JPH09119503A - トルクリミッタ付遊星歯車減速装置 - Google Patents
トルクリミッタ付遊星歯車減速装置Info
- Publication number
- JPH09119503A JPH09119503A JP27780895A JP27780895A JPH09119503A JP H09119503 A JPH09119503 A JP H09119503A JP 27780895 A JP27780895 A JP 27780895A JP 27780895 A JP27780895 A JP 27780895A JP H09119503 A JPH09119503 A JP H09119503A
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- JP
- Japan
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- ring gear
- gear
- torque
- torque limiter
- groove
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- Pending
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- Transmission Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型、軽量、且つトルクの管理が簡単で、取
り扱いが容易なトルクリミッタ付遊星歯車減速装置を提
供する。 【解決手段】 遊星歯車減速装置1のリングギヤ6をギ
ヤボックス2に回転可能に収納し、リングギヤ6とギヤ
ボックス2との間にトルクリミッタ10を介在させる。
トルクリミッタ10のレバー11は、基端がギヤボック
ス2に回動可能に軸支され、先端11aがスプリング1
2によりリングギヤ6の溝6aに係合されてリングギヤ
6の回転を阻止している。リングギヤ6に加わるトルク
が規定トルクを超えると、溝6aのテーパ状の側壁6b
がスプリング12のばね力に抗してレバー11の先端1
1aを溝6aから押し出す。これによりリングギヤ6の
回転が可能となり、入力軸3aから出力軸への駆動力の
伝達が阻止される。
り扱いが容易なトルクリミッタ付遊星歯車減速装置を提
供する。 【解決手段】 遊星歯車減速装置1のリングギヤ6をギ
ヤボックス2に回転可能に収納し、リングギヤ6とギヤ
ボックス2との間にトルクリミッタ10を介在させる。
トルクリミッタ10のレバー11は、基端がギヤボック
ス2に回動可能に軸支され、先端11aがスプリング1
2によりリングギヤ6の溝6aに係合されてリングギヤ
6の回転を阻止している。リングギヤ6に加わるトルク
が規定トルクを超えると、溝6aのテーパ状の側壁6b
がスプリング12のばね力に抗してレバー11の先端1
1aを溝6aから押し出す。これによりリングギヤ6の
回転が可能となり、入力軸3aから出力軸への駆動力の
伝達が阻止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクリミッタ付
遊星歯車減速装置に関する。
遊星歯車減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯車を使用した減速装置として、遊星歯
車減速装置がある。この遊星歯車減速装置は、入力軸と
出力軸とを同一軸線上に配置することができると共に、
大きな減速比を得ることができ、また、小型化を図るこ
とができる等の点から各種の装置や機器に使用されてい
る。例えば、架空電線の工事に使用されるホットスティ
ックの先端に装着した工具に駆動源からの動力を減速し
て伝達する減速機等に使用されている。
車減速装置がある。この遊星歯車減速装置は、入力軸と
出力軸とを同一軸線上に配置することができると共に、
大きな減速比を得ることができ、また、小型化を図るこ
とができる等の点から各種の装置や機器に使用されてい
る。例えば、架空電線の工事に使用されるホットスティ
ックの先端に装着した工具に駆動源からの動力を減速し
て伝達する減速機等に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、ね
じやボルトの締付工具においては、締付トルクが規定の
トルクに達すると駆動力の伝達を解除させる所謂トルク
リミッタを備えることが必要である。しかしながら、従
来のトルクリミッタは、大型なものが多く、小型の遊星
歯車減速装置に組み込むことができない。このため例え
ば、小型、軽量、簡便性が要求される前述したホットス
ティック用のボルト締付工具等の減速装置に遊星歯車減
速装置を使用し得ない場合がある。
じやボルトの締付工具においては、締付トルクが規定の
トルクに達すると駆動力の伝達を解除させる所謂トルク
リミッタを備えることが必要である。しかしながら、従
来のトルクリミッタは、大型なものが多く、小型の遊星
歯車減速装置に組み込むことができない。このため例え
ば、小型、軽量、簡便性が要求される前述したホットス
ティック用のボルト締付工具等の減速装置に遊星歯車減
速装置を使用し得ない場合がある。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、小型、軽量、且つトルクの管理が簡単で、取り扱い
が容易なトルクリミッタ付遊星歯車減速装置を提供する
ことを目的とする。
で、小型、軽量、且つトルクの管理が簡単で、取り扱い
が容易なトルクリミッタ付遊星歯車減速装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、遊星歯車減速装置のリングギヤをギ
ヤボックスに回転可能に収納し、前記リングギヤと前記
ギヤボックスとの間に前記リングギヤに加わるトルクが
規定トルクを超えたときに当該リングギヤの回転を可能
とするトルクリミッタを介在させた構成としたものであ
る。
に本発明によれば、遊星歯車減速装置のリングギヤをギ
ヤボックスに回転可能に収納し、前記リングギヤと前記
ギヤボックスとの間に前記リングギヤに加わるトルクが
規定トルクを超えたときに当該リングギヤの回転を可能
とするトルクリミッタを介在させた構成としたものであ
る。
【0006】請求項2では、前記トルクリミッタは、前
記リングギヤに設けられ少なくとも一側壁が回転方向に
テーパ状に拡開する溝と、基端が前記ギヤボックスに回
動可能に軸支され、先端が前記溝に係合可能なレバー
と、前記バレーと前記ギヤボックスとの間に介在され前
記先端を前記溝に係合させるばねとから成り、前記リン
グギヤに加わるトルクが規定のトルクを超えたときに前
記溝のテーパ状の側壁が前記ばねに抗して前記レバーの
先端を押し出して係合を解除させる構成としたものであ
る。
記リングギヤに設けられ少なくとも一側壁が回転方向に
テーパ状に拡開する溝と、基端が前記ギヤボックスに回
動可能に軸支され、先端が前記溝に係合可能なレバー
と、前記バレーと前記ギヤボックスとの間に介在され前
記先端を前記溝に係合させるばねとから成り、前記リン
グギヤに加わるトルクが規定のトルクを超えたときに前
記溝のテーパ状の側壁が前記ばねに抗して前記レバーの
先端を押し出して係合を解除させる構成としたものであ
る。
【0007】遊星歯車装置は、トルクリミッタのレバー
先端がばね力によりリングギヤの溝に押し付けられ、リ
ングギヤの回転が阻止されている状態において、入力軸
が回転してサンギヤが回転すると、プラネタリギヤが自
転しながらキャリアと共にサンギヤの回りを公転し、キ
ャリアに設けられた出力軸が回転する。これにより入力
軸から出力軸に駆動力が伝達される。出力軸の回転が阻
止される一方、入力軸に駆動力が加わり、リンクギヤに
加わるトルクが規定トルクを超えると、リングギヤの溝
のテーパ状の側面がばね力に抗してレバーの先端を押し
上げて溝から押し出す。これによりトルクリミッタの作
動が解除され、リングギヤが回転可能となる。リングギ
ヤは、サンギヤの回転に応じて回転し、この結果、出力
軸への駆動力の伝達が阻止される。
先端がばね力によりリングギヤの溝に押し付けられ、リ
ングギヤの回転が阻止されている状態において、入力軸
が回転してサンギヤが回転すると、プラネタリギヤが自
転しながらキャリアと共にサンギヤの回りを公転し、キ
ャリアに設けられた出力軸が回転する。これにより入力
軸から出力軸に駆動力が伝達される。出力軸の回転が阻
止される一方、入力軸に駆動力が加わり、リンクギヤに
加わるトルクが規定トルクを超えると、リングギヤの溝
のテーパ状の側面がばね力に抗してレバーの先端を押し
上げて溝から押し出す。これによりトルクリミッタの作
動が解除され、リングギヤが回転可能となる。リングギ
ヤは、サンギヤの回転に応じて回転し、この結果、出力
軸への駆動力の伝達が阻止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を添付
図面に基づいて説明する。図1及び図2において、遊星
歯車減速装置1は、ギヤボックス2の中心に配置された
サンギヤ3と、サンギヤ3の回りに噛合して配置されキ
ャリア4に回転自在に軸支され、且つ当該サンギヤ3と
噛合する3つのプラネタリギヤ5と、ギヤボックス2に
サンギヤ3と同心的に回転可能に収納され各プラネタリ
ギヤ5と噛合するリングギヤ6(図2)とにより構成さ
れている。出力軸7は、基端がキャリア4に固定され、
且つギヤボックス2に回転自在に軸支されている。
図面に基づいて説明する。図1及び図2において、遊星
歯車減速装置1は、ギヤボックス2の中心に配置された
サンギヤ3と、サンギヤ3の回りに噛合して配置されキ
ャリア4に回転自在に軸支され、且つ当該サンギヤ3と
噛合する3つのプラネタリギヤ5と、ギヤボックス2に
サンギヤ3と同心的に回転可能に収納され各プラネタリ
ギヤ5と噛合するリングギヤ6(図2)とにより構成さ
れている。出力軸7は、基端がキャリア4に固定され、
且つギヤボックス2に回転自在に軸支されている。
【0009】ギヤボックス2とリングギヤ6の外周面と
の間には、図2に示すようにトルクリミッタ10が介在
されている。トルクリミッタ10は、リングギヤ6の外
周面に軸方向に形成された溝6aと、フック形レバー1
1と、スプリング12とにより構成されている。溝6a
は、図3に示すようにリングギヤ6の矢印Cで示す回転
方向に対して後方に位置する一側壁が所定の角度で切り
欠かれてテーパ面6bとされている。
の間には、図2に示すようにトルクリミッタ10が介在
されている。トルクリミッタ10は、リングギヤ6の外
周面に軸方向に形成された溝6aと、フック形レバー1
1と、スプリング12とにより構成されている。溝6a
は、図3に示すようにリングギヤ6の矢印Cで示す回転
方向に対して後方に位置する一側壁が所定の角度で切り
欠かれてテーパ面6bとされている。
【0010】フック形レバー11は、基端がピン13に
よりギヤボックス2に回動可能に軸支され、先端11a
が溝6aに係合可能とされており、先端11aのギヤボ
ックス2の端面に臨む面に凹部11bが設けられてい
る。一方、ギヤボックス2の端面には凹部11bと対向
してスプリングホルダ14が設けられている。そして、
レバー11の凹部11bとスプリングホルダ14の凹部
14aとの間にスプリング12が縮設されている。この
スプリング12は、レバー11の先端11aをリングギ
ヤ6の溝6aに係合させ、当該リングギヤ6の回転を阻
止する作用をする。
よりギヤボックス2に回動可能に軸支され、先端11a
が溝6aに係合可能とされており、先端11aのギヤボ
ックス2の端面に臨む面に凹部11bが設けられてい
る。一方、ギヤボックス2の端面には凹部11bと対向
してスプリングホルダ14が設けられている。そして、
レバー11の凹部11bとスプリングホルダ14の凹部
14aとの間にスプリング12が縮設されている。この
スプリング12は、レバー11の先端11aをリングギ
ヤ6の溝6aに係合させ、当該リングギヤ6の回転を阻
止する作用をする。
【0011】この遊星歯車減速装置1は、駆動軸と被駆
動軸との間に介在され、サンギヤ3の回転軸(以下「入
力軸」という)3aが駆動軸に連結され、出力軸7が被
駆動軸例えば、ボルト締付工具の入力軸(何れも図示せ
ず)に連結され、前記駆動軸の回転を減速してボルト締
付工具に伝達する。以下作用を説明する。
動軸との間に介在され、サンギヤ3の回転軸(以下「入
力軸」という)3aが駆動軸に連結され、出力軸7が被
駆動軸例えば、ボルト締付工具の入力軸(何れも図示せ
ず)に連結され、前記駆動軸の回転を減速してボルト締
付工具に伝達する。以下作用を説明する。
【0012】トルクリミッタ10は、図2及び図3に示
すようにレバー11の先端11aがスプリング12のば
ね力によりリングギヤ6の溝6aに係合されてリングギ
ヤ6の回転を阻止している。従って、遊星歯車減速装置
1は、入力軸3aが回転駆動されてサンギヤ3が回転す
ると、プラネタリギヤ5が自転しながらサンギヤ3の周
りを公転し、キャリア4が矢印Cの方向(図2、図3)
に回転し、出力軸7が当該方向に減速されて回転する。
これにより出力軸7に連結されたボルト締付工具がボル
トを締め付ける。そして、遊星歯車減速装置1のリング
ギヤ6(図2)は、出力軸7に規定の締め付けトルクが
作用するまでトルクリミッタ10によりその回転を阻止
されている。
すようにレバー11の先端11aがスプリング12のば
ね力によりリングギヤ6の溝6aに係合されてリングギ
ヤ6の回転を阻止している。従って、遊星歯車減速装置
1は、入力軸3aが回転駆動されてサンギヤ3が回転す
ると、プラネタリギヤ5が自転しながらサンギヤ3の周
りを公転し、キャリア4が矢印Cの方向(図2、図3)
に回転し、出力軸7が当該方向に減速されて回転する。
これにより出力軸7に連結されたボルト締付工具がボル
トを締め付ける。そして、遊星歯車減速装置1のリング
ギヤ6(図2)は、出力軸7に規定の締め付けトルクが
作用するまでトルクリミッタ10によりその回転を阻止
されている。
【0013】前記ボルトの締め付けが完了すると、出力
軸7が停止する。一方、遊星歯車減速装置1の入力軸3
aは、前記駆動軸により駆動されて回転しようとする。
遊星歯車減速装置1は、出力軸7が停止する一方で入力
軸3aが回転すると、出力軸7を回転させようとしてリ
ングギヤ6に図2及び図3の矢印C方向に大きなトルク
が発生する。この結果、リングギヤ6の溝6aに係合し
ているレバー11の先端11aがテーパ面6bによりス
プリング12のばね力に抗して押し上げられて溝6aか
ら押し出される(図4)。これによりトルクリミッタ1
0の作動(ロック)が解除され、リングギヤ6の回転が
可能となる。遊星歯車減速装置1は、リングギヤ6が回
転することで、入力軸3aが回転しても出力軸7を停止
した状態に保持する。
軸7が停止する。一方、遊星歯車減速装置1の入力軸3
aは、前記駆動軸により駆動されて回転しようとする。
遊星歯車減速装置1は、出力軸7が停止する一方で入力
軸3aが回転すると、出力軸7を回転させようとしてリ
ングギヤ6に図2及び図3の矢印C方向に大きなトルク
が発生する。この結果、リングギヤ6の溝6aに係合し
ているレバー11の先端11aがテーパ面6bによりス
プリング12のばね力に抗して押し上げられて溝6aか
ら押し出される(図4)。これによりトルクリミッタ1
0の作動(ロック)が解除され、リングギヤ6の回転が
可能となる。遊星歯車減速装置1は、リングギヤ6が回
転することで、入力軸3aが回転しても出力軸7を停止
した状態に保持する。
【0014】尚、トルクリミッタ10は、スプリング1
2ばね力を変えることにより、リングギヤ6の回転を阻
止する力即ち、トルクを調整することができる。これに
より、トルク管理を容易に行うことが可能である。ま
た、図5及び図6に示すようにリングギヤ6の溝6aの
両側壁に回転方向に拡開するテーパ面6b、6cを形成
することにより、リングギヤ6が図4の矢印C方向、又
は反対の矢印C’方向に回転したときにもトルクリミッ
タとして作動させることができる。
2ばね力を変えることにより、リングギヤ6の回転を阻
止する力即ち、トルクを調整することができる。これに
より、トルク管理を容易に行うことが可能である。ま
た、図5及び図6に示すようにリングギヤ6の溝6aの
両側壁に回転方向に拡開するテーパ面6b、6cを形成
することにより、リングギヤ6が図4の矢印C方向、又
は反対の矢印C’方向に回転したときにもトルクリミッ
タとして作動させることができる。
【0015】尚、上記実施例ではトルクリミッタ10の
レバー11をリングギヤ6の溝6aに押し付けて係合さ
せるばねとして圧縮ばね(スプリング12)を使用した
が、これに限るものではなく、他の例えば、巻ばねを使
用してピン13に巻き回し、一端をギヤボックス2に、
他端をレバー11に夫々係止するようにしてもよい。巻
ばねを使用した場合にはスプリングホルダ14が不要と
なり、部品点数の低減が図られる。
レバー11をリングギヤ6の溝6aに押し付けて係合さ
せるばねとして圧縮ばね(スプリング12)を使用した
が、これに限るものではなく、他の例えば、巻ばねを使
用してピン13に巻き回し、一端をギヤボックス2に、
他端をレバー11に夫々係止するようにしてもよい。巻
ばねを使用した場合にはスプリングホルダ14が不要と
なり、部品点数の低減が図られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、遊
星歯車減速装置のリングギヤをギヤボックスに回転可能
に収納し、前記リングギヤと前記ギヤボックスとの間に
前記リングギヤに加わるトルクが規定トルクを超えたと
きに当該リングギヤの回転を可能とするトルクリミッタ
を介在させたことにより、遊星歯車減速装置に容易にト
ルクリミッタを内蔵させることができ、小型、軽量、且
つ取り扱いが容易なトルクリミッタ付の遊星歯車減速装
置を構成することができる。
星歯車減速装置のリングギヤをギヤボックスに回転可能
に収納し、前記リングギヤと前記ギヤボックスとの間に
前記リングギヤに加わるトルクが規定トルクを超えたと
きに当該リングギヤの回転を可能とするトルクリミッタ
を介在させたことにより、遊星歯車減速装置に容易にト
ルクリミッタを内蔵させることができ、小型、軽量、且
つ取り扱いが容易なトルクリミッタ付の遊星歯車減速装
置を構成することができる。
【0017】請求項2では、トルクリミッタを、リング
ギヤに設けた溝と、基端がギヤボックスに回動可能に軸
支され先端が溝に係合可能なレバーと、このレバーの先
端を溝に押し付けるスプリングとにより構成することに
より、小型、軽量、簡単な構造で、しかも、トルク管理
が容易なトルクリミッタ付遊星歯車装置を構成すること
が出る。
ギヤに設けた溝と、基端がギヤボックスに回動可能に軸
支され先端が溝に係合可能なレバーと、このレバーの先
端を溝に押し付けるスプリングとにより構成することに
より、小型、軽量、簡単な構造で、しかも、トルク管理
が容易なトルクリミッタ付遊星歯車装置を構成すること
が出る。
【図1】本発明に係るトルクリミッタ付遊星歯車減速装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図2のトルクリミッタの拡大図である。
【図4】図3のトルクリミッタの解除状態を示す説明図
である。
である。
【図5】図2のトルクリミッタの他の実施例を示す要部
拡大図である。
拡大図である。
【図6】図5に示すトルクリミッタの解除状態を示す説
明図である。
明図である。
1 遊星歯車減速装置 2 ギヤボックス 3 サンギヤ 3a 入力軸 4 キャリア 5 プラネタリギヤ 6 リングギヤ 7 出力軸 10 トルクリミッタ 11 レバー 12 スプリング 13 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 貴史 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 遊星歯車減速装置のリングギヤをギヤボ
ックスに回転可能に収納し、前記リングギヤと前記ギヤ
ボックスとの間に前記リングギヤに加わるトルクが規定
トルクを超えたときに当該リングギヤの回転を可能とす
るトルクリミッタを介在させたことを特徴とするトルク
リミッタ付遊星歯車減速装置。 - 【請求項2】 前記トルクリミッタは、前記リングギヤ
に設けられ少なくとも一側壁が回転方向にテーパ状に拡
開する溝と、基端が前記ギヤボックスに回動可能に軸支
され、先端が前記溝に係合可能なレバーと、前記バレー
と前記ギヤボックスとの間に介在され前記先端を前記溝
に係合させるばねとから成り、 前記リングギヤに加わるトルクが規定のトルクを超えた
ときに前記溝のテーパ状の側壁が前記ばねに抗して前記
レバーの先端を押し出して係合を解除させることを特徴
とする請求項1に記載のトルクリミッタ付遊星歯車減速
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27780895A JPH09119503A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | トルクリミッタ付遊星歯車減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27780895A JPH09119503A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | トルクリミッタ付遊星歯車減速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119503A true JPH09119503A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17588561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27780895A Pending JPH09119503A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | トルクリミッタ付遊星歯車減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09119503A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1211435A2 (en) * | 2000-12-04 | 2002-06-05 | Minebea Co., Ltd. | Planetary gear reduction device with torque limiter function |
JP2006138422A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Fujikin Inc | トルクリミッター付きハンドル及びこのハンドルを備えた流体制御器 |
CN102748443A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-24 | 李飞宇 | 行星齿轮过载保护装置 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27780895A patent/JPH09119503A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1211435A2 (en) * | 2000-12-04 | 2002-06-05 | Minebea Co., Ltd. | Planetary gear reduction device with torque limiter function |
EP1722128A1 (en) * | 2000-12-04 | 2006-11-15 | Minebea Co. Ltd. | Planetary gear reduction device with torque limiter function |
JP2006138422A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Fujikin Inc | トルクリミッター付きハンドル及びこのハンドルを備えた流体制御器 |
CN102748443A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-24 | 李飞宇 | 行星齿轮过载保护装置 |
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