JPH09121936A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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JPH09121936A
JPH09121936A JP28554495A JP28554495A JPH09121936A JP H09121936 A JPH09121936 A JP H09121936A JP 28554495 A JP28554495 A JP 28554495A JP 28554495 A JP28554495 A JP 28554495A JP H09121936 A JPH09121936 A JP H09121936A
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JP
Japan
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cylinder
cosmetic
outer cylinder
dish
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP28554495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
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Publication of JPH09121936A publication Critical patent/JPH09121936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筒体内からの内筒体の抜け防止が確実にで
きるとともに、外筒体内に内筒体を上方から組み付ける
ことができて、工程を簡単化でき、さらに回転摺動抵抗
を生じさせるためにグリースやシリコンを充填すること
も省略でき、しかもこれら抜け防止と回転摺動抵抗の二
つの機能を、効率よく一つの部品にまとめて構成するこ
とができる棒状化粧料容器を提供する。 【構成】 内筒体20外周に嵌合リング21を環状に突
設する。外筒体10の上端部に複数の弾性可撓部14を
形成する。弾性可撓部14の内側に内筒体20の嵌合リ
ング21に嵌合可能な嵌合凹部15を形成する。外筒体
10に、内筒体20との間で弾性可撓部14を挟持する
中具40を装着する。外筒体10上端部に形成された弾
性可撓部14の先端部内面に突部16を形成し、内筒体
20の周壁外面に弾接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、外周面に突起を有する
化粧料皿筒、化粧料皿筒の外側に縦スリットを有する内
筒体および内筒体の外側に螺旋溝を有する外筒体を備え
て、縦スリットを貫通して突起が螺旋溝内に嵌入するよ
うにしてなる棒状化粧料を充填した筒状容器本体を有す
る棒状化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状化粧料容器におい
て、化粧料を繰り出すために内筒体に対して外筒体を回
動させると、外筒体内から内筒体が抜けてしまうので、
このような内筒体の抜け防止のために、内筒体の下端部
外周にフランジ部を突出して形成し、一方、外筒体の底
部内周に係合凹部を形成し、外筒体の下方から内筒体を
挿入し、フランジ部を係合凹部に係合させた後、外筒体
の底部を底キャップで閉止するようにしている。
【0003】また、内筒体に対して外筒体を回動させる
際に、回転摺動抵抗を生じさせるために外筒体と内筒体
の間にグリースやシリコンを充填し、これにより円滑な
操作感覚を得られるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の棒状化粧料容器にあっては、外筒体の下方から内
筒体を挿入し、フランジ部を係合凹部に係合させた後、
外筒体の底部を底キャップで閉止する構造であるため、
底キャップを別個に製作し、かつ取り付ける必要があ
り、工程が繁雑で、コストもかかるといった課題があっ
た。
【0005】また、内筒体と外筒体を回動させる際の回
転摺動抵抗を生じさせるためには、外筒体と内筒体の間
にグリースやシリコンを充填しているが、そのために製
造工程が繁雑であるという課題もあった。
【0006】本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、外筒体内からの内筒体の抜け防
止が確実にできるとともに、外筒体内に内筒体を上方か
ら組み付けることができて、工程を簡単化でき、さらに
回転摺動抵抗を生じさせるためにグリースやシリコンを
充填することも省略でき、しかもこれら抜け防止と回転
摺動抵抗の二つの機能を、効率よく一つの部品にまとめ
て構成することができる棒状化粧料容器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、棒状化粧料が装着される化粧料皿筒から
外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着した内筒
体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒体の螺
旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、縦スリ
ットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動させて、
外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移動させ
るようにした棒状化粧料容器において、内筒体の縦スリ
ット上方位置に外向きに突出させて係止突起を形成する
とともに、外筒体の上端部に、内筒体を取り囲みつつ係
止突起を乗り越える弾性可撓部を形成し、かつ弾性可撓
部の内側には、係止突起を上下方向から挟持する嵌合凹
部を形成し、外筒体に、内筒体との間で弾性可撓部を挟
持する中具を装着したことを特徴とする。
【0008】また、棒状化粧料が装着される化粧料皿筒
から外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着した
内筒体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒体
の螺旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、縦
スリットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動させ
て、外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移動
させるようにした棒状化粧料容器において、外筒体の上
端部に、内筒体を取り囲んでその外周面に弾接する弾性
可撓部を形成したことを特徴とする。
【0009】さらに、棒状化粧料が装着される化粧料皿
筒から外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着し
た内筒体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒
体の螺旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、
縦スリットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動さ
せて、外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移
動させるようにした棒状化粧料容器において、内筒体の
縦スリット上方位置に外向きに突出させて係止突起を形
成するとともに、外筒体の上端部に、内筒体を取り囲み
つつ係止突起を乗り越えて内筒体の外周面に弾接する弾
性可撓部を形成し、かつ弾性可撓部の内側には、係止突
起を上下方向から挟持する嵌合凹部を形成し、外筒体
に、内筒体との間で弾性可撓部を挟持する中具を装着し
たことを特徴とする。
【0010】上記構成を有する請求項1の発明の棒状化
粧料容器によれば、化粧料皿筒を組み付けた内筒体を外
筒体にその上方から装着し、内筒体の係止突起に、外筒
体の弾性可撓部の内側に形成した嵌合凹部を嵌合して、
その後、この弾性可撓部を内筒体との間で挟持するよう
に中具を外筒体に装着することにより、内筒体の抜けを
防止でき、したがって外筒体の底部を閉止する底キャッ
プが不要となり、かつ製作工程も簡略化される。
【0011】また、請求項2の発明の棒状化粧料容器に
よれば、外筒体の弾性可撓部が内筒体の外周面に弾接す
ることにより、化粧料を繰り出すため外筒体を回動させ
る際に回転摺動抵抗を生じさせることができ、外筒体と
内筒体の間にグリースやシリコンを充填することなく、
円滑な化粧料の繰り出し操作を保証することができる。
【0012】さらに、請求項3の発明の棒状化粧料容器
によれば、上記の二つの機能を外筒体の弾性可撓部にま
とめて、高機能な形態で構成することができ、製造性の
よい棒状化粧料容器を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の
棒状化粧料容器の第1実施例を示す。
【0014】本実施例の棒状化粧料容器は、筒状容器本
体1およびこれに嵌装される筒状キャップ(図示せず)
により構成されている。筒状容器本体1は、図1に示す
ように、その外郭を形成する外筒体10、内筒体20、
化粧料皿筒30とからなり、化粧料皿筒30の外側に内
筒体20が配置され、内筒体20の外側に外筒体10が
配置されている。また、外筒体10の上端部外周には、
中具40が装着される。
【0015】外筒体10は、円筒形の筒体で、その上端
部外周には環状に段部11が形成されるとともに、上端
部内周にも段部12が形成されて、肉薄に形成されたこ
の上端部にはその周方向にスリット13を介して複数の
弾性可撓部14が突出形成されている。この弾性可撓部
14の内面には、後述する内筒体20の嵌合リング21
に嵌合可能な嵌合凹部15が形成され、また弾性可撓部
14の先端部には内向きの突部16が突出形成されてい
る。このように形成された弾性可撓部14下方の外筒体
10の内周には螺旋溝17が刻設されている。さらにま
た、外筒体10の底部には開口部18が形成されてい
る。
【0016】内筒体20は、外筒体10の内径よりやや
小さな外径を有する筒体で、その外周面の略中間部で外
筒体10の上端部近傍には、その周方向に沿って係止突
起としての一条の嵌合リング21が環状に突設してい
る。また、嵌合リング21の下部22は、係止段部23
を介して上部24より若干小径に形成されている。さら
に、下部22には、外筒体10の螺旋溝17の軸方向長
さに対応させて形成した縦スリット25が形成され、こ
の縦スリット25は下方に開口している。
【0017】化粧料皿筒30は、内筒体20の内径より
やや小さな外径を有する筒体で、その内部に口紅、ファ
ンデーション、頬紅などの化粧料33が納められてい
る。また、化粧料皿筒30の内面からは、化粧料33の
脱落防止のための係合凸部34が突出形成されている。
さらにまた、化粧料皿筒30の外周面下方には、対向す
る位置に係合突起35,35が外方へ突出形成されてい
る。この係合突起35は、内筒体20に形成された縦ス
リット25を貫通して外筒体10の螺旋溝17内に係合
することにより、化粧料皿筒30の繰り上げ機構を構成
している。
【0018】中具40は、その上方部41の外径が下方
部42の外径よりも小径に形成された筒体で、上方部4
1の外周面の中間部には、周方向に沿って一条の環状リ
ブ43が突出形成されている。また、下方部42の内周
は上方部41の内周より段部44を介して大径に形成さ
れている。さらに、上方部41の上端外周には傾斜面4
5が形成されている。
【0019】以上のような構成の内筒体20内に化粧料
皿筒30を配置し、さらに外筒体10の上方から内筒体
20を装着すると、図4に示されるように、外筒体10
の弾性可撓部14が若干外方へ撓んで内筒体20の嵌合
リング21を乗り越え、嵌合凹部15が嵌合リング21
に嵌合する。その後、外筒体10の上方から中具40を
挿入すると、中具40の下端部が外筒体10の段部11
に係止する。この状態で、外筒体10と中具40を一体
的に溶着すると、内筒体20は、中具40との間で外筒
体10の弾性可撓部14を挟持しつつ、その嵌合リング
21の上下が当該弾性可撓部14に挟み込まれた状態で
固定され、これにより外筒体10内から内筒体20が抜
け出るのを防止することができる。この際、外筒体10
内に内筒体20を上方から組み付けることが可能にな
り、したがって外筒体10の底部を閉止する従来の底キ
ャップが不要となり、またこれによって製作工程も簡略
化される。
【0020】上記のような構成の内筒体20の上端部に
図2に示すように仮キャップ29を被せ、その後、外筒
体10の下方開口部18から溶融した化粧料33を流し
込むことにより化粧料33を直接充填することができ
る。
【0021】そして、図2に示す状態から仮キャップ2
9をはずした後、外筒体10を内筒体20に対して相対
的に回動させると、図3に示すように螺旋溝17に沿っ
て縦スリット25の上限位置まで係合突起35が上昇
し、これにより化粧料皿筒30の化粧料33が外筒体1
0から突出するようになる。この際、弾性可撓部14の
先端部内方に形成された突部16は、内筒体20の嵌合
リング21の上部外周面に弾接するので、外筒体10を
回動させて化粧料を繰り出す際の回転摺動抵抗を生じさ
せることができ、従来、外筒体と内筒体の間に充填して
いたグリースやシリコンも不要になり、円滑な化粧料の
繰り出し操作を確保することができる。
【0022】さらに、上述した外筒体10からの内筒体
20の抜け止め、および外筒体10回動時の回転摺動抵
抗の付与という二つの機能を外筒体10の弾性可撓部1
4にまとめて、高機能な形態で構成することができ、製
造性のよい棒状化粧料容器を提供することができる。
【0023】なお、中具40の環状リブ43は、図示し
ない筒状キャップと嵌合し、傾斜面45は筒状キャップ
の装着時、これをガイドするようになっている。
【0024】図5ないし図7は他の実施例を示す。第1
実施例では、外筒体10内に内筒体20を配置し、内筒
体20内に化粧料皿筒30を配置し、化粧料の充填時に
は、内筒体20の上端部に図2に示すように仮キャップ
29を被せ、その後、外筒体10の下方開口部18から
溶融した化粧料33を流し込むことにより化粧料33を
直接充填するタイプの棒状化粧料容器であるが、この図
5ないし図7の実施例では、成型された口紅、ファンデ
ーション、頬紅などの化粧料33aを、化粧料皿筒30
aの化粧料皿32aに差し込むことにより納められるタ
イプの棒状化粧料容器に適用したものである。
【0025】本実施例の筒状容器本体1aの外筒体10
aは、円筒形の有底の筒体で、底部に開口部は形成され
ていない。また、その上端部外周には環状に係止段部1
9が形成され、さらにその外周には環状に段部11aが
形成され、肉薄に形成された上端部にはその周方向にス
リットを介して複数の弾性可撓部14aが突出形成され
ている。この弾性可撓部14aの内面には、内筒体20
aの嵌合リング21aに嵌合可能な嵌合凹部15aが形
成され、先端部には内向きの突部16aが突出形成され
ている。さらに、弾性可撓部14a下方の外筒体10a
の内周には螺旋溝17aが刻設されている。
【0026】内筒体20aは、外筒体10aの内径より
やや小さな外径を有する筒体で、その外周面の略中間部
で外筒体10aの上端部近傍には、その周方向に沿って
係止突起としての一条の嵌合リング21aが環状に突設
している。また、嵌合リング21aの下部22aには、
外筒体10aの螺旋溝17aの軸方向長さに対応させて
形成した縦スリット25aが形成され、この縦スリット
25aは下方に開口している。
【0027】化粧料皿筒30aは、内筒体20aの内径
よりやや小さな外径を有する筒体で、仕切り壁31aで
上下に仕切られ、その上部が化粧料皿32aとして形成
され、この化粧料皿32aにあらかじめ成型された口
紅、ファンデーション、頬紅などの化粧料33aを上方
から差し込むことにより納められている。また、化粧料
皿32aの上方部内周面には、化粧料33aの脱落防止
のための係合凸部39が形成されている。さらに、化粧
料皿筒30aの外周面下方には、係合突起35a,35
aが外方へ突出形成されている。この係合突起35a
は、内筒体20aに形成された縦スリット25aを貫通
して外筒体10aの螺旋溝17a内に係合することによ
り、化粧料皿筒30aの繰り上げ機構を構成している。
【0028】中具40aは、その上方部41aの外径が
下方部42aの外径よりも小径にかつ肉薄に形成された
筒体で、上方部41aの外周面の中間部には、周方向に
沿って一条の環状リブ43aが突出形成されている。ま
た、下方部42aの内周は、段部44aを介して上方部
41aの内周より大径に形成され、さらに下端部内面に
は外筒体10aの上端部外周に形成された係止段部19
に係止可能な係止段部46が環状に形成されている。
【0029】筒状キャップ2は、その外径が外筒体10
aの外径と等しく形成され、下方部3は、傾斜面4を介
してやや肉薄に形成されている。そして、その下方部3
の内周面には、周方向に沿って中具40aの環状リブ4
3aと嵌合可能な一条の環状溝5が形成され、これによ
り筒状キャップ2は、上記中具40aを介して筒状容器
本体1aに嵌脱自在に嵌合するようになっている。
【0030】なお、その他の作用、効果は、上記第1実
施例と同様である。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の化粧料容
器にあっては、棒状化粧料が装着される化粧料皿筒から
外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着した内筒
体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒体の螺
旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、縦スリ
ットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動させて、
外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移動させ
るようにした棒状化粧料容器において、内筒体の縦スリ
ット上方位置に外向きに突出させて係止突起を形成する
とともに、外筒体の上端部に、内筒体を取り囲みつつ係
止突起を乗り越える弾性可撓部を形成し、かつ弾性可撓
部の内側には、係止突起を上下方向から挟持する嵌合凹
部を形成し、外筒体に、内筒体との間で弾性可撓部を挟
持する中具を装着したことを特徴とするので、内筒体の
係止突起を外筒体の弾性可撓部内側の嵌合凹部が上下か
ら挟み込んだ状態でこの弾性可撓部が内筒体との間で中
具に挟持され、これにより外筒体内から内筒体が抜け出
てしまうことを防止することができる。この際、外筒体
内に内筒体を上方から組み付けることが可能になり、し
たがって外筒体の底部を閉止する底キャップが不要とな
り、かつまた製作工程も簡略化することができる。
【0032】また、棒状化粧料が装着される化粧料皿筒
から外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着した
内筒体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒体
の螺旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、縦
スリットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動させ
て、外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移動
させるようにした棒状化粧料容器において、外筒体の上
端部に、内筒体を取り囲んでその外周面に弾接する弾性
可撓部を形成したことを特徴とするので、外筒体の弾性
可撓部が内筒体の外周面に弾接し、これにより外筒体を
回動させて化粧料を繰り出す際の回転摺動抵抗を得るこ
とができ、従来のように外筒体と内筒体の間にグリース
やシリコンを充填することなく、円滑な化粧料の繰り出
し動作を保証することができる。
【0033】さらに、棒状化粧料が装着される化粧料皿
筒から外向きに突出させた突起を、化粧料皿筒に被着し
た内筒体の縦スリットを介して、内筒体に被着した外筒
体の螺旋溝に係合させ、外筒体を回動することにより、
縦スリットに案内させつつ螺旋溝に沿って突起を移動さ
せて、外筒体に対し化粧料皿筒を上下方向にスライド移
動させるようにした棒状化粧料容器において、内筒体の
縦スリット上方位置に外向きに突出させて係止突起を形
成するとともに、外筒体の上端部に、内筒体を取り囲み
つつ係止突起を乗り越えて内筒体の外周面に弾接する弾
性可撓部を形成し、かつ弾性可撓部の内側には、係止突
起を上下方向から挟持する嵌合凹部を形成し、外筒体
に、内筒体との間で弾性可撓部を挟持する中具を装着し
たことを特徴とするので、上記した外筒体からの内筒体
の抜け止め、および外筒体回動時の回転摺動抵抗の付与
という二つの機能を外筒体の弾性可撓部にまとめて、高
機能な形態で構成することができ、製造性の良好な棒状
化粧料容器を提供することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る棒状化粧料容器の筒
状容器本体の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る棒状化粧料容器の化
粧料充填時の一部破断正面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る棒状化粧料容器を、
化粧料を繰り出した状態で示した一部破断正面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に係る棒状化粧料容器の要
部拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す棒状化粧料容器を、
筒状キャップを装着した状態で示した一部破断正面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例に係る棒状化粧料容器を、
化粧料を繰り出した状態で示した一部破断正面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例に係る棒状化粧料容器の要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1a 筒状容器本体 2 筒状キャップ 10,10a 外筒体 14,14a 弾性
可撓部 15,15a 嵌合凹部 16,16a 突部 17,17a 螺旋溝 20,20a 内筒
体 21,21a 嵌合リング 25,25a 縦ス
リット 30,30a 化粧料皿筒 33,33a 棒状
化粧料 35,35a 係合突起 40,40a 中具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料が装着される化粧料皿筒から
    外向きに突出させた突起を、該化粧料皿筒に被着した内
    筒体の縦スリットを介して、該内筒体に被着した外筒体
    の螺旋溝に係合させ、該外筒体を回動することにより、
    該縦スリットに案内させつつ該螺旋溝に沿って該突起を
    移動させて、該外筒体に対し該化粧料皿筒を上下方向に
    スライド移動させるようにした棒状化粧料容器におい
    て、 該内筒体の該縦スリット上方位置に外向きに突出させて
    係止突起を形成するとともに、 該外筒体の上端部に、該内筒体を取り囲みつつ該係止突
    起を乗り越える弾性可撓部を形成し、かつ該弾性可撓部
    の内側には、該係止突起を上下方向から挟持する嵌合凹
    部を形成し、 該外筒体に、該内筒体との間で該弾性可撓部を挟持する
    中具を装着したことを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 棒状化粧料が装着される化粧料皿筒から
    外向きに突出させた突起を、該化粧料皿筒に被着した内
    筒体の縦スリットを介して、該内筒体に被着した外筒体
    の螺旋溝に係合させ、該外筒体を回動することにより、
    該縦スリットに案内させつつ該螺旋溝に沿って該突起を
    移動させて、該外筒体に対し該化粧料皿筒を上下方向に
    スライド移動させるようにした棒状化粧料容器におい
    て、 該外筒体の上端部に、該内筒体を取り囲んでその外周面
    に弾接する弾性可撓部を形成したことを特徴とする棒状
    化粧料容器。
  3. 【請求項3】 棒状化粧料が装着される化粧料皿筒から
    外向きに突出させた突起を、該化粧料皿筒に被着した内
    筒体の縦スリットを介して、該内筒体に被着した外筒体
    の螺旋溝に係合させ、該外筒体を回動することにより、
    該縦スリットに案内させつつ該螺旋溝に沿って該突起を
    移動させて、該外筒体に対し該化粧料皿筒を上下方向に
    スライド移動させるようにした棒状化粧料容器におい
    て、 該内筒体の該縦スリット上方位置に外向きに突出させて
    係止突起を形成するとともに、 該外筒体の上端部に、該内筒体を取り囲みつつ該係止突
    起を乗り越えて該内筒体の外周面に弾接する弾性可撓部
    を形成し、かつ該弾性可撓部の内側には、該係止突起を
    上下方向から挟持する嵌合凹部を形成し、 該外筒体に、該内筒体との間で該弾性可撓部を挟持する
    中具を装着したことを特徴とする棒状化粧料容器。
JP28554495A 1995-11-02 1995-11-02 棒状化粧料容器 Pending JPH09121936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2178527A2 (es) * 1999-11-04 2002-12-16 Techpack Espana S L Estuche de lapiz de labios.
GB2446394A (en) * 2007-02-09 2008-08-13 Toly Products Dispensing container for lipstick and the like
WO2014018284A1 (en) * 2012-07-24 2014-01-30 Yoon Hoi Kim Slide type lipstick case structure

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