JPH09117040A - グロメット - Google Patents

グロメット

Info

Publication number
JPH09117040A
JPH09117040A JP7269693A JP26969395A JPH09117040A JP H09117040 A JPH09117040 A JP H09117040A JP 7269693 A JP7269693 A JP 7269693A JP 26969395 A JP26969395 A JP 26969395A JP H09117040 A JPH09117040 A JP H09117040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire bundle
grommet
reinforcing
agent filling
water stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7269693A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihito Suzuki
通仁 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP7269693A priority Critical patent/JPH09117040A/ja
Publication of JPH09117040A publication Critical patent/JPH09117040A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水剤の充填によりグロメットと電線束との
間の空間及び電線束内の隙間を密封する際にグロメット
の変形を防止する。 【解決手段】 ワイヤハーネスを構成する電線束2を筒
状の電線保持部3に挿通し、電線保持部の一端に連結壁
部4を介して電線保持部より大径の止水剤充填部5を連
成し、止水剤の充填により電線束と止水剤充填部との間
の空間10及び電線束内の隙間11を密封するグロメッ
トにおいて、止水剤充填部と連結壁部とに境界を横切っ
て電線束挿通方向へ補強部9を設け、止水剤の乾燥時に
電線束や止水剤充填部の撓みを防止する。補強部は、電
線束と止水剤充填部との外壁面に菱形状の補強凹部9を
適宜間隔毎に複数設け、補強凹部の上半部により止水剤
充填部の外壁面に凹凸を形成し、下半部を電線束に当接
して成る。補強部は、連結壁部と止水剤充填部との外壁
面に補強リブを放射状に複数突設して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスを
構成する電線束をグロメットに挿入すると、グロメット
と電線束との間に空間及び電線束内に隙間が生じ、この
空間及び隙間を止水剤の充填により密封するグロメット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のグロメットを示すものであ
る。図5において、グロメット30は、ワイヤハーネス
を構成する電線束31をテープ巻きにより保持する電線
保持部32と、電線保持部32の一端に止水剤33を注
入する止水剤充填部34を連成し、電線保持部32の他
端に蛇腹部35を介して漏斗状のグロメット本体36を
一体形成して成る。
【0003】止水剤充填部34が上向きになるようにグ
ロメット30を配置して電線束31をグロメット30内
に挿通し、電線保持部32をテープ37で巻く。止水剤
充填部34に止水剤33を流し込み、止水剤充填部34
と電線束31との間の空間及び電線束31内の隙間を止
水剤33で密封し、止水剤33を硬化させてグロメット
30と電線束31との間の空間及び電線束31内の隙間
を防水する。
【0004】しかしながら、止水剤33を乾燥する場
合、止水剤充填部34内で電線束31が自重によって倒
れると、グロメット30に対して電線束31′が偏心し
た製品になる恐れがあった。また、止水剤充填部34自
身が倒れると、変形した止水剤充填部34′を有するグ
ロメット30が製品となる恐れもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、止水剤を乾燥する場合に、グロメットに対して
電線束が偏心するのを防止し、止水剤充填部自身が倒れ
てグロメットが変形するのを防ぐグロメットを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ワイヤハーネスを構成する電線束を筒状
の電線保持部に挿通し、該電線保持部の一端に連結壁部
を介して電線保持部より大径の止水剤充填部を連成し、
止水剤の充填により該電線束と止水剤充填部との間の空
間及び電線束間の隙間を密封するグロメットにおいて、
前記止水剤充填部と連結壁部とに境界を横切って電線束
挿通方向へ補強部を設け、前記止水剤の乾燥時に電線束
や止水剤充填部の撓みを防止するグロメットを基本とす
る。また、前記補強部は、前記電線束と止水剤充填部と
の外壁面に菱形状の補強凹部を適宜間隔毎に複数設け、
該補強凹部の上半部により該止水剤充填部の外壁面に凹
凸を形成し、下半部を該電線束に当接して成るグロメッ
トも有効である。更に前記補強部は、前記連結壁部と止
水剤充填部との外壁面に補強リブを放射状に複数突設し
て成るグロメットも併せて採用する。
【0007】本発明によれば、補強部が止水剤充填部と
連結壁部との境界を横切っているから、止水剤充填部と
連結部とを同時に補強する。これにより、充填された止
水剤の乾燥時に、例えば外力などが加わった場合でも電
線束や止水剤充填部が撓まない。また、菱形状の補強凹
部の上半分が止水剤充填部の外壁面に凹凸を形成するか
ら、止水剤充填部の強度が増す。これにより、止水剤の
乾燥時に例えば外力などが止水剤受け部に加わっても止
水剤充填部が傾斜しない。
【0008】更に、補強凹部の下半分が電線束に当接す
るから、電線束が自重により傾斜しない。これにより、
電線束がグロメットに対して偏心しない。その上、補強
リブが連結壁部と止水剤充填部との外壁面に突き出てい
るから、連結壁部と止水剤充填部との外壁面に肉厚部分
が形成される。これにより、連結壁部と止水剤充填部と
を補強する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1〜4は本発明に係るグ
ロメットの一実施例を示すものである。図1において、
グロメット1は、ワイヤハーネスを構成する電線束2を
挿通して保持する筒状の電線保持部3の一端に、連結壁
部4を介して電線保持部3より大径の止水剤充填部5を
達成し、電線保持部3の他端に漏斗状のグロメット本体
6を一体形成して成る。グロメット本体6の外壁面に
は、図示しない車両パネルの隔壁の孔に嵌着するための
環状溝7が周設されている。
【0010】図2に示す如く、連結壁部4と止水剤充填
部5との外壁面に境界8を横切って補強部としての補強
凹部9が形成されている。補強凹部9は菱形の形状であ
り、短い対角線9aと境界8とを略一致させると共に長
い対角線9bを電線束挿通方向に向けて成る。図3に示
すように、補強凹部9は電線保持部3を中心として放射
状かつ等間隔に四つ形成されている。
【0011】なお、本実施例では補強凹部9が対称に四
つ配置されているが、補強凹部9の数を変えることや、
非対称に配置することも可能である。また、本実施例で
は図1に示すように連結壁部4と止水剤充填部5とに凹
んだ補強凹部9を形成したが、凹みの代わりにリブを突
設して両者4及び5に肉厚部分を形成することも可能で
ある。更に、短い対角線9aと境界とを略一致させなく
ても可能であるが、略一致させた方が補強効果が大きい
ので好ましい。
【0012】次に、止水剤(例えばウレタン)を流し込
んで止水剤充填部5と電線束2との間の空間10及び電
線束2内の隙間11(図1)を密封する場合を説明す
る。まず、止水剤充填部5が上向きになるようにグロメ
ット1を配置した後に、グロメット1に電線束2を挿通
し、図4に示すように、電線保持部3にテープ12を巻
いて電線束2を固定する。次に、止水剤13を止水剤充
填部5に注入して空間10及び隙間11(図1)を充填
して密封し、充填された止水剤13を乾燥させて硬化さ
せ、止水剤充填部5と電線束2との間の空間10及び電
線束2内の隙間11を防水する。
【0013】グロメット1には上記補強凹部9が形成さ
れ、補強凹部9の上半部9cにより止水剤充填部5の根
元部分に凹凸が形成されて強度が増すから、充填後にお
ける止水剤充填部5が傾斜して倒れるのを防止する。ま
た、補強凹部9の下半分9dが挿通された電線束2に当
接するから、電線束2が自重により傾いてグロメット1
に対して偏心するのを防止する。これにより、グロメッ
ト1内に充填された止水剤13を乾燥する際に、電線束
2が偏心した製品や止水剤充填部5が傾いて変形した製
品ができるのを防止することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、止水剤
充填部と連結壁部との境界を横切って補強部を設けるか
ら、止水剤充填部と連結壁部とを同時に補強することが
できる。これにより、従来に比べて両者の強度が増すか
ら、止水剤の乾燥時に、例えば電線束や止水剤充填部に
外力が加わっても電線束と止水剤充填部とが撓むのを防
止することができる。また、補強凹部の上半分により止
水剤充填部の外壁面に凹凸が形成されるから、止水剤充
填部の強度を増すことができる。これにより、止水剤の
乾燥時に、例えば外力が加わって止水剤充填部が傾斜し
て倒れるのを防止するから、止水剤充填部の変形したグ
ロメット製品が製作されるのを防ぐことができる。
【0015】更に、補強凹部の下半分が電線束に当接す
るから、例えば電線束の自重により傾くのを防ぐことが
できる。これにより、電線束がグロメットに対して偏心
することを阻止するから、電線束の傾斜したグロメット
製品が発生するのを防止することができる。その上、補
強リブを連結壁部と止水剤充填部との外壁面に突設する
から、両者の外壁面に肉厚部分が形成される。これによ
り、連結壁部と止水剤充填部とが補強されるから、止水
剤乾燥時に両者が傾斜するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】補強凹部の拡大斜視図である。
【図3】本発明に係るグロメットの平面図である。
【図4】図1に止水剤を充填した場合を示す縦断面図で
ある。
【図5】従来のグロメットを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 グロメット 2 電線束 3 電線保持部 4 連結壁部 5 止水剤充填部 9 補強凹部 10 空間 11 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する電線束を筒状
    の電線保持部に挿通し、該電線保持部の一端に連結壁部
    を介して電線保持部より大径の止水剤充填部を連成し、
    止水剤の充填により該電線束と止水剤充填部との間の空
    間及び電線束内の隙間を密封するグロメットにおいて、 前記止水剤充填部と連結壁部とに境界を横切って電線束
    挿通方向へ補強部を設け、前記止水剤の乾燥時に電線束
    や止水剤充填部の撓みを防止することを特徴とするグロ
    メット。
  2. 【請求項2】 前記補強部は、前記電線束と止水剤充填
    部との外壁面に菱形状の補強凹部を適宜間隔毎に複数設
    け、該補強凹部の上半部により該止水剤充填部の外壁面
    に凹凸を形成し、下半部を該電線束に当接して成ること
    を特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 【請求項3】 前記補強部は、前記連結壁部と止水剤充
    填部との外壁面に補強リブを放射状に複数突設して成る
    ことを特徴とする請求項1記載のグロメット。
JP7269693A 1995-10-18 1995-10-18 グロメット Withdrawn JPH09117040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7269693A JPH09117040A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7269693A JPH09117040A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09117040A true JPH09117040A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17475880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7269693A Withdrawn JPH09117040A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 グロメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09117040A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1101656A1 (en) * 1999-11-17 2001-05-23 Yazaki Corporation Grommet having a resilient flange
CN105697874A (zh) * 2014-12-10 2016-06-22 株式会社利富高 卡扣件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1101656A1 (en) * 1999-11-17 2001-05-23 Yazaki Corporation Grommet having a resilient flange
CN105697874A (zh) * 2014-12-10 2016-06-22 株式会社利富高 卡扣件
JP2016116250A (ja) * 2014-12-10 2016-06-23 株式会社ニフコ グロメット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3225311B2 (ja) 環状凹凸波形管用ベルマウス
JPH07228208A (ja) グロメット
JPH10327515A (ja) 環状凹凸波形管用ベルマウス
JPS59173712U (ja) 橋梁ケ−ブルのアンカ−ソケツト
JPH09117040A (ja) グロメット
JP2001020458A5 (ja)
JP3823276B2 (ja) ハンドホールまたはマンホール用接続管体とブロック体及びハンドホールまたはマンホール
JP3654555B2 (ja) 止水グロメット
JP2000104858A (ja) 長尺物の支持管及び支持構造
JP3080112B2 (ja) 除去アンカー
JP2787794B2 (ja) グロメット防水構造
JP2906925B2 (ja) グロメット
JP3142760B2 (ja) プレキャストコンクリート多孔管とハンドホール部材との連結構造
JP3623871B2 (ja) プレキャスト構造物用シール部材
JP3450088B2 (ja) 合成セグメントおよびその製造方法
JPH051945Y2 (ja)
JP2973394B2 (ja) 止水部材及び該防水部材を用いた止水方法
JPH09172724A (ja) 電線共同溝
JPH08239952A (ja) 鉄筋接続装置
JPS60175664A (ja) アンカ−ボルト施工用型枠
JPH0313671Y2 (ja)
KR0118340Y1 (ko) 연결철물 매립구조
JP2892975B2 (ja) 地中配線用フレキシブルユニット
JPS637452A (ja) モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ
JPH082237Y2 (ja) シールドセグメントのボルトボックスの蓋

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107