JPH09117057A - 自動車ドアへの電源供給装置 - Google Patents

自動車ドアへの電源供給装置

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JPH09117057A
JPH09117057A JP7271471A JP27147195A JPH09117057A JP H09117057 A JPH09117057 A JP H09117057A JP 7271471 A JP7271471 A JP 7271471A JP 27147195 A JP27147195 A JP 27147195A JP H09117057 A JPH09117057 A JP H09117057A
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door
contact
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JP7271471A
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Nobuaki Kojima
伸昭 小島
Motonori Kido
元則 城戸
Hiroshi Sudo
博 須藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア側ハーネスとボディ側ハーネスとの電気
的接続機構を簡単としてドア側に電源を供給する。 【解決手段】 ドアパネル1と自動車本体のボディパネ
ル4とに、ドア閉鎖時に電気的に接続する対向型接点2
0c、21aを夫々取り付け、これら接点に夫々ドア側
ハーネス15とボディ側ハーネス22を接続し、ドア閉
鎖時に対向型接点を通して自動車本体側のバッテリー4
0から供給される電源でドア側に設置した電装品を駆動
する。また、ドアの内部に補助電源手段33を設置し、
ドア閉鎖時に上記対向型接点を通して自動車本体に搭載
したバッテリーから供給される電源で上記補助電源手段
の電源を充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車ドアの電源供
給装置に関し、詳しくは、自動車本体からドア側へのワ
イヤハーネスを無くして、ドア側へ電源を供給できるよ
うにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアに搭載したパワーウ
インドモータ、ドアロックユニット等の電装品の駆動電
源の供給は、図12に示すように、ドアパネル1の内部
に配索したドア側ハーネス2をドアパネル1に設けた貫
通穴3から引き出し、ドアパネル1と自動車本体のボデ
ィパネル4との間を通して、ボディパネル4に取り付け
たボディ側ハーネス5の先端のコネクタ6とドア側ハー
ネス2の先端のコネクタ7とを接続し、自動車本体に搭
載したバッテリー(図示せず)から電源を供給してい
る。上記ドアパネル1とボディパネル4との間に配索さ
れるドア側ハーネス2には防水用にグロメット8を取り
付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構造で
は、ドアパネル1の貫通孔3からコネクタ7およびグロ
メット8を取り付けたドア側ハーネス2を引き出す必要
がある。このドア側ハーネス2を貫通孔3から引き出す
作業は、ドアパネル1の内部側からドア側ハーネス2を
挿入する必要があり、盲作業となるため、極めて作業性
が悪く、時間がかかる欠点があった。
【0004】また、ドアパネルとボディパネルとの間の
狭いスペースでコネクタ6と7とを対向させた方向から
嵌合して接続する必要があり、該コネクタの接続作業も
容易に行えず、作業に時間がかかる欠点があった。
【0005】本発明は上記した欠点に鑑みてなされても
ので、ドア側とボディ側とに連続して配索するワイヤハ
ーネスを無くし、よって、上記ドアパネルの貫通孔から
のドア側ハーネスの引き出し作業および、ドア側ハーネ
スとボディ側ハーネスとのコネクタの嵌合作業を不要と
して、上記問題を解消せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、請求項
1で、ドアパネルと自動車本体のボディパネルとに、ド
ア閉鎖時に電気的に接続する対向型接点を夫々取り付
け、これら接点に夫々ドア側ハーネスとボディ側ハーネ
スを接続し、ドア閉鎖時に対向型接点を通して自動車本
体側のバッテリーから供給される電源でドア側に設置し
た電装品を駆動する構成としていることを特徴とする自
動車ドアへの電源供給装置を提供している。
【0007】請求項1の構成とすると、ドア閉鎖時にド
ア側ハーネスとボディ側ハーネスとは対向型接点を介し
て電気的に接続し、よって、ドア側に搭載した電装品を
ボディ側ハーネスから供給される自動車本体に搭載した
バッテリーで駆動することができる。特に、従来のよう
なドア側ハーネスをドアパネルより引き出して、ドアパ
ネルとボディパネルとの間に配索してボディパネル側で
コネクタ接続する構成としていないため、即ち、ワイヤ
ハーネスによる接続を無くしているため、従来のドア側
ハーネスの配索上で最も問題となっていたドアパネルか
らのドア側ハーネスの引き出し作業および、ドア側ハー
ネスとボディ側ハーネスとのコネクタ接続作業を無くす
ことができる。
【0008】なお、ドアに搭載された電装品、例えば、
パワーウインド、ドアロック等の作動はドア閉鎖中に行
うことが多く、ドアを開いた状態で行うことは殆どない
ため、常時、自動車本体に搭載したバッテリーからドア
側の電装品に電源を供給していないくても、さほど不便
ではない。
【0009】また、本発明は請求項2で、上記ドアの内
部に補助電源手段を設置し、ドア閉鎖時に上記対向型接
点を通して自動車本体に搭載したバッテリーから供給さ
れる電源で上記補助電源手段の電源を充電する構成とし
ている請求項1に記載の自動車ドアへの電源供給装置を
提供している。(請求項2) 上記請求項2の構成とした場合、補助電源手段として、
2次電池あるいはコンデンサー等の充放電可能な電源手
段を用いている。(請求項3)
【0010】請求項2および請求項3の構成として、ド
ア内部に補助電源手段を搭載しておくと、ドア閉鎖時に
バッテリーからの電源で充電しておくことができ、ドア
開放時に補助電源手段からの電源でドアに搭載した電装
品を動作することができる。このドアを開いた状態での
動作は前記したように殆どなく、仮にあっても電装品を
数回操作するに必要な電源で良いため、2次電池、コン
デンサ等で充電した電源で十分である。
【0011】上記補助電源手段へのバッテリーからの充
電は、補助電源手段の電源をモニタして充電量が不足し
ている場合、バッテリーと補助電源手段を接続して充電
する構成とすることが好ましい。
【0012】また、請求項4では、補助電源手段をドア
に搭載した場合、ドアの開閉を検出する検出手段および
該検出手段に接続した制御手段を自動車本体側およびド
ア側とに夫々設け、上記ドア開放状態の時、上記ボディ
側の接点に電源を供給しないと共に、ドア側の補助電源
手段でドア側電装品を駆動する一方、ドア閉鎖時には上
記対向型接点を通して供給される自動車本体側の電源で
ドア側電装品を駆動するように制御している請求項2ま
たは請求項3に記載の自動車ドアへの電源供給装置を提
供している。
【0013】上記のように、ドアの開閉を検出する検出
手段を設けて、ドア開放時には接点にバッテリーから電
源を供給しないようにすると、余分に電気が流れること
や、接点が水、ゴミ等により短絡するのを防止できる。
なお、ドア側に補助電源手段を搭載していない場合に
も、上記検出手段を設け、ドア開放時には、ボディ側の
接点に電源を供給しない構成とすることは言うまでもな
い。
【0014】上記ドア内部に配索するドア側ハーネスの
先端に接点取付部材を取り付け、該接点取付部材を、ド
アパネルの前端面に内面より切り欠いて形成した開口部
に嵌合して取り付ける一方、上記ドア側の接点取付部材
と対向する位置のボディパネルに接点取付部材を取り付
けている。(請求項5)
【0015】上記請求項5の構成とすると、車体側と接
触させる接点取付部材をドアパネルに簡単に取り付ける
ことができる。よって、従来のようなドアパネルの貫通
孔にドア側ハーネスのコネクタおよびグロメットを貫通
させる難作業を不要とでき、ドア側ハーネスの配索作業
を簡単にできる。
【0016】一対の接点取付部材に複数の収容室を設
け、一方の接点取付部材に雄型接点、他方の接点取付部
材に雌型接点とを取り付け、ドア閉鎖時に雌型接点と雄
型接点とが嵌合して電気的に接続する構成としている。
(請求項6)
【0017】例えば、上記雌型接点は接点面を円弧形状
の凹部にする一方、雄型接点は凹部に密嵌する球状凸部
とし、該雄型接点をバネで付勢して雌型接点とバネを圧
縮して接触するようにしている。かつ、雄型接点を設け
た収容室内に雌型接点を設けた収容室を内嵌するように
し、雄型接点の収容室の先端開口に防水カバーを取り付
けている。ドア側ハーネスを電線を集束したハーネスか
ら構成した場合、各電線の端末に圧着端子等を接続し、
該圧着端子を上記接点に雌雄接続することが好ましい。
また、ドア側ハーネスをフラットハーネスから構成した
場合は、該フラットハーネスの平行に配列した芯線に圧
接端子を圧接接続し、該圧接端子を接点と雌雄接続する
ことが好ましい。
【0018】上記のように、接点を雌雄嵌合して接触さ
せるようにすると、ドア閉鎖時に接点を確実に接触させ
た状態で保持できる。また、これら接点を収容室内に収
容しておくと、ドア開放時に接点を保護することができ
る。
【0019】自動車の各ドアには、上記構成の対向型接
点から電源が供給されるドア側ハーネスを取り付けてい
ると共に、それぞれのドアに搭載した電装品を動作する
スイッチを取り付けている。また、運転席のドアには他
のドアの電装品も動作するスイッチも取り付け、上記対
向型接点で接続する制御ラインを設けて、他のドアの電
装品を動作するようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳細に説明する。なお、上記図12の従来例の部
材と同一部材には同一符号を付す。図1において、10
はドアパネル1側に設けたL型の接点取付部材、11は
自動車本体のボティパネル4に設けたL型の接点取付部
材であり、図2に示すように、ドアDを閉鎖した時に、
接点取付部材10と11が互いに係合するように、ドア
Dおよび自動車本体の対向位置に配置している。
【0021】上記ドアパネル側の接点取付部材10は図
3に示すように全体形状がL型で断面コ型としたハーネ
ス取付板13の一側部13aの外面に固定している。該
ハーネス取付板13のコ字形状の壁で囲まれた収容空間
にドア側ハーネス15の端部を挿入し、他側部13bに
クランプ16で固定している。ドア側ハーネス15に
は、その幹線15aから分岐線15bが突出し、幹線1
5aおよび分岐線15bの各端末にはコネクタ17を接
続している。
【0022】ドアパネル1の前端部1aには内パネル1
b側から切り込んだ開口部1cを設け、図4に示すよう
に、該開口部1cに上記ハーネス取付板13を嵌合して
取り付けて、ドア側ハーネス15を内パネル1bの外側
に配索し、所要箇所では内パネル1bと外パネル1dと
の内部へと挿入して配索している。
【0023】ハーネス取付板13に固定した接点取付部
材10は図4乃至図6に示すように、L形状をしたハウ
ジング10aを備え、ハーネス取付板13より直角方向
に突出した一側部10bの内面側に多数の円筒形状とし
た接点収容部10cを突設し、その内部を接点収容室1
0dとしている。ハウジングの一側部10bとハーネス
取付板13との接続部は夫々開口として連通させ、ドア
側ハーネス15を構成する各電線15cをハウジング1
0aの一側部10bに挿入している。これら各電線15
cの端末には、夫々圧着端子18を接続し、これら圧着
端子18を各接点収容室10dに突出させて、各接点収
容室10dに収容している接点部材20と接続してい
る。
【0024】詳しくは、接点部材20は接点収容室10
dの底壁10eに導電筒20aを貫通固定し、該導電筒
20aの先端開口より導電ピン20bを摺動自在に挿入
している。該導電ピン20bの先端に半球状に突出した
雄型接点20cを設け、該雄型接点20cと導電筒20
aとの間にコイルバネ20dを巻き付けて、雄型接点2
0cを突出方向に付勢している。なお、この突出した付
勢状態でも雄型接点20cは接点収容室10dより突出
しないようにしている。また、上記導電筒20aの基端
側開口より上記電線15cに接続した圧着端子18を挿
入係止している。該圧着端子18は導電筒20a、導電
ピン10bを介して雄型接点20cと導通している。
【0025】一方、ボティパネル4側に取り付ける接点
取付部材11もL型のハウジング11aを備え、ボティ
パネル4より直角方向に突出した一側部11bの内面側
に多数の接点収容室11cを設け、各接点収容室11c
の先端開口11dに対応する上記接点収容部10cが挿
入するようにしている。各接点収容室内11cの底壁部
11dには接点部材21を貫通固定し、該接点部材21
の先端面に円弧状の凹部からなる雌型接点21aを設け
ている。また、接点部材21の基端側に開口した孔21
bを設け、該孔21bにボティ側ハーネス22を構成す
る各電線22aの先端に取り付けた圧着端子23を挿入
係止して、ハーネス22と雌型接点21aとを導通して
いる。さらに、各開口11dには外周縁より円環形状の
防水カバー25を取り付け、ドア開放時に接点収容室1
1cないに水、ゴミ等が侵入しにくくしている。該防水
カバー25はドア側の接点収容部10cの挿入の邪魔に
ならない程度のものとしている。
【0026】上記した対向型とした雄型接点20cと雌
型接点21aは、図2および図6(C)に示すように、
ドアDが閉鎖した時、ドア側の接点取付部材10の一側
部10bと、車体側の接点取付部材11の一側部11b
とが対向して係合する。この状態で、ドアD側の接点取
付部材10の突出した接点収容部10cが車体側の接点
取付部材11の開口11dに挿入する。該挿入により、
接点収容部10c内のコイルバネ20dで付勢された導
電ピン20bの先端の雄型接点20cはコイルバネ20
dを圧縮した状態で雌型接点21aに嵌合する。このよ
うにコイルバネ20dで付勢された状態で接点20cと
21aとが嵌合して接触することにより、ボティ側ハー
ネス22とドア側ハーネス15との対応する電線22
a、15cが電気的に接続される。
【0027】一方,図2中に一点鎖線で示すように、ド
アDを開くとドア側の接点収容部10cが車体側の接点
取付部材11より抜け出し、雌雄接点21aと20cと
が離反して電気的接続が遮断される。
【0028】なお、上記実施形態では、ドア側に雄型接
点を設け、自動車本体側に雌型接点を設けているが、逆
にして、ドア側に雌型接点、自動車本体側に雄型接点を
設けても良い。いずれの場合も、雄型接点を設けた接点
収容部の外径と、該接点収容部が挿入する雌型接点を設
けた接点収容室の内径を最適に設定し、かつ、雄型接点
側はバネで付勢して、接点間の接触信頼性を高めてい
る。
【0029】上記実施形態のドア側ハーネスは電線を集
束したものであるが、図7(A)(B)に示すように、
ドア側ハーネス15としてフラットハーネスを用いた場
合も、接点取付部材10およびハーネス取付板13に予
め圧接端子70を取り付けておき、該圧接端子70の突
出させた圧接刃70aによりフラットハーネスの各芯線
と圧接接続させる。圧接端子70の他端は上記実施形態
と同様に導電筒20a内に圧入して接続する。ドア側ハ
ーネスとしてフラットハーネスを用いると、スペースを
取らないため、有効である。
【0030】また、対向型接点を設ける接点取付部材1
0、11の構造は、上記実施形態のL型に限定されず、
図8(A)(B)(C)に示すように、いずれも矩形の
ボックス形状として対面配置してもよい。即ち、接点取
付部材10’は四角外枠10h’の内部に接点収容部1
0c’を設ける一方、接点取付部材11’の外形は四角
外枠10h’に内嵌する一回り小さい形状とし、その先
端に設けた開口11d’より接点収容部10c’が挿入
できるようにしている。他の構成は上記実施形態と同一
であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0031】上記対向型接点で接続している自動車本体
側のハーネスとドア側のハーネスの回路を図9に示す。
図中、X側は車体側回路、Y側はドア側回路を示し、図
中、30はドアパネルとボデイパネル間に設けた上記対
向型接点での電気接続部である。ドア側回路では、電気
接続部30に制御器31を介してメインスイッチ32、
補助電源手段33を接続している。また、メインスイッ
チ32にドアに搭載した電装品のドアミラーモータ3
4、ドアロックソレノンド35、パワーウインドモータ
36等を接続している。さらに、ドアの開閉検出器37
および補助電源手段33の電源量のモニタ38を制御器
31に接続して、検出信号を制御器31に出力してい
る。上記補助電源手段33としては、充放電が可能な2
次電池あるいはコンデンサを用いている。
【0032】一方、車体側回路では、電気接続部30を
バッテリー40に制御器41を介して接続し、かつ、制
御器41にドアの開閉検出器42を接続している。さら
に、ドア側のメインスイッチ32を助手席側ドア43、
後部右ドア44、後部左ドア45に設けた制御部に制御
ライン46、47で接続し、該制御ライン46、47に
電気接続部30を介設している。
【0033】上記ドア回路側では、ドア開閉検出器37
からの検出信号を受けた制御器31は、ドア閉鎖時に対
向型接点の電気接続部30を通して自動車本体側のバッ
テリー40から供給される電源で、メインスイッチ32
にオンされた電装品を駆動するように制御している。一
方、ドア開放時には、補助電源手段33からの電源で電
装品を駆動すると共に補助電源が電気接続部30に流れ
ないように制御している。さらに、補助電源手段33の
電源量を検出しているモニタ38からの検出信号で、電
源量が不足している場合、ドア閉鎖時にバッテリー40
からの電源で充電するように制御している。
【0034】具体的には、図10に示すように、制御器
31には対向型接点からなる電気接続部30とメインス
イッチ32とを接続する回路60に第1開閉スイッチ6
1を設けると共に、該スイッチ61とメインスイッチ3
2との間の回路60と補助電源手段33とを接続する分
岐回路62に第2開閉スイッチ63を介設している。開
閉スイッチ61、63はドア開閉検出器37で制御し、
ドア開放時には、第1開閉スイッチ61を開く一方、第
2開閉スイッチ63を閉じて、補助電源手段33をメイ
ンスイッチ32と接続している。一方、ドア閉鎖時に
は、第1開閉スイッチ61を閉じて、バッテリー40を
メインスイッチ32に接続している。また、モニタ38
の検出信号により第2開閉スイッチ63を開閉して、補
助電源手段33に必要時にバッテリー40から電源を供
給している。
【0035】上記車体回路側では、ドア開閉検出器42
から検出信号を受けた制御部41は、ドア開放時は電気
接続部30へバッテリー40から供給する電源を遮断す
るように制御し、ドア閉鎖時には電気接続部30へバッ
テリー40から電源を供給するように制御している。ま
た、運転席のメインスイッチ32の操作で、制御ライン
46、47を介して他のドアの電装品を動作できるよう
にしている。
【0036】上記ドア側および車体側に設けるドア開閉
検出器37、42は、上記接点取付部材10、11に取
り付けており、図11に示す構成としている。即ち、車
体側に設けるドア開閉検出器42では、接点取付部材1
0側に短絡させた一対の雄型接点50A、50Bを設け
る一方、接点取付部材11側に一対の雌型接点51A、
51Bを設け、これら雌型接点51A、51Bを車体に
設けた導通器52に接続している。ドア閉鎖時には、図
11(B)に示すように、雌雄接点50Aと51A、5
0Bと51Bが接触して導通器52で導通がされること
により、ドアが閉鎖状態であることを検出するようにし
ている。ドア側のドア開閉検出器37は上記と逆の構成
とし、ドアに設けた導通器52でドアが開放状態である
ことを検出するようにしている。
【0037】上記のように、ドアDに2次電池、コンデ
ンサ等の補助電源手段33を設けておき、ドア閉鎖時に
バッテリー40からの電源で充電しておくと、ドア開放
時に、補助電源手段33の電源でドアに搭載している電
装品を駆動することができる。かつ、ドア開放検出器3
7からの検出信号を受けた制御器31でバッテリー40
からの電源と、補助電源手段33からの電源とを自動的
に切り替えるため、ドアの開閉に拘わりなく、ドアに搭
載している電装品を動作させることができる。
【0038】さらに、車体側のドア開閉検出器42から
制御器41にドア開放信号が入力されると、電気接続部
30への通電を遮断している。このように、ドア開放時
に電気接続部30への電源供給を遮断すると、余分な電
流が電気接続部30に流れるがことが防止できる。開放
時には水やゴミが侵入されやすくなっているため、通電
すると短絡が発生しやすくなるが、この短絡発生も通電
を遮断するため、確実に防止できる。
【0039】なお、ドアを開いた状態では、ドア側に搭
載した電装品を動作することは殆ど無いため、ドア側に
は必ずしも補助電源手段を設ける必要はない。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のドアへの電源供給装置によれば、ドアと車
体との間にワイヤハーネスを配索する必要がなく、よっ
て、従来必要とされたドア側ハーネスのドアパネル貫通
孔からの引き出し作業を無くすことができる。その結
果、ドア側ハーネスのドアパネルへの配索作業を従来と
比較して簡単にでき、作業時間を大幅に短縮することが
できる。また、ドア側ハーネスの総電線長さを短くで
き、コスト低下および省資源化ができる。さらに、ドア
と車体間にワイヤハーネスがないため、ドアの開閉にと
もなうワイヤハーネスの屈曲性の問題も発生しない。
【0041】また、請求項2および請求項3の装置で
は、ドア閉鎖時にバッテリーからの電源でドア側に設置
した補助電源手段を充電しておくことができ、ドア開放
時に補助電源手段からの電源でドアに搭載した電装品を
動作することができる。
【0042】また、請求項4のように、ドアの開閉を検
出する検出手段を設けて、ドア開放時には接点にバッテ
リーから電源を供給しないようにすると、余分に電気が
流れることや、接点が水、ゴミ等により短絡するのを防
止できる。
【0043】また、請求項5のように、ドアパネルの前
端面に内面より切り欠いて開口部を設け、該開口部に接
点取付部材を嵌め込んで取り付けると、ドアパネルへの
ドア側ハーネスの取付作業をほぼワンタッチで簡単に行
える。よって、ドア側ハーネスのドアパネルへの取付作
業を能率よく短時間で行うことができる。
【0044】さらに、請求項6のように、対向型接点を
雌雄嵌合する形状とすると、コンタクト性能が高まり、
電気的接続の信頼性を向上させることができる。かつ、
接点を接点取付部材の収容室内に収容して外部に露出し
ていないため、ドア解放時に短絡を発生させないと共
に、接点の保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】 実施形態のドアと車体との関係を示す概略平
面図である。
【図3】 実施形態のドアパネルとドア側ハーネスとを
示す分解斜視図である。
【図4】 図3の要部拡大図である。
【図5】 実施形態の対向型接点の取付部分を示す拡大
斜視図である。
【図6】 (A)は車体側の接点部分の断面図、(B)
はドア側の接点部分の断面図、(C)は接点が接続した
状態の断面図である。
【図7】 (A)(B)はドア側ハーネスとしてフラッ
トハーネスを用いた場合を示す概略図である。
【図8】 対向型接点の他の実施形態を示し、(A)は
概略斜視図、(B)は概略断面図、(C)は接点が接続
した状態の概略断面図である。
【図9】 実施形態の電気回路図である。
【図10】 上記電気回路図の制御器の動作を示す概略
図である。
【図11】 (A)(B)は図9の電気回路図に示すド
ア開閉検出器の概略構成図である。
【図12】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアパネル 1c 開口部 4 ボディパネル 10、11 接点取付部材 10c 接点収容部 10d、11c 接点収容室 11d 開口 13 ハーネス取付板 15 ドア側ハーネス 20 接点部材 20b 導電ピン 20c 雄型接点 21 接点部材 21a 雌型接点 22 ボディ側ハーネス 30 電気接続部 31、41 制御器 32 メインスイッチ 33 補助電源手段 40 バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 須藤 博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルと自動車本体のボディパネル
    とに、ドア閉鎖時に電気的に接続する対向型接点を夫々
    取り付け、これら接点に夫々ドア側ハーネスとボディ側
    ハーネスを接続し、ドア閉鎖時に対向型接点を通して自
    動車本体側のバッテリーから供給される電源でドア側に
    設置した電装品を駆動する構成としていることを特徴と
    する自動車ドアへの電源供給装置。
  2. 【請求項2】 上記ドアの内部に補助電源手段を設置
    し、ドア閉鎖時に上記対向型接点を通して自動車本体に
    搭載したバッテリーから供給される電源で上記補助電源
    手段の電源を充電する構成としている請求項1に記載の
    自動車ドアへの電源供給装置。
  3. 【請求項3】 上記補助電源手段として、2次電池ある
    いはコンデンサー等の充放電可能な電源手段を用いてい
    る請求項2に記載の自動車ドアへの電源供給装置。
  4. 【請求項4】 ドアの開閉を検出する検出手段および該
    検出手段に接続した制御手段を自動車本体側およびドア
    側とに夫々設け、上記ドア開放状態の時、上記自動車本
    体側の接点に電源を供給しないと共に、ドア側の補助電
    源手段でドア側電装品を駆動する一方、ドア閉鎖時には
    上記対向型接点を通して供給される自動車本体側の電源
    でドア側電装品を駆動するように制御している請求項2
    または請求項3に記載の自動車ドアへの電源供給装置。
  5. 【請求項5】 上記ドア内部に配索するドア側ハーネス
    の先端に接点取付部材を取り付け、該接点取付部材を、
    ドアパネルの前端面に内面より切り欠いて形成した開口
    部に嵌合して取り付ける一方、上記ドア側の接点取付部
    材と対向する位置の自動車本体のボディパネルに接点取
    付部材を取り付けている請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項に記載の自動車ドアへの電源供給装置。
  6. 【請求項6】 上記一対の接点取付部材に複数の収容室
    を設け、一方の接点取付部材に雄型接点、他方の接点取
    付部材に雌型接点とを取り付け、ドア閉鎖時に雌型接点
    と雄型接点とが嵌合して電気的に接続する構成としてい
    る請求項5に記載の自動車ドアへの電源供給装置。
JP7271471A 1995-10-19 1995-10-19 自動車ドアへの電源供給装置 Withdrawn JPH09117057A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9021742B2 (en) 2013-06-13 2015-05-05 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Opening and closing apparatus
KR101876080B1 (ko) * 2016-11-21 2018-07-06 현대자동차주식회사 도어 스텝 트림의 조명 시스템 및 방법

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