JPH09116768A - 色校正機能つきプリンタ装置 - Google Patents

色校正機能つきプリンタ装置

Info

Publication number
JPH09116768A
JPH09116768A JP7297530A JP29753095A JPH09116768A JP H09116768 A JPH09116768 A JP H09116768A JP 7297530 A JP7297530 A JP 7297530A JP 29753095 A JP29753095 A JP 29753095A JP H09116768 A JPH09116768 A JP H09116768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density value
printer
density
printer device
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7297530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3255218B2 (ja
Inventor
Junko Watanabe
順子 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP29753095A priority Critical patent/JP3255218B2/ja
Publication of JPH09116768A publication Critical patent/JPH09116768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255218B2 publication Critical patent/JP3255218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色校正機能つきプリンタ装置で、プリンタ装
置の出力階調特性としてユーザが望む任意のものを得る
ことができるようにする。 【解決手段】 プリンタ装置をメンテナンスした状態
で、記憶部61内の色補正用データを、制御部50およ
び目標濃度値登録装置82を通じてプリンタ10に供給
して、用紙上に階調表現チャートを出力する。その階調
表現チャートの濃度を濃度計90で測定し、その計測濃
度値を目標濃度値登録装置82で記憶部65に、ユーザ
が望む任意の目標濃度値Uとして登録する。色校正時、
目標濃度値として、その目標濃度値Uを選択することに
より、プリンタ装置の出力階調特性はユーザが望む任意
のものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラープリンタ
装置やカラー複写機などのプリンタ装置(この明細書で
「プリンタ装置」とは、複写機などを含む)で、画像記
録手段たるプリンタに対する色校正機能を備えるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のプリンタを備えるプリン
タ装置においては、トナー供給量の変動ないし感光体や
現像剤の劣化などのプリンタ装置の経時的変化や、プリ
ンタ装置の設置場所の環境変化などによって、出力画像
の階調特性が変化する。この出力階調特性の変化は、単
色プリンタ装置の場合には、その単色の濃淡の変化とし
て現われるにすぎないが、カラープリンタ装置、特にフ
ルカラープリンタ装置においては、色合いの変化となっ
て現われる。
【0003】そのため、カラープリンタ装置に対して色
校正機能を付加して、プリンタ装置が本来有すべき、ま
たはプリンタ装置の目標とすべき階調特性を維持できる
ようにすることが考えられている。
【0004】例えば、特開昭63−113568号に
は、装置内にイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラッ
クの各色につき階調表現された濃度パターンデータを記
憶しておいて、色校正時、その濃度パターンデータを画
像として出力して、その出力された画像の濃度を濃度測
定手段により測定し、その測定結果の濃度パターンデー
タを上記の記憶されている濃度パターンデータと比較し
て、両者が一致するように画像データに対する色補正回
路を制御することが示されている。
【0005】また、特開昭63−125338号には、
上記のような方法に加えて、原稿上の画像をイメージス
キャナで読み取ることにより得られたアナログ信号をデ
ジタルデータに変換し、そのデータを上記の記憶されて
いる濃度パターンデータと比較して、両者が一致するよ
うに画像データに対する色補正回路を制御することが示
されている。
【0006】さらに、特開平4−77060号には、装
置内に濃度の基準となる階調パターンを記憶しておい
て、色校正時、その基準階調パターンを画像として出力
して、その出力された画像を読み取りセンサにより読み
取り、その得られた階調パターンを上記の基準階調パタ
ーンと比較して、その比較結果により、出力画像の濃度
が適性となるようにガンマ補正のパラメータを変更する
ことが示されている。
【0007】そのほか、特開平3−87862号、特開
平3−88574号、特開平6−55779号および特
開平7−23175号には、上記の方法と類似する、ま
たは上記の方法と関連する技術が示されている。
【0008】図12は、上記の特開昭63−11356
8号などで示された従来の色校正機能つきプリンタ装置
を示し、印刷制御装置1内には、メモリ2からの色補正
パラメータにより、通常の印刷時に、例えば外部装置か
らのページ記述言語で表現された印刷データがデコンポ
ーズされて得られる画像データの階調を変換する色補正
回路3が設けられる。
【0009】また、印刷制御装置1内のメモリ4には、
各色につき階調表現された色補正用データがあらかじめ
書き込まれるとともに、メモリ5には、同様に各色につ
き階調表現された目標濃度値があらかじめ書き込まれ
る。
【0010】そして、色校正時には、メモリ4からの色
補正用データが、色補正回路3を通じることなく直接、
プリンタ7に供給されて、用紙上に印字出力され、その
印刷物8の濃度が濃度計9により測定されて、濃度計9
から計測濃度値が得られる。
【0011】さらに、その計測濃度値が、印刷制御装置
1内の比較回路6において、メモリ5からの目標濃度値
と比較されて、その比較結果出力により、濃度計9によ
る計測濃度値がメモリ5上の目標濃度値と一致するよう
に、メモリ2上の色補正パラメータが書き換えられる。
【0012】色補正時には、すなわち通常の印刷時に
は、上記の画像データが色補正回路3において、上記の
ように書き換えられたメモリ2からの色補正パラメータ
により階調変換され、その変換後の画像データが、プリ
ンタ7に供給されて、用紙上に印字出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の色校正機能つきプリンタ装置は、プリンタ装置
が本来有すべき、またはプリンタ装置の目標とすべき階
調特性を維持できるように、プリンタ装置の出荷時にお
いて、メーカーが印刷制御装置1内のメモリ5に目標濃
度値を登録しておくもので、その目標濃度値としてメー
カーが、例えば、あるメーカーのトナーを使用する場合
のそれと、別のあるメーカーのトナーを使用する場合の
それとを登録しておく、というように複数の目標濃度値
を登録しておくことによって、ユーザが目標濃度値を変
更して出力階調特性を変更することはできるが、メーカ
ーの提供した目標濃度値ではなく、ユーザが望む任意の
目標濃度値によって、ユーザが望む任意の出力階調特性
を得ることはできない不都合がある。
【0014】さらに、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)などの通信ネットワーク上に複数のプリンタ装置
が接続されている場合のように、複数のプリンタ装置を
有するプリントシステムの場合、それら複数のプリンタ
装置の間でユーザが望む任意の同一の出力階調特性を得
ることができないことは勿論、それら複数のプリンタ装
置の間でメーカーにより提供された目標濃度値により同
一の出力階調特性を得るときでも、個々のプリンタ装置
において上記のような濃度測定による色校正を行わなけ
ればならない欠点がある。
【0015】そこで、この発明の第1の目的は、色校正
機能つきプリンタ装置において、ユーザが望む任意の目
標濃度値によって、ユーザが望む任意の出力階調特性を
容易に得ることができるようにすることである。
【0016】さらに、この発明の第2の目的は、通信ネ
ットワーク上に複数のプリンタ装置が接続されている場
合のように、複数のプリンタ装置を有するプリントシス
テムの場合に、そのうちの一つのプリンタ装置におい
て、ユーザが望む任意の目標濃度値によりユーザが望む
任意の出力階調特性を得る処理を行ったときには、他の
プリンタ装置においてそのような処理を行わなくても、
他のプリンタ装置において同じ目標濃度値により同じ出
力階調特性を容易に得ることができ、複数のプリンタ装
置の間でユーザが望む任意の同一の出力階調特性を容易
に得ることができるようにすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、図
2に示して後述する実施例の参照符号を各手段のあとの
括弧内に引用すると、階調表現チャートを出力する画像
出力手段(10)と、この画像出力手段(10)により
出力された階調表現チャートの濃度を測定する濃度測定
手段(90)と、この濃度測定手段(90)による計測
濃度値を目標濃度値と比較し、その比較結果により色補
正パラメータを決定するパラメータ決定手段(87)と
を備える色校正機能つきプリンタ装置において、特に、
上記濃度測定手段(90)による計測濃度値を上記目標
濃度値として登録する目標濃度値登録手段(82)を設
ける。
【0018】請求項2の発明では、同様に図2に示して
後述する実施例の参照符号を各手段のあとの括弧内に引
用すると、階調表現チャートを出力する画像出力手段
(10)と、この画像出力手段(10)により出力され
た階調表現チャートの濃度を測定する濃度測定手段(9
0)と、この濃度測定手段(90)による計測濃度値を
目標濃度値と比較し、その比較結果により色補正パラメ
ータを決定するパラメータ決定手段(87)とを備える
色校正機能つきプリンタ装置において、特に、上記画像
出力手段(10)とは異なる、他のプリンタ装置の画像
出力手段により出力された階調表現チャートの濃度が、
上記濃度測定手段(90)により測定されて得られた計
測濃度値を、上記目標濃度値として登録する目標濃度値
登録手段(82)を設ける。
【0019】請求項3の発明では、図2、図7および図
8に示して後述する実施例の参照符号を各手段のあとの
括弧内に引用すると、階調表現チャートを出力する画像
出力手段(10)と、この画像出力手段(10)により
出力された階調表現チャートの濃度を測定する濃度測定
手段(90)と、この濃度測定手段(90)による計測
濃度値を目標濃度値と比較し、その比較結果により色補
正パラメータを決定するパラメータ決定手段(87)と
を備える色校正機能つきプリンタ装置(100)におい
て、特に、上記濃度測定手段(90)による計測濃度値
を他のプリンタ装置(200,300)の目標濃度値と
して他のプリンタ装置(200,300)に転送する目
標濃度値送信手段(88)を設ける。
【0020】請求項4の発明では、同様に図2、図7お
よび図8に示して後述する実施例の参照符号を各手段の
あとの括弧内に引用すると、階調表現チャートを出力す
る画像出力手段(10)と、この画像出力手段(10)
により出力された階調表現チャートの濃度を測定する濃
度測定手段(90)と、この濃度測定手段(90)によ
る計測濃度値を目標濃度値と比較し、その比較結果によ
り色補正パラメータを決定するパラメータ決定手段(8
7)とを備える色校正機能つきプリンタ装置(200,
300)において、特に、他のプリンタ装置(100)
から転送された計測濃度値を当該プリンタ装置(20
0,300)の目標濃度値として受信し、登録する目標
濃度値受信登録手段(89,82)を設ける。
【0021】請求項5の発明では、図7に示して後述す
る実施例の参照符号を各手段のあとの括弧内に引用する
と、請求項3または4のプリンタ装置(100または2
00,300)において、当該プリンタ装置(100ま
たは200,300)および他のプリンタ装置(20
0,300または100)を通信ネットワーク(40
0)上に接続されるものとする。
【0022】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明の色校正
機能つきプリンタ装置においては、ユーザは、自分が望
む任意の出力階調特性となるようにエンジニアに画像出
力手段(10)をメンテナンスしてもらった後、その画
像出力手段(10)により階調表現チャートを用紙上に
印字出力し、その用紙上の階調表現チャートの濃度を濃
度測定手段(90)により測定することによって、濃度
測定手段(90)による計測濃度値として、ユーザが望
む任意の目標濃度値を得ることができ、その計測濃度値
が目標濃度値として目標濃度値登録手段(82)により
登録されることによって、色補正校正時、目標濃度値登
録時の出力階調特性をシミュレートでき、通常の印刷
時、ユーザが望む任意の出力階調特性を得ることができ
る。
【0023】上記のように構成した請求項2の発明の色
校正機能つきプリンタ装置においては、他のプリンタ装
置により用紙上に出力された階調表現チャートの濃度を
当該プリンタ装置の濃度測定手段(90)により測定
し、その得られた計測濃度値を当該プリンタ装置の目標
濃度値として目標濃度値登録手段(82)により登録す
ることによって、当該プリンタ装置のメンテナンスを要
することなく、かつ当該プリンタ装置において階調表現
チャートを出力させることなく、当該プリンタ装置の出
力階調特性を簡単にユーザが望む任意のものとすること
ができる。
【0024】上記のように構成した請求項3の発明の色
校正機能つきプリンタ装置においては、他のプリンタ装
置(200,300)において階調表現チャートを出力
し、さらにはその出力された階調表現チャートの濃度を
測定しなくても、他のプリンタ装置(200,300)
の出力階調特性をユーザが望む任意のものとすることが
できる。
【0025】上記のように構成した請求項4の発明の色
校正機能つきプリンタ装置においては、当該プリンタ装
置(200,300)において階調表現チャートを出力
し、さらにはその出力された階調表現チャートの濃度を
測定しなくても、当該プリンタ装置(200,300)
の出力階調特性をユーザが望む任意のものとすることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
[請求項1,2の発明の実施形態]図1は、請求項1,
2の発明のプリンタ装置の一例のシステム構成を示し、
そのプリンタ装置は、プリンタ10、印刷制御装置20
および濃度計90からなり、その印刷制御装置20は、
ユーザインタフェース30および制御装置本体40から
なる。
【0027】図2は、印刷制御装置20の具体例を示
し、ユーザインタフェース30は、操作部31および表
示部32からなり、制御装置本体40は、全体として、
制御部50、記憶装置60、色補正回路70および色校
正装置80からなる。
【0028】操作部31は、ユーザが目標濃度値の登録
を指示するなど、色校正に係る操作を行うものであり、
表示部32は、ユーザの操作に対する案内ないし指示
や、プリンタ装置の動作状況などを表示するものであ
る。
【0029】制御部50は、印刷制御装置20の各部を
制御するとともに、外部装置500がイメージスキャナ
のように画像データを出力するものである場合には、そ
の外部装置500からの画像データを処理して色補正回
路70に出力し、外部装置500がパーソナルコンピュ
ータやワークステーションなどからなるホスト装置で、
プリンタ装置に対して例えばページ記述言語で表現され
た印刷データを含む印刷ジョブを送信するものである場
合には、その印刷データを画像データに変換して色補正
回路70に出力するものである。
【0030】記憶装置60は、外部装置500からの印
刷データなどを記憶するとともに、色補正用データを記
憶した記憶部61、色補正パラメータの現在値を記憶す
る記憶部62、色補正パラメータの以前値(直前値)を
記憶する記憶部63、色補正パラメータの初期値を記憶
した記憶部64、および目標濃度値を記憶する記憶部6
5を有する。
【0031】目標濃度値は、当該プリンタ装置の出荷時
にメーカーによって記憶部65に書き込まれる目標濃度
値Mと、後述するようにユーザによって記憶部65に登
録される目標濃度値Uとからなる。ただし、いずれも複
数のものを書き込み、または登録できるようにされる。
【0032】色補正回路70は、色補正時、すなわち通
常の印刷時、制御部50からの上記の画像データを、記
憶部62からの色補正パラメータ現在値により階調変換
し、その変換後の画像データをプリンタ10に送出する
ものである。
【0033】色校正装置80は、上記の記憶部63,6
4および65を含んで構成され、これら記憶部63〜6
5のほかに、階調特性変更装置81、目標濃度値登録装
置82、目標濃度値選択装置86、および階調特性算出
装置87を有する。
【0034】階調特性変更装置81は、色校正時、後述
するように、階調特性算出装置87で算出された結果か
ら上記の画像データに対する階調特性を変更して、記憶
部62の色補正パラメータ現在値を書き換えるととも
に、操作部31でのユーザの操作により、記憶部62の
色補正パラメータ現在値を記憶部63の色補正パラメー
タ以前値と入れ替えるなどの処理を行うものである。
【0035】目標濃度値登録装置82は、色校正に先立
って、操作部31でのユーザの操作により、記憶部65
に目標濃度値Uとして、後述するようにユーザが望む任
意のものを登録し、目標濃度値選択装置86は、色校正
時、操作部31でのユーザの操作により、記憶部65か
ら目標濃度値を選択して階調特性算出装置87に取り込
むものである。
【0036】階調特性算出装置87は、色校正時、プリ
ンタ10により用紙上に印字出力された、記憶部61か
らの色補正用データによる階調表現チャートの濃度を、
濃度計90により測定することによって、濃度計90か
ら得られた計測濃度値と、目標濃度値選択装置86によ
り記憶部65から選択された目標濃度値とを比較して、
上記の画像データに対する階調特性を算出し、その算出
結果を階調特性変更装置81に送出するものである。
【0037】なお、プリンタ10は、この例では、シア
ン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色を、各色
256階調で印刷するものである。
【0038】上述したプリンタ装置で、ユーザが望む任
意の目標濃度値を記憶部65に登録するには、ユーザが
自分が望む任意の出力階調特性となるようにエンジニア
にプリンタ10をメンテナンスしてもらう。そして、プ
リンタ10のメンテナンス後、印刷制御装置20は、図
3に示すような目標濃度値登録処理ルーチンS10によ
って、記憶部65に目標濃度値を登録する。
【0039】すなわち、目標濃度値登録処理は、ユーザ
が操作部31で目標濃度値登録の指示をすることによっ
て開始して、まずステップS11において、目標濃度値
登録装置82が、制御部50を通じて記憶部61から色
補正用データを読み出して、プリンタ10に送出する。
【0040】これにより、次にステップS12におい
て、プリンタ10が、その色補正用データを階調表現チ
ャートとして用紙上に印字出力する。
【0041】次に、ユーザが、その用紙上に出力された
階調表現チャートを濃度計90に読み取らせることによ
って、印刷制御装置20は、ステップS13において、
その濃度計90による計測濃度値を、内部に取り込ん
で、目標濃度値登録装置82にフィードバックする。
【0042】次に、印刷制御装置20は、ステップS1
4において、目標濃度値登録装置82が、そのフィード
バックされた計測濃度値を目標濃度値として記憶部65
に登録して、目標濃度値登録処理を終了する。
【0043】色補正用データにより用紙上に出力される
階調表現チャートは、一例として図10に示すように、
シアンC、マゼンタM、イエローYおよびブラックKの
各色につき、10%から100%までの10%おきの1
0段階の階調を示すものである。ただし、この場合、色
補正用データは、各色につき8ビットで表現されたもの
で、図10の括弧内に示す値は、その色補正用データの
値である。
【0044】この階調表現チャートが濃度計90により
読み取られることによって濃度計90から得られる計測
濃度値は、各色につき、入力値である色補正用データの
値と出力値である濃度値との関係が、プリンタ10の状
態に応じて、図11(a)または図11(b)に示すよ
うなものとなる。
【0045】そして、上記の目標濃度値登録処理では、
プリンタ10がユーザが望む任意の出力階調特性となる
ようにメンテナンスされた状態で用紙上に出力された階
調表現チャートの濃度が、濃度計90により測定される
ので、その濃度計90による計測濃度値は、ユーザが望
む任意の目標濃度値となり、その計測濃度値が目標濃度
値として記憶部65に登録されることによって、ユーザ
は印刷制御装置20内に自分が望む任意の目標濃度値を
得ることができる。
【0046】そして、次に述べる色校正時において、記
憶部65から目標濃度値として、そのユーザが望む任意
の目標濃度値を選択することによって、ユーザはプリン
タ10の出力階調特性を自分が望む任意の出力階調特性
とすることができる。
【0047】その色校正時には、印刷制御装置20は、
図4に示すような色校正処理ルーチンS20によって、
記憶部62の色補正パラメータ現在値を決定し、画像デ
ータに対する階調特性を設定する。
【0048】すなわち、色校正処理は、ユーザが操作部
31で色校正の指示をすることによって開始して、まず
ステップS21において、階調特性変更装置81が、制
御部50を通じて記憶部61から色補正用データを読み
出して、プリンタ10に送出する。
【0049】これにより、次にステップS22におい
て、プリンタ10が、その色補正用データを階調表現チ
ャートとして用紙上に印字出力する。
【0050】次に、ユーザが、その用紙上に出力された
階調表現チャートを濃度計90に読み取らせることによ
って、印刷制御装置20は、ステップS23において、
その濃度計90による計測濃度値を、内部に取り込ん
で、階調特性算出装置87にフィードバックする。
【0051】次に、印刷制御装置20は、ステップS2
4において、目標濃度値選択装置86が、記憶部65か
ら、これに登録された、すべての目標濃度値を読み出し
て、階調特性算出装置87、階調特性変更装置81およ
び制御部50を介して表示部32に送出することによっ
て、表示部32で、記憶部65に登録された、すべての
目標濃度値を表示する。
【0052】ユーザは、この表示部32を見て、操作部
31で、目標濃度値の一つを選択する。
【0053】このようにユーザによって目標濃度値の一
つが選択されると、印刷制御装置20は、次にステップ
S25において、階調特性算出装置87が、階調特性変
更装置81を介して、記憶部62の色補正パラメータ現
在値を、色補正パラメータ以前値として記憶部63に上
書きする。
【0054】次に、印刷制御装置20は、ステップS2
6において、階調特性算出装置87が、目標濃度値選択
装置86により、記憶部65からユーザが指示した一つ
の目標濃度値を選択するとともに、その選択した目標濃
度値と、ステップS23において濃度計90から取り込
んで保持した計測濃度値とを比較して、後述するように
新たな階調特性を算出し、その算出結果を、階調特性変
更装置81により、色補正パラメータ現在値として記憶
部62に上書きして、色校正処理を終了する。
【0055】シアン、マゼンタ、イエローおよびブラッ
クのうちのある色につき、ユーザにより選択された目標
濃度値が図11(a)に示すようなものであるのに対し
て、濃度計90による計測濃度値が図11(b)に示す
ようなものであるとすると、ステップS26において、
階調特性算出装置87は、まず、その計測濃度値におけ
る10%おきの入力値に対する濃度値を直線補間して、
図11(c)の折れ線で示すような計測濃度値を算出す
る。
【0056】次に、その算出した計測濃度値を、図11
(c)でプロット部分として示す目標濃度値と比較する
ことによって、計測濃度値を目標濃度値に一致させるよ
うな階調特性を求める。
【0057】すなわち、この場合、入力値「77」(3
0%)に対する計測濃度値は約0.35、目標濃度値は
約0.4で、計測濃度値として目標濃度値の約0.4を
得るには、入力値が「102」でなければならないこと
から、新たな階調特性は、図11(d)に示すように、
入力値が「77」に対して出力値が「102」となるよ
うにする必要があり、階調特性算出装置87は、そのよ
うな階調特性を算出する。
【0058】この新たな階調特性の算出を、計測濃度値
および目標濃度値における10%おきの入力値に対する
ものにつき行った後、直線補間することによって、新た
な階調特性として、図11(d)の折れ線で示すような
階調特性を得る。
【0059】さらに、その一連の処理は、他の色につい
ても順次行って、シアン、マゼンタ、イエローおよびブ
ラックの各色につき、計測濃度値を目標濃度値に一致さ
せるような階調特性を求め、その階調特性を、上述した
ように色補正パラメータ現在値として記憶部62に上書
きする。
【0060】この例のプリンタ装置では、以上の色校正
時において、ユーザが目標濃度値の選択を間違えるなど
によって、プリンタ装置の出力階調特性が好ましくない
ものとなったときには、図5に示すような以前値引き戻
し処理ルーチンS30によって、記憶部62の色補正パ
ラメータ現在値を色校正前の値に戻すことができ、これ
によってプリンタ装置の出力階調特性を色校正前の状態
に戻すことができる。
【0061】その以前値引き戻し処理は、ユーザが操作
部31で色補正パラメータを以前値に戻す指示をするこ
とによって開始して、まずステップS31において、階
調特性変更装置81が、記憶部62から色補正パラメー
タ現在値を読み出すとともに、記憶部63から色補正パ
ラメータ以前値を読み出す。
【0062】次に、ステップS32において、階調特性
変更装置81が、記憶部62から読み出した色補正パラ
メータ現在値を、色補正パラメータ以前値として記憶部
63に上書きする。
【0063】次に、ステップS33において、階調特性
変更装置81が、記憶部63から読み出した色補正パラ
メータ以前値を、色補正パラメータ現在値として記憶部
62に上書きして、以前値引き戻し処理を終了する。
【0064】図12に示した従来のプリンタ装置では、
色校正時、メモリ2上の色補正パラメータが上書きされ
て、色校正前の色補正パラメータは消去されるので、何
らかの理由により色校正に失敗した場合には、プリンタ
装置の出力階調特性を色校正前の状態に戻すことができ
ず、プリンタ装置の出力階調特性を適正な階調特性とす
るには、プリンタ装置のメンテナンスが必要となる。
【0065】これに対して、この発明の上記の例のプリ
ンタ装置では、色校正に失敗した場合でも、以前値引き
戻し処理ルーチンS30によって、記憶部62には色校
正前の色補正パラメータが書き込まれ、プリンタ装置の
出力階調特性が色校正前の状態に戻されるので、特にプ
リンタ装置のメンテナンスを必要としない。
【0066】また、この例のプリンタ装置では、色校正
後、図6に示すような初期値引き戻し処理ルーチンS4
0によって、記憶部62の色補正パラメータを初期値に
戻すことができ、プリンタ装置の出力階調特性を簡単に
初期状態に戻すことができる。
【0067】その初期値引き戻し処理は、ユーザが操作
部31で色補正パラメータを初期値に戻す指示をするこ
とによって開始して、まずステップS41において、階
調特性変更装置81が、記憶部62から色補正パラメー
タ現在値を読み出すとともに、記憶部64から色補正パ
ラメータ初期値を読み出す。
【0068】次に、ステップS42において、階調特性
変更装置81が、記憶部62から読み出した色補正パラ
メータ現在値を、色補正パラメータ以前値として記憶部
63に上書きする。
【0069】次に、ステップS43において、階調特性
変更装置81が、記憶部64から読み出した色補正パラ
メータ初期値を、色補正パラメータ現在値として記憶部
62に上書きして、初期値引き戻し処理を終了する。
【0070】図12に示した従来のプリンタ装置では、
色校正時、メモリ2上の色補正パラメータが上書きされ
て、色校正前の色補正パラメータは消去されるので、例
えば色校正が繰り返されて色補正パラメータが初期値と
大きくかけ離れた場合には、プリンタ7をハードウエア
的に初期状態にメンテナンスしても、プリンタ装置の出
力階調特性をただちに初期状態に戻すことはできない。
【0071】これに対して、この発明の上記の例のプリ
ンタ装置では、初期値引き戻し処理ルーチンS40によ
って、記憶部62には初期の色補正パラメータが書き込
まれ、プリンタ装置の出力階調特性を簡単に初期状態に
戻すことができる。
【0072】図2の例で、プリンタ10とは異なる、他
のプリンタ装置のプリンタにより用紙上に印字出力され
た階調表現チャートの濃度を、当該プリンタ装置の濃度
計90により測定し、その得られた計測濃度値を、当該
プリンタ装置の印刷制御装置20内に取り込んで、当該
プリンタ装置の目標濃度値として、目標濃度値登録装置
82により、記憶部65に登録することもできる。
【0073】すなわち、この場合、上記のプリンタ装置
と同様の構成の他のプリンタ装置を、ユーザが望む任意
の出力階調特性となるようにエンジニアにメンテナンス
してもらい、そのメンテナンス後、メンテナンスされた
他のプリンタ装置のプリンタにより、色補正用データを
階調表現チャートとして用紙上に印字出力する。
【0074】そして、その用紙上に出力された階調表現
チャートを、他のプリンタ装置の濃度計に読み取らせる
ことによって、他のプリンタ装置の濃度計による計測濃
度値を、他のプリンタ装置の目標濃度値として他のプリ
ンタ装置の印刷制御装置に登録するとともに、同じ用紙
上に出力された同じ階調表現チャートを、上記のプリン
タ装置の濃度計90に読み取らせることによって、その
濃度計90による計測濃度値を、上記のプリンタ装置の
目標濃度値として印刷制御装置20の記憶部65に登録
する。
【0075】これによれば、当該プリンタ装置のメンテ
ナンスを要することなく、かつ当該プリンタ装置におい
て階調表現チャートを出力させることなく、当該プリン
タ装置の出力階調特性を簡単にユーザが望む任意のもの
とすることができる。
【0076】[請求項3,4,5の発明の実施形態]図
7は、請求項3,4,5の発明のプリンタ装置を備える
ネットワークプリンタシステムの一例のシステム構成を
示し、そのシステムは、複数のプリンタ装置100〜3
00が通信ネットワーク400上に接続され、ホスト装
置600が通信ネットワーク400上に接続されて、構
成される。
【0077】ホスト装置600は、パーソナルコンピュ
ータやワークステーションなどからなり、例えばページ
記述言語で表現された印刷データを含む印刷ジョブを送
信する。
【0078】プリンタ装置100〜300は、ホスト装
置600からの印刷ジョブを受信して印刷を行うもの
で、それぞれ、プリンタ10、印刷制御装置20および
濃度計90からなるとともに、その印刷制御装置20
が、ユーザインタフェース30および制御装置本体40
からなる。
【0079】さらに、それぞれのプリンタ装置100〜
300は、その印刷制御装置20が図2に示したように
構成されるとともに、図8に示すように、その印刷制御
装置20中にネットワーク接続部41を有するととも
に、印刷制御装置20中の色校正装置80に、目標濃度
値送信装置88および目標濃度値受信装置89を有する
ものとされる。
【0080】目標濃度値送信装置88は、ネットワーク
接続部41に接続され、他のプリンタ装置からの、図9
に示して後述するような目標濃度値受信処理ルーチンS
50による、目標濃度値送信要求に対して、図9に示し
て後述するような目標濃度値送信処理ルーチンS60に
より、当該プリンタ装置の記憶部65から、これに登録
された目標濃度値を読み出して、他のプリンタ装置に送
信するものである。
【0081】目標濃度値受信装置89は、ネットワーク
接続部41に接続され、目標濃度値送信装置88とは逆
に、目標濃度値受信処理ルーチンS50により、他のプ
リンタ装置に対して目標濃度値送信要求を発するととも
に、これに応答して他のプリンタ装置から送信された目
標濃度値を受信して、当該プリンタ装置の記憶部65に
登録するものである。
【0082】このプリンタ装置間における目標濃度値の
送受信を、プリンタ装置200からプリンタ装置100
に目標濃度値送信要求をして、プリンタ装置100から
プリンタ装置200に目標濃度値を送信する場合を例に
挙げて、示す。
【0083】プリンタ装置200での目標濃度値受信処
理ルーチンS50は、ユーザがプリンタ装置200の操
作部31で、プリンタ装置100から目標濃度値を受信
することを指示することによって開始して、まずステッ
プS51において、プリンタ装置200の目標濃度値受
信装置89が、ネットワーク接続部41および通信ネッ
トワーク400を介して、プリンタ装置100の印刷制
御装置20に接続して、プリンタ装置100の印刷制御
装置20に目標濃度値送信要求をする。
【0084】このようにプリンタ装置200からプリン
タ装置100に目標濃度値送信要求があると、プリンタ
装置100での目標濃度値送信処理ルーチンS60は、
ステップS61において、プリンタ装置100の目標濃
度値送信装置88が、プリンタ装置200からの目標濃
度値送信要求で指定された目標濃度値を、プリンタ装置
100の記憶部65から読み出す。
【0085】次に、ステップS62において、プリンタ
装置100の目標濃度値送信装置88は、その読み出し
た目標濃度値を、ネットワーク接続部41および通信ネ
ットワーク400を介して、目標濃度値送信要求をした
プリンタ装置200の印刷制御装置20に送信する。
【0086】このようにプリンタ装置100からプリン
タ装置200に目標濃度値が送信されると、プリンタ装
置200での目標濃度値受信処理ルーチンS50は、ス
テップS52において、プリンタ装置200の目標濃度
値受信装置89が、ネットワーク接続部41を介して、
その送信された目標濃度値を受け取る。
【0087】次に、ステップS53において、プリンタ
装置200の目標濃度値受信装置89は、その受け取っ
た目標濃度値を、記憶部65に、すでにこれに登録され
ている目標濃度値群の最後尾に位置するものとして登録
し、目標濃度値受信処理を終了する。
【0088】図7の例で、プリンタ装置300がプリン
タ装置100に目標濃度値送信要求をし、プリンタ装置
100から目標濃度値を受信して登録する場合も、同じ
である。また、プリンタ装置100からプリンタ装置2
00または300に目標濃度値送信要求をし、またはプ
リンタ装置200とプリンタ装置300の間で一方から
他方に目標濃度値送信要求をして、それぞれ目標濃度値
を受信し、登録することもできる。
【0089】この実施形態によれば、例えば、プリンタ
装置200,300において、エンジニアのメンテナン
ス後、プリンタ10により色補正用データを階調表現チ
ャートとして用紙上に印字出力し、さらにはその出力さ
れた階調表現チャートの濃度を濃度計90により測定し
なくても、プリンタ装置100から、その印刷制御装置
20に登録された目標濃度値を受信して、プリンタ装置
200,300の印刷制御装置20に登録することによ
って、プリンタ装置200,300の出力階調特性をユ
ーザが望む任意のものとすることができる。
【0090】すなわち、プリンタ装置100のみをメン
テナンスした後、図7に示すように、プリンタ装置10
0のプリンタ10により用紙11上に階調表現チャート
を出力し、その階調表現チャートをプリンタ装置100
の濃度計90に読み取らせて、ユーザが望む任意の目標
濃度値をプリンタ装置100の印刷制御装置20に登録
することによって、他のプリンタ装置200,300に
おいてはプリンタ装置100に目標濃度値送信要求を発
するだけで、通信ネットワーク400上に接続された、
すべてのプリンタ装置100〜300をユーザが望む任
意の同一の出力階調特性とすることができる。
【0091】そして、このようにプリンタ装置100〜
300の出力階調特性を簡単に揃えることができ、プリ
ンタ装置100〜300のいずれでも同一画質を得るこ
とができるので、ホスト装置600が印刷ジョブの発行
に際して、特にいずれかのプリンタ装置を指定する必要
性や、ジョブの込んでいるプリンタ装置によって待たさ
れることがなくなる。
【0092】なお、上記の実施形態は、通信ネットワー
ク400上に接続された、すべてのプリンタ装置100
〜300の色校正装置80が目標濃度値送信装置88お
よび目標濃度値受信装置89を有する場合であるが、例
えば、プリンタ装置100のみが目標濃度値送信装置8
8のみを有し、プリンタ装置200,300のみが目標
濃度値受信装置89のみを有することによって、プリン
タ装置間についてはプリンタ装置100からプリンタ装
置200,300に対してのみ目標濃度値を登録できる
ようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、当該プリンタ装置の出力階調特性としてユーザが望
む任意のものを得ることができる。
【0094】請求項2の発明によれば、当該プリンタ装
置のメンテナンスを要することなく、かつ当該プリンタ
装置において階調表現チャートを出力させることなく、
当該プリンタ装置の出力階調特性を簡単にユーザが望む
任意のものとすることができる。
【0095】請求項3の発明によれば、当該プリンタ装
置の出力階調特性だけでなく、他のプリンタ装置の出力
階調特性を、簡単にユーザが望む任意のものとすること
ができる。
【0096】請求項4の発明によれば、当該プリンタ装
置のメンテナンスを要することなく、さらに当該プリン
タ装置において階調表現チャートを出力させ、かつその
階調表現チャートを読み取ることなく、当該プリンタ装
置の出力階調特性を簡単にユーザが望む任意のものとす
ることができる。
【0097】請求項5の発明によれば、通信ネットワー
ク上に接続されたプリンタ装置において、請求項3また
は4の発明の効果が得られ、通信ネットワーク上に接続
された複数のプリンタ装置の出力階調特性を簡単にユー
ザが望む任意の同一のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のプリンタ装置の一例のシステム構成
を示す図である。
【図2】図1のプリンタ装置の印刷制御装置の具体例を
示す図である。
【図3】図2の印刷制御装置が行う目標濃度値登録処理
ルーチンの一例を示す図である。
【図4】図2の印刷制御装置が行う色校正処理ルーチン
の一例を示す図である。
【図5】図2の印刷制御装置が行う以前値引き戻し処理
ルーチンの一例を示す図である。
【図6】図2の印刷制御装置が行う初期値引き戻し処理
ルーチンの一例を示す図である。
【図7】この発明のプリンタ装置の他の例を備えるネッ
トワークプリンタシステムの一例を示す図である。
【図8】図7のそれぞれのプリンタ装置の印刷制御装置
の一例を示す図である。
【図9】図8の印刷制御装置が行う目標濃度値受信処理
ルーチンおよび目標濃度値送信処理ルーチンの一例を示
す図である。
【図10】階調表現チャートの一例を示す図である。
【図11】色校正の説明に供する図である。
【図12】従来の色校正機能つきプリンタ装置を示す図
である。
【符号の説明】
10 プリンタ(画像出力手段) 20 印刷制御装置 30 ユーザインタフェース 40 制御装置制御装置本体40 50 制御部 60 記憶装置 70 色補正回路 80 色校正装置 81 階調特性変更装置(パラメータ決定手段) 82 目標濃度値登録装置(目標濃度値登録手段) 86 目標濃度値選択装置 87 階調特性算出装置(パラメータ決定手段) 88 目標濃度値送信装置(目標濃度値送信手段) 89 目標濃度値受信装置(目標濃度値受信手段) 90 濃度計(濃度測定手段) 100,200,300 プリンタ装置 400 通信ネットワーク 500 外部装置 600 ホスト装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】階調表現チャートを出力する画像出力手段
    と、 この画像出力手段により出力された階調表現チャートの
    濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段による計測濃度値を目標濃度値と比較
    し、その比較結果により色補正パラメータを決定するパ
    ラメータ決定手段とを備える色校正機能つきプリンタ装
    置において、 上記濃度測定手段による計測濃度値を上記目標濃度値と
    して登録する目標濃度値登録手段を備えることを特徴と
    する色校正機能つきプリンタ装置。
  2. 【請求項2】階調表現チャートを出力する画像出力手段
    と、 この画像出力手段により出力された階調表現チャートの
    濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段による計測濃度値を目標濃度値と比較
    し、その比較結果により色補正パラメータを決定するパ
    ラメータ決定手段とを備える色校正機能つきプリンタ装
    置において、 上記画像出力手段とは異なる、他のプリンタ装置の画像
    出力手段により出力された階調表現チャートの濃度が、
    上記濃度測定手段により測定されて得られた計測濃度値
    を、上記目標濃度値として登録する目標濃度値登録手段
    を備えることを特徴とする色校正機能つきプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】階調表現チャートを出力する画像出力手段
    と、 この画像出力手段により出力された階調表現チャートの
    濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段による計測濃度値を目標濃度値と比較
    し、その比較結果により色補正パラメータを決定するパ
    ラメータ決定手段とを備える色校正機能つきプリンタ装
    置において、 上記濃度測定手段による計測濃度値を他のプリンタ装置
    の目標濃度値として他のプリンタ装置に転送する目標濃
    度値送信手段を備えることを特徴とする色校正機能つき
    プリンタ装置。
  4. 【請求項4】階調表現チャートを出力する画像出力手段
    と、 この画像出力手段により出力された階調表現チャートの
    濃度を測定する濃度測定手段と、 この濃度測定手段による計測濃度値を目標濃度値と比較
    し、その比較結果により色補正パラメータを決定するパ
    ラメータ決定手段とを備える色校正機能つきプリンタ装
    置において、 他のプリンタ装置から転送された計測濃度値を当該プリ
    ンタ装置の目標濃度値として受信し、登録する目標濃度
    値受信登録手段を備えることを特徴とする色校正機能つ
    きプリンタ装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4の色校正機能つきプリン
    タ装置において、 当該プリンタ装置および他のプリンタ装置が通信ネット
    ワーク上に接続されるものであることを特徴とする色校
    正機能つきプリンタ装置。
JP29753095A 1995-10-20 1995-10-20 色校正機能つきプリンタ装置 Expired - Lifetime JP3255218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29753095A JP3255218B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 色校正機能つきプリンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29753095A JP3255218B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 色校正機能つきプリンタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09116768A true JPH09116768A (ja) 1997-05-02
JP3255218B2 JP3255218B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=17847731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29753095A Expired - Lifetime JP3255218B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 色校正機能つきプリンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255218B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110863A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置の色変換特性設定装置
JP2004512995A (ja) * 2000-11-11 2004-04-30 ベスト ゲーエムベーハー プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを監視する方法、プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを決定して送信する方法、プリントシステム、およびプリンター
US7075664B2 (en) 2000-03-03 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method therefor
US7207645B2 (en) 2003-10-31 2007-04-24 Busch Brian D Printer color correction
JP2008022124A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システムとプリンタキャリブレーション装置とプログラム
JP2008067415A (ja) * 1998-12-28 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 画像形成システム、画像処理装置、画像形成方法、および、画像形成方法又は画像処理に関するプログラムを記録した記録媒体
US7580152B2 (en) 1997-11-28 2009-08-25 Yoshio Kimura Image processing apparatus and method and memory medium
KR101160340B1 (ko) * 2005-07-20 2012-06-26 삼성전자주식회사 사용자가 선호하는 색상을 구현할 수 있는 컬러 데이터인쇄방법
EP2597857A2 (en) 2011-11-25 2013-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for performing calibration for printing, program, and storage medium
US10887490B2 (en) 2018-02-16 2021-01-05 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing system, and computer program product

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7580152B2 (en) 1997-11-28 2009-08-25 Yoshio Kimura Image processing apparatus and method and memory medium
JP2008067415A (ja) * 1998-12-28 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 画像形成システム、画像処理装置、画像形成方法、および、画像形成方法又は画像処理に関するプログラムを記録した記録媒体
US7075664B2 (en) 2000-03-03 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method therefor
JP2004512995A (ja) * 2000-11-11 2004-04-30 ベスト ゲーエムベーハー プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを監視する方法、プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを決定して送信する方法、プリントシステム、およびプリンター
JP4726390B2 (ja) * 2000-11-11 2011-07-20 ベスト ゲーエムベーハー プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを監視する方法、プリンターの少なくとも一つのプリンティングパラメータを決定して送信する方法、プリントシステム、およびプリンター
JP2003110863A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置の色変換特性設定装置
US7207645B2 (en) 2003-10-31 2007-04-24 Busch Brian D Printer color correction
KR101160340B1 (ko) * 2005-07-20 2012-06-26 삼성전자주식회사 사용자가 선호하는 색상을 구현할 수 있는 컬러 데이터인쇄방법
JP4711189B2 (ja) * 2006-07-11 2011-06-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成システムとプリンタキャリブレーション装置とプログラム
JP2008022124A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システムとプリンタキャリブレーション装置とプログラム
EP2597857A2 (en) 2011-11-25 2013-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for performing calibration for printing, program, and storage medium
US9277076B2 (en) 2011-11-25 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for performing calibration for printing
US10887490B2 (en) 2018-02-16 2021-01-05 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing system, and computer program product

Also Published As

Publication number Publication date
JP3255218B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7061648B2 (en) Calibration method for density in image forming apparatus
US8184308B2 (en) Image forming apparatus, print control program, application program and printing system
US7580152B2 (en) Image processing apparatus and method and memory medium
US6160968A (en) Printing method and image processing method for performing printing during which calibration of printing apparatus is executed
US6023344A (en) Image processing apparatus and method
JP3255218B2 (ja) 色校正機能つきプリンタ装置
US20100110460A1 (en) Image forming system and image forming apparatus
US20090141306A1 (en) Calibration system
JPH089158A (ja) 画像処理装置とその方法、コントローラ、および画像形成装置とその方法
JP7051345B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
US11831845B2 (en) Image processing apparatus, information processing system, image processing method, and non-transitory computer-executable medium
US20040150858A1 (en) Method, apparatus and system for image data correction
JP2019159161A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3618985B2 (ja) 画像処理装置、印刷システムおよび濃度補正処理設定方法
JP3482703B2 (ja) 色調整装置
JP2003025691A (ja) 印刷システム、印刷装置、印刷制御装置および印刷方法
JP5276521B2 (ja) 印刷システム及び仲介装置
JP2003246126A (ja) プリンタ更正方法、プリンタ更正装置及びプリンタ更正システム
JP3592152B2 (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2003345074A (ja) 画像処理システムおよびキャリブレーション方法
JP3673560B2 (ja) 画像処理方法
JPH11177823A (ja) 画像処理装置および画像処理情報供給装置
JPH07131607A (ja) 画像形成装置
CN117621685A (zh) 打印机及印刷系统
JP4164500B2 (ja) 画像処理方法および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term