JPH0912181A

JPH0912181A - 記録紙給紙装置

Info

Publication number: JPH0912181A
Application number: JP7182179A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Osanai; 敏隆小山内
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1995-06-26
Filing date: 1995-06-26
Publication date: 1997-01-14
Anticipated expiration: 2018-04-07
Also published as: JP3394365B2

Abstract

(57)【要約】【目的】画像形成装置のセンサ数を削減し、組付調整
作業と信号処理を簡易化しながら、高精度の記録紙給紙
動作が可能な記録紙給紙装置を提供する。【構成】画像形成装置に組み込まれ、記録紙収容部に
収容された記録紙を、分離爪４と給紙ローラ２とによ
り、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置におい
て、記録紙の収容時には、レバー１により、記録紙収容
部の底板３がスプリング５のばね力に抗して押し下げら
れると、給紙ローラ２と底板３間に間隙が形成され、こ
の間隙から記録紙層が挿入され、この記録紙層は底板上
に収容配置される。レバー１にはセンサ８が取り付けら
れ、このセンサ８は、レバー１の移動を検知し、記録紙
の補給収容モードを検出すると共に、印字位置に送り込
まれる記録紙の先端及び後端を検知して、記録紙の位置
をも検出するので、部品点数が削減され、組付調整作業
と信号処理が簡易化され、製造コストが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に組み込
まれて使用され、記録紙を一枚ずつ印字位置に送り出す
記録紙給紙装置に関する。

【０００２】■

【従来の技術】ファクシミリ装置やプリンタなどの画像
形成装置には、収納された記録紙層を、分離爪と給紙ロ
ーラとによって、最上位の記録紙から一枚ずつ印字位置
に送り出す記録紙給紙装置が組み込まれている。この種
の記録紙給紙装置には、記録紙収容部が設けられ、この
記録紙収容部の底板上に収容される記録紙層は、スプリ
ングによって記録紙最上面に対接して配置される給紙ロ
ーラに対して偏倚力を与えられている。そして、給紙ロ
ーラが駆動されると、最上位の記録紙が一枚分離爪によ
って分離され、該記録紙が給紙ローラの回転に伴って生
じる摩擦力によつて、印字位置に送り出される。また、
記録紙収容部の底板上に記録紙層を収容する場合には、
スプリングの偏倚力に抗して、レバーによって底板を押
し下げ、給紙ローラと底板間に間隙を形成し、この間隙
から底板上に記録紙束を配置する。

【０００３】このような記録紙給紙装置では、レバーが
押し下げ操作されているか、或いは無操作状態にあるか
を検知するセンサがレバーに取り付けられ、このセンサ
の検知信号を表示させ、或いは該検知信号によって、他
の動作を制御することによって、給紙動作をスムーズに
行わせるように構成されている。一方、この種の記録紙
給紙装置が組み込まれる画像形成装置では、印字位置に
送り込み搬送される記録紙の先端及び後端を検知して、
記録紙位置を検知することが必要であり、また、給紙ロ
ーラの回転数を検知して、記録紙の搬送枚数を検知する
ことが必要である。さらに、記録紙給紙装置が組み込ま
れる画像形成装置では、メンテナンスのために設けられ
ているカバーや、スキャナの上面に設けられている圧板
の開閉状態を検知するセンサが設けられ、これらの開閉
状態を表示して、スムーズな画像形成動作を行わせるこ
とが必要である。このために、この種の記録紙給紙装置
が組み込まれる画像形成装置には、多数のセンサが配設
されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
記録紙給紙装置が組み込まれる画像形成装置には、多数
のセンサが配設されており、部品点数の増加による組付
作業の煩雑化、調整作業と信号処理の複雑化が生じ、製
造コストも増大するという問題があった。

【０００５】本発明は、前述したようなこの種の記録紙
給紙装置が組み込まれる画像形成装置の現状に鑑みてな
されたものであり、その目的は、画像形成装置のセンサ
数を削減し、組付調整作業と信号処理を簡易化しなが
ら、高精度の記録紙給紙動作が可能な記録紙給紙装置を
提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、画像形成装置に組み込ま
れ、記録紙収容部に収容された記録紙を、分離爪と給紙
ローラとによって、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙
給紙装置において、前記記録紙の収容時に、前記記録紙
収容部の底板を給紙圧に抗して押し下げ、前記給紙ロー
ラと前記底板間に間隙を形成するレバーと、該レバーに
取り付けられ、該レバーの移動を検知し、且つ前記記録
紙の先端及び後端を検知するセンサとを有することを特
徴とするものである。

【０００７】同様に前記目的を達成するために、請求項
２記載の発明は、画像形成装置に組み込まれ、記録紙収
容部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによ
って、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置にお
いて、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板
を給紙圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板
間に間隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けら
れ、該レバーの移動を検知し、且つ前記給紙ローラの回
転を検知するセンサとを有することを特徴とするもので
ある。

【０００８】同様に前記目的を達成するために、請求項
３記載の発明は、画像形成装置に組み込まれ、記録紙収
容部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによ
って、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置にお
いて、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板
を給紙圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板
間に間隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けら
れ、該レバーの移動を検知し、且つ前記画像形成装置に
取り付けられたカバーの開閉を検知するセンサとを有す
ることを特徴とするものである。

【０００９】同様に前記目的を達成するために、請求項
４記載の発明は、画像形成装置に組み込まれ、記録紙収
容部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによ
って、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置にお
いて、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板
を給紙圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板
間に間隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けら
れ、該レバーの移動を検知し、且つ前記画像形成装置の
スキャナの上面に取り付けられた圧板の開閉を検知する
センサとを有することを特徴とするものである。

【００１０】

【作用】請求項１記載の発明は、画像形成装置に組み込
まれ、記録紙収容部に収容された記録紙を、分離爪と給
紙ローラとによって、一枚ずつ印字位置に送り出す記録
紙給紙装置であり、記録紙の収容時には、レバーによっ
て、記録紙収容部の底板が給紙圧に抗して押し下げられ
ると、給紙ローラと底板間に間隙が形成され、この間隙
から記録紙層が挿入され、この記録紙層は底板上に収容
配置される。レバーにはセンサが取り付けられていて、
このセンサは、レバーの移動を検知し、記録紙の補給収
容モードを検出すると共に、印字位置に送り込まれる記
録紙の先端及び後端を検知して、記録紙の位置をも検出
する。

【００１１】請求項２記載の発明は、画像形成装置に組
み込まれ、記録紙収容部に収容された記録紙を、分離爪
と給紙ローラとによって、一枚ずつ印字位置に送り出す
記録紙給紙装置であり、記録紙の収容時には、レバーに
よって、記録紙収容部の底板が給紙圧に抗して押し下げ
られると、給紙ローラと底板間に間隙が形成され、この
間隙から記録紙層が挿入され、この記録紙層は底板上に
収容配置される。レバーにはセンサが取り付けられてい
て、このセンサは、レバーの移動を検知し、記録紙の補
給収容モードを検出すると共に、給紙ローラの回転を検
知し、記録紙の送り込み枚数をも検出する。

【００１２】請求項３記載の発明は、画像形成装置に組
み込まれ、記録紙収容部に収容された記録紙を、分離爪
と給紙ローラとによって、一枚ずつ印字位置に送り出す
記録紙給紙装置であり、記録紙の収容時には、レバーに
よって、記録紙収容部の底板が給紙圧に抗して押し下げ
られると、給紙ローラと底板間に間隙が形成され、この
間隙から記録紙層が挿入され、この記録紙層は底板上に
収容配置される。レバーにはセンサが取り付けられてい
て、このセンサは、レバーの移動を検知し、記録紙の補
給収容モードを検出すると共に、画像形成装置に取り付
けられたカバーの開閉を検知し、画像形成装置のメンテ
ナンスモードをも検出する。

【００１３】請求項４記載の発明は、画像形成装置に組
み込まれ、記録紙収容部に収容された記録紙を、分離爪
と給紙ローラとによって、一枚ずつ印字位置に送り出す
記録紙給紙装置であり、記録紙の収容時には、レバーに
よって、記録紙収容部の底板が給紙圧に抗して押し下げ
られると、給紙ローラと底板間に間隙が形成され、この
間隙から記録紙層が挿入され、この記録紙層は底板上に
収容配置される。レバーにはセンサが取り付けられてい
て、このセンサは、レバーの移動を検知し、記録紙の補
給収容モードを検出すると共に、画像形成装置のスキャ
ナの上面に取り付けられた圧板の開閉を検知し、スキャ
ナの作動モードをも検出する。

【００１４】

【実施例】

［第１の実施例］本発明の第１の実施例を、図１及び図
２を参照して説明する。図１は本発明の第１の実施例の
構成を示す説明図、図２は本実施例が組み込まれる画像
形成装置の構成を示すブロック図である。

【００１５】本実施例では、図１に示すように、記録紙
を送り出す給紙ローラ２に対向して、記録紙収容部の記
録紙が配置される底板３が、支軸３ａを中心に回動自在
に取り付けられ、この底板３は、常時スプリング５によ
って、給紙ローラ２方向に偏倚されている。この底板３
の先端部側に、底板３上に配置された記録紙層の最上位
の一枚を分離する分離爪４が配設され、分離爪４の記録
紙の送り出し方向の端部の近傍に、支軸９ａを中心に回
動自在にアクチェータ９が配設され、記録紙の送り方向
において、アクチェータ９に隣接して、記録紙を搬送す
る搬送ローラ６及び対向ローラ７が配設されている。本
実施例では、金属製または合成樹脂製のレバー１が設け
られ、このレバー１は、底板３の先端部近傍で、記録紙
の幅の外側において、スプリング５の偏倚力に抗して底
板３を押し下げ、給紙ローラと底板３間の間隙を大きく
する機能を有し、このレバー１にはセンサ８が取り付け
られている。

【００１６】本実施例が組み込まれるファクシミリ装置
には、図２に示すように、全体の動作を制御するＦＣＵ
（ファクシミリコントロールユニット）２２が設けら
れ、このＦＣＵ２２にバスＢを介して、網制御動作を行
うＮＣＵ（ＮｅｔｗｏｒｋＣｏｎｔｒｏｌＵｎｉ
ｔ）２１が接続され、ＮＣＵ２１には公衆網２６が接続
されている。同様に、ＦＣＵ２２にバスＢを介して、前
述のセンサ８、給紙ローラ２を駆動する給紙モータ２
Ｍ、印字を行うプロツタ２４、及び画像形成動作時に各
種のメッセージ及びデータが表示される表示部２５が接
続されている。同様に、ＦＣＵ２２にバスＢを介して、
光学読取りを行うスキャナ２０、画像形成動作時に、各
種のデータが格納され、また読み出されるメモリ２３、
及びスキャナ２０を駆動するスキャナモータ２０Ｍが接
続されている。

【００１７】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。記録紙の収容時には、レバー１をスプリング５の偏
倚力に抗して押し下げると、図１（ｂ）に示すように、
底板３が支軸３ａを中心に反時計回り方向に回転し、給
紙ローラ２と底板３間に間隙が拡大形成され、センサ８
が下方に移動して、センサ８の検知光の光軸遮断が開放
され、また、この時給紙ローラ２の回転は行われない。
従って、このように給紙ローラ２が停止していて、且つ
センサ８の光軸遮断が開放された場合には、ＦＣＵ２２
は、記録紙の補充収容モートで底板３が押し下げられ、
給紙ローラ２と底板３間の間隙が拡大されていると判定
し、その旨のメッセージが表示部２５に表示される。こ
の補充収容モードでは、オペレータによって、給紙ロー
ラ２と底板３間に形成された間隙から記録紙層が挿入さ
れ、記録紙の補充収容が行われる。

【００１８】記録紙の補充収容後に、レバー１の押し込
みを解除すると、スプリング５のばね力によって、底板
３上の記録紙層の最上位の記録紙が、給紙ローラ２に圧
接した状態となり、センサ８は原位置に復帰して光軸遮
断状態となる。この状態から、ＦＣＵ２２の指令によっ
て、給紙モータ２Ｍが駆動され、給紙モータ２Ｍの駆動
によって給紙ローラ２が回転すると、分離爪４で分離さ
れた底板３上の記録紙層の最上位の記録紙が、給紙ロー
ラ２によつて送り出され、該記録紙はプロッタ２４の搬
送ローラ６の駆動モータで、ｎパルス搬送されて印字位
置に送られる。該記録紙の先端が、アクチェータ９の端
部を押し、アクチェータ９が支軸９ａを中心に時計回り
方向に回動し、センサ８の光軸遮断が開放されると、Ｆ
ＣＵ２２によって、記録紙の先端が検知されたと判定さ
れる。そして、記録紙の後端がアクチェータ９を通過
し、アクチェータ９が支軸９ａを中心に反時計回りに回
動して、センサ８が光軸遮断の開放から光軸遮断に変わ
ると、ＦＣＵ２２によって記録紙の後端が検知されたと
判定される。

【００１９】このようにして、記録紙の給紙が行われる
本実施例では、センサ８が、レバー１の移動を検出する
センサと、記録紙の先端及び後端を検出するセンサとを
兼ねているので、部品点数を削減し、組付調整作業と信
号処理を簡易化し、製造コストを低減することが可能に
なる。

【００２０】［第２の実施例］本発明の第２の実施例
を、図３を参照して説明する。図３は本実施例の構成を
示す説明図である。

【００２１】本実施例は、図３に示すように、すでに図
１を参照して説明した第１の実施例のアクチェータに代
えて、給紙ローラ２の回転軸２ａにアクチェータ１１が
固定されている。また、第１の実施例のセンサ８に代え
て、センサ１０がレバー１に取り付けられている。本実
施例では、給紙ローラ２は半月形状に形成されていて、
給紙ローラ２は一回転ごとに定位置に停止し、センサ１
０は給紙ローラ２の回転を検知するようになっている。
本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第１
の実施例と同一である。

【００２２】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。記録紙の収容時には、レバー１をスプリング５の偏
倚力に抗して押し下げると、図３（ｂ）に示すように、
底板３が支軸３ａを中心に反時計回りに回転し、給紙ロ
ーラ２と底板３間に間隙が拡大形成され、センサ１０が
下方に移動して、センサ１０の検知光の光軸遮断が開放
され、また、この時給紙ローラ２の回転は行われない。
従って、このように給紙ローラ２が停止していて、且つ
センサ１０の光軸遮断が開放された場合には、ＦＣＵ２
２は、記録紙の補充収容モートで、底板３が押し下げら
れ、給紙ローラ２と底板３間の間隙が拡大されていると
判定し、その旨のメッセージが表示部２５に表示され
る。この補充収容モードでは、オペレータによって、給
紙ローラ２と底板３間に形成された間隙から記録紙層が
挿入され、記録紙の補充収容が行われる。

【００２３】記録紙の補充収容後に、レバー１の押し込
みを解除すると、スプリング５のばね力によって、底板
３上の記録紙層の最上位の記録紙が、給紙ローラ２に圧
接した状態となり、センサ１０は原位置に復帰して光軸
遮断状態となる。この場合、ＦＣＵ２２の指令による給
紙モータ２Ｍの駆動前に、センサ１０が光軸遮断の状態
にあるか否かが判定され、光軸が遮断していると、レバ
ー１が底板３を押し下げていないので、通常の給紙動作
が行われる。そして、給紙モータ２Ｍの駆動によって給
紙ローラ２が回転すると、分離爪４で分離された底板３
上の記録紙層の最上位の記録紙が、給紙ローラ２によつ
て送り出され、該記録紙はプロッタ２４の搬送ローラ６
の駆動モータで、ｎパルス搬送されて印字位置に送られ
る。

【００２４】センサ１０が光軸遮断の状態にないと判定
されると、ＦＣＵ２２の指令によつて、給紙ローラ２が
一回転され、それでもセンサ１０が光軸遮断の状態にな
らないと、レバー１が底板３を押し下げている記録紙の
補充収容モードであると判定され、その旨のメッセージ
が表示部２５に表示される。この補充収容モードでは、
オペレータによって、給紙ローラ２と底板３間に形成さ
れた間隙から記録紙層が挿入され、記録紙の補充収容が
行われる。

【００２５】センサ１０が光軸遮断の状態にないと判定
され、ＦＣＵ２２の指令によつて、給紙ローラ２が一回
転された結果、センサ１０が光軸遮断の状態になった場
合は、補充収容モードではなく、給紙ローラ２が定位置
をずれていたもので再度給紙動作が開始される。

【００２６】このようにして、記録紙の給紙が行われる
本実施例では、センサ１０が、レバー１の移動を検出す
るセンサと、給紙ローラ２の回転を検出するセンサとを
兼ねているので、部品点数を削減し、組付調整作業と信
号処理を簡易化し、製造コストを低減することが可能に
なる。

【００２７】［第３の実施例］本発明の第３の実施例
を、図４を参照して説明する。図４は本実施例の構成を
示す説明図である。

【００２８】本実施例では、図４に示すように、記録紙
のジャム時やプロッタ２４の異常時、或いは装置の保守
作業時に開放されるカバー１３の開閉が検知可能にさ
れ、レバー１に取り付けられたセンサ１２は、レバー１
が底板３を押し下げるか、カバー１３が開放されると、
光軸遮断の開放状態となるように構成されている。本
実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した第１の
実施例と同一である。

【００２９】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。本実施例では、ＦＣＵ２２の指令によって、一定の
時間間隔でセンサ１２の光軸遮断の状態が検出され、光
軸遮断状態にあると、カバー１３が閉じられ、且つレバ
ー１は底板３を押し下げておらず、補充収容モードでも
ないと判定される。一方、センサ１２の光軸遮断の状態
の検出で、光軸遮断状態にないと検出されると、カバー
１３が開放されたメンテナンスモードか、または、レバ
ー１が底板３を押し下げる補充収容モード判定であると
判定され、給紙及び読取動作は停止される。

【００３０】このようにして、記録紙の給紙が行われる
本実施例では、センサ１２が、レバー１の移動を検出す
るセンサと、装置のカバー１３の開閉を検出するセンサ
とを兼ねているので、部品点数を削減し、組付調整作業
と信号処理を簡易化し、製造コストを低減することが可
能になる。

【００３１】［第４の実施例］本発明の第４の実施例
を、図５を参照して説明する。本実施例では、図５に示
すように、スキャナの上面の圧板１５の開閉状態の検知
が可能になっていて、レバー１に取り付けられたセンサ
１４は、レバー１が底板３を押し下げるか、圧板１５が
開放されると、センサ１４が光軸遮断の開放状態となる
ように構成されている。本実施例のその他の部分の構成
は、すでに説明した第１の実施例と同一である。

【００３２】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。本実施例では、ＦＣＵ２２の指令によって、一定の
時間間隔でセンサ１４の光軸遮断の状態が検出され、光
軸遮断状態にあると、圧板１５が閉じられ、且つレバー
１は底板３を押し下げておらず、補充収容モードでもな
いと判定される。一方、センサ１４の光軸遮断の状態の
検出で、光軸遮断状態にないと検出されると、圧板１５
が開放されているか、レバー１が底板３を押し下げる補
充収容モード判定であると判定され、給紙及び読取動作
は停止される。

【００３３】このようにして、記録紙の給紙が行われる
本実施例では、センサ１４が、レバー１の移動を検出す
るセンサと、スキャナの上面の圧板１５の開閉を検出す
るセンサとを兼ねているので、部品点数を削減し、組付
調整作業と信号処理を簡易化し、製造コストを低減する
ことが可能になる。

【００２４】

【発明の効果】請求項１記載の発明によると、記録紙の
収容時に、記録紙収容部の底板を給紙圧に抗して押し下
げ、給紙ローラと底板間に間隙を形成するレバーに取り
付けられたセンサが、レバーの移動を検知し、記録紙の
補給収容モードを検出すると共に、印字位置に送り込ま
れる記録紙の先端及び後端を検知して、記録紙の位置を
も検出するので、高精度でスムーズな記録紙給紙動作
を、画像形成装置のセンサ数を削減し、組付調整作業と
信号処理を簡易化し、製造コストを低減した状態で行う
ことが可能になる。請求項２記載の発明によると、記録
紙の収容時に、記録紙収容部の底板を給紙圧に抗して押
し下げ、給紙ローラと底板間に間隙を形成するレバーに
取り付けられたセンサが、レバーの移動を検知し、記録
紙の補給収容モードを検出すると共に、給紙ローラの回
転を検知し、記録紙の送り込み枚数をも検出するので、
高精度でスムーズな記録紙給紙動作を、画像形成装置の
センサ数を削減し、組付調整作業と信号処理とを簡易化
し、製造コストを低減した状態で行うことが可能にな
る。請求項３記載の発明によると、記録紙の収容時に、
記録紙収容部の底板を給紙圧に抗して押し下げ、給紙ロ
ーラと底板間に間隙を形成するレバーに取り付けられた
センサが、レバーの移動を検知し、記録紙の補給収容モ
ードを検出すると共に、画像形成装置に取り付けられた
カバーの開閉を検知し、画像形成装置のメンテナンスモ
ードをも検出するので、高精度でスムーズな記録紙給紙
動作を、画像形成装置のセンサ数を削減し、組付調整作
業と信号処理を簡易化し、製造コストを低減した状態で
行うことが可能になる。請求項４記載の発明によると、
記録紙の収容時に、記録紙収容部の底板を給紙圧に抗し
て押し下げ、給紙ローラと底板間に間隙を形成するレバ
ーに取り付けられたセンサが、レバーの移動を検知し、
記録紙の補給収容モードを検出すると共に、画像形成装
置のスキャナの上面に取り付けられた圧板の開閉を検知
し、スキャナの作動モードをも検出するので、高精度で
スムーズな記録紙給紙動作を、画像形成装置のセンサ数
を削減し、組付調整作業と信号処理を簡易化し、製造コ
ストを低減した状態で行うことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の構成を示す説明図であ
る。

【図２】同実施例が組み込まれる画像形成装置の構成を
示すブロック図である。

【図３】本発明の第２の実施例の構成を示す説明図であ
る。

【図４】本発明の第３の実施例の構成を示す説明図であ
る。

【図５】本発明の第４の実施例の構成を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１レバー２給紙ローラ３底板４分離爪５スプリング８、１０、１２、１４センサ９、１１アクチェータ１３カバー１５圧板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像形成装置に組み込まれ、記録紙収容
部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによっ
て、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置におい
て、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板を給紙
圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板間に間
隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けられ、該レバーの移動を検知し、且
つ前記記録紙の先端及び後端を検知するセンサとを有す
ることを特徴とする記録紙給紙装置。
【請求項２】画像形成装置に組み込まれ、記録紙収容
部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによっ
て、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置におい
て、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板を給紙
圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板間に間
隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けられ、該レバーの移動を検知し、且
つ前記給紙ローラの回転を検知するセンサとを有するこ
とを特徴とする記録紙給紙装置。
【請求項３】画像形成装置に組み込まれ、記録紙収容
部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによっ
て、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置におい
て、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板を給紙
圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板間に間
隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けられ、該レバーの移動を検知し、且
つ前記画像形成装置に取り付けられたカバーの開閉を検
知するセンサとを有することを特徴とする記録紙給紙装
置。
【請求項４】画像形成装置に組み込まれ、記録紙収容
部に収容された記録紙を、分離爪と給紙ローラとによっ
て、一枚ずつ印字位置に送り出す記録紙給紙装置におい
て、前記記録紙の収容時に、前記記録紙収容部の底板を給紙
圧に抗して押し下げ、前記給紙ローラと前記底板間に間
隙を形成するレバーと、該レバーに取り付けられ、該レバーの移動を検知し、且
つ前記画像形成装置のスキャナの上面に取り付けられた
圧板の開閉を検知するセンサとを有することを特徴とす
る記録紙給紙装置。