JPH09121913A - インタ−ロック型身装品の成型方法 - Google Patents

インタ−ロック型身装品の成型方法

Info

Publication number
JPH09121913A
JPH09121913A JP31160795A JP31160795A JPH09121913A JP H09121913 A JPH09121913 A JP H09121913A JP 31160795 A JP31160795 A JP 31160795A JP 31160795 A JP31160795 A JP 31160795A JP H09121913 A JPH09121913 A JP H09121913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
gypsum
rubber
prototype
wax
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31160795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mitsui
明 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUI KK
Original Assignee
MITSUI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUI KK filed Critical MITSUI KK
Priority to JP31160795A priority Critical patent/JPH09121913A/ja
Publication of JPH09121913A publication Critical patent/JPH09121913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はインタ−ロック型身装品の成型方法に
係るものである。 【解決手段】相互に連結する複数の単位部品よりなるイ
ンタ−ロック型身装品をキャスチング成型によって一工
程で成型する方法である。A、B‥原型、10 ‥金型原
型Aのピン、20 、30 ‥金型原型Aのピンのストッパ
−、40 ‥金型原型Bの取付リング、50 ‥金型原型B
の取付リング40と一体の装飾体、10a‥金型原型A
の湯口、10b‥金型原型Bの湯口、20‥ゴム型、3
0‥ロウ型、40‥石膏鋳型、50‥射出成型機。 【効果】本発明にあっては、身装品をリンク型とする際
の後処理工程作業が不要となるという成型工程上大きな
メリットがあり、コストもその分低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は身装品の成型方法に
関し、特に言えば、相互に連結する複数の単位部品より
なるインタ−ロック型身装品の成型方法に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、インタ−ロック型身装品の例とし
てイヤリングをもって説明する。例えばインタ−ロック
型ピアスイヤリングにおいては、ピン軸に装飾体を揺動
自在にインタ−ロックさせ、要すればこれにチェ−ン等
の装飾体を取り付けて揺動可能に取り付けるようにした
ものがある。即ち、実開平3−125413号にあって
は、図3に示すようにストッパ−11付きピン12に装
飾体の取付リング13を嵌め込み、次いでこの取付リン
グ13を外れないようにピン12の先端に装飾体を兼ね
た外れ防止用ストッパ−14をロウ付けしてインタ−ロ
ック型とする提案が行われている。かかるピアスイヤリ
ングにおいて、揺動運動の基本となる取付リング13を
支持するため外れ防止用のストッパ−14を必ず必要と
するため、その製造工程上工数のかかることは避けられ
ない。図中、15はキャッチである。
【0003】又、図4は二つの環状体21、22をイン
タ−ロックしてなる指輪であるが、この場合には通常は
一方の環状体21を開口23させて両者をインタ−ロッ
クさせ、その後に開口部23をロウ付けする方法が取ら
れている。
【0004】身装品にあっては、複数の単位部品をイン
タ−ロックさせて完成させたものが数多くあり、上記し
たイヤリングの他にもペンダント、指輪等が例示され
る。これらはいずれも上記したようにインタ−ロックの
際に少なくとも一方の部品をロウ付けする作業を必要と
することとなり、その製造工程が複雑となると共に熟練
をも必要としコスト的にも高価なものとなっている。更
に、ロウ付け部分が周囲と異なる金属であるため、経時
的に変色するという欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はイヤリング、
ペンダント。指輪等のインタ−ロック型身装品の成型方
法にあって、ロウ付け等の後処理工程を施すことなく、
キャスティング成型を利用してインタ−ロック型身装品
を一成型工程で成型しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するために次ぎの手段を採用したものである。即ち、
環状部を有し、身装品の一部となる原型Aを形成すると
共に、これと独立して前記環状部に嵌め合わせた嵌合部
を有し、身装品の一部となる原型Bを形成し、夫々の原
型A、Bに湯口を取り付けた後にゴム基材をもって覆
い、ゴム基材を架橋することによってゴム型を形成し、
その後前記原型A、Bを取り除いて原型A及び原型Bと
同形のキャビティを有するゴム型を得、このキャビティ
内に溶融したロウを注入し、その後ロウを固化し、ゴム
型を取り除いて原型A及び原型Bと同形のロウ型を形成
し、次にこのロウ型を石膏基材をもって覆い、次いで加
熱焼成して脱ロウさせて原型A及び原型Bのキャビティ
を有する石膏鋳型を得、湯口部より溶融金属を当該キャ
ビティ内へ流し込み、金属の固化後に石膏鋳型を破壊
し、次いで湯口部を切断してなることを特徴とするイン
タ−ロック型身装品の成型方法を提供するものである。
勿論、本発明にあっては両者とも閉鎖環状部をもってイ
ンタ−ロックされたものも含まれることは言うまでもな
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の成型方法をピアス
イヤリングに適用した形態を例として更に言及すれば、
リング原型Aを形成すると共に、一端に一対のストッパ
−を形成したピン原型Bを形成し、ピン原型Bにおける
ストッパ−間にリング原型Aを嵌め合わせ、夫々の原型
A、Bに湯口を取り付けた後にゴム基材をもって覆い、
ゴム基材を架橋することによってゴム型を形成し、その
後前記原型A、Bを取り除いてピン原型Aとリング原型
Bと同形のキャビティを有するゴム型を得、このキャビ
ティ内に溶融したロウを注入し、その後ロウを固化し、
ゴム型を取り除いてピン原型Aとリング原型Bと同形の
ロウ型を形成し、次にこのロウ型を石膏基材をもって覆
い、次いで加熱焼成して脱ロウさせてピン原型Aとリン
グ原型Bのキャビティを有する石膏鋳型を得、湯口部よ
り溶融金属を当該キャビティ内へ流し込み、金属の固化
後に石膏鋳型を破壊し、次いで湯口部を切断してなるこ
とを特徴とするストッパ−間に取付リングを嵌合したイ
ンタ−ロック型ピアスイヤリングピンの成型方法に係る
ものである。
【0008】このように、本発明のインタ−ロック型身
装品の成型方法は、いわゆるキャスティング法による成
型方法を高度に利用したものであって、リング原型Aに
対して、ピン原型Bを予め嵌合(インタ−ロック)した
状態にて金型原型、ゴム型、ロウ型、石膏鋳型等を形成
するものであって、この石膏鋳型のキャビティ内に注入
された溶融金属の固化したもの、即ちピアスイヤリング
のピンにおけるストッパ−と取付リングは嵌合した状態
で得られることになる。従って、このピアスイヤリング
は取付リングを固定するためにこの他の作業工程は全く
必要とせず、ピンに対してリングが左右にスイング自在
なものとなると共に、場合によっては取付リングがその
まま装飾体となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明する。図1は本発明の成型方法を利用したインタ−ロ
ック型ピアスイヤリングの完成図であり、又、同時に原
型A及び原型Bを示すものである。かかるインタ−ロッ
ク型ピアスイヤリングにあって、1はピン、2、3はこ
のピンの一端に間隔dをもって形成されたストッパ−で
ある。そして4は取付リングであって、この例では取付
リング4に連続して一体の装飾体5が形成されたもので
ある。そして、取付リング4は前記のピン1に嵌合し、
しかもストッパ−2、3の間隔d内に嵌め込まれてい
る。図中、6はキャッチである。
【0010】さて、金型原型A、Bとして言及すれば、
取付リング4となるリング40 及び装飾体5となる装飾
体50 からなる金型原型Aを形成すると共に、ピアスイ
ヤリングのピン1及びストッパ−2、3と同形のピン1
0 及びストッパ−20 、30をもつ金型原型Bを形成
し、ストッパ−20 、30 間にリング40 を嵌め込むよ
うに金型原型A、Bが形成される。
【0011】図2は本発明のインタ−ロック型ピアスイ
ヤリングを例とした成型方法の工程図である。前記した
金型原型A、Bに湯口10a、10bを付け、その後シ
リコンゴムによりこの金型原型A、Bを覆い、このシリ
コンゴムを架橋することによりゴム型20を形成する。
この際、金型原型A、Bは相互に接触しない状態でゴム
型20を形成するものである。そして、ゴム型を複数に
分割し、金型原型A、Bを取り外してゴム型20とする
ものである。このゴム型20には金型原型A、Bと同形
の空隙部が形成されることとなる。尚、湯口10a、1
0bは連結して一個の湯口100 とすることも可能であ
り、連結することによって後述する溶融金属の注入口が
一個所となり作業性がアップすることともなる。
【0012】次いで、ゴム型20の空隙部中に湯口10
a、10b或いはこれを連結した一つの湯口100 内に
溶融したロウを注入し、ロウ型30を形成する。このロ
ウ型30は図1に示すと同形のものとなる。そしてロウ
型30を組み立てて樹型となしこの全体を石膏にて覆
い、石膏鋳型40を形成すると共に脱ロウ・焼成する。
即ち、石膏鋳型40より脱ロウしたことにより金型原型
A、Bと同一の空隙部が形成されることになる。そして
かかる石膏鋳型40の空隙部中に溶けた地金を例えば射
出成型機50によって鋳造し、これが固化した後に例え
ば水中に石膏鋳型40を漬けて石膏を破壊してインタ−
ロックされた鋳造物を取り出す。
【0013】尚、金型原型A、Bとは接触しない状態で
ゴム型を形成するのがよいが、場合によっては接触した
状態でゴム型を形成し、仕上げ時にこれを分断すること
も可能である。
【0014】本発明にあっては、前記したように金型原
型A、Bとは嵌め合わされた状態とされ、これによって
ゴム型、石膏による鋳型が形成されるものであって、湯
口より溶融金属が注入されることによって嵌め合わされ
た状態、即ちインタ−ロック型イヤリングピンを得るこ
とができるものである。
【0015】以上、本発明の身装品としてインタ−ロッ
ク型イヤリングをもって詳細に説明したが、勿論これに
限定されるものではなく、インタ−ロック型ペンダン
ト、インタ−ロック型指輪その他の身装品に係るキャス
ティング成型方法を適用できることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、本発明にあっては、身装品
をインタ−ロック型とする際の後処理工程作業が不要と
なるという成型工程上大きなメリットがあり、コストも
その分低減できることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の成型方法によるピアスイヤリン
グの完成図である。
【図2】図2は本発明のピアスイヤリングの成型方法の
順を示す工程図である。
【図3】図3は従来のピアスイヤリングの側面図であ
る。
【図4】図4は従来のインタ−ロック型身装品の側面図
である。
【符号の説明】
A‥‥ピアスイヤリングの取付リング原型、 B‥‥ピアスイヤリングのピン原型、 1‥‥ピアスイヤリングのピン、 2、3‥‥ストッパ−、 4‥‥取付リング、 5‥‥装飾体、 10 ‥‥金型原型Bのピン、 20 、30 ‥‥金型原型Bのピンのストッパ−、 40 ‥‥金型原型Aの取付リング、 50 ‥‥金型原型Aの取付リング40 と一体の装飾体、 10a‥‥金型原型Aの湯口、 10b‥‥金型原型Bの湯口、 20‥‥ゴム型、 30‥‥ロウ型、 40‥‥石膏鋳型、 50‥‥射出成型機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状部を有し、身装品の一部となる原型
    Aを形成すると共に、これと独立して前記環状部に嵌め
    合わせた嵌合部を有し、身装品の一部となる原型Bを形
    成し、夫々の原型A、Bに湯口を取り付けた後にゴム基
    材をもって覆い、ゴム基材を架橋することによってゴム
    型を形成し、その後前記原型A、Bを取り除いて原型A
    及び原型Bと同形のキャビティを有するゴム型を得、こ
    のキャビティ内に溶融したロウを注入し、その後ロウを
    固化し、ゴム型を取り除いて原型A及び原型Bと同形の
    ロウ型を形成し、次にこのロウ型を石膏基材をもって覆
    い、次いで加熱焼成して脱ロウさせて原型A及び原型B
    のキャビティを有する石膏鋳型を得、湯口部より溶融金
    属を当該キャビティ内へ流し込み、金属の固化後に石膏
    鋳型を破壊し、次いで湯口部を切断してなることを特徴
    とするインタ−ロック型身装品の成型方法。
JP31160795A 1995-11-06 1995-11-06 インタ−ロック型身装品の成型方法 Pending JPH09121913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31160795A JPH09121913A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 インタ−ロック型身装品の成型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31160795A JPH09121913A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 インタ−ロック型身装品の成型方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09121913A true JPH09121913A (ja) 1997-05-13

Family

ID=18019293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31160795A Pending JPH09121913A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 インタ−ロック型身装品の成型方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09121913A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1917877A1 (de) * 2006-11-03 2008-05-07 Altmann Casting AG Erzeugnis aus Metall

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1917877A1 (de) * 2006-11-03 2008-05-07 Altmann Casting AG Erzeugnis aus Metall
WO2008052375A1 (de) * 2006-11-03 2008-05-08 Altmann Casting Ag Erzeugnis aus metall

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5718278A (en) Method for producing hollow ring having inner round radius design
JP4913369B2 (ja) 消失性模型アッセンブリ及び方法
US20090308559A1 (en) Hollow articles and method of manufacture
JP3260470B2 (ja) 異種金属による象嵌品の製造方法
JPH09121913A (ja) インタ−ロック型身装品の成型方法
GB2150875A (en) Investment casting
JP3937460B2 (ja) 焼き流し精密鋳造方法
US20060096731A1 (en) Ball-shaped jewelry and method of making same
US3561521A (en) Method for changing the size of wax ring patterns
GB2380961A (en) Method of manufacturing jewellery
JP3049910B2 (ja) ロストワックス用樹枝状消失型
KR100332405B1 (ko) 다단 주조형 귀금속 장신구 및 그 제조방법
JP3153524B2 (ja) 装身具の製造方法
JPH07112617B2 (ja) 二層鋳物の鋳造方法
JPH02232002A (ja) 携帯時計用ブロックバンドの製造方法
JP2587657B2 (ja) 前後壁と左右壁とこれらに囲まれた横孔が、形成された中央盤を備えた製品を製造する方法
CN117731095A (zh) 链式首饰一体成型工艺及链式首饰
JP3228263B2 (ja) 中空成形品の製造方法
JPS6228045A (ja) コイルばねの製造方法
KR200294173Y1 (ko) 주조에 의해 결합된 복합색상 귀금속 장신구
JP3833499B2 (ja) 複数通路を持つ鋳造部品の製造方法
KR950026591A (ko) 금주조 시계 및 그 제조방법
JP2575334Y2 (ja) 鋳造用金型
JP2913393B2 (ja) 鋳造用造型法
JPH0380002B2 (ja)