JP3482703B2 - 色調整装置 - Google Patents
色調整装置Info
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Description
ーを用いて多値画像を形成するフルカラープリンタに用
いて好適な色調整装置に関する。
するフルカラープリンタにおいては、周囲の温度や湿度
等の環境変化、経時変化、トナーの交換、印刷媒体の変
更等の影響により、その現像、転写特性が変化するた
め、常に一定の色再現性を維持することは容易でない。
従来、こうした色再現性の問題を解決するために、テス
ト印刷パターンを画像出力装置から出力し、この出力さ
れたテスト印刷パターンの分光反射濃度を画像読み取り
装置によって読み取り、その読み取った値が設定値に対
して許容範囲内に収まるよう調整する、という方式が採
られている。
画像データをフルカラープリンタから出力した場合とイ
ンクメーカ固有のインクを用いてオフセットプロセス印
刷した場合とでは印刷濃度階調が微妙に異なっている。
しかしながら、上記従来の色調整方式では、こうした各
インクメーカに固有の印刷濃度階調に対応するような色
調整を行うことができなかった。また、従来の色調整方
式は、イメージスキャナ等の画像読み取り装置から読み
取った原稿を画像出力装置から出力した場合に最適な画
質が得られるよう調整するものであるため、画像読み取
り装置の読み取り誤差を含んだキャリブレーションとな
り、正確な色再現性が得られなかった。
たもので、インクメーカ等によって異なる印刷濃度階調
に対応した色調整ができ、しかも環境変化や経時変化等
が生じても正確な色再現性が得られるよう調整すること
ができる色調整装置を提供することを目的としている。
ために、請求項1記載の発明は、複数色のトナーを用い
て多値画像を形成するフルカラープリンタの色調整を行
う色調整装置であって、所定のテスト印刷パターンを形
成するためのテスト印刷データを発生するテスト印刷デ
ータ発生手段と、複数種の印刷濃度階調に対応した色補
正用データを記憶する色補正用データ記憶手段と、前記
色補正用データの中から所望の印刷濃度階調に対応する
色補正用データを選択する選択手段と、前記テスト印刷
データを前記選択手段によって選択された色補正用デー
タに基づき補正する色補正手段と、前記色補正手段によ
って補正されたテスト印刷データに基づくテスト印刷パ
ターンの印刷濃度階調を測定する測定手段と、 前記測定
手段によって測定された印刷濃度階調を前記色補正手段
によって補正されたテスト印刷データの印刷濃度階調に
一致させるか、もしくは所定の誤差範囲内に収まるよう
調整する色調整手段とを具備することを特徴としてい
る。
載の発明において、前記色補正用データは、各インクメ
ーカに固有の印刷濃度階調に対応したデータであること
を特徴としている。
タ発生手段は、所定のテスト印刷パターンを形成するた
めのテスト印刷データを発生し、選択手段は、色補正用
データ記憶手段に記憶された複数種の印刷濃度階調に対
応した色補正用データの中から所望の印刷濃度階調に対
応する色補正用データを選択し、色補正手段は、前記テ
スト印刷データを前記選択手段によって選択された色補
正用データに基づき補正する。また、測定手段は、前記
色補正手段によって補正されたテスト印刷データに基づ
くテスト印刷パターンの印刷濃度階調を測定し、色調整
手段は、前記測定手段によって測定された印刷濃度階調
を前記色補正手段によって補正されたテスト印刷データ
の印刷濃度階調に一致させるか、もしくは所定の誤差範
囲内に収まるよう調整する。これにより、環境変化や経
時変化等が生じても、所望の印刷濃度階調に正確に対応
するよう色調整を行うことができる。
項1記載の発明による作用に加え、各インクメーカに固
有の印刷濃度階調に対応した色調整を行うことができ
る。
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示
すブロック図である。この図において、1はテスト印刷
データ発生部であり、後述するテスト印刷パターンTP
を印刷出力するためのイエロ、マゼンダ、シアン、ブラ
ック等のテスト印刷データY0,M0,C0,K0を発生す
る。
り、上記テスト印刷データY0,M0,C0,K0を各イン
クメーカに固有の印刷濃度階調に補正するための色補正
用パラメータが格納されている。3は、操作者により色
調整モードの設定操作および該モードにおけるインクメ
ーカの選択操作がなされる操作部である。
ーカの選択操作がなされると、操作部3が選択操作に対
応した信号を発生し、該信号に基づき当該選択されたイ
ンクメーカに対応した色補正用パラメータP1がデータ
ベース2より検索されるようになっている。
正処理部4は、上記データベース2より検索された色補
正用パラメータP1がセットされるルックアップテーブ
ル(LUT)と補正演算用のマトリクスとを用いて、テ
スト印刷データ発生部1から供給されるテスト印刷デー
タY0,M0,C0,K0を選択されたインクメーカに固有
の印刷濃度階調に補正し、この結果を色補正済テスト印
刷データY1,M1,C1,K1として出力する。
テスト印刷データ格納部8、測定テスト印刷データ格納
部9、色調整パラメータ作成部10および色調整パラメ
ータ格納部11から構成されている。
供給される色補正済テスト印刷データY1,M1,C1,
K1が格納され、データ格納部9には、測定部7(後述
する)から供給される測定テスト印刷データY3,M3,
C3,K3が格納される。
定テスト印刷データY3,M3,C3,K3が色補正済テス
ト印刷データY1,M1,C1,K1に一致するか、あるい
は所定の誤差範囲内に収まるよう調整するための色調整
用パラメータP2を生成し、このパラメータP2は、色調
整パラメータ格納部11に格納される。
メータP2に基づき、データ格納部8から供給される色
補正済テスト印刷データY1,M1,C1,K1を調整し、
この結果を色調整済テスト印刷データY2,M2,C2,
K2として出力する。
部5から供給される色調整済テスト印刷データY2,
M2,C2,K2に基づき、図2に示すテスト印刷パター
ンTPを印刷出力する。図示のように、テスト印刷パタ
ーンTPは、イエロY、マゼンダM、シアンC等の各色
について10%から100%までの印刷濃度階調を示す
ものである。
刷パターンTPを読み取り、各色の印刷濃度階調を測定
する。そして、この測定結果を測定テスト印刷データY
3,M3,C3,K3として出力する。
し、上記構成を有する実施例の動作について説明する。
操作部3より色調整モードの設定を選択すると、例えば
当該操作部3に設けられた表示部(図示略)に幾つかの
インクメーカを示す選択メニューを表示する。そして、
ステップS2において、操作者が上記選択メニューより
所望のインクメーカを選択すると、操作部3がこの選択
操作に応じた信号を発生する。これにより、ステップS
3では、当該選択されたインクメーカに対応する色補正
用パラメータP1がデータベース2より検索され、該パ
ラメータ9が色補正処理部4のルックアップテーブルと
マトリクスにセットされる。
データ発生部1が、テスト印刷パターンTP(図2参
照)を印刷出力するためのテスト印刷データY0,M0,
C0,K0を発生し、これを出力する。そしてステップS
5では、色補正処理部4が、ルックアップテーブルとマ
トリクスにセットされた色補正用パラメータP1に基づ
き、テスト印刷データY0,M0,C0,K0を上記選択さ
れたインクメーカに固有の印刷濃度階調に補正する。そ
して、この結果は色補正済テスト印刷データY1,M1,
C1,K1として出力される。
済テスト印刷データY1,M1,C1,K1が色調整処理部
5内の色補正済テスト印刷データ格納部8に格納され
る。そして、ステップS7では、第1回目の処理とし
て、色調整がかからないリニアなパラメータを色調整パ
ラメータ格納部11にセットし、これによりステップS
8において、色補正済テスト印刷データY1,M1,
C1,K1をスルーで通過させ、プリンタ部6へ供給す
る。こうして、色調整パラメータ作成部10による色調
整を伴わない第1回目のテスト印刷パターンTPの印刷
出力がなされる。
印刷出力されたテスト印刷パターンTPを読み取り、各
色の印刷濃度階調を測定し、この結果を測定テスト印刷
データY3,M3,C3,K3として出力する。そして、ス
テップS10においては、上記測定テスト印刷データY
3,M3,C3,K3が測定テスト印刷データ格納部9に格
納される。
ラメータ作成部10は、データ格納部8から供給される
色補正済テスト印刷データY1,M1,C1,K1と、デー
タ格納部9から供給される測定テスト印刷データY3,
M3,C3,K3とに基づき、色調整が必要であるか否か
を判断する。
M3,C3,K3が色補正済テスト印刷データY1,M1,
C1,K1と一致しており、両者が、例えば図4(a)に
示すようにリニアな関係にある場合には、色調整パラメ
ータ作成部10は色調整が必要でないと判断する。一
方、測定テスト印刷データY3,M3,C3,K3が色補正
済テスト印刷データY1,M1,C1,K1と一致せず、両
者の関係が、例えば図4(b)に示すようにリニアでな
い場合には、色調整パラメータ作成部10は色調整が必
要であると判断する。
必要であると判断した場合、ステップS12に進む。ス
テップS12では、色調整パラメータ作成部10は、色
補正済テスト印刷データY1,M1,C1,K1と測定テス
ト印刷データY3,M3,C3,K3との関係を図4(b)
に示した状態から図4(a)に示したリニアな状態にな
るよう調整すべく、例えば図4(c)に示すような特性
を有する色調整用パラメータP2を生成する。
S13において色調整パラメータ格納部11にセットさ
れる。そして、色調整パラメータ格納部11は、ステッ
プS14において、データ格納部8から色補正済テスト
印刷データY1,M1,C1,K1を取り込み、さらにステ
ップS15において、上記色調整用パラメータP2に基
づき、色補正済テスト印刷データY1,M1,C1,K1を
調整し、この結果を色調整済テスト印刷データY2,
M2,C2,K2として出力する。これにより、色調整が
施されたテスト印刷パターンTPがプリンタ部6より出
力される。
が必要であると判断される間、上記ステップS8〜S1
5が繰り返され、色調整が行われる。そして十分に調整
が施され、測定テスト印刷データY3,M3,C3,K3と
色補正済テスト印刷データY1,M1,C1,K1とがリニ
アな関係になると(図4(a)参照)、上記ステップS
11において色調整が必要でないと判断され、処理が終
了する。
複数のインクメーカの中から所望のメーカを選択するこ
とにより、当該選択したインクメーカに固有の印刷濃度
階調に対応した色補正を行うことができる。また、用紙
に印刷したテスト印刷パターンTPの印刷濃度階調を測
定部7により測定し、その測定結果を色調整処理部5に
フィードバックして色調整を行っているので、トナーの
交換後や印刷媒体の変更などで、現像、転写特性が変化
した場合等においても常に安定した画質を得ることがで
きる。
複数のプリンタについて共用する場合には、例えば図5
に示すように色調整パラメータ格納部11にプリンタ部
6を接続してなる構成部分を、図1に示す装置に対して
複数並列に接続するように構成すればよい。
ばCRT(Cathod Ray Tube)の透過光を予め測定し、こ
の測定結果に基づいて算出した色補正用データP1をデ
ータベース2に格納することにより、CRT上に表示さ
れる色と用紙上に印刷出力される色との間で色調整を行
うことも可能である。
明によれば、各種の印刷濃度階調の中から所望の印刷濃
度階調に対応した色補正を行うことができるので、外部
画像処理装置から異なる種類の印刷濃度階調による画像
信号が送られてくる場合においても各々の印刷濃度階調
に対応した画質による印刷出力が得られる。また、印刷
結果の印刷濃度階調がフィードバックされるので、環境
変化や経時変化等が生じても、所望の印刷濃度階調に正
確に対応するよう色調整ができ、色再現性を向上させる
ことができる。
項1記載の発明による効果に加え、各インクメーカに固
有の印刷濃度階調に対応した色調整を行うことができ
る。
である。
を示す図である。
ある。
(a)は色補正済テスト印刷データと測定テスト印刷デ
ータとがリニアな関係にあるときの状態を、(b)は色
補正済テスト印刷データと測定テスト印刷データとがリ
ニアな関係にないときの状態を、(c)は色調整用パラ
メータの特性をそれぞれ示している。
場合に、図1の実施例装置に対して複数並列に接続され
る構成部分を示すブロック図である。
段) 2 色補正用データ格納データベース(色補正用データ
記憶手段) 3 操作部(選択手段) 4 色補正処理部(色補正手段) 5 色調整処理部(色調整手段) 6 プリンタ部 7 測定部(測定手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数色のトナーを用いて多値画像を形成
するフルカラープリンタの色調整を行う色調整装置であ
って、 所定のテスト印刷パターンを形成するためのテスト印刷
データを発生するテスト印刷データ発生手段と、 複数種の印刷濃度階調に対応した色補正用データを記憶
する色補正用データ記憶手段と、 前記色補正用データの中から所望の印刷濃度階調に対応
する色補正用データを選択する選択手段と、 前記テスト印刷データを前記選択手段によって選択され
た色補正用データに基づき補正する色補正手段と、前記色補正手段によって補正されたテスト印刷データに
基づくテスト印刷パターンの印刷濃度階調を測定する測
定手段と、 前記測定手段によって測定された印刷濃度階調を前記色
補正手段によって補正されたテスト印刷データの印刷濃
度階調に一致させるか、もしくは所定の誤差範囲内に収
まるよう調整する色調整手段とを具備することを特徴と
する色調整装置。 - 【請求項2】 前記色補正用データは、各インクメーカ
に固有の印刷濃度階調に対応したデータであることを特
徴とする請求項1に記載の色調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20388394A JP3482703B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 色調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20388394A JP3482703B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 色調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858158A JPH0858158A (ja) | 1996-03-05 |
JP3482703B2 true JP3482703B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=16481306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20388394A Expired - Lifetime JP3482703B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 色調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482703B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19816472C2 (de) * | 1997-04-10 | 2000-04-13 | Ricoh Kk | Bilderzeugungsapparat |
DE19861097B4 (de) * | 1997-04-10 | 2007-08-23 | Ricoh Co., Ltd. | Bilderzeugungsapparat |
JPH11112791A (ja) | 1997-04-10 | 1999-04-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6958822B2 (en) * | 2001-09-17 | 2005-10-25 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Variable cancel of future print jobs |
US7345777B2 (en) | 2001-09-17 | 2008-03-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Recalling cancelled print jobs |
JP4506323B2 (ja) * | 2004-07-16 | 2010-07-21 | セイコーエプソン株式会社 | 誤差情報取得装置、誤差情報取得方法、誤差情報取得プログラム、印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20388394A patent/JP3482703B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858158A (ja) | 1996-03-05 |
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