JPH0912145A - 円筒体の積載装置 - Google Patents

円筒体の積載装置

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JPH0912145A
JPH0912145A JP18860095A JP18860095A JPH0912145A JP H0912145 A JPH0912145 A JP H0912145A JP 18860095 A JP18860095 A JP 18860095A JP 18860095 A JP18860095 A JP 18860095A JP H0912145 A JPH0912145 A JP H0912145A
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Norihiko Ibaraki
敬彦 茨木
So Katayama
宗 片山
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒体を端部の位置を揃えて積載パレットに
積載し、全体として自動化し、作業者の手作業を大きく
低減する円筒体の積載装置を提供する。 【構成】 走行レール2を、ローラコンベヤ27の上方
よりパレット10搬入位置の上方までの間に架設し、そ
の走行レール2に載架した走行手段を備える走行フレー
ム8は、その中間部に昇降シャフト3を取り付け、昇降
シャフト3の下部に、下部に積載アーム1を連結した連
結管17を嵌合し、その連結管17と昇降シャフト3の
下部とを連結ピン18により摺動可能に連結し、積載ア
ーム1と昇降シャフト3とを引きバネ26により連結
し、無負荷時に積載アーム1と昇降シャフト3が当接す
る方向に付勢し、昇降シャフト3には積載アーム1の位
置を検出する負荷検知スイッチ20を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばプラスチック
スシート、ゴムシート、紙等一定幅のシートを、鋼管、
紙管、プラスチックス管等の心体に一定長さを巻き取っ
た円筒状製品や材料として使用される円筒状体(以下、
円筒体という)を保管、運搬するためにパレット上に積
載する装置であって、円筒体の端部を揃えて積載する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばゴムシートを紙管に巻き取り、パ
レットに積み込む場合、円筒体が軽量な時は手作業によ
り、また円筒体が重いときは専用のフックを用いて手動
ホイスト等により作業者が一本ごとに積み込み作業を行
なっている。なお、パレットへの積載形態は、パレット
が平板状のときは図8(b)に示すようにいわゆる俵積
みとし、また、崩れ防止用の支柱または支持板(側板3
0)を設けたパレット10に一段ごとに交互に本数を変
えて積載する方法(図8(a))とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような円筒体の積載装置または積載方法では、全ての作
業において作業者による手作業が必要となる。また、パ
レットに積み込んだ円筒体の位置が揃い難く円筒体の端
部が積載パレットの外に飛び出したり引っ込んだりする
ことがある。このとき外観が悪いのみならず、保管場
所、搬送通路を広く取る必要を生じ、更に、移送すると
き突出している円筒体に、通路周辺の固定物が当たり、
その円筒体に傷がつき不良品となる原因となり、平板状
のパレットの場合は荷崩れをおこすこともある。また通
路周辺の他の物品を破損することがある。側板を有する
パレットでは、作業者が手作業で積み込み作業するとき
側板を超えて積み込みする必要があり、作業者の負担が
大きくなり、手動ホイストを使用するときは作業時間が
長くなる。
【0004】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、円筒体を端部を揃えて自動的にパレットに積載で
き、作業者の労力負担を軽減できる円筒体の積載装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の円筒体の積載装置は、a)円筒体をパレッ
ト上に端部を揃えて積載するための装置であって、b)ロ
ーラコンベヤ等の円筒体受入れ装置の上方から、前記パ
レットの搬入位置の上方までの間に架設した走行レール
と、c)この走行レールに載架され、走行手段を備え、中
央部に駆動手段を介して昇降される昇降シャフトを鉛直
方向に昇降自在に取り付けた走行フレームと、d)前記昇
降シャフトの下端部に、連結管を連結ピン等の連結手段
により摺動可能に連結し、その連結管の下端部に接続さ
れた積載アームと、e)この積載アームと前記昇降シャフ
トとを連結し、無負荷時に前記積載アームを前記昇降シ
ャフトに当接させる方向に付勢する引きバネと、f)前記
積載アームの位置を検知する負荷検知スイッチとを備え
ている。
【0006】請求項2記載のように、a)円筒体をパレッ
ト上に端部を揃えて積載するための装置であって、b)ロ
ーラコンベヤ等の円筒体受入れ装置の上方から、前記パ
レットの搬入位置の上方までの間に架設した走行レール
と、c')この走行レールに載架され、走行手段を備え、
中央部に駆動手段を介して昇降される昇降シャフトを鉛
直方向に昇降自在に取り付けた走行フレームと、d)前記
昇降シャフトの下端部に連結管を接続し、その連結管に
連結シャフトを連結ピン等の連結手段により摺動可能に
嵌合し、その連結シャフトの下端部に接続された積載ア
ームと、e)この積載アームと前記昇降シャフトとを連結
し、無負荷時に前記積載アームを前記昇降シャフトに当
接させる方向に付勢する引きバネと、f)前記積載アーム
の位置を検知する負荷検知スイッチとを備えることもで
きる。
【0007】請求項3記載のように、g)前記積載アーム
の両端にクランプを設け、そのクランプのクランプアー
ムの上端部を積載アームの上面に取り付けた伸縮駆動手
段と連結し、そのクランプアームの下端部側面内側に突
起部を有し、その中間を積載アームの端部に旋回可能に
取り付けことが好ましい。
【0008】請求項4に記載のように,h)円筒体受入れ
装置は、走行レールに直交する方向に走行するローラコ
ンベヤを備えていることが好ましい。
【0009】請求項5に記載のように、i)前記走行手段
として使用する走行用モータにロータリーエンコーダを
装備するとともに、前記走行レールの支柱に下限用リミ
ットを、前記走行レールに上限用スイッチと原点検出ス
イッチをそれぞれ設けるとよい。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の円筒体積載装置に
よれば、円筒体を機械的に、かつ端部の不揃いを生じる
ことなくパレット上に積載できる。即ち、走行レール
を、円筒体受入れ装置の上方よりパレット搬入位置の上
方までの間に架設しているので、この走行レールに載架
した後述する走行フレームを、円筒体受入れ装置とパレ
ット搬入位置の間を走行させることができる。
【0011】走行レールに載架され走行手段を備える走
行フレームは、その中央部に駆動手段を備えた昇降シャ
フトを鉛直に取り付けている。その走行フレームは、走
行手段を備えているので、走行レール上の自由な位置に
走行・停止できる。走行手段としては、例えば走行フレ
ームの両端部に鍔付きコロを取り付け、その走行フレー
ムの一部に走行用モータにより駆動されるスクリューシ
ャフトを通して走行させる。その中央部には駆動手段を
備えた昇降シャフトを備えているので、そのシャフトの
下部に連結する積載アームを上下方向に昇降する。な
お、昇降シャフトを2本使用することにより左右に振れ
ること無く安定して積載アームを昇降できるが、ガイド
シャフトを使用することにより、1本の昇降シャフトに
より昇降できる。駆動手段は、例えば昇降モータによ
り、走行フレームに回転可能に取り付けた雌ネジを回転
させ、それに外嵌された昇降シャフトを昇降させる。
【0012】昇降シャフトの下端部に、連結管を連結ピ
ン等の連結手段により摺動可能に連結し、その連結管の
下端部に接続した積載アームを接続しているが、連結手
段としては、例えば昇降シャフトの下部に上下方向に長
い長穴を設け、下部に積載アームを連結した連結管をそ
の昇降シャフトの下部に嵌合し、その連結管と前記長穴
とを連結ピンにより摺動可能に連結する方法ある。これ
により連結管に連結した積載アームは、昇降シャフトと
の位置関係において、長穴の長さだけ上下に昇降可能に
なる。なお、この積載アームは、両端に円筒体を保持す
る手段を備えている。
【0013】積載アームと昇降シャフトとを引きバネに
より連結し、無負荷時に積載アームが連結管の摺動可能
な上限に当接するように付勢したことにより、積載アー
ムが円筒体を保持している場合(負荷時)は、積載アー
ムは下方に引き下げられ、保持していない場合(無負荷
時)には積載アームの位置は上方に引き上げられる。即
ち、積載アームに円筒体を保持していない場合、また
は、円筒体を保持していても円筒体の重さが例えばパレ
ットで支持されている状態(円筒体をパレット上に下ろ
したとき)では、積載アームは引きバネにより上限に位
置している。
【0014】負荷検知スイッチは、積載アームに近接さ
せて昇降シャフトに取り付けられ、積載アームと昇降シ
ャフトとの距離の変動を検知することにより、積載アー
ムが負荷状態または無負荷状態であることを検知する。
これにより昇降シャフトの上昇、下降を指示し、また、
後述のクランプの開閉を指示する。特に、円筒体の数に
より変化するパレット上の所定の位置(円筒体を解放す
べき位置)を自動的に検出することに有効である。
【0015】請求項2に記載の装置は、上記の請求項1
の円筒体の積載装置における昇降シャフトと積載アーム
を摺動可能に連結する手段を変更した他の態様であり、
上記の装置と同様な作用を有する。
【0016】請求項3記載の装置の積載アームでは、そ
の両端にクランプを備えることにより、積載アームに円
筒体を把持し、また把持していた円筒体を解放する操作
が容易となり、後述するローラコンベヤ上で円筒体の位
置を修正することができる。
【0017】クランプはクランプアームを有し、その上
端部を積載アームの上面に取り付けた伸縮駆動手段(エ
アシリンダ、オイルシリンダ、ソレノイド等)と連結
し、その中間上部を積載アームの端部に旋回可能に取り
付けられているので、負荷検知スイッチ等による指示に
従ってそのクランプアームの下部を大きく開閉する。そ
のクランプアームの下端部側面内側に突起部を有し、そ
のクランプの下端部側面内側に突起部を有するので、円
筒体の中心部に紙管等の空間(凹部)に挿入して、吊り
上げたとき円筒体が外れることがない。
【0018】請求項4記載の装置は、請求項1〜3記載
の円筒体の積載装置の円筒体受入れ装置として、走行レ
ールに直交する方向に走行するローラコンベヤを備え
る。そのローラコンベヤに受け入れられた円筒体は、こ
のローラコンベヤの走行方向にむけて置かれるので、走
行レールに直交する積載アームを降下したとき両者は平
行となり、円筒体の両端部をクランプアームにより挟持
できる位置となる。そのクランプアームを閉じてその円
筒体を保持するとき、その円筒体の位置に多少のずれが
あっても、クランプアームの力で容易に円筒体の位置を
移動、修正して積載アームの中心に保持することができ
る。
【0019】請求項5記載のソウチでは、走行手段とし
て使用する走行用モータのロータリーエンコーダにて走
行フレームの走行距離を測定することにより、走行フレ
ームを円筒体受入れ位置とパレット搬入位置(積載位
置)との間を正確に移動・停止させ、パレット上の所定
の位置に円筒体を積載することができる。また、下限用
リミット、上限用リミット、原点検出リミット等により
走行フレーム、積載アームの位置を検出し、作業手順に
したがって、その走行フレームを走行させ、前記昇降シ
ャフトを昇降させ、クランプを開閉することにより、積
載作業全体を制御する。
【0020】
【実施例】以下、本発明にかかる円筒体の積載装置の実
施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例
にかかる円筒体の積載装置の概要を示す側面図、図2は
本発明の実施例にかかる円筒体の積載装置の概要を示す
正面図、図3は本発明の実施例にかかる伸縮駆動手段を
有するクランプの側面を示す部分拡大図である。図4は
本発明の実施例にかかる連結部を示す部分拡大図であ
る。図5、図6および図7は、それぞれ本発明の実施例
にかかる円筒体の積載装置の作業の手順を示す概念図で
ある。図8は本発明の円筒体の積載装置により円筒体1
5をパレット10に積載した状態を示す(本実施例は、
図8(a)に示す側板30を有するパレットを使用す
る)。
【0021】本実施例の円筒体の積載装置は、上部に架
け渡した走行レール2と、その走行レール2に走行自在
に載置された走行フレーム8(図2参照)と、その走行
フレーム8に昇降モータ11により昇降可能な昇降シャ
フト3と、その昇降シャフト3の下部に取り付けた積載
アーム1とを有する。
【0022】図1、図2に示すよう 走行レール2は、
円筒体受入れ装置(ローラコンベヤ27等)の上方より
パレット10の搬入位置の上方までの間に、支柱30、
30'の上端間にまたがって架設されて、片持ち支持で
取り付けられる(図1)。これによりこの走行レール2
に載架した後述の走行フレーム8を上記の位置間を走行
させる。また、搬入位置に置かれたパレット10は3方
が解放されるので、フォークリフト等によりこのパレッ
ト10を容易に出し入れできる。また、走行レール2
は、通常所定の間隔をおいた一対の鋼材(C形鋼または
I形鋼)を用い(図2)、片持ち支持により生じ易い端
部の歪を減少し、走行フレーム8をスムーズに走行させ
る。
【0023】本実施例の対象とする円筒体15は、前工
程において長尺のゴムシートを所定の長さに紙管等に巻
き取った円筒体であり、図示しないシュートまたはコン
ベヤによりローラコンベヤ27の上に搬送されてくる。
ローラコンベヤ27は、走行レール2に直行する方向に
備えられ(図1)、また、図示しないガイドローラまた
はローラの凹部を設けている(鼓状とする)。これによ
り、円筒体15は、ローラコンベヤ27の幅方向(図1
の左右の方向)には正確な位置に置かれる。しかし、ロ
ーラコンベヤ27の走行方向(図1の垂直方向)には多
少のバラツキを生じる。後述の昇降シャフト3を下降し
積載アーム1をA点(図1、想像線で示す)に移動し、
クランプアーム12で円筒体15の両端部を挟持すると
きに、クランプアーム12に押されて円筒体15は積載
アーム1の中央の位置に移動されて保持される。ローラ
コンベヤ27では、走行方向には軽く移動できるからで
ある。
【0024】走行フレーム8は、両端に鍔付きコロ4を
取り付け、走行モータ5で駆動されて、走行レール2に
載架されている。その中央部に昇降モータ11により駆
動される昇降シャフト3を鉛直方向に昇降自在に取り付
けている。走行フレーム8は本例では、走行レール2と
同様にC形鋼またはI形鋼を使用する。その両端に取り
付ける鍔付きコロは、一定の間隔を空けて2個づつセッ
トとして走行レール2を挟んで取り付けている。従っ
て、片側のみで4個、全体で8個の鍔付きコロ4を使用
している。これによって鉛直方向に長い不安定な昇降シ
ャフト3を安定に支持できる。駆動手段としては、この
鍔付きコロに直接走行モータを取り付けることもできる
が、スクリューシャフトを介して、または、歯付きベル
トを介して(図示せず)、走行レール2の一端に取り付
けた走行モータ5により走行させている。
【0025】昇降シャフト3を昇降する手段として、走
行フレーム8の中央部(多少片寄りは許される)に上記
の昇降モータ11を備え(図2)、その両側にカップリ
ング22を介して走行フレーム8に回転自在に取り付け
た雌ネジ23を回転させる。この動力伝達手段には、傘
歯車等(図示せず、図4参照)を使用しているが、昇降
シャフト3のネジ方向を設計することにより直接、平歯
車で伝動することもできる。また、昇降シャフト3は、
ガイドシャフト等を取り付けることにより積載アーム1
の揺れ、旋回等を防止し、1本とすることもできる。積
載アーム1は、その中央部を昇降シャフト3に負荷検知
スイッチ20(図4参照)を有する連結部9を介して支
持され、その両端部には伸縮駆動手段(エアシリンダ1
3等)を有するクランプアーム12を備えている(図
2)。
【0026】図3に示すようにクランプアーム12は、
その上端部を積載アーム1の上面に取り付けたエアシリ
ンダー13と連結し、そのクランプアーム12の下端部
側面内側に突起部14を有し、その中間であって上端近
傍を積載アーム1の端部のクランプ支点16に旋回可能
に取り付けられている。クランプアーム12は、エアシ
リンダ13を伸縮してクランプ支点16を支点として旋
回し、常態(無負荷時)では想像線の位置に、負荷時
(円筒体を保持するとき)は実線の位置に移動される。
突起14は、円筒体を吊り上げるときその円筒体の中心
部の凹部に挿入され、円筒体を確実に保持し落下させな
い。
【0027】図4は連結部9と負荷検知スイッチ20と
の関係を示す。昇降シャフト3の下部に上下方向に長い
長穴19を設け、その昇降シャフト3の下部に積載アー
ム1に連結した連結管17を摺動可能に勘合して、長穴
19に連結ピン18を挿入して両者を連結する。積載ア
ーム1と昇降シャフト3とは引きバネ26により繋が
れ、無負荷時に連結ピン18が長穴19の上端に当接す
るように積載アーム1を上方に引き上げている。積載ア
ーム1に円筒体を吊り下げたとき(負荷時)は、引きバ
ネ26は下方に伸ばされて、連結ピン18が長穴19の
下端に当接する(積載アーム1と昇降シャフト3との間
隔が大きくなる)。なお、図4は負荷時の状態を示して
いる。
【0028】負荷検知スイッチ20は、昇降シャフト3
と積載アーム1との間隔を検知して、積載アーム1に円
筒体15を保持しているか否かを検出する。負荷検知ス
イッチ20の下端と積載アーム1との間に、長穴19の
連結ピン18の移動可能長さより僅かに大きい間隙を有
する。無負荷時に積載アーム1は引きバネ26により上
方に引き上げられて、負荷検知スイッチ20は積載アー
ム1に近接し、負荷時にはそれらが離間される。即ち、
この負荷検知スイッチ20により、円筒体15が積載ア
ーム1に確実に保持されたが否かを検出するとともに、
円筒体15をパレット10上に下ろすとき、パレット1
0により円筒体15を支持されたこと(無負荷となった
こと)を検知する。これによりパレット上の所定の位置
でクランプアーム12を解放できる。
【0029】なお、この長穴19を連結管17に設け、
連結ピン18を昇降シャフト3の下端部に設けることも
できる。このときは負荷検知スイッチ20の作動は前記
と逆になる。さらに、図示しないが、昇降シャフト3の
下端に連結管を接続し、その連結管内に、下端部に積載
アームを連結した連結シャフトを摺動可能に嵌合、連結
することもできる。本実施例と構成は相違する点がある
が同様な効果を得ることができる。
【0030】図5〜7に示すように、支柱30、走行レ
ール2には本例の円筒体の積載装置(本装置という)を
有効に作動させるために、ロータリーエンコーダ6、下
限用リミット24、上限用スイッチ21、原点検出スイ
ッチ28等を備えている。これらを所定の順序で作動さ
せて行う積載作業を行う。
【0031】図5(a)は、本装置の作業開始前の状態
(原点)を示し、円筒体15はローラコンベヤ27に載
置されている。昇降シャフト3は、原点検出スイッチ2
8に近接した位置(原点位置という)にあり、昇降シャ
フト3を上昇して積載アーム1は上限に位置している。
なお、○印はOFF状態のスイッチを示し、●印はON
状態のスイッチを示す。負荷検知スイッチ20が●とな
っているのは、積載アーム1に負荷が掛かっていない状
態を示し、○のときはクランプアーム12(図2参照)
が閉じて負荷が掛かっている状態を示す(図5(a)で
は無負荷の状態を示す)。
【0032】図5(b)は、昇降シャフトを下降させて積
載アーム1を下限スイッチ24がONとなる位置で停止
する。このとき円筒体15は積載アーム1のクランプア
ーム12(図3参照)の間に挟まれている。この状態で
積載アーム1に取り付けたエアシリンダー13を作動さ
せて、クランプアーム12を閉じて円筒体15を保持す
る。
【0033】図6(c)は、積載アーム1に円筒体15を
保持して昇降シャフト3を上昇し上限スイッチ21をO
Nした状態で停止する。引きバネ26は伸びた状態(図
4の状態)となって、負荷検出スイッチ20はOFFと
なり、積載アーム1に円筒体15が保持されていること
が確認できる。また、下限スイッチ24は、OFFの状
態を示している。
【0034】図6(d)は、走行フレーム8をパレット1
0の上方に移動した状態を示す。この移動は、走行フレ
ーム8に連結した歯付きベルト、スクリューシャフト
を、走行レール2の一端に取り付けた走行モータ5(図
1参照)により駆動し、それに取り付けたロータリーエ
ンコーダ6により走行距離を規制して、走行フレーム8
を所定の位置に停止する。この所定の位置は、前述の図
8に示すパレット10の形式または積載順序(番号)に
より定められる。
【0035】図7(e)は、昇降シャフト3を下降して円
筒体15がパレット10に載置された状態を示し、円筒
体15がパレット10により支持されて積載アーム1は
無負荷状態となり、負荷検知スイッチ20はONとな
る。この状態で前記積載アーム1上のエアシリンダー1
3を作動させて、クランプアーム12を解放し(図3想
像線参照)、円筒体15をパレット10上に解放する。
【0036】図7(f)は、円筒体15を積載パレット1
0上に解放したあと昇降シャフト3を上昇した状態を示
し、昇降シャフト3は、上限スイッチ21をONする位
置で停止する。この後、走行フレーム8を移動させて原
点位置に戻すと、図5(a)の作業開始前の状態となり、
次の円筒体を積載する作業に入る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の円筒体積載装置には、次のような優れた効果が
ある。
【0038】(1) 請求項1又は2に記載本発明の円筒体
の積載装置では、逐次送られてくる円筒体を、端部の位
置を揃えて積載パレットに積載できる。特に、ロータリ
ーエンコーダーにより走行フレームの位置を定め、積載
アームの無負荷状態を検知することによりパレット上で
無負荷となる位置を検出することにより、積載位置が1
本ごとに変化するにも関わらず正確に積み込むことがで
きる。
【0039】(2) 請求項3記載の伸縮駆動手段を有する
クランプを備えることにより、請求項4記載のローラコ
ンベヤの効果も一緒になって、円筒体の受入れ位置のバ
ラツキにも関わらず所定の位置に保持し、かつその円筒
体を容易、確実に挟持し解放することができる。
【0040】(3) 請求項5記載のようにロータリーエン
コーダ等積載装置の各部分に自動制御できる部品を組み
込むことにより、全体として自動化して、作業者の手作
業を大きく低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる円筒体の積載装置の概
要を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例にかかる円筒体の積載装置の概
要を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる開閉手段を有するクラ
ンプの側面を示す部分拡大図である。
【図4】本発明の実施例にかかる連結部を示す部分拡大
図である。
【図5】図6・図7を含む図面はそれぞれ本発明の実施
例にかかる円筒体の積載装置の積載作業の手順を示す概
念図で、図5(a)は作業開始時(原点位置)の積載アー
ム1の位置関係を示し、図5(b)は原点位置において積
載アーム1を下降した状態を示す。
【図6】図6(c)は円筒体15を保持した積載アーム1
を上昇した状態を示し、図6(d)は積載アーム1を積載
パレット10の上方に移動した状態を示す。
【図7】図7(e)は積載アーム1を下降した状態を示
し、図7(f)は円筒体15を解放して積載アーム1を上
昇させた状態を示す。
【図8】本発明の円筒体の積載装置により円筒体15を
パレット10に積載した状態を示すもので、図8(a)は
側板を有するパレットに積載した状態を示し、図8(b)
は平板状のパレット10に積載した状態を示す。
【符号の説明】
1:積載アーム 2:走行レール 3:昇降シャフト 4:鍔付きコロ 5:走行用モータ 6:ロータリーエンコーダ 8:走行フレーム 9:連結部 10:積載パレット 11:昇降モータ 12:クランプアーム 13:エアシリンダー 14:突起 15:円筒体 17:連結管 18:連結ピン 19:長穴 20:負荷検知スイッチ 26:引きバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒体をパレット上に端部を揃えて積載
    するための装置であって、 ローラコンベヤ等の円筒体受入れ装置の上方から、前記
    パレットの搬入位置の上方までの間に架設した走行レー
    ルと、 この走行レールに載架され、走行手段を備え、中央部に
    駆動手段を介して昇降される昇降シャフトを鉛直方向に
    昇降自在に取り付けた走行フレームと、 前記昇降シャフトの下端部に、連結管を連結ピン等の連
    結手段により摺動可能に連結し、その連結管の下端部に
    接続された積載アームと、 この積載アームと前記昇降シャフトとを連結し、無負荷
    時に前記積載アームを前記昇降シャフトに当接させる方
    向に付勢する引きバネと、 前記積載アームの位置を検知する負荷検知スイッチとを
    備えたことを特徴とする円筒体の積載装置。
  2. 【請求項2】 円筒体をパレット上に端部を揃えて積載
    するための装置であって、 ローラコンベヤ等の円筒体受入れ装置の上方から、前記
    パレットの搬入位置の上方までの間に架設した走行レー
    ルと、 この走行レールに載架され、走行手段を備え、中央部に
    駆動手段を介して昇降される昇降シャフトを鉛直方向に
    昇降自在に取り付けた走行フレームと、 前記昇降シャフトの下端部に連結管を接続し、その連結
    管に連結シャフトを連結ピン等の連結手段により摺動可
    能に嵌合し、その連結シャフトの下端部に接続された積
    載アームと、 この積載アームと前記昇降シャフトとを連結し、無負荷
    時に前記積載アームを前記昇降シャフトに当接させる方
    向に付勢する引きバネと、 前記積載アームの位置を検知する負荷検知スイッチとを
    備えたことを特徴とする円筒体の積載装置。
  3. 【請求項3】 前記積載アームの両端にクランプを設
    け、そのクランプのクランプアームの上端部を積載アー
    ムの上面に取り付けた伸縮駆動手段と連結し、そのクラ
    ンプアームの下端部側面内側に突起部を有し、その中間
    を積載アームの端部に旋回可能に取り付けた請求項1又
    は2記載の円筒体の積載装置。
  4. 【請求項4】 前記円筒体受入れ装置が、前記走行レー
    ルに直交する方向に走行するローラコンベヤである請求
    項1〜3のいずれかに記載の円筒体の積載装置。
  5. 【請求項5】 前記走行手段として使用する走行用モー
    タにロータリーエンコーダを装備するとともに、前記走
    行レールの支柱に下限用リミットを、前記走行レールに
    上限用スイッチと原点検出スイッチをそれぞれ設けた請
    求項1〜4のいずれかに記載の円筒体の積載装置。
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