JPH09119434A - スイングアーム用複合軸受 - Google Patents
スイングアーム用複合軸受Info
- Publication number
- JPH09119434A JPH09119434A JP30060895A JP30060895A JPH09119434A JP H09119434 A JPH09119434 A JP H09119434A JP 30060895 A JP30060895 A JP 30060895A JP 30060895 A JP30060895 A JP 30060895A JP H09119434 A JPH09119434 A JP H09119434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter portion
- ring
- outer ring
- rolling groove
- stage shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】部品どうしが既に組み付けられていて、ユーザ
においてハードディスクドライブ装置のスイングアーム
にそのまま使用できる複合ピボッタリを提供する。 【解決手段】外輪3の内周面に形成した外周転動溝2b
と、大径部1aと小径部1bを有する二段軸1の大径部
外周に形成した内周転動溝2aとの間にボール4を配設
し、前記二段軸の小径部1bに嵌めた内輪7aの外周に
形成した内周転動溝6aと、筒体よりなるスリーブ外輪
5の端部内面に形成した外周転動溝6bとの間にボール
8aを配設したものとする。
においてハードディスクドライブ装置のスイングアーム
にそのまま使用できる複合ピボッタリを提供する。 【解決手段】外輪3の内周面に形成した外周転動溝2b
と、大径部1aと小径部1bを有する二段軸1の大径部
外周に形成した内周転動溝2aとの間にボール4を配設
し、前記二段軸の小径部1bに嵌めた内輪7aの外周に
形成した内周転動溝6aと、筒体よりなるスリーブ外輪
5の端部内面に形成した外周転動溝6bとの間にボール
8aを配設したものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスクドラ
イブ装置のスイングアーム支承用ピボッタリに関する。
イブ装置のスイングアーム支承用ピボッタリに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置は図3、図
4のようにモータMにより回転させられる磁気ディスク
11、この磁気ディスクの所定の位置にデータを書き込
んだり、同ディスクの任意の位置からデータを読み込む
ための磁気ヘッド12を先端に有するスイングアーム
(ヘッドアーム)13を備えている。
4のようにモータMにより回転させられる磁気ディスク
11、この磁気ディスクの所定の位置にデータを書き込
んだり、同ディスクの任意の位置からデータを読み込む
ための磁気ヘッド12を先端に有するスイングアーム
(ヘッドアーム)13を備えている。
【0003】このスイングアームは基部がピボッタリ
(ピボッタリ軸受)により回転可能に支承されている
が、2個の玉軸受を使用する従来のピボッタリは、図5
に示すように、部品として2個の玉軸受A、Bのほかに
筒状スペーサCをそれぞれ個々別々に製作し、これら部
品をハードディスクドライブ装置のメーカーやスイング
アームのメーカーであるユーザに納品し、ユーザにおい
てこれらの部品を軸Dに組み付けている。
(ピボッタリ軸受)により回転可能に支承されている
が、2個の玉軸受を使用する従来のピボッタリは、図5
に示すように、部品として2個の玉軸受A、Bのほかに
筒状スペーサCをそれぞれ個々別々に製作し、これら部
品をハードディスクドライブ装置のメーカーやスイング
アームのメーカーであるユーザに納品し、ユーザにおい
てこれらの部品を軸Dに組み付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のピボッタリは上
述のようにユーザが2個の玉軸受をスペーサを介して軸
へ組み付けねばならないが、次のような問題点がある。
述のようにユーザが2個の玉軸受をスペーサを介して軸
へ組み付けねばならないが、次のような問題点がある。
【0005】(a) 軸は玉軸受の内輪の内径寸法に合わせ
て製作せねばならず、また、軸剛性の制約を受ける。 (b) スペーサの両端面の並行度および平面度を高精度に
仕上げる加工が必要となる。 (c) スペーサの両端面と玉軸受外輪の端面との接触を均
一にせねばならず、そのための加工が容易でない。 (d) 以上からユーザが組み付けることは容易とはいえな
い。
て製作せねばならず、また、軸剛性の制約を受ける。 (b) スペーサの両端面の並行度および平面度を高精度に
仕上げる加工が必要となる。 (c) スペーサの両端面と玉軸受外輪の端面との接触を均
一にせねばならず、そのための加工が容易でない。 (d) 以上からユーザが組み付けることは容易とはいえな
い。
【0006】本発明はこのような問題点が解決され、ユ
ーザにおいてハードディスクドライブ装置のスイングア
ームにそのまま使用できる複合ピボッタリを提供できる
ようにした。
ーザにおいてハードディスクドライブ装置のスイングア
ームにそのまま使用できる複合ピボッタリを提供できる
ようにした。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1手段の
複合ピボッタリは、外輪の内周面に形成した外周転動溝
と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成
した内周転動溝との間にボールを配設し、前記二段軸の
小径部に嵌めた内輪の外周に形成した内周転動溝と、筒
体よりなるスリーブ外輪の端部内面に形成した外周転動
溝との間にボールを配設したものとしてある。
複合ピボッタリは、外輪の内周面に形成した外周転動溝
と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成
した内周転動溝との間にボールを配設し、前記二段軸の
小径部に嵌めた内輪の外周に形成した内周転動溝と、筒
体よりなるスリーブ外輪の端部内面に形成した外周転動
溝との間にボールを配設したものとしてある。
【0008】この第1手段のものは、外輪の内周面に形
成した外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の
大径部外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設
し、前記二段軸の小径部にスライド可能に嵌めた内輪の
外周に形成した内周転動溝と、筒体よりなるスリーブ外
輪の端部内面に形成した外周転動溝との間にボールを配
設し、内輪もしくはスリーブ外輪のいずれかの外端部に
適正予圧を付与し、この予圧の付与された状態で内輪を
二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめて製造す
る。
成した外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の
大径部外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設
し、前記二段軸の小径部にスライド可能に嵌めた内輪の
外周に形成した内周転動溝と、筒体よりなるスリーブ外
輪の端部内面に形成した外周転動溝との間にボールを配
設し、内輪もしくはスリーブ外輪のいずれかの外端部に
適正予圧を付与し、この予圧の付与された状態で内輪を
二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめて製造す
る。
【0009】第2手段の複合ピボッタリは、筒体よりな
るスリーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝
と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成
した内周転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の
間にボールを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径
部に嵌めたものとしてある。
るスリーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝
と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成
した内周転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の
間にボールを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径
部に嵌めたものとしてある。
【0010】この第2手段のものは、筒体よりなるスリ
ーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝と、大径
部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成した内周
転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の間にボー
ルを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径部にスラ
イド可能に嵌め、玉軸受の内輪もしくは外輪のいずれか
の外端部に適正予圧を付与し、この予圧の付与された状
態で内輪を二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめ
て製造する。
ーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝と、大径
部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成した内周
転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の間にボー
ルを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径部にスラ
イド可能に嵌め、玉軸受の内輪もしくは外輪のいずれか
の外端部に適正予圧を付与し、この予圧の付与された状
態で内輪を二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめ
て製造する。
【0011】なお、第1のものでは二段軸の小径部に嵌
めた内輪の外径を二段軸の大径部と同径とすることによ
りボールはすべて同径のものとしてある。また、第2の
ものでは玉軸受の内輪の外径を二段軸の大径部の外径と
同径にし、外輪はその外径及び内径をスリーブ外輪の外
径、内径とそれぞれ同径とすることによりボールはすべ
て同径のものとしてある。
めた内輪の外径を二段軸の大径部と同径とすることによ
りボールはすべて同径のものとしてある。また、第2の
ものでは玉軸受の内輪の外径を二段軸の大径部の外径と
同径にし、外輪はその外径及び内径をスリーブ外輪の外
径、内径とそれぞれ同径とすることによりボールはすべ
て同径のものとしてある。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る第1の実施例を示す。同
図において符号1は大径部1aと小径部1bを有する二
段軸を示し、大径部の外周には内周転動溝2aを形成し
てある。3は外輪で、その内周面に形成した外周転動溝
2bと大径軸の前記内周転動溝2aとの間にボール4を
配設して大径軸部に組み付けてある。
図において符号1は大径部1aと小径部1bを有する二
段軸を示し、大径部の外周には内周転動溝2aを形成し
てある。3は外輪で、その内周面に形成した外周転動溝
2bと大径軸の前記内周転動溝2aとの間にボール4を
配設して大径軸部に組み付けてある。
【0013】5は二段軸を囲むスリーブ外輪で、外端部
(図1では上端部)の内周面に外周転動溝6bを形成し
てあり、この外周転動溝6bと、二段軸の小径部に嵌合
した内輪7aの外周に形成した内周転動溝6aとの間に
ボール8aを配設して二段軸へ組み付けてある。また、
二段軸1の小径部1bに嵌めた内輪7aの外径を二段軸
の大径部1aと同径とすることによりボール4、8aは
すべて同径のものとしてある。
(図1では上端部)の内周面に外周転動溝6bを形成し
てあり、この外周転動溝6bと、二段軸の小径部に嵌合
した内輪7aの外周に形成した内周転動溝6aとの間に
ボール8aを配設して二段軸へ組み付けてある。また、
二段軸1の小径部1bに嵌めた内輪7aの外径を二段軸
の大径部1aと同径とすることによりボール4、8aは
すべて同径のものとしてある。
【0014】この実施例のものでは、例えば内輪7aを
二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めておき、次い
で内輪に外端面(図1では上端面)から適正な予圧(プ
リロード)を付与し、この予圧が付与された状態で内輪
7aを接着剤等で二段軸の小径部に固定せしめて外輪、
スリーブ外輪及び内輪を二段軸に組み付ける。かくする
ことによりスリーブ外輪5と外輪3が一体に結合された
複合体となり、外輪、スリーブ外輪及び内輪が二段軸に
組み付けられる。
二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めておき、次い
で内輪に外端面(図1では上端面)から適正な予圧(プ
リロード)を付与し、この予圧が付与された状態で内輪
7aを接着剤等で二段軸の小径部に固定せしめて外輪、
スリーブ外輪及び内輪を二段軸に組み付ける。かくする
ことによりスリーブ外輪5と外輪3が一体に結合された
複合体となり、外輪、スリーブ外輪及び内輪が二段軸に
組み付けられる。
【0015】このように組み付けた本発明のピボッタリ
の大径軸部の基部を図4のようにハードディスクドライ
ブ装置のベースに立設、固定し、ピボッタリにスイング
アーム13における基部のボス14を嵌合して接着剤等
によりボスを取り付ける。かくしてピボッタリに取り付
けられたスイングアームはピボッタリの軸回りに回転で
きる。
の大径軸部の基部を図4のようにハードディスクドライ
ブ装置のベースに立設、固定し、ピボッタリにスイング
アーム13における基部のボス14を嵌合して接着剤等
によりボスを取り付ける。かくしてピボッタリに取り付
けられたスイングアームはピボッタリの軸回りに回転で
きる。
【0016】図2は本発明に係る第2の実施例を示す。
この実施例のものも二段軸1の大径部外周に内周転動溝
2aを形成してある。二段軸を囲むスリーブ外輪5には
一端部(同図では下端部)の内周面に外周転動溝2bを
形成してあり、この外周転動溝2bと軸大径部の内周転
動溝2aとの間にボール4を配設してある。
この実施例のものも二段軸1の大径部外周に内周転動溝
2aを形成してある。二段軸を囲むスリーブ外輪5には
一端部(同図では下端部)の内周面に外周転動溝2bを
形成してあり、この外周転動溝2bと軸大径部の内周転
動溝2aとの間にボール4を配設してある。
【0017】二段軸の小径部には、内輪7aと外輪7b
とよりなり、かつ内外輪間にボール8bを配設した玉軸
受7の内輪7aを嵌合固着せしめてある。また、玉軸受
7の内輪7aの外径を二段軸1大径部1aの外径と同径
にし、また、外輪7bはその外径及び内径をスリーブ外
輪5の外径、内径とそれぞれ同径とすることによりボー
ル4、8bはすべて同径のものとしてある。
とよりなり、かつ内外輪間にボール8bを配設した玉軸
受7の内輪7aを嵌合固着せしめてある。また、玉軸受
7の内輪7aの外径を二段軸1大径部1aの外径と同径
にし、また、外輪7bはその外径及び内径をスリーブ外
輪5の外径、内径とそれぞれ同径とすることによりボー
ル4、8bはすべて同径のものとしてある。
【0018】この実施例のものでは、例えば玉軸受の内
輪7aを二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めてお
き、次いで内輪7aに外端面(図1では上端面)から適
正な予圧(プリロード)を付与し、この予圧が付与され
た状態で内輪7aを接着剤などで二段軸の小径部に固定
せしめる。かくすることによりスリーブ外輪5と玉軸受
7の外輪7bが一体に結合された複合体となり、スリー
ブ外輪及び玉軸受の内外輪が二段軸に組み付けられる。
輪7aを二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めてお
き、次いで内輪7aに外端面(図1では上端面)から適
正な予圧(プリロード)を付与し、この予圧が付与され
た状態で内輪7aを接着剤などで二段軸の小径部に固定
せしめる。かくすることによりスリーブ外輪5と玉軸受
7の外輪7bが一体に結合された複合体となり、スリー
ブ外輪及び玉軸受の内外輪が二段軸に組み付けられる。
【0019】このように組み付けた本発明のピボッタリ
を、前述のように大径軸部の基部をハードディスクドラ
イブ装置のベースに立設、固定して取り付け、スイング
アーム13における基部のボス14を本発明のピボッタ
リに嵌合し、接着剤等により取り付ける。なお、図中の
符号9a及び9bは玉軸受内外輪の各転動溝、10はボ
ールリテーナを示す。
を、前述のように大径軸部の基部をハードディスクドラ
イブ装置のベースに立設、固定して取り付け、スイング
アーム13における基部のボス14を本発明のピボッタ
リに嵌合し、接着剤等により取り付ける。なお、図中の
符号9a及び9bは玉軸受内外輪の各転動溝、10はボ
ールリテーナを示す。
【0020】上述した第1及び第2の実施例においては
ボールをすべて同径のものとしてあるが、大径部側と小
径部側とでは異なる径のボールを使用することもある。
ボールをすべて同径のものとしてあるが、大径部側と小
径部側とでは異なる径のボールを使用することもある。
【0021】
【本発明の作用、効果】本発明においてはスリーブ外輪
の一端部が片側列用の外輪の作用をなし、スリーブ外輪
と他列用の外輪が一体に結合された複合体となってお
り、次ぎの作用、効果がある。
の一端部が片側列用の外輪の作用をなし、スリーブ外輪
と他列用の外輪が一体に結合された複合体となってお
り、次ぎの作用、効果がある。
【0022】(a) 本発明の複合ピボッタリは、スリーブ
外輪ともう一つの外輪が一体に結合された複合体となっ
ていて内輪、外輪、スリーブ外輪およびボールが軸に対
して組み付けられているので、ユーザはこれらの部品を
組み付ける必要がなく、ハードディスクドライブ装置の
スイングアームへ、その基部のボス14を本発明のピボ
ッタリへ嵌合し、接着剤等により固着することにより容
易、かつ的確に取り付けることができる。 (b) また、二段軸の大径部外周に直接内周転動溝を形成
してあるので、従来の内輪が不要であり、したがってそ
の分だけ軸は一部大径のものにして二段軸にでき、軸剛
性を大ならしめることができる。 (c) 従来の玉軸受は1個ですみ、したがって内輪は1個
でよく、部品点数を少なくできる。 (d) スリーブ外輪がスペーサを兼用するので、従来のも
ののスペーサが不要であり、部品点数を少なくできる。 (e) スペーサの両端にそれぞれ玉軸受を取り付ける従来
のものに比し、軸方向の全長を短くできる。 (f) スリーブ外輪はピボッタリメーカーで精度の高いも
のに製作でき、また、端面の仕上げは玉軸受取付側だけ
でよく、製作工程数を減少できる。
外輪ともう一つの外輪が一体に結合された複合体となっ
ていて内輪、外輪、スリーブ外輪およびボールが軸に対
して組み付けられているので、ユーザはこれらの部品を
組み付ける必要がなく、ハードディスクドライブ装置の
スイングアームへ、その基部のボス14を本発明のピボ
ッタリへ嵌合し、接着剤等により固着することにより容
易、かつ的確に取り付けることができる。 (b) また、二段軸の大径部外周に直接内周転動溝を形成
してあるので、従来の内輪が不要であり、したがってそ
の分だけ軸は一部大径のものにして二段軸にでき、軸剛
性を大ならしめることができる。 (c) 従来の玉軸受は1個ですみ、したがって内輪は1個
でよく、部品点数を少なくできる。 (d) スリーブ外輪がスペーサを兼用するので、従来のも
ののスペーサが不要であり、部品点数を少なくできる。 (e) スペーサの両端にそれぞれ玉軸受を取り付ける従来
のものに比し、軸方向の全長を短くできる。 (f) スリーブ外輪はピボッタリメーカーで精度の高いも
のに製作でき、また、端面の仕上げは玉軸受取付側だけ
でよく、製作工程数を減少できる。
【図1】本発明に係る複合ピボッタリの第1実施例を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図2】本発明に係る複合ピボッタリの第2実施例を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図3】ハードディスクドライブ装置の斜視図。
【図4】本発明に係る第1手段のピボッタリで支承され
ているスイングアームの縦断面図。
ているスイングアームの縦断面図。
【図5】従来のピボッタリの構成を示し、(a) は組み付
け前の玉軸受およびスペーサを示す縦断面図、(b) は玉
軸受およびスペーサを軸へ組み付けた状態を示す縦断面
図。
け前の玉軸受およびスペーサを示す縦断面図、(b) は玉
軸受およびスペーサを軸へ組み付けた状態を示す縦断面
図。
1: 二段軸 1a: 大径部 1b: 小径部 2a: 内周転動溝 2b: 外周転動溝 3: 外輪 4: ボール 5: スリーブ外輪 6a: 内周転動溝 6b: 外周転動溝 7: 玉軸受 7a: 内輪 7b: 外輪 8a,8b: ボール 9a,9b: 転動溝 10: ボールリテーナ 11: 磁気ディスク 12: 磁気ヘッド 13: スイングアーム 14: ボス M: モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スイングアーム用複合軸受
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスクドラ
イブ装置のスイングアーム支承用の複合軸受に関する。
イブ装置のスイングアーム支承用の複合軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置は図3、図
4のようにモータMにより回転させられる磁気ディスク
11、この磁気ディスクの所定の位置にデータを書き込
んだり、同ディスクの任意の位置からデータを読み込む
ための磁気ヘッド12を先端に有するスイングアーム
(ヘッドアーム)13を備えている。
4のようにモータMにより回転させられる磁気ディスク
11、この磁気ディスクの所定の位置にデータを書き込
んだり、同ディスクの任意の位置からデータを読み込む
ための磁気ヘッド12を先端に有するスイングアーム
(ヘッドアーム)13を備えている。
【0003】このスイングアームは基部が2個の玉軸受
を使用する複列軸受により回転可能に支承されている
が、従来のスイングアーム用軸受は、図5に示すよう
に、部品として2個の玉軸受A、Bのほかに筒状スペー
サCをそれぞれ個々別々に製作し、これら部品をハード
ディスクドライブ装置のメーカーやスイングアームのメ
ーカーであるユーザに納品し、ユーザにおいてこれらの
部品を軸Dに組み付けている。
を使用する複列軸受により回転可能に支承されている
が、従来のスイングアーム用軸受は、図5に示すよう
に、部品として2個の玉軸受A、Bのほかに筒状スペー
サCをそれぞれ個々別々に製作し、これら部品をハード
ディスクドライブ装置のメーカーやスイングアームのメ
ーカーであるユーザに納品し、ユーザにおいてこれらの
部品を軸Dに組み付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイングアーム
用軸受は上述のようにユーザが2個の玉軸受をスペーサ
を介して軸へ組み付けねばならないが、次のような問題
点がある。
用軸受は上述のようにユーザが2個の玉軸受をスペーサ
を介して軸へ組み付けねばならないが、次のような問題
点がある。
【0005】(a)軸は玉軸受の内輪の内径寸法に合わ
せて製作せねばならず、また、軸剛性の制約を受ける。 (b)スペーサの両端面の並行度および平面度を高精度
に仕上げる加工が必要となる。 (c)スペーサの両端面と玉軸受外輪の端面との接触を
均一にせねばならず、そのための加工が容易でない。 (d)以上からユーザが組み付けることは容易とはいえ
ない。
せて製作せねばならず、また、軸剛性の制約を受ける。 (b)スペーサの両端面の並行度および平面度を高精度
に仕上げる加工が必要となる。 (c)スペーサの両端面と玉軸受外輪の端面との接触を
均一にせねばならず、そのための加工が容易でない。 (d)以上からユーザが組み付けることは容易とはいえ
ない。
【0006】本発明はこのような問題点が解決され、ユ
ーザにおいてハードディスクドライブ装置のスイングア
ームにそのまま使用できる複合軸受を提供できるように
した。
ーザにおいてハードディスクドライブ装置のスイングア
ームにそのまま使用できる複合軸受を提供できるように
した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1手段の
スイングアーム用複合軸受は、外輪の内周面に形成した
外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部
外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設し、前
記二段軸の小径部に嵌めた内輪の外周に形成した内周転
動溝と、筒体よりなるスリーブ外輪の端部内面に形成し
た外周転動溝との間にボールを配設したものとしてあ
る。
スイングアーム用複合軸受は、外輪の内周面に形成した
外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部
外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設し、前
記二段軸の小径部に嵌めた内輪の外周に形成した内周転
動溝と、筒体よりなるスリーブ外輪の端部内面に形成し
た外周転動溝との間にボールを配設したものとしてあ
る。
【0008】この第1手段のものは、外輪の内周面に形
成した外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の
大径部外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設
し、前記二段軸の小径部にスライド可能に嵌めた内輪の
外周に形成した内周転動溝と、筒体よりなるスリーブ外
輪の端部内面に形成した外周転動溝との間にボールを配
設し、内輪もしくはスリーブ外輪のいずれかの外端部に
適正予圧を付与し、この予圧の付与された状態で内輪を
二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめて製造す
る。
成した外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の
大径部外周に形成した内周転動溝との間にボールを配設
し、前記二段軸の小径部にスライド可能に嵌めた内輪の
外周に形成した内周転動溝と、筒体よりなるスリーブ外
輪の端部内面に形成した外周転動溝との間にボールを配
設し、内輪もしくはスリーブ外輪のいずれかの外端部に
適正予圧を付与し、この予圧の付与された状態で内輪を
二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめて製造す
る。
【0009】第2手段のスイングアーム用複合軸受は、
筒体よりなるスリーブ外輪の一端部内周面に形成した外
周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外
周に形成した内周転動溝との間にボールを配設し、内輪
と外輪の間にボールを配設した玉軸受の内輪を前記二段
軸の小径部に嵌めたものとしてある。
筒体よりなるスリーブ外輪の一端部内周面に形成した外
周転動溝と、大径部と小径部を有する二段軸の大径部外
周に形成した内周転動溝との間にボールを配設し、内輪
と外輪の間にボールを配設した玉軸受の内輪を前記二段
軸の小径部に嵌めたものとしてある。
【0010】この第2手段のものは、筒体よりなるスリ
ーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝と、大径
部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成した内周
転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の間にボー
ルを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径部にスラ
イド可能に嵌め、玉軸受の内輪もしくは外輪のいずれか
の外端部に適正予圧を付与し、この予圧の付与された状
態で内輪を二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめ
て製造する。
ーブ外輪の一端部内周面に形成した外周転動溝と、大径
部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成した内周
転動溝との間にボールを配設し、内輪と外輪の間にボー
ルを配設した玉軸受の内輪を前記二段軸の小径部にスラ
イド可能に嵌め、玉軸受の内輪もしくは外輪のいずれか
の外端部に適正予圧を付与し、この予圧の付与された状
態で内輪を二段軸の小径部に接着剤等により固定せしめ
て製造する。
【0011】なお、第1のものでは二段軸の小径部に嵌
めた内輪の外径を二段軸の大径部と同径とすることによ
りボールはすべて同径のものとしてある。また、第2の
ものでは玉軸受の内輪の外径を二段軸の大径部の外径と
同径にし、外輪はその外径及び内径をスリーブ外輪の外
径、内径とそれぞれ同径とすることによりボールはすべ
て同径のものとしてある。
めた内輪の外径を二段軸の大径部と同径とすることによ
りボールはすべて同径のものとしてある。また、第2の
ものでは玉軸受の内輪の外径を二段軸の大径部の外径と
同径にし、外輪はその外径及び内径をスリーブ外輪の外
径、内径とそれぞれ同径とすることによりボールはすべ
て同径のものとしてある。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る第1の実施例を示す。同
図において符号1は大径部1aと小径部1bを有する二
段軸を示し、大径部の外周には内周転動溝2aを形成し
てある。3は外輪で、その内周面に形成した外周転動溝
2bと大径軸の前記内周転動溝2aとの間にボール4を
配設して大径軸部に組み付けてある。
図において符号1は大径部1aと小径部1bを有する二
段軸を示し、大径部の外周には内周転動溝2aを形成し
てある。3は外輪で、その内周面に形成した外周転動溝
2bと大径軸の前記内周転動溝2aとの間にボール4を
配設して大径軸部に組み付けてある。
【0013】5は二段軸を囲むスリーブ外輪で、外端部
(図1では上端部)の内周面に外周転動溝6bを形成し
てあり、この外周転動溝6bと、二段軸の小径部に嵌合
した内輪7aの外周に形成した内周転動溝6aとの間に
ボール8aを配設して二段軸へ組み付けてある。また、
二段軸1の小径部1bに嵌めた内輪7aの外径を二段軸
の大径部1aと同径とすることによりボール4、8aは
すべて同径のものとしてある。
(図1では上端部)の内周面に外周転動溝6bを形成し
てあり、この外周転動溝6bと、二段軸の小径部に嵌合
した内輪7aの外周に形成した内周転動溝6aとの間に
ボール8aを配設して二段軸へ組み付けてある。また、
二段軸1の小径部1bに嵌めた内輪7aの外径を二段軸
の大径部1aと同径とすることによりボール4、8aは
すべて同径のものとしてある。
【0014】この実施例のものでは、例えば内輪7aを
二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めておき、次い
で内輪に外端面(図1では上端面)から適正な予圧(プ
リロード)を付与し、この予圧が付与された状態で内輪
7aを接着剤等で二段軸の小径部に固定せしめて外輪、
スリーブ外輪及び内輪を二段軸に組み付ける。かくする
ことによりスリーブ外輪5と外輪3が一体に結合された
複合体となり、外輪、スリーブ外輪及び内輪が二段軸に
組み付けられる。
二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めておき、次い
で内輪に外端面(図1では上端面)から適正な予圧(プ
リロード)を付与し、この予圧が付与された状態で内輪
7aを接着剤等で二段軸の小径部に固定せしめて外輪、
スリーブ外輪及び内輪を二段軸に組み付ける。かくする
ことによりスリーブ外輪5と外輪3が一体に結合された
複合体となり、外輪、スリーブ外輪及び内輪が二段軸に
組み付けられる。
【0015】このように組み付けた本発明の複合軸受の
大径軸部の基部を図4のようにハードディスクドライブ
装置のベースに立設、固定し、複合軸受にスイングアー
ム13における基部のボス14を嵌合して接着剤等によ
りボスを取り付ける。かくして複合軸受に取り付けられ
たスイングアームは複合軸受の軸回りに回転できる。
大径軸部の基部を図4のようにハードディスクドライブ
装置のベースに立設、固定し、複合軸受にスイングアー
ム13における基部のボス14を嵌合して接着剤等によ
りボスを取り付ける。かくして複合軸受に取り付けられ
たスイングアームは複合軸受の軸回りに回転できる。
【0016】図2は本発明に係る第2の実施例を示す。
この実施例のものも二段軸1の大径部外周に内周転動溝
2aを形成してある。二段軸を囲むスリーブ外輪5には
一端部(同図では下端部)の内周面に外周転動溝2bを
形成してあり、この外周転動溝2bと軸大径部の内周転
動溝2aとの間にボール4を配設してある。
この実施例のものも二段軸1の大径部外周に内周転動溝
2aを形成してある。二段軸を囲むスリーブ外輪5には
一端部(同図では下端部)の内周面に外周転動溝2bを
形成してあり、この外周転動溝2bと軸大径部の内周転
動溝2aとの間にボール4を配設してある。
【0017】二段軸の小径部には、内輪7aと外輪7b
とよりなり、かつ内外輪間にボール8bを配設した玉軸
受7の内輪7aを嵌合固着せしめてある。また、玉軸受
7の内輪7aの外径を二段軸1大径部1aの外径と同径
にし、また、外輪7bはその外径及び内径をスリーブ外
輪5の外径、内径とそれぞれ同径とすることによりボー
ル4、8bはすべて同径のものとしてある。
とよりなり、かつ内外輪間にボール8bを配設した玉軸
受7の内輪7aを嵌合固着せしめてある。また、玉軸受
7の内輪7aの外径を二段軸1大径部1aの外径と同径
にし、また、外輪7bはその外径及び内径をスリーブ外
輪5の外径、内径とそれぞれ同径とすることによりボー
ル4、8bはすべて同径のものとしてある。
【0018】この実施例のものでは、例えば玉軸受の内
輪7aを二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めてお
き、次いで内輪7aに外端面(図1では上端面)から適
正な予圧(プリロード)を付与し、この予圧が付与され
た状態で内輪7aを接着剤などで二段軸の小径部に固定
せしめる。かくすることによりスリーブ外輪5と玉軸受
7の外輪7bが一体に結合された複合体となり、スリー
ブ外輪及び玉軸受の内外輪が二段軸に組み付けられる。
輪7aを二段軸の小径部に予めスライド可能に嵌めてお
き、次いで内輪7aに外端面(図1では上端面)から適
正な予圧(プリロード)を付与し、この予圧が付与され
た状態で内輪7aを接着剤などで二段軸の小径部に固定
せしめる。かくすることによりスリーブ外輪5と玉軸受
7の外輪7bが一体に結合された複合体となり、スリー
ブ外輪及び玉軸受の内外輪が二段軸に組み付けられる。
【0019】このように組み付けた本発明の複合軸受
を、前述のように大径軸部の基部をハードディスクドラ
イブ装置のベースに立設、固定して取り付け、スイング
アーム13における基部のボス14を本発明の複合軸受
に嵌合し、接着剤等により取り付ける。なお、図中の符
号9a及び9bは玉軸受内外輪の各転動溝、10はボー
ルリテーナを示す。
を、前述のように大径軸部の基部をハードディスクドラ
イブ装置のベースに立設、固定して取り付け、スイング
アーム13における基部のボス14を本発明の複合軸受
に嵌合し、接着剤等により取り付ける。なお、図中の符
号9a及び9bは玉軸受内外輪の各転動溝、10はボー
ルリテーナを示す。
【0020】上述した第1及び第2の実施例においては
ボールをすべて同径のものとしてあるが、大径部側と小
径部側とでは異なる径のボールを使用することもある。
ボールをすべて同径のものとしてあるが、大径部側と小
径部側とでは異なる径のボールを使用することもある。
【0021】
【本発明の作用、効果】本発明においてはスリーブ外輪
の一端部が片側列用の外輪の作用をなし、スリーブ外輪
と他列用の外輪が一体に結合された複合体となってお
り、次ぎの作用、効果がある。
の一端部が片側列用の外輪の作用をなし、スリーブ外輪
と他列用の外輪が一体に結合された複合体となってお
り、次ぎの作用、効果がある。
【0022】(a)本発明の複合軸受は、スリーブ外輪
ともうーつの外輪が一体に結合された複合体となってい
て内輪、外輪、スリーブ外輪およびボールが軸に対して
組み付けられているので、ユーザはこれらの部品を組み
付ける必要がなく、ハードディスクドライブ装置のスイ
ングアームヘ、その基部のボス14を本発明の複合軸受
へ嵌合し、接着剤等により固着することにより容易、か
つ的確に取り付けることができる。 (b)また、二段軸の大径部外周に直接内周転動溝を形
成してあるので、従来の内輪が不要であり、したがって
その分だけ軸は一部大径のものにして二段軸にでき、軸
剛性を大ならしめることができる。 (c)従来の玉軸受は1個ですみ、したがって内輪は1
個でよく、部品点数を少なくできる。 (d)スリーブ外輪がスペーサを兼用するので、従来の
もののスペーサが不要であり、部品点数を少なくでき
る。 (e)スペーサの両端にそれぞれ玉軸受を取り付ける従
来のものに比し、軸方向の全長を短くできる。 (f)スリーブ外輪は複合軸受のメーカーで精度の高い
ものに製作でき、また、端面の仕上げは玉軸受取付側だ
けでよく、製作工程数を減少できる。
ともうーつの外輪が一体に結合された複合体となってい
て内輪、外輪、スリーブ外輪およびボールが軸に対して
組み付けられているので、ユーザはこれらの部品を組み
付ける必要がなく、ハードディスクドライブ装置のスイ
ングアームヘ、その基部のボス14を本発明の複合軸受
へ嵌合し、接着剤等により固着することにより容易、か
つ的確に取り付けることができる。 (b)また、二段軸の大径部外周に直接内周転動溝を形
成してあるので、従来の内輪が不要であり、したがって
その分だけ軸は一部大径のものにして二段軸にでき、軸
剛性を大ならしめることができる。 (c)従来の玉軸受は1個ですみ、したがって内輪は1
個でよく、部品点数を少なくできる。 (d)スリーブ外輪がスペーサを兼用するので、従来の
もののスペーサが不要であり、部品点数を少なくでき
る。 (e)スペーサの両端にそれぞれ玉軸受を取り付ける従
来のものに比し、軸方向の全長を短くできる。 (f)スリーブ外輪は複合軸受のメーカーで精度の高い
ものに製作でき、また、端面の仕上げは玉軸受取付側だ
けでよく、製作工程数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合軸受の第1実施例を示す縦断
面図。
面図。
【図2】本発明に係る複合軸受の第2実施例を示す縦断
面図。
面図。
【図3】ハードディスクドライブ装置の斜視図。
【図4】本発明に係る第1手段の複合軸受で支承されて
いるスイングアームの縦断面図。
いるスイングアームの縦断面図。
【図5】従来のスイングアーム用軸受の構成を示し、
(a)は組み付け前の玉軸受およびスペーサを示す縦断
面図、(b)は玉軸受およびスペーサを軸へ組み付けた
状態を示す縦断面図。
(a)は組み付け前の玉軸受およびスペーサを示す縦断
面図、(b)は玉軸受およびスペーサを軸へ組み付けた
状態を示す縦断面図。
【符号の説明】 1: 二段軸 1a: 大径部 1b: 小径部 2a: 内周転動溝 2b: 外周転動溝 3: 外輪 4: ボール 5: スリーブ外輪 6a: 内周転動溝 6b: 外周転動溝 7: 玉軸受 7a: 内輪 7b: 外輪 8a,8b: ボール 9a,9b: 転動溝 10: ボールリテーナ 11: 磁気ディスク 12: 磁気ヘッド 13: スイングアーム 14: ボス M: モータ
Claims (2)
- 【請求項1】外輪の内周面に形成した外周転動溝と、大
径部と小径部を有する二段軸の大径部外周に形成した内
周転動溝との間にボールを配設し、前記二段軸の小径部
に嵌めた内輪の外周に形成した内周転動溝と、筒体より
なるスリーブ外輪の端部内面に形成した外周転動溝との
間にボールを配設してなる複合ピボッタリ。 - 【請求項2】筒体よりなるスリーブ外輪の一端部内周面
に形成した外周転動溝と、大径部と小径部を有する二段
軸の大径部外周に形成した内周転動溝との間にボールを
配設し、内輪と外輪の間にボールを配設した玉軸受の内
輪を前記二段軸の小径部に嵌めてなる複合ピボッタリ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30060895A JPH09119434A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | スイングアーム用複合軸受 |
EP01127085A EP1207530A1 (en) | 1995-10-25 | 1996-10-23 | Compound bearing assembly for the swing arm of a hard disc drive |
EP96307656A EP0771002B1 (en) | 1995-10-25 | 1996-10-23 | Compound bearing assembly for the swing arm of a hard disc drive |
DE69621399T DE69621399T2 (de) | 1995-10-25 | 1996-10-23 | Mehrteiliger Lagerzusammenbau für den Schwenkarm eines Festplattenlaufwerks |
US08/736,451 US6227714B1 (en) | 1995-10-25 | 1996-10-24 | Compound bearing assembly for swing arm of hard disc drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30060895A JPH09119434A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | スイングアーム用複合軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119434A true JPH09119434A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17886905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30060895A Pending JPH09119434A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | スイングアーム用複合軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09119434A (ja) |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP30060895A patent/JPH09119434A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3046748B2 (ja) | 軸受装置及びその製造方法 | |
US6345443B1 (en) | Compound bearing assembly and method of manufacturing the same | |
JPH06251496A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JPH09119436A (ja) | スイングアーム用複合軸受 | |
EP1207530A9 (en) | Compound bearing assembly for the swing arm of a hard disc drive | |
JP3141994B2 (ja) | 球面軸受 | |
JPH09119434A (ja) | スイングアーム用複合軸受 | |
US7056030B2 (en) | Pivot bearing for a swing arm of a hard disk drive device | |
JPH09119435A (ja) | スイングアーム用複合軸受 | |
JPH10227310A (ja) | 複列軸受装置 | |
EP0770998B1 (en) | Hard disc drive with a compound bearing assembly | |
JP5018538B2 (ja) | 磁気ディスク装置のスイングアーム用軸受ユニット、及び磁気ディスク装置のスイングアーム用軸受ユニット製造方法 | |
JP2003097576A (ja) | 軸受装置 | |
JPH09112546A (ja) | 複合軸受装置を備えるハードディスクドライブ装置 | |
JP3136278B2 (ja) | モータ | |
JP2897114B2 (ja) | 複合軸受装置及びその製造方法 | |
JP3046747B2 (ja) | 軸受装置及びその製造方法 | |
JP3159582B2 (ja) | 複列玉軸受 | |
JP2002324373A (ja) | スイングアームアッセンブリ | |
JPH074842Y2 (ja) | 弾球軸の保持装置 | |
JPS62159380A (ja) | 磁気デイスク装置のアクチユエ−タ支持機構 | |
JPH0739041Y2 (ja) | ト−ンア−ムの支承体 | |
JPH0527333U (ja) | 軸受装置 | |
JPH09112547A (ja) | 複合軸受装置を備えるハードディスクドライブ装置 | |
JPH0581523U (ja) | 複列アンギュラ玉軸受およびそれを用いたハードディ スク駆動装置 |