JPH09121755A

JPH09121755A - 食用肉処理産業用の機械フレームとチューブ形材

Info

Publication number: JPH09121755A
Application number: JP8256720A
Authority: JP
Inventors: Barend Jacobus Emmanu Beijaard; バーレント・ヤコブス・エマニュエル・ベイヤールト; Thomas Gerardus Maria Jacobs; トーマス・ヘラルドゥス・マリア・ヤコブス; Leonardus Jozephus Tiggeloven; レオナルドゥス・ヨーゼフス・アントニウス・ティヘローフェン
Original assignee: STORK L M S BV; Stork RMS BV
Current assignee: STORK L M S BV; Stork RMS BV
Priority date: 1995-09-29
Filing date: 1996-09-27
Publication date: 1997-05-13
Also published as: NL1001322C2; EP0765966A1; US6039080A; US5878785A

Abstract

(57)【要約】【課題】食用肉処理産業用の機械フレームと、そのよ
うな機械フレームを組み立てるためのチューブ形材で、
十分清潔にすることができ、十分な強度を与え、建設す
るのが容易で、簡単な方法で適用できるチューブ形材を
提供する。【解決手段】本発明は、食用肉処理産業用の機械フレ
ームに関し、この機械フレームは少なくとも部分的に形
材部品から組み立てられる。機械フレームのチューブ形
材部品１は荷重が掛けられ、その外側は機械部品をガイ
ドするための少なくとも１つのガイド表面２を備える。
本発明は、また、そのような機械フレームを組み立てる
ためのチューブ形材部品１に関する。本発明による機械
フレームとチューブ形材部品１を用いて、非常に容易に
清潔にされ得る構造物を組み立てることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、食用肉処理産業用
の機械フレームに関する。本発明は、また、食用肉処理
産業用の機械フレームの少なくとも一部分を組み立てる
ためのチューブ形材に関する。

【０００２】

【従来の技術】食用肉処理産業では、元製品や半製品や
最終製品の輸送および処理は、通常、少なくとも部分的
に機械化され、自動化されている。例えば屠殺場では、
屠殺体の運搬はフックが備えられたガイドトラックに沿
って行なわれ、そのガイドトラックに沿ってガイドトラ
ック処理ステーションを自由に配置することができる。
一般的には、コンベアと処理ステーションの両方がフレ
ームを備え、要求された機能を与える要素を支持する。
さらに、食用肉処理産業では、良好な衛生が非常に重要
である。

【０００３】独国公開公報第ＤＥ３２０１４０２号か
ら、システムビルディングを使用する製造用チューブ式
トラック装置が、公知となっており、その装置では天井
に水平に据え付けるための少なくとも１つの伸長したＵ
形アルミニウム形材部品が、ガイドチューブを保持す
る。Ｕ形アルミニウム形材部品の脚は短い。上部の形材
部品は、据え付け要素を介在させて天井から吊され、据
え付け要素は断熱構造をとる。下部の形材部品は、内部
でガイドチューブを保持し、ガイドチューブに沿ってア
ルミニウム製ガイドフックがスライドできる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】生産環境において現在
使用される装置の欠点は、装置が洗浄するのに困難であ
ること、さらに装置が生産や輸送に関して要求が変えら
れたときに装置の構造が修正するのに非常に困難なこと
である。

【０００５】本発明の目的は、食用肉処理産業用の機械
フレームと、そのような機械フレームを組み立てるため
のチューブ形材であって、十分清潔にすることができ、
十分な強度を与え、建設するのが容易で、簡単な方法で
適用できるチューブ形材を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、この目的のた
めに食用肉処理産業用の機械フレームを提供し、この機
械フレームは少なくとも部分的にチューブ形材部品から
組み立てられることができ、このチューブ形材部品は荷
重を掛けられることができ、このチューブ形材部品の外
側は機械部品をガイドするための少なくとも１つのガイ
ド表面を備える。このような機械フレームにおいて、耐
荷重機能とガイド機能とが、１つの形材部品に結合され
ている。これは機械フレームに要求される構成部品の数
を制限し、これによって既存の機械フレームよりも清潔
にするのが比較的より容易になる。これら利点は、チュ
ーブフレーム部品が自ら支えるときに、特に申し分なく
得られる。

【０００７】チューブフレーム部品は、好ましくは、そ
れらが導管とケーブルとの両方または一方を収容するた
めに少なくとも１つの内部通路を備えるように具体化さ
れる。導管とケーブルとの両方または一方をチューブ形
材に配置することによって、外部部品の数は、さらに減
少される。通路は、通路の壁が導管の壁としても機能す
るように、直接媒体を輸送する機能を果たすこともでき
る。このステップも、機械フレームを清潔にするのによ
り容易となる。もう１つの利点は、導管とケーブルとの
両方または一方が防護され、したがって損傷の危険性が
減少することである。

【０００８】さらにもう１つの好ましい実施の形態で
は、センサーがフレームに配置され、例えば、屠殺体の
一部やトロリーや人などのようなチューブ形材部品の外
側に在る物体の位置を記録する。このようなセンサーを
用いて、チューブ形材部品の外側における物体の非存在
も、同様にして検知され得ること(０測定)は明らかであ
ろう。形材部品の中にセンサーが包含される故に、この
要素は装置を清潔にするのを妨げることもない。特にセ
ンサーの場合、通常敏感であるが、外部からの影響に対
する防護という点も非常に重要である。

【０００９】もう１つの好ましい実施の形態では、チュ
ーブ形材部品は内部的に配置されたガスまたは液体用の
貯蔵収容部と媒体の通路用のアクチュエータとノズルと
の両方または一方を備えている。１つ或いはそれ以上の
これらの要素をチューブ形材部品に配置することによっ
て、機械フレームの外側はさらに簡素化される。これが
上で幾度も既に述べた利点と成る。

【００１０】本発明は、また、食用肉処理産業用の機械
フレームの少なくとも一部を組み立てるチューブ形材を
提供し、チューブ形材は断面を有し、その断面の外周が
実質的に真っ直ぐな辺によって実質的に定められ、それ
らの辺は２９０度よりも小さい内角を形成する。チュー
ブ形材の内部から見られたときに、チューブ形材の２つ
の隣接する実質的に平坦な側面の間の角度が、内角と理
解される。内角を制限することは、チューブ形材の外側
に位置しているが故にほこりが堆積できる隅と溝との両
方または一方を防止することができる。この利点は２９
０度より小さい角度で既に実現されているが、この角度
がより小さいときは、例えば２３０度では、さらにもっ
と明確になる。しかしながら、この角度が約１８０度あ
るいは１８０度よりもっと小さい角度になるように、こ
の角度をさらにもっと減少させることが一層推奨され
る。このようにして、１８０度よりも小さい角度では、
この角度に近い形材部品の外側に、ほこりが堆積すると
いうことは極めて稀になる。また、実質的に真っ直ぐな
側面は、例えば、キャリッジあるいはトロリーをガイド
するのに大変ふさわしい。

【００１１】好ましくは、チューブ形材が断面を有し、
その断面の外周は少なくとも６つの実質的に真っ直ぐな
辺によって実質的に定義される。断面におけるこれらの
実質的に真っ直ぐな辺、すなわち側面は、異なる方向に
支持力を与える可能性を提供する。支持するための物体
の位置および産み出される力の方向に依って、このよう
な物体は、チューブ形材上の１つ或いはそれ以上の側面
に結合することができる。これは、例えば、突出部やロ
ーラーやホイールやガイドプレートなどを介在させて行
われる。実質的に真っ直ぐな側面のもう１つの利点は、
それらが清潔にするのに容易であることである。

【００１２】好ましくは、少なくとも１つの通路が、導
管とケーブルの両方または一方の通路のためにチューブ
形材に配置される。別の好ましい実施の形態では、少な
くとも１つの通路が、媒体の通路のためにチューブ形材
に配置される。チューブ形材における導管、ケーブルと
通路の全てかいずれか一方の配置は、外部の導管、ケー
ブル、パイプ、チューブ、ホースなどの必要性を制限す
る。これら外部要素の制限は、チューブ形材が組み入れ
られた装置を清潔にするのをより容易にする。これら要
素に対する損傷の危険も制限される。このステップは、
また、製品あるいは人々が垂れ下がっているケーブル導
管などに絡まるのを防止することができる。

【００１３】添付の図１に示される本発明によるチュー
ブ形材の一例において、チューブ形材は、６０６３Ｔ
５ (ＡlＭgＳiＯ５) から出来ており、最大外部寸法と
しては２００mm×８０mmであり、水平方向の慣性モーメ
ントは３.９×１０⁶mm⁴、鉛直方向では１５.１×１０⁶m
m⁴である。独国公開公報第ＤＥ−３２０１４０２号に示
される蒸気パイプは、１.５インチ版では慣性モーメン
トは０.１４×１０⁶mm⁴であり、２インチ版では０.３１
×１０⁶mm⁴である。このようにして、本発明のチューブ
形材では比較的に強度の強い物体を実現している。

【００１４】チューブ形材は、押し出し加工されたアル
ミニウムから優先して少なくとも部分的に造られる。ア
ルミニウムは、非常にうまく押し出しされ得る材料であ
り、それによって、比較的複雑な形状が製造され得る。

【００１５】チューブ形材は、好ましくは、少なくとも
一端面に雌ねじを備える。このような雌ねじは、形材を
他の形材やコーナーピースに固定することができ、ある
いはカバープレートを形材の端面にねじ締めできる。

【００１６】

【発明の実施の形態】本発明は、次の図に示される非限
定的な実施の形態に言及しつつ、さらに説明される。図
１は、断面の外周が８つの実質的にまっすぐな側面２に
よって実質的に定まる断面を持つチューブ形材１を示
す。これらの真っ直ぐな側面２は、１８０度より小さい
内角アルファ、ベータを形成する。チューブ形材１の外
表面は清潔にするのに非常に簡単な形状を有し、ほこり
が堆積できる溝や他の窪みを含まない。通路３が、導管
４およびケーブル５の通路のためにチューブ形材に配置
される。他の可能性のある導管あるいはケーブルの通過
のために、通路３において十分なスペースが利用できる
ことは明らかである。チューブ形材１は、さらに、媒体
の通過のために２つの内部通路６,７を備える。チュー
ブ形材１が暖かい環境にあるならば、ここにおいて、例
えば、冷却液あるいは空気の通過が考えられ得る。ま
た、液体あるいは気体を所望の位置に輸送するために、
通路６,７の内１つまたは両方を使用することも可能で
ある。この図において、スプレーノズル８は、例えば液
体が噴霧されるか微粒子にされ得るように示されてい
る。チューブ形材１の内部にある内部通路６,７の壁部
分(そして、通路３の内部壁部分も)は、形材１をより高
い強度にする。

【００１７】チューブ形材１の外側でアクセスできるロ
ッド１０を作動させるために、アクチュエータ９が形材
１にさらに配置される。ロッド１０の要求される機能に
依って、アクチュエータ９は、ロッド１０の回転を引き
起こす電気モータとロッド１０の往復動を引き起こすた
めのシリンダから成り得る。チューブ形材１の端面に、
雌ねじ付きの開口１１が配置される。ボルト１２によっ
て、カバー板１３を形材１の端面にしっかり締めること
ができる。ボルト１２は、カバー板１３において開口１
１と協働する。ブッシュ１４は導管４とケーブル５が通
過するためにカバー板１３に配置される。

【００１８】図２は、食用肉処理産業用の機械フレーム
を示し、機械フレームは図１に示されるチューブ形材１
と同様なチューブ形材部品１から部分的に組み立てられ
る。接続ピース１５と協働して、ここにおいてチューブ
形材部品１はフレーム１６を形成し、フレーム１６はロ
ッド１７を介在させて天井１８から吊される。既存の輸
送システム１９によって、フック２０から吊された屠殺
体２１は、フレーム１６が一部を形成する機械２２に沿
って運搬される。チューブ形材１は、例えば、回転可能
なナイフ２３のような機械部品を支持するのに使用され
るのが、この図においてはっきりと分かる。機械部品の
支持機能に加えて、チューブ形材１が機械部品をガイド
するために使用されるということが、同様に明らかであ
る。このようにして、例えば、回転可能なナイフ２３を
運搬する鉛直形材部品２４が、ローラ２６を介在させて
水平の形材部品２７上にガイド可能に支持されたキャリ
ッジ２５に固定されるということが分かる。

【００１９】最後に、図３は、前述の図に示されたよう
に、チューブ形材１に固定するための接続ピース１５を
示す。中空カップリング要素２９は、媒体を輸送するた
めに通路６,７に配置され、そのカップリング要素２９
は両側ねじを備える。もし通路６,７が媒体輸送のため
に使用されないなら、カップリング要素２９は、内部開
口なしで具体化される。カップリング要素２９は接続ピ
ース１５に接続し、接続ピース１５では別々の通路３
０,３１が媒体の輸送のために通路６,７にそれぞれ接続
される。このようにして、媒体に対して気密な連結が通
路６と３０および通路７と３１との間に行なわれ得る。
ここに示されたのと同じようにして形材１以外の形材に
接続可能である開口３２が、接続ピース１５の端面に配
置される。また、接続ピース１５の一部を形成する通路
２８は、導管やケーブル(図示せず)の通過用の通路３に
接続する。しかしながら、通路３と２８の間の接続は、
媒体に対して気密である必要は無く、すなわち、上述の
通路の連結よりも少なくともより甘い要求を満たすこと
ができる。図２において、ここに示す接続ピース１５
は、多くの場合、ロッド１７によって天井に接続され
る。しかしながら、これは欠くことができないものでは
ない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるカバープレート付きチューブ形
材の斜視図である。

【図２】本発明による食用肉処理産業用の機械フレー
ムの斜視図である。

【図３】本発明による形材部品に固定されたカップリ
ングピース付き形材部品の断面図である。

【符号の説明】

１…チューブ形材部品、２…側面、３,６,７…通
路、４…導管、５…ケーブル、８…ノズル、９…
アクチュエータ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者トーマス・ヘラルドゥス・マリア・ヤコブスオランダ、エヌエル−7006テーハー・ドゥーティンヘム、ビースロークフェルト24番 (72)発明者レオナルドゥス・ヨーゼフス・アントニウス・ティヘローフェンオランダ、エヌエル−7141ぺーカー・フルンロ、マルスクラーマー１番

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】チューブ形材部品から少なくとも部分的
に組み立てられることができ、そのチューブ形材部品は
荷重を掛けられることができ、かつチューブ形材部品の
外側は機械部品をガイドするための少なくとも１つのガ
イド面を備えていることを特徴とする食用肉処理産業用
の機械フレーム。
【請求項２】請求項１に記載の食用肉処理産業用の機
械フレームにおいて、少なくとも１つのチューブ形材部
品は自ら支持していることを特徴とする食用肉処理産業
用の機械フレーム。
【請求項３】請求項１または２に記載の食用肉処理産
業用の機械フレームにおいて、チューブ形材部品は導管
とケーブルとの両方または一方を収容するために少なく
とも１つの内部通路を備えるように具体化されているこ
とを特徴とする食用肉処理産業用の機械フレーム。
【請求項４】請求項１乃至３のいずれか１つに記載の
食用肉処理産業用の機械フレームにおいて、センサー
が、上記チューブ形材部品の外側に在る物体の位置を記
録するために上記フレームに配置されていることを特徴
とする食用肉処理産業用の機械フレーム。
【請求項５】請求項１乃至４のいずれか１つに記載の
食用肉処理産業用の機械フレームにおいて、少なくとも
１つのチューブ形材部品には、媒体のための貯蔵収容部
が設けられていることを特徴とする食用肉処理産業用の
機械フレーム。
【請求項６】請求項１乃至５のいずれか１つに記載の
食用肉処理産業用の機械フレームにおいて、アクチュエ
ータが上記チューブ形材部品の少なくとも１つに配置さ
れ、このアクチュエータによって作動させられる要素が
上記チューブ形材部品の外側からアクセス可能であるこ
とを特徴とする食用肉処理産業用の機械フレーム。
【請求項７】請求項１乃至６のいずれか１つに記載の
食用肉処理産業用の機械フレームにおいて、媒体の通路
に向けてノズルがチューブ形材部品の壁に配置されてい
ることを特徴とする食用肉処理産業用の機械フレーム。
【請求項８】食用肉処理産業用の機械フレームの少な
くとも一部を組み立てるためのチューブ形材であって、
上記チューブ形材は１つの断面を有し、その断面の外周
が実質的に真っ直ぐな辺によって実質的に定められ、そ
の辺は２９０度よりも小さい内角を形成することを特徴
とするチューブ形材。
【請求項９】請求項８に記載のチューブ形材におい
て、上記チューブ形材は１つの断面を有し、その断面の
外周が少なくとも６つの実質的に真っ直ぐな辺によって
実質的に定義されることを特徴とするチューブ形材。
【請求項１０】請求項１乃至９のいずれか１つに記載
のチューブ形材において、少なくとも１つの通路が、導
管とケーブルとの両方または一方の通路のために上記チ
ューブ形材に配置されていることを特徴とするチューブ
形材。
【請求項１１】請求項７乃至９のいずれか１つに記載
のチューブ形材において、少なくとも１つの通路が、媒
体の通路のために上記チューブ形材に配置されているこ
とを特徴とするチューブ形材。
【請求項１２】請求項７乃至１０のいずれか１つに記
載のチューブ形材において、上記チューブ形材は、押し
出し加工されたアルミニウムから少なくとも部分的に製
造されていることを特徴とするチューブ形材。
【請求項１３】請求項７乃至１１のいずれか１つに記
載のチューブ形材において、上記チューブ形材には、少
なくとも一端面に雌ねじが設けられていることを特徴と
するチューブ形材。