JPH09118850A - 印刷物でのにじみを軽減するためのインクセットおよびその方法 - Google Patents

印刷物でのにじみを軽減するためのインクセットおよびその方法

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JPH09118850A
JPH09118850A JP8204352A JP20435296A JPH09118850A JP H09118850 A JPH09118850 A JP H09118850A JP 8204352 A JP8204352 A JP 8204352A JP 20435296 A JP20435296 A JP 20435296A JP H09118850 A JPH09118850 A JP H09118850A
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ink
salt
pigment
acid
pigment dispersion
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JP8204352A
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Kathryn Amy Pearlstine
カスリン・エイミー・パールスタイン
Loretta Ann Grezzo Page
ロレツタ・アン・グレツツオ・ペイジ
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色印刷物でのにじみが軽減されたインクセ
ットの提供。 【解決手段】 それぞれ水性媒体と着色剤とを含有する
第1および第2のインクにおいて、第1のインク中の着
色剤が顔料分散体であり、また第2のインクが、25℃
での溶解度が水100部あたり少なくとも10部である
有機酸の塩と鉱酸の塩を含有する上記第1および第2の
インクを使用するインクセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は印刷物をつくる方法に関する。
一層特定的に本発明は色にじみが減少した印刷物(prin
ted elements)をつくる方法に関する。
【0002】
【発明の背景】画像を形成するために印刷液が基材に施
される印刷物をつくる方法には多くがある。この技術分
野で、広く理解されているように、「印刷液」という用
語は固体であって乾いた着色剤とは異なり液状媒体中の
着色剤を意味し、この用語にはペイント、トナー、イン
クなどが含まれる。液状媒体は有機溶媒(「溶媒ベース
の」)または水(「水ベースの」)であってよい。着色
剤は染料または顔料であってよい。使用する特定の印刷
技術に依るが、印刷液中には一般に別な成分が存在す
る。
【0003】印刷液を使用する方法の例には、ほんの少
しを挙げるならば、グラビア印刷およびプレス印刷、液
状トナーを使用するゼログラフィー技術ならびにインク
ジェット印刷がある。これらの方法のうちインクジェッ
ト印刷は、基材上に3原色または4原色のインクを一度
に導入することにより多色印刷を行うことができるの
で、特にいわゆる「机上出版」に応用するために、ます
ます人気が高まっている。他の印刷方法では各々の原色
に関して少なくとも1回のプリンターへの通過が一般に
必要である。
【0004】印刷物をつくるために利用できる技術には
巾があるのにかかわらず、多色の印刷物においては一つ
の色の印刷液が他の一つの色の印刷液と接する関係にお
かれるのが好ましい場合に共通な問題が起こりうる。こ
の問題は二つの印刷液がそれらの界面で混合しまたは
「にじみ」、それによって二つの印刷液の間を区画する
線がぼけるという形で表われる。にじみは、境界面に好
ましくない色を形成しまた画像の解像度、色分解、エッ
ジの鋭さおよび色純度を同時に低下させるであろう。隣
り合う二つの液の色のコントラストが大きくなる(例え
ば黒色と黄色のように)ほど、にじみが一層目立つ。二
つのインクが混じって第2の色ができる場合、例えば青
色と黄色とが混じって緑色ができる場合、やはりにじみ
は特に顕著である。
【0005】インクジェットプリンターで使用される粘
度の比較的低いインクは広がる傾向がありまたインクジ
ェットプリンターは3原色または4原色を同時に(ある
いはほとんど同時に)印刷する能力をもつので、インク
ジェット印刷においてはにじみは特別な問題である。隣
り合う印刷液のにじみを防止するためにいくつかの方法
が提案されてきた。最も自明な方法は、印刷液の入りま
じりまたは混合が起こり得ないように二つの印刷液を互
いにある距離だけ離して施すことである。しかしなが
ら、この方法は問題への解決ではなく、解像度の劣った
画像が生まれる。
【0006】別な一つの方法そして最も広く用いられる
一つの方法は、第1の印刷液が完全に乾くまで第2の印
刷液を施すのを遅らせることからなる。この方法は、そ
の効率が悪いのみか、それが特に有効ではないので、や
はり有利でない。例えば、第1の印刷液が乾いていても
にじみが起きることが認められており、このにじみは第
1の印刷液の着色剤が第2の印刷液の液状媒体中に「再
溶解」されるようになることにより惹起されると考えら
れる。従って液状媒体中への第1の印刷液の成分の溶解
性が高くなるにつれ、第1の印刷液が乾いていてもにじ
みが一層起こり易くなる。この方法では多色印刷を行な
う効率が恣意的に制限されてしまうので、これをインク
ジェット印刷に応用するのは特に不利である。
【0007】米国特許5,091,005はインクにホル
ムアミドを添加すると、いくつかの状況においてはにじ
みの発生が減少するだろうことを教示している。にじみ
を抑制するさらに別な方法は印刷液が基材に浸透する速
度を増大することであるが、この方法もそれ自体の短所
をもつ。第1にこの方法は、その本性からみて、特定の
印刷液/基材の組み合わせを用いる印刷への応用に限定
される。例えば、にじみを抑制するのに吸収性の著しい
基材が必要となるであろう。第2に、第1の印刷液が第
2の印刷液の液状媒体によって溶解されないように第1
の印刷液が基材に結合されるようにならない限り、やは
りにじみが明らかとなろう。第3に、浸透を増強する既
知の方法は、印刷の質を低下する傾向があるので不利で
ある。
【0008】上記した方法の組み合わせは、双性イオン
界面活性剤または非イオン両親媒性物質をそれらの臨界
ミセル濃度より高い濃度で使用することを開示する米国
特許5,116,409中に示されている。染料分子を含
むミセルの生成は各インク中の染料分子が混合すること
を防止するといわれている。米国特許5,181,045
では、規定のpH条件下で不溶性になる染料をインクの一
つが含有しまたこの第1のインク中に含有される染料を
不溶性にするpHを他のインクが有するインクジェット印
刷法が教示されている。しかしながらこの方法では着色
剤が特定のグループの染料に本来的に限定される。さら
にインク処方物には例えばpH緩衝剤が必要なことによっ
ても制約があり、このためこの方法の効用性がさらに制
限される。
【0009】EP 0586 079 A1では、第1の
インクが陰イオン性でありそして一つまたはそれより多
くのカルボキシル基および(または)カルボキシレート
基を含む着色剤を含有し、また第2のインクが、二つの
色インク組成物の間でのにじみを防止するために固体沈
澱を生成するように第1のインク中の着色剤とイオン的
に架橋することの企図された沈澱剤を含有する、二つの
異なる色インク組成物の間の色にじみを防止する方法が
開示されている。沈澱剤として多価金属塩が有用である
ことが開示されている。この方法は二つのインクに対し
てにじみを有効に抑制するが、多色印刷を行なうのに印
刷媒体に二つより多くのインクを施す場合に問題をもた
らす。さらにこの方法では、第2のインク中の沈澱剤と
イオン的に結合できる一つまたはそれより多くのカルボ
キシル基および(または)カルボキシレート基を有する
必要がある。第1のインク中の着色剤を選ぶ際に融通が
きかないので、この方法には大きな制約がある。
【0010】染料はその水溶性のためインクジェット印
刷に広く使用される着色剤である。加えて染料は普通紙
に対して生き生きとした有彩色を与える。しかしながら
残念なことに多くの染料は光、水および紙に加わる操作
に対する抵抗力が劣る。この結果、染料着色剤は長期保
管印刷試料用には欠陥がある。顔料着色剤は優れた耐光
性と耐水性とを一般に有するので染料の代替物として使
用されてきた。しかしながら、ほとんどの顔料は普通紙
に対して染料と同じ色彩強度(つまり「彩度」)を与え
ない。
【0011】顔料の彩度を改善する一つの方法は、顔料
が紙の中に拡散するのを許容するのでなく、着色剤を紙
の表面に保持するビヒクルを使用することである。しか
しながらこのようなビヒクルは紙の中に浸透する傾向を
もたず、また迅速な乾燥またはにじみの抑制に向いてい
ない。顔料の彩度を改善する別な方法は、紙の表面に着
色剤を保持するのを助ける特別にコートされた媒体を使
用することである。しかしながらこのような媒体は一般
に紙より一層高価である。さらに特別な媒体のみを用い
て印刷が行われるという制約がある。以上のことから、
上記に論じたにじみの問題を起こさない多色画像を印刷
するための改良された方法が必要である。さらに普通の
紙の上で染料着色剤によって得ることのできる好ましい
色彩彩度が得られる一方、顔料着色剤によって得ること
のできる優れた耐水性と耐光性を与える改良された方法
に対する特別な要求がある。
【0012】
【発明の概要】少なくとも一つのインクが顔料の添加さ
れたインクでありそして25℃での溶解度が水100部
あたり少なくとも10部である有機酸塩または鉱酸塩が
インクの一つに含有される、同一のイオン的特性を有す
るインクを選定することにより、印刷媒体上で隣り合う
二つのインクの間のにじみが減少できることが現在判明
している。従って本発明の一態様においては、イオン的
性質が同一である第1のインクと第2のインクとからな
る、多色印刷物におけるにじみを軽減するためのインク
セットにおいて、それぞれのインクが水性の担持媒体と
着色剤とを含有し、第1のインク中の着色剤が顔料分散
体であり、また第2のインクが、25℃での溶解度が水
100部あたり少なくとも10部である有機酸の塩また
は鉱酸の塩を含有する上記のインクセットが提供され
る。
【0013】別な一態様において本発明は (a) 水性の担持媒体と顔料着色剤を含む第1のインク
を用意し、(b) 水性の担持媒体、着色剤および25℃
での溶解度が水100部あたり少なくとも10部である
有機酸の塩または鉱酸の塩を含有する、イオン的性質が
上記の第1のインクと同じである第2のインクを用意
し、そして(c) 第1のインクと第2のインクとを互い
に接触させて施すことを包含する、色にじみの減少した
多色印刷物をつくる方法が提供される。
【0014】本発明は様々な応用において用いられる
が、インクジェット印刷、一層特定的には熱インクジェ
ット印刷への応用に特に好適である。これらのインクは
媒体上で隣り合う関係となるように施されるが、重なり
合う関係となるように施されてもよい。
【0015】
【発明の詳述】以下においては、水性のインクジェット
インク組成物につき特に言及しつつ本発明を詳細に説明
するが、本発明は別な印刷液を用いる応用や他の印刷技
術における応用も有する。本発明で使用するのに適した
水性の陽イオンインクおよび陰イオンインクは、水性の
担持媒体を含みまた、顔料分散体もしくは染料またはこ
れらの組み合わせであってよい着色剤を含有する。第1
のインクは顔料分散体を含有せねばならないが、第2の
インクは着色剤として顔料分散体または染料(あるいは
これらの組み合わせ)を含有してよい。印刷物でのにじ
み特性が低下するという利点は、第2のインクジェット
インクが、必要とする塩つまり25℃での溶解度が水1
00部あたり少なくとも10部である有機酸の塩または
鉱酸の塩を含有するかぎり、これらのインクが互いに隣
り合う関係にあるように組み合わされる場合に認められ
ることが見出されている。第1のインクと第2のインク
とはまた同一のイオン的性質も有する。つまりこれら両
方のインクは陽イオン性または陰イオン性である。二つ
の陽イオンインクを使用する場合、分散剤は異なる二つ
の酸または第4級化剤によって中性化されねばならな
い。二つの中性化剤の反応性は、特定の添加水準で特定
の塩を添加することによって一つの分散体が脱安定化さ
れそして他の分散体は脱安定化されないよう十分に異な
る必要がある。印刷物での色彩が改善するという利点
は、第2のインクジェットインクが、必要とする塩つま
り25℃での溶解度が水100部あたり少なくとも10
部である有機酸の塩または鉱酸の塩を含有するかぎり、
これらのインクが互いに重り合う関係にあるように組み
合わされる場合に認められることが判っている。得られ
る印刷された画像は、個々のドットが円形であり、端縁
が鋭く、またフェザリングあるいはしみ通しがほとんど
ないという点から、高い質を有する。
【0016】インク組成物 上述したように本発明で使用するのに適した第1および
第2の水性のインクジェットインクは同一のイオン的性
質を有さねばならない。すなわち両方のインクは陽イオ
ン性または陰イオン性である。いずれの場合も、少なく
とも第1のインク中の着色剤が顔料分散体であるかぎ
り、インクは水性担持媒体と、顔料分散体、染料または
これらの組み合わせのいずれかであってよい着色剤とを
含む。インクはまた以下に述べられるあるいはインクジ
ェット印刷技術において知られた他の添加剤を含有して
よい。
【0017】水性担持媒体 水性担持媒体は水または水と少なくとも一つの有機溶媒
との混合物である。好適な混合物は、所望とする表面張
力および粘度といった特定の応用に関する要求、選定さ
れる着色剤、インクの乾燥時間およびインクが印刷され
る基材のタイプに応じて選択される。選定できる水溶性
の代表的な有機溶媒は米国特許5,085,698中に開
示されている。水とジエチレングリコールのような多価
アルコールとの混合物が水性担持媒体として好ましい。
【0018】水と水溶性溶媒との混合物の場合、水性担
持媒体は約30〜約95%の水を含有し、残部(つまり
70〜5%)は水溶性溶媒である。好ましい組成物は水
性担持媒体の全重量に基づき水が約60〜約95%であ
る。インク中の水性担持媒体の量は、有機顔料が選ばれ
る場合にはインクの全重量に基づき70〜99.8%、
望ましくは94〜99.8%であり、無機顔料が選ばれ
る場合、約25〜99.8%、望ましくは70〜99.8
%であり、また染料が選ばれる場合80〜99.8%で
ある。
【0019】着色剤 本発明で有用な着色剤は顔料分散体もしくは染料であっ
てよい。顔料とは不溶性の粒状の状態で施される着色剤
である。染料とは可溶性である状態で施される着色剤で
ある。顔料分散体 この技術分野で知られそして本明細書で用いられる顔料
分散体という用語は顔料と分散剤との混合物である。好
ましい分散剤はポリマー分散剤化合物である。
【0020】顔料 有用な顔料には単独のまたは組み合わされた広い範囲の
有機顔料および無機顔料がある。顔料の粒子は、インク
ジェット印刷装置を、特に10〜50ミクロンの範囲の
直径を通常有する放出ノズルを、インクが自由に流れる
のを可能とするように十分に小さい。粒子の寸法は顔料
分散体の安定性にも影響を与え、このことはインクの寿
命を通じて決定的である。微細な粒子のブラウン運動は
粒子が沈降するのを防ぐ。色彩強度を最大にするには小
さい粒子を使用するのがやはり好ましい。有用な粒子寸
法の範囲は約0.005〜15ミクロンである。顔料の
粒子寸法は0.005〜5ミクロン、そして最も望まし
くは0.01〜0.3ミクロンの範囲にあるのが好まし
い。
【0021】選定された顔料は乾いた形または濡れた形
で使用できる。例えば顔料は通常水性媒体中で製造さ
れ、また得られる顔料は水で濡れたプレスケーキとして
得られる。プレスケーキの形では顔料は、それが乾いた
形をとる程度までには集塊化していない。従って水に濡
れたプレスケーキの形の顔料は乾いた顔料からインクを
製造する方法においてはそれほど脱集塊化を必要としな
い。本発明を実施するのに使用できる商業的な乾燥顔料
およびプレスケーキ顔料の代表的なものは前記の米国特
許5,085,698中で開示されている。本発明を実施
するのに金属または金属酸化物の微粒子もまた使用でき
る。例えば、磁気性インクジェットインクを製造するに
は金属または金属酸化物が適している。シリカ、アルミ
ナ、チタニアなどのような微細粒子寸法の酸化物もまた
選択することができる。さらにまた銅、鉄、鋼、アルミ
ナおよび合金のような微細化された金属の粒子は適当な
応用のために選択することができる。
【0022】分散剤 ポリマー分散剤が好ましく、これにはAB、BABまた
はABCのブロックコポリマーが含まれるが、分散剤は
これらに限定されはしない。ABまたはBABのブロッ
クコポリマーでは、Aの部分は顔料と結合するように働
く疎水性のホモポリマーまたはコポリマーであり、また
Bのブロックは親水性のホモポリマーまたはコポリマー
あるいはこれらの塩であり、顔料を水性媒体中に分散す
るのに役立つ。このようなポリマー分散剤およびその合
成法はMaらの米国特許5,085,698に開示されてい
る。
【0023】ABCトリブロックもまた顔料分散剤とし
て有用である。ABCトリブロックにおいてはAブロッ
クは水との相溶性があるポリマーであり、Bブロックは
顔料と結合できるポリマーでありそしてCブロックは有
機溶媒との相溶性がある。AブロックとCブロックとは
末端にあるブロックである。ABCトリブロックおよび
その合成法は1993年8月25日に公開されたMaらの
欧州特許出願0 556 649に開示されている。
【0024】分散剤としてランダムコポリマーが使用で
きるがこれは顔料分散体を安定化するのにブロックコポ
リマーほど有効ではないので、選好されない。有用なラ
ンダムインターポリマーは、分子量が狭い範囲に抑えら
れており、また1〜3、望ましくは1〜2のポリ分散度
を有するのが好ましい。このポリマーはペンのノズルを
たやすく閉塞する高分子量の化学種を実質的に含まな
い。数平均分子量は10,000ダルトンより小さく、
望ましくは6,000ダルトンより小さくそして最も望
ましくは3,000ダルトンより小さくなければならな
い。上記したブロックポリマーと同様にこの不規則ポリ
マーは疎水性のモノマー単位と親水性のモノマー単位と
を含む。商業的な不規則ポリマー分散剤はノズルをたや
すく閉塞するであろう。分子量の制御はグループトラン
スファー重合技術を用いることにより容易に行われる
が、低い分散度を与える他の方法も用いることができ
る。
【0025】不規則ポリマー中で用いられる疎水性モノ
マーのいくつかの例はメチルメタクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、2−フェニルエチルメタ
クリレートおよびこれらに対応するアクリレートであ
る。親水性モノマーの例はメタクリル酸、アクリル酸、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびこれ
らの塩である。ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの第4級塩もまた用いることができる。
【0026】染料 本発明において有用な染料には、技術上周知の陰イオン
性、陽イオン性、両性および非イオン性の染料がある。
陰イオン染料は、着色した陰イオンを水溶液中で生成す
る染料でありまた陽イオン染料は着色した陽イオンを水
溶液中で生成する染料である。陰イオン染料はイオン性
の部分として典型的にカルボン酸基またはスルホン酸基
を含み、またこれにはすべての酸性染料が包含される。
陽イオン染料は通常第4級窒素基を含み、またこれには
すべての塩基性染料が包含される。
【0027】本発明で最も有用な陰イオン染料の種類は
酸性染料、直接染料、食品染料、媒染染料および反応染
料である。陰イオン染料はニトロソ化合物、ニトロ化合
物、アゾ化合物、スチルベン化合物、トリアリールメタ
ン化合物、キサンテン化合物、キノリン化合物、チアゾ
ール化合物、アジン化合物、オキサジン化合物、チアジ
ン化合物、アミノケトン化合物、アントラキノン化合
物、インジゴイド化合物およびフタロシアニン化合物か
らなる群から選択される。
【0028】本発明で最も有用な陽イオン染料の種類に
は塩基性染料および、繊維のような基材上の酸性の部位
に結合するように企図された媒染染料のいくつかが含ま
れる。このような染料の有用なタイプには、特に、アゾ
化合物、ジフェニルメタン化合物、トリアリールメタ
ン、キサンテン化合物、アクリジン化合物、キノリン化
合物、メチンまたはポリメチン化合物、チアゾール化合
物、インダミンまたはインドフェニル化合物、アジン化
合物、オキサジン化合物およびチアジン化合物があり、
これらはすべてこの技術分野で周知である。インク組成
物中で使用する染料の色および量は、選択の仕方に主と
して関係し、インクによって得られる印刷の所望の色、
染料の純度および染料の濃度に主として依存する。低濃
度の染料は所望とする色彩の鮮明さを生まないであろ
う。高い濃度ではプリントヘッドの性能が劣ることにな
るかあるいは色が許容できないまで暗くなることになろ
う。染料はインクの全重量に基づき0.01〜20wt
%、望ましくは0.05〜8wt%、そしてさらに望まし
くは1〜5wt%の量で存在する。
【0029】有機顔料の場合、インクは全インク組成物
の約30wt%までの顔料を含有してよいが、ほとんどの
熱インクジェット印刷への応用については含有率は約
0.1〜15wt%、望ましくは約0.1〜8wt%の範囲に
一般にあるであろう。無機顔料が選択される場合、イン
クは有機顔料を使用する同等なインクよりも高い重量百
分率の顔料を含有する傾向があり、また無機顔料は有機
顔料より大きい比重を一般に有するので、ある場合には
含有率は約75%もの高さとなるであろう。
【0030】有機酸の塩または鉱酸の塩 第2のインクは25℃での溶解度が水100部あたり少
なくとも10部である有機酸の塩または鉱酸の塩を含有
する。特定の塩の選択の仕方はインクの特定の組合わせ
とともに変わるであろうが、定型的な実験によって容易
に選択がなされる。有機酸はカルボン酸、特に電子吸引
基で置換されたカルボン酸および有機スルホン酸であっ
てよい。このような酸の例にはクロロ酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸、スルファニル酸、ベンゼンスルホン酸な
どがある。鉱酸は塩酸、燐酸、硫酸、臭化水素酸、硝
酸、沃化水素酸、弗化水素酸などであってよい。塩は1
価または多価のいずれか金属塩であってよく、あるいは
アンモニウム塩であってよい。金属塩はNa+1、L
+1、K+1、Ca+2、Cu+2、Co+2、Ni+2、F
+2、La+3、Nd+3、Y+3、Zn+2、Mg+2、Al+3
などからなる群から選択される金属陽イオンを含む。陰
イオンおよび陽イオンのいくつかの組合わせについては
特別な取扱いが必要となろう。
【0031】好適ないくつかの有機酸塩または鉱酸塩に
は、NaCl、Ca(NO3)2、CaCl2、Ca(CH3
COO)2、Al(NO3)3、Nd(NO3)3、Y(NO3)3
Cu(NO3)2、Zn(NO3)2、CuCl2、ZnCl2
COCl2、Co(NO3)2、NiCl2、MgBr2、M
g(NO3)2、ZnBr2、NH4Cl、Ni(NO3)2、p
−トルエンスルホン酸のナトリウム塩、ベンゼンスルホ
ン酸のナトリウム塩、およびスルファニル酸のナトリウ
ム塩がある。有機酸塩および鉱酸塩はインク組成物の全
重量に基づき0.1〜15wt%、望ましくは0.5〜10
wt%の量で存在する。
【0032】他の成分 インク組成物は他の成分も含有してよい。例えば、表面
張力を変えまた浸透を最大にするために界面活性剤を使
用することができる。しかし界面活性剤は顔料分散体を
脱安定化するかにじみの量を増加するであろう。従って
界面活性剤を使用すると本発明によって提供される利点
が失われるであろう。しかしながら、何らかの理由で界
面活性剤が存在するのが好ましくあるいは必要であるな
ら、本発明に従って有機酸塩または鉱酸塩を添加するこ
とにより、界面活性剤のにじみに対する悪影響を最少に
しあるいは無くせることが判っている。
【0033】技術上周知なごとく微生物の増殖を防止す
るために殺生物剤をインク組成物中に使用してよい。さ
らに、重金属不純物の有害な作用をなくすためにEDT
Aのような金属イオン封鎖剤も含ませてよい。インク組
成物の様々な特性を改善するために、この技術分野で知
られているごとく湿潤剤、粘度変更剤および他のアクリ
ルポリマーまたは非アクリルポリマーのような既知の他
の添加剤も添加してよい。本発明のインク組成物は他の
インクジェットインク組成物と同様な方法で製造され
る。着色剤として顔料分散体が使用される場合、選定し
た一つまたはそれより多く顔料と分散剤とを水中で予め
混合することにより製造される。水性担持媒体中での顔
料粒子の均一な分散体をつくるために、分散工程は水平
なミニミル、ボールミル、2ロールミル、摩砕機内で実
施でき、あるいは液体圧力が少なくとも5000psiの
液ジェット相互作用チャンバー内で多数のノズルに混合
物を通過することにより実施できる。この分散工程には
他の共溶媒が存在してよい。第2のインク中の着色剤と
して染料が使用される場合は、分散剤は存在せず、従っ
て顔料の脱集塊化の必要はない。染料をベースとするイ
ンクは、分散用装置でなく十分に撹拌される槽内で製造
される。
【0034】複数の色彩 二つより多くの色彩を必要とする印刷への応用のため
に、二つまたはそれ以上のインクが本発明で必要な塩を
含有する三つまたはそれ以上のインクを用意することに
より本発明を用いることができる。第1のインクはそれ
が、第2および第3のインク中に存在する塩との相溶性
がないように選定される。第2のインク中に存在する塩
の量およびタイプは第3のインク中に存在する塩とは異
なる。第2のインクは第3のインク中に存在する塩との
相溶性がないように選定される。あるいは、この方法は
インクを凝集、沈澱または定着する既知の別な方法と組
合わせて用いられてよい。
【0035】インクの特性 ジェットの速度、液滴の分離長さ、液滴寸法および流れ
の安定性はインクの表面張力および粘度によって著しい
影響をうける。インクジェット印刷装置で使用するのに
適した顔料添加されたインクジェットインクは20℃に
おいて約20〜約70ダイン/cmの範囲、一層望ましく
は約30〜約70ダイン/cmの範囲の表面張力を有すべ
きである。許容できる粘度は20℃で20cPを越えずま
た望ましくは20℃で約1.0〜約10.0cPの範囲の粘
度である。本インクは広い範囲の放出条件つまり熱イン
クジェット印刷機器の駆動電圧およびパルス巾、ドロッ
プ−オン−デマンド(drop-on-demand)式の機器または
連続式の機器のいずれかに関する圧電素子の駆動周波
数、およびノズルの形状および大きさに適合する物理的
特性を有する。本インクは長期間にわたる優れた保存安
定性を有しまたインクジェット装置内で閉塞を起こさな
い。紙、織物、フィルムなどのような画像記録材料への
インクの定着は迅速かつ確実に実施できる。印刷された
インク画像は、鮮明な色調、高い濃度、優れた耐水性お
よび耐光性を有する。さらに本インクはそれが接触する
インクジェット印刷機器の部品を腐蝕せず、また実質的
に無臭でありかつ非毒性である。
【0036】基材 本発明を実施するのに選択できる基材には、印刷物をつ
くるのに広く使用されるあらゆる基材が含まれる。イン
クジェットインクへの応用には、セルロース型および非
セルロース型の基材を使用するのが有利であり、紙のよ
うなセルロース型基材が選好される。サイズされる場
合、基材に対するサイジングの度合いはTAPPI標準
T530PM−83に記載のHercules size test(HS
T)に従って測定するとして1〜1000秒であってよ
い。基材は、そのHST値が、使用すべきプリンターで
のインク液滴の体積および組成と適合するように選定さ
れる。好ましいHSTは200〜500秒、最も望まし
くは350〜400秒の範囲内にある。有用な紙のいく
つかには、硬材と軟材との配合物からなる100%漂白
されたクラフト紙、木材の不含有率が100%であるコ
ットン上等皮紙、およびパルプの叩解により、あるいは
添加剤によって半透明化された木材含有紙が含まれる。
好ましい紙はオハイオ州、DaytonのMead Companyによっ
て製造されるスタイル1057と称されるGilbert Bond
紙(木綿25%)である。他の基材にはボール紙、ポリ
エチレンテレフタレートのような透明フィルム、織物な
どがある。次に本発明をさらに例示するが、以下の実施
例によって本発明が制約されることはない。
【0037】
【実施例】以下の手順を用いることによりポリマー分散
剤を製造した。ポリマーの製造1: 本例は陽イオンポリマーのBZMA
//DMAEA 10//20 ジブロックポリマーの製
造を示す。12リットルのフラスコに機械式撹拌機、温
度計、窒素流入口、乾燥管流出口および添加漏斗を装着
した。4002gのテトラヒドロフラン、THFと7.
7gのp−キシレンとをフラスコに装入した。次にテト
ラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエート触媒のア
セトニトリル中の1.0M溶液を2.0ml添加した。開始
剤である1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−
メチルプロペンを155.1g(0.891M)注入し
た。供給物I〔2−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、DMAEMA、2801g(17.8M)〕を時刻
0.0分に供給開始しそして45分間にわたって添加し
た。供給物Iの供給終了後100分して(モノマーの9
9%以上が反応していた)、供給物II〔ベンジルメタク
リレート、1568g(8.91M)〕を供給開始しそ
して30分間にわたって添加した。400分経過した
時、310gの乾燥メタノールを上記の溶液に添加しそ
して蒸溜を開始した。全体で1725gの溶媒を除去し
た。蒸溜の終了後、1783gのイソプロパノールを添
加した。これによって固形分が49.6%でMnが50
00であるBZMA//DMAEMA 10//20 ジ
ブロックポリマーができた。
【0038】ポリマーの製造2:塩化ベンジルによるB
ZMA//DMAEMA 10//20 ジブロックポリ
マーの第4級化 本例は製造1でつくったBZMA//DMAEMA 1
0//20 ポリマーを塩化メチルでいかに第4級化し
たかを示す。ポリマーの製造1に記載のようにポリマー
を製造したが、ただし1600.3gのテトラヒドロフ
ランと2.1402gのメジチレンおよび62g(0.8
91M)の開始剤、1−メトキシ−1−トリメチルシロ
キサン−2−メチルプロペンをフラスコに装入した。次
にテトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエート触
媒のアセトニトリル中の1.0M溶液を2.0ml添加し
た。供給物I〔2−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、DMAEMA、1120.4g(17.8M)〕を時
刻0.0分に供給開始しそして30分間にわたって添加
した。供給物Iの供給終了後120分して(モノマーの
99%以上が反応していた)、供給物II〔ベンジルメタ
クリレート、627.2g(8.91M)〕を供給開始し
そして30分間にわたって添加した。300分経過した
時、124gの乾燥メタノールを上記の溶液に添加しそ
して蒸溜を開始した。全体で711.5gの溶媒を除去
した。蒸溜の終了後、711.4gのイソプロパノール
を添加した。810.0gの塩化ベンジルを605.6g
の追加的なイソプロパノールと一緒に添加しそしてポリ
マー溶液を還流下で加熱した。これによって固形分が5
5.24%でMnが5000であるBZMA//DMA
EMA−BzCl 10//20 ジブロックポリマーが
できた。このときアミン基は第4級化されておりまたそ
れにはベンジル基が結合していた。塩化物イオンが対イ
オンであった。
【0039】ポリマーの製造3:以下の手順を用いてB
MA/MMA//MAA(10/5//10)AB ブ
ロックコポリマーを製造した。12リットルのフラスコ
に機械式撹拌機、温度計、窒素流入口、乾燥管流出口お
よび添加漏斗を装着した。3027gのテトラヒドロフ
ラン、THFと6.2gのp−キシレンとをフラスコに
装入した。次にテトラブチルアンモニウムm−クロロベ
ンゾエート触媒のアセトニトリル中の1.0M溶液を2.
5ml添加した。開始剤である1,1−ビス(トリメチル
シロキシ)−2−メチルプロペンを234.4g(1.0
1M)注入した。供給物I〔テトラブチルアンモニウム
m−クロロベンゾエート、アセトニトリル中の1.0M
溶液2.5ml〕を供給開始しそして150分間にわたっ
て添加した。供給物II〔トリメチルシリルメタクリレー
ト、1580g(10.0M)〕を時刻0.0分に供給開
始しそして30分間にわたって添加した。供給物IIの供
給終了後120分して(モノマーの99%以上が反応し
ていた)、供給物III〔ブチルメタクリレート、142
5g(10.0M)およびメチルメタクリレート、50
3g(5.0M)〕を供給開始しそして30分間にわた
って添加した。
【0040】320分経過した時、650gの乾燥メタ
ノールを上記の溶液に添加しそして蒸溜を開始した。第
1段階の蒸溜に際して、沸点が55℃より低い物質が1
250.0gフラスコから除去された。除去されるべき
メトキシトリメチルシラン(沸点54℃)の理論量は1
144.0gであった。沸点を76℃に上昇しつつ第2
段階での蒸溜を続けた。この第2段階蒸溜に際して全部
で1182gのイソプロパノールを添加した。全体で2
792gの溶媒が除去された。これによってMnが29
00で固形分が52.27%であるブチルメタクリレー
ト/メチルメタクリレート//メタクリル酸 BMA/
MMA//MAA(10/5//10)ABブロックポ
リマーができた。
【0041】ポリマーの製造4:以下の手順によってB
MA/AMPS 90/10 ランダムコポリマーを製造
した。1リットルのフラスコに機械式撹拌機、温度計、
窒素流入口、乾燥管流出口および添加漏斗を装着した。
70gのジメチルホルムアミド、DMF、ブチルメタク
リレート、BMAおよび2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸のナトリウム塩、AMPSをフラ
スコに装入した。溶液を窒素でパージし、60℃に加熱
した。アゾ−ビス−イソブチロニトリル、AIBNを添
加した。溶液を60℃で20時間撹拌した。これによっ
てブチルメタクリレート/2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸のナトリウム塩 BMA/AM
PS ランダムコポリマーができた。
【0042】ポリマーの製造5:以下の手順によってB
MA/DMAEA 5//10 ジブロックコポリマーを
製造した。3リットルのフラスコに機械式撹拌機、温度
計、窒素流入口、乾燥管流出口および添加漏斗を装着し
た。1214gのテトラヒドロフラン、THFと7.1
gのp−キシレンとをフラスコに装入した。次にテトラ
ブチルアンモニウムm−クロロベンゾエート触媒のアセ
トニトリル中の1.0M溶液を2.0ml添加した。開始剤
である1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メ
チルプロペンを77.6g(0.446M)注入した。供
給物I〔2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、D
MAEMA、700g(4.46M)〕を時刻0.0分に
供給開始しそして45分間にわたって添加した。供給物
Iの供給終了後100分して(モノマーの99%以上が
反応していた)、供給物II〔ブチルメタクリレート、3
18g(2.24M)〕を供給開始しそして30分間に
わたって添加した。400分経過した時、57gの乾燥
メタノールを上記の溶液に添加しそして蒸溜を開始し
た。全体で614gの溶媒を除去した。蒸溜の終了後、
438gのイソプロパノールを添加した。これによって
固形分が48.1%でMnが2480であるBMA//D
MAEMA 5//10 ジブロックポリマーができた。
以下の手順によって顔料分散体を製造した。
【0043】分散体の製造1:BZMA//DMAEM
A−BzCl 10//20 ジブロックポリマーおよび
2ロールミルそして下記の手順を使用することにより陽
イオン性のマゼンタ顔料分散体を製造した。下記の成分
を混合した。 成 分 量(g) 製造2からのポリマー(固形分55.24%) 316 キナクリドンマゼンタ顔料 180 (オハイオ州,シンシナティのSun Chemical Corpより発売のR-122) ジエチレングリコール 16 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして30分間
処理した。これによって48.37%の顔料と46.9%
の第4級化ポリマーとを含有する顔料分散体ができた。
この分散体のP/Dは1.5/1であった。
【0044】下記の成分を十分に撹拌することによって
水性顔料分散体の濃厚物を製造した。 これによって11.35%の顔料を含有しまたポリマー
のアミン基の90モル%が塩化ベンジルで第4級化され
ている顔料濃厚物ができた。
【0045】分散体の製造2:分散体の製造1において
述べたように分散体製造物2を製造したが、ただし下記
の成分を混合した。 成 分 量(g) 製造1からのポリマー(固形分55.91%) 214.6 キナクリドンマゼンタ顔料 180.0 (オハイオ州,シンシナティのSun Chemical Corpより発売のR-122) 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして30分間
処理した。これによって60%の顔料と40%のポリマ
ーとを含有する顔料分散体ができた。この分散体のP/
Dは1.5/1であった。次にこの2ロールミルからの
チップを中和剤として燐酸を用いて溶解して、水性顔料
濃厚物をつくった。
【0046】下記の成分を十分に撹拌することによって
水性顔料分散体の濃厚物を製造した。 追加の水を添加して、11.01%の顔料を含有しまた
ポリマーのアミン基の90モル%が燐酸で中和されてい
る水性の顔料濃厚物を得た。
【0047】分散体の製造3:BZMA//DMAEM
A(10//20)ジブロックポリマーおよび2ロール
ミルそして以下の方法を用いて陽イオン性の黄色顔料分
散体を製造した。下記の成分を混合した。 成 分 量(g) 製造1からのポリマー(固形分50.22%) 498 ジアリーリド黄色顔料 250 (オハイオ州,シンシナティのSun Chemical Corpより発売のY-14) 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして60分間
処理した。これによって50%の顔料と50%のポリマ
ーとを含有する顔料分散体が得られた。この分散体のP
/Dは1/1であった。次にこの2ロールミルからのチ
ップを中和剤としての燐酸を用いて溶解し、水性の顔料
濃厚物をつくった。
【0048】下記の成分を十分に撹拌することによって
水性顔料分散体の濃厚物を製造した。 追加の水を添加して、11.36%の顔料を含有しまた
ポリマーのアミン基の90モル%が燐酸で中和されてい
る水性の顔料濃厚物を得た。
【0049】分散体の製造4:パラトルエンスルホン酸
で中和された黄色顔料分散体を分散体の製造3で述べた
ように製造したが、以下の差異があった。以下の成分を
混合した。 成 分 量(g) 製造1からのポリマー(固形分50.22%) 493 ジアリーリド黄色顔料 250 (オハイオ州,シンシナティのSun Chemical Corpより発売のY-14) 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして30分間
処理した。これによって50%の顔料と50%のポリマ
ーとを含有する顔料分散体ができた。この分散体のP/
Dは1/1であった。
【0050】下記の成分を十分に撹拌することによって
水性顔料分散体の濃厚物を製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体 80.00 p−トルエンスルホン酸1水和物 15.17 脱イオン水 305.00 追加の水を添加して、10.32%の顔料を含有しまた
ポリマーのアミン基の90モル%がp−トルエンスルホ
ン酸で中和されている水性の顔料濃厚物を得た。
【0051】分散体の製造5:BZMA//DMAEM
A−BzCl(10//20)ジブロックポリマーおよ
びMicrofluidizerを使用して陽イオン性のシアン顔料分
散体を製造した。下記の成分を混合した。 成 分 量(g) 製造2からのポリマー(固形分55.24%) 181 銅フタロシアニンシアン顔料 150 (ニュージャージー州,ParsippanyのBASF Corp.から発売のPB 15:3) 蒸溜水 719 次にこの混合物をMicrofluidizer(マサチューセッツ
州、NewtonのMicrofluidics Corp.)に送入した。これ
によって60%の顔料と40%のポリマーとを含有する
顔料分散体ができた。これはP/Dが1.5/1であ
り、また14.3%の顔料を含有した。
【0052】分散体の製造6:BMA//MMA//M
AA ジブロックポリマーと2ロールミルとを用いて陰
イオン性の黒色顔料分散体を製造した。以下の成分を混
合した。 成 分 量(g) 製造3からのポリマー(固形分52.27%) 143.49 カーボンブラック顔料(Cabot) 225.00 ジエチレングリコール 30.00 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして65.6
℃(150°F)で30分間処理した。これによって7
5%の顔料と25%のポリマーとを含有する顔料分散体
が得られた。この分散体のP/Dは3/1であった。次
にこの2ロールミルからのチップを中和剤としての水酸
化カリウムを用いて溶解し、水性の顔料濃厚物をつくっ
た。
【0053】下記の成分を十分に撹拌することによって
水性顔料分散体の濃厚物を製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体 59.54 水酸化カリウム(45.9%) 5.62 脱イオン水 334.85 こうすることによって、10.14%の顔料を含有しま
たポリマーの酸基の90モル%が水酸化カリウムによっ
て中和されている水性の顔料濃厚物を得た。
【0054】分散体の製造7:本例はBMA/AMPS
−ナトリウム塩ポリマーと2ロールミルとを用いる陰イ
オン性の黄色顔料分散体の製造を示す。以下の方法によ
って黄色顔料分散体を製造した。下記の成分を混合し
た。 成 分 量(g) 製造4からのポリマー(固形分52%) 143 モノアリーリド黄色顔料 225 (ロードアイランド州,CoventryのHoechst Celaneseより発売のY-17) ジエチレングリコール 30 次にこの混合物を2ロールミルに装入しそして150°
Fで30分間処理した。これによって75%の顔料と2
5%のポリマーとを含有する顔料分散体ができた。この
分散体のP/Dは3/1であった。次にこの2ロールミ
ルからのチップを水中に溶解した。
【0055】対照物1:下記の成分を混合することによ
りマゼンタインクを製造した。 成 分 量(wt%) 顔料分散体1 17.62 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3-プロパンジオール 18.00 脱イオン水 64.37 下記の成分を混合することにより黄色インクを製造し
た。 成 分 量(wt%) 顔料分散体3 26.4 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 18.0 脱イオン水 55.6 Hewlett-Packard 500C プリンターを使用してマゼンタ
インクと黄色インクとをGilbert Bond紙(木綿25%、
オハイオ州、DaytonのMead Co.)上で重なり合うそして
隣り合う関係に印刷した。にじみをAからFの評点で評
価した。Aは最良であり、Fは最悪である。この印刷の
評価はFであった。
【0056】実施例1:対照物で述べたようにインクを
製造したが以下の差異があった。黄色インクは下記の組
成を有した。 成 分 量(%) 顔料分散体3 26.4 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 18.0 脱イオン水 43.6 ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩 12.0 対照物1で述べたようににじみを測定した。塩を含まな
い対照物と比較すると色の間のにじみは著しく減少しま
たAと評価された。
【0057】実施例2:30%の2−エチル−2(ヒド
ロキシメチル)−1,3−プロパンジオールと70%の
脱イオン水との混合物にスルファニル酸のナトリウム塩
を添加して飽和溶液を得た。この溶液の上澄み液を用い
て黄色インクを製造した。黄色インクは下記の組成を有
した。 成 分 量(g) 黄色の顔料分散体3 10.6 スルファニル酸ナトリウムの溶液 24.0 脱イオン水 5.4 対照物1で述べたようににじみを測定した。塩を含まな
い対照物と比較すると色の間のにじみは著しく減少しま
たAと評価された。
【0058】実施例3:対照物1で述べたようにマゼン
タインクと黄色インクとを製造したが、ただし下表に示
す塩を黄色インクに添加した。対照物1で述べたように
インクを印刷しそして観察したにじみの程度を対照物1
に述べたように評価した。結果を下記に示す。 量(%) にじみ ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩 5.0 B+ ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩 7.0 A− ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩 10.0 A p−トルエンスルホン酸のナトリウム塩 2.0 B− p−トルエンスルホン酸のナトリウム塩 4.0 A− p−トルエンスルホン酸のナトリウム塩 5.0 A スルファニル酸のナトリウム塩 5.0 C− スルファニル酸のナトリウム塩 7.5 B+
【0059】対照物2:下記の成分を混合してシアンイ
ンクを製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体5 3.7 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (脱イオン水中の50%溶液) ブチルメタクリレート/DMAEMA-BzCl 第4級化ポリマー(10K) 8.0 (脱イオン水中の11.2%溶液) 脱イオン水 7.5
【0060】下記の成分を混合してマゼンタインクを製
造した。 成 分 量(g) 顔料分散体2 6.5 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (脱イオン水中の50%溶液) 脱イオン水 12.7 Hewlett-Packard 500C プリンターを使用してシアンイ
ンクとマゼンタインクとをGilbert Bond紙(木綿25
%、オハイオ州、DaytonのMead Co.)上の隣り合う領域
に印刷した。にじみをAからFの評点で評価した。Aは
最良であり、Fは最悪である。この印刷のにじみはFと
評価された。
【0061】実施例4:対照物2のインクを使用したが
以下の差異があった。下記の成分を混合することにより
マゼンタインクをつくった。
【表1】 Gilbert Bond紙およびHammermill紙の両方に印刷した。
色の間のにじみはマゼンタインクが塩を含有する場合著
しく改善された。Hammermill紙上での色の飽和もまた著
しく改善された。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】実施例5:対照物1で述べたようにマゼン
タインクと黄色インクとを製造したが、ただし下表に示
す塩を黄色インクに添加した。対照物1で述べたように
インクを印刷しそして観察したにじみの程度を対照物1
に述べたように評価した。結果を下記の表3に示す。
【表3】
【0064】対照物3:下記の成分を混合してマゼンタ
インクを製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体2 6.3 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (水中の50%溶液) 脱イオン水 12.9 下記の成分を混合して黄色インクを製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体4 8.7 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (水中の50%溶液) 脱イオン水 10.5 対照物1で述べたようにインクを印刷しそして観察した
にじみの程度を対照物1で述べたように評価した。Gilb
ert Bond紙上でのにじみはFと評価された。
【0065】実施例6:対照物3で述べたようにマゼン
タインクと黄色インクとを製造したが、ただし8%の亜
鉛を黄色インクに添加した。対照物1で述べたようにイ
ンクを印刷しそして観察したにじみの程度を対照物1に
述べたように評価した。Gilbert Bond紙上のにじみはA
と評価された。
【0066】対照物4:下記の処方をもつ黒色インクを
製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体6 8.7 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 18.0 (脱イオン水中の50%溶液) 脱イオン水 23.3
【0067】下記の処方をもつ黄色インクを製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体7 5.0 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 7.2 (脱イオン水中の50%溶液) 脱イオン水 12.8 Hewlett-Packard 500C プリンターを使用して黒色イン
クと黄色インクとをGilbert Bond紙(木綿25%、オハ
イオ州、DaytonのMead Co.)上の隣り合う領域に印刷し
た。にじみをAからFの評点で評価した。Aは最良であ
り、Fは最悪である。結果を下記の表4に示す。
【0068】実施例7:対照物4の黒色および黄色のイ
ンクを使用したが、ただし黄色インクにおいて1.0g
の水を1.0gの硝酸カルシウムでおきかえた。黒色お
よび黄色のインクを対照物4に述べたように印刷した。
結果を表4に示す。対照物は評点Fをまた本例は評点A
を有するだろうことが期待された。
【0069】対照物5:下記の成分を混合してマゼンタ
インクを製造した。 成 分 量(g) 顔料分散体1 5.2 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (脱イオン水中の50%溶液) 脱イオン水 14.0
【0070】下記の成分を混合して黄色インクを製造し
た。 成 分 量(g) 顔料分散体4 8.7 2−エチル−2(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール 10.8 (脱イオン水中の50%溶液) 脱イオン水 14.0 対照物1で述べたようにインクを印刷しそして観察した
にじみの程度を対照物1で述べたように評価した。Gilb
ert Bond紙上でのにじみはFと評価された。
【0071】実施例8:対照物5で述べたようにマゼン
タインクと黄色インクとを製造したが、ただし下表に示
す塩を黄色インクに添加した。対照物1で述べたように
インクを印刷し、そして観察したにじみの程度を対照物
1に述べたように評価した。結果を下記の表4に示す。
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロレツタ・アン・グレツツオ・ペイジ アメリカ合衆国デラウエア州19711.ニユ ーアーク.ホースシユーロード112

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン的性質が同一である第1のインク
    と第2のインクとからなる、多色印刷物におけるにじみ
    を軽減するためのインクセットにおいて、それぞれのイ
    ンクが水性の担持媒体と着色剤とを含有し、第1のイン
    クの着色剤が顔料分散体であり、また第2のインクが、
    25℃での溶解度が水100部あたり少なくとも10部
    である有機酸の塩または鉱酸の塩を含有し、この塩が、
    印刷の際の第1のインクと第2のインクとの間のにじみ
    を軽減するのに十分な量で存在する上記のインクセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 塩がアンモニウム塩である請求項1記載
    のインクセット。
  3. 【請求項3】 塩が金属塩である請求項1記載のインク
    セット。
  4. 【請求項4】 塩が2価の金属塩である請求項3記載の
    インクセット。
  5. 【請求項5】 金属塩がNa+1、Li+1、K+1、C
    +2、Cu+2、Co+2、Ni+2、Fe+2、La+3、Nd
    +3、Y+3、Zn+2、Mg+2およびAl+3からなる群から
    選択される金属陽イオンからなる請求項3記載のインク
    セット。
  6. 【請求項6】 金属塩がNaCl、Ca(NO3)2、Ca
    Cl2、Ca(CH3COO)2、Al(NO3)3、Nd(NO
    3)3、Y(NO3)3、Cu(NO3)2、Zn(NO3)2、Cu
    Cl2、ZnCl2、CoCl2、Co(NO3)2、NiC
    2、MgBr2、Mg(NO3)2、ZnBr2、NH4
    l、Ni(NO3)2、p−トルエンスルホン酸のナトリウ
    ム塩、ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩、およびスル
    ファニル酸のナトリウム塩からなる群から選択される請
    求項3記載のインクセット。
  7. 【請求項7】 第1のインクと第2のインクとが陽イオ
    ン性である請求項1記載のインクセット。
  8. 【請求項8】 第1のインクと第2のインクとが陰イオ
    ン性である請求項1記載のインクセット。
  9. 【請求項9】 顔料分散体が顔料とポリマー分散剤とを
    含有する請求項1記載のインクセット。
  10. 【請求項10】 塩が第2のインク組成物の全重量に基
    づき0.1〜15wt%の量で存在する請求項1記載のイ
    ンクセット。
  11. 【請求項11】 (a) 水性の担持媒体と顔料分散体着
    色剤とを含む第1のインクを用意し、 (b) 水性の担持媒体、着色剤および25℃での溶解度
    が水100部あたり少なくとも10部である有機酸の塩
    または鉱酸の塩を含有し、この塩が第1のインクと第2
    のインクとの間のにじみを軽減するのに有効な量で存在
    する、イオン的性質が上記の第1のインクと同じである
    第2のインクを用意し、そして (c) 第1のインクと第2のインクとを互いに接触させ
    て施すことを包含する、色にじみの減少した多色印刷物
    をつくる方法。
  12. 【請求項12】 塩がアンモニウム塩である請求項11
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩が金属塩である請求項11記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 塩が2価の金属塩である請求項13記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 金属塩がNa+1、Li+1、K+1、Ca
    +2、Cu+2、Co+2、Ni+2、Fe+2、La+3、N
    +3、Y+3、Zn+2、Mg+2およびAl+3からなる群か
    ら選択される金属陽イオンからなる請求項13記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 金属塩がNaCl、Ca(NO3)2、C
    aCl2、Ca(CH 3COO)2、Al(NO3)3、Nd(N
    3)3、Y(NO3)3、Cu(NO3)2、Zn(NO3)2、C
    uCl2、ZnCl2、CoCl2、Co(NO3)2、Ni
    Cl2、MgBr2、Mg(NO3)2、ZnBr2、NH4
    l、Ni(NO3)2、p−トルエンスルホン酸のナトリウ
    ム塩、ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩、およびスル
    ファニル酸のナトリウム塩からなる群から選択される請
    求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 顔料分散体が顔料とポリマー分散剤と
    を含有する請求項11記載の方法。
  18. 【請求項18】 第1のインクと第2のインクとが陽イ
    オン性インクである請求項11記載の方法。
  19. 【請求項19】 第1のインクと第2のインクとが陰イ
    オン性である請求項11記載の方法。
  20. 【請求項20】 有機酸または鉱酸の塩が第2のインク
    組成物の全重量に基づき0.1〜15wt%の量で存在す
    る請求項11記載の方法。
  21. 【請求項21】 基材が紙である請求項11記載の方
    法。
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