JPH09118552A - 改良セメント混和材 - Google Patents

改良セメント混和材

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JPH09118552A
JPH09118552A JP26377696A JP26377696A JPH09118552A JP H09118552 A JPH09118552 A JP H09118552A JP 26377696 A JP26377696 A JP 26377696A JP 26377696 A JP26377696 A JP 26377696A JP H09118552 A JPH09118552 A JP H09118552A
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cement
admixture
silica fume
glycol
weight
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JP26377696A
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Michael Paul Dallaire
マイケル・ポール・ダレア
Neal Steven Berke
ニール・スチーブン・バーク
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WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
Original Assignee
WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/02Alcohols; Phenols; Ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良セメント混和材。 【解決手段】 アルカリもしくはアルカリ土類金属の亜
硝酸塩とシリカフュームが入っていて流動性を示す安定
な水分散液。この分散液に水溶性アルキレングリコール
を入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、シリカフューム(silic
a fume)とアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属の亜硝酸塩が入っている貯蔵安定性を示す水系組成物
に向けたものである。本組成物は、結果として生じるコ
ンクリート構造物に向上した圧縮強度および耐食性を与
えるセメント混和材として用いるに有用である。
【0002】具体的には、本発明は、シリカフュームと
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の亜硝酸塩と少
なくとも安定化量(stabilizing amou
nt)のアルキレングリコールもしくはオキシアルキレ
ングリコールが入っている貯蔵安定性を示す水系組成物
に向けたものである。本組成物はセメント組成物、例え
ばモルタルおよびコンクリートなどに望ましい特性であ
る向上した圧縮強度および腐食抑制を与える。
【0003】ケイ質材料、例えばフュームシリカなどを
セメント構成物の一部にするとこれがそのセメント組成
物に向上した強度を与え得ることは知られていた。ま
た、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の亜硝酸
塩、例えば亜硝酸カルシウムなどが硬化促進を与えそし
て処理コンクリート構成物に入っている金属構成要素に
関して耐食性を与え得ることも知られていた。
【0004】上記添加剤材料の両方がそれらの公知目的
を達成するように作業現場で使用できる単一のセメント
混和材組成物が得られたならば、これは望ましいことで
ある。しかしながら、アルカリ金属もしくはアルカリ土
類金属の亜硝酸塩、例えば亜硝酸カルシウムなどをシリ
カフューム水分散液に混合する試みを以前に行った時、
その分散液は堅いゲル生成物を生じた。このような生成
物は、作業現場で容易に使用できる混和材として用いる
に適切でない。
【0005】以下に詳細に記述する如き水溶性アルキレ
ングリコールまたはオキシアルキレングリコールを存在
させると、予想外に、シリカフュームとアルカリ金属も
しくはアルカリ土類金属の亜硝酸塩が入っている安定で
流動性を示す水分散液が得られることを見い出した。そ
の上、該グリコールを特定量で存在させると、本主題混
和材は更に、処理セメント組成物が乾燥時に起こす収縮
を抑制する。
【0006】水硬セメント組成物、例えばモルタル(セ
メントと小型粒子、例えば砂などと水)またはコンクリ
ート(セメントと小型粒子と大型粒子、例えば砂利など
と水)はそれらの耐久性を実質的に達成する特定の性質
を有する。圧縮強度、金属部材の腐食抑制、そして硬化
構造部材を乾燥させている間に起こる収縮が原因となる
亀裂および他の欠陥がないこと、に関する特性が非常に
望まれている。
【0007】コンクリート組成物を用いることの主要な
利点の1つは、建築構造部材の成形でこれらを高い圧縮
強度を示し得る所望形態に流し込み成形することができ
る点である。コンクリートに高い強度を持たせるに伴っ
て、このコンクリートはより大きな荷重に耐え得るよう
になるか、或は未処理対照物が耐えるに等しい荷重に耐
えるがより小型の部材を成形する目的で使用可能にな
る。
【0008】結果として生じる硬化構造物が示す圧縮強
度を向上させながら構造コンクリート組成物中の補強用
金属構成要素の腐食を抑制する能力を有するセメント混
和材を提供することが非常に望まれている。
【0009】特別な目的でセメント組成物と組み合わせ
てアルキレングリコール類およびグリセロール類が用い
られてきた。上記材料は、例えば、寒冷気候条件下で流
し込む時に水の結晶が生成するのを抑制する目的でか、
或は高温井戸堀り穴用途で用いられるセメントスラリー
中の水が蒸発する速度を抑制する目的で添加されてき
た。更に、上記添加剤は、構造物の表面部分で水が蒸発
するのを抑制することでその配合物のその部分における
セメントの水和を増強するための、鋳物上の固まらない
層組成物(layer above cast、uns
et composition)を得る目的で用いられ
てきた。
【0010】圧縮強度と腐食抑制の両方を向上させる能
力を有していて貯蔵安定性、流動性および水に均一分散
性を示す単一の混和材組成物を提供するのが非常に望ま
しい。更に、圧縮強度および腐食抑制が向上しておりそ
して乾燥時の収縮率が低くて貯蔵安定性を示す均一な単
一混和材組成物を提供するのが望ましい。
【0011】
【発明の要約】本発明はセメント混和材および改良構造
コンクリート構成物生成方法に向けたものであり、この
混和材は、貯蔵安定性および自由流れを示し、金属構成
要素がコンクリートに接触した時に起こす腐食を抑制
し、そして処理後の構成物に向上した圧縮強度を与え得
る混和材である。この混和材は、安定化量の低級アルキ
レングリコールまたはポリ(オキシアルキレン)グリコ
ールの存在下でアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
の亜硝酸塩とフュームドシリカ(fumed sili
ca)の相乗水系混合物を構成する。
【0012】
【詳細な説明】本組成物は、本明細書の以下に記述する
ように、安定化量のグリコールと一緒にシリカフューム
粒子とアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の亜硝酸
塩が入っている水分散液である。
【0013】アルカリおよびアルカリ土類金属の亜硝酸
塩がセメント組成物に非腐食性硬化促進を与えること、
そしてまたそのセメント組成物から生じさせた構成物に
金属構成要素、例えば補強用ロッドなどが接触した時か
或はその構成物に入っている時にそれらが起こす腐食を
上記亜硝酸塩が抑制することは知られていた。この金属
塩は如何なる金属の塩であってもよく、例えばカルシウ
ム、ナトリウム、リチウムなどの塩であってもよく、カ
ルシウムが好適である。
【0014】本発明で用いるに有用であることを確認し
たシリカフュームは、非晶質のシリカ副生成物、例えば
通常のケイ素および鉄ケイ素金属合金製造中に生じる副
生成物または籾殻などの熱分解で生じる副生成物などで
ある。本出願および添付請求の範囲で用いる如き言葉
「シリカフューム」は、ケイ素または鉄ケイ素合金(こ
の中の鉄とケイ素の金属含有量は約0:100から約3
0:70の比率である)製造中に電気アーク炉などの排
煙から回収されるか、或は籾殻または非晶質の焼成アル
ミナシリカ粘土(例えばメタ−カオリン)などの熱分解
で生じる微細粒子状の副生成物材料である。
【0015】この主題シリカフュームの主要成分は二酸
化ケイ素であり、通常これは約86から約95重量パー
セントの量で存在している。鉄ケイ素合金製造で得られ
る典型的なシリカフュームの分析値および特性を以下に
示す。
【0016】
【表1】
【0017】フュームドシリカは軽いふわふわとした材
料であり、乾燥粉末として取り扱うのはいくらか困難で
ある。しかしながら、シリカフュームは水溶液に容易に
分散可能であり、その溶液にシリカフュームは約75重
量パーセントに及んで分散し得る。
【0018】アルカリもしくはアルカリ土類金属の亜硝
酸塩とシリカフューム分散液を一緒にしようと過去に試
みたが、その分散液が不安定になり、堅いゲル状生成物
が生じた。このような状態は、容易に分散可能な単一混
和材組成物を提供するにとって許容されるものでない。
【0019】多くの用途において、セメント構成物が示
す圧縮強度および腐食抑制を一緒に向上させることが非
常に望まれている。これは特にその構成物が腐食環境を
受け易い場合、例えば橋のデッキ、橋脚、車庫などに当
てはまる。容易に分散して上記特性の両方を与え得る単
一混和材が望まれている。しかしながら、アルカリもし
くはアルカリ土類金属の亜硝酸塩を加えてシリカフュー
ム分散液の一部にすると、その結果として生じる組み合
わせはゲル化して分散しない組成物が生じる。しかしな
がら、以下に記述するように、そのシリカフューム分散
液にグリコールを入れると、金属の亜硝酸塩を添加して
存在させてもゲル化が起こらないで貯蔵安定性および流
動性を示しかつ作業現場で容易に分散し得る水分散液が
得られることをここに見い出した。
【0020】この主題セメント混和材を形成する化合物
のユニークな組み合わせでは、一般式HOBOH(式
I)[式中、BはC5−C12アルキレン基、好適にはC5
−C8アルキレン基を表す]で表されるアルキレングリ
コールを用いる必要がある。上記グリコール類の例は
1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−
ペンタンジオールなどである。好適なジオール類は、
式:
【0021】
【化2】
【0022】[式中、各Rは、独立して、水素原子また
はC1−C2アルキル基を表し、各R’はC1−C2アルキ
ル基を表し、そしてnは整数1または2を表す]で表さ
れる第二級および/または第三級ジヒドロキシC5−C8
アルカン類である。最も好適な化合物は2−メチル−
2,4−ペンタンジオールである。
【0023】また、本発明で用いるに有用であることを
確認したアルキレングリコール類は、式HO(AO)x
H[式中、AはC2−C4アルキレン基、例えばエチレ
ン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレンなどおよび
それらの混合物、好適にはC2およびC3アルキレン基を
表し、Oは酸素原子を表し、そしてxは整数1から約2
0、好適には1から10である]で表される縮合アルキ
レングリコール類であるが、但しこのグリコールが水に
溶解し得ることを条件とする。上記グリコール類の例に
はジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ト
リプロピレングリコール、ジ(オキシエチレン)ジ(オ
キシプロピレン)グリコール、並びに約1200以下の
分子量を有するポリ(オキシアルキレン)グリコールな
どが含まれる。上記ポリオキシアルキレングリコール類
が有するAO基は、単一のアルキレンであるか、或はブ
ロックもしくはランダム形態のアルキレン基混合物であ
ってもよい。
【0024】この主題グリコールは、アルカリもしくは
アルカリ土類金属の亜硝酸塩を添加する前のシリカフュ
ーム分散液に導入すべきである。
【0025】この分散液に入れることができるシリカフ
ューム材料の量は本混和材組成物の全重量を基準にして
約10から約50(好適には約30から40)重量パー
セントである。亜硝酸塩イオンとシリカフュームの重量
比が約1:3から約1:10、好適には約1:5から約
1:7になるように金属の亜硝酸塩(好適には亜硝酸カ
ルシウム)を存在させるべきである。上記グリコールを
安定化量である少なくとも約20重量パーセント、好適
には20から30重量パーセント(該分散液中に存在さ
せるシリカフュームの量を基準)存在させてもよい。よ
り多い量でグリコールを用いることも可能であり、この
量を多くすると、好ましく安定な分散液が得られること
に加えて、処理セメント組成物を乾燥させる時の収縮率
が低下する。従って、該分散液中に存在させるフューム
シリカを基準にして約30から70、好適には40から
70重量パーセントの量で上記グリコールを存在させる
のが好適である。
【0026】本発明の混和材組成物は、建築構造用途で
用いるに適切な水硬セメント、例えば通常、瞬間硬化性
(quick hardening)および中庸熱ポル
トランドセメント、高アルミナセメント、高炉スラグセ
メントなどと一緒に使用可能である。これらの中で通常
および瞬間硬化型のポルトランドセメントが特に望まし
く、建築構造部材の生成で使用が最も容易である。
【0027】本発明のセメント混和材は、処理すべきセ
メント組成物のセメント含有量(重量)を基準にして約
2から約25、好適には約5から約20、最も好適には
約7から約15重量パーセントの量で使用可能である。
このセメント組成物の硬化で使用する水の量は多様であ
り、水対セメントの重量比は0.2:1から0.7:
1、好適には0.3:1から0.5:1の範囲内であっ
てもよい。必要に応じて骨材、例えば小石、砂利、砂、
天然軽量骨材または加熱パーライト(firedper
lite)などを通常量で用いることができる。
【0028】モルタルまたはコンクリート組成物の調合
過程中にインサイチューで改良セメント組成物を生じさ
せることができる。本混和材組成物は個別にか或は水和
水の一部として添加可能である。セメント組成物の水含
有量全体の一部として上記分散液の水含有量を計算すべ
きである。
【0029】この改良セメント組成物の生成では多様な
通常の材料を任意に用いることができる。任意に使用可
能な材料の中には、通常の硬化促進剤、例えば金属の塩
化物、例えば塩化カルシウムおよび塩化ナトリウムな
ど、金属の硫酸塩、例えば硫酸ナトリウムなど、および
有機アミン類、例えばトリエタノールアミンなど、通常
の硬化遅延剤、例えばアルコール類、糖類、澱粉および
セルロースなど、減水剤および高範囲減水剤、例えばリ
グノスルホン酸およびそれらの塩類および誘導体、ヒド
ロキシル化カルボン酸およびそれらの塩類、ナフタレン
スルホネート−ホルムアルデヒドの縮合生成物、スルホ
ン化メラミン重縮合生成物、アミン類およびそれらの誘
導体、アルカノールアミン類、並びに無機塩類、例えば
ホウ酸塩、燐酸塩、塩化物および硝酸塩などである。上
記任意材料もしくは材料類の量はコンクリートに入れる
セメント含有量の通常0.05−6重量%である。
【0030】本発明のセメント混和材組成物をコンクリ
ート組成物に添加すると、未処理組成物に比較して圧縮
強度が顕著に向上し、腐食を抑制し、そして上記グリコ
ールを安定化量より多い量で存在させると、乾燥時の収
縮率が低下する。
【0031】以下に示す実施例は例示の目的でのみ示す
ものであり、添付請求の範囲で定義する如き本発明に対
する制限であることを意味しない。全ての部およびパー
セントは特に明記しない限り重量部および重量パーセン
トである。
【0032】
【実施例】実施例1 ACIガイドラインに従う体積方法で比例させた配合設
計を用いてコンクリートのサンプルを作成した。設計要
件は、658部のI型ポルトランドセメント、1300
部のWest Sand微細砂、1750部のWren
tham 0.75インチ粗骨材および263部の水を
基とした。見積もり設計パラメーターである空気含有量
が2%になり、セメントに対する水の比率が0.37に
なり、そしてスランプが約5インチになるように微細骨
材を調整した。
【0033】使用したシリカフュームスラリーはどれも
ナフタレンスルホネート−ホルムアルデヒド縮合生成物
が分散剤として2重量パーセント入っておりそしてケイ
素合金製造で生じるシリカフュームが48重量パーセン
ト入っている市販のミクロシリカ水スラリー(「FSス
ラリー1」)であった。更に、シリカフュームが45重
量パーセントおよびポリプロピレングリコール(MW
425)が11重量パーセント入っている水分散液
(「FSスラリー2」)からシリカフュームスラリーを
作成し、そして市販製品のようにナフタレンスルホネー
ト−ホルムアルデヒドを2重量パーセント入れたシリカ
フュームを30重量パーセント用い、これに最初ポリプ
ロピレングリコール(MW=425)を12重量パーセ
ント加え、次に亜硝酸カルシウムを6重量パーセント加
えることにより、自由流れするスラリーを得た。オキシ
アルキレングリコールを存在させないで市販のシリカフ
ューム分散液に亜硝酸カルシウムを直接添加する試みを
行ったが、得られるのは堅いゲルのみであった。
【0034】ASTM C−192仕様に従ってコンク
リートを作成した。最初、コンクリートミキサーに水、
粗骨材、微細骨材および適切なシリカフュームスラリー
を仕込んだ後、1分間混合した。次に、ポルトランドセ
メントを加え、更に3分間混合を継続し、次に休止期間
を3分間置いた後、最後に2分間混合した。その結果と
して生じるサンプルを、スランプに関してはASTM
C−143、重量および収率に関してはASTM C−
138、そして新しく混合したサンプルの空気含有量に
関してはASTM C−231に従って試験した。
【0035】その結果を以下の表1に示す。最初、亜硝
酸カルシウムのみを用いて生じさせたシリカフュームス
ラリーの場合、結果として得られた組成物は、上述した
ように、堅くて分散性を示さない材料であり、従ってコ
ンクリートの処理に有用でなかった。ナフタレンスルホ
ネート−ホルムアルデヒドを除く添加剤を添加しないで
作成した参照サンプル1が示す圧縮強度および乾燥中の
収縮率(ASTM C−157)は通常であった。組成
物に対するシリカフューム量(S/S)が7.5パーセ
ントになりそしてNSF量(S/S)が2パーセントに
なるようにシリカフュームスラリーを添加してサンプル
2を作成した。同様に、シリカフュームの用量(S/
S)が7.5パーセントになりそしてポリオキシアルキ
レングリコールの用量(S/S)が2パーセントになる
ようにサンプル3を作成した。
【0036】本発明に従って作成したサンプル4は、単
一供与のセメント混和材を与え、この混和材とコンクリ
ート構成物の混合は容易であり、かつ圧縮強度が向上し
ていて乾燥時の収縮率が低下しておりそして硬化構造構
成物に入れられる可能性がある金属構成要素の腐食を長
期に渡って抑制する製品を与えた。
【0037】
【表2】
【0038】* 負の数はサンプル1に比較して収縮率
が高くなったことを示す。
【0039】正の数はサンプル1に比較して収縮率が低
くなったことを示す。
【0040】実施例II ASTM C−305の手順に従って2.7部の砂、
1.0部のI型ポルトランドセメントおよび0.42部
の水を混合することでモルタル配合物を生じさせた。混
合容器に最初水を入れた後セメントを加え、そして混合
を開始して約30秒間行った。次に、混合しながら上記
容器に砂を次の30秒かけて導入した。混合を中間的速
度で更に30秒間継続し、1.5分間休止した後、最後
に1分間混合した。シリカフュームのスラリーを加える
場合、シリカフュームの供与量が0.075部になるこ
とを基準にしてこれを微細骨材添加中に加えた。
【0041】このサンプルをASTM C−185に従
って単位重量および空気含有量に関して測定し、AST
M C−280に従って作業性を測定し、そしてAST
MC−109に従い2インチの立方体を用いて圧縮強度
を測定した。シリカフュームの水含有量を使用した水全
体の一部として計算した。
【0042】比較の目的でサンプル1および2を作成し
た。予定した流れが得られるようにサンプル1にNSF
縮合物を少量入れた。サンプル2では、シリカフューム
が44%入っているシリカフュームスラリーを入れそし
てNSFを2%用いてシリカフュームが5%でNSFが
2%になるようにした。サンプル3では、シリカフュー
ムが30%、ポリプロピレングリコール(MS 42
5)が12%、亜硝酸カルシウムが6%およびNSFが
2%入っていて流動性を示すシリカフュームスラリーを
用いて処理を行い、そしてサンプル4では、グリコール
成分としてポリエチレングリコール(MW=400)を
用いる以外はサンプル3と同じ流動スラリーを用いて処
理を行った。
【0043】その結果を以下の表2に示す。
【0044】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニール・スチーブン・バーク アメリカ合衆国マサチユセツツ州01863チ エルムズフオード・チヤールモントコート 39

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一な水分散液を構成するセメント混和
    材であって、 a)フュームシリカを上記混和材分散物の約10から5
    0重量パーセント含み、 b)少なくとも1種のアルカリ金属もしくはアルカリ土
    類金属の亜硝酸塩を約1:3から1:15の亜硝酸塩対
    シリカフューム重量比で含み、そして c)少なくとも1種のC3−C12アルキレングリコール
    を少なくとも安定化量で含む、セメント混和材。
  2. 【請求項2】 該シリカフュームがケイ素および/また
    は鉄ケイ素合金製造の副生成物でありそして該グリコー
    ルが該混和材中に存在するシリカフュームを基準にして
    約30から70重量パーセント存在する請求項1のセメ
    ント混和材。
  3. 【請求項3】 該シリカフュームが籾殻の熱分解または
    アルミナ−シリカ粘土の焼成生成物でありそして該グリ
    コールが該混和材中に存在するシリカフュームを基準に
    して約30から70重量パーセント存在する請求項1の
    セメント混和材。
  4. 【請求項4】 該グリコールが式HOBOHで表され、
    ここで、BがC5−C8アルキレンである請求項1、2ま
    たは3のセメント混和材。
  5. 【請求項5】 上記アルキレングリコールが式 【化1】 で表され、ここで、各Rが水素原子またはC1−C2アル
    キルを表し、各R’がC1−C2アルキルを表し、そして
    nが1または2を表す請求項1、2または3の混和材。
  6. 【請求項6】 上記グリコールが2−メチル−2,4−
    ペンタンジオールである請求項5の混和材。
  7. 【請求項7】 該アルカリ金属もしくはアルカリ土類金
    属の亜硝酸塩が亜硝酸カルシウムである請求項1−6の
    混和材。
  8. 【請求項8】 コンクリート構造構成物の生成方法であ
    って、請求項1、4または7の混合材を水硬セメントの
    重量を基準にして2から25重量パーセント用いて、水
    硬セメント、小型骨材、大型骨材、および上記セメント
    を水和させるための水を混合することを含む生成方法。
  9. 【請求項9】 コンクリート構造構成物の生成方法であ
    って、該アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の亜硝
    酸塩が亜硝酸カルシウムである請求項4の混合材を水硬
    セメントの重量を基準にして2から25重量パーセント
    用いて、水硬セメント、小型骨材、大型骨材、および上
    記セメントを水和させるための水を混合することを含む
    生成方法。
  10. 【請求項10】 コンクリート構造構成物の生成方法で
    あって、該シリカフュームがライスミルの熱分解または
    アルミナ−シリカ粘土の焼成生成物でありそして該グリ
    コールが該混和材中に存在するシリカフュームを基準に
    して約30から70重量パーセント存在する請求項4の
    混合材を水硬セメントの重量を基準にして2から25重
    量パーセント用いて、水硬セメント、小型骨材、大型骨
    材、および上記セメントを水和させるための水を混合す
    ることを含む生成方法。
JP26377696A 1995-09-18 1996-09-13 改良セメント混和材 Pending JPH09118552A (ja)

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