JPH06297950A - 車輌用スライドドアの給電装置 - Google Patents

車輌用スライドドアの給電装置

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JPH06297950A
JPH06297950A JP11208993A JP11208993A JPH06297950A JP H06297950 A JPH06297950 A JP H06297950A JP 11208993 A JP11208993 A JP 11208993A JP 11208993 A JP11208993 A JP 11208993A JP H06297950 A JPH06297950 A JP H06297950A
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JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
cable
vehicle body
case
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP11208993A
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English (en)
Inventor
Soichi Saeki
壮一 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドドアがン車体に閉じていると否とに
関わらず、常にスライドドア側に給電できるようにし、
また電極の露出などがないようにする。 【構成】 車体2にスライドドア5を取り付けた車輌に
おいて、スライドドア5に設けられる電装品の給電回路
を構成する可撓性のケーブル18を設け、このケーブル18
をケース19に、その開口部19a から出入自在に収容する
とともに、スプリング20で収容方向に付勢し、このケー
ブル18を収容したケース19を、スライドドア5の内部
に、開口部19a を車体2側に向けて取り付けたものであ
る。スプリング20が、ケーブル18のケース19からの出入
を円滑にする。電極がないので露出の問題がなく、常時
給電されるので著しく便利なものになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるワンボックス
カーと呼ばれる自動車のように、車体にスライドドアを
取り付けた車輌に適用する、車輌用スライドドアの給電
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示す自動車1は、車体2に対して
ヒンジ結合された前席用のドア3と、車体2に対して、
車室内の図示しないスライドレールと、車体外側のスラ
イドレール4に沿って後方にスライドして開く後席用の
スライドドア5が設けられている。最近の自動車は、こ
の種のいわゆるワンボックスカーも含めて、ウインドガ
ラスの開閉をモータによって行なうものが多くなってき
ており、また、乗降時に行なうドアのロック、アンロッ
ク操作も電気的に行なうものが多くなってきている。
【0003】このようにドアに電装品を装備すると、当
然にその電装品への給電および信号の授受(以下、給電
という)が必要となってくる。ドアが前席用のドア3で
ある場合には、ヒンジの近傍にワイヤーハーネスを這わ
せ、車体2の内部の電気回路とドア3の内部の電気回路
とを接続することが容易に行なえるが、ドアが後席用の
スライドドア5である場合には、ワイヤーハーネスを這
わすということが難しい。
【0004】そこで図7に示すように、車体2とスライ
ドドア5の対向する部位に電極装置6,7を設け、この
電極装置6,7で、車体2側からスライドドア5側への
給電を行なうようにしている。一方の電極装置6にはス
プリング8で押された電極板9があり、他方の電極装置
7にはこの電極板9に圧接する電極ピン10が設けられて
いる。この電極ピン10もスプリング11によって突出方向
に付勢されている。図中、12,13はハウジング、14,15
はリード線である。
【0005】このような構成からなる従来型のスライド
ドアの給電装置は、スライドドア5を車体2に閉じたと
きに電極ピン10が電極板9に圧接するので、リード線14
からの電流が電極板9、電極ピン10を通ってリード線15
側に流れ、スライドドア5に装備されたパワーウインド
等の電装品に給電し作動させることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のも
のでは、スライドドア5を車体2に完全に閉じたときに
のみパワーウインドのモータや、ドアのロック、アンロ
ック用のアクチュエータを作動させることができるの
で、スライドドア5を少しでも開いたときには給電でき
ず、非常に不便なものであった。また、電極板9や電極
ピン10が露出しているので、外観性が悪かった。先行技
術としてスライドドアが閉じた位置と開いた位置の両方
で給電できるようにしたものがある(特開昭59-170380
号)が、これとても、スライドドアが中間位置にあると
きなどには給電されないため、電装品の操作ができない
不便があった。
【0007】本発明はこの点に鑑みて成されたものであ
り、スライドドアが車体に閉じていると否とに関わら
ず、常にスライドドア側に給電することができ、また電
極の露出がないスライドドアの給電装置を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、車体にスライドドアを取り付
けた車輌において、該スライドドアに設けられる電装品
の給電回路を形成する可撓性のケーブルを設け、該ケー
ブルをケースに、その開口部から出入自在に収容すると
ともに収容方向に付勢し、該ケーブルを収容したケース
を前記車体またはスライドドアのいずれか一方の内部
に、開口部を他方に向けて取り付けた構成としたもので
ある。
【0009】
【作用】このような構成とすれば、スライドドアが閉じ
ているときには勿論のこと、開いているときにも可撓性
のケーブルが屈曲するのみで常時接続されているので、
スライドドア内部の電装品はいつでも作動することにな
る。そして可撓性のケーブルはケースの開口部から引込
む方向に付勢されているので、弛んでスライドドアと車
体との間に挟まれてしまうようなことがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、車体2とスライ
ドドア5の部分のみを示した図1と図2について説明す
る。スライドドア5は車体2に対して後方、すなわち図
2の矢印方向に開き、矢印の反対方向である前方に閉じ
るものである。このスライドドア5の開閉機構は従来既
存の自動車となんら変わるところはない。図1、図2に
おいては、便宜上、車体2のスライドドア5の前方に位
置する部分に2a、後方に位置する部分を2bの符号を付す
ものとする。
【0011】車体2aおよび車体2bの対抗する部分にはシ
ール部材16,17が貼着されており、スライドドア5が閉
じたときには、スライドドア5の縁部にこのシール部材
16,17が密着し、車室内に雨水や洗車水等が浸入しない
ようになっている。スライドドア5の内部には、次に説
明する可撓性のケーブル18を収容したケース19が、その
開口部19a を後方に向けて取付けてある。
【0012】図3に示すものは可撓性のケーブル18であ
る。このケーブル18は、扁平な保護材18a 内に複数本
(図示するものは3本であるが、さらに多数本でもよ
い)の電線18b が埋設されており、厚み方向に自在に屈
曲するものである。保護材18a はたとえば合成樹脂材で
できており、電線18b の保護と防水の機能を果たすこと
になる。
【0013】図4は、ケース19とこのケース19に収容さ
れたケーブル18の関係を示すものである。ケース19は開
口部19a が車体の内側に向けてあり、この開口部19a か
らケーブル18の一部が外部に出ている。ケーブル18の他
の部分は図4に示すようにケース19の内部においてU字
形に屈曲しており、一端と屈曲部との間には圧縮された
状態のスプリング20が介装されている。
【0014】ケーブル18の一端はケース19の外部に取付
けられたカプラ21に接続されており、開口部19a から出
た他端にはベース22が接続されている。ベース22にはリ
ード線23を介してカプラ24が接続されている。ケーブル
18は、その両端に接続されたカプラ21,24によって図示
しない回路に接続され、スライドドア5に設けられる電
装品の回路を形成することになる。
【0015】このように構成された、この車輌用スライ
ドドアの給電装置は、スライドドア5を図1のように車
体2に閉じているとき、ケーブル18の大半の部分はケー
ス19の内部に位置する。すなわち、このときにはスプリ
ング20が十分に伸張している。スライドドア5を図2に
示すように車体2から開くと、ケーブル18はカプラ21に
接続されている一端を残して他の部分は引き出される。
ケーブル18がこのように引き出されないとスライドドア
5は開かないからである。このときスプリング20は収縮
する。
【0016】スプリング20は、収縮状態では常にケーブ
ル18の屈曲部に圧力を掛けているので、スライドドア5
が閉じてくれば、ケース19の開口部19a から突出してい
る部分のケーブル18をケース19内に引き込むことにな
る。このように作用するスプリング20の弾発力によっ
て、ケーブル18はケース19に、円滑に出入りすることに
なる。
【0017】スライドドア5の内部に設けられた電装品
は、ケーブル18によって、車体2側の電源等に常に接続
されており、図7で説明した従来の電極装置で給電する
もののようにスライドドア5を開くと給電が断たれるも
のとは違うので、スライドドア5の開閉に関係なく電装
品の操作をすることができることになる。したがって、
たとえばウインドガラスを閉め忘れて降車したとき、ス
ライドドアが開いている状態でもこれを閉じることがで
きるので、実際の操作において著しく便利なものにな
る。
【0018】図5は、車体2とスライドドア5に設けら
れる電装品の例である。これを説明すると、車体2側に
は電源となるバッテリ25が搭載されており、正極側がコ
ントローラ26に接続されている。負極側は車体接地され
て接地ラインを形成する。27はドアロックスイッチであ
り、操作したときスライドドア5を閉じた状態にロック
するものである。
【0019】スライドドア5側には、ドアロックアクチ
ュエータ28、パワーウインドアクチュエータ29およびパ
ワーウインドスイッチ30等が設けられ、それぞれが電線
18bにより車体2側に接続されている。この電線18b
は、図3について説明したように、その外周部分が保護
材18a で被覆されている。スライドドア5側に設けられ
る電装品はこれに限られるものではなく、他のどのよう
なものであってもよいのは言うまでもない。
【0020】以上説明した実施例においては、ケーブル
18を収容したケース19をスライドドア5の内部に取り付
けたものについて説明したが、本発明はこれに限られる
ものではない。説明した実施例とは逆に、車体2側にケ
ース19を取付け、そのスライドドア5を開くときに、そ
のケース19からケーブル18を引き出すような形態にして
もよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た車輌用スライドドアの給電装置であるから、車体側の
電気回路とスライドドア内部の電装品とはケーブルによ
って常に接続されていることになり、従来のようにスラ
イドドアを閉じなければ電装品の操作ができないという
ような不便がない。また、接点を使用するものではない
ので、接点のずれなどについての配慮が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横断面図である。
【図2】図1のもののスライドドアが開いた状態を示す
断面図である。
【図3】ケーブルの構造を示す端面図である。
【図4】ケース内に収容されたケーブルの状態を示す断
面図である。
【図5】車体側とスライドドア側の電気的な接続例を示
す回路図である。
【図6】車体とスライドドアの関係を示す自動車の斜視
図である。
【図7】従来の給電装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 5 スライドドア 18 ケーブル 19 ケース 19a 開口部 20 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体にスライドドアを取り付けた車輌に
    おいて、該スライドドアに設けられる電装品の給電回路
    を形成する可撓性のケーブルを設け、該ケーブルをケー
    スに、その開口部から出入自在に収容するとともに収容
    方向に付勢し、該ケーブルを収容したケースを前記車体
    またはスライドドアのいずれか一方の内部に、開口部を
    他方に向けて取り付けたことを特徴とする車輌用スライ
    ドドアの給電装置。
JP11208993A 1993-04-15 1993-04-15 車輌用スライドドアの給電装置 Pending JPH06297950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208993A JPH06297950A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 車輌用スライドドアの給電装置

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JP11208993A JPH06297950A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 車輌用スライドドアの給電装置

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JPH06297950A true JPH06297950A (ja) 1994-10-25

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ID=14577831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH06297950A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6108976A (en) * 1997-04-02 2000-08-29 Amso., Co, Ltd. Feeder arrangement of sliding door
WO2000073095A1 (en) * 1999-05-28 2000-12-07 Delphi Technologies, Inc. Flexible electric cable for sliding vehicle door
EP0982195A3 (de) * 1998-08-28 2001-03-14 Delphi Technologies, Inc. Elektrische Verbindung
CN106401353A (zh) * 2016-08-03 2017-02-15 古贝特 一种自动开关窗

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