JPH09118088A - クリップ - Google Patents
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- JPH09118088A JPH09118088A JP29891295A JP29891295A JPH09118088A JP H09118088 A JPH09118088 A JP H09118088A JP 29891295 A JP29891295 A JP 29891295A JP 29891295 A JP29891295 A JP 29891295A JP H09118088 A JPH09118088 A JP H09118088A
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- Japan
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- plate
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- spring body
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 先端縁による書類の挟持性能が高く、書類が
抜け出ないように確実に挟持できるクリップ。 【解決手段】 背板２の上下端から前方へ突出する上板
３及び下板４を有し、断面がコ字状で変形しにくい基体
１、同じく前上がり状の上板９と前下がりの下板１０と
を有し、更に上板と下板の前端内側にそれぞれ後下がり
に傾斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折
り返し挟み板１２を対向させ全体が変形容易なバネ体７
を備える。バネ体を基体の内側に配して後方へ没入自在
に、前方へ突出自在に組み付ける。バネ体が基体の内側
後方へ没入するときにその上板９と下板１０が基体の上
板３と下板４に規制されて上下方向の中心側へ変形して
上下の挟み板１１，１２が互いに接近して閉合するよう
に構成し、上下の挟み板１１，１２の先端縁の１箇所又
は複数箇所にスリット１３，１４を設ける。
抜け出ないように確実に挟持できるクリップ。 【解決手段】 背板２の上下端から前方へ突出する上板
３及び下板４を有し、断面がコ字状で変形しにくい基体
１、同じく前上がり状の上板９と前下がりの下板１０と
を有し、更に上板と下板の前端内側にそれぞれ後下がり
に傾斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折
り返し挟み板１２を対向させ全体が変形容易なバネ体７
を備える。バネ体を基体の内側に配して後方へ没入自在
に、前方へ突出自在に組み付ける。バネ体が基体の内側
後方へ没入するときにその上板９と下板１０が基体の上
板３と下板４に規制されて上下方向の中心側へ変形して
上下の挟み板１１，１２が互いに接近して閉合するよう
に構成し、上下の挟み板１１，１２の先端縁の１箇所又
は複数箇所にスリット１３，１４を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は書類等の端部を挟持する
クリップに関する。
クリップに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図１０〜図１３に示すように、背
板２の上下両端からそれぞれ前方に突出する上板３及び
下板４を有して断面が略コ字状を呈し全体的に変形しに
くい基体１と、同じく背板８の上下両端からそれぞれ前
方に突出する前上がりに傾斜した上板９と前下がりに傾
斜した下板１０とを有し更に上板９と下板１０の前端内
側にそれぞれ後下がりに傾斜した折り返し挟み板１１と
後上がりに傾斜した折り返し挟み板１２を対設して全体
が変形容易でかつ弾力性を有するバネ体７を備えて、そ
のバネ体７を基体１の内側に配して後方へ没入自在にか
つ前方へ突出自在に組み付け、バネ体７が基体１の内側
後方へ没入するときにその上板９と下板１０が基体１の
上板３と下板４に規制されて上下方向の中心側へ変形し
て上下の挟み板１１，１２が互いに接近して閉合するよ
うになしたクリップが存在する。このクリップは、バネ
体７を基体１の前方へ突出させた状態で、図１２に示す
ように、そのバネ体７の上板９と下板１０の間に書類等
２０の端部を挿入してから、図１３に示すように、バネ
体７を基体１の内部へ押し込んで没入させることにより
上板９と下板１０を上下方向の中心側へ変形させて、上
下の挟み板１１，１２の先端縁を書類等２０に圧接させ
て書類等２０を挟持するようになっている。
板２の上下両端からそれぞれ前方に突出する上板３及び
下板４を有して断面が略コ字状を呈し全体的に変形しに
くい基体１と、同じく背板８の上下両端からそれぞれ前
方に突出する前上がりに傾斜した上板９と前下がりに傾
斜した下板１０とを有し更に上板９と下板１０の前端内
側にそれぞれ後下がりに傾斜した折り返し挟み板１１と
後上がりに傾斜した折り返し挟み板１２を対設して全体
が変形容易でかつ弾力性を有するバネ体７を備えて、そ
のバネ体７を基体１の内側に配して後方へ没入自在にか
つ前方へ突出自在に組み付け、バネ体７が基体１の内側
後方へ没入するときにその上板９と下板１０が基体１の
上板３と下板４に規制されて上下方向の中心側へ変形し
て上下の挟み板１１，１２が互いに接近して閉合するよ
うになしたクリップが存在する。このクリップは、バネ
体７を基体１の前方へ突出させた状態で、図１２に示す
ように、そのバネ体７の上板９と下板１０の間に書類等
２０の端部を挿入してから、図１３に示すように、バネ
体７を基体１の内部へ押し込んで没入させることにより
上板９と下板１０を上下方向の中心側へ変形させて、上
下の挟み板１１，１２の先端縁を書類等２０に圧接させ
て書類等２０を挟持するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のクリップ
は、書類等２０を挟持した状態において、挟み板１１，
１２の先端縁が書類等２０の表面を滑って、書類等２０
がバネ体７から抜け出すという問題があった。そこで本
発明は、バネ体７の挟み板１１，１２の先端縁による書
類等２０の挟持性能を高めて、書類等２０が抜け出ない
ように確実に挟持できるクリップの提供を目的とする。
は、書類等２０を挟持した状態において、挟み板１１，
１２の先端縁が書類等２０の表面を滑って、書類等２０
がバネ体７から抜け出すという問題があった。そこで本
発明は、バネ体７の挟み板１１，１２の先端縁による書
類等２０の挟持性能を高めて、書類等２０が抜け出ない
ように確実に挟持できるクリップの提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のクリップは、背板２の上下両端からそれ
ぞれ前方に突出する上板３及び下板４を有して断面が略
コ字状を呈し全体的に変形しにくい基体１と、同じく背
板８の上下両端からそれぞれ前方に突出する前上がりに
傾斜した上板９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し
更に上板９と下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに
傾斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り
返し挟み板１２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性
を有するバネ体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内
側に配して後方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み
付け、バネ体７が基体１の内側後方へ没入するときにそ
の上板９と下板１０が基体１の上板３と下板４に規制さ
れて上下方向の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１
２が互いに接近して閉合するようになしたクリップにお
いて、そのバネ体７における上下の挟み板１１，１２の
先端縁の１箇所又は複数箇所にスリット１３，１４を設
けたことを特徴とする構成を具えるものである。
めに、本発明のクリップは、背板２の上下両端からそれ
ぞれ前方に突出する上板３及び下板４を有して断面が略
コ字状を呈し全体的に変形しにくい基体１と、同じく背
板８の上下両端からそれぞれ前方に突出する前上がりに
傾斜した上板９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し
更に上板９と下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに
傾斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り
返し挟み板１２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性
を有するバネ体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内
側に配して後方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み
付け、バネ体７が基体１の内側後方へ没入するときにそ
の上板９と下板１０が基体１の上板３と下板４に規制さ
れて上下方向の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１
２が互いに接近して閉合するようになしたクリップにお
いて、そのバネ体７における上下の挟み板１１，１２の
先端縁の１箇所又は複数箇所にスリット１３，１４を設
けたことを特徴とする構成を具えるものである。
【０００５】また、同じく上記目的を達成するために、
本発明の別のクリップは、背板２の上下両端からそれぞ
れ前方に突出する上板３及び下板４を有して断面が略コ
字状を呈し全体的に変形しにくい基体１と、同じく背板
８の上下両端からそれぞれ前方に突出する前上がりに傾
斜した上板９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し更
に上板９と下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに傾
斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り返
し挟み板１２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性を
有するバネ体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内側
に配して後方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み付
け、バネ体７が基体１の内側後方へ没入するときにその
上板９と下板１０が基体１の上板３と下板４に規制され
て上下方向の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１２
が互いに接近して閉合するようになしたクリップにおい
て、そのバネ本体７における上下の挟み板１１，１２の
一方の先端縁に凹部１５を設けるとともに他方の先端縁
に上記の凹部１５と嵌合可能な形状の凸部１６を設けた
ことを特徴とする構成を具えるものである。
本発明の別のクリップは、背板２の上下両端からそれぞ
れ前方に突出する上板３及び下板４を有して断面が略コ
字状を呈し全体的に変形しにくい基体１と、同じく背板
８の上下両端からそれぞれ前方に突出する前上がりに傾
斜した上板９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し更
に上板９と下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに傾
斜した折り返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り返
し挟み板１２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性を
有するバネ体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内側
に配して後方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み付
け、バネ体７が基体１の内側後方へ没入するときにその
上板９と下板１０が基体１の上板３と下板４に規制され
て上下方向の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１２
が互いに接近して閉合するようになしたクリップにおい
て、そのバネ本体７における上下の挟み板１１，１２の
一方の先端縁に凹部１５を設けるとともに他方の先端縁
に上記の凹部１５と嵌合可能な形状の凸部１６を設けた
ことを特徴とする構成を具えるものである。
【０００６】
【作用】バネ体７における挟み板１１，１２の先端縁に
スリット１３，１４を設けることにより、先端縁におけ
るスリット１３，１４の両側に角部１９が形成され、こ
の角部１９が書類等２０の表面に喰い込み状態になって
引っ掛かることになるので、書類等２０が抜け出しにく
くなる。また、挟み板１１，１２の一方の先端縁に凹部
１５を設けるとともに他方の先端縁に凸部１６を設けた
ものは、凸部１６が書類等２０の片面を押して反対側の
面を隆起させ、その隆起部を凹部１５に没入させて同じ
く引っ掛かり状態とするので、同様に書類等２０が抜け
出しにくくなる。
スリット１３，１４を設けることにより、先端縁におけ
るスリット１３，１４の両側に角部１９が形成され、こ
の角部１９が書類等２０の表面に喰い込み状態になって
引っ掛かることになるので、書類等２０が抜け出しにく
くなる。また、挟み板１１，１２の一方の先端縁に凹部
１５を設けるとともに他方の先端縁に凸部１６を設けた
ものは、凸部１６が書類等２０の片面を押して反対側の
面を隆起させ、その隆起部を凹部１５に没入させて同じ
く引っ掛かり状態とするので、同様に書類等２０が抜け
出しにくくなる。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。まず、図１〜図３は第１実施例を示したもの
である。まず、符号１が基体であり、この基体１は背板
２の上下両端からそれぞれ前方に突出する上板３及び下
板４を有して断面が略コ字状を呈している。この基体１
は、後述するバネ体７に比べて剛性が高く変形しにくい
金属板製である。この基体１の上板３及び下板４にはそ
れぞれ内面側へ僅かに突出する切り曲げ片５，６を設け
ている。
説明する。まず、図１〜図３は第１実施例を示したもの
である。まず、符号１が基体であり、この基体１は背板
２の上下両端からそれぞれ前方に突出する上板３及び下
板４を有して断面が略コ字状を呈している。この基体１
は、後述するバネ体７に比べて剛性が高く変形しにくい
金属板製である。この基体１の上板３及び下板４にはそ
れぞれ内面側へ僅かに突出する切り曲げ片５，６を設け
ている。
【０００８】次に、符号７がバネ体であり、このバネ体
７も上記の基体１と同様に背板８、上板９、及び下板１
０を有して、上板９は僅かに前上がりに傾斜し、下板１
０は僅かに前下がりに傾斜している。さらに、上板９と
下板１０の前端にはそれぞれ内側へ折り返された挟み板
１１，１２を連設し、上側の挟み板１１は後下がりに傾
斜し、下側の挟み板１２は後上がりに傾斜している。そ
して、それら挟み板１１，１２の先端縁にはそれぞれ中
央部の１箇所に直角方向のスリット１３，１４を設けて
いる。また、上板９と下板１０にはそれぞれ２箇所に前
後方向の長孔１７，１８を穿設している。このバネ体７
は上記の基体１よりも肉薄の金属板製であり、変形が容
易でかつ弾力性を有している。
７も上記の基体１と同様に背板８、上板９、及び下板１
０を有して、上板９は僅かに前上がりに傾斜し、下板１
０は僅かに前下がりに傾斜している。さらに、上板９と
下板１０の前端にはそれぞれ内側へ折り返された挟み板
１１，１２を連設し、上側の挟み板１１は後下がりに傾
斜し、下側の挟み板１２は後上がりに傾斜している。そ
して、それら挟み板１１，１２の先端縁にはそれぞれ中
央部の１箇所に直角方向のスリット１３，１４を設けて
いる。また、上板９と下板１０にはそれぞれ２箇所に前
後方向の長孔１７，１８を穿設している。このバネ体７
は上記の基体１よりも肉薄の金属板製であり、変形が容
易でかつ弾力性を有している。
【０００９】バネ体７は基体１の内側に配されて、基体
１に対し後方へ没入自在に、かつ前方へ突出自在に組み
付けられている。なお、基体１の内面側に突設した上記
の切り曲げ片５，６はバネ体７の長孔１７，１８に摺動
自在に嵌入してバネ体７が前進、後退する際にガイドす
る。
１に対し後方へ没入自在に、かつ前方へ突出自在に組み
付けられている。なお、基体１の内面側に突設した上記
の切り曲げ片５，６はバネ体７の長孔１７，１８に摺動
自在に嵌入してバネ体７が前進、後退する際にガイドす
る。
【００１０】書類等２０を挟持するときは次のように操
作する。まず、図３に示すように、バネ体７を基体１の
前方へ突出状態にする。なお、このとき、基体１の切り
曲げ片５，６がバネ体７の長孔１７，１８の後端縁に係
止してバネ体７を抜け止めする。次に、書類等２０を前
方からバネ体７の挟み板１１，１２の間を通過するよう
に上板９と下板１０の間に挿入する。この状態で、基体
１をバネ体７に対し前方へ押すと、バネ体７が基体１に
対し相対的に後退して基体１の内側に没入し、バネ体７
の上板９と下板１０は基板１の上板３と下板４に規制さ
れて内側、すなわち上下方向の中心側へ変形して上下方
向の間隔を狭め、上下の挟み板１１，１２の先端縁は互
いに閉合するように接近して書類等２０の上下両面にそ
れぞれ圧接する。このとき、挟み板１１，１２の先端縁
に形成したスリット１３，１４の両側の角部１９が書類
等２０の表面に喰い込み状態となって引っ掛かるので、
書類等２０は抜け出ないように挟持される。
作する。まず、図３に示すように、バネ体７を基体１の
前方へ突出状態にする。なお、このとき、基体１の切り
曲げ片５，６がバネ体７の長孔１７，１８の後端縁に係
止してバネ体７を抜け止めする。次に、書類等２０を前
方からバネ体７の挟み板１１，１２の間を通過するよう
に上板９と下板１０の間に挿入する。この状態で、基体
１をバネ体７に対し前方へ押すと、バネ体７が基体１に
対し相対的に後退して基体１の内側に没入し、バネ体７
の上板９と下板１０は基板１の上板３と下板４に規制さ
れて内側、すなわち上下方向の中心側へ変形して上下方
向の間隔を狭め、上下の挟み板１１，１２の先端縁は互
いに閉合するように接近して書類等２０の上下両面にそ
れぞれ圧接する。このとき、挟み板１１，１２の先端縁
に形成したスリット１３，１４の両側の角部１９が書類
等２０の表面に喰い込み状態となって引っ掛かるので、
書類等２０は抜け出ないように挟持される。
【００１１】次に、図４〜図６は本考案の第２実施例を
示したものである。この第２実施例のクリップは、図５
に示すように、バネ体７の上下の挟み板１１，１２の先
端縁に対しそれぞれ２箇所にスリット１３，１４を設け
たものであり、それ以外の構造は上記第１実施例と同じ
である。この第２実施例のクリップは上記第１実施例に
比べて書類等２０に対する引っ掛かり箇所が増えるの
で、それだけ書類等２０の挟持能力が向上する。
示したものである。この第２実施例のクリップは、図５
に示すように、バネ体７の上下の挟み板１１，１２の先
端縁に対しそれぞれ２箇所にスリット１３，１４を設け
たものであり、それ以外の構造は上記第１実施例と同じ
である。この第２実施例のクリップは上記第１実施例に
比べて書類等２０に対する引っ掛かり箇所が増えるの
で、それだけ書類等２０の挟持能力が向上する。
【００１２】次に、図７〜図９は本考案の第３実施例を
示したものである。この第３実施例のクリップは、図８
に示すように、バネ体７の上側の挟み板１１の先端縁に
複数の凹部１５を設けるとともに、下側の挟み板１２の
先端縁において上記の複数の凹部１５と対向する箇所に
それぞれ凸部１６を設けたものであり、それ以外の構造
は上記の第１実施例又は第２実施例と同じである。この
第３実施例のクリップは、書類等２０を挟持したとき
に、下側の挟み板１２の先端縁に設けた凸部１６が書類
等２０の下面を下から押し上げて、その分だけ書類等２
０の上面が隆起して、その隆起部が上側の挟み板１１の
凹部１５に没入して引っ掛かり状態となるので、書類等
２０が抜け出しにくくなるものである。
示したものである。この第３実施例のクリップは、図８
に示すように、バネ体７の上側の挟み板１１の先端縁に
複数の凹部１５を設けるとともに、下側の挟み板１２の
先端縁において上記の複数の凹部１５と対向する箇所に
それぞれ凸部１６を設けたものであり、それ以外の構造
は上記の第１実施例又は第２実施例と同じである。この
第３実施例のクリップは、書類等２０を挟持したとき
に、下側の挟み板１２の先端縁に設けた凸部１６が書類
等２０の下面を下から押し上げて、その分だけ書類等２
０の上面が隆起して、その隆起部が上側の挟み板１１の
凹部１５に没入して引っ掛かり状態となるので、書類等
２０が抜け出しにくくなるものである。
【００１３】
【発明の効果】本発明のクリップは上記の通りであり、
バネ体７の上下の挟み板１１，１２の先端縁にそれぞれ
スリット１３，１４を設けること、又は一方の先端縁に
凹部１５を設けるとともに他方の先端縁に凸部１６を設
けることによって、書類等２０の表面に挟み板１１，１
２の先端縁が引っ掛かりやすくなるので、挟み板１１，
１２の先端縁が書類等２０の表面を滑りにくくなって、
書類等２０の挟持が確実になり、書類等２０の抜け出し
を防止できるものである。
バネ体７の上下の挟み板１１，１２の先端縁にそれぞれ
スリット１３，１４を設けること、又は一方の先端縁に
凹部１５を設けるとともに他方の先端縁に凸部１６を設
けることによって、書類等２０の表面に挟み板１１，１
２の先端縁が引っ掛かりやすくなるので、挟み板１１，
１２の先端縁が書類等２０の表面を滑りにくくなって、
書類等２０の挟持が確実になり、書類等２０の抜け出し
を防止できるものである。
【図１】第１実施例の平面図である。
【図２】第１実施例の正面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】第２実施例の平面図である。
【図５】第２実施例の正面図である。
【図６】図４のＢ−Ｂ線断面図である。
【図７】第３実施例の平面図である。
【図８】第３実施例の正面図である。
【図９】図７のＣ−Ｃ線断面図である。
【図１０】従来例の平面図である。
【図１１】従来例の正面図である。
【図１２】図１０のＤーＤ線断面図である。
【図１３】従来例の基体の内側にバネ体を没入させた状
態の中央部断面図である。
態の中央部断面図である。
１ 基体 ２ 背板 ３ 上板 ４ 下板 ５ 切り曲げ片 ６ 切り曲げ片 ７ バネ体 ８ 背板 ９ 上板 １０ 下板 １１ 挟み板 １２ 挟み板 １３ スリット １４ スリット １５ 凹部 １６ 凸部 １７ 長孔 １８ 長孔 １９ 角部 ２０ 書類等
Claims (2)
- 【請求項１】 背板２の上下両端からそれぞれ前方に突
出する上板３及び下板４を有して断面が略コ字状を呈し
全体的に変形しにくい基体１と、同じく背板８の上下両
端からそれぞれ前方に突出する前上がりに傾斜した上板
９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し更に上板９と
下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに傾斜した折り
返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り返し挟み板１
２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性を有するバネ
体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内側に配して後
方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み付け、バネ体
７が基体１の内側後方へ没入するときにその上板９と下
板１０が基体１の上板３と下板４に規制されて上下方向
の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１２が互いに接
近して閉合するようになしたクリップにおいて、そのバ
ネ体７における上下の挟み板１１，１２の先端縁の１箇
所又は複数箇所にスリット１３，１４を設けたことを特
徴とするクリップ。 - 【請求項２】 背板２の上下両端からそれぞれ前方に突
出する上板３及び下板４を有して断面が略コ字状を呈し
全体的に変形しにくい基体１と、同じく背板８の上下両
端からそれぞれ前方に突出する前上がりに傾斜した上板
９と前下がりに傾斜した下板１０とを有し更に上板９と
下板１０の前端内側にそれぞれ後下がりに傾斜した折り
返し挟み板１１と後上がりに傾斜した折り返し挟み板１
２を対設して全体が変形容易でかつ弾力性を有するバネ
体７を備えて、そのバネ体７を基体１の内側に配して後
方へ没入自在にかつ前方へ突出自在に組み付け、バネ体
７が基体１の内側後方へ没入するときにその上板９と下
板１０が基体１の上板３と下板４に規制されて上下方向
の中心側へ変形して上下の挟み板１１，１２が互いに接
近して閉合するようになしたクリップにおいて、そのバ
ネ本体７における上下の挟み板１１，１２の一方の先端
縁に凹部１５を設けるとともに他方の先端縁に上記の凹
部１５と嵌合可能な形状の凸部１６を設けたことを特徴
とするクリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29891295A JPH09118088A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29891295A JPH09118088A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | クリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09118088A true JPH09118088A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17865790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29891295A Pending JPH09118088A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | クリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09118088A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010253843A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | クリップ |
| JP2013139153A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-07-18 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | クリップ |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP29891295A patent/JPH09118088A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010253843A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | クリップ |
| JP2013139153A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-07-18 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | クリップ |
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