JP3228994U - 構内設備点検システム - Google Patents

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潤一郎 藤田
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Abstract

【課題】精度及び信頼性が高く、それでいて極めて安価に製造可能な遠隔操作による構内設備点検システムを提供する。【解決手段】構内設備点検システムは、構内に配設されるカーテンレール6からなる軌道と、軌道に懸架され且つ軌道上を移動する駆動装置を備えた台車部2と、台車部に取り付けられ且つ台車部に対して水平方向の回転および上下方向の首振りをする指向変更装置を備えた監視カメラ3と、監視カメラで撮影された画像を表示する表示手段と、台車部から離れた場所より台車部の位置、監視カメラの向き及び/又は焦点倍率を操作する遠隔操作手段とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、遠隔操作により、変電所などの構内設備を点検するための構内設備点検システムに関し、特に遠隔操作により移動する台車部の軌道として、市販されている汎用のカーテンレールを用いたことを特徴とする構内設備点検システムに関する。
変電所などは地域に拠らず国内に多数存在し、作業員等が駐在する拠点からも離れている場合が多い。このため、変電所などの構内設備を点検するためには、その都度作業員が変電所などの点検場所へ赴いて点検作業を行わなければならなかった。また、変電所などの構内は広く、構内設備によっては高所における点検作業を強いられるため、作業員の点検業務は危険を伴う場合があり、その作業負荷が極めて大きいという問題があった。
上記のような問題に鑑み、例えば特開2000−132773号公報(特許文献1)に記載されているような、一つの場所で移動することなく監視を行うことができ、迅速に効率よく監視ができ、省力化でき、監視を行う人の負担を軽くする構内監視装置などが開発されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているような監視装置は、軌道、移動体、監視カメラ、制御手段などの一つ一つ機器や部品が様々な使用環境に合わせて設計される実質的な専用品であるため、製造コストが極めて高く、装置の構造も複雑となり勝ちになるという問題があった。
特開2000−132773号公報
そこで、本考案は、遠隔操作により変電所などの構内設備を点検することができる構内設備点検システムにおいて、精度および信頼性が高く、それでいて極めて安価に製造することができる構内設備点検システムを提供することを目的とする。
本考案者等は、構内設備点検システムの構成および点検システムを構成する軌道、移動体、監視カメラ、制御手段などの各機器の構造などについて鋭意検討を重ねた結果、軌道は変電所などの広い構内において大量に使用されることから、軌道として、市販されているような汎用のカーテンレールを用いることができれば、点検システムのコストを大幅に低減できることを見出した。
一方、汎用のカーテンレールを構内設備点検システムに用いた場合、一般に汎用のカーテンレールは、フックを介してカーテンを吊るすだけの簡単な構造であるため、監視カメラ等の重量物を懸架して移動させると、移動体に揺れなどが生じて監視カメラ等の姿勢が不安定となり、遠隔操作により目的とする構内設備を正確に点検できなくなるという不都合が生じることになる。このため、本考案者等は、カーテンレールを用いても監視カメラ等の姿勢を安定化させる懸架構造について鋭意検討を重ねた結果、カーテンレールを内側と外側から挟持するように配置した1対の車輪を、移動方向に間隔を開けて2箇所以上設けることが極めて有効であることを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案によれば、遠隔操作により変電所などの構内設備を点検するための構内設備点検システムであって、構内に配設される軌道と、前記軌道に懸架されており且つ前記軌道上を移動するための駆動装置を備えた台車部と、前記台車部に取り付けられており且つ前記台車部に対して水平方向の回転および上下方向の首振りをするための指向変更装置を備えた監視カメラと、前記監視カメラで撮影された画像を表示するための表示手段と、前記台車部から離れた場所より前記台車部の位置、前記監視カメラの向き及び/又は焦点倍率を操作するための遠隔操作手段とを備えており、そして前記軌道は、カーテンレールから構成されている構内設備点検システムが提供される。
本考案の点検システムは、変電所などの構内設備の点検や監視を行うために、離れた場所から遠隔制御手段を用いて台車部の駆動装置を作動させることができる。軌道レールは汎用のカーテンレールからなり、構内の設備を隈なく点検、監視できるように張り巡らされているので、監視カメラを搭載した台車部は遠隔操作により目的場所へ移動することができる。
また、監視カメラは指向変更装置を備えているので、遠隔制御手段を用いて指向変更装置を作動させ、監視カメラの向きを水平方向および上下方向に動かして点検、監視の対象となる構内設備に焦点を合わせ、該構内設備の画像を表示手段へ送信することができる。このため、本考案の点検システムは、監視カメラで撮影された画像信号を有線または無線にて、送信および受信する画像送受信手段をさらに備えていることが好ましい。
このように、本考案の点検システムでは、遠隔操作により、一つの場所で移動することなく変電所などの構内設備の点検や監視を行うことができる。また、軌道レールは、市販されている汎用のカーテンレールを用いているので、特殊な設置具を準備することなく簡単に変電所などの構内に張り巡らすことができ、本考案の点検システムを極めて安価に提供することができる。
なお、本願発明において意味するところの「カーテンレール」とは、その全部または一部の断面が下向きC型形状を有しており、断面視において、左右一対のカーテンレールの下部水平片の内側に左右一対の車輪を載せることにより、該車輪に懸架された物体をカーテンレールに沿って移動させることができるものを意味し、必ずしもカーテンを吊るすために使用されるものに限定されるものではない。
本考案の点検システムでは、軌道レールとして汎用のカーテンレールを用いており、台車部には、台車部や監視カメラの電源や信号などを供給等するためのケーブルが接続されている場合、ケーブルは、ケーブルの長さに対して所定の間隔を開けて配置されており、カーテンレール上を移動自在な複数のフックを介してカーテンレールに懸架させることができる。この場合、ケーブルは、複数のフックに支持されることにより、台車部がケーブルの基準点へ近づく時も基準点から遠ざかる時も、カーテンレールに沿って蛇腹状に折り畳まれたり伸ばされたりして自在に伸び縮みできるので、長い距離であっても台車部の移動がスムーズになる。
本考案に用いられるカーテンレールは、その断面形状が下向きC型形状を呈していれば特に限定はなく、市販されている汎用のカーテンレールを用いることができる。このため、カーテンレールに懸架される台車部は、カーテンレール内において移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置される懸架車輪と、カーテンレール外において移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置される支持車輪と、そして懸架車輪および支持車輪を回転自在に支持し、支持車輪の下方には監視カメラが取り付けられる連結部とから構成されている。
台車部を介してカーテンレールに懸架された監視カメラは、台車部の加減速時に移動方向に揺動し不安定となる。このため、本考案の点検システムでは、断面視において、下向きC型形状のカーテンレールの下部水平片を内側と外側から挟持するように、下部水平片の内側には懸架車輪を移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置し、下部水平片の外側には支持車輪を移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置することにより、台車部が加減速する時の監視カメラの搖動を抑制している。
なお、断面形状が下向きC型形状のカーテンレールは、互いに対抗する下部水平片を左側片および右側片のそれぞれに有しているため、カーテンレールの内側で左右一対の下部水平片に懸架される懸架車輪も、カーテンレールの断面視において左右一対配置される。例えば下部水平片の内側において移動方向に間隔を開けて配置される懸架車輪が2箇所である場合、懸架車輪は1箇所毎に2つの車輪が左右一対となって回転自在に支持されるため、懸架車輪の総数は4輪となる。
一方、カーテンレールの下部水平片の外側において移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置される支持車輪は、必ずしも1箇所毎に2つの車輪が左右一対となって支持される必要がない。このため、2箇所以上配置される支持車輪は、カーテンレールの左右下部水平片のいずれか一方にのみ配置されていてもよい。例えば下部水平片の外側において移動方向に間隔を開けて配置される支持車輪が2箇所である場合、支持車輪を左右下部水平片のいずれか一方にのみに配置すると支持車輪の総数は2輪となる。
カーテンレールは、下向きC型形状の上面にカーテンレールの長手方向に沿って形成された開口部を有していてもよい。上面に開口部が形成されたカーテンレールの構造としては、例えば断面が下向きC型形状を有するカーテンレールを上下2段に積み重ねたような構造を有しており、下段のカーテンレールの上面に長手方向に沿って開口部が形成されているようなカーテンレールなどが挙げられる。
上述のように、カーテンレールの上面に長手方向に沿った開口部が設けられている場合、台車部の連結部に、カーテンレールの開口部を貫通するように下方から上方へ延びた案内部を設けると、該案内部がカーテンレールの開口部の中で案内されるので、特に台車部を介してカーテンレールに懸架される監視カメラが、移動方向と直行する方向へ搖動するのを効果的に抑制することができる。
また、台車部の連結部は、台車部の移動方向に延びたプレート部を含んでいることが好ましい。連結部が移動方向に平坦なプレートから形成されていると、台車部が加減速する時、懸架車輪と監視カメラを連結する連結部の移動方向への変形が抑えられる結果、監視カメラの搖動が抑制されて台車部の停止精度や監視カメラによる撮影精度が向上すると共に、耐久性の向上により点検システム全体の信頼性も向上する。
本考案の点検システムによれば、遠隔操作により、一つの場所で移動することなく変電所などの構内設備の点検や監視を行うことができる。また、軌道レールは、市販されている汎用のカーテンレールを用いることができるので、特殊な設置具を準備することなく簡単に変電所などの構内に張り巡らすことができ、本考案の点検システムを極めて安価に提供することができる。
また、本考案の点検システムによれば、断面視において、下向きC型形状のカーテンレールを内側と外側から挟持するように、下部水平片の内側には移動方向に間隔を開けて2箇所以上の懸架車輪を配置し、下部水平片の外側には移動方向に間隔を開けて2箇所以上の支持車輪を配置しているので、台車部が加減速する時の監視カメラの搖動を抑えることができる。
さらに、本考案の点検システムによれば、カーテンレールの上面に長手方向に沿った開口部を設け、台車部の連結部には、カーテンレールの開口部を貫通するように下方から上方へ延びた案内部を設けることができるので、この場合、該案内部がカーテンレールの開口部の中で案内されて、監視カメラが移動方向と直行する方向へ搖動するのを抑制することができる。
また、台車部の連結部は、台車部の移動方向に延びたプレート部を含んでいるので、台車部が加減速する時、連結部の移動方向への変形が抑えられる結果、監視カメラの搖動がさらに抑制されて台車の停止精度や監視カメラによる撮影精度が向上すると共に、耐久性の向上により点検システム全体の信頼性も向上させることができる。
図1(a)、(b)は、本考案の一実施形態に係る点検システムの概要図であり、(a)は台車部が基準点に近接している態様、(b)は台車部が基準点から離間している態様を示している。 図2は、本考案の一実施形態に係る台車部および監視カメラの側面図である。 図3は、本考案の一実施形態に係る台車部および監視カメラの正面図である。 図4は、本考案の一実施形態に係る台車部の懸架車輪付近を部分的拡大した断面図である。 図5は、本考案の点検システムを設置した変電所等の構内を示す概要図である。
以下、本考案の一実施形態に係る点検システム1について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1には、図1(a)、(b)には、本考案の一実施形態に係る点検システム1の概要図が示されており、(a)には台車部2が基準点Xに近接している態様、(b)には台車部2が基準点Xから離間している態様が示されている。図2には、本考案の一実施形態に係る台車部2および監視カメラ3の側面図が示されており、図3には、本考案の一実施形態に係る台車部2および監視カメラ3の正面図が示されている。また、図5には、本考案の点検システム1を設置した変電所等の構内を示す概要図が示されている。
図1,5を参照して理解されるように、本実施形態の点検システム1は、遠隔操作により変電所などの構内設備9を点検するための構内設備点検システム1であって、構内に配設される軌道6と、軌道6に懸架されており且つ軌道6上を移動するための駆動装置21を備えた台車部2と、台車部2に取り付けられており且つ台車部2に対して水平方向の回転および上下方向の首振りをするための指向変更装置(図示せず)を備えた監視カメラ3と、監視カメラ3で撮影された画像を表示するための表示手段4と、台車部2から離れた場所より台車部2の位置、監視カメラ3の向き及び/又は焦点倍率を操作するための遠隔操作手段5とを備えている。そして、本実施形態では、軌道は市販されている汎用のカーテンレール6から構成されている。
本実施形態の点検システム1は、変電所などの構内設備9の点検や監視を行うために、離れた場所から遠隔制御手段5を用いて台車部2の駆動装置21を作動させることができる。駆動装置21としては電動モータや原動機などがあり、後述するケーブル7を介してAC電源を供給するものや、或いはバッテリーを台車部2に搭載してDC電源するもの等でもよい。
本実施形態では、軌道レールは汎用のカーテンレール6からなり、構内の設備9を隈なく点検、監視できるように張り巡らされているので(図5)、監視カメラ3を搭載した台車部2は遠隔操作により目的場所へ移動することができる。
また、監視カメラ3は指向変更装置(図示せず)を備えているので、遠隔制御手段5を用いて指向変更装置を作動させ、監視カメラ3の向きを水平方向および上下方向に動かして点検、監視の対象となる構内設備9に焦点を合わせることができ、該構内設備9の画像を表示手段4へ送信し、表示手段4に該構内設備9の画像を表示する。このため、本実施形態の点検システム1では、監視カメラ3で撮影された画像信号をケーブル7と共有する有線にて送信するための送信側・画像送信手段(図示せず)を台車3に備えており、表示手段4には、画像信号を受信するための受信側・画像受信手段(図示せず)を備えている。監視カメラ3で撮影された画像信号は、図5に示されるように無線にて、台車3の送信側・画像送信手段(図示せず)と表示手段4の受信側・画像受信手段41との間で送受信してもよい。なお、本実施形態では、台車3の送信側・画像送信手段と表示手段4の受信側・画像受信手段とを合わせて“画像送受信手段41”と呼ぶこともある。
また、台車部2または監視カメラ3には、夜間の構内設備の点検および監視を容易にするための照明装置40を備えていてもよい。監視カメラ3の指向変更装置(図示せず)や画像送信手段(図示せず)の電源は、台車部2の駆動装置21と同様に、ケーブル7を介してAC電源を供給するものや、或いはバッテリーを台車部2に搭載してDC電源するもの等でもよい。
このように、本実施形態の点検システム1では、遠隔操作により、一つの場所で移動することなく変電所などの構内設備9の点検や監視を行うことができる。また、軌道レールは、市販されている汎用のカーテンレール6を用いているので、特殊な設置具を準備することなく簡単に変電所などの構内に張り巡らすことができ、点検システム1を極めて安価に提供することができる。
図1に示されているように、本実施形態の点検システム1では、軌道レールとして汎用のカーテンレール6を用いており、台車部2には、台車部2や監視カメラ3の電源や信号などを供給等するためのケーブル7が接続されている。ケーブル7は、ケーブル7の長さに対して所定の間隔を開けて配置されており、カーテンレール6上を移動自在な複数のフック8を介してカーテンレールに懸架されている。このため、ケーブル6は、複数のフック8に支持されることにより、台車部2がケーブル8の基準点Xへ近づく時はカーテンレールに沿って蛇腹状に折り畳まれ(図1(a)参照)、一方、台車部2がケーブル8の基準点Xから遠ざかる時はカーテンレールに沿って伸ばされるので(図1(b)参照)、自在に伸び縮みすることができ、長い距離であっても台車部2の移動がスムーズになる。
図4には、本実施形態の台車部2の懸架車輪22a、22b付近を部分的拡大した断面図が示されている。
本実施形態に用いられるカーテンレール6は、その断面形状が下向きC型形状を呈していれば特に限定はなく、市販されている汎用のカーテンレール6を用いることができる。また、図2によく示されているように、カーテンレール6に懸架される台車部2には、カーテンレール6内において移動方向に間隔を開けて左右一対の懸架車輪22a、22b(図4)が2箇所配置されており、カーテンレール外において移動方向に間隔を開けて支持車輪23が2箇所配置されている。そして台車部2は、懸架車輪22a、22bおよび支持車輪23を回転自在に支持し、支持車輪23の下方で監視カメラ3が取り付けられる連結部20を備えている。
台車部2を介してカーテンレール6に懸架された監視カメラ3は、台車部2の加減速時に移動方向に揺動し不安定となる。このため、本実施形態の点検システム1では、断面視において、下向きC型形状のカーテンレール6の下部水平片62aを内側と外側から挟持するように、下部水平片62a、62bの内側には左右一対の懸架車輪22a、22bを移動方向に間隔を開けて2箇所配置し、下部水平片62aの外側には支持車輪23を移動方向に間隔を開けて2箇所配置することにより、台車部2が加減速する時の監視カメラ3の搖動を抑制している(図4参照)。
なお、断面形状が下向きC型形状のカーテンレール6は、互いに対抗する下部水平片62a、62bを左側片63aおよび右側片63bのそれぞれに有しているため(図4)、カーテンレール6の内側で左右一対の下部水平片62a、62bに懸架される懸架車輪22a、22bも、カーテンレール6の断面視において左右一対配置される(図4参照)。このため、本実施形態では、下部水平片62a、62bの内側において移動方向に間隔を開けて配置される左右一対の懸架車輪22a、22bが2箇所であるため、懸架車輪22a、22bの総数は4輪となる。
一方、カーテンレール6の下部水平片62aの外側において移動方向に間隔を開けて2箇所配置される支持車輪23は、必ずしも1箇所毎に2つの車輪が左右一対となって支持される必要がない。このため、本実施形態では、台車2のよりスムーズな移動ができるように、2箇所配置される支持車輪23はカーテンレール6の左下部水平片62a側にのみ配置されており、支持車輪23の総数は2輪となっている。
カーテンレール6は、下向きC型形状の上面60にカーテンレール6の長手方向に沿って形成された開口部61を有していている。本実施形態では、カーテンレール6は図4によく示されているように、断面が下向きC型形状を有するカーテンレールを上下2段に積み重ねたような構造を有しており、下段のカーテンレールの上面60には長手方向に沿って開口部61が形成されている。
このため、本実施形態では、台車部2の連結部20に、カーテンレール6の開口部61を貫通するように下方から上方へ延びた案内部24が設けられている。案内部24は、カーテンレール6の開口部61の中で移動方向へ案内されるので、特に台車部2を介してカーテンレール6に懸架される監視カメラ3が、移動方向と直行する方向へ搖動するのを効果的に抑制することができる。
また、台車部2の連結部20は、台車部2の移動方向に延びた平坦なプレート部200を含んでいる。このため、本実施形態では、台車部2が加減速する時、懸架車輪22a、22bと監視カメラ3を連結する連結部20の移動方向への変形が抑えられる結果、監視カメラ3の搖動が抑制されて台車部2の停止精度や監視カメラ3による撮影精度が向上すると共に、耐久性の向上により点検システム1全体の信頼性も向上する。
1・・・・・点検システム
2・・・・・台車部
20・・・・連結部
200・・・プレート部
21・・・・駆動装置
22a、22b・・・懸架車輪
23・・・・支持車輪
24・・・・案内部
3・・・・・監視カメラ
4・・・・・表示手段
40・・・・照明装置
41・・・・画像送受信手段
5・・・・・遠隔操作手段
6・・・・・カーテンレール(軌道)
60・・・・上面
61・・・・開口部
62a、62b・・・下部水平片
63a、63b・・・側片
7・・・・・ケーブル
8・・・・・フック
9・・・・・構内設備
X・・・・・基準点

Claims (7)

  1. 遠隔操作により、変電所などの構内設備を点検するための構内設備点検システムであって、
    構内に配設される軌道と、
    前記軌道に懸架されており、前記軌道上を移動するための駆動装置を備えた台車部と、
    前記台車部に取り付けられており、前記台車部に対して水平方向の回転および上下方向の首振りをするための指向変更装置を備えた監視カメラと、
    前記監視カメラで撮影された画像を表示するための表示手段と、
    前記台車部から離れた場所より、前記台車部の位置、前記監視カメラの向き及び/又は焦点倍率を操作するための遠隔操作手段とを備えており、そして
    前記軌道は、カーテンレールから構成されている構内設備点検システム。
  2. 前記カーテンレールは、その断面形状が下向きC型形状を呈している請求項1に記載の構内設備点検システム。
  3. 前記台車部は、前記カーテンレール内において移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置される懸架車輪と、前記カーテンレール外において移動方向に間隔を開けて2箇所以上配置される支持車輪と、そして前記懸架車輪および前記支持車輪を回転自在に支持し、前記支持車輪の下方には前記監視カメラが取り付けられる連結部とから構成されている請求項1又は2に記載の構内設備点検システム。
  4. 前記カーテンレールは、前記下向きC型形状の上面に前記カーテンレールの長手方向に沿って形成された開口部を有しており、そして
    前記連結部は、前記開口部を貫通するように下方から上方へ延びた案内部を備えている請求項3項に記載の構内設備点検システム。
  5. 前記連結部は、前記台車部の移動方向に延びたプレート部を含んでいる請求項3又は4に記載の構内設備点検システム。
  6. 前記台車部にはケーブルが接続されており、前記ケーブルは、前記カーテンレールに懸架されており、前記カーテンレール上を移動自在なフックにより支持されている請求項1から5のいずれか1項に記載の構内設備点検システム。
  7. 前記監視カメラで撮影された画像信号を有線または無線にて、送信および受信する画像送受信手段をさらに備えている請求項1から6のいずれか1項に記載の構内設備点検システム。
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