-05-07 | 2021-11-11 | キヤノンマシナリー株式会社 | チャック装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6079724A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-07 | Hitachi Ltd | 回転処理装置 |
JPS62166517A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | 半導体製造装置のスピンヘツド |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP009473U patent/JPH09121U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6079724A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-07 | Hitachi Ltd | 回転処理装置 |
JPS62166517A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | 半導体製造装置のスピンヘツド |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190940A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-28 | オルトフツクス・エツセ・エルレ・エルレ | 折曲可能な外固定具 |
JPH0458337B2 (ja) * | 1984-02-13 | 1992-09-17 | Orutofutsukusu Srl | |
JP2021176658A (ja) * | 2020-05-07 | 2021-11-11 | キヤノンマシナリー株式会社 | チャック装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980203 |