JPH09120733A - 負荷時タップ切換器の切換開閉器を監視する方法 - Google Patents
負荷時タップ切換器の切換開閉器を監視する方法Info
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- JPH09120733A JPH09120733A JP8220149A JP22014996A JPH09120733A JP H09120733 A JPH09120733 A JP H09120733A JP 8220149 A JP8220149 A JP 8220149A JP 22014996 A JP22014996 A JP 22014996A JP H09120733 A JPH09120733 A JP H09120733A
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- Testing Relating To Insulation (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切換開閉の時間的な経過、つまり個々の接触
子を操作する切換シーケンスを監視でき、少なくとも一
つの接触子の許されない大きな燃焼や切換開閉器の他の
乱れを与える許容できない変動がある場合に乱れの通報
を発生させるいことができ、切換開閉器に固定主接触子
および固定補助接触子とこれ等の固定接触子に対応する
可動主接触子および可動補助接触子とがあり、一定の切
換シーケンスを実現するように、これ等の可動接触子が
各固定接触子上を順次転動する負荷時タップ切換器の切
換開閉器を監視する方法を提供する。 【解決手段】 切換時にアークから生じる測定量を検知
し、その測定量からアーク像を検出し、個々のアークの
間の時間、場合によっては、個々のアークの長さを所定
の目標値と比較して負荷切換器の機能を監視する。
子を操作する切換シーケンスを監視でき、少なくとも一
つの接触子の許されない大きな燃焼や切換開閉器の他の
乱れを与える許容できない変動がある場合に乱れの通報
を発生させるいことができ、切換開閉器に固定主接触子
および固定補助接触子とこれ等の固定接触子に対応する
可動主接触子および可動補助接触子とがあり、一定の切
換シーケンスを実現するように、これ等の可動接触子が
各固定接触子上を順次転動する負荷時タップ切換器の切
換開閉器を監視する方法を提供する。 【解決手段】 切換時にアークから生じる測定量を検知
し、その測定量からアーク像を検出し、個々のアークの
間の時間、場合によっては、個々のアークの長さを所定
の目標値と比較して負荷切換器の機能を監視する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定主接触子お
よび固定補助接触子と、これ等の固定接触子上を順次転
動して一定の切換過程を実現する、前記固定接触子に対
応する補助可動接触子とを備えた切換開閉器を監視する
方法に関する。
よび固定補助接触子と、これ等の固定接触子上を順次転
動して一定の切換過程を実現する、前記固定接触子に対
応する補助可動接触子とを備えた切換開閉器を監視する
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】固定主接触子および固定補助接触子が絶
縁材料のシェルの内壁にセクター状に配置され、複数の
可動接触子が回転可能な切換星型部材の上に一緒に配置
されているそのような切換開閉器は、例えばドイツ特許
第 PS 19 30 719 号明細書により知られている。
縁材料のシェルの内壁にセクター状に配置され、複数の
可動接触子が回転可能な切換星型部材の上に一緒に配置
されているそのような切換開閉器は、例えばドイツ特許
第 PS 19 30 719 号明細書により知られている。
【０００３】説明したタイプの切換開閉器は種々の切換
（スイッチング）と切換シーケンス（スイッチングシー
ケンス）を行うのに適している。所謂「旗切換操作（Fa
hnenschaltung)」の応用は本出願人の出版物 "Stufensc
halter Typ M" （負荷時タップ切換器タイプＭ）カタロ
グ 44/81de-0881/2500により周知である。
（スイッチング）と切換シーケンス（スイッチングシー
ケンス）を行うのに適している。所謂「旗切換操作（Fa
hnenschaltung)」の応用は本出願人の出版物 "Stufensc
halter Typ M" （負荷時タップ切換器タイプＭ）カタロ
グ 44/81de-0881/2500により周知である。
【０００４】所謂「旗・三角旗切換操作（Fahnen-Winpe
l-schaltung)」の応用も本出願人の他の出版物 "Stufen
schalter Typ T" （負荷時タップ切換器タイプＴ）カタ
ログ84/81de-1281/2500により周知である。これ等の切
換開閉器では、切換時に一連の接触子、旗切換操作の場
合、通常６，また旗・三角旗切換操作の場合、通常８が
それぞれ主持続接触子を含めて一定の切換シーケンスを
行う。関与する接触子は常時磨耗、即ち接触部の燃焼を
受ける。接触子の寿命を越えると、つまり関与する接触
子の一つまたはそれ以上に許されない燃焼が認められる
なら、その時に経過する切換シーケンスの変更が必ず生
じ、これが機能の乱れとなる。これは、切換開閉器の個
々の接触子の燃焼が関与する全ての接触に関して一様に
進行するのでなく、当然アークを導く接触子に付いて特
に顕著であるほどそうである。
l-schaltung)」の応用も本出願人の他の出版物 "Stufen
schalter Typ T" （負荷時タップ切換器タイプＴ）カタ
ログ84/81de-1281/2500により周知である。これ等の切
換開閉器では、切換時に一連の接触子、旗切換操作の場
合、通常６，また旗・三角旗切換操作の場合、通常８が
それぞれ主持続接触子を含めて一定の切換シーケンスを
行う。関与する接触子は常時磨耗、即ち接触部の燃焼を
受ける。接触子の寿命を越えると、つまり関与する接触
子の一つまたはそれ以上に許されない燃焼が認められる
なら、その時に経過する切換シーケンスの変更が必ず生
じ、これが機能の乱れとなる。これは、切換開閉器の個
々の接触子の燃焼が関与する全ての接触に関して一様に
進行するのでなく、当然アークを導く接触子に付いて特
に顕著であるほどそうである。
【０００５】アークを導く接触子の予測すべき寿命は、
主に相対負荷 Iu/Ium に依存するが（ Iu は遷移電流
で、Ium は最大設計遷移電流），個々の場合、工場の操
業の多くの影響因子に依存するので、行われた切換操作
の数から簡単に導けず、他の何んらかの方法で予め確実
に決めることができる。
主に相対負荷 Iu/Ium に依存するが（ Iu は遷移電流
で、Ium は最大設計遷移電流），個々の場合、工場の操
業の多くの影響因子に依存するので、行われた切換操作
の数から簡単に導けず、他の何んらかの方法で予め確実
に決めることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、切
換開閉の時間的な経過、つまり個々の接触子を操作する
切換シーケンスを監視でき、少なくとも一つの接触子の
許されない大きな燃焼や切換開閉器の他の乱れを与える
許容できない変動がある場合に乱れの通報を発生させる
ことができる、冒頭に述べた種類の切換開閉器を監視す
る方法を提供することにある。
換開閉の時間的な経過、つまり個々の接触子を操作する
切換シーケンスを監視でき、少なくとも一つの接触子の
許されない大きな燃焼や切換開閉器の他の乱れを与える
許容できない変動がある場合に乱れの通報を発生させる
ことができる、冒頭に述べた種類の切換開閉器を監視す
る方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、切換開閉器に固定主接触子および固定補助接触
子とこれ等の固定接触子に対応する可動主接触子および
可動補助接触子とがあり、一定の切換シーケンスを実現
するように、これ等の可動接触子が各固定接触子上を順
次転動する負荷時タップ切換器の切換開閉器を監視する
方法にあって、切換開閉器の動作期間中に切換開閉器か
ら出る、アークによって発生する物理量を測定値として
検知し、検知した測定量から個々のパルスをアーク像と
して認識し、検知した測定量のパルスの間の時間ｔ1 あ
るいは時間ｔ1,...,ｔn を検出し、次いで、時間ｔ1 あ
るいは時間ｔ1,...,ｔn の各々を予め設定され、不揮発
記憶された付属する回路および装置に固有な時間ｔ1
sollあるいはｔ1soll,...,ｔnsollと比較し、時間ｔ1
が予め設定された時間ｔ1sollより短いなら、あるいは
時間ｔ1,...,ｔn の一つが付属する予め設定された時間
ｔ1soll,..., ｔnsollの各々より短いなら、次に乱れの
通報を発生させる、ことにより解決されている。
により、切換開閉器に固定主接触子および固定補助接触
子とこれ等の固定接触子に対応する可動主接触子および
可動補助接触子とがあり、一定の切換シーケンスを実現
するように、これ等の可動接触子が各固定接触子上を順
次転動する負荷時タップ切換器の切換開閉器を監視する
方法にあって、切換開閉器の動作期間中に切換開閉器か
ら出る、アークによって発生する物理量を測定値として
検知し、検知した測定量から個々のパルスをアーク像と
して認識し、検知した測定量のパルスの間の時間ｔ1 あ
るいは時間ｔ1,...,ｔn を検出し、次いで、時間ｔ1 あ
るいは時間ｔ1,...,ｔn の各々を予め設定され、不揮発
記憶された付属する回路および装置に固有な時間ｔ1
sollあるいはｔ1soll,...,ｔnsollと比較し、時間ｔ1
が予め設定された時間ｔ1sollより短いなら、あるいは
時間ｔ1,...,ｔn の一つが付属する予め設定された時間
ｔ1soll,..., ｔnsollの各々より短いなら、次に乱れの
通報を発生させる、ことにより解決されている。
【０００８】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明による方法は、切換開閉
器を操作する毎に発生する短いアークをそれ等の相互時
間間隔に関して、およびこの発明の特別な構成によりア
ークの長さに関して評価する。切換開閉器を操作する毎
に生じる最初のアークは、今までの巻線タップに接続し
ている元の切換接触子を遮断側に開くと生じ、電流の最
初の零クロス点で通常消える。
器を操作する毎に発生する短いアークをそれ等の相互時
間間隔に関して、およびこの発明の特別な構成によりア
ークの長さに関して評価する。切換開閉器を操作する毎
に生じる最初のアークは、今までの巻線タップに接続し
ている元の切換接触子を遮断側に開くと生じ、電流の最
初の零クロス点で通常消える。
【００１０】二番目のアークは付属する抵抗接触子が遮
断側に開いた場合に生じ、電流の次の零クロス点で通常
消える。以下で更に詳しく説明する旗・三角旗切換操作
のように、付属する他の抵抗接触子が遮断側にあるな
ら、これ等の接触子が開く時に他のアークが生じる。こ
の発明による方法は、これ等のアークを認識し、検知し
たアークパターンをアーク間の時間最小間隔に関して、
つまり先行するアークの消滅と次のアークの点火の間の
時間に関して所定のしきい値と比較する。
断側に開いた場合に生じ、電流の次の零クロス点で通常
消える。以下で更に詳しく説明する旗・三角旗切換操作
のように、付属する他の抵抗接触子が遮断側にあるな
ら、これ等の接触子が開く時に他のアークが生じる。こ
の発明による方法は、これ等のアークを認識し、検知し
たアークパターンをアーク間の時間最小間隔に関して、
つまり先行するアークの消滅と次のアークの点火の間の
時間に関して所定のしきい値と比較する。
【００１１】更に、この発明による方法の有利な構成で
は、個々のアークの長さを測定し、同じように所定の目
標値と比較する。
は、個々のアークの長さを測定し、同じように所定の目
標値と比較する。
【００１２】
【実施例】以下、この発明による方法およびこの発明の
背景をより詳しく説明する。図１はこの発明による方法
の経過を示すもので、この方法では、例えばアークによ
り発生した高周波シーケンスを検知してアークを認識し
ている。図２は付属する切換シーケンスと発生する二つ
のアークＩと II を伴う周知の旗切換を示す。これに対
して、図４には切換開閉器が切換毎に７つの切換位置の
シーケンスを実施することが示してある。
背景をより詳しく説明する。図１はこの発明による方法
の経過を示すもので、この方法では、例えばアークによ
り発生した高周波シーケンスを検知してアークを認識し
ている。図２は付属する切換シーケンスと発生する二つ
のアークＩと II を伴う周知の旗切換を示す。これに対
して、図４には切換開閉器が切換毎に７つの切換位置の
シーケンスを実施することが示してある。
【００１３】この図面では、 Ａ，Ｂ 主接触子 ａ，ｂ 切換接触子 ａ1,ｂ1 抵抗接触子 Ｒa,Ｒb 限流抵抗 Ｕa,Ｕb タップ電圧 Ｕst ステップ電圧 Ｕ，Ｉ タップ切換器の案内部の電圧と電流 を意味する。
【００１４】負荷誘導は以下のように下方に進行する。
つまり、 位置１：主接触子Ａが閉じ、動作電流を流す。 位置２：主接触子Ａが開き、切換接触子ａが動作電流を
引き受け、抵抗接触子ａ1 が閉じる。 位置３：切換接触子ａが開き、発生したアークが電流の
最初の零クロス点で消え、消弧後開いた切換接触子ａに
より回復電圧が生じる。抵抗接触子ａ1 は動作電流を流
す。
つまり、 位置１：主接触子Ａが閉じ、動作電流を流す。 位置２：主接触子Ａが開き、切換接触子ａが動作電流を
引き受け、抵抗接触子ａ1 が閉じる。 位置３：切換接触子ａが開き、発生したアークが電流の
最初の零クロス点で消え、消弧後開いた切換接触子ａに
より回復電圧が生じる。抵抗接触子ａ1 は動作電流を流
す。
【００１５】 位置４：抵抗接触子ｂ1 が閉じ、二つの抵抗接触子ａ1
とｂ1 を介して流れる円電流が直列の限流抵抗Ｒa とＲ
b によって制限される。 位置５：抵抗接触子ａ1 が開き、アークが電流の次の零
クロス点で再び消える。 位置６：切換接触子ｂが閉じて動作電流を引き受ける。
とｂ1 を介して流れる円電流が直列の限流抵抗Ｒa とＲ
b によって制限される。 位置５：抵抗接触子ａ1 が開き、アークが電流の次の零
クロス点で再び消える。 位置６：切換接触子ｂが閉じて動作電流を引き受ける。
【００１６】 位置７：抵抗接触子ｂ1 が開き、主接触子Ｂが閉じて動
作電流を引き受ける。切換開閉器の動作が終了する。図
３は付属するオシログラフ図形を示す。この場合、 dＵ
a は遮断した切換区間（Ａ，ａ，ａ1 ）に対する電圧、
dＵbは接続した切換区間（Ｂ，ｂ，ｂ1 ）に対する電
圧、Ｉa は遮断側の全電流であり、Ｉb は接続側の全電
流である。
作電流を引き受ける。切換開閉器の動作が終了する。図
３は付属するオシログラフ図形を示す。この場合、 dＵ
a は遮断した切換区間（Ａ，ａ，ａ1 ）に対する電圧、
dＵbは接続した切換区間（Ｂ，ｂ，ｂ1 ）に対する電
圧、Ｉa は遮断側の全電流であり、Ｉb は接続側の全電
流である。
【００１７】説明したこれ等の図形から、発生した二つ
のアークＩと II の位置とその長さが分かる。図５は付
属する切換シーケンスと発生した３つのアークＩ，II,
III を伴う同じように周知の旗・三角旗切換を示す。付
属する図７から、切換開閉器が切換毎に９の切換位置の
シーケンスを実行することが分かる。
のアークＩと II の位置とその長さが分かる。図５は付
属する切換シーケンスと発生した３つのアークＩ，II,
III を伴う同じように周知の旗・三角旗切換を示す。付
属する図７から、切換開閉器が切換毎に９の切換位置の
シーケンスを実行することが分かる。
【００１８】この図面では、 Ａ，Ｂ 主接触子 ａ，ｂ 切換接触子 ａ1,ｂ1;ａ2,ｂ2 抵抗接触子 Ｒ1,Ｒ2 限流抵抗 Ｕst ステップ電圧 Ｕ，Ｉ タップ切換器の案内部の電圧と電流 を意味する。
【００１９】負荷誘導は以下のように下方に進行する。
つまり、 位置１：主接触子Ａが閉じ、動作電流を流す。 位置２：主接触子Ａが開き、切換接触子ａが動作電流を
引き受け、抵抗接触子ａ2 が閉じる。 位置３：切換接触子ａが開き、発生したアークが電流の
最初の零クロス点で消る。
つまり、 位置１：主接触子Ａが閉じ、動作電流を流す。 位置２：主接触子Ａが開き、切換接触子ａが動作電流を
引き受け、抵抗接触子ａ2 が閉じる。 位置３：切換接触子ａが開き、発生したアークが電流の
最初の零クロス点で消る。
【００２０】 位置４：抵抗接触子ｂ2 が閉じ、動作電流が二つの抵抗
接触子ａ1,ａ2 とｂ2を介して流れる。この時に流れる
円電流が抵抗Ｒ2 に直列の並列に接続された抵抗Ｒ1 と
Ｒ2 によって制限される。 位置５：抵抗接触子ａ1 が開き、発生したアークが第一
零クロス点で消える。 位置６：切換接触子ｂ1 が閉じて円電流が今度はＲ2 に
直列のＲ1 とＲ2 の並列回路により制限される（位置４
を参照）。
接触子ａ1,ａ2 とｂ2を介して流れる。この時に流れる
円電流が抵抗Ｒ2 に直列の並列に接続された抵抗Ｒ1 と
Ｒ2 によって制限される。 位置５：抵抗接触子ａ1 が開き、発生したアークが第一
零クロス点で消える。 位置６：切換接触子ｂ1 が閉じて円電流が今度はＲ2 に
直列のＲ1 とＲ2 の並列回路により制限される（位置４
を参照）。
【００２１】 位置７：抵抗接触子ｂ2 が開き、電流の第一零クロス点
で消える。 位置８：切換接触子ａが閉じて動作電流を引き受ける。 位置９：抵抗接触子ｂ2 が開き、主接触子Ｂが動作電流
を引き受ける。負荷切換器の動作が終わる。 図６は再び付属するオシログラフ図形を示す。
で消える。 位置８：切換接触子ａが閉じて動作電流を引き受ける。 位置９：抵抗接触子ｂ2 が開き、主接触子Ｂが動作電流
を引き受ける。負荷切換器の動作が終わる。 図６は再び付属するオシログラフ図形を示す。
【００２２】この図形から、前記切換では異なった三つ
のアークＩ，II, III が生じる。それ等の間の時間間隔
はそれぞれ t1 と t2 になることが分かる。図示した経
過から一般的に生じることは、通常の乱れのない切換経
過で最初のアークＩの消弧と第二のアーク II の発生の
間毎に時間ｔ1 が存在し、一つ以上の抵抗接触子が遮断
側にある場合、第二のアーク II の消弧と他のアーク I
IIの発生の間の時間ｔ2 が存在することである。これ等
の時間が最小値以下になるか、あるいは完全に消滅すれ
ば、つまり個々のアークが時として重なれば、許容でき
ないあるいは望ましくない動作条件となる。
のアークＩ，II, III が生じる。それ等の間の時間間隔
はそれぞれ t1 と t2 になることが分かる。図示した経
過から一般的に生じることは、通常の乱れのない切換経
過で最初のアークＩの消弧と第二のアーク II の発生の
間毎に時間ｔ1 が存在し、一つ以上の抵抗接触子が遮断
側にある場合、第二のアーク II の消弧と他のアーク I
IIの発生の間の時間ｔ2 が存在することである。これ等
の時間が最小値以下になるか、あるいは完全に消滅すれ
ば、つまり個々のアークが時として重なれば、許容でき
ないあるいは望ましくない動作条件となる。
【００２３】接触子の寿命を越えると、つまり接触子の
発火が安全範囲以上になると、時間ｔ1 またはｔ2 が予
め設定された最小値ｔ1sol あるいはｔ2sol 以下にな
る。この状況はこの発明による方法で検出され、図１に
示すように、乱れとして検知される。図８による他の構
成の方法では、第一アークＩあるいは第二アーク II の
各長さｔI あるいはｔIIを検出し、同じように目標値ｔ
Isol,ｔIIsol と比較することも可能である。
発火が安全範囲以上になると、時間ｔ1 またはｔ2 が予
め設定された最小値ｔ1sol あるいはｔ2sol 以下にな
る。この状況はこの発明による方法で検出され、図１に
示すように、乱れとして検知される。図８による他の構
成の方法では、第一アークＩあるいは第二アーク II の
各長さｔI あるいはｔIIを検出し、同じように目標値ｔ
Isol,ｔIIsol と比較することも可能である。
【００２４】乱れの通報を積算して、所定数を越えた時
に初めて通報を外部に出力することも可能である。アー
クから出る高周波ビームを検出し、各切換経過の監視に
ためにこの発明による方法を利用と特に有利である。ア
ーク検出は接触領域の外、例えば負荷タップ切換器のヘ
ッド部分で周知の高周波検知器により行える。通常の運
転では、アークが各相の接触子でほぼ同時に生じる。何
故なら、切換開閉器を操作する場合、切換シーケンスが
全相の接触子を強制的に制御して同期して行われるから
である。これによって、各相の個々のアークが隠されて
共通の評価可能な高周波信号となる。誤りの或る場合、
少なくとも１相のずれが、説明したように、時間ｔ，場
合によっては、時間ｔ1 とｔ2 の対応する評価可能な変
化を与える。
に初めて通報を外部に出力することも可能である。アー
クから出る高周波ビームを検出し、各切換経過の監視に
ためにこの発明による方法を利用と特に有利である。ア
ーク検出は接触領域の外、例えば負荷タップ切換器のヘ
ッド部分で周知の高周波検知器により行える。通常の運
転では、アークが各相の接触子でほぼ同時に生じる。何
故なら、切換開閉器を操作する場合、切換シーケンスが
全相の接触子を強制的に制御して同期して行われるから
である。これによって、各相の個々のアークが隠されて
共通の評価可能な高周波信号となる。誤りの或る場合、
少なくとも１相のずれが、説明したように、時間ｔ，場
合によっては、時間ｔ1 とｔ2 の対応する評価可能な変
化を与える。
【００２５】主にＣＰＵを備えたマイクロコンピュータ
で構成されたこの発明を実施する評価電子回路は、負荷
時タップ切換器の各モータ駆動機構に配設されている。
しかし、この方法を付属する電子電圧調整器内でも実現
できる。今まで説明した実施例は、アークにより発生す
る高周波信号を検知してアークを認識することを前提と
し、この方法をその様な認識に基づいて説明した。
で構成されたこの発明を実施する評価電子回路は、負荷
時タップ切換器の各モータ駆動機構に配設されている。
しかし、この方法を付属する電子電圧調整器内でも実現
できる。今まで説明した実施例は、アークにより発生す
る高周波信号を検知してアークを認識することを前提と
し、この方法をその様な認識に基づいて説明した。
【００２６】この発明による方法ではアークから生じる
物理的な効果を各切換経過の検知と監視に利用うること
も当然可能である。例えば、アークの検出を光導体等を
用いた光学アーク検出により行うことができる。アーク
から出る音波あるいは音響信号を検出しアーク検出に利
用することも可能である。
物理的な効果を各切換経過の検知と監視に利用うること
も当然可能である。例えば、アークの検出を光導体等を
用いた光学アーク検出により行うことができる。アーク
から出る音波あるいは音響信号を検出しアーク検出に利
用することも可能である。
【００２７】最終的に、アークから生じる物理的な効果
をどのようにアーク認識に利用するかは利用者に任され
ている。そのような決定は、対応するタップ切換器の構
造様式、利用する絶縁媒体、評価のためにあるハードウ
ェヤやソフトウェヤ、および精度とコストの要請に依存
する。アーク検出に対する物理効果の選択はこの発明に
よる方法の機能性にそれ以外に影響を与えない。選択し
た測定方式あるいは検出方式に無関係に、何れにして
も、測定したシーケンスから個々の測定量パルスを各ア
ーク像と見なし、これによりこの発明による方法過程を
実行することが可能である。
をどのようにアーク認識に利用するかは利用者に任され
ている。そのような決定は、対応するタップ切換器の構
造様式、利用する絶縁媒体、評価のためにあるハードウ
ェヤやソフトウェヤ、および精度とコストの要請に依存
する。アーク検出に対する物理効果の選択はこの発明に
よる方法の機能性にそれ以外に影響を与えない。選択し
た測定方式あるいは検出方式に無関係に、何れにして
も、測定したシーケンスから個々の測定量パルスを各ア
ーク像と見なし、これによりこの発明による方法過程を
実行することが可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
方法を用いると、切換開閉の時間的な経過、つまり個々
の接触子を操作する切換シーケンスを監視でき、少なく
とも一つの接触子の許されない大きな燃焼や切換開閉器
の他の乱れを与える許容できない変動がある場合に乱れ
の通報を発生させることができる。
方法を用いると、切換開閉の時間的な経過、つまり個々
の接触子を操作する切換シーケンスを監視でき、少なく
とも一つの接触子の許されない大きな燃焼や切換開閉器
の他の乱れを与える許容できない変動がある場合に乱れ
の通報を発生させることができる。
【図１】 アークにより発生する高周波シーケンスを検
知して例えばアーク検出を行う、この発明による方法の
経過を示すフローチャート、
知して例えばアーク検出を行う、この発明による方法の
経過を示すフローチャート、
【図２】 同類の切換開閉器の動作の場合の周知の旗切
換と対応する切換シーケンスの図、
換と対応する切換シーケンスの図、
【図３】 切換開閉器を動作させた時に付属するオシロ
グラフ、
グラフ、
【図４】 切換開閉器を下方に動作させた時の詳細な切
換シーケンスであり、左に切換過程、中央にベクトル図
形、右に各切換ステップの機械的な接触子の運動を示
す、
換シーケンスであり、左に切換過程、中央にベクトル図
形、右に各切換ステップの機械的な接触子の運動を示
す、
【図５】 同類の切換開閉器の動作の場合の既知の旗・
三角旗切換と対応する切換シーケンスの図、
三角旗切換と対応する切換シーケンスの図、
【図６】 この切換での切換開閉器の動作の付属するオ
シログラフ、
シログラフ、
【図７】 図４と同じ図面で切換開閉器を下方に動作さ
せた時の詳細な切換シーケンスの図、
せた時の詳細な切換シーケンスの図、
【図８】 アークにより発生する高周波シーケンスを検
知してアーク検出を行う、更に有利に発展させた第二の
この発明による方法の経過を示すフローチャート。
知してアーク検出を行う、更に有利に発展させた第二の
この発明による方法の経過を示すフローチャート。
Ａ，Ｂ 主接触子 ａ，ｂ 切換接触子 ａ1,ｂ1,ａ2,ｂ2 抵抗接触子 Ｒa,Ｒb 限流抵抗 Ｒ1,Ｒ2 限流抵抗 I, II, III アーク発生期間 dＵa 遮断切換区間の電圧 dＵb 導通切換区間の電圧 Ｉa 遮断側の全電流 Ｉb 導通側の全電流 Ｕst ステップ電圧 Ｕ ステップ切換案内部の合成電圧 Ｉ ステップ切換案内部の合成電流 ｔ1,ｔ2 時間差 ｔ1soll, ｔ2soll 不揮発記憶された回路・装置に固
有な所定の時間差 ｔI,ｔII 時間間隔 ｔIsoll, ｔIIsoll 不揮発記憶された回路・装置に
固有な所定の時間間隔
有な所定の時間差 ｔI,ｔII 時間間隔 ｔIsoll, ｔIIsoll 不揮発記憶された回路・装置に
固有な所定の時間間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｈ 33/59
Claims (6)
- 【請求項１】 切換開閉器に固定主接触子および固定補
助接触子とこれ等の固定接触子に対応する可動主接触子
および可動補助接触子とがあり、一定の切換シーケンス
を実現するように、これ等の可動接触子が各固定接触子
上を順次転動する負荷時タップ切換器の切換開閉器を監
視する方法において、 切換開閉器の動作期間中に切換開閉器から出る、アーク
によって発生する物理量を測定値として検知し、 検知した測定量から個々のパルスをアーク像として認識
し、 検知した測定量のパルスの間の時間ｔ1 あるいは時間ｔ
1,...,ｔn を検出し、 次いで、時間ｔ1 あるいは時間ｔ1,...,ｔn の各々を予
め設定され、不揮発的に記憶された付属する回路および
装置に固有な時間ｔ1sollあるいはｔ1soll,..., ｔn
sollと比較し、 時間ｔ1 が予め設定された時間ｔ1sollより短いなら、
あるいは時間ｔ1,...,ｔn の一つが付属する予め設定さ
れた時間ｔ1soll,..., ｔnsollの各々より短いなら、次
に乱れの通報を発生させる、ことを特徴とする方法。 - 【請求項２】 更に、各パルスの時間間隔ｔI,ｔII,...
を検出し、次いでこれ等の時間間隔ｔI,ｔII,...を予め
設定され不揮発記憶された付属する回路および装置固有
の時間間隔ｔIsoll, ｔIIsoll ,...と比較し、 検出した時間間隔ｔI,ｔII,...の一つが予め設定された
付属する時間間隔ｔIs oll, ｔIIsoll ,...の一つより長
いなら、次に同じように乱れの通報を発生させる、こと
を特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 測定量としてはアークから発生した高周
波信号を検出することを特徴とする請求項１または２に
記載の方法。 - 【請求項４】 測定量としてはアークから発生した輝度
を検出することを特徴とする請求項１または２に記載の
方法。 - 【請求項５】 測定量としてはアークから発生した音波
を検出することを特徴とする請求項１または２に記載の
方法。 - 【請求項６】 測定量としてはアークから発生した音響
信号を検出することを特徴とする請求項１または２に記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19530776:3 | 1995-08-22 | ||
| DE19530776A DE19530776C1 (de) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | Verfahren zur Überwachung eines Lastumschalters für einen Stufenschalter |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120733A true JPH09120733A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=7770047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8220149A Withdrawn JPH09120733A (ja) | 1995-08-22 | 1996-08-21 | 負荷時タップ切換器の切換開閉器を監視する方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH09120733A (ja) |
| AT (1) | ATE185216T1 (ja) |
| DE (2) | DE19530776C1 (ja) |
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1995
- 1995-08-22 DE DE19530776A patent/DE19530776C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-06-27 AT AT96110338T patent/ATE185216T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-06-27 EP EP96110338A patent/EP0762450B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-27 DE DE59603211T patent/DE59603211D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-21 JP JP8220149A patent/JPH09120733A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|
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| DE19530776C1 (de) | 1996-12-12 |
| EP0762450A1 (de) | 1997-03-12 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |