JPH09117096A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH09117096A
JPH09117096A JP29477195A JP29477195A JPH09117096A JP H09117096 A JPH09117096 A JP H09117096A JP 29477195 A JP29477195 A JP 29477195A JP 29477195 A JP29477195 A JP 29477195A JP H09117096 A JPH09117096 A JP H09117096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
inner ring
spindle motor
ring
outer ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29477195A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Tashiro
知行 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP29477195A priority Critical patent/JPH09117096A/ja
Publication of JPH09117096A publication Critical patent/JPH09117096A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でベアリングの内輪と外輪とを効
率よくシールする。 【解決手段】 電機子巻線及びステータヨークが配置さ
れたベースと、前記ベース上の軸に対して位置規制部材
によって規制された上下一対のベアリングを介して回転
自在に支持され、前記ステータヨークと所定の間隔を保
つ駆動マグネットを有して磁気ディスクを備える回転体
とからなり、前記ベアリングはシールド付きベアリング
であり、該ベアリングの内輪を位置規制する規制部材
に、前記シールドと対向する位置に所定の間隙を介して
環状の凸部を形成することにより、少なくとも前記シー
ルド端部を囲繞する環状の凹溝を形成し、前記ベアリン
グの内輪と外輪との相対回転によって前記環状の凹溝内
に発生する空気流によって前記ベアリングの内輪と外輪
とがシールされてなるスピンドルモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
に係り、特に磁気ディスク型記憶装置に用いられるのに
好適なスピンドルモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気ディスク型記憶装置に用
いられるディスク駆動用のスピンドルモータは、ディス
クの高密度記録に伴って益々高精度の回転が要求されて
きておいるのが現状である。そして、エンクロージャ内
に密閉収納される磁気ディスク型記憶装置はダストの飛
散を極力防止しなければならない。
【0003】この種の磁気ディスク型記憶装置としての
スピンドルモータは図5に示すように、エンクロージャ
を構成するシャーシ1と一体のベース2上に立設した固
定軸となる軸3には、上下一対の軸受4a,4bを介し
てハブとなる回転体5が回転自在に支持される。また、
ベース2上には電機子巻線6を巻回したステータヨーク
7が固定されている。上記回転体5の筒状の外周部には
図示せぬ複数枚の磁気ディスクが保持され、その下部に
はロータヨーク8及びこれに取り付けられた駆動マグネ
ッ9が上記ステータヨーク7と所定の間隔を保って配置
されているものである。
【0004】そして、図示しない駆動回路によって電機
子巻線6が通電されることにより回転磁界を生じ、駆動
磁極との相互作用によりロータ部に回転駆動力を与え、
所定の方向に回転数3600rpm〜7200rpmで回転駆動
される。
【0005】そこで、上記回転数で回転するディスク上
にベアリングに充填されたグリス等ダストが飛散しない
ように両ベアリング4a,4bの外側に夫々シール部材
10a,10bが配置されている。これら磁性流体シー
ル部材10a,10bは回転体5側に取り付けられ、マ
グネットを介した上下一対の磁極からなる磁性流体シー
ルであり、軸3に嵌合させた磁極12との間隙にシール
媒体である磁性流体11を介在させてなるものである。
この場合軸3が磁性体であれば磁極12は不要なものと
なる。
【0006】また、他のシール構造としては、図6に示
すように一対のベアリング4a,4bの外側に凹凸面を
組み合わせた所謂ラビリンスシール13a,13bを構
成するようにしたものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
磁性流体シールによるシール方法は、磁性流体シール自
体が高価であるばかりか、これを上下一対を用いること
により多くの組み立て工数を要する問題がある。
【0008】また、図6に示すようにラビリンスシール
を用いる方法は、相互に凹凸面を形成して両者を組み合
わせるための微小な間隙(通常10μm〜30μm)を
形成する必要があり、これには高度な加工技術と組み立
て精度が要求されるため、これまたコスト高となり、し
かも部品の損傷を防ぐために特別な部品管理を行わなけ
ればならない問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、電機子巻線及びステータヨーク
が配置されたベースと、前記ベース上の軸に対して位置
規制部材によって規制された上下一対のベアリングを介
して回転自在に支持され、前記ステータヨークと所定の
間隔を保つ駆動マグネットを有して磁気ディスクを備え
る回転体とからなり、前記ベアリングはシールド付きベ
アリングであり、該ベアリングの内輪を位置規制する位
置規制部材に、前記シールドと対向する位置に所定の間
隙を介して環状の凸部を形成することにより、少なくと
も前記シールド端部を囲繞する環状の凹溝を形成し、前
記ベアリングの内輪と外輪との相対回転によって前記環
状の凹溝内に発生する空気流によって前記ベアリングの
内輪と外輪とがシールされてなるスピンドルモータを提
供することにより、比較的簡単な構成で、十分な防塵効
果を得ることができる。を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるスピンドル
モータの一実施例を図1乃至図4を参照して説明すると
共に、先に示した構成部材と同一構成部材に対しては同
一の符号を付して具体的説明は省略し、本発明の要旨と
なる構成についてのみ説明する。
【0011】図1に示すように、非磁性体から形成され
た軸3に嵌挿された上部のベアリング4bのシールド4
b1 の外側にはシール効果の高い磁性流体シール部材1
0bが配置される。一方、下部のベアリング4aのシー
ルド4a1 の外側にあっては図2に拡大して示すよう
に、内輪4a2 が位置決めされる位置規制部材として機
能するベース2は、外輪4a3 から内輪4a2 側に延在
するシールド4a1 と対応する対置に微小の隙間を隔て
た環状の凸部2bを形成することによって、この凸部2
bの一方側に内輪4a2 側のシールド4a1 の開放端部
を囲繞する環状の凹溝2aが形成される、かつ凸部2b
の他方はその基部と外輪4a3 の端部との間に環状の凹
溝2cが夫々形成されることになる。
【0012】なお、本実施例における環状の凹溝2aは
深さが0.3 〜1mm、幅は0.1 〜1.25mmである。また、ベ
アリング4a(4b)の内径は5mm、外径は13mmとし、
更に回転体5のディスク取付部の外径D1 は25mm、最外
径D2 は33mmとしてある。
【0013】したがって、ベース2に形成された環状の
凸部2bによって一対の環状の凹溝2a,2cにより空
間部が形成されることにより、回転体5がディスクと共
に所定方向に回転することにより、一方の凹溝2a内に
は矢印で示すような空気流が発生しベアリングの内輪と
外輪が遮断され、ダストの飛散を防止し得る。更に、凹
溝2cの作用も同様に発生する空気流によって、2重の
遮断作用を有してダストの飛散を防止効果はより顕著な
ものになる。この実施例の構成によって上側のシールは
磁性流体シールを採用しているが、従来のように一対用
いることがなく、コストの低減及び組み立て工程を大い
に削減し得る。
【0014】また、図3は本発明の第2の実施例を示す
ものであり、下側のベアリング4aのダストシールは上
記実施例の構成をそのまま採用する一方、上側のベアリ
ングのシールは上記磁性流体シール10に代わって、軸
3に嵌着される環状のシールリング13を採用したもの
であり、このシールリング13は回転体5とは微小の間
隙を介し、かつ回転体5と対向する外周面には環状の凹
溝13dが形成してある。
【0015】そして、シールリング13の軸側の基部は
ベアリング4bのシールド4b1 と対応する対置に微小
の隙間を隔てた環状の凸部13bを形成することによっ
て、上記実施例と同様にこの凸部13bの一方側に内輪
4b2 側のシールド4b1 の端部を囲繞する環状の凹溝
13aが形成される、かつ凸部13bの他方はその基部
と外輪4b3 の端部との間に環状の凹溝13cが夫々形
成される。したがって、このシーリング13も上記と同
様ダストシール効果が高まり、コストの低減に寄与るも
のとなる。また、ディスク側に近いシールリング13に
更に環状の凹溝13dが形成されることにより、ここで
も発生する空気流によってシール効果は一層顕著なもの
となる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係るスピンドルモ
ータによると、簡単な構成でグリース等のダストシール
効果が高まり、部品点数の削減及び加工精度を緩和し
得、しかもベアリングのスパンを長くすることができ軸
受の剛性の向上及び軸受精度の向上(NRROの低減)
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】本発明のスピンドルモータの第2の実施例を示
す断面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】従来のスピンドルモータの断面図である。
【図6】従来の他のスピンドルモータの断面図である。
【符号の説明】
1…シャーシ、2…ベース、2a…環状の凹溝、2b…
環状の凸部、3…軸、5…回転体、4a,4b…ベアリ
ング、9…マグネット、10…磁性流体シール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子巻線及びステータヨークが配置され
    たベースと、前記ベース上の軸に対して位置規制部材に
    よって規制された上下一対のベアリングを介して回転自
    在に支持され、前記ステータヨークと所定の間隔を保つ
    駆動マグネットを有して磁気ディスクを備える回転体と
    からなり、前記ベアリングはシールド付きベアリングで
    あり、該ベアリングの内輪を位置規制する位置規制部材
    に、前記シールドと対向する位置に所定の間隙を介して
    環状の凸部を形成することにより、少なくとも前記シー
    ルド端部を囲繞する環状の凹溝を形成し、前記ベアリン
    グの内輪と外輪との相対回転によって前記環状の凹溝内
    に発生する空気流によって前記ベアリングの内輪と外輪
    とがシールされてなるスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】前記シールドと対向する位置に所定の間隙
    を介した環状の凸部の他の側に、前記ベアリングの外輪
    とで区画される環状の凹溝によって前記ベアリングの内
    輪と外輪とが2重にシールされてなる請求項1記載のス
    ピンドルモータ。
  3. 【請求項3】前記位置規制部材の一方は前記下側のベア
    リングに作用し、他方は上側のべアリングに作用する磁
    性流体シールである請求項2記載のスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】前記位置規制部材は前記上下のベアリング
    に作用し、かつ上側位置規制部材は前記回転体とは所定
    の間隙を介して配置されると共に、前記回転体との対向
    面に環状の凹溝が形成されてなり、位置規制部材と回転
    体との相対回転によって生ずつ空気流によって前記ベア
    リングの内輪と外輪とがシールされてなる請求項2記載
    のスピンドルモータ。
JP29477195A 1995-10-18 1995-10-18 スピンドルモータ Pending JPH09117096A (ja)

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