JPH09118671A - オレフィンからのエポキシドの製造法 - Google Patents
オレフィンからのエポキシドの製造法Info
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- JPH09118671A JPH09118671A JP8200246A JP20024696A JPH09118671A JP H09118671 A JPH09118671 A JP H09118671A JP 8200246 A JP8200246 A JP 8200246A JP 20024696 A JP20024696 A JP 20024696A JP H09118671 A JPH09118671 A JP H09118671A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D301/00—Preparation of oxiranes
- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/03—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
- C07D301/12—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with hydrogen peroxide or inorganic peroxides or peracids
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J29/00—Catalysts comprising molecular sieves
- B01J29/89—Silicates, aluminosilicates or borosilicates of titanium, zirconium or hafnium
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オレフィンからのエポキシドの製造法
【解決手段】 反応の前又は間に、中性又は酸性の反応
を示す塩を添加される触媒としてのチタン原子を含有し
ているゼオライトの存在下に、オレフィン及び過酸化水
素からエポキシドを製造する方法。
を示す塩を添加される触媒としてのチタン原子を含有し
ているゼオライトの存在下に、オレフィン及び過酸化水
素からエポキシドを製造する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィンからエ
ポキシドを製造する方法に関する。
ポキシドを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタンシリカライト TS1の存在下に
オレフィンを過酸化水素と反応させることによりエポキ
シドを製造することは公知である(ヨーロッパ特許(E
P−A)第0100119号明細書)。この公知の方法
は、弱酸性のチタンシリカライト TS1により開始さ
れる、エポキシドと水又は反応混合物中に存在する溶剤
との酸性触媒作用後続反応により、エポキシドの収率が
低下されるという欠点を有する。
オレフィンを過酸化水素と反応させることによりエポキ
シドを製造することは公知である(ヨーロッパ特許(E
P−A)第0100119号明細書)。この公知の方法
は、弱酸性のチタンシリカライト TS1により開始さ
れる、エポキシドと水又は反応混合物中に存在する溶剤
との酸性触媒作用後続反応により、エポキシドの収率が
低下されるという欠点を有する。
【0003】更に、塩基で前処理されたチタンシリカラ
イト TS1の存在下でオレフィンを過酸化水素と反応
させることによりエポキシドを製造することは公知であ
る(ヨーロッパ特許(EP−A)第0230949号明
細書)。この方法の場合には、触媒(チタンシリカライ
ト TS1)の中和のために使用された塩基量は、その
範囲の超過は触媒の強い活性損失をもたらすので、狭い
範囲で選択されなければならない[M. G. Clerici et a
l., Journal of Catalysis 140, 71 - 83 (1993)]。こ
の公知の方法は、比較的大きな塩基量を用いての処理
が、反応が完全に停止するまでの強い活性損失をもたら
すという欠点を有する。
イト TS1の存在下でオレフィンを過酸化水素と反応
させることによりエポキシドを製造することは公知であ
る(ヨーロッパ特許(EP−A)第0230949号明
細書)。この方法の場合には、触媒(チタンシリカライ
ト TS1)の中和のために使用された塩基量は、その
範囲の超過は触媒の強い活性損失をもたらすので、狭い
範囲で選択されなければならない[M. G. Clerici et a
l., Journal of Catalysis 140, 71 - 83 (1993)]。こ
の公知の方法は、比較的大きな塩基量を用いての処理
が、反応が完全に停止するまでの強い活性損失をもたら
すという欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、触媒
としての、チタン原子を含有しているゼオライトの存在
下に、オレフィン及び過酸化水素からエポキシドを製造
する方法であり、これは、この触媒に反応の前又は間に
中性又は酸性の反応を示す塩を添加することを特徴とす
る。
としての、チタン原子を含有しているゼオライトの存在
下に、オレフィン及び過酸化水素からエポキシドを製造
する方法であり、これは、この触媒に反応の前又は間に
中性又は酸性の反応を示す塩を添加することを特徴とす
る。
【0005】中性又は酸性の反応を示す塩は、Li+、
Na+、K+、NH4 +、RNH3 +又はR2NH2 +の群から
の単一又は複数の陽イオンを含有していてよく、ここ
で、Rは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表
す。
Na+、K+、NH4 +、RNH3 +又はR2NH2 +の群から
の単一又は複数の陽イオンを含有していてよく、ここ
で、Rは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表
す。
【0006】中性−又は酸性の反応を示す塩として、有
利に組成M+X-又は組成M2SO4の塩の1種を使用する
ことができ、ここで、M+はLi+、Na+、K+又はNH
4 +を表し、X-はNO3 -、ClO4 -、Cl-又はH2PO4
-を表す。
利に組成M+X-又は組成M2SO4の塩の1種を使用する
ことができ、ここで、M+はLi+、Na+、K+又はNH
4 +を表し、X-はNO3 -、ClO4 -、Cl-又はH2PO4
-を表す。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1実施形では、
チタン原子を含有している触媒を、エポキシ化のために
使用する前に水中又はアルコール中の中性又は酸性の反
応を示す塩の溶液と反応させ、この溶液から分離し、場
合によっては水及び/又は溶剤で洗浄し、引き続いて、
オレフィンのエポキシ化のために使用する。触媒の処理
のために使用される塩溶液の濃度は、0.0001モル
/l〜飽和限界の間で、有利に0.01〜1モル/lの
間で変動させることができ、その際に、技術水準とは対
照的に0.1モル/l及び比較的高い濃度でも、エポキ
シ化反応での処理された触媒の触媒活性に対して不利な
作用を有しない。触媒処理の温度及び時間は、広い範囲
で選択することができ、低温及び短い処理時間での触媒
と塩溶液との間の物質交換の速度、並びに高温及び長い
処理時間での加水分解に対する触媒の安定性により制限
されるだけである。触媒の処理のために使用された塩溶
液を、有利に複数回再使用することができ、その場合
に、可能な再使用の回数は塩溶液の濃度及び塩溶液と処
理された触媒との量比に左右される。
チタン原子を含有している触媒を、エポキシ化のために
使用する前に水中又はアルコール中の中性又は酸性の反
応を示す塩の溶液と反応させ、この溶液から分離し、場
合によっては水及び/又は溶剤で洗浄し、引き続いて、
オレフィンのエポキシ化のために使用する。触媒の処理
のために使用される塩溶液の濃度は、0.0001モル
/l〜飽和限界の間で、有利に0.01〜1モル/lの
間で変動させることができ、その際に、技術水準とは対
照的に0.1モル/l及び比較的高い濃度でも、エポキ
シ化反応での処理された触媒の触媒活性に対して不利な
作用を有しない。触媒処理の温度及び時間は、広い範囲
で選択することができ、低温及び短い処理時間での触媒
と塩溶液との間の物質交換の速度、並びに高温及び長い
処理時間での加水分解に対する触媒の安定性により制限
されるだけである。触媒の処理のために使用された塩溶
液を、有利に複数回再使用することができ、その場合
に、可能な再使用の回数は塩溶液の濃度及び塩溶液と処
理された触媒との量比に左右される。
【0008】本発明のもう1つの実施形では、触媒の処
理をエポキシ化反応の間に行う。このために、塩を場合
によっては水中又は他の溶剤中の溶液として、エポキシ
化の反応混合物に直接又はエポキシ化反応の使用物質の
1種に添加する。その際に、塩量を、反応混合物中の塩
濃度が0.0001〜1モル/l、有利には0.001〜
1モル/lにあるように選択する。その場合に、中性又
は酸性の反応を示す塩を、有利にエポキシ化のために使
用される過酸化水素に添加することができ、その貯蔵安
定性に不利な影響を及ぼすことはない。
理をエポキシ化反応の間に行う。このために、塩を場合
によっては水中又は他の溶剤中の溶液として、エポキシ
化の反応混合物に直接又はエポキシ化反応の使用物質の
1種に添加する。その際に、塩量を、反応混合物中の塩
濃度が0.0001〜1モル/l、有利には0.001〜
1モル/lにあるように選択する。その場合に、中性又
は酸性の反応を示す塩を、有利にエポキシ化のために使
用される過酸化水素に添加することができ、その貯蔵安
定性に不利な影響を及ぼすことはない。
【0009】エポキシ化反応の連続的な実施の場合に
は、触媒の本発明による処理を、触媒処理のために使用
される塩を連続的に又は断続的に添加することにより行
うことができる。
は、触媒の本発明による処理を、触媒処理のために使用
される塩を連続的に又は断続的に添加することにより行
うことができる。
【0010】エポキシ化反応の前又は間に中性又は酸性
の水溶性塩を用いて処理される、チタン原子を含有して
いる触媒の存在下で、過酸化水素を用いてオレフィンを
エポキシ化することは、公知の方法と比べて、低い副産
物形成で、触媒の処理のために使用される物質の量の変
化が、エポキシ化反応の際の触媒の触媒活性に不利な影
響を及ぼさないという利点を有する。
の水溶性塩を用いて処理される、チタン原子を含有して
いる触媒の存在下で、過酸化水素を用いてオレフィンを
エポキシ化することは、公知の方法と比べて、低い副産
物形成で、触媒の処理のために使用される物質の量の変
化が、エポキシ化反応の際の触媒の触媒活性に不利な影
響を及ぼさないという利点を有する。
【0011】本発明による方法は、前処理されていない
触媒を用いてもエポキシ化されうる全てのオレフィンに
適用することができる。例えば、ヨーロッパ特許(EP
−A)第0100119号明細書中に記載のオレフィン
を使用することができる。有利に、2〜16個の炭素原
子を有する分枝していないか又はメチル基で置換されて
いるオレフィン、塩化アリル及びアリルアルコール、殊
にプロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン又
は1−ペンテンを使用することができる。
触媒を用いてもエポキシ化されうる全てのオレフィンに
適用することができる。例えば、ヨーロッパ特許(EP
−A)第0100119号明細書中に記載のオレフィン
を使用することができる。有利に、2〜16個の炭素原
子を有する分枝していないか又はメチル基で置換されて
いるオレフィン、塩化アリル及びアリルアルコール、殊
にプロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン又
は1−ペンテンを使用することができる。
【0012】チタン原子を含有しているゼオライトとし
ては、下記の公知の化合物を使用することができる:M
FI−構造を有するチタンシリカライト−1、MEL−
構造を有するチタンシリカライト−2、チタン−ベータ
−ゼオライト、ゼオライトZSM−48の構造を有する
TS−48及びMOR−構造を有するチタン−モルデナ
イト。これらのゼオライトは、下記の文献から公知であ
る:
ては、下記の公知の化合物を使用することができる:M
FI−構造を有するチタンシリカライト−1、MEL−
構造を有するチタンシリカライト−2、チタン−ベータ
−ゼオライト、ゼオライトZSM−48の構造を有する
TS−48及びMOR−構造を有するチタン−モルデナ
イト。これらのゼオライトは、下記の文献から公知であ
る:
【0013】
【外1】
【0014】チタンシリカライト−1及びチタンシリカ
ライト−2を使用するのが有利であり、特にチタンシリ
カライト−1が有利である。
ライト−2を使用するのが有利であり、特にチタンシリ
カライト−1が有利である。
【0015】
【実施例】下記の例のために、J.P.A. Martens et al.,
Appl. Catal. A 99 (1993) 71 -84 中の記載に基づい
て製造され、下記に触媒1、2及び3として称されるチ
タンシリカライトの3試料を使用する。
Appl. Catal. A 99 (1993) 71 -84 中の記載に基づい
て製造され、下記に触媒1、2及び3として称されるチ
タンシリカライトの3試料を使用する。
【0016】例1 過酸化水素を用いるプロピレンのエポキシ化におけるチ
タンシリカライトの触媒活性の測定 ガス−分散式撹拌機付きの、サーモスタットを備えた実
験室用オートクレーブ中に、メタノール300ml中の
触媒1 1gを40℃でプロピレンガス雰囲気下で装入
し、過剰圧3バールでプロピレンを用いて飽和させた。
次いで、撹拌下に30重量%過酸化水素水溶液13.1
gを少量宛添加し、反応混合物を40℃及び3バールに
保持し、その際に反応による消費を補うために、圧力調
整器を経由してプロピレンを後配量する。定期的な間隔
で、フィルターを介して試料を採取し、反応混合物の過
酸化水素含有率を硫酸セリウム(IV)−溶液を用いて
の酸化還元滴定により測定する。時間tに対するln
(C/C0)[ここで、Cは時点tでの測定H2O2−濃
度であり、C0は反応の開始時での計算H2O2−濃度で
ある]のプロットは、直線になる。直線の勾配から、
式:
タンシリカライトの触媒活性の測定 ガス−分散式撹拌機付きの、サーモスタットを備えた実
験室用オートクレーブ中に、メタノール300ml中の
触媒1 1gを40℃でプロピレンガス雰囲気下で装入
し、過剰圧3バールでプロピレンを用いて飽和させた。
次いで、撹拌下に30重量%過酸化水素水溶液13.1
gを少量宛添加し、反応混合物を40℃及び3バールに
保持し、その際に反応による消費を補うために、圧力調
整器を経由してプロピレンを後配量する。定期的な間隔
で、フィルターを介して試料を採取し、反応混合物の過
酸化水素含有率を硫酸セリウム(IV)−溶液を用いて
の酸化還元滴定により測定する。時間tに対するln
(C/C0)[ここで、Cは時点tでの測定H2O2−濃
度であり、C0は反応の開始時での計算H2O2−濃度で
ある]のプロットは、直線になる。直線の勾配から、
式:
【0017】
【数1】
【0018】[式中、Ckatは、反応混合物1kg当た
りのkgでの触媒濃度を表す]を用いて、15.0min-1
での活量係数kが測定される。
りのkgでの触媒濃度を表す]を用いて、15.0min-1
での活量係数kが測定される。
【0019】例2〜4 プロピレンのエポキシ化における、本発明により処理さ
れたチタンシリカライトの触媒活性 触媒1 5gを、完全脱塩水中の中性又は酸性塩の0.
1モル/l溶液500mlに20℃で4時間懸濁させ、
引き続き濾過し、完全脱塩水及びメタノールを用いて洗
浄し、20℃で通気により乾燥させた。この方法で処理
された触媒試料の、プロピレンのエポキシ化における触
媒活性を、例1に従って測定する。第1表は、触媒の処
理のために使用された塩及び処理された触媒試料の触媒
活性を示している。
れたチタンシリカライトの触媒活性 触媒1 5gを、完全脱塩水中の中性又は酸性塩の0.
1モル/l溶液500mlに20℃で4時間懸濁させ、
引き続き濾過し、完全脱塩水及びメタノールを用いて洗
浄し、20℃で通気により乾燥させた。この方法で処理
された触媒試料の、プロピレンのエポキシ化における触
媒活性を、例1に従って測定する。第1表は、触媒の処
理のために使用された塩及び処理された触媒試料の触媒
活性を示している。
【0020】第1表 中性又は酸性塩を用いる処理後の、プロピレンのエポキ
シ化におけるチタンシリカライトの触媒活性
シ化におけるチタンシリカライトの触媒活性
【0021】
【表1】
【0022】比較例5〜8 プロピレンのエポキシ化における、技術水準により塩基
を用いて処理されたチタンシリカライトの触媒活性 例2〜4を繰り返すが、中性又は酸性塩の代わりに、完
全脱塩水中の塩基含有溶液0.1モル/lを触媒の処理
のために使用する。第2表は、触媒の処理のために使用
された塩基及び処理された触媒試料の触媒活性を示して
いる: 第2表 塩基を用いる処理後の、プロピレンのエポキシ化におけ
るチタンシリカライトの触媒活性
を用いて処理されたチタンシリカライトの触媒活性 例2〜4を繰り返すが、中性又は酸性塩の代わりに、完
全脱塩水中の塩基含有溶液0.1モル/lを触媒の処理
のために使用する。第2表は、触媒の処理のために使用
された塩基及び処理された触媒試料の触媒活性を示して
いる: 第2表 塩基を用いる処理後の、プロピレンのエポキシ化におけ
るチタンシリカライトの触媒活性
【0023】
【表2】
【0024】例2〜4及び比較例5〜8は、触媒の本発
明による処理は、プロピレンのエポキシ化における触媒
の活性に僅かに影響を及ぼすだけであるが、技術水準に
よる塩基を用いる触媒の処理は、他は同じ条件下で触媒
活性の強い損失をもたらすことを示している。
明による処理は、プロピレンのエポキシ化における触媒
の活性に僅かに影響を及ぼすだけであるが、技術水準に
よる塩基を用いる触媒の処理は、他は同じ条件下で触媒
活性の強い損失をもたらすことを示している。
【0025】例9 過酸化水素及びチタンシリカライト−触媒を用いるプロ
ピレンのエポキシ化の際の副産物形成の測定 例1を、触媒2を用いて繰り返す。活量係数は23.7m
in-1で測定される。付加的に、過酸化水素の添加2時間
後に、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより主
生成物であるプロピレンオキシド及び副産物である1−
メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロ
パノール及び1,2−プロパンジオールの含有率を測定
する。生成物の総量に対するこの3種類の副産物の割合
は、8.6モル%であると測定される。
ピレンのエポキシ化の際の副産物形成の測定 例1を、触媒2を用いて繰り返す。活量係数は23.7m
in-1で測定される。付加的に、過酸化水素の添加2時間
後に、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより主
生成物であるプロピレンオキシド及び副産物である1−
メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロ
パノール及び1,2−プロパンジオールの含有率を測定
する。生成物の総量に対するこの3種類の副産物の割合
は、8.6モル%であると測定される。
【0026】例10〜12 本発明により処理されたチタンシリカライトを用いる、
プロピレンのエポキシ化における副産物形成 例2〜4を、触媒2を用いて繰り返す。処理された触媒
試料の触媒活性及び副産物形成の割合を、例9における
と同様に測定する。第3表は、例10〜12の結果を示
している。
プロピレンのエポキシ化における副産物形成 例2〜4を、触媒2を用いて繰り返す。処理された触媒
試料の触媒活性及び副産物形成の割合を、例9における
と同様に測定する。第3表は、例10〜12の結果を示
している。
【0027】比較例13 技術水準により処理されたチタンシリカライトを用いる
プロピレンのエポキシ化における副産物形成 比較例5を触媒2を用いて繰り返す。中和された触媒試
料の触媒活性及び副産物の割合を、例9におけると同様
に測定し、第3表中に記載する。
プロピレンのエポキシ化における副産物形成 比較例5を触媒2を用いて繰り返す。中和された触媒試
料の触媒活性及び副産物の割合を、例9におけると同様
に測定し、第3表中に記載する。
【0028】第3表 前処理されたチタンシリカライトを用いるプロピレンの
エポキシ化の際の触媒活性及び生成物の総量に対する副
産物の割合
エポキシ化の際の触媒活性及び生成物の総量に対する副
産物の割合
【0029】
【表3】
【0030】例10〜12は、例9と比べて、中性又は
酸性の塩を用いて触媒を本発明により処理することが、
過酸化水素を用いるオレフィンのエポキシ化の際の副産
物形成の割合の実質的な減少をもたらすことを示してい
る。
酸性の塩を用いて触媒を本発明により処理することが、
過酸化水素を用いるオレフィンのエポキシ化の際の副産
物形成の割合の実質的な減少をもたらすことを示してい
る。
【0031】例14 例1を、触媒3を用いて繰り返す。活量係数は、21.
2min-1で測定される。
2min-1で測定される。
【0032】例15 プロピレンのエポキシ化におけるNaH2PO4を用いて
処理されたチタンシリカライトの触媒活性 例2〜4を、触媒3を用いて繰り返すが、酸性塩として
NaH2PO4を使用する。触媒活性を、例1におけると
同様に測定し、第4表に記載する。
処理されたチタンシリカライトの触媒活性 例2〜4を、触媒3を用いて繰り返すが、酸性塩として
NaH2PO4を使用する。触媒活性を、例1におけると
同様に測定し、第4表に記載する。
【0033】例16(比較例) プロピレンのエポキシ化におけるNa2HPO4を用いて
中和されたチタンシリカライトの触媒活性 例5〜8を、触媒3を用いて繰り返すが、塩基としてN
a2HPO4を使用する。触媒活性を、例1におけると同
様に測定し、第4表に記載する。
中和されたチタンシリカライトの触媒活性 例5〜8を、触媒3を用いて繰り返すが、塩基としてN
a2HPO4を使用する。触媒活性を、例1におけると同
様に測定し、第4表に記載する。
【0034】第4表 NaH2PO4又はNa2HPO4を用いる処理の後の、プ
ロピレンのエポキシ化におけるチタンシリカライトの触
媒活性
ロピレンのエポキシ化におけるチタンシリカライトの触
媒活性
【0035】
【表4】
【0036】例15及び比較例16は、酸性の反応を示
す塩NaH2PO4を用いて触媒を本発明により処理する
ことが、プロピレンのエポキシ化における触媒の活性に
僅かにのみ影響を及ぼすことを示している。これと比べ
て、塩基性の反応を示す塩Na2HPO4を用いる触媒の
処理は、他は同じ条件下で触媒活性の強い損失をもたら
す。
す塩NaH2PO4を用いて触媒を本発明により処理する
ことが、プロピレンのエポキシ化における触媒の活性に
僅かにのみ影響を及ぼすことを示している。これと比べ
て、塩基性の反応を示す塩Na2HPO4を用いる触媒の
処理は、他は同じ条件下で触媒活性の強い損失をもたら
す。
【0037】例17 プロピレンの連続的エポキシ化におけるチタンシリカラ
イトの触媒活性 ガス−分散式撹拌機付きの、サーモスタットを備えた実
験室用オートクレーブ中に、メタノール295g中の触
媒3 5gを40℃でプロピレンガス雰囲気下で装入
し、過剰圧3バールでプロピレンを用いて飽和させた。
次いで、撹拌下に50重量%過酸化水素475g、メタ
ノール2225g及び完全脱塩水560gからの混合物
を、300g/hの割合で配量添加し、同時に、反応器
内容物の重量が一定になるような量の反応混合物をフィ
ルターを介して取り出す。その際に、触媒はフィルター
により反応器中に保持する。過酸化水素配量の間に、圧
力調整器を経由して、反応器中の圧力を一定に保つため
に、プロピレンを後配量する。反応器出口で定期的な間
隔で試料を採取し、反応生成物(プロピレンオキシド、
1−メトキシ−2−プロパノール及び2−メトキシ−1
−プロパノール)の含有率をガスクロマトグラフィーに
より測定する。時間(分)に対する反応器出口における
反応生成物の濃度(モル/kg)を図1に示す。
イトの触媒活性 ガス−分散式撹拌機付きの、サーモスタットを備えた実
験室用オートクレーブ中に、メタノール295g中の触
媒3 5gを40℃でプロピレンガス雰囲気下で装入
し、過剰圧3バールでプロピレンを用いて飽和させた。
次いで、撹拌下に50重量%過酸化水素475g、メタ
ノール2225g及び完全脱塩水560gからの混合物
を、300g/hの割合で配量添加し、同時に、反応器
内容物の重量が一定になるような量の反応混合物をフィ
ルターを介して取り出す。その際に、触媒はフィルター
により反応器中に保持する。過酸化水素配量の間に、圧
力調整器を経由して、反応器中の圧力を一定に保つため
に、プロピレンを後配量する。反応器出口で定期的な間
隔で試料を採取し、反応生成物(プロピレンオキシド、
1−メトキシ−2−プロパノール及び2−メトキシ−1
−プロパノール)の含有率をガスクロマトグラフィーに
より測定する。時間(分)に対する反応器出口における
反応生成物の濃度(モル/kg)を図1に示す。
【0038】例18 プロピレンの連続的エポキシ化の際の、本発明により処
理されたチタンシリカライトの触媒活性 例17を繰り返す。しかしながら、メタノール、水及び
過酸化水素からの混合物に付加的に硝酸アンモニウム
0.1モル/kgを添加する。時間(分)に対する反応
器出口における反応生成物の濃度(モル/kg)を図2
に示す。
理されたチタンシリカライトの触媒活性 例17を繰り返す。しかしながら、メタノール、水及び
過酸化水素からの混合物に付加的に硝酸アンモニウム
0.1モル/kgを添加する。時間(分)に対する反応
器出口における反応生成物の濃度(モル/kg)を図2
に示す。
【0039】例19 プロピレンの連続的エポキシ化における、技術水準によ
り中和されたチタンシリカライトの触媒活性 例17を繰り返す。しかしながら、メタノール、水及び
過酸化水素からの混合物に付加的に酢酸リチウム0.1
モル/kgを添加する。時間(分)に対する反応器出口
における反応生成物の濃度(モル/kg)を図3に示
す。
り中和されたチタンシリカライトの触媒活性 例17を繰り返す。しかしながら、メタノール、水及び
過酸化水素からの混合物に付加的に酢酸リチウム0.1
モル/kgを添加する。時間(分)に対する反応器出口
における反応生成物の濃度(モル/kg)を図3に示
す。
【0040】例17及び18並びに比較例19は、他は
同じ条件下で、本発明による触媒の処理は、プロピレン
の連続的エポキシ化における触媒の活性に、技術水準に
よる塩基を用いる触媒の処理よりも、与える不利な影響
は少ないことを示している。
同じ条件下で、本発明による触媒の処理は、プロピレン
の連続的エポキシ化における触媒の活性に、技術水準に
よる塩基を用いる触媒の処理よりも、与える不利な影響
は少ないことを示している。
【図1】時間に対する反応器出口における反応生成物の
濃度を示す図。
濃度を示す図。
【図2】時間に対する反応器出口における反応生成物の
濃度を示す図。
濃度を示す図。
【図3】時間に対する反応器出口における反応生成物の
濃度を示す図。
濃度を示す図。
Claims (8)
- 【請求項1】 触媒としてのチタン原子を含有している
ゼオライトの存在下にオレフィン及び過酸化水素からエ
ポキシドを製造する方法において、この触媒に反応の前
又は間に、中性又は酸性の反応を示す塩を添加すること
を特徴とする、オレフィンからのエポキシドの製造法。 - 【請求項2】 触媒の処理のために使用される塩が、L
i+、Na+、K+、NH4 +、RNH3 +又はR2NH2 +の群
からの単一又は複数の陽イオンを含有し、その際に、R
は1〜6個のC原子を有するn−アルキル基を表す、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 触媒の処理のために、組成M+X-(ここ
で、M+はLi+、Na+、K+又はNH4 +を表し、X-は
NO3 -、ClO4 -、Cl-又はH2PO4 -を表す)の塩1
種を使用する、請求項1又は2のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項4】 触媒の処理のために組成M2SO4(ここ
で、M+はLi+、Na+、K+又はNH4 +を表す)の塩を
使用する、請求項1又は2のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 触媒を塩の水溶液又はアルコール溶液を
用いて処理する、請求項1から4のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項6】 エポキシ化のための使用の前に、触媒を
塩溶液を用いて処理し、処理のために使用された塩溶液
を新しい触媒量の処理のために複数回再使用する、請求
項5に記載の方法。 - 【請求項7】 触媒の処理を塩溶液の添加により、エポ
キシ化反応のために行う、請求項5に記載の方法。 - 【請求項8】 触媒の処理のために使用される塩をエポ
キシ化反応の使用物質の1種に添加する、請求項1から
4のいずれかに記載の方法。
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