JPH09116617A - ホームテレホン用留守番電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 複数の電話回線が接続されている場合でも、
応答メッセージが１つしかなく、録音メッセージの再生
時には、どの回線から入力されたか判断できない。 【解決手段】 留守設定スイッチ１４により留守番モー
ドに設定する。ケーブル２を介して、主装置からの着信
コマンドがコマンドＩＦＵ３に入力される。ＣＰＵ４は
回線設定部１３で設定された回線設定情報に従って、着
信に対応する回線を判別し、通話路制御部５の制御によ
り、着信回線に通話回路６を開く。応答メッセージ送出
部７を作動させて、適合する応答メッセージＡ又はＢを
回線に送出するとともに、回線記録部１０にどの回線か
らの着信かを記録し、用件録音部９に回線からの音声等
を記録する。留守設定スイッチを留守解除モードにする
ことにより、用件録音部から再生されて再生スピーカ１
１に出力され、回線記録部の記録情報は回線表示部１２
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ホームテレホンシ
ステムに使用する留守番電話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は、従来のホームテレホン用留守番
電話機の構成を示している。

【０００３】図３において、２１は留守番電話機であ
り、コマンドインタフェースユニット（コマンドＩＦ
Ｕ）２３、ＣＰＵ２４、通話路制御部２５、通話回路２
６、応答メッセージ送出部２７、用件を記録する記録装
置２８、記録装置２８に接続された再生用スピーカ２
９、及び留守設定スイッチ３０を備える。コマンドＩＦ
Ｕ２３及び通話路制御部２５はホームテレホンケーブル
２２に接続され、通話路制御部２５には、通話回路２６
を介して応答メッセージ送出部２７及び記録装置２８が
接続されている。また、ＣＰＵ２４はコマンドＩＦＵ２
３、通話路制御部２５、通話回路２６、応答メッセージ
送出部２７及び記録装置２８を制御する構成になってい
る。

【０００４】次に、上記従来例の動作について説明す
る。上記従来例において、留守設定スイッチ３０を留守
状態に設定することにより留守番電話機２１が留守番状
態に設定されている時に、コマンドＩＦＵ２３に着信コ
マンドが入力されると、ＣＰＵ２４は通話路制御部２５
を制御して、着信の入った電話回線に通話回路２６を切
り換える。次に応答メッセージ送出部２７を作動させて
応答メッセージを電話回線に送出する。応答メッセージ
の送出後は、記録装置２８を動作状態にし、電話回線か
ら入力されてきた音声等を記録装置２８に記録する。

【０００５】また、音声等の記録後、留守設定スイッチ
３０を留守解除の状態にすると、記録装置２８に記録さ
れた音声等が再生スピーカ２９を介して送出される。

【０００６】このように上記従来のホームテレホン用留
守番電話機においても、着信の入った電話回線に通話回
路を切り換え、応答メッセージを送出後、相手のメッセ
ージ等を記録装置に記録することができる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のホームテレホン用留守番電話機では、複数
の電話回線が接続されている場合でも、応答メッセージ
が１メッセージしかなく、さらに、メッセージ再生時
に、どの回線から入力されたのか判断することができな
いという問題があった。

【０００８】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、回線毎に応答メッセージを変えることが
できると共に、回線毎に用件の再生管理を可能にしたホ
ームテレホン用留守番電話機を提供することを目的とす
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の電話回線を収容するホームテレホン
システムの主装置に接続され、前記主装置への着信に応
答して前記電話回線からのメッセージを記録し再生する
ホームテレホン用留守番電話機であって、前記各電話回
線のそれぞれに適合させた回線毎の応答メッセージを有
し、着信のあった電話回線に対し適合する応答メッセー
ジを該電話回線に送出する応答メッセージ送出手段と、
前記応答メッセージの送出後に前記電話回線からのメッ
セージを記録する用件録音手段及び留守応答中の電話回
線を記録する回線記録手段と、前記用件録音手段に記録
された用件の再生時に前記回線記録手段の回線情報を基
に再生される用件の電話回線がいずかを表示する回線表
示手段とを備えるという構成にしたものである。

【００１０】これにより、回線毎に応答メッセージを変
えることができると共に、回線毎に用件の再生管理を可
能にしたホームテレホン用留守番電話機が得られる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、複数の電話回線を収容するホームテレホンシステム
の主装置に接続され、前記主装置への着信に応答して前
記電話回線からのメッセージを記録し再生するホームテ
レホン用留守番電話機であって、前記各電話回線のそれ
ぞれに適合させた回線毎の応答メッセージを有し、着信
のあった電話回線に対し適合する応答メッセージを該電
話回線に送出する応答メッセージ送出手段と、前記応答
メッセージの送出後に前記電話回線からのメッセージを
記録する用件録音手段及び留守応答中の電話回線を記録
する回線記録手段と、前記用件録音手段に記録された用
件の再生時に前記回線記録手段の回線情報を基に再生さ
れる用件の電話回線がいずかを表示する回線表示手段と
を備えたものであり、電話回線毎の応答メッセージを設
けることにより、回線毎に応答メッセージを変えること
ができ、また、各用件を用件録音手段に記録すると同時
に回線記録手段に使用している回線情報を記録し、かつ
用件再生時には回線毎の再生と、どの回線の用件かを回
線表示手段に表示することにより、回線毎に録音される
用件を管理することができるとともに、いずれの回線の
用件かを確認しながら用件を再生することができるとい
う作用を有する。

【００１２】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図３を用いて説明する。図１は本発明にかかるホーム
テレホン用留守番電話機の構成を示す概略ブロック図、
図２は本発明の留守番電話機を適用したホームテレホン
システムの全体構成を示す概略ブロック図である。

【００１３】図１において、１は留守番電話機であり、
コマンドインタフェースユニット（コマンドＩＦＵ）
３、ＣＰＵ４、通話路制御部５、通話回路６、電話回線
毎の応答メッセージＡ、Ｂを格納する応答メッセージ送
出部７、相手からの各用件を記録する用件録音部９とい
ずれの回線からの着信かを記録する回線記録部１０を有
する記録装置８、記録装置８の用件録音部９に接続され
た用件再生用スピーカ１１、記録装置８の回線記録部１
０に接続された回線表示部１２、任意電話回線からの着
信に応答するように設定する回線設定部１３、及び留守
設定スイッチ１４を備える。

【００１４】コマンドＩＦＵ３及び通話路制御部５はホ
ームテレホンケーブル２に接続され、通話路制御部５に
は、通話回路２６を介して応答メッセージ送出部７及び
記録装置８が接続されている。また、ＣＰＵ４にはコマ
ンドＩＦＵ３、通話路制御部５、通話回路２６、応答メ
ッセージ送出部２７及び記録装置２８の用件録音部９と
回線記録部１０、及び回線設定部１３、留守設定スイッ
チ１４がそれぞれ接続され、制御できる構成になってい
る。

【００１５】図２において、１５はホームテレホンシス
テム主装置であり、この主装置１５には、ＮＴＴ（登録
商標）−Ａ、ＮＴＴ−Ｂに相当する複数の電話回線１６
が接続され、さらに、主装置１５には、ホームテレホン
ケーブル２を介して留守番電話機１が接続されている。

【００１６】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図１及び図２において、留守設定スイッチ１４を留
守状態に設定することにより留守番電話機１が留守番モ
ードに設定されている時に、電話回線１６からの着信が
主装置１５に入力されると、主装置１５が着信を検出
し、留守番電話機１のコマンドＩＦＵ３にホームテレホ
ンケーブル２を介して着信コマンドが入力される。この
着信コマンドをＣＰＵ４に取り込むことにより、ＣＰＵ
４は回線設定部１３で設定された回線設定情報に従って
着信に対応する電話回線を判別し、通話路制御部５を制
御して、着信の入った電話回線に通話回路６開く。次に
応答メッセージ送出部７を作動させて、着信のあった電
話回線に適合する応答メッセージＡまたはＢを通話回路
６、通話路制御部５、ケーブル２及び主装置１５を通し
て電話回線１６に送出するとともに、記録装置８の回線
記録部１０にどの回線からの着信かを記録する。応答メ
ッセージの送出後は、記録装置８を動作させて、その用
件録音部９に電話回線１６から入力されてきた音声等を
記録する。

【００１７】また、記録装置８の用件録音部９に記録さ
れた用件は、留守設定スイッチ１４を留守解除モードに
することにより、用件録音部９から再生されて再生スピ
ーカ１１に出力され、メッセージを音声で出力するとと
もに、出力中のメッセージがいずれの電話回線からのメ
ッセージかを、回線記録部１０からの記録情報に従って
回線表示部１２に表示する。

【００１８】このような本実施の形態においては、電話
回線毎の応答メッセージを設けることにより、回線毎に
応答メッセージを変えることができ、また、各用件を用
件録音部に記録すると同時に回線記録部に使用している
回線情報を記録し、かつ用件再生時には回線毎の再生
と、どの回線の用件かを回線表示部に表示できる構成に
したから、回線毎に録音される用件を管理することがで
きるとともに、いずれの回線の用件かを確認しながら用
件を再生することができ、これによって、１台の留守番
電話機で、あたかも回線毎に留守番電話機が接続された
のと同様な機能を発揮できる。

【００１９】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、電話回線
毎の応答メッセージを設けることにより、回線毎に応答
メッセージを変えることができ、また、各用件の記録と
同時に回線記録手段に使用している回線情報を記録し、
かつ用件再生時には回線毎の再生と、どの回線の用件か
を回線表示手段に表示できる構成にすることにより、回
線毎に録音される用件を管理することができるととも
に、いずれの回線の用件かを確認しながら用件を再生す
ることができ、これに伴い、１台の留守番電話機で、あ
たかも回線毎に留守番電話機が接続されたのと同様な機
能を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態によるホームテレホン用
留守番電話機の構成を示す概略ブロック図

【図２】本発明の留守番電話機を適用したホームテレホ
ンシステムの概略ブロック図

【図３】従来におけるホームテレホン用留守番電話機の
構成を示す概略ブロック図

【符号の説明】

１ 留守番電話機 ２ ホームテレホンケーブル ３ コマンドＩＦＵ ４ ＣＰＵ ５ 通話路制御部 ６ 通話回路 ７ 応答メッセージ送出部 ８ 記録装置 ９ 用件録音部 １０ 回線記録部 １１ 再生用スピーカ １２ 回線表示部 １３ 回線設定部 １４ 留守設定スイッチ １５ 主装置 １６ 電話回線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の電話回線を収容するホームテレホ
   ンシステムの主装置に接続され、前記主装置への着信に
   応答して前記電話回線からのメッセージを記録し再生す
   るホームテレホン用留守番電話機であって、 前記各電話回線のそれぞれに適合させた回線毎の応答メ
   ッセージを有し、着信のあった電話回線に対し適合する
   応答メッセージを該電話回線に送出する応答メッセージ
   送出手段と、前記応答メッセージの送出後に前記電話回
   線からのメッセージを記録する用件録音手段及び留守応
   答中の電話回線を記録する回線記録手段と、前記用件録
   音手段に記録された用件の再生時に前記回線記録手段の
   回線情報を基に再生される用件の電話回線がいずれかを
   表示する回線表示手段とを備えてなるホームテレホン用
   留守番電話機。