JPH074842Y2 - 弾球軸の保持装置 - Google Patents

弾球軸の保持装置

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JPH074842Y2
JPH074842Y2 JP3707191U JP3707191U JPH074842Y2 JP H074842 Y2 JPH074842 Y2 JP H074842Y2 JP 3707191 U JP3707191 U JP 3707191U JP 3707191 U JP3707191 U JP 3707191U JP H074842 Y2 JPH074842 Y2 JP H074842Y2
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JP
Japan
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ball
bearings
holding device
bearing
present
Prior art date
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JP3707191U
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JPH04124184U (ja
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七四郎 中林
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Asama Factory Co
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Asama Factory Co
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパチンコ等の遊戯機にお
ける弾球軸の保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般のパチンコ機の弾球軸の保持装
置は、図3に示すように台板の裏面に設けられた金属製
の筒体1の内部に2個のベアリング2、3を両側から挿
入して弾球軸4を保持させたものである。このように2
個のベアリング2、3を軸線方向に距離を置いて筒体1
の内部に設けているのは、個々のベアリングが持つラジ
アル隙間(ベアリングの外輪と内輪との間に設けられて
いる半径方向の隙間)及びアキシャル隙間(ベアリング
の外輪と内輪との間に設けられている軸線方向の隙間)
による弾球軸4の振れ(ガタ)を支点間の距離を拡大す
ることにより防止するためである。
【0003】ところがこのような従来の弾球軸の保持装
置は、金属製の筒体1を両側から機械加工して中央部分
に鍔5を残し、その両側にベアリング2、3を収納して
鍔5によりベアリングの外輪間の距離を調整する方式を
取っているため、筒体1の加工精度が低下して両側部分
のセンターがずれるとベアリング2、3のラジアル隙間
もアキシャル隙間も殺されてしまい、弾球軸4がスムー
ズに回転できなくなるという欠点があった。このように
高い加工精度が要求されるために加工不良品も発生し易
く、組み立て作業に熟練を要するという問題もあった。
また従来は両側のベアリング2、3の内輪間に鍔5の幅
に対応したスペーサ6を入れて内輪間の距離を調整して
いるため、部品点数が多くなってコスト高となるうえ、
筒体1が長くなり台板の裏面への突き出し量が大きくな
るという問題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解消して、弾球軸をガタを生じさせることな
く保持することができ、しかも構造及び組み立てが容易
で筒体を短くすることができる弾球軸の保持装置を提供
するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、台板の裏
面に設けられた金属製の筒体を内面に鍔のない袋状とす
るとともに、その内部に複数個のベアリングを同一方向
から連続的に挿入し、筒体の端部をかしめてベアリング
の外輪を固定し、これらのベアリングにより弾球軸を保
持させたことを特徴とする弾球軸の保持装置によって解
決することができる。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1は台板7の裏面に設け
られた金属製の筒体であるが、本考案においてはこの筒
体1は図3に示した従来のものとは異なり、内面に鍔の
ない袋状のものとされている。そしてこの筒体1の内部
には、台板7側から2個のベアリング2、3が連続的に
挿入され、筒体1のエッジ部分をプレスしてかしめてあ
る。これらのベアリング2、3はその外輪どうし、内輪
どうしが互いに密着した状態にあるので、上記のように
かしめることによって2個のベアリング2、3の外輪は
筒体1の内部で固定される。
【0007】このようなベアリング2、3の内輪によ
り、弾球軸4が支持されている。弾球軸4の先端には弾
球槌8がナット9により固定されているが、この弾球槌
8とベアリング3との間にはカラー10が挿入されてお
り、ナット9の締め込み力によりカラー10がベアリン
グ2、3の内輪どうしを密着させている。このようにし
て本考案の弾球軸の保持装置は、複数個のベアリング
2、3がその外輪どうし、内輪どうしをそれぞれ密着さ
せて筒体1の内部に収納したものである。
【0008】なおベアリングのメーカーによっては、外
輪と内輪との間のラジアル隙間を大きめに取ってある場
合があるので、そのようなベアリングを使用する場合に
は図2のようにベアリング2、3の外輪の間に外輪用薄
板スペーサ11を介在させてラジアル隙間及びラジアル
隙間を減少させ、ガタを防止することが好ましい。
【0009】
【作用】このように構成された本考案の弾球軸の保持装
置は、従来のものとは異なり筒体1を一方のみから機械
加工したものであるため、内面は完全な円筒面となる。
そしてその内部に複数個のベアリング2、3をその外輪
どうし、内輪どうしを互いに密着させて収納してあるの
で、ベアリング2、3間は完全に芯出しされた状態とな
る。このために弾球軸4を正確に保持させることがで
き、また組み立てに熟練を要しない。
【0010】また本考案においては従来のようにベアリ
ング2、3の内輪間の幅を調節するためのスペーサ6を
入れる必要がないので、部品点数が減少し製作コストを
引き下げることができる。また本考案によれば筒体1を
短くすることができるので、従来よりも台板7の表面か
らの突出量を減らすことができる。
【0011】なお本考案ではこのようにベアリング2、
3間の距離を無くしたために、従来品よりも弾球軸4の
振れ(ガタ)が増大することが心配される。例えば市販
されているラジアル隙間が0.003mm のベアリング( 単一
のベアリングで支持させた場合における弾球軸4のラジ
アル方向の振れ角度が0.476 °) を使用した場合、理論
的には図3に示した従来の保持装置における弾球軸4の
ラジアル方向の振れ角度は0.029 °、本考案の保持装置
における弾球軸4のラジアル方向の振れ角度は0.049 °
となる。しかし実際には本考案の保持装置では従来品に
比較して筒体1の内面の加工精度を極めて高くできるた
め、本考案の保持装置における弾球軸4のガタは従来の
保持装置における弾球軸4のガタと同程度になり、実用
的には全く問題のないことが確認された。
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の弾球軸
の保持装置は、弾球軸4をガタを生じさせることなく保
持することができ、しかも構造及び組み立てが容易で筒
体1を短くすることができるものであり、従来の問題点
を解消したものとしてその実用的価値は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す一部切欠側面図であ
る。
【図3】従来の弾球軸の保持装置の要部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 筒体 2 ベアリング 3 ベアリング 4 弾球軸 7 台板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板(7) の裏面に設けられた金属製の筒
    体(1) を内面に鍔のない袋状とするとともに、その内部
    に複数個のベアリング(2)、(3) を同一方向から連続的
    に挿入し、筒体(1) の端部をかしめてベアリング(2) 、
    (3) の外輪を固定し、これらのベアリング(2) 、(3) に
    より弾球軸(4) を保持させたことを特徴とする弾球軸の
    保持装置。
JP3707191U 1991-04-23 1991-04-23 弾球軸の保持装置 Expired - Lifetime JPH074842Y2 (ja)

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JP3707191U JPH074842Y2 (ja) 1991-04-23 1991-04-23 弾球軸の保持装置

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Publication Number Publication Date
JPH04124184U JPH04124184U (ja) 1992-11-11
JPH074842Y2 true JPH074842Y2 (ja) 1995-02-08

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