JPH09116144A - 絶縁ゲート型静電誘導トランジスタ - Google Patents

絶縁ゲート型静電誘導トランジスタ

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JPH09116144A
JPH09116144A JP29170295A JP29170295A JPH09116144A JP H09116144 A JPH09116144 A JP H09116144A JP 29170295 A JP29170295 A JP 29170295A JP 29170295 A JP29170295 A JP 29170295A JP H09116144 A JPH09116144 A JP H09116144A
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gate
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gate electrode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より広い動作電圧の範囲でドレイン電流が指
数関数的に変化する駆動能力の十分に大きなMOSSI
Tを提供する。 【解決手段】 本発明のMOSSITは、n型のチャ
ネル領域11と、n型のソース領域13及びドレイン
領域14と、ゲートによって制御できない電流成分をな
くすためにソース領域13の底面に接するように設けら
れたp型の半導体領域12と、ソース領域13の近傍
に位置するようにチャネル領域11上に設けられたゲー
ト絶縁膜15及びゲート電極16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は絶縁ゲート型静電誘
導トランジスタに関し、特に駆動能力が大きく、ゲート
容量を小さくし、かつ信頼性に優れた絶縁ゲート型静電
誘導トランジスタ及びその集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタ(以下、MOSFETと称す)は論理回路やメモリ
に用いられており、微細化高集積化が行われている。こ
のMOSFETはドレイン電圧が大きくなっていくとド
レイン電流がドレイン電圧の増加に対して次第に飽和す
る飽和型の電流電圧特性を示している。図11がMOS
FETのドレイン電流とドレイン電圧の関係であり、各
実線はそれぞれ異なるゲート電圧による特性を表してい
る。いずれの場合も、ドレイン電流はドレイン電圧が小
さいうちはドレイン電圧の増加とともに線形に増加し、
あるドレイン電圧で飽和する。
【0003】一方、静電誘導トランジスタ(以下、SI
Tと称す)はドレイン電流がドレイン電圧の増加と共に
増加し続ける不飽和型の電流−電圧特性を有している。
図12に示される様に、異なるゲート電圧の特性を示す
各実線は、いずれもドレイン電圧の増加に対してドレイ
ン電流が増加することを表している。ドレイン電流を制
御しているのはソース前面にある電位障壁であるため、
ドレイン電流はゲート電圧に対してだけでなく、ドレイ
ン電圧に対しても指数関数的に変化する(J.Nishizawa
et.al., IEEE Trans.on Electron Devices, vol.ED-22,
no.4,pp.185-197, 1975)。また、ソース側に直列抵
抗が存在した場合、大電流領域ではドレイン電流がドレ
イン電圧に対して線形で増加するようになることが報告
されている(Y.Mochida et.al., IEEE Trans.on Electr
on Devices, vol.ED-25,no.7, pp.761-767, 1978)。
【0004】この静電誘導トランジスタは次のような特
徴を有している。 1.不飽和型の電流−電圧特性を示すことより、見かけ
の変換コンダクタンスが大きく、出力電流が大きくと
れ、低出力インピーダンスである。 2.ゲート・ソース間を逆バイアスで動作させるため高
入力インピーダンスである。 3.ゲート領域を高不純物密度とできるので、ゲート抵
抗を低減できる。 4.チャネル領域が低不純物密度であり、しかもゲート
領域を小型化できるので、ゲート・ソース間やゲートド
レイン間の電極容量を低減できる。 5.チャネル領域が低不純物密度であるから高耐圧化が
図れる。 6.きわめて広い動作範囲にわたって増幅係数を一定に
保つことができ、きわめて歪の少ない動作が行える。 7.大電流動作における温度係数を負にできることから
熱暴走が起こらない。 このように、静電誘導トランジスタは大電力、高耐圧、
大電流、低歪、高速動作等の様々な面で優れた特性を有
している。
【0005】もちろん静電誘導トランジスタは絶縁ゲー
ト型とすることもでき(例えば特許第1320814
号、以下MOSSITと呼ぶ)、高速・低消費電力の集
積回路用の素子として試作が行われている(T.Nakamura
et.al.,IEEE J.of SolidState Circuits, vol.SC-13,
no.5, pp.572-576, 1978; J.Nishizawa et.al.,IEEE T
rans.on Electron Devices, vol.ED-37, no.8, pp.1877
-1883, 1990 )。
【0006】MOSSITはゲート・ソース間に絶縁膜
が挿入されるために、接合型SITと比べてさらに入力
インピーダンスが大きいだけでなく、ソースの極近傍に
ゲート電極を形成できるため、直列抵抗を減らして駆動
能力を大きくすることができる。すなわちMOSSIT
は基本的に高速・低消費電力の集積回路用の素子として
も優れた特性を有している。
【0007】従来のMOSSITを簡単に説明する。図
13に示されるように、MOSSITはチャネルとなる
p型半導体基板111と、その主表面上に設けられた薄
いゲート酸化膜112及びゲート電極となる多結晶シリ
コン層113と、p型半導体基板111にそれぞれ設け
られたn型で高不純物密度のソース領域114及びドレ
イン領域115とからなる。p型のチャネルの不純物密
度は、拡散電位のみでチャネルがほとんど空乏化するよ
うに設定される。
【0008】このMOSSITの電流−電圧特性を図1
4に示す。同図(a)はドレイン電流とドレイン電圧の
関係であり、横軸がドレイン電圧、縦軸がドレイン電流
の対数プロットであり、各実線は異なるゲート電圧に対
する特性を示している。また同図(b)はドレイン電流
とゲート電圧の関係であり、横軸がゲート電圧、縦軸が
ドレイン電流の対数プロットであり、各実線は異なるド
レイン電圧に対する特性を示している。
【0009】このように、MOSSITにおいて、ドレ
イン電流はドレイン電圧に対してもゲート電圧に対して
も指数関数的に変化し、ソース領域の前面に形成された
電位障壁によって制御されている動作領域があることが
わかる。また、大電流領域、すなわち指数関数特性から
外れるような領域におけるドレイン電流は、直列抵抗や
空間電荷のみならず、表面反転層等によっても影響され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、より広い動作電圧の範囲でドレイン電流がゲート電
圧によってもドレイン電圧によっても指数関数的に変化
し、従来のMOSFETと比べて駆動能力の十分に大き
な絶縁ゲート型静電誘導トランジスタを提供することで
ある。
【0011】また、本発明の他の目的は、表面反転層に
よってドレイン電圧がシールドされず、すなわちその反
転層中の電子によって電位分布が決定されてドレイン電
圧を印加してもソース前面の電位障壁がさがりにくくな
ることがなく、従来のMOSトランジスタと比べて駆動
能力の十分に大きな絶縁ゲート型静電誘導トランジスタ
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、本発明によるMOSSITでは第1にドレイン−
チャネル−ソース間をn−n−n構造として、チ
ャネル領域表面に反転層が形成されて、ドレイン電圧が
シールドされることがないようにする。第2にゲート電
極をソース近傍にのみ設けて、ゲート電極による2次元
効果によってドレイン近傍に大きな電界がかかること防
ぐ。第3にゲートによって制御できない電流成分をなく
すためにソース領域の少なくとも下面に接してp型領域
を形成するとともに実質的に浅いソース領域を形成す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0014】図1(a)に示されるように、本発明のM
OSSIT100 は、チャネル領域となるn型で低不純物
密度の半導体基板11と、その半導体基板11に設けら
れたp型で高不純物密度の半導体領域12と、該半導体
領域12上に設けられたn型で高不純物密度のソース領
域13と、半導体基板11に設けられたn型で高不純物
密度のドレイン領域14と、ソース領域13の近傍に位
置するようにチャネル領域上に設けられたゲート絶縁膜
15と、該ゲート絶縁膜15上に設けられたゲート電極
16とを有する。
【0015】ここで、半導体領域12は、ゲートによっ
て制御できない電流成分をなくすために、少なくともソ
ース領域13の底面に接するように設けられる。ゲート
絶縁膜15は、ソース領域13に接するかあるいは重な
るように、チャネル領域及びソース領域13上に設けら
れる。なお、ゲート電極による2次元効果で、ドレイン
近傍にのみ大きな電界が加わってソース前面の電位障壁
がさがりにくくならないように、ゲート電極16をソー
スの近傍の電位障壁を制御するのに必要最小限に設ける
ことが望ましい。
【0016】同図(b)は、MOSSIT100 における
ソース領域近傍のチャネルと垂直方向(同図(a)中の
X−X’間に相当)の1次元エネルギーバンドを示した
図である。同図において、領域11はn型にドープされ
たチャネル領域、領域15はゲート絶縁膜、領域16は
ゲート電極を、実線1は伝導帯の底を、実線2は価電子
帯の上を、点線3は禁制帯の中央を、破線4はチャネル
領域のフェルミレベルをそれぞれ表している。実線1か
ら明らかなように、電子に対して最もエネルギーの低い
部分はチャネルの内部に形成される。これは、ゲート電
圧とp型半導体領域12の拡散電位によってn型にドー
プされたチャネル領域11に両側から空乏層が広がるた
めである。流れる電流をカットオフするためには、n型
にドープされた半導体領域11に完全に空乏層が広がる
ように、ソース領域13の深さを最適化する。もちろ
ん、半導体領域12に逆バイアスを与えれば、より広い
範囲に空乏層を広げることができるのでソース領域13
の深さを深く設定できる。
【0017】同図(c)は、ドレイン領域近傍のチャネ
ルと垂直方向(同図(a)中のY−Y’間に相当)の1
次元エネルギーバンドを示した図である。なお、図中の
符号は、同図(b)と同様である。同図によると、ドレ
イン領域近傍ではソース近傍に比べて深いところまで電
位の低いところが広がり、表面での電界集中の影響を受
けにくくなっていることが判る。
【0018】同図(d)は、チャネル内部の電位が最も
低い部分のチャネル方向の電位分布(同図(a)中のZ
−Z’に相当)を示す図である。図中、領域13はソー
ス領域、領域11はチャネル領域、領域14はドレイン
領域をそれぞれ表している。同図によれば、ソース領域
の前面に電位障壁が形成され、ドレイン電圧も比較的均
一にチャネル全体に加わる。したがって、ゲート電圧の
みならずドレイン電圧によっても有効にソース前面の電
位障壁を制御でき、大きな駆動能力を得ることができ
る。
【0019】MOSSIT100 では、ドレイン−チャネ
ルーソースをn−n−n構造としており、チャネ
ル領域表面に反転層が形成されてドレイン電圧がシール
ドされることがないようにしている。また、MOSSI
T100 で流すことのできる最大の電流はn−n−n
構造によって決定されると考えられる。n−n
構造ではチャネル長が短くなってくると低電界にお
いてもn領域からの電子のしみだしによってn領域
の電子の密度が上昇する。例えばn領域の中央の電子
密度をNとすれば、 N=(2πεεsikT)/(q) と表される。但し、εは真空中の誘電率、εsiはシ
リコンの比誘電率、kはボルツマン定数、Tは絶対温
度、qは電子の電荷量、Lはn領域(チャネル)の長
さである。この電子密度に略々比例した電流が流れる。
さらにドレイン電界が大きくなるとチャネルに電子が注
入されはじめて電子密度が上がり、空間電荷制限電流が
流れる。
【0020】また、ドレイン電流を確実に制御するため
に、所望のチャネル長とドレイン電圧においてn領域
からしみだす電子の分とチャネルに注入される空間電荷
の分も含めてゲートで空乏化できるようにソース深さを
決定する。チャネル中に形成される電位障壁の頂上の近
傍は横方向電界がほとんどないから、ほぼ平衡状態と考
えて良い。よってゲートに印加できる最大電圧はn型の
チャネル領域の表面に反転層が形成されるような表面ポ
テンシャルになるになるまでで、それ以上は空乏層はも
はや広げられない。この最大の空乏層幅Wmaxは、n
型チャネル領域のフェルミポテンシャルをφとする
と、 Wmax = {2εεsi(2φ)/qN
1/2 と表すことができる。但し、Nは所望のチャネル長と
ドレイン電圧におけるチャネル中央の電子の密度であ
り、Wmaxは電子の密度Nの平方根に比例して減少
する。この関係から、n型のチャネル領域が完全に空乏
化するような範囲にソース領域の深さを計算できる。
【0021】ここで、kT/q=βとあらわすと、 Wmax = L/π(2φ/β)1/2 となる。φの値はn型にドープされた半導体領域11
の不純物密度により異なるが、β〜20βの程度であ
る。従って、Wmaxは略々Lに等しく、高々0.5L
〜2L程度である。ソース領域の深さはこれよりは浅く
設計する。
【0022】更に、図2に本発明のMOSSIT100 の
代表的なドレイン電流とドレイン電圧の関係を示す。各
実線は異なるゲート電圧に対する特性で、不飽和型の電
流−電圧特性を示している。各破線は、比較のために、
従来のMOSFETのドレイン電流とドレイン電圧の関
係の一例を示したものである。同図より明らかなよう
に、本発明のMOSSIT100 では、ドレイン電流が飽
和傾向を示さないので大きな駆動能力が得られる。
【0023】
【実施例】本発明による第1の実施例を図3を参照して
説明する。同図(a)に示されるように、MOSSIT
110 は、p型で低不純物密度の半導体基板10と、該半
導体基板10上に設けられたn型で低不純物密度のチャ
ネル領域11と、そのチャネル領域11に設けられたp
型で高不純物密度の半導体領域12と、該半導体領域1
2上に設けられたn型で高不純物密度のソース領域13
と、チャネル領域11に設けられたn型で高不純物密度
のドレイン領域14と、ソース領域13に接するように
チャネル領域表面の一部分上に設けられたゲート絶縁膜
15と、該ゲート絶縁膜15上に設けられたゲート電極
16とを有する。
【0024】MOSSIT110 では、ゲート電極16は
チャネル領域11の中央部からソース領域13側のチャ
ネル領域11上に形成される。ソース前面の電位障壁の
位置は、ドレイン電圧が印加されていないときにはチャ
ネル領域11の中央であり、ドレイン電圧が印加された
ときにはこれよりもソース側に位置する。そのため、ゲ
ート電極16の長さを少なくともチャネル領域11の長
さの半分以下とすることが望ましい。また、ゲートで制
御できない深い部分を流れる電流を防ぐための半導体領
域12は、その端がソース領域13の端よりもドレイン
領域14寄りになるように形成される。この半導体領域
12もゲート電極16と同様に2次元効果を避けるため
に、チャネル領域11の長さの半分以下の張りだしであ
ることが望ましい。ソース領域13の深さは、ドレイン
領域14の深さに比べて浅く形成されており、ゲートで
制御できない深い部分を流れる電流を防いでいる。
【0025】チャネル領域11の不純物密度は1011
〜1018cm−3程度であり、イオン注入、熱拡散法
若しくエピタキシャル成長法を用いて形成される。ソー
ス領域13およびドレイン領域14はイオン注入法や熱
拡散法によって形成され、その不純物密度は1019
1021cm−3程度、拡散深さは0.05〜0.5μ
m程度である。半導体領域12の不純物密度は1017
〜1019cm−3程度であり、イオン注入等で形成さ
れる。ゲート絶縁膜15として、薄いシリコン酸化膜が
よく用いられ、膜厚は1.5nm〜100nm程度であ
る。絶縁膜の材料としては、熱酸化膜に限られるわけで
はなく、酸化膜と窒化膜との複合膜等でも良い。ゲート
電極16は、たとえば不純物を高濃度にドープした多結
晶シリコン膜等が挙げられ、100nm〜500nm程
度の膜厚である。もちろん、多結晶シリコンの上に高融
点金属や高融点金属シリサイドを張り合わせたものでも
構わないし、金属膜でも良い。なお、図示していないが
ソース領域13およびドレイン領域14上には絶縁膜が
形成され、それぞれコンタクト孔を介して電極が設けら
れてAl等の金属配線に接続される。
【0026】更に、第1の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT110 と同じところは
省略する。MOSSIT120 では、ゲート電極16をチ
ャネル領域11の表面全体に形成する。ソース領域13
の近傍のチャネル領域11上にはゲート酸化膜が形成さ
れ、ドレイン領域14の近傍のチャネル領域11上は厚
い酸化膜17が形成される。そのため、ゲート電極16
をチャネル領域11の全体に形成しても、MOSSIT
110 と同様の効果を得ることができる。
【0027】このような構造によれば、ソース前面の電
位障壁をゲート電圧のみならず、ドレイン電圧によって
も有効に制御でき、広い範囲にわたって指数関数則にし
たがったドレイン電流を流すことができる。したがっ
て、駆動能力の大きなトランジスタを得ることができ
る。
【0028】本発明による第2の実施例を図4を参照し
て説明する。同図(a)に示されるように、MOSSI
T130 は、p型で比較的高不純物密度の半導体基板21
と、その半導体基板21上に設けられたn型で低不純物
密度のチャネル領域11と、半導体基板21に設けられ
たn型で高不純物密度のソース領域13と、チャネル領
域11に設けられたn型で高不純物密度のドレイン領域
14と、ソース領域13に重なるようにチャネル領域表
面の一部分上に設けられたゲート絶縁膜15と、該ゲー
ト絶縁膜15上に設けられたゲート電極16とを有す
る。このMOSSIT130 では、ソース領域13の底面
及び側面の少なくとも一部分を半導体基板21に接する
ように形成し、界面から離れた部分でのゲートで制御で
きない電流を抑制する。また、ソース領域13を半導体
基板21内に設けることにより、ソース領域13とドレ
イン領域14の拡散深さを同じとすることができる。
【0029】更に、第2の実施例の変形例を同図(b)
を参照して説明する。なお、MOSSIT130 と同じと
ころは省略する。MOSSIT140 は、チャネル領域と
なるn型で低不純物密度の半導体基板22と、半導体基
板22に設けられたp型で比較的高不純物密度の半導体
領域23と、その半導体領域23に設けられたソース領
域13と、半導体基板22に設けられたドレイン領域1
4と、ソース領域13に重なるようにチャネル領域表面
の一部分上に設けられたゲート絶縁膜15と、該ゲート
絶縁膜15上に設けられたゲート電極16とを有する。
MOSSIT140 では、MOSSIT130 と異なり、基
板としてn型の半導体基板22を用いているため、ソ
ース領域13の底面と側面の少なくとも一部に接するp
型の半導体領域23を形成する。この半導体領域23
は例えばイオン注入によって形成でき、通常のイオン注
入においても注入したイオンの分散の分だけn型チャネ
ル領域(半導体基板22)にはみ出して形成できる。
【0030】MOSSIT130 ,140 のいずれの場合
も、ソース領域13の側面を囲むp領域(半導体基板
21,半導体領域23)はドレイン側にドレイン側に張
り出しているが、その張り出しはゲート電極16と同様
に電位障壁が形成される程度である。
【0031】本発明による第3の実施例を図5を参照し
て説明する。同図(a)に示されるように、MOSSI
T150 は、p型で低不純物密度の半導体基板10と、該
半導体基板10上に設けられたn型で低不純物密度のチ
ャネル領域11と、半導体基板10上にかつチャネル領
域11に接するように設けられたp型で高不純物密度の
半導体領域12と、チャネル領域11に設けられた溝部
24(U字型)と、半導体領域12上に設けられたソー
ス領域13と、溝部24の側壁及び底面からチャネル領
域11に設けられたドレイン領域14と、ソース領域1
3及びチャネル領域11表面の一部分上に設けられたゲ
ート絶縁膜15と、その上に設けられたゲート電極16
とを有する。
【0032】半導体領域12はソース領域13の底面に
接しており、半導体領域12の端はソース領域13の端
よりもドレイン側に張り出している。いうまでもなく、
半導体領域12により、ゲートで制御できない深い部分
を流れる電流を防いでいる。また、MOSSIT150 で
は、溝部24を設けたことにより、1度のイオン注入の
工程で深いドレイン領域14と浅いソース領域13とが
同時に形成できる。特に斜め注入を行えば溝部24の側
壁のドレイン領域を容易に形成することができる。
【0033】更に、第3の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT150 と同じところは
省略する。MOSSIT160 は、半導体基板10と、半
導体基板10上に設けられたチャネル領域11と、チャ
ネル領域11に接するように半導体基板10上に設けら
れた半導体領域12と、半導体領域12上に設けられた
ソース領域13と、チャネル領域11に隣接するように
半導体基板10上に設けられたドレイン領域14と、ソ
ース領域13の側壁及びそれに続くチャネル領域11の
表面上に設けられたゲート絶縁膜15と、該ゲート絶縁
膜15上に設けられたゲート電極16とを有する。チャ
ネル領域11は溝部24により露出されており、ソース
領域13はその底面が半導体領域12と接し、その側面
の一部は溝部24の側壁であり、その側面の他の一部は
チャネル領域11と接した構造である。
【0034】このMOSSIT160 では、イオン注入等
を用いてソース領域13を形成すると同時に、チャネル
領域11に設けた溝部24の底面の一部からチャネル領
域11にイオン注入等によりドレイン領域14を形成す
る。しかし、ソース領域13はその側面の一部がチャネ
ル領域11と接する構造であるため、ソース領域13を
ドレイン領域14と同時に形成しても、溝部24の深さ
分だけ実質的に浅いソース領域を形成できる。しかも、
反応性イオンエッチング等の技術を用いて、溝部24の
側壁に薄いゲート電極を残すこともできるので、ソース
近傍にのみ短いゲート電極を形成することができるとい
う利点も有する。
【0035】本発明による第4の実施例を図6を参照し
て説明する。MOSSIT170 は、n型で低不純物密度
のチャネル領域11と、該チャネル領域11を挟み対向
するようにそれぞれ設けられたn型で高不純物密度のソ
ース領域13及びドレイン領域14と、ソース領域13
に接するか若しくは重なるようにチャネル領域11の表
面の一部分上に設けられたゲート絶縁膜15a及びその
上に設けられたゲート電極16aと、ゲ−ト絶縁膜15
a及びゲート電極16aに対向するようにチャネル領域
11の他の表面の一部分上に設けられたゲ−ト絶縁膜1
5b及びゲート電極16bとを有する。
【0036】MOSSIT170 では、チャネル領域11
の対向する両面にゲート酸化膜15a,b及びゲート電
極16a,bを形成する。この構造であると、これまで
の実施例のようにソース領域底面に接したp型で高不純
物密度の半導体領域を必ずしも必要としない。双方のゲ
ート電極に挟まれたチャネル領域の幅が、ゲート電極で
制御できる範囲にあれば良いわけである。
【0037】なお、このような構造のMOSSIT170
は絶縁基板上等に形成することができる。もちろん、半
導体基板の表面に反応性イオンエッチング技術等を用い
てプラグを形成して、縦方向にn−n−n構造を
構成し、その周囲にゲート電極を巻き付けたような構造
としても良い。
【0038】本発明による第5の実施例を図7を参照し
て説明する。同図(a)によれば、MOSSIT180
は、ドレイン領域となるn型で高不純物密度の半導体基
板25(以下、ドレイン領域25)と、該ドレイン領域
25の表面の一部分上に設けられたn型で低不純物密度
のチャネル領域11と、該チャネル領域11上の中心部
に設けられたp型で高不純物密度の半導体領域12と、
該半導体領域12の周囲に位置するようにチャネル領域
11上に設けられたn型で高不純物密度のソース領域1
3と、該ソース領域13及びチャネル領域11の表面の
一部分上に設けられたゲート絶縁膜15及びゲート電極
16とを有する。
【0039】MOSSIT180 では、ドレイン領域25
−チャネル領域11−ソース領域13を縦方向に形成
し、ゲート絶縁膜15及びゲート電極16をソース領域
13及びチャネル領域11の周囲に巻き付けている。同
図のように、プラグ(チャネル領域11部分)の直径が
太くても、その中心部にゲートで制御することができな
い電流を抑制するための半導体領域12を設けること
で、ゲート、ドレインの双方でドレイン電流を制御する
ことができるようになる。なお、図中、半導体領域12
の深さはソース領域13より少し深く形成されている
が、同じ深さであっても良い。
【0040】更に、第5の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT180 と異なるところ
のみを説明する。MOSSIT190 はドレイン領域25
と、凸状のチャネル領域11と、そのチャネル領域11
の先端部上に設けられたソース領域13と、ソース領域
13とチャネル領域11の切り欠け部の周囲に設けられ
たゲート絶縁膜15及びゲート電極16とを有する。M
OSSIT190 では、チャネル領域11の太さを途中で
変えることにより、MOSSIT180 で必要であった半
導体領域12を形成する必要がない。
【0041】このように、ドレイン−チャネル−ソース
を縦方向に形成したとしても、ソース領域近傍のチャネ
ル領域上に形成することにより第1の実施例等と同様の
効果を得ることができる。また、例えば第1の実施例で
説明したソース領域の浅い拡散深さから得る効果は、第
5の実施例では半導体領域12をプラグの中心部に形成
したりプラグを凸状に形成したりすることで実現でき
る。
【0042】また、本発明によるMOSSIT100 〜19
0 において流せる最大の電流はn−n−n構造に
よって決定されると考えられる。つまり、ドレインに電
圧を印加していって、チャネル中の電子の密度が増加す
ると、この空間電荷によって電位分布が決定されて、空
間電荷制限電流が流れるようになる。従って、後述する
ように、ドレイン電圧に連動した別のゲート電極によっ
て、ドレイン近傍の空間電荷の分布を制御すれば、より
大きな電流を流せることが可能である。
【0043】以下、MOSSIT100 及びMOSSIT
170 を例にドレイン電圧に連動した別のゲート電極を有
するMOSSITを説明する。
【0044】本発明による第6の実施例を図8を参照し
て説明する。同図(a)に示されるように、MOSSI
T200 は、チャネル領域ともなるn型で低不純物密度の
半導体基板(以下、チャネル領域)11と、該チャネル
領域11に設けられたp型で高不純物密度の半導体領域
12と、該半導体領域12上に設けられたn型で高不純
物密度のソース領域13と、チャネル領域11に設けら
れたn型で高不純物密度のドレイン領域14と、ソース
領域13の近傍に位置するようにチャネル領域11の一
部分上に設けられたゲート絶縁膜15と、該ゲート絶縁
膜15上に設けられたゲート電極16と、ドレイン領域
14の近傍に位置するようにチャネル領域11の一部分
上に設けられたゲート絶縁膜17と、該ゲート絶縁膜1
7上に設けられたゲート電極18とを有する。ゲート絶
縁膜17及びゲート電極18は、ドレイン領域14に接
するか或いは重なるように形成される。ゲート電極16
にはゲート電圧VG1が印加され、ゲート電極18には
ドレイン電圧Vと同程度の電圧VG2が印加される。
【0045】更に、第6の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT200 と異なるところ
のみを説明する。MOSSIT210 はチャネル領域11
と、チャネル領域11に設けられた半導体領域12と、
半導体領域12上に設けられたソース領域13と、チャ
ネル領域11に設けられたドレイン領域14と、ソース
領域13の近傍に位置するようにチャネル領域11の一
部分上に設けられたゲート絶縁膜15と、該ゲート絶縁
膜15上に設けられたゲート電極16と、ドレイン領域
14の近傍に位置するようにチャネル領域11の一部分
上に設けられたゲート絶縁膜17と、ドレイン領域(電
極)14に直接接続されかつゲート絶縁膜17上に設け
られたゲート電極19とを有する。
【0046】本発明による第7の実施例を図9を参照し
て説明する。同図(a)によれば、MOSSIT220
は、チャネル領域11と、チャネル領域11に設けられ
た半導体領域12と、該半導体領域12上に設けられた
ソース領域13と、チャネル領域11に設けられたドレ
イン領域14と、チャネル領域11上に設けられたゲー
ト絶縁膜20と、ドレイン領域14の近傍に位置するよ
うにゲート絶縁膜20の一部分上に設けられたゲート電
極18と、ソース領域13の近傍に位置するようにゲー
ト絶縁膜20の一部分上に設けられると共にその一端が
絶縁膜を介してゲート電極18と重なるように設けられ
たゲート電極16とを有する。ゲート電極16にはゲー
ト電圧VG1が印加され、ゲート電極18にはドレイン
電圧Vと同程度の電圧VG2が印加される。
【0047】更に、第7の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT220 と異なるところ
のみを説明する。MOSSIT230 は、チャネル領域1
1と、チャネル領域11に設けられた半導体領域12
と、半導体領域12上に設けられたソース領域13と、
チャネル領域11に設けられたドレイン領域14と、チ
ャネル領域11上に設けられたゲート絶縁膜20と、そ
の一端がドレイン領域(電極)14に直接接続されると
共にドレイン領域14の近傍に位置するようにゲート絶
縁膜20の一部分上に設けられたゲート電極19と、ソ
ース領域13の近傍に位置するようにゲート絶縁膜20
の一部分上に設けられると共にその一端が絶縁膜を介し
てゲート電極19と重なるように設けられたゲート電極
16とを有する。
【0048】本発明による第8の実施例を図10を参照
して説明する。同図(a)に示されるようにMOSSI
T240 は、n型で低不純物密度のチャネル領域11と、
該チャネル領域11を挟み対向するようにそれぞれ設け
られたn型で高不純物密度のソース領域13及びドレイ
ン領域14と、チャネル領域11の表面上に設けられた
ゲート絶縁膜20aと、該ゲート絶縁膜20aに対向す
るようにチャネル領域11の他の表面上に設けられたゲ
ート絶縁膜20bと、ドレイン領域14の近傍に位置す
るようにゲート絶縁膜20aの一部分上に設けられたゲ
ート電極18aと、ソース領域13の近傍に位置すると
共にその一端がゲート電極18aと絶縁膜を介して重な
るようにゲート絶縁膜20aの一部分上に設けられたゲ
ート電極16aと、ゲート電極18a及びゲート電極1
6aと対向するようにゲート絶縁膜20b上に設けられ
たゲート電極18b及びゲート電極16bとを有する。
【0049】更に、第8の実施例の変形例を同図(b)
より説明する。なお、MOSSIT240 と異なるところ
のみを説明する。MOSSIT250 はチャネル領域11
と、該チャネル領域11を挟むようにそれぞれ設けられ
たソース領域13及びドレイン領域14と、チャネル領
域11の表面及び他の表面上にそれぞれ設けられたゲー
ト絶縁膜20a及びゲート絶縁膜20bと、ドレイン領
域(電極)14に直接接続すると共にドレイン領域14
の近傍に位置するようにゲート絶縁膜20aの一部分上
に設けられたゲート電極19aと、ソース領域13の近
傍に位置すると共にその一端がゲート電極19aと絶縁
膜を介して重なるようにゲート絶縁膜20aの一部分上
に設けられたゲート電極16aと、ゲート電極19a及
びゲート電極16aと対向するようにゲート絶縁膜20
b上に設けられたゲート電極19b及びゲート電極16
bとを有する。
【0050】第6乃至第8の実施例で説明したように、
ソース領域の近傍に設けられるゲート電極のほかに、ド
レイン領域を近傍に別のゲート電極を設けることによ
り、ドレイン電界を制御することができ、より大きな駆
動能力が得られる。なお、MOSSIT100 ,170 以外
の構造であっても別のゲート電極を有する効果は同様で
ある。
【0051】また、これまでnチャネル絶縁ゲート型静
電誘導トランジスタについて説明してきたが、これに限
られるわけではなく、pチャネル絶縁ゲート型静電誘導
トランジスタについても同様である。
【0052】
【発明の効果】本発明によるMOSSITによれば、ゲ
ート電圧のみならずドレイン電圧によっても有効にソー
ス前面の電位障壁を制御でき、大きな駆動能力を得るこ
とができる。また、従来のMOSFETと異なりドレイ
ン近傍にのみ大きな電界が加わるのではないためホット
キャリア耐性が高く、半導体−絶縁膜界面に電流を流さ
ないので界面のトラップ等の影響を受けにくく低雑音で
ある等の特徴を有する。駆動能力が大きく信頼性の高い
絶縁ゲート型静電誘導トランジスタを提供することがで
き、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるMOSSIT100 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は同図(a)中のX−X
´に沿った電位分布を示す図であり、(c)は同図
(a)中のY−Y´に沿った電位分布図であり、(d)
は同図(a)中のZ−Z´に沿った電位分布を示す図で
ある。
【図2】MOSSIT100 のドレイン電流とドレイン電
圧の関係(実線)を示すと共にMOSFETのドレイン
電流とドレイン電圧の関係(破線)を示す図である。
【図3】(a)は本発明によるMOSSIT110 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT120 を摸式的に示す断面図である。
【図4】(a)は本発明によるMOSSIT130 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT140 を摸式的に示す断面図である。
【図5】(a)は本発明によるMOSSIT150 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT160 を摸式的に示す断面図である。
【図6】本発明によるMOSSIT170 を摸式的に示す
断面図である。
【図7】(a)は本発明によるMOSSIT180 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT190 を摸式的に示す断面図である。
【図8】(a)は本発明によるMOSSIT200 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT210 を摸式的に示す断面図である。
【図9】(a)は本発明によるMOSSIT220 を摸式
的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOSS
IT230 を摸式的に示す断面図である。
【図10】(a)は本発明によるMOSSIT240 を摸
式的に示す断面図であり、(b)は本発明によるMOS
SIT250 を摸式的に示す断面図である。
【図11】MOSFETのドレイン電流とドレイン電圧
の関係を示す図である。
【図12】SITのドレイン電流とドレイン電圧の関係
を示す図である。
【図13】従来のMOSSITを摸式的に示す断面図で
ある。
【図14】従来のMOSSITにおける特性を示し、
(a)はドレイン電圧に対するドレイン電流の関係を対
数を用いて示した図であり、(b)はゲート電圧に対す
るドレイン電流の関係を対数を用いて示した図である。
【符号の説明】
11…n型の半導体基板(チャネル領域)、12…p
型の半導体領域 13…n型のソース領域、14…n型のドレイン領
域 15(15a,15b)…ゲート絶縁膜、16(16
a,16b)…ゲート電極 17…ゲート絶縁膜、18(18a,18b)…ゲート
電極 19(19a,19b)…ゲート電極、20(20a,
20b)…ゲート絶縁膜 21…p型の半導体基板、22…n型の半導体基板 23…p型の半導体領域、24…溝部、25…n
の半導体基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型のシリコン基板の一主表面
    に形成された第2の導電型で高不純物密度のソース領域
    とドレイン領域を有し、前記ソース領域とドレイン領域
    に挟まれた主表面に第2の導電型の半導体領域を有し、
    少なくとも前記ソース領域の底面に接した第1の導電型
    の半導体領域を有し、前記第2の導電型の半導体領域の
    一部分の表面に前記ソース領域に接するか、もしくは重
    なる部分を有して絶縁膜とゲート電極とを有したことを
    特徴とする絶縁ゲート型静電誘導トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記ドレイン領域の深さよりも前記第1
    の導電型の半導体領域の上端が浅いことを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項記載の絶縁ゲート型静電誘導トラ
    ンジスタ。
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