JPH09117910A - 電子部品用基板の製造方法 - Google Patents

電子部品用基板の製造方法

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Publication number
JPH09117910A
JPH09117910A JP27791495A JP27791495A JPH09117910A JP H09117910 A JPH09117910 A JP H09117910A JP 27791495 A JP27791495 A JP 27791495A JP 27791495 A JP27791495 A JP 27791495A JP H09117910 A JPH09117910 A JP H09117910A
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JP
Japan
Prior art keywords
main surface
mother substrate
substrate
coating film
surface side
Prior art date
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Pending
Application number
JP27791495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
隆司 田中
Ryuichiro Wada
龍一郎 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP27791495A priority Critical patent/JPH09117910A/ja
Publication of JPH09117910A publication Critical patent/JPH09117910A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チッピングやクラックの発生を防止した電子
部品用基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 1はマザー基板であり、マザー基板1は
例えばセラミックシートを複数層重ねた後焼成により形
成される。このマザー基板1の一方主面にコーティング
膜3を形成する。そして、一点鎖線で表す分割線に沿っ
てマザー基板1の一方主面側から、ダイシング方法によ
ってマザー基板1の厚み方向の約半分まで切削してブレ
イク溝2を形成し、マザー基板1をブレイク溝2に沿っ
てチョコレートを割るように分割して、電子部品用基板
10が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品に用いら
れる基板の製造方法に関し、詳しくはセラミックなどの
強度の弱い基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品用基板の製造方法を図4
を用いて説明する。図4において、21はマザー基板で
あり、マザー基板21は例えばセラミックシートを複数
層重ねた後焼成により形成される。このマザー基板21
の一方主面側から、一点鎖線で表す分割線に沿ってダイ
シング方法によって、マザー基板21の厚み方向の約半
分まで切削してブレイク溝22を形成する。そして、マ
ザー基板21をブレイク溝22に沿ってチョコレートを
割るように分割して、断面角部24を有する電子部品用
基板25が製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子部品製造方法においては、以下の問題点があっ
た。図4で示したダイシング方法を用いて製造した場
合、電子部品用基板25の断面角部24に、チッピング
やクラックが多数発生する。また、切削するスピードを
上昇させると、上述したチッピングやクラックが著しく
大きくなるという問題点があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、チッピング
やクラックの発生を防止した電子部品用基板の製造方法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品用基板の製造方法においては、マ
ザー基板を準備する工程と、前記マザー基板の一方主面
にコーティング膜を形成する工程と、前記コーティング
膜の形成されたマザー基板の一方主面側から他方主面側
に向かって分割用のブレイク溝を形成する工程と、前記
ブレイク溝に沿って前記マザー基板を分割する工程とを
備えたことを特徴としている。
【0006】また、マザー基板を準備する工程と、前記
マザー基板の一方主面および他方主面にコーティング膜
を形成する工程と、前記コーティング膜の形成されたマ
ザー基板の一方主面側から他方主面側に向かって分割用
のブレイク溝を形成する工程と、マザー基板の他方主面
側から一方主面側に向かって分割用のブレイク溝を形成
する工程と、前記ブレイク溝に沿って前記マザー基板を
分割する工程とを備えたことを特徴としている。
【0007】さらに、マザー基板を準備する工程と、前
記マザー基板の一方主面および他方主面にコーティング
膜を形成する工程と、前記コーティング膜の形成された
マザー基板の一方主面側から他方主面側に向かって、前
記マザー基板を切断する工程とを備えたことを特徴とし
ている。
【0008】これにより、基板のチッピング、クラック
が防止されると共に、ダイシング方法の切削するスピー
ドを上昇させてもチッピングやクラックの発生が防止さ
れたブレイク溝が形成される。
【0009】
【発明の実施の形態および効果】以下、本発明の第一の
実施の形態を図1を用いて説明する。図1において、1
はマザー基板であり、マザー基板1は例えばセラミック
シートを複数層重ねた後焼成により形成される。このマ
ザー基板1の一方主面に、コーティング膜3を形成す
る。本実施の形態ではコーティング膜3として、例え
ば、ガラスペーストを印刷,焼成して形成されたガラス
膜3aを用いる。そして、一点鎖線で表す分割線に沿っ
てマザー基板1の一方主面側から、ダイシング方法によ
ってマザー基板1の厚み方向にブレイク溝2を、例えば
厚み方向の約半分まで切削して形成し、マザー基板1を
ブレイク溝2に沿ってチョコレートを割るように分割し
て、電子部品用基板10が製造される。
【0010】これにより、切削時に加わる力をコーティ
ング膜3で吸収し、かつ、コーティング膜3がマザー基
板1の表面上を押さえて保護することにより、電子部品
用基板10上のチッピングやクラックの発生が防止さ
れ、また、ダイシング方法によりブレイク溝2の深さが
均一に形成されるため分割が容易となり、切削のスピー
ドを上昇させてもチッピングやクラックの発生が防止さ
れるため、作業効率が向上する。
【0011】次に、本発明の第二の実施の形態について
図2を用いて説明する。まず、マザー基板1の一方主面
および他方主面に、コーティング膜3を形成する。そし
て、マザー基板1の一方主面側から一点鎖線で表す分割
線に沿って、ダイシング方法によってマザー基板1の厚
み方向にブレイク溝2aを、例えば厚み方向の約1/3
まで切削して形成し、マザー基板1の他方主面側から一
点鎖線で表す分割線に沿って、ダイシング方法によって
マザー基板の厚み方向にブレイク溝2bを、例えば厚み
方向の約1/3まで切削して形成する。そして、マザー
基板1をブレイク溝2a,2bに沿ってチョコレートを
割るように分割して、電子部品用基板11が製造され
る。
【0012】このように、マザー基板1の両主面にブレ
イク溝2a,2bを形成することにより、第一の実施の
形態に比べてさらに分割が容易に行える。
【0013】次に、本発明の第三の実施の形態について
図3を用いて説明する。まず、マザー基板1の一方主面
および他方主面に、コーティング膜3を形成する。そし
て、マザー基板1の一方主面側から一点鎖線で表す分割
線に沿って、ダイシング方法によってマザー基板1を切
断して、電子部品用基板12が製造される。これによ
り、分割の工程が削除でき、第一および第二の実施の形
態に比べて、工程がより簡略化できる。
【0014】なお、コーティング膜3として上記実施の
形態では、ガラスペーストを印刷,焼成して形成された
ガラス膜3aを例として挙げたが、他のコーティング膜
3として、例えば、樹脂ペーストをマザー基板1の一方
主面に印刷、硬化させて形成された樹脂膜3bを用いて
もよい。このとき用いる樹脂は、熱硬化性樹脂や紫外線
硬化性樹脂など硬化されるものであれば特に限定される
ものではない。これにより、樹脂ペーストの硬化条件は
緩やかであるためマザー基板に対する熱的ストレスが小
さい。
【0015】また、コーティング膜3として、粘着テー
プをマザー基板1の一方主面に貼り付けて形成された粘
着テープ膜3cを用いてもよい。これにより、マザー基
板に熱的ストレスを全く加えないため、熱に弱い基板に
も本発明が適用できる。
【0016】上記効果の他に、形成されたコーティング
膜は保護膜の役割を果たし、外的環境変化に対する保護
効果は、ガラス膜が大きく、樹脂膜、粘着テープ膜の順
に小さくなっていく。
【0017】また、基板の用途に応じてコーティング膜
が不要となった場合、樹脂膜は、樹脂溶解液に浸漬し膨
潤剥離させることができ、粘着テープ膜も剥がすことが
できる。
【0018】なお、本発明に係る電子部品用基板製造方
法は前記実施の形態に限定するものでなく、セラミック
以外の強度の弱い基板、例えば、磁性体材料からなる基
板などにも本発明を適用することができ、コーティング
膜も上記実施の形態に用いられたものに制限されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る電子部品用基板
製造方法を示す説明図である。
【図2】本発明の第二の実施形態に係る電子部品用基板
製造方法を示す説明図である。
【図3】本発明の第三の実施形態に係る電子部品用基板
製造方法を示す説明図である。
【図4】従来の電子部品用基板製造方法の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 マザー基板 2 ブレイク溝 3 コーティング膜 3a ガラス膜 3b 樹脂膜 3c 粘着テープ膜 10,11,12 電子部品用基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マザー基板を準備する工程と、前記マザ
    ー基板の一方主面にコーティング膜を形成する工程と、
    前記コーティング膜の形成されたマザー基板の一方主面
    側から他方主面側に向かって分割用のブレイク溝を形成
    する工程と、前記ブレイク溝に沿って前記マザー基板を
    分割する工程とを備えたことを特徴とする電子部品用基
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 マザー基板を準備する工程と、前記マザ
    ー基板の一方主面および他方主面にコーティング膜を形
    成する工程と、前記コーティング膜の形成されたマザー
    基板の一方主面側から他方主面側に向かって分割用のブ
    レイク溝を形成する工程と、マザー基板の他方主面側か
    ら一方主面側に向かって分割用のブレイク溝を形成する
    工程と、前記ブレイク溝に沿って前記マザー基板を分割
    する工程とを備えたことを特徴とする電子部品用基板の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 マザー基板を準備する工程と、前記マザ
    ー基板の一方主面および他方主面にコーティング膜を形
    成する工程と、前記コーティング膜の形成されたマザー
    基板の一方主面側から他方主面側に向かって、前記マザ
    ー基板を切断する工程とを備えたことを特徴とする電子
    部品用基板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7162794B2 (en) 2000-03-03 2007-01-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Manufacturing method for multilayer ceramic elements
JP2008116696A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置の製造方法
CN102315169A (zh) * 2010-07-09 2012-01-11 株式会社迪思科 光器件晶片的分割方法
US20130156996A1 (en) * 2011-11-11 2013-06-20 Maruwa Co., Ltd. Cut-out sintered ceramic sheet and method of manufacturing the same

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