JP2023137837A - カッター機構及びそれを備えた画像記録装置 - Google Patents

カッター機構及びそれを備えた画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カッターユニットが装着されているか否かを検知可能とする。【解決手段】カッター機構5は、回転刃54を内部に収容したカッターユニット55と、カッターユニット55が取り外し可能に装着される装着部56と、装着部56を左右方向に沿って移動させる移動部57と、サイドフレーム51と、ストッパー58と、を有する。サイドフレーム51は、用紙Pの搬送経路における左右方向の一方側の端部よりも搬送経路の外側であって、移動部57により移動される装着部56の移動軌跡上に位置する第1位置に配置される。ストッパー58は、左右方向に関して第1位置と搬送経路における左右方向の一方側の端部との間であって、移動部57により移動される装着部56に装着されたカッターユニット55の移動軌跡上であり且つ装着部56の移動軌跡から外れた第2位置に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体を切断するためのカッター機構及びそれを備えた画像記録装置に関する。
従来から、ロール体から巻き解かれて搬送方向に搬送される記録媒体に画像を記録する画像記録装置が知られている。一般に、かかる画像記録装置には、記録媒体を所定の長さに切断するためのカッター機構が備えられている。
特許文献1には、カッタを内部に収容したカッタホルダ(カッターユニット)と、カッタホルダを保持して記録媒体の搬送方向と直交する幅方向に移動可能に構成されたカッタベース(装着部)と、を有するシート切断装置(カッター機構)が開示されている。カッタホルダは、カッタベースから取り外し可能に構成されている。これにより、摩耗等によりカット性能が低下したカッタを取り替えることができる。
特開2013-86235号公報
特許文献1のように、カッターユニットを取り外すことができるカッター機構においては、カッターユニット交換時に、新たなカッターユニットの装着し忘れが起こり得る。カッターユニットが装着されていない状態で画像の記録を行うと、記録媒体を切断することができない。
本発明の目的は、カッターユニットが装着されているか否かを検知可能なカッター機構及びそれを備えた画像記録装置を提供することである。
本発明のカッター機構は、搬送方向に搬送される記録媒体を切断するカッター機構であって、カッターを内部に収容したカッターユニットと、前記カッターユニットが取り外し可能に装着される装着部と、前記装着部を記録媒体の前記搬送方向と交わる移動方向に沿って移動させる移動部と、記録媒体の搬送経路における前記移動方向の一方側の端部よりも前記搬送経路の外側であって、前記移動部により移動される前記装着部の移動軌跡上に位置する第1位置に配置された第1接触部材と、前記移動方向に関して前記第1位置と前記搬送経路における前記移動方向の前記一方側の端部との間であって、前記移動部により移動される前記装着部に装着されたカッターユニットの移動軌跡上であり且つ前記装着部の移動軌跡から外れた第2位置に配置された第2接触部材と、を備えている。
また、本発明の画像記録装置は、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される記録媒体を切断するカッター機構と、前記搬送部によって搬送される記録媒体に画像を記録する記録部と、制御部と、を備えている。前記カッター機構は、カッターを内部に収容したカッターユニットと、前記カッターユニットが取り外し可能に装着される装着部と、前記装着部を記録媒体の前記搬送方向と交わる移動方向に沿って移動させる移動部と、記録媒体の搬送経路における前記移動方向の一方側の端部よりも前記搬送経路の外側であって、前記移動部により移動される前記装着部の移動軌跡上に位置する第1位置に配置された第1接触部材と、前記移動方向に関して前記第1位置と前記搬送経路における前記移動方向の前記一方側の端部との間であって、前記移動部により移動される前記装着部に装着されたカッターユニットの移動軌跡上であり且つ前記装着部の移動軌跡から外れた第2位置に配置された第2接触部材と、と有している。前記制御部は、前記移動部を制御して、前記装着部を前記移動方向の他方側から前記一方側に向けて、移動可能な範囲で移動させる検査移動処理と、前記検査移動処理で、前記装着部が前記第1位置まで移動したか前記第2位置まで移動したかを判断する判断処理と、を実行する。
本発明のカッター機構及び画像記録装置によると、移動部により装着部を移動方向の他方側から一方側に向けて移動させたとき、装着部にカッターユニットが装着されている場合は、カッターユニットが第2接触部材に接触するので、装着部は第2位置までしか移動できない。一方、装着部にカッターユニットが装着されていない場合は、第2位置で第2接触部材に接触することがなく、第1位置で装着部が第1接触部材に接触する。よって、装着部は第1位置まで移動できる。したがって、装着部が第2位置まで移動した場合は、カッターユニットが装着されていると判断できる。また、装着部が第1位置まで移動した場合は、カッターユニットが装着されていないと判断でできる。このようにして、カッターユニットが装着されているか否かを検知可能である。
本発明の第1実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示すプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 カッター機構の近傍を第2方向から視た図である。 カッター機構の近傍を左右方向から視た図である。 (a)はカッターユニットが装着されている場合に検査移動処理を実行した後の装着部の位置を示し、(b)カッターユニットが装着されていない場合に検査移動処理を実行した後の装着部の位置を示す。 (a)は第2位置に位置する装着部がホームポジションに戻るまでの距離を示す図であり、(b)は第1位置に位置する装着部がホームポジションに戻るまでの距離を示す図である。 第1実施形態において制御部で行われる制御フローを示すフローチャートである。 第2実施形態にかかるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 第2実施形態において制御部で行われる制御フローを示すフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るプリンタ100(本発明の「画像記録装置」に相当する)について、図1及び図2を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1に示す上下方向、前後方向及び左右方向を、プリンタ100の上下方向、前後方向及び左右方向とする。
(プリンタ100の全体構成)
プリンタ100は、図1に示すように、筐体1、給送トレイ2、搬送部4、カッター機構5、記録部6、排紙トレイ7、カバー8及び制御部9を主に備えている。
筐体1の前壁11には、開口11a及び開口11bが形成されている。開口11a及び開口11bは上下に並んでいる。開口11aは、開口11bよりも下方に位置している。開口11aは、給送トレイ2を筐体1に挿抜するための出入口となっている。開口11bは、排紙トレイ7を筐体1に挿抜するために出入口となっている。さらに、筐体1の後壁12には、開口11cが形成されている。開口11cは、後壁12の下半分に形成されている。
給送トレイ2は、筐体1の下部に着脱可能に支持される。給送トレイ2は、筐体1に形成された開口11aを介して筐体1に対して前後方向に沿って挿抜可能である。給送トレイ2は、筐体1に装着されたとき記録部6の下方に位置する。
給送トレイ2は、ロール体Rを収容可能なロール体収容部25を有している。なお、給送トレイ2は、ロール体Rに加えてカット紙も収容可能な構成であってもよい。ロール体Rは、円筒状の芯部材Rcの外周面に、長尺の用紙P(本発明の「記録媒体」に相当する)がロール状に巻回されたものである。ロール体収容部25は、ロール体Rを、その軸方向が左右方向に一致する姿勢で収容する。
ロール体収容部25は、支持台26と、2つのローラ27a、27bと、を有している。支持台26は、左右方向に沿って延びている。ローラ27a、27bは、いずれも左右方向に延びており、前後方向に互いに離隔して配置されている。ローラ27a、27bは、いずれも左右方向に沿って延びる回転軸周りに回転可能に支持台26の上端部に支持されている。ローラ27a、27bは、ロール体Rの下側部分の外周面と接触した状態で当該ロール体Rを下方から支持する。
ロール体収容部25に収容されたロール体Rから巻き解かれた用紙Pは、支持台26の下面と給送トレイ2の底面21aとの間のすき間を通って支持台26の前方側から後方側まで引き出される。
搬送部4は、給送トレイ2に収容されたロール体Rから巻き解かれた用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、「搬送方向」とは、ロール体Rから用紙Pを巻き解く方向である。搬送部4は、給送ローラ3、中間ローラ対41、搬送ローラ対42、排紙ローラ対43及びガイド部材44を主に有している。
給送ローラ3は、ロール体収容部25に収容されたロール体Rから巻き解かれた用紙Pを給送トレイ2から送り出す。給送ローラ3は、給送トレイ2内において用紙Pを前方から後方に向かう方向に搬送する。
給送ローラ3は、給送モータ3a(図2参照)の駆動により左右方向に沿った回転軸を中心に回転する。給送ローラ3は、アーム31の先端に軸支されている。アーム31は、支軸32に回動自在に支持されている。支軸32は、筐体1に支持されている。アーム31は、付勢部材(不図示)により給送ローラ3が給送トレイ2の底面21aに近づくように付勢されている。アーム31は、給送トレイ2が筐体1の内側から筐体1の外側に移動するのに連動して、移動する給送トレイ2と干渉しない位置に退避可能に構成されている。
制御部9の制御により給送モータ3aが駆動されると、給送ローラ3が回転して、給送ローラ3と接触する用紙Pに対して前方から後方に向かう方向の搬送力が付与される。これにより、用紙Pが給送トレイ2から送り出される。なお、筐体1に装着された状態の給送トレイ2において、後方側の端部に位置する後壁22は、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜している。したがって、給送トレイ2から送り出された用紙Pは、給送トレイ2の後壁22によって斜め上方に案内される。
中間ローラ対41は、中間モータ41a(図2参照)の駆動により回転する駆動ローラ46aと駆動ローラ46aに連れ回る従動ローラ47aとで構成されている。駆動ローラ46aは、駆動ローラホルダ46(図4参照)に保持されている。従動ローラ47aは、従動ローラホルダ47(図4参照)に保持されている。駆動ローラ46a及び従動ローラ47aは、いずれも左右方向に沿って延びる回転軸を中心に回転可能である。従動ローラ47aは、駆動ローラ46aよりも後方に位置している。
制御部9の制御により中間モータ41aが駆動されると、中間ローラ対41が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送方向に搬送する。中間ローラ対41は、給送トレイ2の後壁22の上方に位置している。中間ローラ対41は、給送トレイ2から斜め上方に送り出される用紙Pを挟持しつつ上方に搬送する。
ガイド部材44は、中間ローラ対41の上方に位置している。ガイド部材44は、中間ローラ対41によって上方に搬送される用紙Pを前方に案内する。
搬送ローラ対42は、搬送モータ42a(図2参照)の駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。排紙ローラ対43は、排紙モータ43a(図2参照)の駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。搬送ローラ対42及び排紙ローラ対43をそれぞれ構成するローラは、いずれも左右方向に沿って延びる回転軸を中心に回転可能である。
制御部9の制御により搬送モータ42a及び排紙モータ43aが駆動されると、搬送ローラ対42及び排紙ローラ対43が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送方向に搬送する。搬送ローラ対42は記録部6の後方に位置しており、排紙ローラ対43は記録部6の前方に位置している。搬送ローラ対42は、ガイド部材44によって前方に案内された用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。排紙ローラ対43は、搬送ローラ対42によって前方に搬送される用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。
カッター機構5は、給送トレイ2の後壁22と中間ローラ対41との間に位置している。カッター機構5は、固定刃53と、円板状の回転刃54と、回転刃54を回転させ且つ左右方向に往復移動させる切断モータ5a(図2参照)と、を有している。ロール体Rから巻き解かれて搬送された用紙Pは、制御部9の制御により切断モータ5aが駆動されることで、固定刃53及び回転刃54により用紙Pの幅方向に沿って切断される。カッター機構5の詳細な構成については、後述する。なお、切断モータ5aの回転量は、エンコーダ81(図2参照)によって検知可能である。
記録部6は、下面に複数のノズルが形成されたヘッド(不図示)と、ドライバIC(不図示)とを含む。記録部6は、搬送部4によって搬送される用紙Pに画像を記録する。制御部9の制御によりドライバICが駆動されると、ヘッドのノズルからインクが吐出され、搬送部4によって搬送される用紙Pがヘッドの下面と対向する画像記録位置を通過するときに、用紙Pに対して画像が形成される。なお、記録部6は、位置が固定された状態のヘッドのノズルからインクを吐出するライン式、及び、左右方向に移動するヘッドのノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
排紙トレイ7は、筐体1内において記録部6の前方であって、給送トレイ2の上方に配置されている。排紙トレイ7は、筐体1に形成された開口11bを介して筐体1に対して前後方向に沿って挿抜可能である。排紙トレイ7は、記録部6により画像が形成され、排紙ローラ対43により前方に搬送された用紙Pを受容する。
カバー8は、筐体1の後壁12に形成された開口11cに取り付けられている。カバー8は、左右方向に沿って延びる軸8aを中心に回動可能である。軸8aは、カバー8の下端部に位置している。カバー8は、軸8aを中心に回動することで、筐体1に対して開閉可能である。
カバー8は、閉状態であるときはカッター機構5を覆う。すなわち、閉状態であるカバー8は、被覆位置に位置する。また、カバー8は、開状態であるときはカッター機構5を露出させる。すなわち、開状態であるカバー8は、露出位置に位置する。なお、カバー8の開閉は、開閉検知センサ82(図2参照)によって検知可能である。
制御部9は、プリンタ100全体の制御を行うものである。制御部9には、図2に示すように、給送モータ3a、中間モータ41a、搬送モータ42a、排紙モータ43a、切断モータ5a、記録部6、ディスプレイ10等が電気的に接続されている。また、制御部9には、エンコーダ81及び開閉検知センサ82が接続されている。
ディスプレイ10は、筐体1の外面に設けられている。ディスプレイ10は、プリンタ100に関する各種の情報を表示してユーザに報知するものである。
制御部9は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)94等を備えている。ROM92には、CPU91及びASIC94が実行するプログラム、各種固定データなどが格納されている。RAM93は、プログラム実行時に必要なデータを一時的に記憶するものである。そして、これらが協働して、給送モータ3a、中間モータ41a、搬送モータ42a、排紙モータ43a、切断モータ5a、記録部6、ディスプレイ10等の動作を制御する。
(カッター機構5の構成)
続いて、図3~図6をさらに参照しつつ、カッター機構5の構成について説明する。図3は、カッター機構5の近傍を後述する第2方向から視た図であるが、従動ローラ47a及び従動ローラホルダ47の図示は省略している。
カッター機構5は、図3及び図4に示すように、メインフレーム50と、2つのサイドフレーム51、52と、固定刃53と、カッターユニット55と、装着部56と、移動部57と、ストッパー58と、を主に備えている。
メインフレーム50は、図3に示すように、左右方向に沿って延びている。メインフレーム50は、略板状の部材である。メインフレーム50は、図4に示すように、後端が前端よりも下方に位置するように傾斜して配置されている。以降の説明において、メインフレーム50の傾斜方向(左右方向に直交する平面において後方下側から前方上側に向かう方向)を第1方向と称する。また、第1方向及び左右方向の両方に直交する方向であって、左右方向に直交する平面において後方上側から前方下側に向かう方向を第2方向と称する。
サイドフレーム51、52は、筐体1に支持されている。2つのサイドフレーム51、52は、図3に示すように、左右方向に互いに離隔して配置されている。2つのサイドフレーム51、52は、左右方向に関して用紙Pの搬送経路(図3中破線で示す)の外側に位置している。2つのサイドフレーム51、52は、メインフレーム50の左右方向の両端部をそれぞれ支持している。2つのサイドフレーム51、52のうち、左右方向の一方側(図3中左側)に位置するサイドフレーム51は、本発明の「第1接触部材」に相当する。
固定刃53は、メインフレーム50に支持されている。固定刃53は、左右方向に沿って延びている。カッターユニット55は、上述の回転刃54を内部に収容している。カッターユニット55は、装着部56に取り外し可能に装着される。カッターユニット55が装着部56に装着されたとき、カッターユニット55の前方側の端部において一部がカッターユニット55の外に露出している回転刃54が、固定刃53と接触又は近接するようになっている。
装着部56は、ベース61及びレバー62を有している。ベース61は、カッターユニット55を支持する支持面61aと一対の側壁61bとを有している。支持面61aは、第2方向と直交する面である。一対の側壁61bは、支持面61aにける左右方向の両端部に設けられている。レバー62は、左右方向に沿って延びる軸(不図示)を中心に回動可能である。レバー62は、回動することで、ベース61の支持面61aに支持されたカッターユニット55の上面を覆う被覆位置と、カッターユニット55の上面を露出する露出位置とを取り得る。
レバー62は、被覆位置に位置しているときは、図4に示すように、ベース61の支持面61aに支持されたカッターユニット55を、第2方向に関してベース61との間で挟み込んで固定する。レバー62を被覆位置から露出位置に移動させることで、カッターユニット55をベース61から取り外すことができる。
移動部57は、装着部56を左右方向(搬送方向と直交する方向:本発明の「移動方向」に相当)に沿って移動させる。移動部57は、ガイドレール50aと、2つのプーリ71、72と、タイミングベルト73と、上述の切断モータ5aと、を有している。
ガイドレール50aは、左右方向に沿って延びている。ガイドレール50aは、メインフレーム50の後方側の端部を折り曲げることで形成されている。ガイドレール50aは、装着部56を左右方向に沿って移動可能に支持する。
2つプーリ71、72は、図3に示すように、メインフレーム50の上面にそれぞれ取り付けられている。2つのプーリ71、72は、左右方向に互いに離隔して配置されている。2つプーリ71、72は、左右方向に関して2つのサイドフレーム51、52の外側に位置している。すなわち、プーリ71は左右方向に関してサイドフレーム51の一方側に位置しており、プーリ72は左右方向に関してサイドフレーム52の他方側に位置している。また、プーリ71、72及びサイドフレーム51、52は、左右方向に沿って並んでいる。2つのプーリ71、72のうち、左右方向の他方側(図3中右側)に位置するプーリ72は、切断モータ5aによって駆動される。
タイミングベルト73は、2つのプーリ71、72に巻き掛けられている。装着部56のベース61は、タイミングベルト73の一部に固定されている。切断モータ5aが駆動されると、タイミングベルト73が走行し、装着部56が左右方向に沿って往復移動する。なお、上述のように、切断モータ5aの回転量はエンコーダ81によって検知可能である。エンコーダ81によって切断モータ5aの回転量を検知することで、移動部57による装着部56の移動距離を検知することができる。すなわち、エンコーダ81は、本発明の「距離検知センサ」に相当する。
2つのサイドフレーム51、52は、移動部57によって移動される装着部56の移動軌跡上に位置する。ここで、2つのサイドフレーム51、52のうち、左右方向の一方側(図3中左側)に位置するサイドフレーム51の左右方向に関する位置を第1位置とする。より詳細には、サイドフレーム51における左右方向の他方側(図3中右側)の側面51aの左右方向に関する位置を第1位置とする。装着部56は、2つのサイドフレーム51、52のうち、左右方向の他方側(図3中右側)に位置するサイドフレーム52と当接する位置(図3に示す位置)がホームポジションとなる。
装着部56のホームポジションは、用紙Pの搬送経路における左右方向の他方側(図3中右側)の端部よりも搬送経路の外側である。より詳細には、装着部56がホームポジションに位置しているとき、装着部56に装着されたカッターユニット55の回転刃54が、搬送経路の他方側の端部よりも搬送経路の外側に位置している。移動部57は、装着部56をホームポジションと、左右方向に関して用紙Pの搬送経路における左右方向の一方側(図3中左側)の端部よりも搬送経路の外側と、の間で移動させる。
ストッパー58は、中間ローラ対41の駆動ローラ46aを保持する駆動ローラホルダ46に設けられている。ストッパー58は、左右方向に関して第1位置と用紙Pの搬送経路における左右方向の一方側(図3中左側)の端部との間の第2位置に位置している。より詳細には、ストッパー58における左右方向の他方側(図3中右側)の側面58aの左右方向に関する位置を第2位置とする。ストッパー58は、図4に示すように、移動部57により移動される装着部56に装着されたカッターユニット55の移動軌跡上であり且つ装着部56の移動軌跡から外れた位置に位置している。すなわち、ストッパー58は、本発明の「第2接触部材」に相当する。
ここで、移動部57によって左右方向の他方側から一方側に向けて、移動可能な範囲で装着部56を移動させた場合について説明する。
図5(a)に示すように、装着部56にカッターユニット55が装着されているときは、装着部56はカッターユニット55とストッパー58とが接触する位置まで移動する。より詳細には、カッターユニット55における左右方向の一方側(図3中左側)の側面55aが、ストッパー58の側面58aと接触する。すなわち、このとき装着部56は、カッターユニット55の側面55aが第2位置となる位置まで移動する。以降の説明において、カッターユニット55とストッパー58とが接触するときの装着部56の位置を「第2位置」と称する。
なお、図5(a)に示すように、装着部56が第2位置に位置しているとき、装着部56はサイドフレーム51に接触しない。すなわち、装着部56のベース61における左右方向の一方側(図5(a)中左側)の側壁61bの一方側の側面61b1と、サイドフレーム51の側面51aとの間にすき間がある。ここで、第1位置と第2位置との間の左右方向に関する長さをL3とする。また、カッターユニット55の側面55aと一方側の側壁61bにおける側面61b1との間の左右方向に関する長さをL4とする。このとき、L3>L4である。
ここで、図6(a)に示すように、第2位置に位置する装着部56が、ホームポジションに戻るまでの移動距離をL2とする。なお、図6(a)に示すように、装着部56が第2位置に位置しているとき、装着部56に装着されたカッターユニット55の回転刃54は、用紙Pの搬送経路における一方側(図6(a)中左側)の端部よりも搬送経路の外側に位置している。
図5(b)に示すように、装着部56にカッターユニット55が装着されていないときは、装着部56はベース61における左右方向の一方側(図3中左側)の側壁61bとサイドフレーム51とが接触する位置まで移動する。より詳細には、側壁61bにおける左右方向の一方側(図3中左側)の側面61b1が、サイドフレーム51の側面51aと接触する。すなわち、このとき装着部56は、ベース61の側壁61bにおける側面61b1が第1位置となる位置まで移動する。以降の説明において、ベース61における左右方向の一方側の側壁61bとサイドフレーム51とが接触するときの装着部56の位置を「第1位置」と称する。
ここで、図6(b)に示すように、ベース61の一方側の側壁61bとサイドフレーム51とが接触する位置に位置する装着部56が、ホームポジションに戻るまでの移動距離をL1とする。
(制御部9による制御の概要)
次に、制御部9による制御の概要について説明する。
制御部9は、ユーザによりカッターユニット55の交換作業が行われたと判断した場合に、カッターユニット55が装着部56に装着されているか否かを判断する処理を行う。ユーザがカッターユニット55の交換作業を行う際には、まずカバー8を被覆位置から露出位置に移動させる。そして、交換作業が終了すると、ユーザはカバー8を露出位置から被覆位置に戻す。そこで、制御部9は、開閉検知センサ82によりカバー8の開閉が検知されたとき、ユーザによりカッターユニット55の交換作業が行われたと判断する。
制御部9は、検査移動処理及び判断処理を実行することで、カッターユニット55が装着部56に装着されているか否かを判断する。検査移動処理においては、制御部9は、切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて、移動可能な範囲で移動させる。なお、制御部9は、検査移動処理における装着部56の移動速度が、通常の用紙Pの切断時の装着部56の移動速度よりも遅くなるように制御する。判断処理において、制御部9は、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したか第2位置まで移動したかを判断する。
制御部9は、判断処理において復動処理及び検知処理を実行する。復動処理において、制御部9は、検査移動処理を行った後に切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けてホームポジションまで移動させる。検知処理において、制御部9は、エンコーダ81からの出力信号に基づいて、復動処理における移動部57による装着部56の移動距離を検知する。
検知処理において検知された装着部56の移動距離がL1である場合は、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したことが分かる。すなわち、制御部9は、検知処理において検知された装着部56の移動距離がL1である場合は、装着部56にカッターユニット55が装着されていないと判断する。制御部9は、装着部56にカッターユニット55が装着されていないと判断したとき、その旨のメッセージをディスプレイ10に表示する。
一方、検知処理において検知された装着部56の移動距離がL2である場合は、検査移動処理で装着部56が第2位置まで移動したことが分かる。すなわち、制御部9は、検知処理において検知された装着部56の移動距離がL2である場合は、装着部56にカッターユニット55が装着されていると判断する。
(制御部9による制御フロー)
続いて、図7に示すフローチャートを参照しつつ、制御部9で行われる制御フローの一例について説明する。
まず、制御部9は、開閉検知センサ82からの出力信号に基づいて、ユーザによるカッターユニット55の交換作業が行われたか否かを判断する(S1)。S1の判断は、カッターユニット55の交換作業が行われたと判断するまで繰り返し行われる。カッターユニット55の交換作業が行われたと判断した場合には(S1:YES)、制御部9は、切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて、移動可能な範囲で移動させる(S2:検査移動処理)。
その後、制御部9は、切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けてホームポジションまで移動させる(復動処理)。さらに、制御部9は、エンコーダ81からの出力信号に基づいて、復動処理における移動部57による装着部56の移動距離を検知する(S3:検知処理)。
続いて、制御部9は、S3で検知した装着部56の移動距離に基づいて、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したか否かを判断する(S4:判断処理)。すなわち、検知処理において検知された装着部56の移動距離がL1である場合は、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したと判断する。また、検知処理において検知された装着部56の移動距離がL2である場合は、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動していないと判断する。
検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動していないと判断した場合には(S4:NO)、処理を終了する。一方、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したと判断した場合には(S4:YES)、制御部9は、装着部56にカッターユニット55が装着されていない旨のメッセージが表示されるようにディスプレイ10を制御し(S5)、処理を終了する。
(第1実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態のプリンタ100は、回転刃54を内部に収容したカッターユニット55と、カッターユニット55が取り外し可能に装着される装着部56と、装着部56を左右方向に沿って移動させる移動部57と、用紙Pの搬送経路における左右方向の一方側の端部よりも搬送経路の外側であって、移動部57により移動される装着部56の移動軌跡上に位置する第1位置に配置されたサイドフレーム51と、左右方向に関して第1位置と搬送経路における左右方向の一方側の端部との間であって、移動部57により移動される装着部56に装着されたカッターユニット55の移動軌跡上であり且つ装着部56の移動軌跡から外れた第2位置に配置されたストッパー58と、と有するカッター機構5と、制御部9と、を備えている。制御部9は、切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて、移動可能な範囲で移動させる検査移動処理と、検査移動処理で、装着部56が第1位置まで移動したか第2位置まで移動したかを判断する判断処理と、を実行する。
上述の構成によると、検査移動処理を実行し、移動部57により装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて移動させたとき、装着部56にカッターユニット55が装着されている場合は、カッターユニット55がストッパー58に接触するので、装着部56は第2位置までしか移動できない。一方、装着部56にカッターユニット55が装着されていない場合は、第2位置でストッパー58に接触することがなく、第1位置で装着部56がサイドフレーム51に接触する。よって、装着部56は第1位置まで移動できる。したがって、判断処理によって、装着部56が第2位置まで移動したと判断した場合は、カッターユニット55が装着されていると判断できる。また、装着部56が第1位置まで移動したと判断した場合は、カッターユニット55が装着されていないと判断でできる。このようにして、カッターユニット55が装着されているか否かを検知可能である。
また、上述の実施形態のプリンタ100は、切断モータ5aの回転量を検知することで、移動部57による装着部56の移動距離を検知可能なエンコーダ81を備えている。そして、制御部9は、判断処理において、検査移動処理を行った後に切断モータ5aを制御して、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けてホームポジションまで移動させる復動処理と、エンコーダ81によって復動処理における移動部57による装着部56の移動距離を検知する検知処理と、を実行する。
上述の構成によると、装着部56にカッターユニット55が装着されているときは、復動処理において装着部56は第2位置からホームポジションまで移動することとなる。一方、装着部56にカッターユニット55が装着されていないときは、復動処理において装着部56は第1位置からホームポジションまで移動することとなる。したがって、検知処理で、復動処理における装着部56の移動距離を検知することで、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したか第2位置まで移動したかを判断することができる。これにより、カッターユニット55が装着されているか否かを検知可能である。
また、エンコーダ81は、装着部56がホームポジションに戻ったか否かを確認するために、従来から備えられている。すなわち、装着部56は、基本的には移動部57によって移動させているとき以外は、ホームポジションに位置している。しなしながら、紙片等に引っ掛かってホームポジション以外の位置で停止してしまう場合もありえる。そこで、装着部56の移動距離を検知し、装着部56がホームポジションに戻ったか否かの判断を判断するために、エンコーダ81が備えられている。したがって、カッターユニット55が装着されているか否かを判断するために新たなセンサを必要とすることがない。よって、コストが抑えられる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ100は、カッター機構5を覆う被覆位置とカッター機構5を露出させる露出位置との間で開閉可能なカバー8と、カバー8の開閉を検知可能な開閉検知センサ82と、を備えている。そして、制御部9は、開閉検知センサ82によりカバー8の開閉が検知されたときに、検査移動処理及び判断処理を実行する。カバー8の開閉が行われたときは、ユーザによりカッターユニット55の交換作業が行われた可能性があるので、検査移動処理及び判断処理を実行することでカッターユニット55が装着されているか否かを検知し、カッターユニット55の装着し忘れがないかを判断することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態にかかるプリンタ100aについて説明する。本実施形態のプリンタ100aは、判断処理の内容が主に第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態のプリンタ100aには、図8に示すように、第1位置検知センサ181及び第2位置検知センサ182が備えられている。第1位置検知センサ181及び第2位置検知センサ182は、例えば発光素子及び受光素子(不図示)を有するフォトセンサである。第1位置検知センサ181は、装着部56が第1位置に位置しているか否かを検知可能である。第2位置検知センサ182、装着部56が第2位置に位置しているか否かを検知可能である。
続いて、図9を参照しつつ、本実施形態の制御部9で行われる制御フローの一例について説明する。本実施形態の制御フローは、S13及びS16を除いて、第1実施形態の制御フローと同じである。第1実施形態と同じ処理については、適宜説明を省略する。
S12において検査移動処理を実行した後、制御部9は、第1位置検知センサ181及び前記第2位置検知センサ182からの出力信号に基づいて、装着部56が第1位置に位置しているか第2位置に位置しているかを判断する。
より詳細には、制御部9は、検査移動処理を実行した後、第1位置検知センサ181によって装着部56が検知された場合には、装着部56が第1位置に位置していると判断する。このとき、制御部9は、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したと判断することができる。一方、制御部9は、検査移動処理を実行した後、第2位置検知センサ182によって装着部56が検知された場合には、装着部56が第2位置に位置していると判断する。このとき、制御部9は、検査移動処理で装着部56が第2位置まで移動したと判断することができる。
また、S14において検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動していないと判断した後と(S14:NO)、S15においてディスプレイ10にカッターユニット55が装着されていない旨のメッセージを表示した後とに、制御部9は、切断モータ5aを制御して、装着部56をホームポジションに戻す(S16)。
(第2実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態のプリンタ100aでは、第1実施形態と同様に、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したか第2位置まで移動したかを判断し、カッターユニット55が装着されているか否かを検知可能である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、移動部57が装着部56を左右方向(搬送方向と直交する方向)に沿って移動させる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、移動部57は、装着部56を搬送方向と交わる方向に沿って移動させるものであればよい。
さらに、上述の実施形態では、用紙Pの搬送経路における左右方向の一方側の端部よりも搬送経路の外側であって、移動部57により移動される装着部56の移動軌跡上に位置する第1位置にサイドフレーム51が位置する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、サイドフレーム51が左右方向に関して第1位置よりも一方側に位置しており、第1位置にサイドフレーム51とは別の部材が位置していてもよい。
また、上述の実施形態では、ストッパー58が駆動ローラホルダ46に設けられている場合について説明したが、ストッパー58が設けられる部材はこれに限定されるものでなない。すなわち、例えば、ストッパー58は、サイドフレーム51における左右方向の他方側の側面51aから左右方向の他方側に突出する突起であってもよい。
また、上述の第1実施形態においては、装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて移動可能な範囲で移動させる検査移動処理を実行した後に、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けてホームポジションまで移動させる復動処理を実行する場合について説明したがこれには限定されない。すなわち、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けて移動可能な範囲で移動させた後に、装着部56を左右方向の他方側から一方側に向けて移動可能な範囲で移動させる検査移動処理を実行してもよい。上述のように、装着部56は紙片等に引っ掛かってホームポジション以外の位置で停止している場合もありえる。そこで、装着部56を左右方向の一方側から他方側に向けて移動可能な範囲で移動させることで、装着部56をホームポジションに戻すことができる。したがって、その後に検査移動処理を実行し、検査移動処理での移動距離を検知することで、検査移動処理で装着部56が第1位置まで移動したか第2位置まで移動したかを判断することができる。
さらに、上述の第1実施形態においては、復動処理において装着部56をホームポジションまで移動させる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、復動処理において装着部56を左右方向に関してホームポジションよりも一方側の所定位置まで移動させるようにしてもよい。
加えて、上述の第2実施形態においては、装着部56が第1位置に位置しているか否かを検知可能な第1位置検知センサ181と、装着部56が第2位置に位置しているか否かを検知可能な第2位置検知センサ182と、を備えている場合について説明したが、第1位置検知センサ181及び第2位置検知センサ182はいずれか一方のみが設けられていればよい。すなわち例えば、第1位置検知センサ181のみが設けられている場合、検査移動処理を実行した後に、第1位置検知センサ181によって装着部56が検知された場合は、装着部56が第1位置に位置していると判断できる。また、検査移動処理を実行した後に、第1位置検知センサ181によって装着部56が検知されない場合は、装着部56が第2位置に位置していると判断できる。
また、上述の実施形態においては、開閉検知センサ82によりカバー8の開閉が検知されたときに、検査移動処理及び判断処理を実行する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、レバー62の回動を検知可能な回動検知センサを備えており、回動検知センサによりレバー62の回動が検知され、且つ、開閉検知センサ82によりカバー8の開閉が検知されたときに、検査移動処理及び判断処理を実行するようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、カッター機構5は、固定刃53及び円板状の回転刃54を有しており、カッターユニット55に回転刃54が収容されている場合について説明したが、これには限定されない。カッター機構5は、いずれも円板状の回転刃及び従動刃を有しており、カッターユニット55に回転刃及び従動刃が収容されていてもよい。
本発明は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置全般に適用され得る。すなわち例えば、本発明は、ノズルからインクを吐出するヘッドを記録部として備えるインクジェットプリンタだけでなく、レーザで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるレーザ式や、LEDで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるLED式の記録部を備える電子写真プリンタに適用することもできる。また、記録媒体は紙に限定されず、布や、フィルム等の樹脂材料などであってもよい。
4 搬送部
5 カッター機構
6 記録部
8 カバー
9 制御部
51 サイドフレーム(第1接触部材)
54 回転刃(カッター)
55 カッターユニット
56 装着部
57 移動部
58 ストッパー(第2接触部材)
81 エンコーダ(距離検知センサ)
82 開閉検知センサ
100 プリンタ(画像記録装置)
181 第1位置検知センサ
182 第2位置検知センサ
P 用紙(記録媒体)

Claims (5)

  1. 搬送方向に搬送される記録媒体を切断するカッター機構であって、
    カッターを内部に収容したカッターユニットと、
    前記カッターユニットが取り外し可能に装着される装着部と、
    前記装着部を記録媒体の前記搬送方向と交わる移動方向に沿って移動させる移動部と、
    記録媒体の搬送経路における前記移動方向の一方側の端部よりも前記搬送経路の外側であって、前記移動部により移動される前記装着部の移動軌跡上に位置する第1位置に配置された第1接触部材と、
    前記移動方向に関して前記第1位置と前記搬送経路における前記移動方向の前記一方側の端部との間であって、前記移動部により移動される前記装着部に装着されたカッターユニットの移動軌跡上であり且つ前記装着部の移動軌跡から外れた第2位置に配置された第2接触部材と、を備えていることを特徴とするカッター機構。
  2. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される記録媒体を切断するカッター機構と、
    前記搬送部によって搬送される記録媒体に画像を記録する記録部と、
    制御部と、を備えており、
    前記カッター機構は、
    カッターを内部に収容したカッターユニットと、
    前記カッターユニットが取り外し可能に装着される装着部と、
    前記装着部を記録媒体の前記搬送方向と交わる移動方向に沿って移動させる移動部と、
    記録媒体の搬送経路における前記移動方向の一方側の端部よりも前記搬送経路の外側であって、前記移動部により移動される前記装着部の移動軌跡上に位置する第1位置に配置された第1接触部材と、
    前記移動方向に関して前記第1位置と前記搬送経路における前記移動方向の前記一方側の端部との間であって、前記移動部により移動される前記装着部に装着されたカッターユニットの移動軌跡上であり且つ前記装着部の移動軌跡から外れた第2位置に配置された第2接触部材と、と有しており、
    前記制御部は、
    前記移動部を制御して、前記装着部を前記移動方向の他方側から前記一方側に向けて、移動可能な範囲で移動させる検査移動処理と、
    前記検査移動処理で、前記装着部が前記第1位置まで移動したか前記第2位置まで移動したかを判断する判断処理と、を実行することを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記移動部による前記装着部の移動距離を検知可能な距離検知センサをさらに備えており、
    前記制御部は、
    前記判断処理において、
    前記検査移動処理を行った後に、前記移動部を制御して、前記装着部を前記移動方向の前記一方側から前記他方側に向けて所定位置まで移動させる復動処理と、
    前記距離検知センサによって、前記復動処理における前記移動部による前記装着部の移動距離を検知する検知処理と、を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記装着部が前記第1位置に位置していることを検知する第1位置検知センサ、及び、前記装着部が前記第2位置に位置していることを検知する第2位置検知センサの少なくとも一方をさらに備えており、
    前記制御部は、
    前記判断処理において、前記検査移動処理を実行した後に、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの少なくとも一方からの出力信号に基づいて、前記装着部が前記第1位置に位置しているか前記第2位置に位置しているかを判断することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 前記カッター機構を覆う被覆位置と前記カッター機構を露出させる露出位置との間で開閉可能なカバーと、
    前記カバーの開閉を検知可能な開閉検知センサと、をさらに備えており、
    前記制御部は、前記開閉検知センサにより前記カバーの開閉が検知されたときに、前記検査移動処理及び前記判断処理を実行することを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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