JPH09118238A - 自動車のステアリングホイール構造 - Google Patents
自動車のステアリングホイール構造Info
- Publication number
- JPH09118238A JPH09118238A JP27734196A JP27734196A JPH09118238A JP H09118238 A JPH09118238 A JP H09118238A JP 27734196 A JP27734196 A JP 27734196A JP 27734196 A JP27734196 A JP 27734196A JP H09118238 A JPH09118238 A JP H09118238A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering wheel
- light emitting
- emitting member
- pad portion
- wheel base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ステアリングホイール基部を覆うパッド部に乗
員への表示機構を備えるにあたり、パッド部への押圧あ
るいは衝撃による表示機構の故障あるいは破損に対する
信頼性を向上する自動車のステアリングホイール構造を
提供することを目的とする。 【構成】ステアリングホイール基部7を覆うパッド部2
に乗員への表示機構3を備えた自動車のステアリングホ
イール構造1において、上記表示機構3は、上記パッド
部2に形成された開口部と、上記ステアリングホイール
基部7に固定されると共に、上記パッド部2から離間し
て配設される発光部材3aとから構成されている。
員への表示機構を備えるにあたり、パッド部への押圧あ
るいは衝撃による表示機構の故障あるいは破損に対する
信頼性を向上する自動車のステアリングホイール構造を
提供することを目的とする。 【構成】ステアリングホイール基部7を覆うパッド部2
に乗員への表示機構3を備えた自動車のステアリングホ
イール構造1において、上記表示機構3は、上記パッド
部2に形成された開口部と、上記ステアリングホイール
基部7に固定されると共に、上記パッド部2から離間し
て配設される発光部材3aとから構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
ホイール構造に関し、特に、ステアリングホイール基部
を覆うパッド部に乗員への表示機構を備えたステアリン
グホイール構造に関する。
ホイール構造に関し、特に、ステアリングホイール基部
を覆うパッド部に乗員への表示機構を備えたステアリン
グホイール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングホイール基部を覆う
パッド部に乗員への表示機構を備えたステアリングホイ
ール構造として、例えば特開昭63−247147号公
報及び実願平1−115388号(実開平3−5335
4号)のマイクロフィルムに開示されているようなもの
が知られている。両従来技術とも、エアバッグユニット
をステアリングホイールに取り付けたものであって、前
者にはその故障診断表示用の発光部材をエアバッグユニ
ットを覆うカバー部に形成された開口部に嵌合している
ものが開示され、後者にはカバー部に乗員により操作さ
れるスイッチと夜間にそのスイッチの位置を照らし出す
発光部材とを備えているものが開示されている。
パッド部に乗員への表示機構を備えたステアリングホイ
ール構造として、例えば特開昭63−247147号公
報及び実願平1−115388号(実開平3−5335
4号)のマイクロフィルムに開示されているようなもの
が知られている。両従来技術とも、エアバッグユニット
をステアリングホイールに取り付けたものであって、前
者にはその故障診断表示用の発光部材をエアバッグユニ
ットを覆うカバー部に形成された開口部に嵌合している
ものが開示され、後者にはカバー部に乗員により操作さ
れるスイッチと夜間にそのスイッチの位置を照らし出す
発光部材とを備えているものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のス
テアリングホイール構造では、上記発光部材はパッド部
に取り付けられているので、乗員によってパッド部への
押圧操作(例えばホーンスイッチ等)あるいは衝撃が加
えられると、上記発光部材に対しても応力あるいは衝撃
が加わり、そのため、発光部材が故障あるいは破損して
しまう恐れがある。
テアリングホイール構造では、上記発光部材はパッド部
に取り付けられているので、乗員によってパッド部への
押圧操作(例えばホーンスイッチ等)あるいは衝撃が加
えられると、上記発光部材に対しても応力あるいは衝撃
が加わり、そのため、発光部材が故障あるいは破損して
しまう恐れがある。
【0004】本発明は、ステアリングホイール基部を覆
うパッド部に乗員への表示機構を備えるにあたり、その
表示機構の故障あるいは破損に対する信頼性を向上する
自動車のステアリングホイール構造を提供することを目
的とする。
うパッド部に乗員への表示機構を備えるにあたり、その
表示機構の故障あるいは破損に対する信頼性を向上する
自動車のステアリングホイール構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する自動
車のステアリングホイール構造として、請求項1におい
ては、ステアリングホイール基部を覆うパッド部に乗員
への表示機構を備えた自動車のステアリングホイール構
造において、上記表示機構は、上記パッド部に形成され
た開口部と、上記ステアリングホイール基部に固定され
ると共に、上記パッド部から離間して配設される発光部
材とから構成されている。
車のステアリングホイール構造として、請求項1におい
ては、ステアリングホイール基部を覆うパッド部に乗員
への表示機構を備えた自動車のステアリングホイール構
造において、上記表示機構は、上記パッド部に形成され
た開口部と、上記ステアリングホイール基部に固定され
ると共に、上記パッド部から離間して配設される発光部
材とから構成されている。
【0006】請求項2においては、上記請求項1におい
て、上記開口部には光透過部材が固定されるとともに、
上記発光部材は、上記光透過部材の反乗員側にて上記パ
ッド部及び上記光透過部材から離間して配設されてい
る。
て、上記開口部には光透過部材が固定されるとともに、
上記発光部材は、上記光透過部材の反乗員側にて上記パ
ッド部及び上記光透過部材から離間して配設されてい
る。
【0007】請求項3においては、上記請求項1又は2
において、上記ステアリングホイール基部には上記発光
部材の発光を制御する制御手段が取り付けられ、上記発
光部材は上記制御手段に連結されている。
において、上記ステアリングホイール基部には上記発光
部材の発光を制御する制御手段が取り付けられ、上記発
光部材は上記制御手段に連結されている。
【0008】請求項4においては、上記請求項3におい
て、上記ステアリングホイール基部にはエアバッグユニ
ットが取り付けられ、上記制御手段はエアバッグユニッ
ト内に備えられた故障検出手段であり、上記発光部材は
乗員に上記エアバッグユニットの故障を報知するワーニ
ングランプである。
て、上記ステアリングホイール基部にはエアバッグユニ
ットが取り付けられ、上記制御手段はエアバッグユニッ
ト内に備えられた故障検出手段であり、上記発光部材は
乗員に上記エアバッグユニットの故障を報知するワーニ
ングランプである。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0010】図1に示すように、本発明に係るエアバッ
グユニットは、ハンドル1の図示しないボス部に搭載さ
れ、ユニットカバー2によって覆われている。本発明の
最も重要な構成であるワーニングランプ3は、後で詳述
するように、ユニットカバー2の左下部に配置され、エ
アバッグシステムが、断線や短絡等によって万一の故障
を生じた場合に、点灯または点滅によって故障を運転者
に報知するようになっている。
グユニットは、ハンドル1の図示しないボス部に搭載さ
れ、ユニットカバー2によって覆われている。本発明の
最も重要な構成であるワーニングランプ3は、後で詳述
するように、ユニットカバー2の左下部に配置され、エ
アバッグシステムが、断線や短絡等によって万一の故障
を生じた場合に、点灯または点滅によって故障を運転者
に報知するようになっている。
【0011】次に、ワーニングランプ3の取り付け状態
を中心に、エアバッグユニットの構成を図3に基づいて
詳述する。なお、図3は、図2において、ハンドル1の
ボス中心Mとワーニングランプ3の中心とを通るA−A
線に沿う内部構成を示している。
を中心に、エアバッグユニットの構成を図3に基づいて
詳述する。なお、図3は、図2において、ハンドル1の
ボス中心Mとワーニングランプ3の中心とを通るA−A
線に沿う内部構成を示している。
【0012】エアバッグユニットは、ユニットカバー2
とハンドル1の下部を覆うコアカバー6との間に収納さ
れている。その基本構成として、仮想線L↓3で示され
た範囲内に折り畳まれたバッグ4、衝撃の検出に応じて
高圧気体を噴出させるインフレータ5、上記ワーニング
ランプ3を構成するLED3aおよびガラス小窓3b、
およびエアバッグシステムの故障を検知してワーニング
ランプ3を作動させる図示しない監視回路(後述)が搭
載されている。
とハンドル1の下部を覆うコアカバー6との間に収納さ
れている。その基本構成として、仮想線L↓3で示され
た範囲内に折り畳まれたバッグ4、衝撃の検出に応じて
高圧気体を噴出させるインフレータ5、上記ワーニング
ランプ3を構成するLED3aおよびガラス小窓3b、
およびエアバッグシステムの故障を検知してワーニング
ランプ3を作動させる図示しない監視回路(後述)が搭
載されている。
【0013】バッグ4の開口縁部は、一端がユニットカ
バー2の立壁に固定されたリテイナー8とリテイナーリ
ング9とで挟持されている。側面にバッグ4の機密を保
持するフランジ5aが設けられたインフレータ5は、バ
ッグ4内に嵌挿され、リテイナー8に固定されている。
また、インフレータ5は、例えばアルミニウム製のスポ
ーク7上に載置され固定されている。
バー2の立壁に固定されたリテイナー8とリテイナーリ
ング9とで挟持されている。側面にバッグ4の機密を保
持するフランジ5aが設けられたインフレータ5は、バ
ッグ4内に嵌挿され、リテイナー8に固定されている。
また、インフレータ5は、例えばアルミニウム製のスポ
ーク7上に載置され固定されている。
【0014】一方、LED3aは、スポーク7およびユ
ニットカバー2の立壁に固定された取り付け金具10に
固設されている。ガラス小窓3bは、LED3aに正対
してユニットカバー2に穿設された孔に嵌め込まれてい
る。LED3aの発光中心とガラス小窓3bの中心とを
通る光軸は、ハンドル1の中心軸M↓0とほぼ平行にな
っている。このように、ワーニングランプ3をLED3
aとガラス小窓3bで構成したのは、LED3aをユニ
ットカバー2に穿設された孔に直接嵌装するよりも、L
ED3aの取り付けのばらつきを小さくすることができ
るからである。
ニットカバー2の立壁に固定された取り付け金具10に
固設されている。ガラス小窓3bは、LED3aに正対
してユニットカバー2に穿設された孔に嵌め込まれてい
る。LED3aの発光中心とガラス小窓3bの中心とを
通る光軸は、ハンドル1の中心軸M↓0とほぼ平行にな
っている。このように、ワーニングランプ3をLED3
aとガラス小窓3bで構成したのは、LED3aをユニ
ットカバー2に穿設された孔に直接嵌装するよりも、L
ED3aの取り付けのばらつきを小さくすることができ
るからである。
【0015】次に、エアバッグシステムを作動させる回
路構成とその動作を図4に基づいて以下に説明する。
路構成とその動作を図4に基づいて以下に説明する。
【0016】エアバッグユニットとしてハンドル1に一
括搭載されるユニット回路20は、5つの端子A〜Eを
備えるコネクタ30およびメインヒューズボックス31
を介して、12Vの直流電源に接続されている。なお、
コネクタ30のA端子はホーンスイッチ33と直流電源
との接続に供される。
括搭載されるユニット回路20は、5つの端子A〜Eを
備えるコネクタ30およびメインヒューズボックス31
を介して、12Vの直流電源に接続されている。なお、
コネクタ30のA端子はホーンスイッチ33と直流電源
との接続に供される。
【0017】上記ユニット回路20は、ワーニングラン
プ3を構成する前述のLED3a、インフレータ5に配
置されたセンサ21および起爆回路22、監視回路2
3、バックアップパワー24、セイフティスイッチ2
5、およびブザー26を備えている。
プ3を構成する前述のLED3a、インフレータ5に配
置されたセンサ21および起爆回路22、監視回路2
3、バックアップパワー24、セイフティスイッチ2
5、およびブザー26を備えている。
【0018】上記センサ21は、衝突等による急激な減
速度によってOFF状態からON状態となり、ON状態
でコネクタ30のB端子を通じて起爆回路22を直流電
源に接続する。これにより、インフレータ5が作動し、
バッグ4を急膨脹させる。
速度によってOFF状態からON状態となり、ON状態
でコネクタ30のB端子を通じて起爆回路22を直流電
源に接続する。これにより、インフレータ5が作動し、
バッグ4を急膨脹させる。
【0019】上記バックアップパワー24は、センサ2
1および起爆回路22に対して並列に接続され、断線等
によって直流電源からユニット回路20に対する電力供
給が停止したとき、直流電源に代わって電力供給を行う
コンデンサのような補助電源である。また、バックアッ
プパワー24は、コネクタ30のC・D端子を介して、
イグニッションスイッチ32がONになるエンジン始動
時に充電されるようになっている。
1および起爆回路22に対して並列に接続され、断線等
によって直流電源からユニット回路20に対する電力供
給が停止したとき、直流電源に代わって電力供給を行う
コンデンサのような補助電源である。また、バックアッ
プパワー24は、コネクタ30のC・D端子を介して、
イグニッションスイッチ32がONになるエンジン始動
時に充電されるようになっている。
【0020】上記セイフティスイッチ25は、起爆回路
22に並列に接続され、組付け作業時に閉じて起爆回路
22を短絡させる。これにより、エアバッグシステムの
組付け作業時の衝撃によるインフレータ5の誤作動が防
止される。なお、セイフティスイッチ25は、組付け作
業終了後に開かれる。
22に並列に接続され、組付け作業時に閉じて起爆回路
22を短絡させる。これにより、エアバッグシステムの
組付け作業時の衝撃によるインフレータ5の誤作動が防
止される。なお、セイフティスイッチ25は、組付け作
業終了後に開かれる。
【0021】上記監視回路23は、ユニット回路20各
部の電位を検出し、エアバッグシステムに断線や短絡等
の故障が発生していないかを監視する。監視回路23の
出力は、抵抗を介してnpn型トランジスタ27のベー
スに接続されている。監視回路23の出力レベルは、正
常時にHighとなってnpn型トランジスタ27をO
Nにし、故障時にLowとなってnpn型トランジスタ
27をOFFにする。
部の電位を検出し、エアバッグシステムに断線や短絡等
の故障が発生していないかを監視する。監視回路23の
出力は、抵抗を介してnpn型トランジスタ27のベー
スに接続されている。監視回路23の出力レベルは、正
常時にHighとなってnpn型トランジスタ27をO
Nにし、故障時にLowとなってnpn型トランジスタ
27をOFFにする。
【0022】一方、LED3aのアノードは抵抗を介し
てnpn型トランジスタ27のコレクタに接続されると
共に、12Vの直流電源にも接続されている。また、L
ED3aのカソードは接地されている。これにより、監
視回路23がエアバッグシステムの故障を検知し、出力
レベルをLowにすると、LED3aのアノードに電力
が供給され、ワーニングランプ3が故障を報知する。ま
た、ワーニングランプ3は、平常時でも、イグニッショ
ンスイッチ32がONになると6秒間点灯または点滅
し、運転者にエアバッグシステムが正常であることを知
らせるようになっている。
てnpn型トランジスタ27のコレクタに接続されると
共に、12Vの直流電源にも接続されている。また、L
ED3aのカソードは接地されている。これにより、監
視回路23がエアバッグシステムの故障を検知し、出力
レベルをLowにすると、LED3aのアノードに電力
が供給され、ワーニングランプ3が故障を報知する。ま
た、ワーニングランプ3は、平常時でも、イグニッショ
ンスイッチ32がONになると6秒間点灯または点滅
し、運転者にエアバッグシステムが正常であることを知
らせるようになっている。
【0023】なお、LED3aに並列にブザー26を接
続し、ワーニングランプ3と同時に作動して音によって
故障を報知させてもよい。このようにすれば、LED3
aが万一断線したときでも、ブザー26によってエアバ
ッグシステムの故障を知らせることができる。
続し、ワーニングランプ3と同時に作動して音によって
故障を報知させてもよい。このようにすれば、LED3
aが万一断線したときでも、ブザー26によってエアバ
ッグシステムの故障を知らせることができる。
【0024】上記の構成において、上記ワーニングラン
プ3の設置場所は、次の諸条件を満足するように特定さ
れている。
プ3の設置場所は、次の諸条件を満足するように特定さ
れている。
【0025】(1)エアバッグユニットとしてハンドル
1に一括搭載でき、かつ、運転者が着座した状態で容易
に確認できること。
1に一括搭載でき、かつ、運転者が着座した状態で容易
に確認できること。
【0026】(2)バッグ4の展開を阻害しないこと。
【0027】(3)インスツルメントパネルに配置され
たスピードメータ等の計器類の視認性を阻害しないこ
と。
たスピードメータ等の計器類の視認性を阻害しないこ
と。
【0028】(4)外部から車室内に入射する光線によ
って、ワーニングランプ3の視認性が阻害されないこ
と。
って、ワーニングランプ3の視認性が阻害されないこ
と。
【0029】まず、上記(1)の条件は、ユニットカバ
ー2を選択したことによって満足されている。一括搭載
のメリットとして、ワーニングランプ3をハンドル1外
に設けるよりもワーニングランプ3の取り付けに必要な
ハーネスを簡略化できる点と、コネクタ30の端子数を
ワーニングランプ3を設けないエアバッグシステムと同
数に抑えることができるので、ワーニングランプ3を設
けないエアバッグシステムと、コネクタ30やコネクタ
30に適合するコアカバー6等の部品を共用することが
できる点とを挙げることができる。
ー2を選択したことによって満足されている。一括搭載
のメリットとして、ワーニングランプ3をハンドル1外
に設けるよりもワーニングランプ3の取り付けに必要な
ハーネスを簡略化できる点と、コネクタ30の端子数を
ワーニングランプ3を設けないエアバッグシステムと同
数に抑えることができるので、ワーニングランプ3を設
けないエアバッグシステムと、コネクタ30やコネクタ
30に適合するコアカバー6等の部品を共用することが
できる点とを挙げることができる。
【0030】次に上記(2)の条件は、ユニットカバー
2上の非展開領域を選択したことによって満足されてい
る。上記非展開領域を、図2に便宜上ハッチングによっ
て図示する。例えば、車両に衝突事故による衝撃が加わ
ったとき、ユニットカバー2内に収納されていたバッグ
4は、破線L↓1・L↓2に沿ってユニットカバー2を
破断し、運転者側に展開する。したがって、ワーニング
ランプ3を上記破線L↓2の外側領域に設置すれば、ワ
ーニングランプ3の設置がバッグ4の展開を阻害せずに
済む。
2上の非展開領域を選択したことによって満足されてい
る。上記非展開領域を、図2に便宜上ハッチングによっ
て図示する。例えば、車両に衝突事故による衝撃が加わ
ったとき、ユニットカバー2内に収納されていたバッグ
4は、破線L↓1・L↓2に沿ってユニットカバー2を
破断し、運転者側に展開する。したがって、ワーニング
ランプ3を上記破線L↓2の外側領域に設置すれば、ワ
ーニングランプ3の設置がバッグ4の展開を阻害せずに
済む。
【0031】また、上記(3)の条件は、上記非展開領
域の中でも、下部を選択したことによって満足されてい
る。すなわち、非展開領域の下部は、インスツルメント
パネルの計器類に対する運転者の視線よりも下方である
ため、エアバッグシステムの故障を報知するワーニング
ランプ3の点灯または点滅が、計器類の視認性を最も阻
害しにくい部位である。
域の中でも、下部を選択したことによって満足されてい
る。すなわち、非展開領域の下部は、インスツルメント
パネルの計器類に対する運転者の視線よりも下方である
ため、エアバッグシステムの故障を報知するワーニング
ランプ3の点灯または点滅が、計器類の視認性を最も阻
害しにくい部位である。
【0032】さらに、上記(4)の条件は、上記非展開
領域の中でも、運転者用ドアから遠い部位、すなわち、
右ハンドルの場合には左下部、左ハンドルの場合には右
下部を選択したことによって満足されている。ハンドル
1の照度は、運転者用ドアの窓からの入射光量によって
左右されるため、運転者用ドアから遠い程、ワーニング
ランプ3の視認性を良好にすることができる。
領域の中でも、運転者用ドアから遠い部位、すなわち、
右ハンドルの場合には左下部、左ハンドルの場合には右
下部を選択したことによって満足されている。ハンドル
1の照度は、運転者用ドアの窓からの入射光量によって
左右されるため、運転者用ドアから遠い程、ワーニング
ランプ3の視認性を良好にすることができる。
【0033】以上のように、ハンドル1にワーニングラ
ンプ3を一括搭載するための最適な設置場所は、「ユニ
ットカバー2の非展開領域の下方で、かつ、運転席用ド
アから遠い部位」と結論する事ができる。
ンプ3を一括搭載するための最適な設置場所は、「ユニ
ットカバー2の非展開領域の下方で、かつ、運転席用ド
アから遠い部位」と結論する事ができる。
【0034】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、パ
ッド部に開口部を形成し、ステアリングホイール基部に
発光部材を固定し、パッド部と発光部材とは離間してい
ている。したがって、例えば乗員によってパッド部への
押圧操作(例えばホーンスイッチ等)あるいは衝撃が加
えられた場合でも、発光部材に衝撃は加わらず、対故障
信頼性あるいは対破損信頼性が格段に向上する。また、
発光部材の固定が確実に行えると共に、パッド部をステ
アリングホイール基部に固定する際に若干の取付誤差が
発生しても、発光部材の取付が不可能になるという恐れ
がなくなる。
ッド部に開口部を形成し、ステアリングホイール基部に
発光部材を固定し、パッド部と発光部材とは離間してい
ている。したがって、例えば乗員によってパッド部への
押圧操作(例えばホーンスイッチ等)あるいは衝撃が加
えられた場合でも、発光部材に衝撃は加わらず、対故障
信頼性あるいは対破損信頼性が格段に向上する。また、
発光部材の固定が確実に行えると共に、パッド部をステ
アリングホイール基部に固定する際に若干の取付誤差が
発生しても、発光部材の取付が不可能になるという恐れ
がなくなる。
【0035】請求項2の発明においては、開口部には光
透過部材が固定されていて、発光部材は光透過部材の反
乗員側にて光透過部材から離間して配設されている。し
たがって、開口部と発光部材との隙間にごみなどが侵入
することが防止できる。
透過部材が固定されていて、発光部材は光透過部材の反
乗員側にて光透過部材から離間して配設されている。し
たがって、開口部と発光部材との隙間にごみなどが侵入
することが防止できる。
【0036】請求項3の発明においては、発光部材が、
ステアリングホイール基部に固定された制御手段と連結
されている。したがって、パッド部のステアリングホイ
ール基部への取付は、パッド部上に表示機構を備える場
合でも、パッド部がステアリングホイール基部とは直接
連結関係にはないため、容易に行うことができる。
ステアリングホイール基部に固定された制御手段と連結
されている。したがって、パッド部のステアリングホイ
ール基部への取付は、パッド部上に表示機構を備える場
合でも、パッド部がステアリングホイール基部とは直接
連結関係にはないため、容易に行うことができる。
【0037】請求項4の考案においては、発光部材が、
ステアリングホイール基部に固定されたエアバッグシス
テム(故障検出手段)に給電されるワーニングランプで
ある。したがって、エアバッグをステアリングホイール
に配置する際に、そのワーニング機構もステアリングホ
イールに設けることによって、配線の省スペース化が達
成できるとともに、パッド部のステアリングホイール基
部への取付も容易に行うことができる。
ステアリングホイール基部に固定されたエアバッグシス
テム(故障検出手段)に給電されるワーニングランプで
ある。したがって、エアバッグをステアリングホイール
に配置する際に、そのワーニング機構もステアリングホ
イールに設けることによって、配線の省スペース化が達
成できるとともに、パッド部のステアリングホイール基
部への取付も容易に行うことができる。
【図1】本発明のエアバッグ構造におけるワーニングラ
ンプの設置場所を示すハンドルの一部平面図である。
ンプの設置場所を示すハンドルの一部平面図である。
【図2】ユニットカバーの非展開領域を示す説明図であ
る。
る。
【図3】本発明のエアバッグ構造の要部の構成を図2の
A−A線に沿って示す一部断面を有する側面図である。
A−A線に沿って示す一部断面を有する側面図である。
【図4】図3のエアバッグ構造と共にハンドルに一括搭
載されるユニット回路の構成を示す回路図である。
載されるユニット回路の構成を示す回路図である。
1…ハンドル(ステアリングホイール) 2…ユニットカバー(パッド部) 3…ワーニングランプ(表示機構) 3a…LED(発光部材) 3b…ガラス小窓(光透過部材) 7…スポーク(ステアリングホイール基部) 23…監視回路(制御手段、故障検出手段)
Claims (4)
- 【請求項1】ステアリングホイール基部を覆うパッド部
に乗員への表示機構を備えた自動車のステアリングホイ
ール構造において、 上記表示機構は、 上記パッド部に形成された開口部と、 上記ステアリングホイール基部に固定されると共に、上
記パッド部から離間して配設される発光部材とから構成
されることを特徴とする自動車のステアリングホイール
構造。 - 【請求項2】上記開口部には光透過部材が固定されると
ともに、 上記発光部材は、上記光透過部材の反乗員側にて上記パ
ッド部及び上記光透過部材から離間して配設されること
を特徴とする請求項1に記載の自動車のステアリングホ
イール構造。 - 【請求項3】上記ステアリングホイール基部には上記発
光部材の発光を制御する制御手段が取り付けられ、 上記発光部材は上記制御手段に連結されていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の自動車のステアリング
ホイール構造。 - 【請求項4】上記ステアリングホイール基部にはエアバ
ッグユニットが取り付けられ、 上記制御手段はエアバッグユニット内に備えられた故障
検出手段であり、 上記発光部材は乗員に上記エアバッグユニットの故障を
報知するワーニングランプであることを特徴とする請求
項3に記載の自動車のステアリングホイール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27734196A JPH09118238A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 自動車のステアリングホイール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27734196A JPH09118238A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 自動車のステアリングホイール構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09118238A true JPH09118238A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17582182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27734196A Pending JPH09118238A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 自動車のステアリングホイール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09118238A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502493A (ja) * | 2006-09-04 | 2010-01-28 | オートリブ ディベロップメント エービー | ステアリングホイール装置 |
WO2018078740A1 (ja) * | 2016-10-26 | 2018-05-03 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御装置 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27734196A patent/JPH09118238A/ja active Pending
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